JPS63121386A

JPS63121386A - ビデオデイスク再生装置

Info

Publication number: JPS63121386A
Application number: JP61268257A
Authority: JP
Inventors: Toru Amamoto; 天本　徹
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-11-11
Filing date: 1986-11-11
Publication date: 1988-05-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、ビデオディスクに記録された映像信号及び
音声信号を再生するビデオディスク再生装置に関する。

（従来の技術）周知のように、ビデオディスク再生装置では、ディスク
の持つ偏心によって再生した周波数信号がディスクの回
転周波数で変調を受け、復調された映像信号及び音声信
号のタイムベースが変動する。特に音声信号はＦＭ信号
であるため、このような変調を受けると元の音声信号だ
けでなくキアリア信号も周波数変調を受けることになり
、このＦＭ信号を復調した場合には、前者は音声のワウ
、後者は回転周波数成分となり、例えば回転数一定力式
のディスク再生では３０［Ｈ４Ｆの低周波成分として音
声信号に与えられ、耳障りとなる。このため、映像信号
系及び音声信号系にそれぞれタイムベース補正回路を設
け、各信号の位相変動を制御してタイムベースを補正し
ている。

第３図は従来のビデオディスク再生装置の信号処理系の
構成を示すもので、ビデオディスクから取出された周波
数信号ＲＦ（以下ＲＦ倍信号称する）は映像系と音声系
に分岐される。映像系では映像分離復調回路１１にてＲ
Ｆ倍信号ら映像信号を復調し、この映像信号をＰＬＬ回
路（位相制御回路）に送る。

すなわち、この映像信号を例えばＣＣＤ（電荷転送素子
）可変遅延回路で構成される映像系タイムベース補正回
路１２で位相制御した後、パーストゲート回路１３で補
正回路１２から出力された映像信号のカラーバースト信
号を抽出し、位相比較器１４にて基準周波数発振器１５
からの基準信号と比較する。そして、この位相比較器か
ら得られた位相差信号をローパスフィルタ！６で積分し
、カラーバースト信号の位相変動に応じた電圧信号を得
る。さらに、この電圧信号を制御信号として上記タイム
ベース補正回路１２に送り、映像信号のカラーバースト
信号間隔が一定となるように制御してタイムベースを補
正している。

一方音声系では、上記ＲＦ倍信号映像系と同等の音声系
タイムベース補正回路１７に送り、映像系のローパスフ
ィルタで得られる電圧信号に基づいて位相制御する。そ
して、この補正回路１７の出力信号を音声分離復調回路
１８に送り、音声信号を取出している。

しかしながら、上記のような従来のビデオディスク再生
装置では、映像系、音声系共にタイムベース補正回路が
必要である。このタイムベース補正回路はＣＣＤ等の高
価な素子あるいは複雑な回路構成を必要とするため、少
なくとも音声系のタイムベース補正の簡易化が望まれて
いる。

（発明が解決しようとする問題点）この発明は、従来装置では音声系でもタイムベース補正
回路を用いてディスク偏心による回転周波数成分を除去
しているためコスト増大を招いていた点を改善するため
になされたもので、高価複雑なタイムベース補正回路を
用いることなく、簡易な構成で音声信号からディスク偏
心による回転周波数成分を除去することのできるビデオ
ディスク再生装置を堤供することを目的とする。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）この発明に係るビデオディスク再生装置は、映像信号及
び音声信号を合成した周波数信号が記録されたビデオデ
ィスクから周波数信号を読み出し、この読み出された周
波数信号から映像信号を分離復調した後、この映像信号
からカラーバースト信号を取出して該カラーバースト信
号の位相変動に比例する電圧信号を生成し、該電圧信号
に基づいて前記映像信号の位相を制御してタイムベース
を補正する映像信号位相制御を利用し、前記読み出され
た周波数信号から音声信号を分離復調し、この音声信号
に前記映像信号位相制御で得られた電圧信号を加算して
音声信号に重畳される直流成分を抑圧するように構成し
たものである。

（作用）上記構成によるビデオディスク再生装置は、映像信号の
タイムベース補正するための位相制御に用いる電圧信号
がディスクの回転周波数でタイムベースの揺れの振幅に
比例した振幅成分であるので、この電圧信号を分離復調
した音声信号に適当に加算して音声信号出力の直流成分
を抑圧することによって音声信号から回転周波数成分を
取除く。

（実施例）以下、第１図を参照してこの発明の一実施例を説明する
。

第１図は第３図に示した装置にこの発明を適用した場合
の構成を示すもので、図中第３図と同一部分には同一符
号を付して示し、その説明を省略する。

すなわち、このビデオディスク再生装置では、ＲＦ倍信
号直接音声復調回路１８に入力して音声信号を分離復調
した後、演算器１９に入力する。この演算器１９は前記
ＰＬＬ回路のローパスフィルタ１Ｇの出力信号を人力し
、この信号を所定係数倍して音声信号に加算するもので
、この加算信号はタイムベース補正された音声信号とし
て出力される。

上記構成の場合、映像系のＰＬＬ回路において、タイム
ベース補正回路１２から出力される映像信号のカラーバ
ースト信号が基準信号と同じ周波数となるようにフィー
ドバックが組まれているため、ローパスフィルタ１Ｂの
出力信号はカラーバースト信号の位相変動分、つまりデ
ィスクの回転周波数成分の振幅に比例している。したが
って、このローパスフィルタ１Ｂで生成された電圧信号
に適当な係数をかけて音声信号に加算することにより、
音声信号からディスク偏心による回転周波数成分を取除
くことができる。

第２図はこの発明に係る他の実施例を示すもので、映像
信号のタイムベース補正がデジタルメモリ方式によって
行われる場合にこの発明を適用した場合の構成を示すも
のである。

まず映像系では、ＲＦ倍信号映像分離復調回路２１に入
力して映像信号を分離復調し、さらに映像信号をデジタ
ル信号に変換してデジタルメモリ２２に送る。そして、
入力デジタル信号をＶＣＯ（電圧制御発振）回路２３か
ら送られる書込みクロックＷＣＫ　（中心周波数：　ｎ
　Ｘ　ｆ　ＳＯ）により順次デジタルメモリ２２に記憶
し、その記憶データを基準クロック発振器２４から送ら
れる読出しクロックＲＣＫ（ｎＸｆｓｃ）により順次読
出してデジタル映像出力とする。

ここで、上記映像分離復調回路２１で取出されたアナロ
グ映像信号をパーストゲート回路２５に送り、カラーバ
ースト信号を抽出する。そして、このカラーバースト信
号を位相比較器２Ｂにて上記ｖｃ。

回路２３の出力を１／ｎ分周する１／ｎ分周回路２７の
出力と比較し、その位相差信号をローパスフィルタ２８
に送って積分した後、ＶＣＯ回路２３の制御入力端に送
る。すなわち、カラーバースト信号の位相変動を検出し
てこの変動分に対応する電圧信号をローパスフィルタ２
８で生成する。そして、この電圧信号を制御信号として
ＶＣＯ回路２３に送り、書込ミクロツクＷＣＫの周波数
を変化させる。このため、デジタルメモリ２２に入力さ
れた映像信号はカラーバースト信号が一定周波数となる
ように補正されて書込まれる。このようにして記憶され
た映像信号を基準クロックＲＣＫによって一定周波数で
読み出すことによってデジタル映像信号をタイムベース
補正して出力する。

一方、音声系においてＲＦ倍信号音声分離復調回路２９
に入力して音声信号を分離復調し、取出した音声信号を
演算器３０に入力して上記ローパスフィルタ２８から出
力される電圧信号を所定係数倍した信号と加算する。す
なわち、この場合もローパスフィルタ２８の出力には回
転周波数成分に対応して変化するので、取出した音声信
号にローパスフィルタ２８の出力を適宜増減して加算す
ることにより、音声信号から回転周波数成分を除去し、
これによって音声信号のワウを低減することができる。

この発明は上記実施例に限定されるものではなく、この
他この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形しても実
施可能であることはいうまでもない。

［発明の効果］以上詳述したようにこの発明によれば、高価複雑なタイ
ムベース補正回路を用いることなく、商品な構成で音声
信号からディスク偏心による回転周波数成分を除去する
ことのできるビデオディスク再生装置を提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るビデオディスク再生装置の一実
施例を示すブロック回路図、第２図はこの発明に係る他
の実施例を示すブロック回路図、第３図は従来のビデオ
ディスク再生装置の構成を示すブロック回路図である。１１・・・映像信号分離復調回路、１２・・・タイムベ
ース補正回路、１３・・・パーストゲート回路、１４・
・・位相比較器、１５・・・基準クロック発振器、１６
・・・ローパスフィルタ、１７・・・タイムベース補正
回路、１８・・・音声分離復調回路、１９・・・演算器
、２１・・・映像信号分離復調回路、２２・・・デジタ
ルメモリ、２３・・・７００回路、２４・・・基準クロ
ック発振器、２５・・・パーストゲート回路、２Ｂ・・
・位相比較器、２７・・・１　／　ｎ分周回路、２８・
・・ローパスフィルタ、２９・・・音声分離復調回路、
３ｏ・・・演算器、ＷＣＫ・・・書込みクロック、ＲＣ
Ｋ・・・読出しクロック。

Claims

【特許請求の範囲】

映像信号及び音声信号を合成した周波数信号が記録され
たビデオディスクから周波数信号を読み出す再生手段と
、この再生手段で読み出された周波数信号から映像信号
を分離復調する映像復調回路と、この映像復調回路から
出力される映像信号からカラーバースト信号を取出して
該カラーバースト信号の位相変動に比例する電圧信号を
生成し該電圧信号に基づいて前記映像復調回路から出力
される映像信号の位相を制御してタイムベースを補正す
る映像信号位相制御回路と、前記再生手段で読み出され
た周波数信号から音声信号を分離復調する音声復調回路
と、この音声復調回路から出力される音声信号に前記映
像信号位相制御回路で得られた電圧信号を加算して音声
信号に重畳される直流成分を抑圧する音声演算回路とを
具備したことを特徴とするビデオディスク再生装置。