JPS63120Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、浴室等の壁に取付けられる棚に関す
るものである。

従来の技術 家を建てた後で施主の希望によつて浴室等の壁
に小物置用の棚を取付けることがある。

考案が解決しようとする問題点 浴室等の壁に簡単に取付けできるようにした小
物置用の棚がなく、そのような棚の開発が望まれ
ている。

問題点を解決するための手段及び作用 取付壁の上下部に取付凹部を有する取付部と連
結片とを一体形成して取付ベースとし、置台には
突条片を備えた被取付部と被連結片とを一体形成
し、突条片を取付凹部に嵌合すると共に、連結片
と被連結片とをビスで固着して、取付ベースを取
付けた後に置台を簡単に取付けできるようにした
ものである。

実施例 第２図は斜視図であり、浴室の壁１には取付ベ
ース２が取着され、この取付ベース２に置台３が
取付られて棚を構成している。

前記取付ベース２は第１図に示すように、取付
壁４の上部に略半円形となつた取付凹部５を有す
る取付部６が長手方向に亘つて形成され、下部に
は上向に折曲した連結片７が形成されたもので、
その取付壁４が固着具８で壁１に固着されてい
る。

前記置台３は上壁９と下壁１０と一側壁１１と
によつて断面略横向コ字状の長尺材となり、その
両端部にはプラスチツク製の蓋１２が取着されて
いると共に、上壁９の端部には前記取付凹部５に
嵌合する円弧状に彎曲した突条片１３を備えた被
取付部１４が一体形成され、下壁１０の端部には
前記連結片７の下面に重り合う被連結片１５が一
体形成されて、その被連結片１５と連結片７とが
ビス１６で固着されていると共に、取付部６の突
出部６ａと被取付部１４の横向凹部１４ａとが嵌
合している。

前記下壁１０には凹条溝１７が形成され、この
凹条溝１７には横板１８が長手方向より嵌合して
あり、横板１８には一対のブラケツト１９が垂設
されていると共に、一対のブラケツト１９間に支
持杆２０が横架されて小物吊り部を構成してい
る。

なお、横板１８は蓋１２によつて抜け止めされ
ている。

この様であるから、取付ベース２を壁１に取着
し、第３図に示すように置台３を斜めとして突条
片１３を取付凹部５内に嵌め込み、矢印で示すよ
うに置台３を下方に回動すると第１図に示すよう
に、連結片７と被連結片１５とが重り合うと共
に、突出部６ａと横向凹部１４ａとが嵌合する。
この後にビス１６を螺合して連結片７と被連結片
１５とを締付け固定することで棚を浴室の壁に取
付けできる。

また、小物吊り部を構成する支持杆２０に花・
人形・他の小物飾りを吊り下げできる。

なお、第４図に示すように一対のブラケツト１
９，１９を略Ｌ型に彎曲した形状として支持杆２
０が置台３の一側壁１１より張り出すようにすれ
ば、支持杆２０にタオルなどを掛けることができ
る。

考案の効果 取付ベース２を壁に取着した後に置台３を取付
ベース２に簡単に取付けできるから、浴室などの
壁に任意に、しかも簡単に取付けできる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は縦断面
図、第２図は斜視図、第３図は置台の取付説明
図、第４図は他の実施例の斜視図である。 １は壁、２は取付ベース、３は置台、４は取付
壁、５は取付凹部、６は取付部、７は連結片、１
３は突条片、１４は被取付部、１５は被連結片、
１６はビス。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 取付壁４の上部・下部に、取付凹部５を有する
   取付部６と連結片７とを一体形成して取付ベース
   ２とし、置台３には取付凹部５に嵌合する突条片
   １３を備えた被取付部１４と連結片７と重り合う
   被連結片１５を一体形成すると共に、取付凹部５
   と突条片１３とを嵌合し、かつ連結片７と被連結
   片１５とをビス１６で固着したことを特徴とする
   棚。