JPS63119523A - プラズマcvd装置 - Google Patents
プラズマcvd装置Info
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- JPS63119523A JPS63119523A JP26618286A JP26618286A JPS63119523A JP S63119523 A JPS63119523 A JP S63119523A JP 26618286 A JP26618286 A JP 26618286A JP 26618286 A JP26618286 A JP 26618286A JP S63119523 A JPS63119523 A JP S63119523A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はプラズマCV I)装置に関する。史に詳細に
は、本発明は600〜800°Cの高温で使用されるプ
ラズマCV l) W置に関する。
は、本発明は600〜800°Cの高温で使用されるプ
ラズマCV l) W置に関する。
[従来技術]
薄膜の形成方法として半導体工業において一般に広り用
いられているものの一つに化学的気相成長法(CVD:
Chemical VapourDepos i t
1on)がある。CVDとは、ガス状物質を化学反応
で固体物質にし、基板上に堆積することをいう。
いられているものの一つに化学的気相成長法(CVD:
Chemical VapourDepos i t
1on)がある。CVDとは、ガス状物質を化学反応
で固体物質にし、基板上に堆積することをいう。
CVDの特徴は、成長しようとする薄膜の融点よりかな
り低い堆積温度で種々の薄膜が得られること、および、
成長した薄膜の純度が高<、SiやSi上の熱酸化膜上
に成長した場合も電気的特性が安定であることで、広く
半導体表面のパッシベーション膜として利用されている
。
り低い堆積温度で種々の薄膜が得られること、および、
成長した薄膜の純度が高<、SiやSi上の熱酸化膜上
に成長した場合も電気的特性が安定であることで、広く
半導体表面のパッシベーション膜として利用されている
。
CVD法は大別すると、(1)常圧、(2)減圧および
(3)プラズマの3種類がある。
(3)プラズマの3種類がある。
最近の超LSI技術の急速な進歩により、“超々LSI
”という8葉も聞かれはじめた。これに伴い、Siデバ
イスはますます高集積化、高速度化が進み、8インチか
ら8インチ、更には12インチ大口径基板が使用される
ようになった。
”という8葉も聞かれはじめた。これに伴い、Siデバ
イスはますます高集積化、高速度化が進み、8インチか
ら8インチ、更には12インチ大口径基板が使用される
ようになった。
゛ト導体デバイスの高集積化が進むに伴い、高品質、高
精度な絶縁膜が求められ、常圧CVD法では対応が困難
になってきた。そこで、プラズマ化学を利用したプラズ
マCV l) 法が特に注目されている。
精度な絶縁膜が求められ、常圧CVD法では対応が困難
になってきた。そこで、プラズマ化学を利用したプラズ
マCV l) 法が特に注目されている。
この方法はCV I)の反応の活性化に必要なエネルギ
ーを、真空中におけるグロー放電のプラズマによって得
るもので、成長は300℃前後の低温で起こり、ステッ
プカバレージ(まわりこみ、またはパターン段差部被覆
性))が良く、膜の強度が強く、更に耐湿性に優れてい
るといった特長を有する。また、プラズマCVD法によ
る成膜生成速度(デポレート)は、減圧CV D法に比
べて極めて速い。
ーを、真空中におけるグロー放電のプラズマによって得
るもので、成長は300℃前後の低温で起こり、ステッ
プカバレージ(まわりこみ、またはパターン段差部被覆
性))が良く、膜の強度が強く、更に耐湿性に優れてい
るといった特長を有する。また、プラズマCVD法によ
る成膜生成速度(デポレート)は、減圧CV D法に比
べて極めて速い。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、プラズマCVD法にも幾つかの欠点が存在する
。
。
例えば、生成された膜の1−面の膜質は緻密で中し分が
ないのに対して、パターン段差被覆部の膜質は荒(なる
傾向がある。膜質の荒い部分は耐湿性に劣る。
ないのに対して、パターン段差被覆部の膜質は荒(なる
傾向がある。膜質の荒い部分は耐湿性に劣る。
従って、膜質に疎密の差があるCVD膜をウェットエツ
チング処理すると、膜質の荒い部分は膜質の緻密な部分
よりも先に溶解してしまう。
チング処理すると、膜質の荒い部分は膜質の緻密な部分
よりも先に溶解してしまう。
線幅がサブミクロンの単位のパターンの場合(例えば、
4Mビット以1・、/チップ)には、このようなウェッ
トエツチングレートの相違が重大な問題となる。
4Mビット以1・、/チップ)には、このようなウェッ
トエツチングレートの相違が重大な問題となる。
[発明の目的]
従って、本発明の目的は疎密の差のない均一な膜質のC
VD膜を生成することのできるプラズマCVD装置を提
供することである。
VD膜を生成することのできるプラズマCVD装置を提
供することである。
[問題点を解決するための手段]
前記の問題点を解決し、あわせて本発明の目的を達成す
るための手段として、この発明は、接地基板電極を1−
而に有し、この基板電極を加熱するための加熱ユニット
を内部に有するサセプタと、このサセプタlの接地基板
電極に対向する高周波電極とを有するプラズマCVD装
置において、前記サセプタのド部に断熱材が少なくとも
−・枚配設され、かつ、サセプタから高周波電極までの
外周を包囲する断熱材が少なくとも一枚配設されており
、前記高周波電極を支持する支持部材の内部に冷媒循環
路が設けられていることを特徴とするプラズマCV I
)装置を提供する。
るための手段として、この発明は、接地基板電極を1−
而に有し、この基板電極を加熱するための加熱ユニット
を内部に有するサセプタと、このサセプタlの接地基板
電極に対向する高周波電極とを有するプラズマCVD装
置において、前記サセプタのド部に断熱材が少なくとも
−・枚配設され、かつ、サセプタから高周波電極までの
外周を包囲する断熱材が少なくとも一枚配設されており
、前記高周波電極を支持する支持部材の内部に冷媒循環
路が設けられていることを特徴とするプラズマCV I
)装置を提供する。
[作用]
前記のように、本発明のプラズマCVD装置はサセプタ
の下部に断熱材が一枚以1〕(好ましくは、3枚)配設
され、かつ、サセプタから高周波電極までの外周を包囲
する断熱材が一枚以上(好ましくは、3枚)配設されて
いる。
の下部に断熱材が一枚以1〕(好ましくは、3枚)配設
され、かつ、サセプタから高周波電極までの外周を包囲
する断熱材が一枚以上(好ましくは、3枚)配設されて
いる。
かくして、サセプタの加熱ユニットに通電すると熱は高
周波電極方向にしか逃げ場がないので、高周波電極とサ
セプタ上面との間に形成される反応空間内に蓄えられ、
この空間内の温度を600〜800℃程度にまでヒ昇さ
せる。
周波電極方向にしか逃げ場がないので、高周波電極とサ
セプタ上面との間に形成される反応空間内に蓄えられ、
この空間内の温度を600〜800℃程度にまでヒ昇さ
せる。
従来のプラズマCVD法は300〜400℃程度の比較
的に低い温度で成膜反応を実施できることが特徴であっ
た。しかし、意外にもこのプラズマCV I)法を60
0〜800℃の高温で実施すると、疎密の差のない均一
な膜質のCVD膜が得られることが判明した。
的に低い温度で成膜反応を実施できることが特徴であっ
た。しかし、意外にもこのプラズマCV I)法を60
0〜800℃の高温で実施すると、疎密の差のない均一
な膜質のCVD膜が得られることが判明した。
従来のプラズマCVD装置ではサセプタの加熱ユニット
をい(ら増強しても、熱が周囲に放散してしまうために
、サセプタ上の接地基板電極と高周波電極との間の反応
空間の温度を精々500℃程度にまでしか上昇させるこ
とができない。これに対して、本発明の装置によれば、
サセプタの下部およびサセプタから高周波電極までの外
周を包囲する断熱材が配設されているので接地基板電極
と高周波電極との間の反応空間内の温度を600〜80
0℃にまで上昇させることができる。
をい(ら増強しても、熱が周囲に放散してしまうために
、サセプタ上の接地基板電極と高周波電極との間の反応
空間の温度を精々500℃程度にまでしか上昇させるこ
とができない。これに対して、本発明の装置によれば、
サセプタの下部およびサセプタから高周波電極までの外
周を包囲する断熱材が配設されているので接地基板電極
と高周波電極との間の反応空間内の温度を600〜80
0℃にまで上昇させることができる。
プラズマCVD法を高温で実施すると膜質が均一になる
だけでなく、パターン段差部の傾斜がなだらかになり、
多層積層させた時に段差部に“巣”が発生することを効
果的に防zLできる。
だけでなく、パターン段差部の傾斜がなだらかになり、
多層積層させた時に段差部に“巣”が発生することを効
果的に防zLできる。
しかし、高周波電極を600〜800℃の高温に長時間
曝しておくと電極が破損する恐れがある。
曝しておくと電極が破損する恐れがある。
これを防+)−するため本発明の装置では、高周波電極
を支持する支持部材の内部に冷媒循環路を設け、冷媒を
循環させることにより高周波電極を冷却する。
を支持する支持部材の内部に冷媒循環路を設け、冷媒を
循環させることにより高周波電極を冷却する。
操作者の安全を確保するために、高周波電極の取付られ
たトップカバーの−り而にも冷媒循環路を配設しトップ
カバーを冷却することが好ましい。
たトップカバーの−り而にも冷媒循環路を配設しトップ
カバーを冷却することが好ましい。
このトップカバー]ユの冷媒循環路には高周波電極支持
部材の冷媒循環路から排出された冷媒を循環させること
もできるし、あるいは、独立して冷媒を循環させること
もできる。
部材の冷媒循環路から排出された冷媒を循環させること
もできるし、あるいは、独立して冷媒を循環させること
もできる。
[実施例コ
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
第1図は本発明のプラズマCVD装置の一例の概要断面
図であり、第2図は高周波電極を有するトップカバーの
平面図であり、第3図は高周波電極を有するトップカバ
ーを外した状態の概要平面図であり、第4図は外周断熱
材により包囲されたサセプタの!要斜視図である。
図であり、第2図は高周波電極を有するトップカバーの
平面図であり、第3図は高周波電極を有するトップカバ
ーを外した状態の概要平面図であり、第4図は外周断熱
材により包囲されたサセプタの!要斜視図である。
第1図に示されるように、本発明のプラズマCVD装置
1は筐体10と着脱可能なトップカバー20とからなる
。
1は筐体10と着脱可能なトップカバー20とからなる
。
筺体10は底壁部12と側壁部14とからなる。
側壁部14の一部に反応室内部の状況を観察するための
石英ガラス製窓部30を配設し、史にウェハを反応室へ
搬入したり、搬出したりするための第1ウェハ搬送機構
40が収容された第1予備室42が固設されている。第
1予備室42と筐体10とはゲートバルブ44により遮
断・連通可能に構成できる。予備室は別の側壁部にも固
設し、合計2室とすることもできる。側壁部14の下部
には真空排気ダクト46が配設されている。
石英ガラス製窓部30を配設し、史にウェハを反応室へ
搬入したり、搬出したりするための第1ウェハ搬送機構
40が収容された第1予備室42が固設されている。第
1予備室42と筐体10とはゲートバルブ44により遮
断・連通可能に構成できる。予備室は別の側壁部にも固
設し、合計2室とすることもできる。側壁部14の下部
には真空排気ダクト46が配設されている。
トップカバー20には高周波電極機構50が取付られて
いる。高周波電極機構50は下部に、サセプタの直径と
同じ(らいか、あるいは、これよりも若干率さい直径の
、円盤状で、多数の貫通孔が穿設された金属製高周波電
極51を有する。この金属製高周波電極51は絶縁材5
2aにより包囲されている。また、この電極51は中間
部材53を介して電極支持部材54により支持されてい
る。中間部材53と電極支持部材54とは絶縁材52b
および52cによりトップカバーから絶縁されている。
いる。高周波電極機構50は下部に、サセプタの直径と
同じ(らいか、あるいは、これよりも若干率さい直径の
、円盤状で、多数の貫通孔が穿設された金属製高周波電
極51を有する。この金属製高周波電極51は絶縁材5
2aにより包囲されている。また、この電極51は中間
部材53を介して電極支持部材54により支持されてい
る。中間部材53と電極支持部材54とは絶縁材52b
および52cによりトップカバーから絶縁されている。
電極支持部材54の内部には反応ガス流路55が設けら
れている。中間部材53と電極51との間には、前記流
路55に連続するガス拡散空間56が存在し、送入され
た反応ガスは実線矢印のように流下する。電極支持部材
は高周波電源57に接続されている。
れている。中間部材53と電極51との間には、前記流
路55に連続するガス拡散空間56が存在し、送入され
た反応ガスは実線矢印のように流下する。電極支持部材
は高周波電源57に接続されている。
電極支持部材54の内部には第1冷媒循環路11Oが配
設されている。冷媒(例えば、市水)は点線矢印で示さ
れるように、送入口112から入り外側循環路114を
下り、その後、内側循環路118を上り排出口118か
ら排出される。この排出口118から排出された冷媒は
絶縁性を有する可撓性の連結ホース119により、トッ
プカバー−、L而に配設された第2冷媒循環路120へ
供給することもできる。第2冷媒循環路は連続環状路に
構成することが好ましい。第2送入1−1122から供
給された冷媒は第2υt’+1++1124から排出さ
れる。
設されている。冷媒(例えば、市水)は点線矢印で示さ
れるように、送入口112から入り外側循環路114を
下り、その後、内側循環路118を上り排出口118か
ら排出される。この排出口118から排出された冷媒は
絶縁性を有する可撓性の連結ホース119により、トッ
プカバー−、L而に配設された第2冷媒循環路120へ
供給することもできる。第2冷媒循環路は連続環状路に
構成することが好ましい。第2送入1−1122から供
給された冷媒は第2υt’+1++1124から排出さ
れる。
第1冷媒循環路110と第2冷媒循環路120とは図示
されたような連結タイプだけでなく、独q型にも構成で
きる。トップカバーは一般的にステンレス等の金属製な
ので、その1−而も600〜700℃位にまで加熱され
る。従って、操作者の安全確保のために第2冷媒循環路
を配設することが好ましい。
されたような連結タイプだけでなく、独q型にも構成で
きる。トップカバーは一般的にステンレス等の金属製な
ので、その1−而も600〜700℃位にまで加熱され
る。従って、操作者の安全確保のために第2冷媒循環路
を配設することが好ましい。
第2図に示されるように、第2冷媒循環路120は入口
と出口を各々1箇所有する連続の流路とすることが好ま
しい。連続流路の形状は図示されたものに限定されない
ことは当業者に自明である。
と出口を各々1箇所有する連続の流路とすることが好ま
しい。連続流路の形状は図示されたものに限定されない
ことは当業者に自明である。
例えば、螺旋状の連続流路も可能であり、また図示され
た外側流路と内側流路との間に中央流路を設け、三重の
流路とすることもできる。第2冷媒循環路もステンレス
等の金属で構成できる。
た外側流路と内側流路との間に中央流路を設け、三重の
流路とすることもできる。第2冷媒循環路もステンレス
等の金属で構成できる。
再び第1図を参照する。電極支持部材の内部を冷却水が
循環されると、支持部材54と電極51との間に存在す
る中間部材53により電極51が冷却される。中間部材
53は例えば、N 1− Cr合金などで構成すること
ができる。中間部材53から電極51への伝熱性を高め
るために、すなわち電極51の冷却効率を高めるために
、中間部材と電極との間に金属製のポストを複数本立て
ることもできる。
循環されると、支持部材54と電極51との間に存在す
る中間部材53により電極51が冷却される。中間部材
53は例えば、N 1− Cr合金などで構成すること
ができる。中間部材53から電極51への伝熱性を高め
るために、すなわち電極51の冷却効率を高めるために
、中間部材と電極との間に金属製のポストを複数本立て
ることもできる。
循環冷媒は市水だけでなく、フレオンガス等の圧縮冷媒
も使用できることは当然である。しかし、コスト的観点
から市水が好ましい。
も使用できることは当然である。しかし、コスト的観点
から市水が好ましい。
筐体10の内部にはサセプタ60が配設されている。こ
のサセプタの上面には金属製の均熱板61が配設されて
いる。この均熱板は接地基板電極を構成する。均熱板6
1の周囲は絶縁材82aにより包囲されている。均熱板
はウェハと大体同じか、あるいは若干大きな直径を有す
るように構成されている。均熱板の下部には加熱ユニッ
ト63が配設され、この加熱ユニット63と均熱板61
との間に炭化ケイ素伝熱板64を介在させることができ
る。加熱ユニット63は絶縁材82bおよび82cで包
囲されている。図示されていないが、説明するまでもな
く、加熱ユニットはヒータ電源に接続されており、また
、均熱板は接地されている。
のサセプタの上面には金属製の均熱板61が配設されて
いる。この均熱板は接地基板電極を構成する。均熱板6
1の周囲は絶縁材82aにより包囲されている。均熱板
はウェハと大体同じか、あるいは若干大きな直径を有す
るように構成されている。均熱板の下部には加熱ユニッ
ト63が配設され、この加熱ユニット63と均熱板61
との間に炭化ケイ素伝熱板64を介在させることができ
る。加熱ユニット63は絶縁材82bおよび82cで包
囲されている。図示されていないが、説明するまでもな
く、加熱ユニットはヒータ電源に接続されており、また
、均熱板は接地されている。
サセプタ60は支柱70により底壁部12から浮かしで
ある。支柱は全品で4本使用する。支柱70は底壁部1
2に螺着されている。この支柱の間に、サセプタ60の
直径とほぼ同じ直径の円盤状断熱材72 a、 72
bおよび72cが所定の間隔で配設されている。この断
熱材の厚みは特に限定されない。反応室の容量、加熱ユ
ニットの出力等を考慮して当業者が容易に決定できる。
ある。支柱は全品で4本使用する。支柱70は底壁部1
2に螺着されている。この支柱の間に、サセプタ60の
直径とほぼ同じ直径の円盤状断熱材72 a、 72
bおよび72cが所定の間隔で配設されている。この断
熱材の厚みは特に限定されない。反応室の容量、加熱ユ
ニットの出力等を考慮して当業者が容易に決定できる。
断熱材の配設枚数は一枚以上であればよい。しかし、厚
い断熱材を一枚だけ使用するよりも、図示されたように
比較的に薄手の断熱材を所定の間隔で離して数枚使用す
るほうが断熱効果が高い。また、熱応力による破損を避
けるために、上側の72aおよび72bを薄くし、最下
部の72cを厚くすることもできる。
い断熱材を一枚だけ使用するよりも、図示されたように
比較的に薄手の断熱材を所定の間隔で離して数枚使用す
るほうが断熱効果が高い。また、熱応力による破損を避
けるために、上側の72aおよび72bを薄くし、最下
部の72cを厚くすることもできる。
本発明のプラズマCVD装置では、サセプタから高周波
電極までの外周を包囲する断熱材が少なくとも ・枚配
設されている。好ましくは、すくなくともサセプタ60
のF部付近から晶周波電極51の1一部付近までの外周
を包囲する断熱材80a。
電極までの外周を包囲する断熱材が少なくとも ・枚配
設されている。好ましくは、すくなくともサセプタ60
のF部付近から晶周波電極51の1一部付近までの外周
を包囲する断熱材80a。
80bおよび80cを配設する。この断熱材は円筒状で
ある。円盤状断熱材と同様に、中側の80aおよび80
bを薄くし、最外部の80cを厚くすることもできる。
ある。円盤状断熱材と同様に、中側の80aおよび80
bを薄くし、最外部の80cを厚くすることもできる。
円筒状断熱材には、筐体10の側壁部14に配設された
窓部30および予備室32のゲート部に対応する位置に
、それぞれ貫通孔82が穿設されている。3枚の円筒状
断熱材の孔の位置を一致させれば、窓部から反応空間に
おける反応状態などを観察することができ、また、予備
室からウェハを出し入れすることもできる。
窓部30および予備室32のゲート部に対応する位置に
、それぞれ貫通孔82が穿設されている。3枚の円筒状
断熱材の孔の位置を一致させれば、窓部から反応空間に
おける反応状態などを観察することができ、また、予備
室からウェハを出し入れすることもできる。
しかし、この孔の位置を常時一致させておくと断熱効果
が損なわれるので、内側の断熱材80aおよび80bを
図中の二点鎖線で示されるように昇降可能に構成するこ
とが好ましい。このような昇降機構は当業者に周知であ
る。
が損なわれるので、内側の断熱材80aおよび80bを
図中の二点鎖線で示されるように昇降可能に構成するこ
とが好ましい。このような昇降機構は当業者に周知であ
る。
断熱効果を可能な限り高めるために、最外部の円筒状断
熱材80cはトップカバー20の下面の直ぐドからサセ
プタの最ド部の円盤状断熱材72Cよりも史にドの位置
に達するような高さのものを使用することが好ましい。
熱材80cはトップカバー20の下面の直ぐドからサセ
プタの最ド部の円盤状断熱材72Cよりも史にドの位置
に達するような高さのものを使用することが好ましい。
内側の円筒状断熱材80aおよび80bの高さは80c
よりも低くすることができる。
よりも低くすることができる。
断熱材70および80としては例えば、アルミナ(AI
20J)などを使用できる。その他の耐熱性材料も使用
できる。このような材料は当業者に周知である。支柱7
0および絶縁材52 a + 52b、82aおよび
62bもアルミナで構成することができる。
20J)などを使用できる。その他の耐熱性材料も使用
できる。このような材料は当業者に周知である。支柱7
0および絶縁材52 a + 52b、82aおよび
62bもアルミナで構成することができる。
高周波電極51および均熱板(接地基板電極)61は耐
熱性に優れたNi−Cr合金(別名“インコーネル”)
で構成することが好ましい。従来のアルミニウムでは6
00〜800℃の高温に耐えられない。ウェハもポリシ
リコン等のような耐熱性材料で構成することが好ましい
。
熱性に優れたNi−Cr合金(別名“インコーネル”)
で構成することが好ましい。従来のアルミニウムでは6
00〜800℃の高温に耐えられない。ウェハもポリシ
リコン等のような耐熱性材料で構成することが好ましい
。
第3図に示されるように、本発明のプラズマCVD装置
の筐体lOは断面がほぼiE方形であり、中央部にサセ
プタ60が配設されている。このサセプタを円筒状断熱
材80a、80bおよび80Cが3重に包囲している。
の筐体lOは断面がほぼiE方形であり、中央部にサセ
プタ60が配設されている。このサセプタを円筒状断熱
材80a、80bおよび80Cが3重に包囲している。
正方形杖筺体の四隅に、ウェハ100を均熱板61へ載
置したり、あるいは持ち、Lげたり−するためのウェハ
ハンドリングアーム90が配設されている。各アームは
それぞれ昇降機構92に螺着されている。アームもアル
ミナから構成できる。
置したり、あるいは持ち、Lげたり−するためのウェハ
ハンドリングアーム90が配設されている。各アームは
それぞれ昇降機構92に螺着されている。アームもアル
ミナから構成できる。
ウェハ100は例えば、第1予備室42から第1ウェハ
搬送機横40により筐体10内へ搬入され、第1ウェハ
搬送機構40からウェハハンドリンクアーム90に移さ
れ、そしてこのアームが下降してウェハを均熱板61上
に載置する。成膜処理後はウェハハンドリングアームに
より均熱板から持ち上げられ、第2予備室46のウェハ
搬送機構48に渡されて筐体外へ搬出される。この様子
は窓部30から観察することができる。サセプタ60の
に面にはアームを収容する溝85が刻設されている。
搬送機横40により筐体10内へ搬入され、第1ウェハ
搬送機構40からウェハハンドリンクアーム90に移さ
れ、そしてこのアームが下降してウェハを均熱板61上
に載置する。成膜処理後はウェハハンドリングアームに
より均熱板から持ち上げられ、第2予備室46のウェハ
搬送機構48に渡されて筐体外へ搬出される。この様子
は窓部30から観察することができる。サセプタ60の
に面にはアームを収容する溝85が刻設されている。
第4図に示されるように、ウェハハンドリングアーム9
0は円筒状断熱材に穿設されたアーム孔94a、94b
および94cを貫通してサセプタ上面の溝64に収容さ
れている。アーム孔94a。
0は円筒状断熱材に穿設されたアーム孔94a、94b
および94cを貫通してサセプタ上面の溝64に収容さ
れている。アーム孔94a。
94bおよび94cはアームの打降幅と大体同じ高さを
有する。
有する。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明のプラズマCVD装置はサ
セプタの下部に断熱材が一枚以上(好ましくは、3枚)
配設され、かつ、サセプタから高周波電極までの外周を
包囲する断熱材が一枚以上(好ましくは、3枚)配設さ
れている。
セプタの下部に断熱材が一枚以上(好ましくは、3枚)
配設され、かつ、サセプタから高周波電極までの外周を
包囲する断熱材が一枚以上(好ましくは、3枚)配設さ
れている。
かくして、サセプタの加熱ユニットに通電すると熱は高
周波電極方向にしか逃げ場がないので、高周波電極とサ
セプタ上面との間に形成される反応空間内に蓄えられ、
この空間内の温度を600〜800℃程度にまで一ヒ昇
させる。
周波電極方向にしか逃げ場がないので、高周波電極とサ
セプタ上面との間に形成される反応空間内に蓄えられ、
この空間内の温度を600〜800℃程度にまで一ヒ昇
させる。
従来のプラズマCVD法は300〜400℃程度の比較
的に低い温度で成膜反応を実施できることが特徴であっ
た。しかし、意外にもこのプラズマCVD法を600〜
800℃の高温で実施すると、疎密の差のない均・な膜
質のCVD膜が得られることが判明した。
的に低い温度で成膜反応を実施できることが特徴であっ
た。しかし、意外にもこのプラズマCVD法を600〜
800℃の高温で実施すると、疎密の差のない均・な膜
質のCVD膜が得られることが判明した。
従来のプラズマCVD装置ではサセプタの加熱ユニット
をいくら増強しても、熱が周囲に放散してしまうために
、サセプタにの接地基板電極と高周波電極との間の反応
空間の温度を精々500℃程度にまでしか−に昇させる
ことができない。これに対して、本発明の装置によれば
、サセプタの下部およびサセプタから高周波電極までの
外周を包囲する断熱材が配設されているので接地基板電
極と高周波電極との間の反応空間内の温度を600〜8
00℃にまで」−昇させることができる。
をいくら増強しても、熱が周囲に放散してしまうために
、サセプタにの接地基板電極と高周波電極との間の反応
空間の温度を精々500℃程度にまでしか−に昇させる
ことができない。これに対して、本発明の装置によれば
、サセプタの下部およびサセプタから高周波電極までの
外周を包囲する断熱材が配設されているので接地基板電
極と高周波電極との間の反応空間内の温度を600〜8
00℃にまで」−昇させることができる。
プラズマCVD法を高温で実施すると膜質が均一になる
だけでなく、パターン段差部の傾斜がなだらかになり、
多層積層させた時に段差部に“巣”が発生することを効
果的に防止できる。
だけでなく、パターン段差部の傾斜がなだらかになり、
多層積層させた時に段差部に“巣”が発生することを効
果的に防止できる。
しかし、高周波電極を600〜800℃の高温に長時間
曝しておくと電極が破損する恐れがある。
曝しておくと電極が破損する恐れがある。
これを防止するため本発明の装置では、高周波電極を支
持する支持部材の内部に冷媒循環路を設け、冷媒を循環
させることにより高周波電極を冷却する。
持する支持部材の内部に冷媒循環路を設け、冷媒を循環
させることにより高周波電極を冷却する。
操作者の安全を確保するために、高周波電極の取付られ
たトップカバーの上面にも冷媒循環路を配設しトップカ
バーを冷却することが好ましい。
たトップカバーの上面にも冷媒循環路を配設しトップカ
バーを冷却することが好ましい。
このトップカバー−ヒの冷媒循環路には高周波電極支持
部材の冷媒循環路から排出された冷媒を循環させること
もできるし、あるいは、独立して冷媒を循環させること
もできる。
部材の冷媒循環路から排出された冷媒を循環させること
もできるし、あるいは、独立して冷媒を循環させること
もできる。
第1図は本発明のプラズマCVD装置の一例の概要断面
図であり、第2図は高周波電極を有するトップカバーの
平面図であり、第3図は高周波電極を有するトップカバ
ーを外した状態の概要平面図であり、第4図は外周断熱
材により包囲されたサセプタの概要斜視図である。 1・・・プラズマCVD装置、10・・・筐体、12・
・・底壁部、14・・・側壁部、20・・・トップカバ
ー。 30・・・窓部、40・・・第1ウエハ搬送機構、42
・・・第1予備室、44・・・ゲートバルブ、4B−・
・真空排気ダクト、48・・・第2予備室、49・・・
第2ウエハ搬送機構、50・・・高周波電極機構、51
・・・金属製高周波電極+ 52a* 52b+ 52
cm・・絶縁材。 53・・・中間部材、54・・・電極支持部材、55・
・・反応ガス流路、56・・・ガス拡散空間、57・・
・高周波電源、60・・・サセプタ、61・・・均熱板
、82a。 82b、62c・・・絶縁材、83・・・加熱ユニット
。 64・・・炭化ケイ素伝熱板、70・・・支柱、72a
t?2b、72c・・・円盤状断熱材+ 80a+
80bt800・・・円筒状断熱材、82a、82b、
82c・・・貫通孔、85・・・アーム収容溝、90・
・・ウェハハンドリングアーム、92・・・昇降機構t
94at 94b、94c・・−アーム孔、100−
・・ウェハ。 110・・・第1冷媒循環路、114・・・外側循環路
。 116・・・内側循環路、119・・・連結ホース、1
20・・・第2冷媒循環路
図であり、第2図は高周波電極を有するトップカバーの
平面図であり、第3図は高周波電極を有するトップカバ
ーを外した状態の概要平面図であり、第4図は外周断熱
材により包囲されたサセプタの概要斜視図である。 1・・・プラズマCVD装置、10・・・筐体、12・
・・底壁部、14・・・側壁部、20・・・トップカバ
ー。 30・・・窓部、40・・・第1ウエハ搬送機構、42
・・・第1予備室、44・・・ゲートバルブ、4B−・
・真空排気ダクト、48・・・第2予備室、49・・・
第2ウエハ搬送機構、50・・・高周波電極機構、51
・・・金属製高周波電極+ 52a* 52b+ 52
cm・・絶縁材。 53・・・中間部材、54・・・電極支持部材、55・
・・反応ガス流路、56・・・ガス拡散空間、57・・
・高周波電源、60・・・サセプタ、61・・・均熱板
、82a。 82b、62c・・・絶縁材、83・・・加熱ユニット
。 64・・・炭化ケイ素伝熱板、70・・・支柱、72a
t?2b、72c・・・円盤状断熱材+ 80a+
80bt800・・・円筒状断熱材、82a、82b、
82c・・・貫通孔、85・・・アーム収容溝、90・
・・ウェハハンドリングアーム、92・・・昇降機構t
94at 94b、94c・・−アーム孔、100−
・・ウェハ。 110・・・第1冷媒循環路、114・・・外側循環路
。 116・・・内側循環路、119・・・連結ホース、1
20・・・第2冷媒循環路
Claims (7)
- (1)接地基板電極を上面に有し、この基板電極を加熱
するための加熱ユニットを内部に有するサセプタと、こ
のサセプタ上の接地基板電極に対向する高周波電極とを
有するプラズマCVD装置において、前記サセプタの下
部に断熱材が少なくとも一枚配設され、かつ、サセプタ
から高周波電極までの外周を包囲する断熱材が少なくと
も一枚配設されており、前記高周波電極を支持する支持
部材の内部に冷媒循環路が設けられていることを特徴と
するプラズマCVD装置。 - (2)サセプタの下部に断熱材を三枚配設することを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載のプラズマCVD
装置。 - (3)すくなくともサセプタの下部付近から高周波電極
の上部付近に至る外周を包囲する断熱材を三枚配設する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のプラズ
マCVD装置。 - (4)三枚の断熱材は所定の間隔で相互に離隔されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第2項または第3項
に記載のプラズマCVD装置。 - (5)断熱材はアルミナ(Al_2O_3)である特許
請求の範囲第1項から第4項までの何れかに記載のプラ
ズマCVD装置。 - (6)高周波電極の取付られているトップカバーの上面
にも冷媒循環路を配設し、高周波電極支持部材の冷媒循
環路から排出された冷媒を、トップカバー上面の冷媒循
環路に更に循環させることを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載のプラズマCVD装置。 - (7)循環冷媒は市水である特許請求の範囲第1項また
は第6項に記載のプラズマCVD装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26618286A JPS63119523A (ja) | 1986-11-08 | 1986-11-08 | プラズマcvd装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26618286A JPS63119523A (ja) | 1986-11-08 | 1986-11-08 | プラズマcvd装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63119523A true JPS63119523A (ja) | 1988-05-24 |
Family
ID=17427398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26618286A Pending JPS63119523A (ja) | 1986-11-08 | 1986-11-08 | プラズマcvd装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63119523A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5252366A (en) * | 1990-01-24 | 1993-10-12 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force | Chemical vapor deposition method using an actively cooled effuser to coat a substrate having a heated surface layer |
-
1986
- 1986-11-08 JP JP26618286A patent/JPS63119523A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5252366A (en) * | 1990-01-24 | 1993-10-12 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force | Chemical vapor deposition method using an actively cooled effuser to coat a substrate having a heated surface layer |
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