JPS63119856A - 小麦の製粉方法および装置 - Google Patents

小麦の製粉方法および装置

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JPS63119856A
JPS63119856A JP26625686A JP26625686A JPS63119856A JP S63119856 A JPS63119856 A JP S63119856A JP 26625686 A JP26625686 A JP 26625686A JP 26625686 A JP26625686 A JP 26625686A JP S63119856 A JPS63119856 A JP S63119856A
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wheat
milling
flour
mill
epidermis
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JP26625686A
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佐竹 利彦
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Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、小麦の表皮を剥離した後、胚乳部を粉砕する
製粉方法および装置に関する。
従来技術 一般に小麦を製粉する前処理としては、貯蔵サイロ、貯
留ビン等に一時貯留した麦を乾燥あるいは加湿して同一
ロットの小麦を均等的な水分率に調湿し、ロール機によ
る挽砕処理前の309〜2時間前に0.25〜0.5%
の水分を小麦に添加し、小麦の動部を胚乳部よりも若干
高水分とし、動部と胚乳部との分離を良好にすると共に
、動部の細粉化を防止する処理がなされる。
次いでロール機によって挽砕されるが、ロール機を1回
通過しただけでは胚乳部を完全に取りだすことができず
、通常5〜7回ロール機を通過させる必要があり、1回
目を1番ブレーキング、以後順次2番ブレーキング、3
番ブレーキングと呼ばれている。良質の小麦粉の抽出歩
留を向上させるためには、胚乳部をなるべく粗い粒子の
まま表皮から剥離して取り出すことが必要で、少ないブ
レーキングで処理されることが望ましいが、通常3〜4
番ブレーキングを必要としている。各ブレーキングで挽
砕された粉砕物を篩選別して篩網上に残った粒子を順次
ロール機に掛けて粉砕し、さらに4〜7番ブレーキング
において胚乳部の抽出を繰り返していくうち粒子を小さ
くすると共に表皮の動部の混入率を高率とするものであ
るから、各ブレーキングに使用されるロールの形状、ブ
レーキングごとに最適とする専用ロールの選択、その操
作方法等に技術を必要とするものである。小麦粉の抽出
歩留は、原料品種、産地等によっても相違するが通常7
3〜18%が平均的な1歩留とされている。
発明が解決しようとする問題点 上記のように、ブレーキングごとに篩選別を施し、網上
に残った粉砕物を順次ブレーキングして胚乳部の小麦粉
を抽出するものであるが、胚乳部と表皮とが完全2分に
分離されるものではなく、ブレーキングごとのロールに
よる圧砕作用の影冑が表皮よりも胚乳部の方がわずかに
大きく、胚乳部が若干細粒子となる特性によって篩選別
し、胚乳部の回収を行うものであるが、後段のブレーキ
ングに至るほど表皮と残存する胚乳部との特性の相違が
近似し、胚乳部として抽出する粒子中に同一サイズの表
皮の混入率を高率とするものであるから、胚乳部の抽出
歩留率を向上するためには、いかに表皮部分と胚乳部分
との分離を完全に行うかということが技術的テーマとな
る。
本発明は、上記技術的テーマに着目し、小麦の品種ある
いは産地によってもその成分に相違はあるものの、また
表皮と胚乳部の境界部に存在する糊粉層を表皮に属する
か、あるいは胚乳部に属するかの区分によっても数値は
異るが、一般的に表皮の占める割合が12〜11%であ
るから、小麦の粉砕の前処理段階で表皮を必要吊取、 
 り去って加工し、次行程において胚乳部を粉砕するこ
とにより、良質の小麦粉の製品歩留率の改善を計ろうと
するものである。
問題点を解決するための手段 上記技術的テーマを達成するために本発明は、精麦機に
よって小麦の表皮を必要層剥離する前処理を施し、次い
で前記表皮を剥離した小麦を製粉機に供給し、該製粉機
と篩選別機とを複数台通過させて所望粒度の小麦粉に加
工することにより、小麦の製粉歩留率を向上しようとす
るものである。
作用 多孔壁除糠用精白筒の内部に精白転子を回転自在に軸架
し、前記精白筒と精白転子の間に精白室を形成し、該精
白室に水分添加装置を連結した精麦機に原料小麦を供給
し、精白室内を流動中の麦粒に直接水分添加装置から水
分を添加し、麦粒表面の*m抵抗力を増大すると共に、
精白転子の撹拌作用によって麦粒相互を粒々摩擦させる
際に生じる発熱によって麦粒表皮を軟質化させ、麦粒表
皮の剥離を容易とする処理を施して剥離される糠粉を添
加した水分と共に精白室外に排除し、精麦機の排出部か
ら流出する麦粒の表皮剥離状態が不足していれば、上記
作用を必要回数反復して製粉の前処理加工を施す。
次いで前記前処理加工した小麦を製粉機に供給して粉砕
し、粉砕粒子を篩選別機に通過させて篩網下は製品とし
、篩網上に残留した粒子は再度製粉機に供給し、粉砕、
篩選別を反復して所望粒度の小麦粉に加工する。
本発明の製粉方法の特徴は、小麦の表皮を精麦機によっ
て剥離した後に製粉を行うものであるから、粉砕した粒
子中に純度を低下する表皮の混入がなく、良質の小麦粉
を高歩留率に製粉できる。
実施例 本発明を実施する装置の例を第1図〜第3図に基づき説
明する。
精麦機とは摩擦式精麦機と研削式精麦機であり、両者を
併用することもある。
第1図および第2図の符号1は、摩擦式精麦機の全体を
示し、摩擦式精麦機1の機枠2の内部に多孔壁除糠用精
白!!13を横設し、回転自在に軸架した管状回転軸4
に螺旋転子5.摩擦精白転子6を軸装して多孔壁除糠用
精白n3に内装し、多孔壁除糠用精白筒3と摩擦精白転
子6との間に形成する精白室7の一側部に原料供給部8
を設け、供給部8の他側部の精白室7に設ける排出部9
には抵抗板10と抵抗制御装置11とを装設しである。
回転軸4には多数の通孔12・・・を穿設し、摩擦精白
転子6に設けた通風溝孔13.多孔壁除糠用精白筒3等
を介して精白室7の下部に装設した集糠樋14に連通し
、集糠樋14の端末部を糠粉輸送管を介して排風機に連
絡しである。原料供給部8にはエヤーシリンダーを連結
した開閉弁16と、麦粒の有無を検出する麦粒検出セン
サー17を装着し、原料供給部8に連結したホッパー1
8には原料温度センサー19を装着しである。2oは制
御装置であり、21は電動機23の起動用押釦、22は
同停止用押釦、24は負荷表示器、25は原料温度セン
サー19の温度表示器、26は、排出部9に設けた排出
麦粒の温度検出センサー27の温度表示器である。
管状の回転軸4の一側端部30に二流式超音波ノズル3
1を臨設し、超音波ノズル31の吸水管32側は、水分
添加量調節機能を備えた電磁弁33を介設して水槽34
に連結し、また、給気管35側は空気加圧機36に連結
し、これ等の吸水管32.給気管35.超音波ノズル3
1を回転軸42通孔121通風溝孔13等を介して精白
室7に連通させて水分添加装置29に形設し、摩擦式精
麦機1と水分添加装置29とにより加湿精麦機28に形
成する。なお、37は回転軸4の排出部9の側端部に装
設した空気遮断弁、符@38は、水分添加装置29から
供給する水分添加量を示す水分添加葎表示器、39は、
抵抗制御装置11の制御状態を示す制御値表示器である
。なお、麦粒検出センサー17゜開閉弁14に連結した
エヤーシリンダー、電磁弁33のそれぞれは、制御装置
20を介して相互が電気的に連結されている。
次に第3図に基づいて、複数台の精麦機を直列行程に配
設して製粉の前処理行程を形成し、次行程に製粉機、篩
選別機を連絡して−n的な製粉行程に形成した構成につ
き説明する。
原料小麦を供給するエレベータ−40を1番精麦機28
Aのホッパー18に連結し、2番精麦機28B、3番精
麦機28G、4番精麦R28Dを直列行程に配設し、各
加湿精麦128・・・の連絡行程間にエレベータ−41
,42,43を介設しである。1番V4麦8!28A、
2番精麦機28Bの各集糠樋14.14と、3番精麦機
28C,4番精麦機28Dの各果糖樋14,14とは、
−側部を排風II(図示してない)に連絡した糠粉輸送
管45.46にそれぞれ個別に連絡しである。
4番精麦機28Dの排出部9に連絡したエレベータ−4
4を製粉R47に連絡して製粉の前処理行程と製粉行程
が−n的に形成される。製粉8!47は、ホッパー48
の下部をニルに分岐して小麦供給mを制御するLl−タ
リーバルブ49△、49Bを回転自在に軸架し、ロータ
リーバルブ49Aの下方に高速回転ロール50Aと低速
回転ロール50Bを設け、ロール50Aとロール50B
とは対向して回転する。同様に[1−タリーバルブ49
Bの下方には高速回転ロール50Cと低速回転ロール5
0Dとを設け、粉体受樋51A、51Bを空気輸送管5
2に連結してサイクロン53に連結しである。
サイクロン53の底部に連結したエヤーロツり用のロー
タリーバルブ56を篩選別機57の供給部58に接続す
る。篩選別157は、機台59に軸受筒60を立設し、
調車61を軸着したクランク軸62を軸受筒60に嵌装
すると共にその一側端部を揺動フレーム63底部に軸着
し、揺動フレーム63は複数個の支持杆64・・・によ
て懸架しである。上中下各段に分けて網目を大中小とす
る多孔を有する選別網65A、65B、65Cを装着し
た複数個の箱枠66・・・は揺動フレーム63上に1載
され、−側端を揺動フレーム63に軸支した複数個の箱
枠圧看棒67・・・により圧着枠68を介して箱枠66
・・・を固定しである。篩選別機57Aの大粒子排出口
69を飛散防止用軟質材70を介して製粉ta47Aの
ホッパー48に連絡する流下6!71を接続し、中粒子
排出ロア2は流下l173を介して製粉機47Bに連絡
し、小粒子排出ロア4はバイブ75A、サイクロン76
を介して篩選別機57Bに連絡しである。
製粉機47Bの粉体受樋51A、51Bをサイクロン7
6に連絡するバイブ75Bに連結し、サイクロン76の
底部に設けたロータリーバルブ77を篩選別機57Bの
供給部58に連絡し、篩選別1157Aの多孔壁選別網
65Gよりも網目を小さくした選別網65Dを上段に、
順次網目を小さくして選別網65E、65Fを重設し、
小粒子排出ロア8は流下樋79を介して製粉機47B1
.:連絡し、細粒子排出口80は流下樋81を介して製
粉機47Ck:連絡し、微粒子排出口82はバイブ83
をサイクロンに連結する。
製粉機47G、47Dの各粉体受樋51A。
51Bと51A、51Bをそれぞれバイブ84および8
5を介してサイクロン86に連結し、サイクロン86の
底部にロータリーバルブ87を設けて篩選別1157C
に接続してあり、上2段の網目を篩選別機57Bの下段
の選別網65Fと同一とし、細粒子排出口88は流下樋
89を介して製粉11147D1.:31絡し、中、下
各2段ごとに順次網目を小さくした選別網65G、65
Hを重架し、微粉子B排出口90をバイブ91を介して
サイクロン93に連結し、微粉子C排出口95はバイア
96を介してサイクロン94に連絡し、各サイクロン9
2,93.94の底部にはロータリーバルブ97.98
.99を設け、それぞれ粉体量lA100.粉体受樋B
101、粉体受樋ClO2に接続させである。
サイクロン53.76.86の頭部は、バイブ54を介
してターボファン55に連絡し、サイクロン92,93
.94の頭部をバイブ103によってターボファン10
4に連結し、頭部をバッグフィルター105に、また底
部をロータリーバルブ106を介して粉体量eJic1
02に連絡したサイクロン107にターボファン55の
送風部を連結し、そしてサイクロン108も同様に、頭
部をバッグフィルター105に、また底部をロータリー
バルブ109を介して粉体量IC102に連絡し、ター
ボファン104の送風部とサイクロン108とを連結し
である。
110は精麦の前行程に設けた加湿加温装置であり、蒸
気発生機111と調質機112とで構成゛される。調質
機への原麦供給はエレベータ−113で行われる。
以下に上記実施例におる作用につき説明する。
(第1図および第2図参照)エレベータ−40からホッ
パー18に原料麦粒、が供給されたことを麦粒検出セン
サー17が検知し、その検知信号を制御装置20に連絡
すると、制御装置20から出力信号によってエヤーシリ
ンダーを作動して開閉弁14を開成し、原料麦粒を供給
部8から螺旋転子5によって摩擦精白転子6に輸送され
ると共に、制御表@20の出力信号によって水分添加装
置2つの電磁弁33と空気加圧136とを作動させ、精
白室γ内を排出部9に向けて流動する麦粒に対して、超
音波ノズル31から回転軸4の一側端部30に霧状の水
分を噴霧し、噴霧された水分は回転軸4の通孔12゜精
白転子6の通風溝孔13から精白室7内に噴出し、麦粒
表皮に水分を添加すると共に摩擦精白転子6の攪拌作用
によって麦粒相互を粒々摩擦し、その摩擦作用によって
麦粒表皮は発熱して湿潤軟質化し、麦粒表皮の剥離を容
易にして剥離した糠粉を添加した水分と共に多孔壁除糠
用精白筒3から排除し、麦粒表皮の薄層を剥離した麦粒
は排出部9に流出する。麦粒表皮の剥離の程度は精白室
7内を流動する麦粒に水分添加される水分量と抵抗制m
装置11によって精白室7内の麦粒密度を増減制御する
ことによって調節することができ、各調節に対して電動
機23の負荷値は負荷表示器24に、原料麦粒の温度は
温度表示器25に、排出部9に流出する麦粒温度は温度
表示器26に、精白室7に水分添加する水分添加量は水
分添加置火表示器38に、そして抵抗制御装置11の制
御値は制御表示器39にそれぞれ表示される。
(第3図参照)エレベータ−113より供給された原支
は調質機112に送られ、調質機112には原麦と蒸気
発生機111により加湿加温された蒸気が供給されて湿
潤軟化された麦が1番精麦機28Aの供給エレベータ−
に送られる。1番精ff1l!28Aから流出する麦粉
をエレベータ−41を介して2番精麦128Bに供給し
、上記した水分添加装置29と摩擦精白転子6によって
麦粒表皮の剥離作用を反復し、精白室7,7から排除さ
れた糠粉を集糠uA14,14から糠粉輸送管45に流
出する。さらに3番精麦機28C,4番精麦機28Dに
よって麦粒の精白度を進行して麦粒表皮を剥離し、剥離
した糠粉を集糠樋14,14から糠粉輸送管46に流出
すると共に、表皮を剥離した麦粒をエレベータ−44に
よって次の製粉行程に供給するものである。
上記複数台の加湿精麦機28・・・の精白作用において
、精白室7内を流動中の麦粒に直接水分を添加し、麦粒
表皮を軟質化して表皮の剥離を容易とすると共に、添加
した水分を剥離した糠粉と一緒に排出部に至るまでの短
時間に精白室7外に排除するから、小麦の胚乳部に水分
の影響を及ぼすことがなく、水分低下によって軟質化し
た麦粒表皮の剥離に要する負荷程度では、精白室7内を
高密度の高圧としても、その剥離作用が胚乳部に及ばず
製品歩留を低下することに全く関係のないものであり、
特に1〜2番精!1128A、28Bにおいては、麦粒
表皮の剥離作用を大とする運転を行い、剥離する糠粉を
粗粒子とすることが剥離作用として効率的であると共に
、剥離した糠粉も別用途に使用される際に粗粒子である
ことを所望され、能率、製品の二次商品のためにも効果
的である。そして3〜4番精麦機28C,28Dにおい
ては、水分添加量と抵抗制御装置11を適正に制御して
麦粒胚乳部を損傷しないように、■つ麦粒表皮を剥離し
た麦粒を次行程製粉行程に供給する。3〜4番精麦機2
8C,28Dによって剥離する糠粉の用途は、その含有
成分から微粉であることが所望されるので、麦粒胚乳部
を損傷させぬ低負荷で運転して剥離する糠粉を微粒子と
し、糠粉を粗粒子と微粒子とに区分して回収するように
形成しであるから、糠粉の用途に応じた管理が容易であ
る。
表皮を剥離した麦粒をエレベータ−44から製粉147
Aに移送し、ロータリーバルブ49A、49Bによって
ホッパー48から機体の左右に亘って均等的に麦粒を流
出する。ロータリーバルブ49Aから高速回転ロール5
0Aと低速回転ロール50B上に供給された麦粒は、対
向的に貸速回転する両ロール50A、508間に流入し
て圧砕され、ターボファン55の吸風作用によって粉体
受樋51Aに流下した粉体を空気輸送管52を介してサ
イクロン53に空送し、サイクロン53において空気と
分離した粉体をロータリーバルブ56を介して篩選別機
57Aに排出する。
なお、ロータリーバルブ49B、高速回転ロール50C
,低速回転ロール50Dおよび粉体量!1151[3は
、前記したそれぞれの作用と同一であるので省略する。
篩選別157Aに供給された粉体は、クランク軸62の
駆動によって水平方向に円運動する多孔を有する選別網
65A、65A上を流動し、選別網65Aの網上に残留
した大粒子を大粒子排出口69に流出すると共に、流下
樋71を介して製粉1147Aのホッパー48に還元さ
せる。
選別網65Aの網目から落下した粉体を選別網65B、
65B上に流動させ、選別網65Bから落下した粉体を
さらに選別網65G、65C上に流動させ、選別網65
Cの網目から落下した粉体を小粒子排出ロア4に流出し
、小粒子粉体をターボファン55の吸引作用によりバイ
ブ75Aを介してサイクロン76に空送する。選別網6
5F3.65Gの網目上に残留した中粒子粉体は、中粒
子排出ロア2に集められて流下樋73を介して製粉機4
7Bに供給される。
製粉機47Bにおいて小粒子に圧砕され、流下した小粒
子粉体を粉体量1151A、51Bからバイブ75Bに
流出してサイクロン76に空送され、空気と分離した粉
体をサイクロン76からロ−ターパルプ77の回転によ
って篩選別機57Bに排出する。篩選別機57Bの各選
別網65D、652.65Fによって粉体の粒子別選別
を行い、選別網650の網目上に残留した小粒子を小粒
子排出ロア8.流下FA79を介して製粉機47Bに還
元し、選別網65Fの網目を通過した微粉子Aを微粉子
A排出口82に流出してバイブ83を介してサイクロン
92に空送する。選別網65E、65Fの網目上に残留
した細粒子を細粒子排出口80に流出して流下樋81を
介して製粉n47cに供給す。製粉m47cにおいて細
粒子をさらに微粒子に製粉し、粉体受樋51A、51B
に流下した微粉子をバイブ84を介してサイクロン86
に空送する。サイクロン86によって空気と分離した微
粉子をロータリーパルプ87を介して篩選別機57Cに
供給し、選別網65Fの網目上に残留した細粒子を微粒
子排出口88.流下樋89を介して製粉el147Dに
返還し、微粉子に再製粉処理してバイブ85を介して再
度篩選別機57Cに供給される。選別網65Hの網目を
通過した微粉子は、微粉子C排出口95に流出してバイ
ブ96を介しサイクロン94に空送され、選別網65G
、65H上に残留した微粉子は微粉子B排出口90に流
出してバイブ91を介しサイクロン93に空送される。
サイクロン92において空気と分離された微粉子Aは粉
体受箱A100に、サイクロン93から微粉子Bを粉体
受箱B101に、そしてサイクロン94から微粉子Cを
粉体受箱ClO2にそれぞれ流出させて一時貯留する。
サイクロン53.76.86の頭部から吸引する風とサ
イクロン107によって捕集されて粉体受箱ClO2に
流出し、またサイクロン92.93゜94の頭部から吸
引する風に混入した微粉をサイクロン108によって捕
集して粉体受箱ClO2に流出させ、サイクロン107
.108の頭部から噴出する風をバッグフィルター10
5に通過させ、微粉を完全捕集すると共に清浄空気をバ
ックフィルター105外に流出させる。
上記製粉行程において、製粉R47Aに供給される麦粒
は、表面を剥離させる製粉の前処理が施されているので
、1回のロール通過による粉砕効率が向上し、製粉機お
よび篩選別機の使用台数を縮少すると共に、操作を簡単
にできる効果が大きい。また、表皮を剥離した後に製粉
を行うものであるから、製粉の純度と歩留率を高率とす
るものである。
なお、上記実施例において、精麦機、製粉機。
篩選別機の各使用台数は適宜増減選択できるものであり
、また製粉機に使用するロール形状、あるいは製粉機構
造は適宜組合せて使用できることは勿論のことである。
次に、上記実施例以外に本発明を実施する装置の例を以
下に説明する。
A、複数台の加湿精麦機28の任意精麦機では、水分添
加装置29の作動を停止し、て使用する。
この使用方法においては、粗雑面に剥離された麦粒の凸
面部を剥離して平滑筋とする作用効果がある。
B、複数台の精麦機によって形成する精麦行程の任意箇
所に麦粒加熱装置を介設する。
この実施例では、麦粒表皮を加熱し、麦粒表皮を糊化し
て軟質化させて精麦機に供給するので、精麦機において
は軽負荷で容易に表皮を剥離することができ、精麦機の
使用台数を少台数に形成することができる。また、加熱
装置の前行程に加湿装置を設けるとより効果的である。
C0製粉行程の任意箇所に加湿装置を設ける。
その作用は、微粉子の機外露出舟遊によるロスを防止す
ると共に、微粉子に製粉するために効果がある。
発明の効果 上記に説明した如く本発明によれば、製粉の前処理とし
て精麦機により麦粒表皮を剥離してその次行程において
製粉するものであるから、製粉が容易に行えると共に装
置および操作を簡略化でき、また麦粒表皮の動部を除去
した後に粉砕するので、粉体中に動部の混入がなく、小
麦粉の純度と製品歩留を大幅に向上できる顕著な効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は精麦機の全体を示す側断面図、第2図は精麦機
の要部を示す一部を破断した正面図、第3図は精麦行程
と製粉行程を一頁内に配設した実施例図である。 1・・・摩擦式精麦機、2・・・機枠1.3・・・多孔
壁除糠用精白筒、4・・・回転軸、5・・・螺旋転子、
6・・・摩擦精白転子、7・・・精白室、8・・・原料
供給部、9・・・排出部、10・・・抵抗板、11・・
・抵抗制it装置、12・・・通孔、13・・・通風溝
孔、14・・・集糠樋、16・・・開閉弁、17・・・
麦粒検出センサー、18・・・ホッパー、19・・・原
料温度センサー、29・・・制御装置、21・・・起動
用押釦、22・・・停止用押釦、23・・・電動機、2
4・・・負荷表示器、25・・・温度表示器、26・・
・温度表示器、27・・・温度検出センサー、28・・
・加湿精麦機、29・・・水分添加装置、30・・・−
側端部、31・・・超音波ノズル、32・・・給水管、
33・・・ff1la弁、34・・・水槽、35・・・
給気管、36・・・空気加圧機、37・・・空気遮断弁
、38・・・水分添加量表示器、39・・・制御値表示
器、40.41,42.43.44・・・エレベータ−
145,46・・・糠粉輸送管、47.47A、47B
、47.470・・・製粉機、48・・・ホッパー、4
9A、49B・・・ロータリーバルブ、50A、50G
・・・高速回転ロール、50B、50D・・・低速回転
ロール、51A、51B・・・粉体受樋、52・・・空
気輸送管、53・・・サイクロン、54・・・パイプ、
55・・・ターボファン、56・・・ロータリーバルブ
、57.57A、57B、57G・・・篩選別機、58
・・・供給部、59・・・機台、60・・・軸受筒、6
1・・・調車、62・・・クランク軸、63・・・揺動
フレーム、64・・・支持杆、65A、65B、65C
,65D、65E、65F、65H・・・多孔壁選別網
、66・・・箱枠、67・・・箱枠圧着枠、68・・・
圧着枠、69・・・大粒子排出口、70・・・飛散防止
軟質材、71・・・流下樋。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、精麦機によって小麦の表皮を剥離して前処理を
    施し、次いで前記表皮を剥離した小麦を製粉機に供給し
    て粉砕し、粉砕された小麦を篩選別機を通過させて所望
    粒度の小麦粉に加工することを特徴とする小麦の製粉方
    法。
  2. (2)、前記精麦機の精白室内において流動中の小麦に
    直接水分を添加し、小麦の表皮を軟質化させて表皮の剥
    離を容易とする処理を施す特許請求の範囲第(1)項記
    載の小麦の製粉方法。
  3. (3)、小麦の表皮を加湿するとともに加熱し、前記小
    麦の表皮を糊化して軟質化させた後行程で精麦機により
    前記小麦の表皮を剥離する特許請求の範囲第(1)項ま
    たは第(2)項記載の小麦の製粉方法。
  4. (4)、小麦の表皮を剥離して前処理を施す精麦機の後
    行程に前記表皮を剥離した小麦を粉砕する製粉機と粉砕
    された小麦を分級する篩選別機を設け、一貫的行程とな
    したことを特徴とする小麦の製粉装置。
  5. (5)、前記精麦機の精白室内において流動中の小麦に
    直接水分を添加し、小麦の表皮を軟質化させて表皮の剥
    離を容易ならしめるための加湿装置を付設した特許請求
    の範囲第(4)項記載の小麦の製粉装置
  6. (6)、小麦の表皮を加湿すると共に加熱する蒸気発生
    機と調質機とを精麦機の前行程に付設した特許請求の範
    囲第(4)項及び第(5)項記載の小麦の製粉装置。
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