JPS63124233A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光学的に情報を書き込むあるいは読み取る装置
の対物レンズ駆動装置に関するものである。

従来の技術 対物レンズ駆動装置は、コンパクトディスクなどの記鎌
媒体の反りやディスク取シ付は時の傾き等によって起こ
る記録媒体面が上下動する７オーカスずれや、情報を記
録するまたは記録されたトラックの中心と、ディスク回
転中心が一致していないことによる偏心等のトラッキン
グずれを補正するために、対物レンズを前記記録媒体面
に対して垂直な方向の光軸方向（以下フォーカス方向Ｆ
という）および前記記録媒体面に対して平行な方向の半
径方向（以下トラッキング方向Ｔという）の２軸に駆動
する。

従来のこの種の対物レンズ駆動装置は第４図のような構
造になっている。

すなわち、１は記録媒体上に光学的に情報を書き込むあ
るいは読み取る装置の対物レンズ（以下レンズという）
、２はレンズ１を保持するレンズホルダで、し／ズ１と
レンズホルダ２とが第１の可動部であシ、３が軸４によ
シトラッキング方向Ｔにのみ回動自在勤くように保持さ
れた第２の可動部である。前記第１．第２の可動部はフ
ォーカス方向Ｆにのみ可動である板バネ６１〜６ｄを介
して連結し、磁気回路ｅａ、ｅｂとフォーカス用駆動コ
イル７とによって生じる駆動力によって前記第１の可動
部のみ７オーカス方向Ｆに駆動する。

また、磁気回路ｓａ、ｅｂ、６ｃとトラッキング用駆動
コイル８ａ　、８ｂ　、８ｃとによシ生じる駆動力によ
って、前記第１．第２の可動部を軸４を中心にして回動
し、トラッキング方向Ｔの変位を得る。第２の可動部３
に取シ付けられたトラッキング用バネ９によって可動部
が元の位置に復帰する。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような構造のものでは、軸と軸受間
の隙間を小さくしようとすると回動に対して摩擦力が生
じ、軸と軸受間の隙間を大きくすると可動部全体が傾く
という問題点があった。

本発明は、構造が簡単でしかも軸受に見られる摩擦や摩
耗のない安定したトラッキング特性を有する対物レンズ
駆動装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 前記問題点を解決する本発明の技術的な手段は、前記第
２の可動部に複数のバネ部材を直交するように取シ付け
る。前記第２の可動部をベース部から浮かすように前記
バネ部材の他端を直接または固定部材を介して前記ベー
ス部に固定する。前記複数のバネ部材の中間点で互いに
直交するように配置するとともに、前記第１．第２の可
動部の全可動部重心を前記バネ部材の直交する点に一致
させた構成となっている。

作用 本発明は、上記した構成によシ、第２の可動部はバネ部
材によって、バネ部材の直交する点を中心にして回動す
ることになる。しかも、複数のバネ部材を直交に配置し
ているため、対物レンズをリニアモータ等に搭載し高速
移動（アクセスンを行っても、対物レンズアクチュエー
タの全可動部の重心は、バネ部材の直交する点に位置す
るように調整しているため、高速移動時の対物レンズア
クチュエータにかかる抗力は全可動部重心に加わるが、
一部のバネ部材を引っ張る方向や、座屈させる方向に働
くため、この抗力に対して強く、異常振動を防ぐことが
できるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
１図は本実施例の対物レンズ駆動装置の分解斜視図を示
すものである。図中、従来例と同じ構成のものは同一番
号を付は説明を省略する。

第１図において、レンズ１とフォーカスコイル７とトラ
ッキングコイルｓａ、ａｂが取シ付けられたレンズホル
ダ２とが第１の可動部であシ、トラッキングコイル８ｃ
を取シ付けた第２の可動部どは、複数のフォーカス用板
バネ６ａ〜５ｄで連結されており、また第２の可動部１
３には複数のトラッキング用バネ部材１１ａ、１１ｂの
一端が取９付けられ、バネ部材１１＆、１１ｂの他端は
、バネ固定用部材１２を介してベース部１０に固定され
ている。各バネ部材１１ａ、１１ｂは、中間点で直交す
るように配置している。前記第１．第２の可動部から成
る全可動部は、その重心を、複数のトラッキング用バネ
部材１１ａ、１１ｂの直交する点と一致するように構成
されている。第２の可動部１３は、前記第１の可動部が
７オーカス方向Ｆに駆動されても、トラッキングバネ部
材１１１Ｌによって、振動しないように固定され、トラ
ッキング方向の変位のみ得るように、複数のバネ部材１
１ａ、１１ｂの直交点を中心にして回動自在となるよう
に構成されている。

第２図は、第１図の要部拡大図である。トラッキングバ
ネ部材１１ａは板バネで構成され、一端は第２の可動部
９の中心部に、他端は固定用部材１２に固定される。中
央部に設けられた孔１４を通すようにもう一つのバネ部
材１１ｂが配置させられ、一端は第２の可動部に設けら
れた支持部材１６を介して第２の可動部９に、他端は固
定用部材１２に取シ付けられている。この固定用部材１
２は図示していないベース部に固定されるものである。

以上のように構成された本実施例につき、以下その動作
を説明する。

トラッキング用バネ部材１１１Ｌは、フォーカス方向Ｆ
には動きにくく、トラッキング方向Ｔには曲がシ易いよ
うに板バネの幅方向をフォーカス方向に沿うように取シ
付けられているため、フォーカス方向Ｆの振動に対して
は強い構造となっている。したがって第１の可動部がフ
ォーカス方向Ｆに振動しても第２の可動部９は振動せず
、トラッキング方向Ｔにのみ回動可能となる。さらに、
本発明の対物レンズ駆動装置をリニアモータ等の移送体
に搭載し、高速にトラッキング方向Ｔに移動させた場合
でも、移動に伴って起こる抗力は、対物レンズ駆動装置
の全可動部重心が複数のトラッキングバネ部材１１ａ、
１１ｂの直交点に一致しているため、トラッキング用バ
ネ部材１１ｂを引っ張ったり、座屈させる方向に働くた
め、移動しにくい構造となシ、全可動部を固定できるこ
とになる。その結果、従来、軸受等を用いて実現されて
来た回動部を、板バネ構成で達成することができ、また
従来軸受等で生じていた摩擦や摩耗を無くすることがで
き、また、軸・軸受間の隙間のために生じるレンズ傾き
や、余分な共振現象も抑圧でき、良好なトラッキング特
性が得られるものである。

第３図は本発明の他の実施例の要部拡大図である。トラ
ッキング用バネ部材１６１Ｌ　、　１６ｂは共に板バネ
でできている場合であり、第１図、第２図で説明したも
のと同じ動作作用を得ることができる。

この他の実施例として示していないが、多層にトラッキ
ング用バネ部材を設けても良く、マたバネ部材の他端を
直接ベースに固定しても良い。

発明の効果 本発明は、トラッキング方向の変位を、複数個のトラッ
キングバネ部材の直交点を中心にした回転によって得る
対物レンズ駆動装置である。バネ部材を使用しているた
め、トラッキング方向の中立点への復元力も強く正確に
中立点へ復帰する。

第２の可動部は板バネ支持であるため、フォーカス方向
Ｆへの変位も抑圧でき、レンズ傾きも少なくすることが
できる。本発明の対物レンズ駆動装置をトラッキング方
向に高速移動しても、トラッキングバネ部材の直交する
位置に全可動部重心を一致させているためダイナミック
バランスがとれ、レンズの振動が起きず、良好なトラッ
キング特性を得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の対物レンズ駆動製蓋の分解
斜視図、第２図は同対物レンズ駆動装置の要部を拡大し
た斜視図、第３図は同対物レンズ駆動装置の要部の他の
実施例の斜視図、第４図は従来の対物レンズ駆動装置の
斜視図である。 １・・・・・・対物レンズ、２・・・・・・レンズホル
ダ、３・・・・・・第２の可動部、４・・・・・・軸あ
るいはピボット、５ａ〜６ｄ・・・・・・フォーカス用
板バネ、６ＩＬ〜６Ｇ・・・・・・磁気回路、７・・・
・・・フォーカス用駆動コイル、８ａ〜８ｂ・・・・・
・トラッキング用駆動コイル、９・・・・・・トラッキ
ング用バネ、１０・・・・・・ベース部、１１ａ。 １１ｂ・・・・・・トラッキング用バネ部材、１２・・
・・・・バネ固定用部材、１３・・・・・・第２の可動
部、１６・・・・・・支持部材、１６ａ、１６ｂ・・・
・・・トラッキング用バネ部材。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録媒体上に光学的に情報を書き込むあるいは読
   み取る装置の対物レンズを、記録媒体面に対して垂直か
   つ光軸方向であるフォーカス方向と、光軸に垂直かつ半
   径方向であるトラッキング方向とに駆動するために、前
   記対物レンズと前記対物レンズを保持するレンズホルダ
   よりなる第１の可動部と、第２の可動部とをフォーカス
   方向に可動可能になるように１個あるいは複数個の板バ
   ネで連結し、第２の可動部に複数の直交するトラッキン
   グバネの一端を取り付け、他端を直接または固定部材を
   介してベース部に固定し、前記第１、第２の可動部の全
   可動部重心を、前記複数の直交するトラッキングバネの
   直交する点に一致させたことを特徴とする対物レンズ駆
   動装置。
2. （２）複数個のトラッキングバネに板バネ、ワイヤ等を
   用いた事を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の対物
   レンズ駆動装置。
3. （３）複数個のトラッキングバネの直交するポイントは
   、固定部分を除くバネ長の略中間点に一致させたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の対物レンズ駆動
   装置。
4. （４）複数個のトラッキングバネの一部をトラッキング
   方向とは直角方向で、第１の可動部と第２の可動部を結
   ぶ方向に、残りトラッキングバネをトラッキング方向に
   沿うように配置したことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の対物レンズ駆動装置。