JPS63120199A - ガラス繊維混抄紙の製造方法 - Google Patents

ガラス繊維混抄紙の製造方法

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JPS63120199A
JPS63120199A JP26358886A JP26358886A JPS63120199A JP S63120199 A JPS63120199 A JP S63120199A JP 26358886 A JP26358886 A JP 26358886A JP 26358886 A JP26358886 A JP 26358886A JP S63120199 A JPS63120199 A JP S63120199A
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JP
Japan
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glass fiber
paper
weight
fiber
mixed
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JP26358886A
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English (en)
Inventor
三輪 嘉晟
眞野 光吉
北脇 宏紀
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [a業上の利用分野] 本発明はガラス繊維混抄紙の製造方法に係り、特に寸法
安定性に優れた薄葉紙を製造することが可能なガラス繊
維混抄紙の製造方法に関する。
[従来の技術]。
現在、市販されている難燃障子紙や消臭障子紙は、化学
繊維(主としてレーヨン)を混抄した一般障子紙に、夫
々、難燃剤や脱臭剤を含浸したもので、一般には、バル
ブ60〜90重量%、特に60〜75重量%、レーヨン
等の有機繊維35〜10重量%、特に20〜30重量%
及びバインダー等5重量%で構成され、これに難燃剤又
は消臭剤等が添加されている。
このような障子紙は、繊維成分がパルプと化学繊維のみ
であるため、吸湿性を有し、湿気により膨潤することか
ら、湿乾により伸縮する。このため、紙を張る場合、露
吹きが必要とされ、紙張り作業が煩雑である上に、最近
流行のアルミ建具では、霧吹きの影響により外観が悪く
なるなどの問題があった。更に、紫外線透過性があるこ
とから、畳、家具等が焼けるのを防止することができな
いという欠点もある。
このような障子紙の寸法安定性を改善するために、ガラ
ス繊維を混抄する方法が、例えば、特開昭51−102
107、特開昭54−96107に提案されている。ガ
ラス繊維の添加により、紫外線吸収能も付与される。
[発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、従来の方法では、ガラス繊維として、一
般に、繊維径9μm以上のチョップトストランドを使用
するため、このような大径のガラス繊維では、得られる
混抄紙がチクチクするなど人体に対して悪感触を与える
ため、特殊な加工(例えば、特開昭54−96107記
載の多層抄き(3層抄き)等)を必要とし、障子紙のよ
うな薄葉紙を製造することは困難であった。
これに対し、例えば6μm以下の細径のガラス繊維を用
いればこのような問題を生起することがなく、薄葉紙を
得ることができるものと考えられるが、一般に細径のガ
ラス繊維は分散性が悪く、良好な混抄紙を得ることがで
きないという欠点がある。
しかして、このような細径のガラス繊維を用いて混抄紙
を製造する方法において、その分散性や抄紙効率の改善
について、適当な方法が確立されていないのが現状であ
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記従来の問題点を解決し、薄葉紙を抄紙する
ことも可能なガラス繊維混抄紙の製造方法を提供するも
のであって、 ガラス繊維、有機繊維及びパルプを抄紙してガラス繊維
混抄紙を製造する方法において、分散剤を添加してガラ
ス繊維白水を調製し、得られたガラス繊維白水と有機繊
維、パルプ及びバインダーとを混合して抄造することを
特徴とするガラス繊維混抄紙の製造方法、 を要旨とするものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において、抄紙するガラス繊維、有機繊維及びパ
ルプのうち、ガラス繊維としては、繊維径4μm以下、
特に0.8〜4μmの綿状ガラス繊維を用いるのが好ま
しい。このような綿状ガラス繊維であれば、得られる抄
紙が薄紙であってもチクチクした感触がない。
有機繊維としては、通常、1.5〜7デニ一ル程度のレ
ーヨンを用いるが、その他、ビニロン(クラリ、ユニデ
カ類)、ボリクラール(輿入製、商品名「コープラン」
)等を用いることができる。
パルプとしては、NBKP等の一般のパルプを用いるこ
とができる。
本発明において、用いる分散剤としては、ポリエチレン
グリコール系分散剤、その他、アミン系赤面活性剤(例
えば、松本油脂類「ゾンテスKVJ、スルフォコハク酸
(例えば、第−工業製薬製「ネオコール」)等が挙げら
れる。
また、バインダーとしては繊維状のポリビニルアルコー
ル(PVA)系バインダー(例えば、クラレ製「ブイプ
リボンドVPB  105J)、その他ポリエステル系
バインダー(例えば、ユニデカ類「メルティ」)、アク
リル系バインダー(例えば、塩化成製「カシミロン」)
等が挙げられるが、得られる混抄紙の強度の面からは、
PVA系バインダーが最も好ましい。
本発明において、これらガラス繊維、有機繊維、バルブ
、分散剤及びバインダーの割合は、ガラス繊維15〜3
5重量%、有機繊維5〜20重量%、バルブ50〜80
重量%、バインダー2〜5重量%とじ、分散剤はガラス
繊維に対し0.5〜2.0重量%とするのが好ましい。
混抄するガラス繊維の割合が多過ぎると得られる混抄紙
が脆くなり、密度が大きくなって洋紙風となる上に、一
部強度低下が見られ、またコストアップの問題も生起す
る。逆に、ガラス繊維の割合が少な過ぎると、紫外線カ
ツト性能が低下し、また、十分な寸法安定性が得られず
、燃焼後の形状保持能が悪くなる。
また、有機繊維の割合が多過ぎると透気度が低下する上
に、コストアップとなる。しかも、難燃処理を要する場
合、その処理が困難となるという問題も生起する。逆に
、有機繊維が少な過ぎると、風合が洋紙風となると共に
破裂強度が低下するという不具合がある。
従って、これらの繊維の配合割合は製造する混抄紙の要
求特性に応じて、前記範囲内で適宜決定するのが好まし
い。
本発明の方法により抄紙を行うには、まず、ガラス繊維
の離解分散を行うが、前述のような細径のガラス繊維は
、普通障子紙の生産に使用されるビータ−では離解分散
が難しい。このため、本発明においては、離解機パルパ
ーで強力な攪拌を行うのが好ましく、パルパー内にガラ
ス繊維に対して0.05〜2.0重量%の分散剤を添加
して離解、分散を促進し白水を得る。なお、この白水は
、良好な離解、分散のためには、そのpHが6〜2.5
程度であることが好ましい。
一方、バルブはビータ−叩解により、有機繊維はビータ
−離解により、またバインダーはビータ−混合により、
それぞれ混抄原料を調製し、これらの原料を前述の白水
と共にボーチャーに入れ十分に混合した後、常法に従フ
て抄造し、混抄紙を得る。
なお、本発明においては、得られる混抄紙の特性の改善
のために、ボーチャーによる混合系に各種配合剤を添加
しても良い。
例えば、湿紙強度(湿潤強度)向上剤、脱臭剤、難燃剤
、蛍光塗料等を配合使用することができる。
湿潤強度向上剤としては、公知の内添薬品、例えば、尿
素−ホルマリン、メラミン−ホルマリン、ポリアミド、
エピクロルヒドリン、ジアルデヒトデンブン等が挙げら
れる。これらの湿潤強度向上剤を添加することにより、
後工程で水溶性の難撚剤、消臭剤等の薬品を混抄紙に含
浸させる際、折紙を防止することができる。湿潤強度向
上剤の使用割合は、抄紙原料の固形分量に対して、尿素
−ホルマリン樹脂、メラミンーホルマリ樹脂であれば0
.5〜3.0重量%程度、ポリアミド、エピクロルヒド
リンであれば0.2〜1.0重二%程度が適当である。
難燃剤としては、燐化合物、塩化物等のハロゲン化合物
、グアニジン化合物、アンチモン又はジルコニウムの酸
化物等が挙げられ、その使用割合は、抄紙原料の固形分
量に対して10〜30重量%程度が適当である。
消臭剤としては、アミョン(天然物)、フラバノール類
有機高分子、鉄の二価イオン等が挙げられ、その使用割
合は、抄紙原料の固形分量に対して2〜10重量%程度
が適当である。
これら難燃剤、消臭剤は抄紙された混抄紙に含浸付着さ
せる外添法により用いることもできる。
蛍光塗料としては、ジアミノスチルベン系のものが一般
に用いられ、その使用割合は抄紙原料の固形分量に対し
て0.05〜0.3重量%程度が適当である。
本発明の方法によれば、難燃剤、消臭剤等の配合剤も良
好な分散性、付着性で使用することができる。
[作用] 本発明においては、分散剤を用いてガラス繊維白水を調
製するため、細径のガラス繊維であっても極めて良好な
離解、分散性のもとに分散させることができる。また、
難燃剤、消臭剤等の分散性、付着性も向上するため、難
燃処理、消臭処理を同時に行うことも可能となる。
本発明によれば、細径の繊維の使用が可能となり、厚さ
0.1〜0.2mm程度の薄葉紙であっても皮膚刺激性
のない高品質な混抄紙を製造することができる。
[実施例コ 以下実施例について説明する。
実施例1 繊維径3〜4μmの綿状ガラス繊維を、ガラス繊維に対
して0.05重量%のポリエチェレングリコール系分散
剤を添加して、離解機パルパーにて離解、分散させてガ
ラス繊維白水(pH6,0)を調製した。
別に、パルプ(NBKP)をビータ−叩解、5デニール
のレーヨンをビータ−離解、PVA系バインダーをビー
タ−混合し、これら抄紙原料を下記配合となるようにボ
ーチャーに入れて混合し、常法により抄造を行い、厚さ
0.16mm(混抄紙A)、0.14mm(混抄紙B)
の混抄紙を得た。
配合割合 パルプ       70重量% ガラス繊維     20 〃 レーヨン        7 〃 PVA系バインダー  3 〃 得られた混抄紙の物性及び諸特性を下記方法により測定
した。
里定去韮 目   イ寸    (g/m2)     JIS 
 P  8124破裂強さ (kg/cm”) JIS
 P 8112 (ミューレン)白色度  (%)  
 JIS P 8123 (ハンター)透気度  (秒
)   JIS P 8117 (但し、ガーレーデン
ソメータ−B型、 10mmφアダプター使用、2 枚重ねてO〜200n+42の通過 時間) 結果を第1表に示す。
なお、比較のため、第1表には、各特性のJIS規格を
併記した。
第1表 第1表より、本発明により得られるガラス繊維混抄紙は
優れた特性を有することが明らかである。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明のガラス繊維混抄紙の製造方
法によれば、繊維径4μm以下の綿状ガラス繊維の使用
が可能となり、薄葉紙であっても皮膚刺激性のない混抄
紙を得ることができる。
従って本発明によれは、 ■ 地合が和紙調で障子紙として好適な混抄薄葉紙が得
られる。
■ このため、耐湿性で寸法安定性、紫外線カツト性に
優れた障子紙が提供される。このような障子紙によれば
、障子張りの際の露吹きが不要となり、また、紫外線に
よる室内建具、家具の変色防止を図ることもできる。
■ 難燃剤、消臭剤による難燃、消臭加工が容易となり
、難燃性及び消臭機能の両機能を付与することも可能と
なる。このため、快適かつ安全な環境が得られる。
等の効果が奏される。
このような本発明の方法で製造される混抄紙は障子紙、
襖紙、ルーフィング材、壁材等として極めて有用である

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス繊維、有機繊維及びパルプを抄紙してガラ
    ス繊維混抄紙を製造する方法において、分散剤を添加し
    てガラス繊維白水を調製し、得られたガラス繊維白水と
    有機繊維、パルプ及びバインダーとを混合して抄造する
    ことを特徴とするガラス繊維混抄紙の製造方法。
  2. (2)ガラス繊維が繊維径4μm以下のガラス繊維であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)ガラス繊維が繊維径0.8〜4μmのガラス繊維
    である特許請求の範囲第2項に記載の方法。
  4. (4)分散剤をガラス繊維重量に対して0.5〜2.0
    重量%添加する特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれか1項に記載の方法。
  5. (5)ガラス繊維白水のpHが2.5〜6である特許請
    求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の方
    法。
  6. (6)有機繊維がレーヨンである特許請求の範囲第1項
    ないし第5項のいずれか1項に記載の方法。
  7. (7)分散剤がポリエチレングリコール系分散剤である
    特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか1項に記
    載の方法。
  8. (8)バインダーがポリビニルアルコール系バインダー
    である特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか1
    項に記載の方法。
  9. (9)ガラス繊維15〜35重量%、有機繊維5〜20
    重量%、パルプ50〜80重量%、バインダー2〜5重
    量%の割合で混合する特許請求の範囲第1項ないし第8
    項のいずれか1項に記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03892A (ja) * 1989-05-26 1991-01-07 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd 壁紙用裏打ち紙
US7641764B2 (en) * 2004-12-03 2010-01-05 Mitsubishi Paper Mills Limited Non-woven fabric for gypsum board and process for producing the same

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