JPS63122609A - 寄生虫撲滅消毒剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、消毒成分および表面活性成分の混合物を含ん
で成る恒久寄生主柱撲滅消毒剤に関する。

［従来技術］ 種々の動物、例えば家禽、豚または牛の農業的な飼育は
、コクシジウムおよび回虫の寄生によって害を被る。こ
のような寄生虫は、動物の腸管内に寄生し、栄養分奪取
、吸引および移動％（ｓｕｃ−ｔｉｏｎ　　ａｎｄ　　
ｍｉｇｒ１２−ｉｏｎ　　ｗｏｕｎｄｓ）によって動物
を害し、大量に寄生した場合には、とりイつけ寄生虫の
分泌する毒素が動物の有機平衡に影響を及ぼすので、生
産が減少し、成長が妨げられ、または死亡する。

しかし、寄生虫およびコクシジウムを撲滅する方法は、
殺虫剤または抗コクシジウム剤を動物に投与して腸管内
の寄生虫を殺す方法に限定されない。寄生虫の撲滅にお
いては、寄生虫は抵抗性の大きい恒久寄生主柱（回虫卵
、コクシジウムオーシスト）を産み、これは感染動物の
排せつ物から環境に入り、畜舎を汚染するということを
考慮することが重要である。これらの恒久種は、再び侵
入し得る（すなわち、このような種は、動物の食物連鎖
に戻り得、それ故動物体内に再侵入し得る）。このよう
にして、回虫およびコクシジウムが再寄生する。

従って、通例、寄生虫が産む抵抗性恒久種に対して、寄
生虫撲滅剤を投与することに加えて、畜舎を特殊な消毒
に付して、これらの恒久種を死滅させ、連鎖（寄生虫の
恒久種の生成および排せつ物を経ての侵入）を有効に破
壊する。

フェノール性成分および二硫化炭素を含有する特殊な消
毒剤が、畜舎の消毒手段として既に有効に使用されてい
る。二硫化炭素の働きは、寄生虫卵またはオーシストの
非常に堅い膜に浸透して、寄生虫恒久種の内部にフェノ
ール性成分を導入させて、卵またはオーシストを死滅さ
せることである。しかし、二硫化炭素は爆発する恐れが
あり、毒性も高いので、これをこの目的のために使用す
ることは、決して安全とは言えない。

このような欠点を克服するために、西独公開特許第２３
１７２２５号には、消毒性フェノールまたはフェノール
誘導体と、恒久寄生虫種の膜に浸透する溶媒（パークロ
ロエチレンおよび低級アルコールの組み合わせを含有す
る。）とを含んで成ろ畜舎消毒剤が提案されている。し
かし、侵入性恒久寄生虫柱の消毒を行うためのこの組成
物の欠点は、パークロロエチレン含量が、１０〜５０重
量％と極度に高いことである。既に知られているように
、塩素化炭化水素は、非常に永続的な環境形であること
が認められており、食物連鎖においてとりわけ高等生物
の脂肪組織に蓄積し、高等生物に永久的な障害を与え得
る。更に、塩素化炭化水素を含有する消毒剤は、実際に
は許容し得るほど有効ではないことがわかっている。従
って、生態学的および経済的理由で、恒久寄生虫種を撲
滅する消毒剤中に塩素化炭化水素をあまり（より好まし
くは全く）使用しない方がよい。

［発明の目的］ 本発明の目的は、恒久寄生虫種、例えば回虫弁またはコ
クシジウムオーシストの撲滅に使用するための、前記の
ような従来の欠点を有しない消毒剤を提供することであ
る。すなわち、本発明の消毒剤は、前記侵入性恒久寄生
種に対して特に有効であり、扱い易さをも併せ持ってい
なければならない（すなわち、とりわけ、二硫化炭素の
使用に伴う爆発の危険性および毒性を完全に除かなけれ
ばならない）。更に、本発明の消毒剤は、塩素化炭化水
素とは異なって、環境に悪影響を及ぼさない成分のみを
含有していなければならない。また、本発明の消毒剤は
、恒久寄生虫と同時に他のを古生物を、も駆除できるよ
うに、蓄舎内の他の有害生物、例えば菌類、バクテリア
またはウィルスに対しても消毒作用を有することが意図
される。

［発明の構成］ 本発明は、活性消毒成分および表面活性成分の混合物を
含んで成る侵入性恒久寄生虫種撲滅消毒剤であって、脂
肪族ＣＩ　　Ｃ５アルデヒド、脂肪族Ｃ，−Ｃ，アルコ
ール、置換および非置換フェノール、ＣＱｔおよびＯ７
を生成する試薬、並びに活性ヨウ素を含有する試薬を含
んで成る群から選択する１種またはそれ以上の活性消毒
成分、１種またはそれ以上の表面活性成分、並びに水を
含有する消毒剤に関する。

更に、本発明は、侵入性恒久寄生虫柱を撲滅する前記消
毒剤の用途にも関する。

侵入性恒久寄生虫柱、とりわけ回虫弁およびコクシジウ
ムオーシストを撲滅する本発明の消毒剤は、実質的に２
群の活性成分、すなわち消毒成分および表面活性成分を
含有する。後述のように、本発明の消毒剤は、要すれば
、このような消毒剤中に通例使用される他の香料および
／または助剤を含有し得る。本発明の消毒剤は、溶媒と
して水をも含有する。水は、溶媒として働くだけでなく
、消毒剤の均質性および貯蔵性を高め、消毒剤希釈溶液
の調製の際に消毒剤を水に溶解し易くする作用をも有す
る。

本発明によると、活性消毒成分は、脂肪族Ｃ４Ｃｓアル
デヒド、脂肪族ＣｌＣｌアルコール、非置換および置換
フェノール、Ｃｌ２および０２を生成する試薬並びに活
性ヨウ素を含有する試薬を含んで成る群から選択する。

従って、適当な脂肪族アルデヒドは、メタナール（ホル
ムアルデヒド）、エタナール（アセトアルデヒド）、プ
ロパナール（プロピオンアルデヒド）、ブタナール（ブ
チルアルデヒド）、ペンタナール（バレルアルデヒド）
、およびグリオキサールまたはグルタルジアルデヒドな
どのようなジアルデヒドである。前５己アルデヒドのう
ち、ホルムアルデヒド、グリオキサールおよびグルタル
ジアルデヒドは、比較的容易かつ安価に得られ、消毒効
果が優れているので好ましい。

本発明の消毒剤の消毒成分としてホルムアルデヒドを使
用することか特に好ましい（すなわち特に良好な効果が
得られる）。

本発明の消毒剤の他の活性消毒成分は、脂肪族Ｃ４−Ｃ
，アルコールであり得る。適当な消毒脂肪族アルコール
は、メタノール、エタノール、ｎ　−プロパノール、イ
ソプロパノール、ｎ−ブタノール、イソブタノールまた
はＬ−ブタノールである。

メタノール、エタノール、ロープロバノールおよびイソ
プロパノールを使用することが好ましく、イソプロパノ
ールは、消毒効果が非常に良好であるので特に好ましい
。

本発明の消毒剤は、活性消毒成分として、１種またはそ
れ以上の非置換または置換フェノールをも含有し得る。

このような適当な化合物は、例えば、フェノールそのも
の、クレゾールおよび置換（例えば塩素化）フェノール
およびクレゾールである。ｐ−クロロ−ｍ−クレゾール
を使用することが好ましいが、他のフェノールおよびク
レゾール誘導体、例えば０−クレゾール、ｍ−クレゾー
ル、ｐ−クレゾール、０−フェニルフェノール、ペンタ
クロロフェノールまたはへキザクロロフェンも使用し得
る。フェノール類のうち、フェノールおよび塩素化フェ
ノールが好ましい。ｐ−クロロ−ｍ　−クレゾールの消
毒効果が特に良好であり、好ましい。

侵入性恒久寄生虫種を撲滅する本発明の消毒剤は、Ｃ１
２．および０．を生成する試薬をも活性消毒成分として
含有し得る。このような好ましい試薬は、水溶性アルカ
リ金属ヒポハライト、過酸化水素およびＣ，−Ｃ，パー
オキソカルボン酸である。

従って、後者の適当な化合物は、とりわけバーオキツギ
酸、パーオキソ酢酸、パーオキソプロピオン酸またはパ
ーオキソ酪酸である。バーオキソカルボン酸としては、
通例パーオキソ酢酸が有利に用いられ、好ましいＣρ、
生成試薬は次亜塩素酸ナトリウムである。

元素状ヨウ素をいわゆる「活性形」で含有する試薬も活
性消毒剤であることが知られている。このことは、この
ような試薬は、多少大量の消毒活性ヨウ素（すなわち元
素状ヨウ素）を連続的に遊離できることを意味する。こ
のような試薬も、本発明の消毒剤中に存在してよい。活
性ヨウ素含存試藁のうちの好ましい化合物は、ＰＶＰ−
ヨウ素である。

前記化合物の群から選択し、単独または組み合わせて使
用し得る活性消毒成分は、その消毒作用に応じて、本発
明の消毒剤中に、該消毒剤濃厚液全重量に対して全１０
．１〜８０重量％、好ましくは５〜６０重量％の量で存
在する。

前記群から選択される活性消毒成分に加えて、本発明の
消毒剤は、１種またはそれ以上の表面活性成分を含有す
る。このような表面活性成分は、消毒剤中に、消毒剤濃
厚液全重量に対して１０〜５０重１％、好ましくは１５
〜４０重量％の量で存在する。特定の使用濃度は、表面
活性成分の表面活性性または恒久寄生虫種の殻への浸透
性に応じて決定する。活性消毒成分の場合と同様に、前
記群から選択する表面活性成分を単独で使用することが
できるが、２種またはそれ以上の表面活性成分を種々の
量比で組み合イつせて使用することも可能である。

適当な表面活性成分は、本発明の消毒剤の湿潤性を高め
、恒久寄生虫種の卵殻に浸透し得る既知のアニオン性、
ノニオン性またはカチオン性の界面活性剤である。

本発明の消毒剤中に使用し得るアニオン性界面活性剤は
、主として、式： ［式中、Ｒ１は直鎖または分岐状のＣＩｌ　　０２２ア
ルキル基、Ｒ２は直鎖または分岐状のＣ，−Ｃ，アルキ
ル基、Ｍ″は水素イオン、アルカリ金属イオン、例えば
ナトリウムもしくはカリウムイオン、またはアンモニウ
ムイオンを表す。］ で示されるα−スルホ脂肪酸エステルおよびその塩であ
る。

従って、式（Ｉ）中、Ｒ１はｎ−オクチル、ｎ−ノニル
、ｎ−デシル、ｎ−ウンデシル、ｎ−ドデシル、ｎ−ト
リデシル、ｎ−テトラデシル、ｎ−ペンタデシル、ｎ−
ヘキサデシル、ｎ−ヘプタデシル、ｎ　−オクタデシル
、ｎ−ノナデシル、ｎ−エイコシル、ｎ−ランエイコシ
ルおよびｎ−トコシル並びに前記直鎖状アルキル基の分
岐異性体である。Ｒ２はメチル、エチル、ｎ−プロピル
、イソプロピル、ｎ　−ブチル、イソブチルおよびＬ−
ブチルであってよ円Ｍ＋は、アルカリ金属イオン、例え
ばナトリウムまたはカリウムイオンに加えて、例えば、
各アルキル基中に炭素原子を１〜４個ずつ有する１級、
２級または３級アルキルアミンおよび各アルキレン基中
に炭素原子を１〜４個ずつ有する１級、２級または３級
アルカノールアミンから誘導されるアンモニウムイオン
であってもよい。従って、前記のようなアミンは、例え
ば、メチル、エチル、ｎ−プロピル、イソプロピル、ｎ
−ブチル、イソブチルおよびｔ−ブチルを含んで成る群
から選択する基を１個、２個または３個有するアミンで
あり、前記のようなアルカノールアミンは、ヒドロキシ
メチレン基、ヒドロキシエチレン基、ヒドロキシプロピ
レン基またはヒドロキシテトラメチレン基を１個、２個
または３個有するアルカノールアミンである。アンモニ
ウムイオンは、好ましくはアルカノールアミンから誘導
されるアンモニウムイオンである。

好ましいアニオン性界面活性剤（Ｉ）においては、Ｒ１
は直鎖状Ｃ１，−Ｃ１゜アルキル基、Ｒ１はメチル、Ｍ
“はＮａ＝またはジェタノールアンモニウムイオンであ
る。従って、好ましい化合物（Ｉ）は、天然脂肪および
油を分解して得られる脂肪酸をエステル化するか、また
はメタノールでエステル交換することによって、工業的
規模で容易に得られる。

これに関連して、単離した化合物（Ｉ）を使用するだけ
でなく、工業的規模で天然脂肪および油を処理すること
によって生じる混合物を使用することも可能である。

前記化合物（Ｉ）の代わりに、または化合物（Ｉ）に加
えて、本発明の消毒剤は、式： ［式中、Ｒ３は直鎖または分枝状のＣｅ　　Ｃｕｅアル
キル基、Ｒ４はＨまたはＣＨ３、Ｒ５は直鎖または分枝
状のＣｕ　　０１ｍアルキル基、ｍは１〜５０の整数を
表す。コ で示される脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび／
またはプロピレンオキシド付加物をも含有し得る。

このような脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび／
またはプロピレンオキシド付加物は、天然脂肪もしくは
油またはそれらから調製した酸を工業的に水素化した生
成物から既知の方法で合成する。化合物（ｎ）のうち、
特に好ましいものは、Ｒ３が直鎖状ｃ１２−　　Ｃ１８
アルキル基、Ｒ４がＨ１Ｒ５が直鎖または分枝状のＣ３
またはＣ４アルキル基、ｍが３〜１０の整数である化合
物である。

いわゆる混合エーテル、例えば好ましくはＲ３がＣ１２
ＣＨ混合アルキル基、Ｒ４がＨ，Ｒ５がｎ−ブヂル基、
ｍが８〜１０の数である化合物（ｎ）は、単独の界面活
性剤成分として回虫の恒久種に対して特に有効であり、
該寄生虫の恒久種の撲滅において対応する活性消毒成分
と組み合わＵ・ると侵れた活性を示す。しかし、回虫お
よび他の寄生虫の恒久種のいずれに対しても優れた活性
を達成するように、これらを他の表面活性成分と組み合
わせてもよい。回虫卵のみを駆除するには、これらの化
合物（市販されてもいる）は、表面活性成分の好ましい
例である。

前記表面活性成分の代わりに、またはそれらに加えて、
式（ＩＩＩ）［Ｒ６、　Ｒ”ｒ、；よびＭ“はｒＦｉ記
と同色義である。コで示されるα−スルホ脂肪酸エステ
ルおよびその塩の、式： ［式中％　Ｒ’は直鎖または分枝状のＣｕ　　Ｃ１ｓア
ルキル基、Ｒ４は■（またはＣＨ３、ｍ、　ｎおよびｐ
は、それぞれ０〜１０の整数を表し、ｍ＋ｎ＋ｐは３゜
まで、ｍ＋ｐは２０までである。コ で示される脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび／
またはプロピレンオキシド付加物（ＩＩＩ）による、α
−スルホ脂肪酸エステルまたはその塩（Ｉ）（Ｒ’、　
Ｒ’およびＭ′″は前記と同意義である。）のエステル
交換生成物を使用することも可能である。

エステル交換反応において、既知の方法でポリエーテル
アルコール（ＩＩＩ）を、α−スルホ脂肪酸エステルま
たはその塩（Ｉ）と反応させると、本発明の消毒剤中の
表面活性成分として活性の高い新規α−スルホ脂肪酸ポ
リエーテルエステルが生成する。これらのエステルスル
ボネート誘導体のうち、脂肪アルコールのエチレンオキ
シドおよび／またはプロピレンオキシド付加物（ＩＩ（
Ｉ）［Ｒ１は直鎖状Ｃ＋　−〇　＋　ｓアルキル基、Ｒ
４はＨまたはＣＩ’（＋、ｍ１ｎおよびｐは、独立して
３〜１０の整数である。

］から得られる化合物を使用することが好ましい。

この化合物から得られるエステルスルホネート誘導体を
単独の表面活性成分として前記活性消毒成分と組み合わ
せると、寄生原虫類、例えばコクシジウムオーシストに
対して顕著な活性が示される。

従って、本発明の好ましい一態様においては、これらを
単独の表面活性成分として使用するが、前記または後述
の他の表面活性成分と組み合わせて、寄生原虫に対する
だけでなく、回虫および他の切出の恒久種に対する活性
をも高めてよい。

本発明の好ましい−Ｂ碌においては、回虫卵および寄生
原虫恒久種（例えばコクシジウムオーシスト）の両方に
適当な消毒剤を、例えば、市記群から選択する活性消毒
成分と２種またはそれ以上の表面活性成分とを組み合わ
せることによって調製する。表面活性成分の少なくとも
１種は、化合物（ＩＩ）［Ｒ３は直鎖状Ｃ１２　　ｃｐ
ｓアルキル基、Ｒ４はＨＳＲ’は直鎖または分枝状の０
３またはＣ４アルキル基、ｍは３〜１０の整数である。

］の群から選択し、他の少なくとも１種は、α−スルホ
脂肪酸エステル塩（ＩＩＩ）［Ｒ６は直鎖状ｃ　１２−
ｃ　ｔｏアルキル基、Ｒ２はＣＨ３、Ｍ＋はＮａ＋また
はジェタノールアンモニウムイオンである。コの、脂肪
アルコールのエチレンオキシドおよび／またはプロピレ
ンオキシド付加物（ＩＩＩ）［Ｒ”は直鎖状Ｃｌ２−Ｃ
ｌ６アルキル基、Ｒ４はＨまたはＣＨ３、信、ｎおよび
ｐはそれぞれ３〜５の整数である。］によるエステル交
換生成物の群から選択する。

本発明の消毒剤は、通例、前記のような理由から水を含
有する。水は、通例、活性消毒成分および表面活性成分
を含んで合計１００重量％とするような量で消毒剤中に
存在する。水は、好ましくは５〜３５重量％の量で使用
するが、それより少量または多量用いてもよい。

特に好ましい一態様においては、回虫卵およびコクシジ
ウムオーシストの両方に対して活性の高い消毒剤は、ホ
ルムアルデヒド、イソプロパノール、ｐ−クロロ−ｍ−
クレゾール、次亜塩素酸ナトリウム、Ｈ３Ｏ２、パーオ
キソ酢酸およびＰｖＰヨウ素を含んで成る群から選択さ
れる１種またはそれ以上の活性消毒成分を、消毒剤濃厚
液全量に対して５〜６０重量％、複数の表面活性成分を
全部で１５〜４０重量％、並びに残部の水を含有する。

表面活性成分の少なくとも１種は、化合物（ＩＩ）［Ｒ
３は直鎖状ＣＩｆ　　Ｃｌ８アルキル基、Ｒ′はＨ１Ｒ
５は分枝状のＣ３またはＣ４アルキル基、ｍは３〜１０
の整数である。］の群から選択し、他の少なくとも１種
は、α−スルホ脂肪酸エステル塩（Ｉ）［Ｒ１は直鎖状
Ｃ１２−　Ｃ１８アルキル基、Ｒ２はＣＨ３、Ｍ４はＮ
ａ”またはジェタノールアンモニウムイオンである。］
の、脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび／または
プロピレンオキシド付加物（ＩＩ［）［Ｒ”は直鎖状Ｃ
１２　　Ｃ１８アルキル基、Ｒ４はＨまたはＣＨ，，０
１，ｎおよびｐはそれぞれ３〜１０の整数である。］に
よるエステル交換生成物の群から選択する。

前記表面活性成分に加えて、本発明の消毒剤は、その用
途に応じて他の既知の界面活性剤をも含有し得る。

このような他の界面活性剤は、例えば、アルキルフェノ
ールのエチレンオキシドおよび／またはプロピレンオキ
シド付加物、ノニルフェノールのエチレンオキシドおよ
び／またはプロピレンオキシド付加物、アルキル基中に
炭素原子を８〜１８個有する脂肪アミン、式： ％式％（） ［式中、Ｒ７は直鎖状Ｃｏ　　Ｃｕｅアルキル基、好ま
しくは直鎖状ｃ１２−　　Ｃ１０アルキル基、Ｒ８およ
びＲ９はそれぞれ直鎖状Ｃ，−Ｃ，アルキル基、好まし
くはいずれもメチル基、Ｒ１０はベンノル基または直鎖
状Ｃ＋Ｃ４アルキル基、好ましくはメチル基、Ｘはハロ
ゲン、好ましくはＣ（２またはＢｒを表す。コ で示される４級アンモニウム化合物、２−ピリジンチオ
ール−Ｎ−オキシト、およびその水溶性のアルカリ金属
またはアルカリ土類金属塩、好ましくは水溶性ナトリウ
ム塩、並びに直鎖または分枝状のアルキル基中に炭素原
子を８〜１８個存し、グルコシド基を１〜８個有するア
ルキルモノ−またはオリゴグルコシド、好ましくは直鎖
状アルキル基中に炭素原子を１２〜１６ｇ有し、グルコ
シド基をｉ〜３個有するアルキルモノ−またはオリゴグ
ルコシドである。

前記のような寄生虫撲滅消毒剤は、通例、水を最多３５
重量％まで含有する濃厚液として市販されている。前記
のように、水の働きは、消毒剤濃厚液の均質性および貯
蔵性を改良し、即用希釈溶液の調製の際に濃厚液が水に
溶解し易いようにすることである。本発明の消毒剤０．
５〜５％および水を含有する希釈溶液を調製して、家禽
舎、豚舎または牛舎内で、恒久寄生主柱の消毒に使用ケ
る。このような溶液を、畜舎、動物飼育箱なとの中、ま
たは寄生虫の存在する室内で既知の方法で噴霧して、均
質に分散させ、安全に回虫卵を死滅させ、コクシジウム
オーシストまたは他の寄生虫の恒久種を撲滅するが、こ
の方法以外の方法で処理するのは困難である。本発明の
消毒剤およびそれから調製する即用希釈溶液の重要な利
点の一つは、ＣＳ２または過ハロゲン化炭化水素を含有
する従来の消毒剤とは異なり、その調製時または噴霧時
に毒性または可燃性の蒸気を発生しないことである。こ
のようにして、爆発または引火の危険および作業者また
は動物に対する毒性は、完全には除去されないとしても
最小限となる。更に、本発明の消１５Ｌ剤は、侵入性恒
久寄生虫種、例えば回虫卵および／またはコクシジウム
オーシストの撲滅に非常に有効である。本発明の消毒剤
から、前記恒久寄生主柱の特定の１種を選択的に撲滅す
るために使用し得る即用溶液または複数の恒久種に対し
て有効な溶液を調製することが可能である。

この点で、本発明の消毒剤は、前記適用において、ＤＶ
Ｇ［ドイツチェ・ヴエテリネーアメディツィニツシエ・
ゲゼルシャフト（Ｄ　ｅｕｔｓｃｈｅ　　Ｖ　ｅＬｅｒ
ｎｉａｅｒｍｅｄｉｚｉｎｉｓｃｈｅ　　Ｇｅ５ｅｌｌ
ｓｃｈａｆｔ）］の化学消毒剤試験のガイドライン下の
規定よりも顕著に優れた結果を達成する。前記ガイドラ
イン下に有効であると認められる製剤は、９０％以上の
卵を死滅させることができるか、またはオーシストの感
染性を無くすことができるものでなければならない。

本発明の消毒剤を用いると、接触時間および即用溶液の
濃度が、同様の目的に使用する従来の消毒剤よりも明ら
かに小さくても、９８％以上の卵を死滅させ、オーシス
トを撲滅することができる。

本発明を以下の実施例によってより詳細に説明する。

［実施例］ ＤＶＧの化学消毒剤試験のガイドラインの下で、ヒナ胞
子虫症の胞子形成オーシスト（感染段階）およびブタ回
虫の未発育卵をモデル生物として用いて、恒久寄生主柱
に対する消毒剤のｒＴ効性を試験した。この２種の寄生
虫の前記のような段階にあるものは、死滅させるのが最
も困難であると文献に記載されている。

恒久寄生主柱に対する本発明の消毒剤の可動性を試験す
るために、ブタ回虫の卵を、消毒剤で処理後、２５°Ｃ
で約２１日間インキコベートした。

次いで、試験バッチ毎に３Ｘ１００個の卵を数えた。そ
れにより、死滅した回虫卵および胚子様回虫卵の割合を
算出した。製剤が有効であると認められるには、回虫卵
の９０％以上を死滅させなければならない。

信子形成オーシストに対する消毒の有効性を評価するた
めには、動物試験を行なう必要があった。

それを最小限にするために、顕微鏡による予備試験を行
なった。この予備試験においては、バッチ毎に２００，
０００個のオーシストを消毒剤で処理し、次いで数えた
。回収されたオーツストを、生存率（感染性率）として
評価した。死滅レベルが高いものについてのみ、動物試
験においてヒナの糞中に排泄されたオーシストを感染後
５日間から７日目まで毎日顕微鏡で観察した。７日目お
よび８日目に、腸の病変および盲嚢糞中のオーシストを
調べた。有効であると認められる消毒剤を用いた場合は
、胞子形成オーシストはもはやヒナに感染しない。

実施例■ 以下の成分を撹拌および溶解して、消毒剤濃厚液を調製
した（部は濃厚液全重量に対する重量部であり、重量％
に対応する。）； イソプロパノール（８０％）　　３００部α−スルホ肪
酸エステル（Ｉ）［Ｒ’はＣ１，−ＣＩｌｌ混合アルキ
ル基、Ｒ２はメチル基、およびＭ＋はジェタノールアン
モニウムカチオンである。コの、脂肪アルコールのエチ
レンオキシド付加物（ＩＩＩ）［Ｒ”はＣ１２−　　Ｃ
１ｌ＋混合アルキル基、ｍは３、並びにｎおよびｐは０
である。］によるエステル交換生成物　　　　　　　　
　　　２５部脂肪アルコールのエチレンオキシド付加物
（ＩＩ）［Ｒ３は直鎖状ＣＩｔ−ＣＩ＋＋混合アルキル
基、Ｒ４はＨ、Ｒ５はｎ−ブチル、およびｍは（主に）
９である。］部−クロロ−ｍ−クレゾール　　１２部ペ
ンタデシルスルホネート・ナトリウム塩（９４％）　　
　　　　　　　　　　　６部リン酸（７５％）０．５２
５部、 および 水　　　　　　　　　　　　　　　　１１．４７５部。

水で希釈することによって濃厚液濃度２％の即用溶液を
調製した。これを、畜舎および動物飼育箱内に噴霧した
。必要な接触時間後、ＤＶＧガイドラインの下で前記試
験を行った。

結果： 回虫卵の９０％以上が死滅したことがわかった。

ヒナにおいて、更に感染性オーシストは見られなかった
。

前記濃厚液を水で希釈して、同様に５％溶液を調製した
。この溶液を噴霧後、回虫卵の９８％以上が死滅し、や
はり更に感染オーシストはみられなかった。

実施例２ 以下の成分から、実施例１と同様にして消毒剤濃厚液を
調製した： イソプロパノール（８０％）　　４０部α−スルホ脂肪
酸エステル（Ｉ）の、脂肪アルコールのエチレンオキシ
ド付加物による、実施例１に記載のエステル交換生成物
　　２０部ｐ−クロロ−ｍ−クレゾール　　１０部ペン
タデシルスルホネート・ナトリウム塩（９４％）　　　
　　　　　　　　　　８部リン酸（７５％）　　　　　
　　　０．７部水　　　　　　　　　　　　　　　　　
　１５，３部。

この濃厚液から５％溶液を調製し、実施例１と同様に適
用した。

結果： ヒナにおいて、更に感染性オーシストは見られなかっ１
為従って、この消毒剤溶液は、ＤｖＧの基孕を充分に満
足する。

及皺鯉ｌ 以下の成分から、実施例Ｉと同様にして消ｉＪｊ剤濃厚
液を調製した； ホルムアルデヒドＤＡ８７　　３０部 グルタルアルデヒド（２５％）　　１５部グリオキサー
ル（４０％）　　　３０部ＣＩＩ−ＣＩ４アルキルジメ
チルベンジルアンモニウムクロリド　　　　　　　　　
　３部ビグアニド　　　　　　　　　　５部 ノニルフェノールのエチレンオキ９１１０モル付加物　
　　　　　　　　　　　１０部、および香料および水で
　　　　全ｆｌｌｏＯ部とする。

これらの成分から成る濃厚液から、実施例１と同様にし
て、以下の成分を含有する即用溶液を調製した： 前記濃厚液　　　　　　０．５〜３部 脂肪アルコールのエチレンオキシド付加物（ＴＩ）［Ｒ
３はＣＩＩ−Ｃ１８８部アルキル基、Ｒ′はＨ，ｒ（５
はｎ−ブチル、およびｍは（主に）９］［工水　　　　
　　　　　　　　９６〜９８．５部従って、この即用溶
液は、濃厚液を０．５〜３％含打していた。この溶液を
、前記のように通用し）こ。

結果 ０．５％溶液は、回虫卵の９２〜９６％を死滅させ、３
％溶液は回虫卵９５％以上を死滅させた。

いずれの即用溶液も、ＤＶＧの基準を充分満足していた
。

実施例４ 以下の成分から、即用溶液を調製した：イソプロパノー
ル（８０％）　　　７０部クロルヘキシジングルコネー
ト　０．５部Ｈ２０ｔ　　　　　　　　　　　　　Ｏ、
５部実施例３に記載の脂肪アルコールのエチレンオキシ
ド付加物　　　　　　　　　　１部、および香料および
水で　　　　全量１００部とする。

この即用溶液を、前記のように適用した。

結果 回虫卵の９４％以上が死滅した。従って、この即用溶液
も、ＤＶＧの基準を充分満足していた。

特許出願人　ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト
・アウフ・アクチェン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、活性消毒成分および表面活性成分の混合物を含んで
   成る侵入性恒久寄生虫種撲滅消毒剤であって、 （ａ）脂肪族Ｃ＿１−Ｃ＿５アルデヒド、脂肪族Ｃ＿１
   −Ｃ＿４アルコール、置換および非置換フェノール、Ｃ
   ｌ＿２およびＯ＿２を生成する試薬、並びに活性ヨウ素
   を含有する試薬を含んで成る群から選択する１種または
   それ以上の活性消毒成分、 （ｂ）１種またはそれ以上の表面活性成分、および（ｃ
   ）水 を含有する消毒剤。 ２、（ａ）脂肪族Ｃ＿１−Ｃ＿５アルデヒド、脂肪族Ｃ
   ＿１−Ｃ＿４アルコール、置換および非置換フェノール
   、Ｃｌ＿２およびＯ＿２を生成する試薬、並びに活性ヨ
   ウ素を含有する試薬を含んで成る群から選択する１種ま
   たはそれ以上の活性消毒成分を消毒剤濃厚液全量に対し
   て０．１〜８０重量％、 （ｂ）１種またはそれ以上の表面活性成分を消毒剤濃厚
   液全量に対して１０〜５０重量％、および（ｃ）全量１
   ００重量％とする量の水 を含有する第１項記載の消毒剤。 ３、ホルムアルデヒド、グリオキサール、グルタルジア
   ルデヒド、メタノール、エタノール、ｎ−プロパノール
   、イソプロパノール、フェノール、塩素化フェノール、
   水溶性アルカリ金属ヒポハライト、過酸化水素、Ｃ＿１
   −Ｃ＿４パーオキソカルボン酸およびＰＶＰ−ヨウ素を
   含んで成る群から選択する１種またはそれ以上の活性消
   毒成分を含有する第１項または第２項記載の消毒剤。 ４、ホルムアルデヒド、イソプロパノール、ｐ−クロロ
   −ｍ−クレゾール、次亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素
   、パーオキソ酢酸およびＰＶＰ−ヨウ素を含んで成る群
   から選択する１種またはそれ以上の活性消毒成分を含有
   する第３項記載の消毒剤。 ５、・式： ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） ［式中、Ｒ＿１は直鎖または分枝状のＣ＿８−Ｃ＿２＿
   ２アルキル基、Ｒ＾２は直鎖または分枝状のＣ＿１−Ｃ
   ＿４アルキル基、Ｍ＾＋は水素イオン、アルカリ金属イ
   オンまたはアンモニウムイオンを表す。］ で示されるα−スルホ脂肪酸エステルおよびその塩、 ・式： ▲数式、化学式、表等があります▼（II） ［式中、Ｒ＾３は直鎖または分枝状のＣ＿■−Ｃ＿１＿
   ８アルキル基、Ｒ＾４はＨまたはＣＨ＿３、Ｒ＾５は直
   鎖または分枝状のＣ＿１−Ｃ＿１＿８アルキル基、ｍは
   １〜５０の整数を表す。］ で示される脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび／
   またはプロピレンオキシド付加物、 ・式（ I ）［Ｒ＾１、Ｒ＾２およびＭ＾＋は前記と同
   意義である。］ で示されるα−スルホ脂肪酸エステルおよびその塩の、
   式： ▲数式、化学式、表等があります▼（III） ［式中、Ｒ＾６は直鎖または分枝状のＣ＿１−Ｃ＿１＿
   ８アルキル基、Ｒ＾４はＨまたはＣＨ＿３、ｍ、ｎおよ
   びｐは、それぞれ０〜１０の整数を表し、ｍ＋ｎ＋ｐは
   ３０まで、ｍ＋ｐは２０までである。］ で示される脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび／
   またはプロピレンオキシド付加物によるエステル交換生
   成物、 ・アルキルフェノールのエチレンオキシドおよび／また
   はプロピレンオキシド付加物、 ・アルキル基中に炭素原子を８〜１８個有する脂肪アミ
   ン、 ・式：Ｒ＾７Ｒ＾８Ｒ＾９Ｒ＾１＾０Ｎ＾＋Ｘ＾−（I
   V）［式中、Ｒ＾７は直鎖状Ｃ＿■−Ｃ＿１＿８アルキ
   ル基、Ｒ＾８およびＲ＾９はそれぞれ直鎖状Ｃ＿１−Ｃ
   ＿４アルキル基、Ｒ＾１＾０はベンジル基または直鎖状
   Ｃ＿１−Ｃ＿４アルキル基、好ましくはメチル基、Ｘは
   ハロゲンを表す。］で示される４級アンモニウム化合物
   、 ・２−ピリジンチオール−Ｎ−オキシドおよびその水溶
   性アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、 ・直鎖または分枝状のアルキル基中に炭素原子８〜１８
   個を有し、グリコシド基を１〜８個有するアルキルモノ
   −またはオリゴグルコシド を含んで成る群から選択する１種またはそれ以上の表面
   活性成分を含有する第１項または第２項記載の消毒剤。 ６、化合物（ I ）［Ｒ＾１は直鎖状Ｃ＿１＿２−Ｃ＿
   １＿■アルキル基、Ｒ＾２はＣＨ＿３、Ｍ＾＋はＮａ＾
   ＋またはジエタノールアンモニウムイオンである。］；
   化合物（II）［Ｒ＾３は直鎖状Ｃ＿８−Ｃ＿１＿■アル
   キル基、Ｒ＾４はＨ、Ｒ＾５は直鎖または分枝状のＣ＿
   １−Ｃ＿４アルキル基、ｍは３〜１０の数である。］；
   α−スルホ脂肪酸エステルおよびその塩（ I ）［Ｒ＾
   １、Ｒ＾２およびＭ＾＋は前記と同意義である。］の、
   脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび／またはプロ
   ピレンオキシド付加物（III）［Ｒ＾６は直鎖状Ｃ＿１
   −Ｃ＿１＿■アルキル基、Ｒ＾４はＨまたはＣＨ＿３、
   ｍ、ｎおよびｐはそれぞれ３〜１０の数である。］によ
   るエステル交換生成物；化合物（IV）［Ｒ＾７は直鎖状
   Ｃ＿１＿２−Ｃ＿１＿６アルキル基、Ｒ＾８、Ｒ＾９お
   よびＲ＾１＾０はメチル、ＸはＣｌまたはＢｒである。 ］；直鎖状アルキル基中に炭素原子１２〜１６個を有し
   、グリコース基を１〜３個有するアルキルモノ−または
   オリゴグルコシド；並びにノニルフェノールのエチレン
   オキシドおよび／またはプロピレンオキシド付加物を含
   んで成る群から選択する１種またはそれ以上の表面活性
   成分を含有する第５項記載の消毒剤。 ７、化合物（II）［Ｒ＾３は直鎖状Ｃ＿１＿２−Ｃ＿１
   ＿８アルキル基、Ｒ＾４はＨ、Ｒ＾５は直鎖または分枝
   状のＣ＿３またはＣ＿４アルキル基、ｍは３〜１０の整
   数である。］の１種またはそれ以上を表面活性成分とし
   て含有する第６項記載の消毒剤。 ８、脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび／または
   プロピレンオキシド付加物（III）［Ｒ＾６は直鎖状Ｃ
   ＿１＿２−Ｃ＿１＿■アルキル基、Ｒ＾４はＨまたはＣ
   Ｈ＿３、ｍ、ｎおよびｐはそれぞれ３〜１０の整数であ
   る。］によるα−スルホ脂肪酸エステル塩（ I ）［Ｒ
   ＾１は直鎖状Ｃ＿１＿２−Ｃ＿１＿８アルキル基、Ｒ＾
   ２はＣＨ＿３、Ｍ＾＋はＮａ＾＋またはジエタノールア
   ンモニウムイオンである。］のエステル交換生成物の１
   種またはそれ以上を表面活性成分として含有する第６項
   記載の消毒剤。 ９、表面活性成分として複数の化合物を含有し、その化
   合物のうちの少なくとも１種は、化合物（II）［Ｒ＾３
   は直鎖状Ｃ＿１＿２−Ｃ＿１＿８アルキル基、Ｒ＾４は
   Ｈ、Ｒ＾５は直鎖または分枝状のＣ＿３またはＣ＿４ア
   ルキル基、ｍは３〜１０の整数である。］から選択し、
   その他の少なくとも１種の化合物は、脂肪アルコールの
   エチレンオキシドおよび／またはプロピレンオキシド付
   加物（III）［Ｒ＾６は直鎖状Ｃ＿１＿２−Ｃ＿１＿８
   アルキル基、Ｒ＾４はＨまたはＣＨ＿３、ｍ、ｎおよび
   ｐはそれぞれ３〜１０の整数である。］によるα−スル
   ホ脂肪酸エステル塩（ I ）［Ｒ＾１は直鎖状Ｃ＿１＿
   ２−Ｃ＿１＿８アルキル基、Ｒ＾２はＣＨ＿３、および
   Ｍ＾＋はＮａ＾＋またはジエチルアンモニウムイオンで
   ある。］のエステル交換生成物から選択する第６項記載
   の消毒剤。 １０、（ａ）ホルムアルデヒド、イソプロパノール、ｐ
   −クロロ−ｍ−クレゾール、次亜塩素酸ナトリウム、過
   酸化水素、パーオキソ酢酸およびＰＶＰ−ヨウ素を含ん
   で成る群から選択する１種またはそれ以上の活性消毒成
   分を、消毒剤濃厚液全量に対して合計５〜６０重量％、 （ｂ）少なくとも１種は、化合物（II）［Ｒ＾３は直鎖
   状Ｃ＿１＿２−Ｃ＿１＿８アルキル基、Ｒ＾４はＨ、Ｒ
   ＾５は直鎖または分枝状のＣ＿３またはＣ＿４アルキル
   基、ｍは３〜１０の整数である。］から選択し、他の少
   なくとも１種は、脂肪アルコールのエチレンオキシドお
   よび／またはプロピレンオキシド付加物（III）［Ｒ＾
   ６は直鎖状Ｃ＿１＿２−Ｃ＿１＿８アルキル基、Ｒ＾４
   はＨまたはＣＨ＿３、ｍ、ｎおよびｐはそれぞれ３〜１
   ０の整数である。］による、α−スルホ脂肪酸エステル
   塩（ I ）［Ｒ＾１は直鎖状Ｃ＿１＿２−Ｃ＿１＿８ア
   ルキル基、Ｒ＾２はＣＨ＿３、Ｍ＾＋はＮａ＾＋または
   ジエチルアンモニウムイオンである。］のエステル交換
   生成物から選択する複数の表面活性成分を、消毒剤濃厚
   液全量に対して合計１５〜４０重量％、および （ｃ）全量１００重量％とする量の水 を含有する第１〜９項のいずれかに記載の消毒剤。 １１、回虫卵およびコクシジウムオーシストの撲滅に使
   用する第１〜１０項のいずれかに記載の消毒剤。 １２、消毒剤濃度０．５〜５重量％の即用希釈水溶液と
   して侵入性恒久寄生虫種の撲滅に使用する第１〜１０項
   のいずれかに記載の消毒剤。