JPS63143948A - 製粉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、小麦の表皮を剥離した１ね、胚乳部を粉砕づ
る製粉装置に関する。

従来技術 一般に小麦を製粉する前処理どしでは、貯蔵サイロ、貯
留ビン等に一時貯留した麦を乾燥あるいは加湿して同一
０ツ１−の小麦を均等的４ｊ水分率に調湿し、ロール機
による挽砕処理前の３０分〜２時同前に０．２５〜０．
５％の水分を小麦に添加し、小麦の動部を胚乳部よりも
若干高水分とし、動部と胚乳部との分離を良好にすると
共に、動部に破砕に対する抵抗性を与え、動部の細粉化
を防止する処理がなされる。

次いでロール（幾によって挽砕されるが、ロール機を１
回通過しただけでは胚乳部を完全に取りだすことができ
ず、通常５〜７回ロール機を通過させる必要があり、１
回目を１番ブレーキング、以後順次２番ブレーキング、
３番ブレーキングと呼ばれている。良質の小麦粉の抽出
歩留を向上させるためには、胚乳部をなるべく粗い粒子
のまま表皮から剥離して取り出づことが必要で、少ない
ブレーキングで処理されることが望ましいが、通常３〜
４番ブレーキングを必要としでいる。各ブレーキングで
挽砕された粉砕物を篩選別して篩網上に残った粒子を順
次ロール機に掛ｔブて粉砕し、さらに４〜７番ブレーキ
ングにおいて胚乳部の抽出を繰り返していくうち粒子を
小さくすると共に表皮の動部の混入率を高率とするもの
であるから、各ブレーキングに使用されるロールの形状
、ブレーキングごとに最適とする専用ロールの選択、そ
の操作方法等に技術を必要とするものである。小麦粉の
抽出歩留は、原料品種、産地等によっても相違するが通
常７３〜１８％が平均的な歩留とされＣいる。また、小
麦原ｉｌｌをそのまま砕いて製粉するので小麦粉として
は不良成分である動部の灰分が人ωに澱粉質の粉体に混
入して小麦粉の品質を低下さけている。小麦の組成表の
例を第１表（別紙）に示す。

発明が解決しようとする問題点 上記のように、ブレーキングごとに篩選別を施し、網上
に残った粉砕物を順次ブレーキングして胚乳部の小麦粉
を抽出するしのであるが、胚乳部と表皮とが完全２分に
分離されるものではなく、ブレーキングごとのロールに
よる圧砕作用の影響が表皮よりも胚乳部の方がわずかに
大きく、胚乳部が若干細粒子となる特性にｊ；つてｒ１
６選別し、胚乳部の回収を行うものであるが、後段のブ
レーキングに至るほど表皮と残存する胚乳部との特性の
相違が近似し、胚乳部として抽出Ｊる粒子中に同一サイ
ズの表皮の混入率を高率とするものであるから、胚乳部
の抽出歩留率を向上するためには、いかに表皮部分と胚
乳部分との分離を完全に行うかということが技術的テー
マとなる。

本発明は、上記技術的テーマに着目し、小麦の品種ある
いは産地によってもその成分に相違はあるものの、また
表皮と胚乳部の境界部に存在する糊粉層（アリコーロン
層）を表皮に属するか、あるいは胚乳部に属するかの区
分によっても数値は異るが、一般的に表皮の占める割合
が１２〜１７％であるから、小麦の粉砕の前処理段階Ｃ
表皮を必要量取り去って加工し、次行程において胚乳部
を粉砕することにより、混入する悪成分の灰分を事前に
除去することによって澱粉の製品に混入する有害物を減
少させるので、従来の製品より大幅に品質的向上を達成
すると共に小麦粉の製品歩留率の改善を計ろうとするも
のである。

問題点を解決するだめの手段 上記技術的テーマを達成するために本発明は、製粉機の
前行程にω］削式精麦機よりなるｖｉ麦機を設け、小麦
の表皮を必要量剥離する処理を施し、次いで前記表皮を
剥離した小麦を製粉機に供給し、該製粉機と篩選別機と
を任意回数通過させて所望粒１σの小麦粉に加工するこ
とにより、澱わ）の製品中に混入する有害物を減少させ
るのぐ、従来の製品より大幅に品質の向上をｊヱ成り−
るととらに小麦の製粉歩留率を向上しようとするもので
ある。

作　　用 多孔壁を右する除糠用精白筒の内部に研削式開山転子を
回転自在に軸架し、前記精白筒と精白転子とを主要部と
する精白室を形成した研削式精麦機に原料小麦を供給し
、麦粒を破砕せずに麦粒の表皮を剥離して剥離される糠
粉を精白室外に排除する。研削式精麦機の排出部からり
１出される麦粒の表皮剥離状態が不足していれば上記作
用を必要回数反復して製粉の前処理加工を施す。

次いＣ前記前処理加工した小麦を製粉機に供給しで粉砕
し、粉砕粒子を篩選別機等の分級装置に通過さｔＩＣ分
級された網下側は製品とし、網上側に残留した粒子は再
度製粉機に供給し、粉砕、篩選別を反復して所望粒度の
小麦粉に加工する。

本発明の製粉方法の特徴は、小麦の表皮を研削式精麦機
により剥離した後に製粉を行うものであるから、粉砕し
た粒子中に純度を低下する成分である灰分を多く含む表
皮が混入しないので、良質の小麦粉を高歩留率に製粉で
きる。

実施例 本発明を実施する装置の例を第１図〜第３図に基づき説
明する。主要精麦機には研削式精麦機と摩擦切削式精麦
機がある。

第１図の符号１は、研削式精麦機の全体を示し、研削式
精麦機１の機枠２の内部に多孔壁を有する除糠用精白筒
３を横設し、回転自在に軸架した管状回転軸４に螺旋転
子５と、砥粒を焼成結合して成形した研削転子６を軸装
して多孔壁を有する除糠用精白筒３に内装する。実施例
の如く研削転子６の麦粒排出口側一部に研磨転子７を設
けることや、管状回転軸４に噴風口を設けて転子内部よ
り噴風する場合がある。

機枠２の一側と精白筒３との間には吸風室８を、右側半
部を排風室９に形成し、左側半部の機枠２側壁に装膜自
在に設けた点検用扉１０に多数の吸風用多孔壁１１を穿
設し、吸風室８側の多孔壁を有する除糠用精白筒３の上
半部１２の多孔壁には多孔壁から糠粉の露出を防止する
鴻閉板１３を取付けして吸風用多孔壁３Ａに、排風室９
側の多孔壁除糠用精白筒３をｔＪＦＦＡ用精白筒３Ｂに
それぞれ形成し、排風用精白ＩＦ１３Ｂの下部を集ＩＪ
ｉｌ１１４に連絡してあり、吸風室８の下部に設けた砕
粒案内樋１５の底部は集１１１ｉ樋１／ＩＡ、１４Ｂ（
７）仕切板１６　ニｆ？ｔｌ　Ｄ　シタ砕粒回収用窓１
７に連絡しである。

次に第３図おにび第４図によつ（摩擦切削式精麦機の構
成を説明する。

第３図および第４図の符号１ε３は、摩擦式聞え機の全
体を示し、摩擦式精麦機１８の機枠１９の内部に多孔壁
を有する除糠用精白筒２０を横設し、回転自在に軸架し
た管状回転軸２１に螺旋転子２２．摩擦精白転子２３を
軸装して多孔壁除砂用精白筒２０に内装し、多孔壁を有
する除糠用精白筒２０と摩擦精白転子２３とを主要部と
する精白室２４の一側部に原料供給部２５を設け、供給
部２５の他側部の精白室２４に設ける排出部２６には抵
抗板２７と抵抗制御装置２８とを装設しである。回転軸
２１には多数の通孔２９・・・を穿設し、１１！１！！
精白転子２３に設けた通風溝孔３０．多孔壁除糠用精白
筒２０等を介して精白室２４の下部に装設した集糠ｖＡ
３１に連通し、集糠樋３１の端末部を製粉輸送管を介し
て排ＦＡ機に連絡しである。原料供給部２５にはエヤー
シリンダー３２を連結した開閉弁３３と、麦粒の有無を
検出する麦粒検出センサー３４を装着し、原料供給部２
５に連結したホッパー３５には原料温度センサー３６を
装着しである。３７は制御装置であり、３８は電動機４
０の起動用押釦、３９は同停止用押釦、４１は負荷表示
器、４２は原料温度センサー３６の温度表示器、４３は
、排出部２６に設けた排出麦粒の編麿検出センサー４４
の温度表示器である。

第５図に示すらのは、摩擦切削式精麦機１８に水分添加
装置４５を付設して加湿精麦機４６に形成したものであ
り、管状の回転軸２１の一側端部４７に二流式超音波ノ
ズル４８を臨設し、Ｊ０７３波ノズル４８の吸水管４９
側は、水分添加量調節機能を備えた電磁弁５０を介設し
く水槽５１に連結し、また、給気管５２側は空気加圧機
５３に連結し、これ等の吸水管４９．給気管５２、超音
波ノズル４８を回転ｌｌｌＴｌＩ２１１通孔２９、通風
溝孔３０等を介して精白室２４に）Ｗ通さけて水分添加
装置４５に形設しである。なお、５４は回転軸２１の排
出部２６の側端部に装設した空気遮断弁であり、第４図
に示す７１号５５は、水分添加装置４５から供給する水
分添加ら“ｌを承り水分添加量表示器、５６は、抵抗制
′６＋１菰′１１２８の制御状態を示す制御値表示器で
ある。

なお、麦粒検出センサー３４．開閉弁３３に連結したニ
ー７−シリンダー３２．電［う弁５０のそれぞれは、制
御装置３７を介して相互が電気的に連結されている。

次に第６図および第７図に基づいて、複数台の精麦機を
直列行程に配設して製粉の前処理行程を形成し、次行程
に製粉機、篩選別機を連絡して一員的な製粉行程に形成
した構成につき説明する。

原料小麦を供給するエレベータ−５７を１番精麦機１Ａ
のホッパー５８に連結し、２番精麦ｎ　１　Ｂ　、　３
　ｍｍｅＪＲ１Ｃ、４Ｗ１Ｍ麦３１１　Ｄ　ヲ直列行程
に配設し、各研削式精麦機１の連絡行程闇にエレベータ
−５９，６０，６１を介設しである。１番精麦機１Ａ、
２番精麦機１Ｂの各集Ｒ［１４，１４と、３　ｆｆ１ｆ
ｏＪＦｎ　Ｉ　Ｃ、４ｆｆ１ｆｉ？６１１１Ｄの各集糠
樋１４，１４とは、−側部を排風機（図示してない）に
連絡した糠粉輸送管６２．６３にそれぞれ個別に連絡し
である。

４番精麦機１Ｄの排出部６４に連絡したエレベータ−６
５を加湿装置６６を介して製粉機６７に連絡して製粉の
前処理行程と製粉行程が一１″ｊ的に形成される。製粉
機６７は、ホッパー６８の上部を三方に分岐して小麦供
給量を制御するロータリーバルブ６９Ａ、６９Ｂを回転
自在に軸架し、ロータリーバルブ６９Ａの下方に高速回
転ロール７０Ａと低速同転ロール７０Ｂを設け、ロール
７０Δとロール７０Ｂとは対向しＣ回転する。同様にロ
ータリーバルブ６９Ｂの下方には高速回転ロール７０Ｇ
と低速回転ロール７０Ｄとを設【ノ、粉体受樋７１Ａ、
７１Ｂを粉体空気輸送管７２に連結して１ノイクロン７
３に連結しである。

サイクロン７３の底部に連結したエヤーロック用のロー
タリーバルブ７６を篩選別機７７の供給部７８に接続す
る。篩選別ｔＲ７７は、機台７９に軸受筒８０を立設し
、調車８１を軸着したクランク軸８２を軸受筒８０に嵌
装Ｊると共にその一側端部を揺動フレーム８３底部に軸
６し、揺動フレーム８３は複数個の支持杆８４・・・に
よって回動自在に支持しである。上中下各段に分けて網
目を大中小とする多孔を右する選別網８５Ａ、８５Ｂ、
８５Ｇを装着した複数個の箱枠８６・・・は揺動フレー
ム８３上に単載され、−側端を揺動フレーム８３に軸支
した複数個の箱枠圧看棒８７・・・により圧肴枠８８を
介して箱枠８６・・・を固定しである。篩選別機８７Ａ
の大粒子排出口８９を飛散防止用軟質材９０を介して製
粉機６７△のホッパー６８に連絡する流下樋９１を接続
し、中粒子排出口９２は流下樋９３を介して製粉１１６
７Ｂに連絡し、小粒子排出口９４はパイプ９５Ａ、サイ
クロン９６を介して篩選別機７７Ｂに連絡しである。

製粉機６７Ｂの粉体量ｔｔｉ７１Ａ、７１Ｂをサイクロ
ン９６に連絡するパイプ９５Ｂに連結し、サイクロン９
６の底部に設けたロータリーバルブ９７をＦｉｉ選別Ｍ
ｌ　７７　［３の供給部７８に連絡し、篩選別機７７Ａ
の多孔壁選別網８５Ｃよりも網目を小さくした選別網８
５Ｄを上段に、順次網目を小さくして選別網８５Ｅ、８
５Ｆを重設し、小粒子ＩＪＩ出口９８は流下樋９９を介
して製粉機６７Ｂに連絡し、粗粒子排出口１００は流下
樋１０１を介しＣ製粉機６７Ｇに連絡し、微粒子排出Ｄ
　１０２はパイプ１０３をリーイクロン１１２に連結す
る。

’Ｉｌ［６７Ｇ、６７Ｄ（７）各粉体量ＩＡ７１　Ａ。

７１Ｂと７１Ａ、７１Ｂをそれぞれパイプ１０４および
１０５を介してサイクロン１０６に連結し、サイクロン
１０６の底部にロータリーバルブ１０７を設けてＦ１ｉ
選別１７７ｃに接続してあり、上２段の網目を篩選別機
７７［３の下段の選別網８５Ｆと同一とし、粗粒子排出
口１０８は流下樋１０９を介して製粉機６７Ｄに連絡し
、中、下各２段ごとに順次網目を小ざくした選別網８５
−Ｇ、８５Ｈを重架し、微粉子Ｂ排出口１１０をパイプ
１１１を介してサイクロン１１３に連結し、微粉子Ｃ排
出口１１５はパイプ１１６を介しＣサイクロン１１４に
連絡し、各４ノイクロン１１２，１１３．１１４の底部
には［１−タリーバルプ１１７，１１８，１１９を設け
、それぞれ粉体量６ｉＧＡ１２０．粉体受６ｉ１［３１
２１゜粉体受樋Ｃ１２２に接続させである。サイク［１
ン７３，９６，１０６の頭部は、パイプ７４を介してタ
ーボファン７５に連絡し、頭部をバッグフィルター１２
５に、また底部をロータリーバルブ１２６を介し【粉体
受ＩＣ１２２に連絡したサイクロン１２７にターボファ
ン７５の送風部を連結し、サイクロン１１２，１１３．
１１４の頭部をパイプ１２３によってターボファン１２
４に連結し、そしてサイクロン１２８も同様に、頭部を
バッグフィルター１２５に、また底部をロータリーバル
ブ１２９を介して粉体受樋Ｃ１２２に連絡し、ターボフ
ァン１２４の送風部とサイクロン１２８とを連結しであ
る。

１３０は精麦の前行程に設けた加湿加温装置であり、蒸
気発生１１３１と調質１１３２とで構成される。調質機
への原麦供給はエレベータ−１３３で行われる。

前記工程における精麦機は研削式精麦機１であるが、前
記研削式精麦機１のうち、任倉の精麦機を摩擦切削式精
麦機１８または加湿摩擦切削式精麦機４６に置き換える
か、もしくは追加して使用することもある。また、製粉
ｆｉ４７Ａへ供給する前工程に、表皮を剥離した麦粒に
加湿する加湿装置６６を付設する場合がある。

以下に上記実施例における作用につぎ説明する。（第１
図および第２図参照）エレベータ−５７からホッパー５
８に原料麦粒が供給されたことを麦粒検出センサー１３
４が検知し、その検知信号を制御装置（図示Ｕず）に連
絡すると、制御装置から出力信号によって工Ｖ−シリン
ダー１３６を作動して開閉弁１３７を間成し、原料麦粒
を供給部１３５から螺旋転子５によつＣ研削転子６に輸
送され、精白室１３８内を排出部６４に向けて流動する
麦粒は砥粒を焼成結合して成形したω１削転子６により
表皮部を薄く剥離され、剥離した糠粉を多孔壁除糠用精
白筒３から排除し、麦粒表皮の薄層を剥離した麦粒は排
出部６４に流出する。麦粒表皮の剥離の程ｆ良は麦粉の
品種や正常に関連するので抵抗制御装置１３９によって
精白室１３８内の麦粒密度を増減制御することによって
調節することがＣきる。

（第６図参照）エレベータ−１３３より供給された原皮
は調質機１３２に送られ、調質ｖ３１３２では原皮は蒸
気発生１１１３１により加湿加温されて湿潤軟化される
。必要に応じて、前記湿潤軟化作用を受けた麦は、１番
精麦１１１Ａの供給エレベータ−５７に送られる。１番
精麦機１Ａから流出する麦粒をエレベータ−５９を介し
°Ｃ２番精麦１ｆｉＩＢに供給し、麦粒表皮の剥離作用
を反復し、精白室１３８，１３８から排除された糠粉を
集顛樋１４．１４から糠粉輸送管６３に流出する。さら
に３番精麦機１０．４番精麦機１Ｄによって麦粒の精白
度を進行して麦粒表皮を剥離し、剥離した糠粉を集糠樋
１４゜１４から糠粉輸送管６２に流出すると共に、表皮
を剥離した麦粒をエレベータ−６５によって次の製粉行
程に供給するものである。

上記複数台の研削式精麦機１・・・の精白作用において
、精白室１３８内を流動中の麦粒に直接水分を添加し、
麦粒表皮を軟質化して表皮の剥離を容易とし、添加した
水分を剥離した糠粉と一緒に排出部に至るまでの短時間
に精白室１３８外に排除するために、水分添加装置４５
ど同等である水分添加装置１４０を任怠のω１削式精支
機１に用いると、小麦の胚乳部に水分の影響を及ぼすこ
とがなく、水分添加によって軟質化した麦粒表皮の剥離
に要する負荷程度では、精白室１３８内を高密度の高圧
として６、その剥離作用が胚乳部に及ばず製品歩留を低
下することに全く関係のないものであり、特に１〜２番
粘麦機１Δ、１Ｂにおいては、麦粒表皮の剥離作用を大
とする運転を行い、剥１１１１１−ｄる糠粉を粗粒子と
することが剥離作用として効率的であると共に、剥離し
た糠粉ち別用途に使用される際に粗粒子であることを所
望され、能率、製品の二次商品のためにも効果的である
。

そして３〜４番ＶＪ麦機１Ｇ、１Ｄにおいては、抵抗制
御装置１３９を適正に制御して麦粒胚乳部を損傷しない
にうに、Ｄつ麦粒表皮を剥離した麦粒を次行程製粉行程
に供給する。３〜４番精Ｕｔ１１’Ｃ，１Ｄによって剥
離する糠粉の用途は、その含有成分から微粉であること
が所望されるので、麦粒胚乳部を損傷させぬ低負荷で運
転して剥離する糠粉を微粒子とし、糠粉を粗粒子と微粒
子とに区分して回収するように形成しであるから、糠粉
の用途に応じた管理が容易である。

また、３番精麦機、４番精麦機にも麦粒表面に付着した
糠粉を拭去する目的で水分添加し、水分を糠粉と同時に
多孔壁精白筒外に排除する。

この目的の場合にはほぼ開山終了時点であり、麦粒に縦
に残った動部を除去するためには第３図〜第５図で示す
Ｗ−擦切閉式精麦機または加湿＃擦切削式ｔｉｆｆ麦槻
を低負荷で使用すると有効な麦粒の状況がある。

また、製粉前に加湿装置６６で加湿することが有効な場
合は、小麦の生育状態や品種により麦粒の縦に深い黒条
がある場合であり、黒条を湿潤軟質化して製粉機で微細
に粉砕されることを防止するためである。

表皮を剥離した麦粒をエレベータ−６５から製粉１６７
Ａに移送し、ロータリーバルブ６９△、６９Ｂによって
ホッパー６８から機体の左右に口つＣ均等的に麦粒を流
出する。ロータリーバルブ６９Ａから高速回転ロール７
０Δと低速回転ロール７０Ｂ上に供給された麦粒は、対
向的に異速回転する両目−ルア０Ａ、７０８間に流入し
て圧砕され、ターボファン７５の吸風作用によって粉体
受樋７１Ａに流下した粉体を空気輸送管７２を介してサ
イクロン７３に空送し、：ナイクロン７３において空気
と分離した粉体をロータリーバルブ７６を介しｒＢ選別
機７７Ａに排出する。

なお、［］−タリーバルブ６９Ｂ、昌速回転Ｅ］−ルア
０Ｃ２低速回転ロール７０Ｄおよび粉体受ｔｉｌ！！７
１［３は、前記したそれぞれの作用と同一であるので省
略す′る。

篩選別機７７Δに供給された粉体は、クランク軸８２の
駆動によって水平方向に円運動する多孔を右する選別網
８５Δ上を流動し、選別網８５Ａの網上に残留した大粒
子を大粒子排出口８９に流出すると共に、流下樋９１を
介して製粉１６７Ａのポツパー６８に還元させる。選別
網８５Ａの網目から落下した粉体を選別網８５Ｂ上に流
動さＵ、選別網８５Ｂから落下した粉体をさらに選別網
８５Ｃ上に流動させ、選別網８５　Ｇの網目から落下し
た粉体を小粒子排出口９４に流出し、小粒子粉体をター
ボファン７５の吸引作用によりパイプ９５Ａを介してサ
イクロン９６に空送する。選別網８５Ｂ、８５Ｃの網目
上に残留した中粒子粉体は、中粒、子排出口９２に集め
られて流下樋９３を介して製粉機６７Ｂに供給される。

製粉ｆ１６７Ｂにおいて小粒子に圧砕され、流下した小
粒子粉体を粉体受樋７１Ａ、７１Ｂからパイプ９５１３
に流出してサイクロン９６に空送され、空気と分―した
粉体をサイクロン９６からロ−ターバルブ９７の回転に
よって篩選別機７７ｆ３に排出する。篩選別１１７７Ｂ
の各選別網８５Ｄ、８５Ｅ、８５Ｆによって粉体の粒子
別選別を行い、選別網８５Ｄの網目上に残留した小粒子
を小粒子排出口９８．流下樋９９を介して製粉ｎ　６７
　Ｂに還元し、選別網８５Ｆの網目を通過した微粉子へ
を微粉子Ａ排出口１０２に流出してパイプ１０３を介し
て（ナイフロン１１２に空送する。選別網８５Ｅ、８５
Ｆの網目上に残留した細粒子を細粒子排出口１００に流
出して流下樋１０１を介して製粉１６７ｃに供給す。製
粉機６７Ｃにおいて細粒子をさらに微粒子に製粉し、粉
体受樋７１Ａ、７１１３に流下した微粉子をパイプ１０
４を介してサイク［１ン１０６に空送する。Ｅナイフ［
１ン１０６によって空気と分離した微粉子をロータリー
バルブ１０７を介して篩選別機７７Ｇに供給し、選別網
８５Ｆの網目上に残留した細粒子を微粒子排出口１０８
．流下樋１０９を介して製粉機６７Ｌ）に返還し、微粉
子に再製粉処理してパイプ１０５を介して再Ｉｎ　ｒＪ
　Ｗ別１７７Ｇに供給される。

選別網８５１−１の網目を通過した微粉子は、微粉子Ｃ
０１出口１１５に流出してバイア１１６を介しサイクロ
ン１１４に空送され、選別＃！８５Ｇ。

８５Ｈ上に残留した微粉子は微粉子Ｂ排出口１１０に流
出してパイプ１１１を介しサイクロン１１３に空送され
る。

ナイフロン１１２において空気と分離された微粉子Ａは
粉体受箱Ａｌ２Ｏに、サイクロン１１３から微粉子Ｂを
粉体受箱Ｂ１２１に、そしてサイクロン１１４から微粉
子Ｃを粉体受箱Ｃ１２２にそれぞれ流出させて一時貯留
する。サイクロン７３，９６，１０６の頭部から吸引す
る風とサイクロン１２７によって捕集されて粉体受箱Ｃ
１２２に流出し、またサイクロン１１２．１１３，１１
４の頭部から吸引する風に混入した微粉をサイクロン１
２８によって捕集して粉体受箱Ｃ１２２に流出させ、サ
イクロン１２７．１２８の頭部から噴出する風をバッグ
フィルター１２５に通過させ、微粉を完全捕集すると共
に清浄空気をバックフィルター１２５外に流出させる。

上記製粉行程において、製粉ａ６７Ａに供給される麦粒
は、表面を剥離させる製粉の前処Ｂｐが施されているの
で、１回のロール通過による粉砕効率が向−卜し、製粉
機および篩選別機の使用台数を縮少づると共に、操作を
簡単にできる効果が大さい。また、表皮を剥離した後に
製粉を行うしのであるから、製粉の純度と歩留率を１ｎ
率とり−るものである。

なお、上記実施例において、精麦機、製粉機。

篩選別機の各使用台数は適宜増減選択できるものぐあり
、また製粉機に使用するロール形状、あるいは装＃６）
機構造は適宜組合せて使用できることは勿論のことであ
る。

弁明の効果 上記に説明した如く本発明によれば、製粉の前処理とし
て研削式精麦機により麦粒表皮を剥離してその次行程に
おいて製粉するものであるから、製粉が容易に行えると
共に装置および操ｒ；を簡略化でさ、また麦粒表皮の動
部を除去した後に粉砕するので、粉体中に動部の混入が
＜Ｚく、小麦粉の純度を高めるとともに従来７３〜７８
％であった製品歩留を７７〜８３％の製品歩留まで大幅
に向上できる顕箸な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は研削式精麦機の全体を示す側断面図、第２図は
研削式精麦機の要部を示す一部を破断した正面図、第３
図は摩擦切削式精麦機の全体を示す側断面図、第４図は
摩擦切削式精麦機の要部を示す一部を破断した正面図、
第５図は加湿摩擦切削式精麦機の全体を示す側断面図、
第６図は精麦行程と製粉行程を−Ｖ！的に配設した実施
例図である。 １・・・ωＩ削式精麦機、２・・・機枠、３・・・精白
筒、３Ａ・・・吸風用精白筒、３Ｂ・・・排風用精白筒
、４・・・管状回転軸、５・・・螺旋転子、６・・・研
削転子、７・・・研磨転子、８・・・吸風室、９・・・
排風至、１０・・・点検用貨、１１・・・膜用用多孔壁
、１２・・・上半部、１３・・・跪閉板、１４・・・集
糠側、１５・・・砕粒案内樋、１６・・・仕切板、１７
・・・砕粒回収用窓、１８・・・摩擦切削式精麦機、１
９・・・機枠、２０・・・除糠用精白筒、２１・・・管
状回転軸、２２・・・螺旋転子、２３・・・ｌ？ｌ察精
白転子、２４・・・精白室、２５・・・倶給部、２Ｇ・
・・排出部、２７・・・抵抗板、２８・・・Ｉ１１抗制
御装■、２９・・・通孔、３０・・・通風溝孔、３１・
・・集糠側、３２・・・エヤーシリンダー、３３・・・
開閑弁、３４・・・麦粒検出センサー、３５・・・ホッ
パー、３６・・・原料温度センサー、３７・・・制御装
置、３８・・・φＡ道開用押釦３９・・・停止用押釦、
４０・・・電動礪、４１・・・負荷表示器、４２・・・
温度表示器、４３・・・湿度表示器、４４・・・温度検
出センサー、４５・・・水分添加装置、４６・・・加湿
精麦機、４７・・・−側端部、４８・・・超音波ノズル
、４つ・・・吸水管、５０・・・電磁弁、５１・・・水
槽、５２・・・給気管、５３・・・空気側ｆｆ機、５４
・・・空気遮断弁、５５・・・水分添加量表示器、５６
・・・制御賄表示器、５７・・・エレベータ−１５８・
・・小ツバ−１５９・・・エレベータ−１６０・・・エ
レベータ−１６１・・・−Ｌレベーター、６２・・・糠
粉輸送管、６３・・・糠粉輸送管、６４・・・排出部、
０５・・・］レベーター、６６・・・加湿装置、６７・
・・製粉機、６８・・・小ツバ−１６９Ａ、６９Ｂ・・
・［」−タリーバルブ、７０Ａ、７０Ｃ・・・高速回転
ロール、７０８．７０Ｄ・・・低速回転ロール、７１Ａ
、７１Ｂ・・・粉体受樋、７２・・・粉体空気輸送管、
７３・・・サイクロン、７４・・・パイプ、７５・・・
ターボファン、７６・・・ロータリーバルブ、７７・・
・篩選別機、７８・・・供給部、７９・・・基台、８０
・・・軸受筒、８１・・・調車、８２・・・クランク軸
、８３・・・揺動フレーム、８４・・・支持杆、８５Δ
・Ｉ’３−Ｃ−Ｄ・［・Ｆ・Ｇ−１−ｌ・・・選別網、
８６・・・箱枠、８７・・・篩選別機、８８・・・圧盾
枠、８９・・・大粒子排出口、９０・・・飛散防止用軟
質材、９１・・・流下樋、９２・・・中粒子排出口、９
３・・・流下樋、９４・・・小粒子排出口、９５・・・
パイプ、９６・・・サイクロン、９７・・・ロータリー
バルブ、９８・・・小粒子排出口、９９・・・流下樋、
１００・・・粗粒子排出口、１０１・・・流下樋、１０
２・・・微粒子排出口、１０３・・・パイプ、１０４・
・・パイプ、１０５・・・パイプ、１０６・・・サイク
Ｉ」ン、１０７・・・ロータリーバルブ、１０８・・・
細粒子υ１出口、１０９・・・流下樋、１１０・・・微
粒子Ｂ排出［１，１１１・・・パイプ、１１２・・・サ
イクロン、１１３・・・サイクロン、１１４・・・サイ
クロン、１１５・・・微粒子Ｃ排出口、１１６・・・パ
イプ、１１７・・・ロータリーバルブ、１１８・・・［
１−タリーバルブ、１１９・・・ロータリーバルブ、１
２０・・・粉体受樋Δ、１２１・・・粉体受樋Ｂ、１２
２・・・粉体受樋Ｃ１１２３・・・パイプ、１２４・・
・ターボファン、１２５・・・バックフィルター、１２
６・・・［ｌ−タリーバルプ、１２７・・・サイクロン
、１２８・・・サイク【」ン、１２９・・・ロータリー
バルブ、１３ｏ・・・加湿加温装置、１３１・・・蒸気
発生機、１３２・・・調′ｉ１機、１３３・・・エレベ
ータ−１１３４・・・麦粒検出センサー、１３５・・・
供給部、１３６・・・エヤーシリンダー、１３７・・・
開閉弁、１３８・・・精白室、１３９・・・抵抗制御装
置、１４０・・・水分添加装置。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）、製粉機の前行程に研削式精麦機よりなる精麦行
   程を設け、次いで表皮を剥離した小麦を製粉機に供給し
   て粉砕し、粉砕された小麦を篩選別機等の分級機で所望
   粒度の小麦粉に加工することを特徴とする製粉装置。
2. （２）、前記研削式精麦機は、複数の研削式精麦機を直
   列に配設したものである特許請求の範囲第（１）項記載
   の製粉装置。
3. （３）、前記精麦行程の小麦に加水する加水装置を設け
   た特許請求の範囲第（１）項または第（２）項記載の製
   粉装置。
4. （４）、前記研削式精麦機の後行程または前記直列に配
   設した複数の研削式精麦機の任意の連絡行程に、多孔壁
   除糠筒噴風摩擦切削精麦機または多孔壁除糠筒加湿式噴
   風摩擦切削精麦機を挿入して一貫精麦行程となした特許
   請求の範囲第（１）項、第（２）項または第（３）項記
   載の製粉装置。
5. （５）、前記製粉機と前記精麦行程の連絡行程に小麦へ
   の加水装置を設けた特許請求の範囲第（１）項、第（２
   ）項、第（３）項または第（４）項記載の製粉装置。
6. （６）、前記精麦行程の前行程に小麦への加水装置を設
   けた特許請求の範囲第（１）項、第（２）項、第（３）
   項、第（４）項または第（５）項記載の製粉装置。