JPS63122960A

JPS63122960A - 液体分注装置

Info

Publication number: JPS63122960A
Application number: JP26897886A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Tsunoda; 角田　哲男
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-11-12
Filing date: 1986-11-12
Publication date: 1988-05-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、自動化学分析装置等に用いられる液体分注装
置に関し、特に、アーム回転型液体分注装置の改良に関
する。

（従来の技術）血清、尿等のサンプル中に含まれる特定成分を検出する
自動化学分析装置では、サンプル又は反応を促する試薬
等を分注するための液体分注装置が備わっている。

この種の液体分注装置には、大別してアーム回転型とロ
ンド移動型とがある。アーム回転型は、倒立アームに水
平アームが設けられ、端部にノズルを備えた水平アーム
が水平面上で回転して周囲に配置された反応トレイ、試
薬トレイ等の間でサンプル、試薬等の分注を行うように
したものである。また、Ｏラド移動型は、反応トレイ、
試薬トレイ等の上部にロンドが架は渡され、このロンド
上をノズルを備えた移動ブロックが移動することにより
サンプル、試薬等の分注を行うようにしたものである。

第４図は従来のアーム回転型液体分注装置を、反応トレ
イ、試薬トレイとの関係で示した図であり、第５図は同
アーム回転型液体分注装置の構成図である。

第４図において、アーム回転型液体分注装置は、倒立ア
ーム４０に水平アーム４１が取付けられ、水平アーム４
１の端部にはノズル４２が設けられて構成されている。

ここで、水平アーム４１は図示Ｃ，Ｄ方向に回動可能に
なっており、周囲には扇状に試薬トレイ４６が配置され
、また、反応トレイ４７が配置され、ここでは第１．第
２の試薬分注部４８ａ、４８ｂが設定されている。ここ
で、４５は自動化学分析装置の筐体である。

第４図おける液体分注装置は、その詳細が第５図に示さ
れるように、アーム構成としては、倒立アーム４０に水
平アーム４１が取付けられており、水平面内で図示Ｂ方
向に回転可能であって且つ図示六方向の鉛直方向に昇降
可能に構成されている。

ここで、４３はノズル４２の吸引、吐出を駆動するポン
プであり、４４はノズル４２とポンプ４３とを連結する
チューブ（パイプ）である。

このような構成では、チューブ４４の一端はノズル４２
に固定され、他端はポンプ４３に固定されており、且つ
ノズル４２は回転する水平アーム４１に固定され、ポン
プ４３は筺体４５に固定されているため、水平アーム４
１の回動に伴いチューブ４４にねじれが生じてしまう。

このために予め、水平アーム４１の回動に一定の制約を
設けて、上述したチューブ４４のねじれが発生しないよ
うにしている。この場合、ねじれの許容範囲は、せいぜ
い水平アーム４１を同一方向に数回転するに止まるので
、第４図に示す構成であれば、扇状に配置された試薬ト
レイ４６の上方で回動移動する水平アーム４１の可動域
は、第１試薬分注部４８ａと第２試薬分注部４８ｂの中
間つまり図示斜線部４９に限定されたものとなっている
。したがって、水平アーム４１が第１試薬分注部４８ａ
にあり、次に試薬トレイ４６のある試薬部４６ａに移動
するには、水平アーム４１は図示Ｃ方向には回動できず
、図示り方向に遠回りせざるを得す、移動時間の増大が
生じてしまう。

（発明が解決しようとする問題点）このように従来の技術にあっては、チューブのねじれを
制限するために、アームの回動方向及び回動量が制限さ
れたものとなっているので、分注のアクセス時間が多く
かかるという問題があった。

そこで本発明の目的は、アームの回動方向及び回動量が
制限されず、高速アクセスが可能な液体分注装置を提供
することにある。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）本発明は上記問題点を解決し且つ目的を達成するために
次のような手段を講じたことを特徴としている。すなわ
ち、本発明による液体分注装置は、一端部にノズルが設
けられた水平アームの他端部が倒立アームに支持され、
該他端部側を中心として上記水平アームが水平面上で回
転可能であり、上記ノズルにはパイプの一端部が接続さ
れ、その他端部が上記倒立アームの反水平アーム側端部
に導出されて基台上に設けられたポンプに接続されてな
り、上記パイプの水平アーム及び倒立アームにおける少
なくとも一部位に回転連結部材が介挿されてなることを
特徴とする。

（作用）このような手段を講じた本発明によれば、回転連結部材
によりパイプのねじれが生じなく、このために、アーム
の回動方向及び回動量が制限されず、高速アクセスが可
能になる。

（実施例）先ず、実施例の説明に先立ち、本発明が適用される自動
化学分析装置の構成について第３図を参照して説明する
。

第３図は本発明の分注装置が適用される自動化学分析装
置の構成図であり、自動化学分析部１、分析データ処理
部２より構成されている。

自動化学分析部１は、多数の反応セル（反応管）４を円
形状に支持し分析データ処理部２のＣＰＵ（マイクロプ
ロセッサ）３０により制御されて図示Ｘ方向に１反応セ
ル間隔で間欠的に回転する反応ディスク（反応トレイ）
３と、各種の試料を収納した多数の試料容器６を円形状
に支持しＣＰＵ３０により制御されて反応ディスク３と
同様に図示Ｘ方向に回転するサンプルディスク５と、純
水７ａで満たされた純水ボトル７、ＣＰＵ３０によル９
を具備し各反応セル４に純水を注入する純水注入部１０
と、試薬で満たされた試薬ボトル１１゜ＣＰＵ３０によ
り制御される試薬ポンプ１２及び試薬注入ノズル１３を
具備し各反応セル４に試薬を注入する試薬注入部１４と
、ＣＰＬＪ３０により回転制御される回転型アーム１５
を備え且つその端部にノズル１５ａ及び図示しない筐体
に固定されたポンプ１６を有してサンプルディスク５上
の試料容器６と反応ディスク３上の反応セル４ｆ！！Ｉ
を移動して試料の吸引・吐出を行う液体分注装置１７と
、反応セル４の移動経路を挟んで配置された光源ランプ
１８及び光度計１９を有しＣＰＬＩ３０により制御され
る測光系２０と、ＣＰＵ３０により制御される洗浄用シ
リンジ２１及び洗浄ノズル２２を具備し反応セル４の洗
浄を行う洗浄部２３と、反応セル４内の反応液の廃液を
行う図示しない反応液排出手段と、反応セル４内の反応
液を攪拌する攪拌部２４とを有して構成されている。

分析データ処理部２は、光度計１９からの測光データを
アナログ／ディジタル変換するＡ、／’Ｄ変換器２５と
、測定結果を表示する手段であるブリな指示を外部入力
するための操作パネル２８と、これら機器とＣＰＵ３０
との信号授受を受持つインターフェース２９と、ＣＰＵ
３０とを有して構成されている。

上記におけるアーム１５．ノズル１５ａ、ポンプ１６等
よりなる液体分注装置１７の詳細例である本発明にかか
る液体分注装置の一実施例を、第１図を参照して説明す
る。

第１図において、アーム５０（第３図では符号１５に相
当する）は、一端部にノズル５３（第３図では符号１５
ａに相当する）が設けられた略り字状の水平アーム５０
ａの他端部が倒立アーム５０ｂに支持され、該他端部側
を中心として水平アーム５０ａが水平面上で図示しない
駆動装置により回転可能となっている。

このアーム５０内には、各直線部にそれぞれパイプ５２
ａ、５２ｂ、５２ｃが埋設され、パイプ５２ａと５２ｂ
との間及びパイプ５２ｂと５２ｃと間は、それぞれ自在
継手５２ｄｌ、５２ｄ２により連結されている。この自
在継手５２ｄｌ　。

５２ｄ２のアーム５０上での配置位置は、直角折曲部で
あり、また、パイプ５２ａ、５２ｂ。

５２ｃは、アーム５０内で回転連結部材としてベアリン
グ５１により回転可能に支持されている。

また、ノズル５３にはパイプ５２ａが接続され、一方、
パイプ５２ｃは倒立アーム５０ｂの下部から導出され、
筺体４５に設置されたポンプ４３（第３図では符号１６
に相当する）に接続された構成となっている。

このような構成で、アーム５０は試薬トレイ等をアクセ
スするために、図示８方向に回動するが、ここでノズル
５３及びパイプ５２ａ、５２１）。

５２Ｇは、アーム５０に対して図示Ｅ方向及び図示Ｆ方
向に回転自在に支持されているので、アーム５０の回動
に伴うパイプ５２ａ、５２ｂ。

５２ｃをねじろうとする力は、ノズル５３及びパイプ５
２ａ、５２ｂ、５２ｃが図示Ｅ方向及び図示Ｆ方向に回
動することで逃がされ、したがって、パイプ５２ａ、５
２ｂ、５２ｃはねじれを生じない。

以上のように本実施例によれば、アーム５０の回動に伴
い、パイプ５２ａ、５２ｂ、５２ｃ及びノズル５３が回
転されることにより、パイプ５２ａ、５２ｂ、５２ｃは
ねじりが生じなく、第４図のようなアーム可動域の制限
がなくしてアーム５０の回動方向及び回動量が制限され
ないので、分注動作の高速アクセスが可能となる。

第２図は本発明の他の実施例の構成を示す図であり、ア
ーム５４は、一端部にノズル５５が設けられた略り字状
の水平アーム５４ａの他端部が倒立アーム５４ｂに支持
され、該他端部側を中心として水平アーム５４ａが水平
面上で図示しない駆動装置により回転可能となっている
。

このアーム５４内には、バイア５６が埋設され、パイプ
５６の倒立アーム５４ｂに位置する部位では、対向し且
つ回転可能であって液封がなされた２つのパイプ接続部
を有した回転連結部材５８が設けられ、この回転連結部
材５８を介してパイプ５６とパイプ５７とが中継され、
ポンプ４３に導かれている。

このような構成で、アーム５４は試薬トレイ等をアクセ
スするために、図示Ｂ方向に回動するが、ここでノズル
５５及びパイプ５７は、回転連結部材５８によりパイプ
５７と異なる回転系を構成することになり、アーム５４
の回動に伴うパイプ５６．５７をねじろうとする力は生
じない。

［発明の効果］以上のように本発明による液体分注装置は、水平アーム
及び倒立アームに埋設されるパイプの少なくとも一部位
に回転連結部材が介挿したことにより、回転連結部材に
よりパイプのねじれが生じなく、このために、アームの
回動方向及び回動世が制限されず、高速アクセスが可能
になる、という効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明による液体分注装置の実施
例を示す構成図、第３図は本発明が適用される自動化学
分析装置を示す構成図、第４図は従来装置を反応トレイ
、試薬トレイ等との関係で示した図、第５図は従来装置
の構成図である。５０．５４・・・アーム、５０ａ、５４ａ・・・水平ア
ーム、５０ｂ、５４ｂ・・・倒立アーム、５１・・・ベ
アリング、５２ａ、５２ｂ、５２ｃ、５６．５７・・・
パイプ、５３．５５・・・ノズル。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第１図第２図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

一端部にノズルが設けられた水平アームの他端部が倒立
アームに支持され、該他端部側を中心として上記水平ア
ームが水平面上で回転可能であり、上記ノズルにはパイ
プの一端部が接続され、その他端部が上記倒立アームの
反水平アーム側端部に導出されて基台上に設けられたポ
ンプに接続されてなり、上記パイプの水平アーム及び倒
立アームにおける少なくとも一部位に回転連結部材が介
挿されてなることを特徴とする液体分注装置。