JPS63121744A - 一酸化炭素の検出方法 - Google Patents

一酸化炭素の検出方法

Info

Publication number
JPS63121744A
JPS63121744A JP26891186A JP26891186A JPS63121744A JP S63121744 A JPS63121744 A JP S63121744A JP 26891186 A JP26891186 A JP 26891186A JP 26891186 A JP26891186 A JP 26891186A JP S63121744 A JPS63121744 A JP S63121744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
carbon monoxide
nox
catalyst
reduction catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26891186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0799360B2 (ja
Inventor
Nobuaki Murakami
伸明 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Figaro Engineering Inc
Original Assignee
Figaro Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Figaro Engineering Inc filed Critical Figaro Engineering Inc
Priority to JP26891186A priority Critical patent/JPH0799360B2/ja
Publication of JPS63121744A publication Critical patent/JPS63121744A/ja
Publication of JPH0799360B2 publication Critical patent/JPH0799360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] この発明は、一酸化炭素の検出方法に関する。
[従来技術] 金属酸化物半導体の抵抗値の変化を利用したガスセンサ
を、高温域と低温域とに交互に加熱し、低温域でのセン
サ出力から一酸化炭素を検出することが知られている(
例えば特公昭53−43,320号)。また特開昭61
−17,943号は、センサ1個当たりIg程度の活性
炭フィルターにより、NOxを吸着して除去することを
提案している。そしてこのセンサは“TGS203”と
して既に実用化されている。
しかし活性炭の使用は、一酸化炭素へのセンサの応答を
遅らせる。これは活性炭フィルターの通気抵抗によるも
のである。即ち高温域ではセンサの酸化活性のため、セ
ンサのハウジング内での一酸化炭素の濃度は極く低い。
ここでセンサ温度を低下させると、活性炭を介して一酸
化炭素がハウジング内に拡散するが、拡散はフィルター
により妨げられる−このため一酸化炭素へのセンサの応
答は遅れ、検出も遅れることになる。
このような現象は、低温側でのヒータ電力をOとし、低
温側でセンサを自然放冷させる場合に特に著しい。この
場合、ハウジング内に充分一酸化炭素が拡散しない間に
、センサは一酸化炭素への最大感度が得られる温度を通
過してしまうためである。
[発明の課題] この発明は、活性炭フィルターに代わるNOXの影響の
軽減方法を提供すること、及びセンサの応答特性を改善
することを課題とする。
[発明の構成] この発明では、NOxの還元触媒により一酸化炭素とN
Oxとを反応させ、NOxを除去する。この反応には例
えば、 NO+CO→1 / 2 N 2 + CO2No2+
2Co→1/2N2+2CO2を用いる。このようにし
て一酸化炭素の一部をNOxの除去に使用し、NOxに
よる検出誤差を抑制する。
NOXの還元触媒には、RuO2,Rh、 P d、 
P を等の貴金属系のもの、あるいはMn20 a 、
 F e、03、Cr t 03等の遷移金属酸化物系
のもの等の、任意のものを用いることができる。しかし
実験によれば、貴金属系触媒ではNOx還元反応の活性
序列は、Rum2≧Rh>Pd≧pt  で有ることが
判明し、RuO2やRhとPdやPtとの間にはかなり
の差が有ることが判った。また遷移金属酸化物の場合も
単独では活性が低く、貴金属触媒を担持させることが好
ましい。そしてこの場合も担持させる貴金属触媒の効果
は、Ru O2≧Rh>Pd≧Ptの順となる。従って
還元触媒には、RuO7やRhを用いるのが好ましい。
NOxの還元触媒は、センサに用いる金属酸化物半導体
中に均一に混合することも考えられる。
しかしこの場合は半導体への触媒の影響、特に半導体の
被毒、センサの経時変化や温度特性、ガス感度特性等の
センサ特性への触媒の影響を考慮せねばならない。これ
に対して、センサの表面をNOXの還元触媒で被覆すれ
ば、検出に用いる金属酸化物半導体と触媒とを分離でき
、これらの問題を避けることができる。以下特定の実施
例に付いて説明するが、これに限るものではない。
[実施例] 第1図、第2図において、(2)はガスセンサ、(4)
、(6)は一対のヒータ兼用電極でその一方、あるいは
双方をヒータとして兼用する。(8)はS n O2、
Fe2O3、IntO3、NiO等の金属酸化物半導体
で、その抵抗値の変化から一酸化炭素を検出する。ここ
では5nC14をアンモニアで加水分解し、600°C
で1時間空気中で焼成した5nO7を用いた。なおSn
owには一酸化炭素への応答を促進するためのバラディ
ラム触媒を添加した。
/          パラディラム触媒の存在状態は
主として酸化バラディラムPdOで、添加量は金属換算
で0.3重量%である。(10)はNOxの還元触媒で
、例えば厚さ0.1〜0.5mm程度とし、5na2に
RuO2やRh等の貴金属触媒を担持させたもの、ある
いはアルミナやシリカ等の担体にこれらの貴金属触媒を
担持させたもの、さらには遷移金属酸化物触媒を用いた
もの等の、任意のNOX還元触媒を用い得る。なお遷移
金属酸化物触媒を用いる場合も、活性を高めるため貴金
属触媒を担持させるのが好ましい。SnO2に貴金属触
媒を担持させたものを用いる場合、半導体(8)とは別
に触媒を添加したSnO,を用意し、これを半導体(8
)の表面に塗布しても良く、また半導体(8)の表面か
ら貴金属触媒の溶液を含浸させ、半導体(8)の表層部
を還元触媒(10)としても良い。そしてこのセンサ(
2)を適宜のハウジングに収容して用いる。
第3図に他のガスセンサ(12)を示す。図において、
(14,)はアルミナ等の絶縁基体、(16)、(18
)は一対の櫛状電極、(20)はヒータ、(22)、(
24,)は電極に接続したリード線、(26)は半導体
、(28)はNOxの還元触媒である。
検出回路の例を第4図に示す。図において、(30)は
検出用電源、(32)はヒータ電源、(34)は3〜4
にΩ程度の負荷抵抗、(36)は温度補償用の負特性サ
ーミスタ、(38)は差動増幅器である。(40)は発
振回路を内蔵した制御回路で、その構成自体は周知であ
り、最初の10秒間ススイッチ42)を用いてヒータ(
6)に電圧を印加し、次の10秒間はスイッチ(42)
を開放してヒータ電力を0とする。ヒータ(6)をオフ
した後、10秒経過直前にスイッチ(44)を閉じ、そ
の時点でのセンサ出力をADコンバータ(46)でAD
変換してメモリーし、LEDやメータ等の表示手段(4
8)を動作させる。表示手段(48)はブザー等の警報
手段としても良い。
第5図にセンサ(2)の特性を示す。時刻0までセンサ
はヒータ(6)により300℃に加熱され、時刻0でヒ
ータ(6)をオフし、センサを自然放冷したものとする
。縦軸は負荷抵抗(34)への出力を現し、検出用電源
(30)の出力は5■、横軸は低温域への以降後の時間
を現す。雰囲気は20℃、相対湿度RH65%とし、被
検出ガスを代表するものとして1100ppの一酸化炭
素を用いる。またNOxの影響は50ppmのNOで代
表させる。更に他の妨害ガスとして300 ppmのH
2を用いる。
図の実線は、SnO2に金属換算で1重量%のRu O
tを加えたNOx還元触媒(10)を0.2mmの厚さ
で被覆した際の結果を示す。破線はNOx還元触媒を用
いず、センサ1個当たり1gの活性炭フィルターを用い
た際の結果を示す。活性炭を用いない実施例では、lO
秒目付近にCOへの出力のピークが見られ、これを利用
してCOを検出できる。ピークの温度はほぼ100℃弱
に相当し、COへの最大感度が得られる温度に対応する
。実施例でもNOxの影響は残存しているが、NOX還
元触媒(10)を用いない場合に比べるとはるかに小さ
く、またNOXの影響はピークからの時間の経過と共に
増大する。またNOx還元触媒(10)の有無はCOへ
の感度には余り影響しない。活性炭フィルターを用いた
比較例では、COへのピークは極く小さく、出力も小さ
い。これは活性炭によりCOの拡散が妨げられ、COが
充分拡散しない間にセンサがCOへの最大感度が得られ
る温度を通過してしまうためである。
今ここで、低温側でのセンサの最終温度を80℃とし、
300°Cから30秒かけてセンサを80℃に冷却した
場合の、GOlooppmへの出力を表1に示す。測定
条件や用いたセンサは第5図の場合と同様である。また
この場合では、低温側でもヒータ(6)に電力を印加し
、温度の低下速度を抑制して測定する。
活性炭フィルターを用いると、センサ出力は低く、CO
への応答も遅れている。これは活性炭の通気抵抗のため
で、低温側の時間を90秒に延長すると、実施例も比較
例も出力はほぼ同等となった。一酸化炭素への検出感度
の向上、あるいは一酸化炭素への応答速度の改善には、
活性炭フィルターを用いないことが好ましい。
表1 文ン丈   宋旌皿   活性炭フィルタ付き出力(V
) 10秒目付 2.2    1.2 20秒目目付2.7     1.7 30秒目目付2.8     2.0 第5図に戻り、水素の影響に付いて検討する。
図ではNOx還元触媒(10)を用いた際の応答のみを
示したが、実際には水素への応答は活性炭フィルターを
用いた場合もほとんど変わらなかった。
これは水素の拡散定数が大きく、活性炭フィルターの通
気抵抗の影響を受けないためである。水素への応答速度
が活性炭フィルターの影響を受けず、一酸化炭素への応
答速度が活性炭フィルターにより低下することは、活性
炭フィルターにより一酸化炭素と水素との相対感度が低
下することを意味する。例えば図の10秒目付は、活性
炭フィルターを用いると300 ppmの水素とlQQ
ppmの一酸化炭素とを区別できない。しかし活性炭フ
ィルターを除くと、lO秒1で大きな出力の差が生じて
いる。
上記の実施例では、NOx還元触媒(lO)として、0
 、3 mmの厚さの1重量%Ru O2添加Sna。
触媒を検討した。ここで重要なことは、NOxとCOと
を反応させ除去することであり、半導体(8)の種類は
問題とならない。また還元触媒(10)の組成も、NO
x還元活性が重要である。表2では還元触媒(10)と
半導体(8)との組成を変えたもののみを示したが、半
導体(8)もNOxへの還元活性を有している。そこで
還元触媒(10)の厚さを充分大きくすれば、還元触媒
(10)と半導体(8)とは同じ材質でも良い。
表2に他の還元触媒の例を示す。半導体(8)は実施例
と同じSnO2、測定条件は第5図の場合と同様で、低
温側への以降後10秒口の出力を用いた。表中、*は還
元触媒を用いない比較例を示し、半導体(8)はコイル
(4)、(6)をちょうど覆う程度の厚さとした。また
“活性炭”は還元触媒に代え活性炭フィルターを用いた
ものを示す。触媒の添加型の表示は重量%単位である。
また遷移金属酸化物系触媒としてM n 20 sを担
体とし、これにRLI02やPtを加えたものを示す。
組成はMnpOs37wt%、 Ru O2またはP 
t 3 wt%(いずれも金属換算)、Mn2O3RL
102等の触媒の骨材として7  A LO360wt
%である。結果は1100ppの一酸化炭素への50p
pm、あるいは30ppmのN。
による電気伝導度の減少を示す。なおNOx還元触媒で
はNOxとCOとを反応させて除去するため、CO濃度
が低下し、センサ出力の低下が伴う。
表のRuO2/Sn0w触媒、Rh/SnO3触媒での
結果は、完全にNOxが除去された場合の理論値と一致
する。
表 2  NOx還元触媒 還元触媒         Δσ(%) Δσ(%)厚
さと材質        NΩμ肋導 N 030pp
m0.2mm RuO、/ S no 2(1wt%)
25200.2mm Rh/ S no 2(1wt%
)     25    200.2mm Pd/Sn
Sn0z(I%)     30    250.2n
+m P t/ S no 、(1wt%)     
35    300.2mm RuO7/7−ALO3
(5wt%)20    150.2mm Pt/γ−
A1.pOs(5wt%)4.030Mn203−RL
Io 2/ 7−Al2O320150,2mm 0.2mm Mn203−Pd/ 7−A I203 
 30    25*               
      60      40活性炭 1g/セン
セン   15   15なお明細書では、活性炭フィ
ルターの通気抵抗の影響が、低温側でのヒータ電力を0
とする場合=11− に、特に著しいことを述べた。これは低温側でもヒータ
による加熱を続行する場合、単に応答が遅れるだけで、
いずれは充分な一酸化炭素感度が得られるからである。
これに対して低温側でヒータによる加熱を打ち切ると、
センサの冷却速度は自然放冷の速度で定まり、一酸化炭
素にセンサが応答しない間に最大感度が得られる温度を
通過してしまうためである。
[発明の効果コ この発明では、この発明では活性炭フィルターによる通
気抵抗の問題を除き、しかもNOXの影響を軽減できる
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に用いるガスセンサの平面図、第2図
はその断面図、第3図は他のガスセンサの部分断面図付
き平面図、第4図は実施例の回路図、第5図は実施例の
特性図である。 図において (2)、(12)  ガスセンサ、(10
)、(28)NOx還元触媒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属酸化物半導体の抵抗値の変化を利用したガス
    センサを、高温域と低温域とに交互に加熱し、低温域で
    のガスセンサ出力から一酸化炭素を検出する方法におい
    て、 ガスセンサの表面をNOxの還元触媒で被覆し、NOx
    を一酸化炭素と反応させて除去することを特徴とする、
    一酸化炭素の検出方法。
JP26891186A 1986-11-11 1986-11-11 一酸化炭素の検出方法 Expired - Fee Related JPH0799360B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26891186A JPH0799360B2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11 一酸化炭素の検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26891186A JPH0799360B2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11 一酸化炭素の検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63121744A true JPS63121744A (ja) 1988-05-25
JPH0799360B2 JPH0799360B2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=17464978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26891186A Expired - Fee Related JPH0799360B2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11 一酸化炭素の検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0799360B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010015490A1 (de) * 2008-08-05 2010-02-11 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Widerstandsgassensor für die bestimmung eines reduzierbaren gases
JP2010043905A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Sumitomo Electric Ind Ltd ガスセンサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010015490A1 (de) * 2008-08-05 2010-02-11 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Widerstandsgassensor für die bestimmung eines reduzierbaren gases
JP2010043905A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Sumitomo Electric Ind Ltd ガスセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0799360B2 (ja) 1995-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04502366A (ja) ガスセンサー装置
US20210116405A1 (en) Mems type semiconductor gas detection element
JPH0517650Y2 (ja)
JPS63121744A (ja) 一酸化炭素の検出方法
JP4010738B2 (ja) ガスセンサ及びガス検出器及びガス検出方法
GB2167192A (en) Gas sensor
JP3091776B2 (ja) ガスセンサ
JPH08285803A (ja) 検知素子
JPH0225456B2 (ja)
JP4315992B2 (ja) ガスセンサ及びガス検出器及びガス検出方法
JP3191544B2 (ja) 厚膜型ガスセンサ
JPH08226909A (ja) 接触燃焼式一酸化炭素ガスセンサ
JP3271635B2 (ja) 厚膜ガスセンサおよびその製造方法
JP2980290B2 (ja) ガス検出方法及びそれに用いるガスセンサ
JPS5848059B2 (ja) 感ガス素子
JP7428771B1 (ja) ガスセンサおよびガスセンサを備えたガス警報器
JPH0221256A (ja) ガスセンサ
JPH04269648A (ja) ガスセンサ
JPS6123505B2 (ja)
JPH04344450A (ja) ガスセンサ
JPH07294473A (ja) 一酸化炭素ガス検出装置
JPH11132980A (ja) 炭化水素ガス検知素子
JPH0921775A (ja) 可燃性ガス検出装置
JPH0755745A (ja) 一酸化炭素ガス検知素子
JPH0580012A (ja) 半導体ガス検出素子

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees