JPS63121841A - 色素固定要素 - Google Patents

色素固定要素

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JPS63121841A
JPS63121841A JP26749286A JP26749286A JPS63121841A JP S63121841 A JPS63121841 A JP S63121841A JP 26749286 A JP26749286 A JP 26749286A JP 26749286 A JP26749286 A JP 26749286A JP S63121841 A JPS63121841 A JP S63121841A
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dye
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fixing element
compounds
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俊明 青野
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剛 柴田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱現像によって感光要素中に像様に分布せし
められた可動性色素を受容し、固定するための色素固定
要素に関するものであり、詳しくは、帯電防止性の改良
された色素固定要素に関するものである。
(従来の技術) 熱現像で色画像(カラー画像)を得る方法については、
既に多くの方法が提案されている。
現像薬の酸化体とカプラーとの結合により色画像を形成
する方法については、米国特許第3.531,286号
、米国特許第3,761,270号、ベルギー特許第8
02,519号、リサーチ・ディスクロージャー197
5年9月号31頁〜32頁、米国特許第4,021,2
40号等に提案されている。
また、感光銀色素漂白法によりポジの色画像を形成する
方法については、例えば、リサーチ・ディスクロージャ
ー1976年4月号30頁〜32頁(RD−14433
)、同1976年12月号14頁〜15頁(RD−15
227)、米国特許第4,235,957号等に記載さ
れている。
しかし、上記の方法では形成された色素像と銀像とが混
在しているため、鮮明な色素像が得られないという問題
があった。
この欠点を改良するため種々の方法が提案されている。
例えば加熱により画像状に可動性の色素を放出させ、こ
の可動性の色素を水などの溶媒によって媒染剤を有する
色素固定材料に転写する方法、高沸点有機溶剤により色
素固定材料に転写する方法、色素固定材料に内蔵させた
親水性熱溶剤により色素固定材料に転写する方法、可動
性の色素が熱拡散性または昇華性であり、支持体等の色
素受容材料に転写する方法などが挙げられる(米国特許
第4,463,079号、同第4,474,867号、
同第4.478,927号、同第4’、507,380
号、同第4,500,626号、同第4,483,91
4号;特開昭58−149046号、同58−1490
47号、同59−152440号、同59−15444
5号、同59−165054号、同59−180548
号、同59−168439号、同59−174832号
、同59−174833号、同59−174834号、
同59−174835号、同59−218443号、特
願昭60−79709号など)。
これらの画像形成方法を利用した写真材料は処理が簡便
であり、かつ高画質であるため、多くの産業分野でプリ
ント材料として用いられる。たとえば、電気製品、自動
車、建築、アパレル、インテリア、クラフトなどの製品
デザイン分野;スタイル、インテリア、意匠、テキスタ
イルなどの配色デザイン分野;不動産、装飾品、ファッ
ション、メーキャップなどの商品見本の分野;分子モデ
ル構造解析、リモートセンシング、シミュレーシゴンな
どの科学分析の分野;コンピューターアニメーション、
コンピューターアートなどのエンターテインメントの分
野; CCD内視鏡、顕微鏡などの医療画像の分野;版
下やプルーフなどの印刷分野があり、また複製プリント
、電送カラー写真、高品位TVの分野などである。
上記の画像形成方法を利用する熱現像装置としては、例
えば、特開昭59−75247号、同59−17754
7号、同59−181353号、同60−18951号
、実願昭60−116734号等に記載されている装置
などが提案されるいる。
(発明が解決しようとする問題点) これら熱現像装置内において、色素固定要素はピックア
ップローラーや搬送ローラー等によって搬送されている
。このとき、これらローラーとの接触により色素固定要
素はしばしば静電気を帯びることがある。特に熱現像装
置内の加熱部(特にヒートローラー及び熱板)を搬送さ
れる時顕著に帯電される。この色素固定要素に帯電した
静電気が装置との間で放電を起すと、装置の制御系統に
対する電気的雑音となり、装置シーフェンスの制御が困
難になることがある。
=3− これを防止するため、例えば特開昭60−135946
号等には熱現像装置にスタチックイルミネータ(除電ブ
ラシ)を設けることが提案されているが、ローラーごと
にこのスタチックイルミネータを取付けなれければ完全
な帯電防止は達成できず、装置コストが高くなり有利な
解決方法とはいえない。
一方、写真感光材料の分野では種々の界面活性剤及び高
分子電解質が帯電防止剤として知られているが、そのい
ずれが本件のような熱現像で色素画像を形成するのに用
いる色素固定要素に有効なのか全く知られていなかった
従って、本発明の目的は、帯電防止性の改良された、熱
現像による色素画像形成に使用する色素固定要素を提供
することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、支持体上の一方の側に少なくとも1層
の色素固定層を有し、かつこれとは反対の側に少なくと
も1層の親水性コロイドからなるバック層を有する色素
固定要素において、該バック層が含フッ素化合物を含有
することを特徴とする色素固定要素によって達成された
以下に本発明で使用される含フッ素化合物について詳細
に説明する。
本発明で使用される含フッ素化合物は低分子でも高分子
でもよい。
低分子含フッ素化合物としては以下の一般式%式% 一般式(イ) (Rf)−(A)−(Z) n、    n2n。
式中Rfは一部又は全部が弗素原子で置換された炭素数
3〜50のアルキル、アルケニル又はアリール基を表わ
し、Aは連結基を表わし、Zは親水基を表わす。n□お
よびn3はそれぞれ独立に1〜1゜の整数を、n2は0
〜10の整数を表わす。
一般式(イ)に於いて、Aは好ましくは一〇−基、こで
り、は水素原子、各々置換もしくは無置換の、アルキル
基、アルケニル基、又はアリール基を表わす)である。
Zは親水基であれば何でもよいが、好ましくはアニオン
性基、カチオン性基、両性基、ノニオン基を有した基で
あり、より好ましくはスルホン酸基、硫酸塩、カルボン
酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、アミン塩、アンモニウム塩
、ホスホニウム塩、ピリジウム塩、カルボキシベタイン
、スルホベタイン、ホスホベタイン、カルボキシピリジ
ウム、スルホピリジウム、置換又は無置換のポリオキシ
アルキレン基(例えばポリオキシエチレン、ポリオキシ
プロピレン、ポリオキシヒドロキシプロピレン、ポリオ
キシエチレンなど)、ソルビタン、ポリオキシエチレン
ソルビタン、グルコース又はシュークロースを挙げるこ
とができる。更に、2として特に好ましいのは下記一般
式(ロ)で表わされる基である。
一般式(ロ) −(B)−Z。
式中Bは置換又は無置換のオキシアルキレン基を表わし
、zlはアニオン、カチオン又はベタインを表わす。n
4は1〜50を表わす。
好ましいBとしては2〜6の炭素数を有するオキシアル
キレン基であり、特に好ましくはオキシエチレン基、オ
キシプロピレン基、オキシ(ヒドロキシ)プロピレン基
、オキシブチレン基、オキシスチレン基である。又、好
ましいzlはスルホン酸塩、硫酸塩、カルボン酸塩、リ
ン酸塩、ホウ酸塩、アミン塩、アンモニウム塩、ホスホ
ニウム塩、ピリジウム塩、カルボキシベタイン、スルホ
ベタイン、カルボキシピリジウム、スルホピリジウムを
有する基であり、特に好ましくはスルホン酸塩、硫酸塩
、カルボン酸塩、リン酸塩、アンモニウム塩、ピリジウ
ム塩、カルボキシベタイン、スルホベタインである。又
、n4は好ましくは2〜25であり、特に好ましくは2
〜15である。
高分子含フッ素化合物としては、分子量1ooo以上で
その化合物中にフッ素の含有量が全固型分中の2%以上
であればよく、ホモポリマーでも、コポリマーでもよい
。これらの化合物は、特開昭46−7781号、同48
−101118号、同48−9719号、同49−13
3023号、同44−98247号、同48−4313
0号、同49−10722号、同49−46733号、
同50−16525号、同50−59025号、同51
−7917号、同51−32322号、同51−106
41.9号、同52−129520号、同54−142
24号、同54−111330号、同54−15822
2号、同55−7762号、同55−126238号、
同56−43636号、同56−78834号、同56
−114944号、同57−11342号、同57−6
4228号、同57−146248号、同57−1.7
9837号、同57−196544号、同58−200
235号、同59−74554号、同61−14632
号、同60−2]、0613号、同60−165650
号、リサーチディスクロージャーNo、17611(1
978年12月)、米国特許第3.5111!11,9
06号、同3,775,126号、同3,850,64
2号、同3,929,485号、同4,175,969
号、同4,266.015号、同4,267.255号
、同4,407,937号、特表昭58−501075
号、特願昭59−236390号、英国特許第1,35
2,975号、同1,497,256号、同2,021
,106号、西独特許第2.857,719号、同1.
,942,665号、特願昭60−202438号、「
化学総説翫27新しいフッ素化学」(日本化学会線、1
980年)、里用著「機能性含フッ素高分子」(日刊工
業新聞、1982年)等に記載されている。
以下に好ましい具体的化合物例を挙げるが本発明はこれ
らに限定されるものではない。
N−I   CF3−(CF2)G−COONH。
N  2   CFg(CF→dCHz后C○OHある
いはこれらの混合物) N−6CF3(CF2)7−8o、K N−7CF3(CF2)11−CH2−O8O3NaN
−10CF、−(CF、)、−CH=CH−(CH2)
3COONaしh3 N−18H−(CF2)1oCH20HN−20CF、
−(CF、)7−8O2NH(CH2)!−NΦ(CH
,)、−IeN−21CF3(CF2)6−Co−NH
CH,CH2−へ・Iθ−一/ l”、シl’ 1l− N−28CF、−(CF、)i□−Coo−(CH,C
H20)、。H=12= N−35H(CF、)、−CH,0−(CH2CH20
hvHN−38C,F□7・502NH−(CH2汁N
(CH,CH20CH3)a・I”n=5 し2ris N−44C,F17S 07NH−(CH2汁○CH2
CH2NΦ(CH3)3・CM3C> 303e N−48CgFl、〇−〇−Coo−(CH2CH20
虎HI C,、H13cH3 暑 2H5 =15− N−64C,H。
=16− x : y =40 : 60(水分散ラテックス)C
H3 x:y−=30ニア0 x : y : z=50:45:5(水分散ラテック
ス)x:y’=35:65 x:y=31:69 x:y=25ニア5 z : y : z=25ニア0:5 x:y =70:30 x : y =65 : 35 x:y =80:20 x : y : z =30:60: t。
x : y =50 : 50 (水分散ラテックス)
N−80−(CF2CF20←− 本発明のこれらの含フッ素化合物は甲、独でも2種以上
混合して使用してもよく、その使用量は一平方メートル
当たり0.0001〜3g、好ましくは0.0005〜
1g、特に好ましくは0.0005〜0.1gであり、
色素固定材料のバック層に存在させればよい。
本発明の含フッ素化合物の添加方法としては、特に制限
はないが、そのままあるいは水、有機溶媒(例えばメタ
ノール、エタノール、プロパツール、ブタノール、アセ
トン、ジメチルアセ1−アミド又はギ酸、酢酸、プロピ
オン酸、コハク酸等のアルキルエステル(アルキルとし
てはメチル、エチル、プロピルなど)、ベンゼン、トル
エン、テトラハイドロフラン、メチルエチルケトン、ジ
クロロメタン、クロロホルム、ジオキサンなど)等を使
用してバック層用の親水性コロイド塗布液中に添加する
方法を挙げることができる。
本発明の色素固定要素のバック層は2層以上で構成され
てもよく、その場合本発明の含フッ素化合物はバック構
成層のどの層に添加してもよいが、特に好ましいのはバ
ック構成層の最外層である。
本発明の色素固定要素の支持体としては、後述の種々の
支持体を用いることができるが、ポリオレフィン類(特
にポリエチレン)でラミネートされた紙支持体を用いる
時、本発明の含フッ素化合物による帯電防止効果が特に
顕著である。
また、色素固定要素が熱現像転写装置の中を搬送される
場合には、熱現像後または熱現像と同時に拡散性の色素
を転写する工程において色素固定要素と感光要素の膜面
どうしが接するように重ね合わされて搬送されるため、
特に色素固定要素のバック面が高温低湿状態になりやす
く、そのため帯電しやすくなる。本発明の方法によりか
かる帯電を効果的に防止することができる。特に本発明
の含フッ素化合物と後述するマット剤を併用してバック
層のうちの最外層に用いると帯電防止効果が顕著である
本発明のバック層は、色素固定層の反対側の支持体上に
、親水性コロイドの層を塗布し乾燥することにより形成
される。この親水性コロイド物質としては、親水性有機
高分子化合物が好ましく、通常用いられている親水性の
天然または合成高分子でよいが、好ましくは、ゼラチン
、ゼラチン誘導体、セルロース誘導体等のタンパク質や
、デンプン、アラビアゴム等の多糖類のような天然物質
、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アク
リルアミド重合体等の水溶性ポリビニル化合物等が挙げ
られる。中でもゼラチンまたはゼラチン誘導体が好まし
い。ゼラチンとしては、石灰処理ゼラチンの他に、酸処
理ゼラチンや日本写真学会誌(Bull、 Soc、 
Phot、 Japan) Nn1.6.30ページ(
1966)に記載されたような酵素処理ゼラチン、ゼラ
チンの加水分解物や酵素分解物を用いることもできる。
ゼラチン誘導体としては、ゼラチンに例えば酸ハライド
、酸無水物、イワシアナ−1−類、ブロモ酢酸、アルカ
ンサルトン類、ビニルスルホンアミド類、マレインイミ
ド類、ポリアルキレンオキシド類、エポキシ化合物類等
の種々の化合物を反応させて得られるもの、ゼラチンに
アクリル酸、メタクリル酸、それらのエステル、アミド
などの誘導体、アクリコニ1〜リル、スチレンなどのビ
ニル系モノマーの単一または共重合体をグラフト重合さ
せたものを用いることができる。
バック層は1層でもよく、2層またはそれ以上設けても
よい。バック層の膜厚には制限はないが、好ましくは0
.5〜15ミクロン、特に1〜10ミクロンである。
本発明のバック層には他の公知の添加剤を加えてもよい
。好ましい添加剤としてバック層の耐接着性を改善する
ためのマツ1〜剤、コロイド状シリカ、油滴、ポリマー
ラテックス等が挙げられる。
これら添加剤を含有するバック層について具体的に説明
する。
マン1〜剤は写真技術分野に於てよく知られており、親
水性有機コロイドバインダー中に分散可能な無機又は有
機材料の不連続固体粒子であると定義できる。無機のマ
ット剤の例としては酸化物(例えば二酸化珪素、酸化チ
タン、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム等)、アル
カリ土類全屈塩(例えば硫酸塩や炭酸塩であって、具体
的には硫酸バリウム、炭酸カルシラ11、硫酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム等)、画像を形成しないハロゲン
化銀粒子(塩化銀や臭化銀等で更にハロゲン成分として
沃素原子がわずかながら加わっていてもよい)やガラス
等である。
又、有機のマット剤の例には澱粉、セルロースエステル
(例えば、セルロースアセテートプロピオネート等)、
セルロースエーテル(例えばエチルセルロース等)1合
成樹脂等である。合成樹脂の例としては、水不溶又は難
溶性合成ポリマーであり、たとえばアルキル(メタ)ア
クリレート、アルコキシアルキル(メタ)アクリレート
、グリシジル(メタ)アクリレート、 (メタ)アクリ
ルアミド、ビニルエステル(例えば酢酸ビニル)、アク
リロニ1ヘリル、オレフィン、スチレンなどの甲。
独もしくは組合せ、又はこれらとアクリル酸、メタクリ
ル酸、α、β−不飽和ジカルボン酸、ヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレート、スルホアルキル(メタ)アク
リレ−1へ、スチレンスルホン酸等の組合せを甲、量体
成分とするポリマーを用いることができる。なかでもポ
リメチルメタクリレートが好ましい。
これらのマツ1〜剤の平均粒子サイズは約0.1〜10
μm位が適当であり、好ましくは0.5〜8μm、更に
好ましくは1〜6μmである。
マット剤が含有されるバック層の厚みは、マット剤の平
均粒子サイズ(平均直径)の約1 / i−0〜約17
2が剥離性良化の点で好ましい。
バック層は複層化されていてもよく、この場合マット剤
は最外層に含有され、そして例えば二層化構成にされた
場合、これらの層の少なくとも一層に油滴が分散される
のが好ましい。
油滴のサイズは約0.01μm〜20μmが適当であり
、0.05μm〜10μmが好ましい。
この油滴を形成する物質としては、通常写真用カプラー
の分散に用いられる高沸点有機化合物が有用であり、該
高沸点有機化合物としては常圧で沸点が180℃以上の
ものが好ましく、例えば米国特許第2,322,027
号に記載されているフタール酸アルキルエステル(ジブ
チルフタレート、ジオクチルフタレートなど)、リン酸
エステル(ジフェニルフォスフェート、トリフェニルフ
ォスフェート、トリクレジルフォスフェート、ジオクチ
ルブチルフォスフェート)、クエン酸エステル(例えば
アヤチルクエン酸トリブチル)、安息香酸エステル(例
えば安息香酸オクチル)、アルキルアミド(例えばジエ
チルラウリルアミド)、脂肪酸エステル類(例えばジブ
トキシエチルサクシネート、ジエチルアゼレート)、ト
リメシン酸エステル類(例えばトリメシン酸トリブチル
)、炭素数10以上の炭化水素あるいはハロゲン化炭化
水素(例えば流動パラフィン、塩素化パラフィン)など
を挙げることができる。
上記添加剤として用いられるポリマーラテックスは平均
粒径が0.02μm〜0.2μmの水不溶性ポリマーの
水分散物で、好ましい使用量は前記親水性コロイドバイ
ンダーに対して乾燥重量比で0.01〜1.0で特に好
ましくは0.1〜0.8である。
このポリマーラテックスの好ましい例としてはアクリル
酸のアルキルエステル、ヒドロキシアルキルエステルま
たはグリシジルエステル等、あるいはメタアクリル酸の
アルキルエステル、ヒドロキシアルキルエステル、また
はグリシジルエステル等をモノマー単位として持ち、平
均分子量が10万以上、特に好ましくは30万〜5o万
のポリマーであり、具体例は次式で示される。
さらに、ポリマーラテックスに関しては前記特公昭45
−5331、米国特許第2852386号、同3062
674号、同3411911号、同3411912号明
細書の記載を参考にすることが出来る。
コロイド状シリカは平均粒子径が0.007μm〜0.
12μmで主成分は二酸化ケイ素であり、少量成分とし
てアルミナあるいはアルミン酸ナトリウム等を含んでい
てもよい。またこれらコロイド状シリカには安定剤とし
て水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム
、水酸化アンモニウム等の無機塩基やテトラメチルアン
モニウムイオンの如き有機塩が含まれていても良い。特
にコロイド状シリカの安定化剤としては水酸化カリウム
あるいは、水酸化アンモニウムからなるコロイド状シリ
カが好ましい。
これらコロイド状シリカについては例えばEgon=2
8− Matijevic編、5urface and Co
11oid 5cienceの第6巻、3〜100頁(
1973年、John Willey & 5ons)
に詳細に述べられている。
コロイド状シリカの具体的な例としてはE、I。
du Pont de Nemours & Co、 
(USA)からLudox AM。
Ludox AS、 Ludox LS、 Ludox
 TM、 Ludox H3等の商品名で、目迎化学(
株)(日本、東京)からはスノーテックス20、スノー
テックスC、スノーテックスN、スノーテックスO等の
商品名で、Mon5ant。
Co、 (USA)からは5yton C−30,5y
ton 200等の等の商品名で市販されているものが
挙げられる。
コロイド状シリカの好ましい使用量はバック層のバイン
ダーとして用いられているゼラチンに対して乾燥重量比
で0.05〜1.0で、特に好ましくは0.2〜0.7
である。
更にバック層ヘスベリ剤を塗布することができる。好ま
しいスベリ剤として高級アルキル硫酸ソーダ、    
        高級脂肪酸高級アルコールエステル、
カーボワックス、高級アルキルリン酸エステル、シリコ
ン系化合物などが挙げられる。具体的には米国特許第2
,882,157号、同3,121.,060号、同3
,850,640号、特開昭51−141623などに
記載の化合物を挙げることができる。
本発明において、色素固定層は、現像によって放出され
た可動性の色素を固定することのできるものである。色
素の固定のためには、ポリマー媒染剤や特開昭57−1
.98458号に記述されているような色素受容性のポ
リマーを用いることができる。
ここでポリマー媒染剤とは、三級アミノ基を含むポリマ
ー、含窒素複素環部分を有するポリマー、およびこれら
の4級カチオン基を含むポリマー等であり、好ましくは
、他の親水性ポリマー(ゼラチン等)と混合して用いら
れる。
三級アミノ基を有するビニルモノマーm位を含むポリマ
ーについては、特開昭60−60643号、特開昭60
−57836号等に記載されており、三級イミダソール
基を有するビニルモノマー甲1位を含むポリマーの具体
例としては特開昭60−118834号、同60422
941号、特願昭61−87180号、同61−871
81号、米国特許第4,282,305号、同第4.i
l、5,124号、同第3,148.061号などに記
載されている。
四級イミダンリウム塩を有するビニルモノマー噴位を含
むポリマーの好ましい具体例としては莢国特許第2,0
56,101号、同第2,093,041号、同第1゜
594.961号、米国特許第4,124,386号、
同第4,115゜124号、同第4,273,853号
、同第4,450,224号、特開昭48−28,22
5号等に記載されている。
その他四級アンモニウム塩を有するビニルモノマー嚇位
を含むポリマーの好ましい具体例としては、米国特許第
3,709,690号、同第3,898,088号、同
第3,958,995号、特開昭60−57836号、
同60−60643号、同60−122940号、同6
0−122942号および同6〇−235134号など
に記載されている。
本発明で用いるポリマー媒染剤の分子量は、好ましくは
1,000〜1,000,000、特に10,000〜
200,000である。
かかるポリマー媒染剤は、色素固定要素中の媒染層中に
バインダーとしての親水性コロイドと併用して用いられ
る。親水性コロイドの代表例としては、例えばゼラチン
、ゼラチン誘導体等のタンパク質、セルロース誘導体、
デンプン、デキストラン、プルラン、アラビアゴム等の
多糖類のような天然物質、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、ポリアクリルアミドのような合成重
合体を含む。
この中でもゼラチン、ポリビニルアルコールが特に好ま
しい。
ポリマー媒染剤と親水性コロイドの混合比およびポリマ
ー媒染剤の塗布量は、媒染されるべき色素の量、ポリマ
ー媒染剤の種類や組成、更に適用される画像形成方法な
どに応じて、当業者が容易に定めることができるが、媒
染剤/m水性コロイド比が20/80〜80/20(重
量比)、媒染剤の塗布量は約0.2−約15g/m2が
適当であり、なかでも0.5−8g/m2で使用するの
が好ましい。
ポリマー媒染剤は、色素固定要素中で金属イオンと併用
することによって色素の転写濃度を高くすることができ
る。この金属イオンは媒染剤を含む媒染層、あるいはそ
の近接層(媒染層等を担持する支持体に近い方でも、或
いは遠い側でもよい)に添加する事ができる。ここで用
いられる金属イオンは、無色で、かつ熱、光に対し安定
であることが望ましい。すなわちCu2+、zn2+、
Nj2+、Pt” +、Pd”、Co3+イオンなどの
還移金属の多価イオンなどが好ましく、特にZn2+が
好ましい。この金属イオンは通常水溶性の化合物の形、
たとえばZn5OいZn (CH3CO□)z、で添加
され、その添加量は約0.01.−約5g/m2が適当
であり、好ましくは0.1〜L5g/m”である。
これら金属イオンを添加する層中には、バインダーとし
て親水性のポリマーを用いることができる。親水性バイ
ンダーとしては、先に媒染層に関して具体的に列記した
ような親水性コロイドが有用である。
ポリマー媒染剤を含む媒染層は塗布性を高めるなどの意
味で種々の界面活性剤を含むことができる。
本発明の色素固定層に用いることのできる色素受容性の
ポリマーは、ガラス転位温度が40℃以上、250℃以
下の耐熱性の有機高分子物質より成る。
本発明において色素供与性物質から放出された色素がポ
リマー中に入り込む機構については、明らかになってい
ない点が多い。一般的には、ガラス転位点以上の処理温
度に於いては、高分子鎖の熱運動が大きくなり、その結
果生ずる鎖状分子間隙に色素が入り込むことができると
考えられている。
このため、ガラス転位温度が40℃以上、250℃以下
の有機高分子物質より成る層を色素固定層として用いる
ことにより、色素供与性物質と色素とを区別し、色素の
みが色素固定層に入り込む鮮明な画像を形成することが
できる。
本発明に用いられる有機高分子物質の例としては以下の
ものがある。それを列挙すると、分子量2000〜85
000のポリスチレン、炭素数4以下の置換基をもつポ
リスチレン誘導体、ポリビニルシクロヘキサン、ポリジ
ビニルベンゼン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルカ
ルバゾル、ポリアリルベンゼン、ポリビニルアルコール
、ポリビニルホルマールおよびポリビニルブチラールな
どのポリアセタール類、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエ
チレン、ポリ三塩化ふっ化エチレン、ポリアクリロニト
リル、ポリーN、N−ジメチルアリルアミド、p−シア
ノフェニル基、ペンタクロロフェニル基および2,4−
ジクロロフェニル基をもつポリアクリレート、ポリアク
リルクロルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、
ポリエチルメタクリレート、ポリプロピルメタクリレー
ト、ポリイソプロピルメタクリレート、ポリイソブチル
メタクリレート、ポリターシャリ−ブチルメタクリレー
ト、ポリシクロへキシルメタクリレート、ポリエチレン
グリコールジメタクリレート、ポリ−2−シアノ−エチ
ルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレー1−など
のポリエステル類、ポリスルホン、ビスフェノールAポ
リカーボネート、ポリカーボネート類、ポリアンヒドラ
イド、ポリアミド類並びにセルロースアセテート類、が
挙られる。また、ポリマーハンドブック第2版ジェイ・
ブランドラップ、イー・エイチ・インメルグト(J、 
Brandrup、 E、H。
Immergut)編、John Wiley & 5
ons出版に記載されているガラス転位温度40℃以上
、250℃以下の合成ポリマーも有用である。これらの
高分子物質は、嚇独又は混合して用いられても、また複
数以上を組み合せて共重合体として用いてもよい。これ
らのポリマーは、後述の写真要素に適用される支持体を
兼ねていてもよいし、支持体とは独立な層を形成してい
てもよい。
本発明の色素固定要素は、感光要素と別個の支持体上に
塗設される形態であってもよいし、感光要素と同一の支
持体上に塗設される形態をとってもよい。感光要素と色
素固定要素相互の関係、支持体との関係、白色反射層と
の関係は米国特許4.500,626号の第57欄に記
載の関係が本願にも適用できる。本発明では、色素固定
要素は感光材料とは別個の支持体上に塗設されることが
好ましい。色素固定要素には必要に応じて保護層、剥離
層、カール防止層などの補助層を設けることができる。
特に保護層を設けるのは有用である。上記層の1つまた
は複数の層には、親水性熱溶剤、可塑剤、退色防止剤、
UV吸収剤、スベリ剤、マット剤、酸化防止剤、寸度安
定性を増加させるための分散状ビニル化合物、蛍光増白
剤等を含ませてもよい。
色素固定層、バック層その他の構成層には硬膜剤を使用
することができる。硬膜剤としては1例えばアルデヒド
類(ホルムアルデヒド、グリオキサール、ゲルタールア
ルデヒドなど)、N−メチロール化合物(ジメチロール
尿素、メチロールジメチルヒダントインなど)、ジオキ
サン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオキサンなど)、
活性ビニル化合物(1,3,5−トリアクリロイル−へ
キサヒドロ−s−トリアジン、ビス(ビニルスルホニル
)メチルエーテル、N、N’−エチレン−ビス(ビニル
スルホニルアセタミド)、N、N’−トリメチレン−ビ
ス(ビニルスルホニルアセタミド)など〕、活性ハロゲ
ン化合物(2゜4−ジクロル−6−ヒドロキシ−s−ト
リアジンなど)、ムコハロゲン酸類(ムコクロル酸、ム
コフェノキシクロル酸など)、エポキシ系化合物(例え
ばサゾール類、ジアルデヒドでん粉、1−クロル−6−
ヒドロキシトリアジニル化ゼラチンなどを挙げることが
出来る。その具体例は、米国特許第1.870,354
号、同2,080,019号、同2,726,1.62
号、同2,870,013号、同2,983,611号
、同2,992,1.09号、同3,047,394号
、同3,057,723号、同3,103,437号、
同3,321,31.3号、同3,325,287号、
同3,362,827号、同3,490,911号、同
3,539,644号、同3,543,292号、英国
特許676.628号、同825,544号、同1,2
70,578号、ドイツ特許872,153号、同1,
090,427号、同2.749,260号、特公昭3
4−7133号、同46−1872号などに記載がある
本発明は特に、感光材料の保存安定性を改良するため塩
基及び/又は塩基プレカーサーを色素固定要素に添加し
た場合の色素固定要素の帯電防止を改良するのに有効で
ある。ここで、塩基及び/又は塩基プレカーサーとして
は、以下のものが挙げられる。
本発明に用いられる塩基としては、アルカリ金属、アル
カリ土類金属、アンモニウム、4級アルキルアンモニウ
ム等の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、ホウ酸塩、第2お
よび第3リン酸塩、キノリン酸塩、メタホウ酸塩等の無
機塩基;脂肪族アミン類(トリアルキルアミン類、ヒド
ロキシルアミン類、脂肪族ポリアミン類)、芳香族アミ
ン類(N−アルキル置換芳香族アミン類、N−ヒドロキ
シルアルキル置換芳香族アミン類およびビス(p−(ジ
アルキルアミノ)フェニルコメタン類)、複素環状アミ
ン類、アミジン類、環状アミジン類、グアニジン類、環
状グアニジン類等の有機塩基およびそれらの炭酸塩、重
炭酸塩、ホウ酸塩、第2および第3リン酸塩等が挙げら
れ、また米国特許第2,410,644号にベタインヨ
ウ化テトラメチルアンモニウム、ジアミノブタンジヒド
ロクロライドが、米国特許3.506,444号にはウ
レア、6−アミノカプロン酸のようなアミノ酸を含む有
機化合物が記載され有用である。本発明においてpKa
の値が8以上のものが特に有用である。
本発明に用いられる塩基プレカーサーとは、熱分解、電
解または錯形成反応等により塩基を放出あるいは生成す
るものである。
塩基プレカーサーとしてはまず加熱により脱炭酸して分
解する有機酸と塩基の塩、ロッセン転位、ベックマン転
位などにより分解してアミンを放出する化合物など加熱
によりなんらかの反応を引き起して塩基を放出するもの
が挙げられる。
有機酸と塩基の塩に用いられる塩基として、前記した無
機塩基または有機塩基などが挙げられる。
また、有機酸としては、例えばトリクロロ酢酸、トリフ
ロロ酢酸、プロピオール酸、シアノ酢酸、スルホニル酢
酸、アセト酢酸など、米国特許第4.088,496号
に記載の2−カルボキシカルボキサミドなどが挙げられ
る。
有機酸と塩基の塩以外に、例えばロッセン転位を利用し
た特開昭59−168440号記載のヒドロキサムカル
バメート類、ニトリルを生成する特開昭59−1576
37号記載のアルドキシムカルバメート類、などが有効
であり、また、リサーチディスクロージャー誌1977
年5月号1.5776号に記載のアミンイミド類、特開
昭50−22625号公報に記載されているアルトンア
ミド類、等は高温で分解し塩基を生成するもので好まし
く用いられる。
電解により塩基を発生させる塩基プレカーサーとして次
のものを挙げることができる。
例えば、電解酸化を用いる方法の代表として各種脂肪酸
塩の電解を挙げることができる。この反応によってアル
カリ金属やグアニジン類、アミジン類等の有機塩基の炭
酸塩を極めて効率良く得ることができる。
また電解還元を用いる方法としてはニトロおよびニトロ
ソ化合物の還元によるアミン類の生成;ニトリル類の還
元によるアミン類の生成;ニトロ化合物、アゾ化合物、
アゾキシ化合物等の還元によるp−アミノフェノール類
、P−フェニレンジアミン類、ヒドラジン類の生成等を
挙げることができる。p−アミノフェノール類、p−フ
ェニレンジアミン類、ヒドラジン類は塩基として用いる
だけでなく、それらを直接色画像形成物質として使用す
ることもできる。
また、種々の無機塩共存下での水の電解によりアルカリ
成分を生成させることももちろん利用できる。
次に、錯形成反応を用いて塩基を生成させる塩基プレカ
ーサーとして、例えば特願昭60−169585号に記
載されている難溶性金属化合物およびこの難溶性金属化
合物を構成する金属イオンと錯形成反応しうる化合物(
錯形成化合物という)との組み合わせが挙げられる。例
えば、難溶性金属化合物としては、亜鉛、アルミニウム
、カルシウム、バリウムなどの炭酸塩、水酸化物、酸化
物が挙げられる。また錯形成化合物については、例えば
ニー・イー・マーチル、アール・エム・スミス(A、 
E。
Martell、 R,M、 Sm1th)共著、「ク
リティカル・スタビリテイ・コンスタンツ(Criti
cal 5tabilityConstants) J
第4ないし5巻、プレナム・プレス(Plenum P
ress)に詳述されている。具体的にはアミノカルボ
ン酸類、イミノジ酢酸類、ピリジルカルボン酸類、アミ
ノリン酸類、カルボン酸類(モノ、ジ、トリ、テトラカ
ルボン酸類およびさらにフォスフォノ、ヒドロキシ、オ
キソ、エステル、アミド、アルコキシ、メルカプト、ア
ルキルチオ、フォスフイノなどの置換基をもつ化合物)
、ヒドロキサム酸類、ポリアクリレート類、ポリリン酸
類などのアルカリ金属、グアニジン類、アミジン類もし
くは4級アンモニウム塩等との塩が挙げられる。
この難溶性金属化合物と錯形成化合物は、感光要素と色
素固定要素に別々に添加するのが有利である。
塩基および/または塩基プレカーサーは甲、独でも2種
以上組み合わせても使用することができる。
本発明に用いられる塩基および/または塩基プレカーサ
ーの量は、広い範囲で用いることができる。通常は感光
要素と色素固定要素の合計の塗布膜を重量換算して50
重量%以下、特に1重量%〜40重量%の範囲が有用で
ある。
本発明において、上記の色素固定要素と組み合わせて用
いられる感光要素は、支持体上に少なくとも感光性ハロ
ゲン化銀、色素供与性物質、バインダーおよび必要に応
じて有機銀塩や還元剤を有するものである。
本発明に使用し得るハロゲン化銀は、塩化銀、臭化銀、
あるいは塩臭化銀、塩沃化銀、塩沃臭化銀のいずれでも
よい。
具体的には、米国特許第4,500,626号第50欄
、リサーチ・ディスクロージャー誌1978年6月号9
頁〜10頁(RD 17029)、特開昭61−107
240号、特願昭60−225176号、同60−22
8267号等に記載されているハロゲン化銀乳剤のいず
れもが使用できる。
本発明で使用するハロゲン化銀乳剤は、主として潜像が
粒子表面に形成される表面潜像型であっても、粒子内部
に形成される内部潜像型であってもよい。また粒子内部
と粒子表層が異なる相を持ったいわゆるコアシェル乳剤
であっ−てもよい。また、本発明では内部潜像型乳剤と
造核剤とを組合わせた直接反転乳剤を使用することもで
きる。
ハロゲン化銀乳剤は未後熟のまま使用してもよいが通常
は化学増感して使用する。通常型感光材料用乳剤で公知
の硫黄増感法、還元増感法、貴金属増感法などを単独ま
たは組合わせて用いること=44− ができる。これらの化学増感を含窒素複素環化合物の存
在下で行うこともできる(特開昭58−126526号
、同58−215644号)。
本発明において使用される感光性ハロゲン化銀の塗設量
は、銀換算1mgないしLog/ryeの範囲である。
本発明においては、感光性ハロゲン化銀と共に、有機金
属塩を酸化剤として併用することもできる。
この場合、感光性ハロゲン化銀と有機金属塩とは接触状
態もしくは接近した距離にあることが必要である。
このような有機金属塩の中、有機銀塩は、特に好ましく
用いられる。
上記の有機銀塩酸化剤を形成するのに使用し得る有機化
合物としては、特開昭61−107240号の37頁〜
39頁、米国特許第4,500,626号第52欄〜第
53欄等に記載の化合物がある。また特願昭60−11
3235号記載のフェニルプロピオール酸銀などのアル
キニル基を有するカルボン酸の銀塩や、特願昭60−9
0089号記載のアセチレン銀も有用である。有機銀塩
は2種以上を併用してもよい。
以上の有機銀塩は、感光性ハロゲン化銀1モルあたり、
0.01ないし10モル、好ましくは0.01ないし1
モルを併用することができる。感光性ハロゲン化銀と有
機銀塩の塗布量合計は銀換算で50北ないしIOg/m
が適当である。
本発明に用いられるハロゲン化銀は、メチン色素類その
他によって分光増感されてもよい。用いられる色素には
、シアニン色素、メロシアニン色素、複合シアニン色素
、複合メロシアニン色素、ホロポーラ−シアニン色素、
ヘミシアニン色素、スチリル色素およびヘミオキソノー
ル色素が包含される。
具体的には、特開昭59−180550号、同60−1
40335号、リサーチ・ディスクロージャー誌197
8年6月号12〜13頁(RD 17029)等に記載
の増感色素や、特開昭60−111239号、特願昭6
0−172967号等に記載の熱脱色性の増感色素が挙
げられる。
これらの増感色素はm独に用いてもよいが、それらの組
合わせを用いてもよく、増感色素の組合わせは特に、強
色増感の目的でしばしば用いられる。
増感色素とともに、それ自身分光増感作用をもたない色
素あるいは可視光を実質的に吸収しない物質であって、
強色増感を示す物質を乳剤中に含んでもよい(例えば米
国特許第2,933,390号、同3.635,721
号、 同3,743,51.0号、同3,615,61
3号、同3,615.64]号、 同3,617,29
5号、同3,635,721号に記載のもの)。
これらの増感色素を乳剤中に添加する時期は化学熟成時
もしくはその前後でもよいし、米国特許第4,183,
756号、同第4,225,666号に従ってハロゲン
化銀粒子の核形成前後でもよい。
添加量は一般にハロゲン化銀]9モル当たり1O−lI
ないし10−2モル程度である。
本発明においては、画像形成物質として高温状態下で銀
イオンが銀に還元される際、この反応に対応して、ある
いは逆対応して可動性色素を生成するか、あるいは放出
する化合物、すなわち色素供与性物質を使用する。
本発明で使用しうる色素供与性物質の例としてはまず、
酸化カップリング反応によって色素を形成する化合物(
カプラー)を挙げることができる。
このカプラーは4当量カプラーでも、2当量カプラーで
もよい。また、耐拡散基を脱離基に持ち、酸化カップリ
ング反応により拡散性色素を形成する2当景カプラーも
好ましい。現像薬およびカプラーの具体例はジェームズ
著「ザセオリーオブザフォ1へグラフィックプロセス」
第4版(T、 H。
James“The Theory of the P
hotographicProcess”) 291−
334頁、および354−361頁、特開昭58−1.
23533号、同58−149046号、同58−14
9047号、同59−111148号、同59−124
399号、同59−174835号、同59−2315
39号、同59−231540号、同60−2950号
、同60−2951号、同60−14242号、同60
−23474号、 同60−66249号等に詳しく記
載されている。
また、別の色素供与性物質の例として、画像状に拡散性
色素を放出乃至拡散する機能を持つ化合物を挙げること
ができる。この型の化合物は次の一般式〔1,1〕で表
わすことができる。
=48− (Dye −X、)、 −Y         I:L
I)Dyeは色素基、−時的に短波化された色素基また
は色素前駆体ルを表わし、又は甲8なる結合または連結
基を表わし、Yは画像状に潜像を有する感光性銀塩に対
応または逆対応して(Dye−X)n−Yで表わされる
化合物の拡散性に差を生じさせるか、または、Dyeを
放出し、放出されたDyeと(Dye−X)n−Yとの
間に拡散性において差を生じさせるような性質を有する
基を表わし、IIは1または2を表わし、nが2の時、
2つのDye−Xは同一でも異なってもよい。
一般式[LI]で表わされる色素供与性物質の具体例と
しては、例えば、ハイドロキノン系現像薬と色素成分を
連結した色素現像薬が、米国特許第3.134,764
号、同第3,362,819号、同第3,597,20
0号、同第3,544,545号、同第3,482,9
72号等に記載されている。また、分子内求核置換反応
により拡散性色素を放出させる物質が米国特許第3,9
80,479号等に、インオキサシロン環の分子内巻き
換え反応により拡散性色素を放出させる物質が特開昭4
9−111,628号等に記載されている。
また、別の例としては、色素放出性化合物を色素放出能
力のない酸化体型にして還元剤もしくはその前駆体と共
存させ、現像後、酸化されずに残った還元剤により還元
して拡散性色素を放出させる方式も考案されており、そ
こに用いられる色素供与性物質の具体例が、特開昭53
−1.10,827号、同54−130,927号、同
56−164,342号、同53−35,533号に記
載されている。特願昭60−244873号には、同様
の機構で拡散性色素を放出する色素供与性物質として、
残存する還元剤によりN−0結合が開裂して拡散性色素
を放出する化合物が記載されている。
また、特開昭59−185333号に記載の、塩基の存
在下でドナーアクセプター反応を起こし拡散性色素を放
出するが、還元剤の酸化体と反応すると色素放出を実質
的に起こさなくなるような非拡散性の化合物(LDA化
合物)も使用できる。
これらの方式はいずれも現俄の起こらなかった部分で拡
散性色素が放出または拡散する方式であり、現像の起こ
ったところでは色素は放出も拡散もしない。
一方、現像の起こった部分で拡散性色素を放出させる物
質として、拡散性色素を脱離基に持つカプラーであって
還元剤の酸化体との反応により拡散性色素を放出する物
質(DDRカプラー)が、英国特許第1,330,52
4号、特公昭48−39165号、米国特許第3,44
3,940号等に記載されており、本発明に好ましく使
用される。
また、これらの還元剤を用いる方式では還元剤の酸化分
解物による画像の汚染が深刻な問題となるためこの問題
を改良する目的で、還元剤を必須としない、それ自身が
還元性を持つ色素放出性化合物(DRR化合物)も考案
されており、本発明に特に有利に用いられる。その代表
例は、米国特許第3.928,312号、同第4,05
3,312号、同第4,055,428号、同第4,3
36,322号、特開昭59−65839号、同59−
69839号、同53−3819号、同51−1043
43号、リサーチ・ディスクロージャー誌17465号
、米国特許第3.725,062号、同第3,728,
113号、同第3,443,939号、特開昭58−1
16537号、同57−179840号、米国時許第4
,500,626号等に記載されでいる色素供与性物質
である。この種の色素供与性物質の具体例としては前述
の米国特許第4,500,626号の第22欄〜第44
@に記載の化合物を挙げることができるが、なかでも前
記米国特許に記載の化合物(1)〜(3)。
(10)〜(13)、(16)〜(19)、(28)〜
(30)、(33)〜(35)、(38)〜(40)、
(42)〜(64)が好ましい。また特開昭61−12
4941号に記載の化合物も有用である。
その他、上記に述べた以外の色素供与性物質として、有
機銀塩と色素を結合した色素銀化合物(リサーチ・ディ
スクロージャー誌1978年5月号、54〜58頁等)
、熱現像銀色素漂白法に用いられるアゾ色素(米国特許
第4 、235’、 957号、リサーチ・ディスクロ
ージャー誌、1976年4月号、30〜32頁等)、ロ
イコ色素(米国特許第3,985,565号、同4,0
22,617号等)なども使用できる。
上記の色素供与性化合物および以下に述べる画像形成促
進剤などの疎水性添加剤は米国特許第2,322,02
7号記載の方法などの公知の方法により感光要素の層中
に導入することができる。この場合には、特開昭59−
83154号、同59−178451号、同59−17
8452号、同59−178453号、同59−178
454号、同59−178455号、同59−1784
57号などに記載のような高沸点有機溶媒を、必要に応
じて沸点50℃〜160℃の低沸点有機溶媒と併用して
、用いることができる。
高沸点有機溶媒の量は用いられる色素供与性物質1gに
対して10g以下、好ましくは5g以下である。
また特公昭51−39853号、特開昭51−5994
3号に記載されている重合物による分散法も使用できる
水に実質的に不溶な化合物の場合には、前記方法以外に
バインター中に微粒子にして分散含有させることができ
る。
疎水性物質を親水性コロイドに分散する際には、種々の
界面活性剤を用いることができる。例えば特開昭59−
157636号の第(37)〜(38)頁に界面活性剤
として挙げたものを使うことができる。
本発明においては感光要素中に還元性物質を含有させる
のが望ましい。還元性物質としては一般に還元剤として
公知なものの他、前記の還元性を有する色素供与性物質
も含まれる。また、それ自身は還元性を持たないが現像
過程で求核試薬や熱の作用により還元性を発現する還元
剤プレカーサーも含まれる。
本発明に用いられる還元剤の例としては、米国特許第4
,500,626号の第49〜50欄、同4,483,
914号の第30〜31、特開昭60−1.40335
号の第(17)〜(18)頁、特開昭60−12843
8号、同60−1.28436号、同6〇−12843
9号、同60−128437号等に記載の還元剤が利用
できる。また、特開昭56−138736号、同57−
40245号、米国特許第4,330,617号等に記
載されている還元剤プレカーサーも利用できる。
米国特許第3,039,869号に開示されているもの
のような種々の還元剤の組合せも用いることができる。
本発明に於いては還元剤の添加量は銀1モルに対して(
1,(11〜20モル、特に好ましくは0.1〜10モ
ルである。
本発明においては感光要素に現像の活性化と同時に画像
の安定化を図る化合物を用することができる。好ましく
用いられる具体的化合物については米国特許第4,50
0,626号の第51〜52欄に記載されている。
本発明においては種々のカブリ防止剤または写真安定剤
を使用することができる。その例としては、リサーチ・
ディスクロージャー誌1978年12月号第24〜25
真に記載のアゾール類やアザインデン類、特開昭59−
168442号記載の窒素を含むカルボン酸類およびリ
ン酸類、あるいは特開昭59−11.1.636号記載
のメルカプト化合物およびその金属塩、特願昭60−2
28267号に記載されているアセチレン化合物類など
が用いられる。
本発明においては、感光要素に必要に応じて画像調色剤
を含有することができる。有効な調色剤の具体例につい
ては特開昭61−1.47244号に記載の化合物があ
る。
Hにイエロー、マゼンタ、シアンの3原色を用いて色度
図内の広範囲の色を得るためには、少なくとも3層のそ
れぞれ異なるスペク[〜ル領域に=55− 感光性を持つハロゲン化銀乳剤層を有する感光要素を用
いればよい。例えば青感層、緑感層、赤感層の3層の組
み合わせ、緑感層、赤感層、赤外感光層の組み合わせな
どがある。これらの各感光層は必要に応じて2層以上に
分割してもよい。
一般に上記の各感色層の間(例えば赤感層と緑感層の間
、緑感層と青感層の間、赤外感光層と赤感層の間)には
通常中間層が設けられる。この中間層は、塗布時、保存
時および処理時に異る感色層間で色素供与性物質等の添
加物質の層間移動が生じるのを防ぎ、色濁り等の写真性
の劣化の発生を防止する働きをする。この目的のため、
中間層は好ましくは一層につき0.05μm〜5μm、
特に0.1μm〜2μmの厚みを有し、また塗布バイン
ダー量としては一層につき0.05F!、/m”−8g
/m2、特に0.1.g/m2〜3g/m”の範囲で設
けられる。なお中間層の厚みが大きすぎたり塗布バイン
ダー量が多すぎると現像活性の低下や転写速度の遅れを
生じるので、上記の如き範囲内であることが好ましい。
本発明に用いられる感光要素は、必要に応じて熱現像感
光要素用として知られている各種添加剤や、感光層以外
の層、例えば保護層、中間層、帯電防止層、ハレーショ
ン防止層、色素固定要素との剥離を容易にするための剥
離層、マット層などを有することができる。各種添加剤
としては、リサーチ・ディスクロージャー誌1978年
6月号9頁〜15頁、特開昭6]、−88256号など
に記載されている可塑剤、マット剤、鮮鋭度改良用染料
、ハレーション防止染料、界面活性剤、蛍光増白剤、ス
ベリ防止剤、酸化防止剤、退色防止剤などの添加剤があ
る。
特に保護層には、接着防止のために有機、無機のマット
剤を含ませるのが通常である。また、この保護層には媒
染剤、紫外線吸収剤を含ませてもよい。保護層、中間層
はそれぞれ2層以上から構成されていてもよい。
また、中間層には退色防止や混色防止のための還元剤や
、紫外線吸収剤、二酸化チタンなどの白色顔料を含ませ
てもよい。白色顔料は感度を向」ニさせる目的で中間層
のみならず乳剤層に添加してもよい。
本発明において感光要素及び/又は色素固定要素には画
像形成促進剤を用いることができる。画像形成促進剤に
は銀塩酸化剤と還元剤との酸化還元反応の促進、色素供
与性物質からの色素の生成または色素の分解あるいは拡
散性色素の放出等の反応の促進および、感光材料層から
色素固定層への色素の移動の促進等の機能があり、物理
化学的な機能からは上記した塩基または塩基プレカーサ
ー、求核性化合物、高沸点有機溶媒(オイル)、熱溶剤
、界面活性剤、銀または銀イオンと相互作用を持つ化合
物等に分類される。ただし、これらの物質群は一般に複
合機能を有しており、上記の促進効果のいくつかを合せ
持つのが常である。これらの詳細については特開昭61
−93451号に記載されている。
本発明の感光要素及び/又は色素固定要素には、現像時
の処理温度および処理時間の変動に対し。
常に一定の画像を得る目的で種々の現像停止剤を用いる
ことができる。
ここでいう現像停止剤とは、適正現像後、速やかに塩基
を中和または塩基と反応して膜中の塩基濃度を下げ現像
を停止する化合物または銀および銀塩と相互作用して現
像を抑制する化合物である。
具体的には、加熱により酸を放出する酸プレカーサー、
加熱により共存する塩基と置換反応を起す親電子化合物
、または含窒素へテロ環化合物、メルカプト化合物およ
びその前駆体等が挙げられる(例えば特開昭60−10
8837号、同60−192939号、同60−230
133号または同60−230134号に記載の化合物
など)。
また加熱によりメルカプト化合物を放出する化合物も有
用であり、例えば特開昭61−67851号、同61−
147244号、同61−124941号、同61−1
85743号、同61−182039号、同61−18
5744号、同61−184539号、同61−188
540号、同61−53632号、に記載の化合物があ
る。
本発明の感光要素のバインダーには親水性のものを用い
ることができる。親水性バインダーとしては、透明か半
透明の親水性バインダーが代表的=59− であり、例えばゼラチン、ゼラチン誘導体等のタンパク
質、セルロース誘導体や、デンプン、アラビヤゴム等の
多糖類のような天然物質と、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、アクリルアミド重合体等の水溶性
のポリビニル化合物のような合成重合物質を含む。また
、ラテックスの形で用いられ、写真材料の寸度安定性を
増加させる分散状ビニル化合物も使用できる。これらの
バインダーは雫独であるいは組合わせて用いることがで
きる。
本発明においてバインダーは1イあたり20g以下の塗
布量であり、好ましくは10g以下さらに好ましくは7
g以下が適当である。
バインダー中に色素供与性物質などの疎水性化合物と共
に分散される高沸点有機溶媒とバインダーとの比率はバ
インダー1gに対して溶媒ice以下、好ましくは0 
、5cc以下、さらに好ましくは0.3cc以下が適当
である。
本発明の感光要素及び/又は色素固定要素の構成層(写
真乳剤層、色素固定層など)には無機ま=60− たは有機の硬膜剤を含有してよい。
硬膜剤の具体例は、特開昭61−147244号明細書
や特開昭59−157636号第(38)頁に記載のも
のが挙げられ、これらは単独または組合わせて用いるこ
とができる。
また色素移動を促進するために、常温では固体であり高
温では溶解する親水性熱溶剤を感光要素または色素固定
要素に内蔵させてもよい。親水性熱溶剤は感光要素、色
素固定要素のいずれに内蔵させてもよく、両方に内蔵さ
せてもよい。また内蔵させる層も乳剤層、中間層、保護
層、色素固定層いずれでもよいが、色素固定層および/
またはその隣接層に内蔵させるのが好ましい。親水性熱
溶剤の例としては、尿素類、ピリジン類、アミド類、ス
ルホンアミド類、イミド類、アルコール類、オキシム類
その他の複素環類がある。また、色素移動を促進するた
めに、高沸点有機溶剤を感光要素及び/又は色素固定要
素に含有させておいてもよい。
本発明の感光要素及び/又は色素固定要素に使用される
支持体は、処理温度に耐えることのできるものである。
一般的な支持体としては、ガラス、紙、重合体フィルム
、金属およびその類似体が用いられるばかりでなく、特
開昭61−147244号明細書に支持体として記載さ
れているものが使用できる。
感光要素及び/又は色素固定要素は、加熱現像もしくは
色素の拡散転写のための加熱手段としての導電性の発熱
体層を有する形態であってもよい。
この場合の透明または不透明の発熱要素は、抵抗発熱体
として従来公知の技術を利用して作ることができる。抵
抗発熱体としては、半導性を示す無機材料の薄膜を利用
する方法と導電性微粒子をバインダーに分散した有機物
薄膜を利用する方法とがある。これらの方法に利用でき
る材料は、特開昭61−29835号明細書等に記載の
ものを利用できる。
本発明においては熱現像感光層、保護層、中間層、下塗
層、バック層、色素固定層その他の層の塗布法は米国特
許第4,500,626号の第55〜56411に記載
の方法が適用できる。
感光要素へ画像を記録するための画像露光の光源として
は、可視光をも含む輻射線を用いることができる。一般
には、通常のカラープリントに使われる光源、例えばタ
ングステンランプ、水銀燈、ヨードランプなどのハロゲ
ンランプ、キセノンランプ、レーザー光源、CRT光源
、発光ダイオード(LED)等、特開昭61−1472
44号や米国特許第4.500,626号の第56欄に
記載の光源を用いることができる。
本発明においては、熱現像と色素の転写の工程は、それ
ぞれ独立であってもよいし、同時であってもよい。また
、−工程のなかで現像にひきっずき転写が行なわれると
いう意味で連続であってもよい。
例えば、(1)感光要素に画像露光し、加熱したあと、
色素固定要素を重ねて、必要に応じて加熱して可動性色
素を色素固定要素に転写する方法、(2)感光要素を画
像露光し、色素固定要素を重ねて加熱する方法がある。
上記(1)、(2)の方法は実質的に水が存在しない状
態で実施することもできるし、微量の水の存在下で行う
こともできる。
熱現像工程での加熱温度は、約り0℃〜約250℃で現
像可能であるが、特に約り0℃〜約180℃が有用であ
る。微量の水の存在下で加熱する場合は加熱温度の上限
は感光材料及び/又は色素固定材料中に供給された水が
佛とうする温度以下である。転写工程を熱現像工程終了
後に行う場合、転写工程での加熱温度は、熱現像工程に
おける温度から室温の範囲で転写可能であるが、特に5
0℃以上で熱現像工程における温度よりも約10℃低い
温度までがより好ましい。
本発明において好ましい画像形成方法は、画像露光後ま
たは画像露光と同時に微量の水ならびに塩基及び/又は
塩基プレカーサーの存在下で加熱し、現像と同時に銀画
像に対応又は逆対応する部分において生成した拡散性色
素を色素固定層に移すものである。この方法によれば、
拡散性色素の生成ないし放出反応が極めて速く進行し、
拡散性色素の色素固定層への移動も速やかに進行するの
一図一 で、高濃度の色画像が短時間で得られる。
この態様で使用する水の量は、感光要素及び色素固定要
素の全塗布膜の重量の少なくとも0.1倍、好ましくは
0.1倍以上で該全塗布膜の最大膨潤体積に相当する溶
媒の重量以下(特に全塗布膜の最大膨潤体積に相当する
溶媒の重量から全塗布膜の重量を差引いた量以下)とい
う少量でよい。
膨潤時の膜の状態は不安定であり、条件によっては局所
的ににじみを生ずるおそれがありこれを避けるには感光
要素と色素固定要素の全塗布膜厚の最大膨潤時の体積に
相当する水の呈以下が好ましい。具体的には感光要素と
色素固定要素の合計の面積1平方メートル当たり1g〜
50g、特に2g〜35g、更に3g〜25gの範囲が
好ましい。
この態様において用いる塩基及び/又は塩基プレカーサ
ーは感光要素にも色素固定要素にも内蔵できる。また水
に溶解させて供給することもできる。
」二足の態様では、画像形成反応系に、塩基プレカーサ
ーとして、水に難溶性の塩基性金属化合物とこの難溶性
金属化合物を構成する金属イオンと水を媒体として錯形
成反応しうる化合物を含有させ、加熱時にこれらの2つ
の化合物の反応により系のpHを上昇させるのが好まし
い。ここで画像反応系とは、画像形成反応が起こる領域
を意味する。
具体的には感光要素と色素固定要素の両方の要素に属す
る層が挙げられる。2つ以上の層が存在する場合には、
そのいずれの層でもよい。
難溶性金属化合物と錯形成化合物は、現像処理までに反
応するのを防止するために、少なくとも別層に添加する
必要がある。例えば、感光要素と色素固定要素とが同一
支持体上に設けられているいわゆるモノシート材料では
、上記両者の添加層を別層とし、更に間に1層以上の層
を介在させるのがよい。また、より好ましい形態は、難
溶性金属化合物と錯形成化合物をそれぞれ別の支持体上
に設けた層に含有させるものである。例えば、難溶性金
属化合物を感光要素に、錯形成化合物を感光要素とは別
の支持体を持つ色素固定要素に含有させるのが好ましい
。錯形成化合物は、共存させろ水の中に溶解させて供給
してもよい。難溶性金属化合物は特開昭56−1748
30号、同53−102733号などに記載の方法で調
整された微粒子分散物として含有させるのが望ましく、
その平均粒子サイズは50ミクロン以下、特に5ミクロ
ン以下が好ましい。
難溶性金属化合物は感光要素の感光層、中間層、保護層
などのどの層に添加してもよく、2層以上に分割して添
加してもよい。
難溶性金属化合物または錯形成化合物を支持体上の層に
含有させる場合の添加量は、化合物種、難溶性金属化合
物の粒子サイズ、錯形成反応速度などに依存するが、各
々塗布膜を重量に換算して50重量パーセント以下で用
いるのが適当であり更に好ましくは0.01重量パーセ
ントから40重量パーセントの範囲が有用である。また
、錯形成化合物を水の中に溶解して供給する場合には、
1リツトル当たり0.005mo1から5mol、特に
0.05molから2molの濃度が好ましい。更に、
本発明において反応系の錯形成化合物の含有量は難溶性
化合物の含有量に対してモル比で1/100倍から10
0倍、特に=67− 1710倍から20倍が好ましい。
感光層または色素固定層に水を付与する方法としては、
例えば、特開昭61−147244号に記載の方法があ
る。
現像および/または転写工程における加熱手段としては
、熱板、アイロン、熱ローラーなどの特開昭61−14
7244号に記載の手段がある。また、感光要素及び/
又は色素固定要素に、グラファイト、カーボンブラック
、金属等の導電性材料の層を重ねて施しておき、この導
電性層に電流を通じ、直接的に加熱するようにしてもよ
い。
感光要素と色素固定要素とを重ね合わせ、密着させる時
の圧力条件や圧力を加える方法は特開昭61−1472
44号に記載の方法が適用できる。
本発明の写真要素の処理には種々の熱現像装置のいずれ
もが使用できる。例えば、特開昭59−75247号、
同59−177547号、同59−181353号、同
60−18951号、実願昭60−116734号等に
記載されている装置などが好ましく使用される。
(実施例) 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。
実施例1 まず、本実施例の試験に用いた熱現像転写装置について
第1図に従って説明する。
第1図に示すように、感光材料3は感光材料保存部4に
保存され、必要に応じて感光材料3が送り出される。こ
の感光材料3はロール状でもカットシート状でもよいが
、ロール状の場合は感材カッター5で必要な長さに切断
される。その後露光部6に送り出され、露光ドラム61
に巻きつけられ、回転により露光源62のところまで搬
送される。
露光された感光材料3は、露光ドラム61に巻きつけら
れる際の回転と逆方向に回転し、現像転写部7に送り出
される。感光材料3に水塗布が必要な場合は、露光部6
と現像転写部7との間に水塗布部8を介在させる。
そして、感光材料3が所定位置に来たことをセンサー(
図示せず)が検出すると、色素固定材料供給装置1のピ
ックアップローラー12が回転を始め、色素固定材料2
が搬送ローラーによって現像転写部7へ送り出される。
この場合、第2図に示すように、色素固定材料2は、保
存部11にて、重ね合わせた状態で保存されている。上
記のように感光材料3が所定位置に来たことをセンサー
が検出すると、この信号に基づいてピックアップローラ
ー12が図示矢印の方向に回転し、回転に従って、色素
固定材料2は保存部11のI〜レイから送り出されるこ
とになる。
このように送り出された色素固定材料2は、前述のよう
に搬送されてきた感光材料3と現像転写部7において重
ね合わせられ、加熱されて現像転写された後剥離部9に
搬送されて色素固定材料2から感光材料3が剥離される
そして、像が形成された色素固定材料2は、乾燥部10
に搬送されて乾燥される。また感光材料3は感材搬送部
20を経て感材廃却箱30に廃棄される。
表−1に示した層構成および組成で、色素固定要素10
1〜122を作成した。
表−1 ゛)硬膜剤A     、o、 しi3 祠)媒染剤 傘5)  油      滴 化合物: 流動パラフィン 油滴のつくり 及び添加 法 10%ゼラチン水溶液100gにドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウムの5%水溶液5mflを加え、更に流
動パラフィンを20g加えてホモブレンダーにて10,
000r、p、m。
で6分間乳化分散して得た油滴の分散物を色素固定層(
第1層)の塗布液中に添加する。
*7)マット剤 ポリメタクリル酸メチルラテックス 色素固定材料101〜112を前記トレイ11に入れ、
これを第1図の熱現像転写装置の色素固定材料供給装置
1に装着した。
感光材料として、特願昭61−89513号の実施例1
に記載の感光材料を用い、第1図の装置を25℃、5〜
10%RHの条件に調整された室内で駆動させた。
熱現像転写装置を通して処理した時、装置中の配線回路
に放電によるノイズが発生した回数を調べた。(但し配
線回路中にノイズが発生した時ブザーがなるように、ノ
イズ検出器及びブザーを組み込んだ装置を用いた。) 色素固定材料101〜122について各50枚づつ処理
しそのうちノイズの発生した回数を表−2に示した。
この結果から明らかなように、本発明の含フッ素化合物
を含有させた色素固定材料を用いた場合、ノイズ発生回
数は大きく減少していることがわかる。更にマット剤を
併用した場合その効果はより顕著である。又支持体とし
てPETフィルムに比ベポリエチレンラミネート紙を用
いた場合の方が本発明の含フッ素化合物による帯電防止
効果が大きいことがわかった。
また、本発明の色素固定材料上に得られたカラー画像は
十分な濃度と識別性を持ち、鮮明な画像であった。
表−2 表−2(つづき)
【図面の簡単な説明】
第1図は熱現像転写装置の概略図、第2図は色素固定材
料保存部の断面図である。 図中符号 1・・・色素固定材料供給装置  2・・・色素固定材
料3・・・感光材料        4・・・感材保存
部5・・・感材カッター      6・・・露光部7
・・・現像転写部       8・・・水塗布部9・
・・剥離部        10・・・乾燥部11・・
・保存部        12・・・ピックアップロー
ラー20・・・感材搬送部      30・・・感材
廃却箱61・・・露光ドラム      62・・・露
光源−76〜 第  1  図 第  2  図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上の一方の側に少なくとも1層の色素固定層を有
    し、かつこれとは反対の側に少なくとも1層の親水性コ
    ロイドからなるバック層を有する色素固定要素において
    、該バック層が含フッ素化合物を含有することを特徴と
    する色素固定要素。
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