JPS63119338A - 補助信号中継伝送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ディジタル主信号にディジタル補助信号を時分割多重化
した多重化信号を中継伝送する中間中継局に於いて、補
助装置によりディジタル補助信号の抽出、挿入を行わせ
、この補助装置の異常時又は特定制御信号により、この
補助装置を経由することなく、受信部から送信部へ多重
化信号を転送して中継送出し、ディジタル補助信号を含
む受信多重化信号を中継伝送するものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、ディジタル主信号に、オーダワイヤ等のディ
ジタル補助信号を時分割多重化した多重化信号を中間中
継局を介して伝送し、その中間中継局及び端局に於いて
ディジタル補助信号を抽出又は挿入する補助信号中継伝
送方式に関するものである。

端局或いは中間中継局に於いて、監視信号やオーダワイ
ヤ等の補助信号を主信号に多重化して伝送することによ
り、補助信号用の回線を省略して経済化を図る方式が一
般に採用されている。このような補助信号の伝送方式に
於いて、中間中継局に於ける補助信号用の構成に障害が
発生しても、他の中間中継局或いは端局からの補助信号
を伝送できるようにすることが必要である。

〔従来の技術〕

無線或いは有線の長距離伝送システムに於いては、複数
の中間中継局を介して伝送するものであり、又監視信号
やオーダワイヤ等の補助信号を主信号に多重化して伝送
する方式が一般的である。

第５図はこのような中継伝送システムの説明図であり、
ＴＸは送信部、ＲＸは受信部、ＡＸは補助装置である。

主信号は、端局の送信部ＴＸから送信され、送信部ＴＸ
と受信部ＲＸと補助装置ＡＸとからなる中間中継局で中
継伝送され、端局の受信部ＲＸにより受信される。又オ
ーダワイヤＯＷ等の補助信号は、端局及び各中間中継局
で主信号に多重化或いは分離されて送受信される。

又ディジタルマイクロ波通信方式に於いては、オーダワ
イヤＯＷ等の補助信号により送信搬送波を軽く周波数変
調する複合変調によって、高速のディジタルの主信号に
低速のディジタル或いはアナログの副信号を重畳して伝
送する方式が比較的多く採用されている。

このような複合変調により副信号を伝送する方式に於け
る中間中継局は、例えば、第６図に示す構成を有するも
のである。この中間中継局に於いては、受信部６１に於
いて複合変調された受信信号が復調されて、主信号と補
助信号とに分離される。主信号は送信部６２に加えられ
、補助信号は合成器６３と補助装置６４とに加えられる
。

補助装置６４は、補助信号の抽出、挿入を行うものであ
り、挿入された補助信号は合成器６３を介して送信部６
２に加えられる。又補助装置６４から補助信号が挿入さ
れない場合は、受信した補助信号が合成器６３を介して
送信部６２に加えられる。そして、送信部６２に於いて
複合変調により主信号に補助信号が重畳され、送信信号
として送出される。

従って、各中間中継局では、補助信号を抽出して受信し
、又補助信号を挿入して送出することができると共に、
受信した補助信号をそのまま中継送出することができる
。

又ディジタル信号に変換された補助信号を、ディジタル
の主信号に時分割多重化して伝送する方式も知られてい
る。この方式に於ける中間中継局は、例えば、第７図に
示す構成を有するものである。この中間中継局に於いて
は、補助装置としてデコーダ７３．エンコーダ７５及び
合成器７４を含むものであり、受信信号は受信部７１に
於いて復調され、フレーム同期がとられて補助信号が分
離され、この補助信号は補助装置に加えられ、主信号は
送信部７２に加えられる。

補助装置に於いては、デコーダ７３により補助信号がア
ナログ信号に変換され、合成器７４に加えられると共に
、必要に応じて抽出される。又挿入するアナログの補助
信号は合成器７４に加えられる。

この合成器７４の出力信号はエンコーダ７５によりディ
ジタル信号に変換されて送信部７２に加えられ、主信号
に対して時分割多重され、送信周波数に変調されて送信
信号となる。従って、前述の第６図に示す中間中継局と
同様に、補助信号の抽出、挿入を行って伝送することが
できる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

第６図に示す従来例の構成に於いては、補助装置６４に
障害が発生しても、合成器６３は受動素子により構成さ
れているから、分離された補助信号は合成器６３を介し
て送信部６２に加えられ、中継伝送されることになる。

従って、中間中継局の補助装置に障害が発生しても、端
局間で補助信号を伝送することができる。

しかし、第７図に示す従来例の構成に於いては、補助装
置の電源断等の障害時には、受信部７１で分離した補助
信号をデコーダ７３によってアナログ信号に変換するこ
とができず、且つエンコ−ダ７５によってディジタル信
号に変換することができないので、受信信号に含まれる
補助信号を中継伝送することができないことになり、オ
ーダワイヤ回線等の補助信号回線は断となる欠点があっ
た。

本発明は、補助信号をディジタル信号として主信号に時
分割多重化する方式に於いて、中間中継局の補助装置の
障害によっても、補助信号を伝送できるようにすること
を目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の補助信号中継伝送方式は、第１図を参照して説
明すると、中間中継局１は、受信部２と送信部３との間
に遅延回路４とスイッチ回路５とを接続し、受信部２で
受信した信号を加える補助装置６を設け、ディジタル主
信号にディジタル補助信号を時分割多重化した多重化信
号を受信部２で受信し、補助装置６に於いて多重化信号
から補助信号を抽出し、或いは補助信号を多重化信号に
挿入し、スイッチ回路５を介して送信部３に加え、送信
部３から多重化信号を送信する。

又補助装置６の異常時又は特定制御信号によりスイッチ
回路５を遅延回路４側に切替えて、受信部２で受信した
多重化信号を遅延回路４を介して送信部３に加え、補助
装置６を経由することなく多重化信号を送信する。

〔作用〕

正常時は、スイッチ回路５は補助装置６側に切替えられ
ており、受信部２で受信した多重化信号は補助装置６に
加えられて、補助信号の抽出、挿入の多重分離、多重化
が行われ、その多重化信号はスイッチ回路５を介して送
信部３に加えられ、送信部３に於いて変調されて送信さ
れる。

又異常時又は特定の制御信号が加えられた時、スイッチ
回路５は補助装置６側から遅延回路４側へ切替えられる
。それによって、受信部２で受信した多重化信号は、遅
延回路４を介して送信部３に加えられるので、受信した
補助信号は主信号と共に送信されることになり、補助信
号回線が断となることはなくなる。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明
する。

第２図は本発明の一実施例の要部ブロック図であり、１
１は中間中継局、１２は受信部、１３は送信部、１４は
遅延回路、１５はスイッチ回路、１６は補助装置、１７
は復調回路、１８は変調回路、１９は同期回路、２０は
分離回路、２１は多重化回路、２２は検出制御回路であ
る。高速のディジタル主信号に低速のディジタル補助信
号が時分割多重化された多重化信号が、マイクロ波、ミ
リ波等により伝送され、中間中継局で中継伝送されるも
のであり、その多重化信号が中間中継局で受信されると
、受信部１２に於いて中間周波信号に周波数変換され、
復調回路１７により復調される。

復調信号は遅延回路１４と補助装置１６とに加えられる
。又スイッチ回路１５は、正常時には捕縄装置１６から
の信号を送信部１３に加えるように切替接続されている
。又補助装置１６は、フレーム同期をとる同期回路１９
と、補助信号を分離する分離回路２０と、補助信号を挿
入する多重化回路２１とを備えている。

この補助装置１６に加えられた補助信号は、同期回路１
９によりフレーム同期がとられて、分離回路２０により
所定のタイムスロットに多重化された補助信号が分離さ
れる。又送信すべき補助信号は多重化回路２１に加えら
れて、所定のタイムスロットに挿入される。多重化回路
２１の出力の多重化信号は、スイッチ回路１５を介して
送信部１３に加えられ、変調回路１８により変調され、
送信周波数に周波数変換されて送信される。

従って、受信多重化信号に含まれる補助信号は、補助装
置１６とスイッチ回路１５とを介して送信部１３に加え
られ、補助装置１６に於いて分離、挿入を行わない場合
は、受信した補助信号はそのまま送信され、補助信号を
挿入する場合は、受信した補助信号とディジタル合成等
により合成されて送信されることになる。

検出制御回路２２は、特定の制御信号或いは補助装置１
６の電源断等の異常時を検出し、或いは、補助装置１６
の出力信号を監視して補助信号を送信していないことを
検出した時、スイッチ回路１５を制御し、補助装置１６
側から遅延回路１４側へ切替える。従って、復調回路１
７で復調され、補助信号が時分割多重化された信号は、
送信部１３の変調部１８に加えられて変調されることに
なり、補助装置１６が切り離された状態に於いても、補
助信号を中継伝送することができる。−゛この場合の遅
延回路１４は、補助装置１６に於ける処理遅延と等価な
遅延時間を有するものであり、遅延線等の受動素子によ
り構成することが好適である。従って、スイッチ回路１
５により補助装置１６側から遅延回路１４側に、或いは
その反対に切替えた場合に、いずれの経路でも遅延時間
が同じくなるから、多重化信号が重複したり、或いは欠
落することはない。

第３図は本発明の他の実施例の要部ブロック図であり、
３２は受信部、３３は送信部、３４は遅延回路、３５は
スイッチ回路、３６は補助装置、３７は周波数変換器、
３８は局部発振器、３９は復調回路、４０は周波数変換
器、４１は局部発振器、４２は変調回路、４３は同期回
路、４４は分離回路、４５は多重化回路、４６は検出制
御回路である。

この実施例は、スイッチ回路３５により受信部３２と送
信部３３とを遅延回路３４を介して接続した時、復調さ
れたベースバンド信号ではなく、中間周波信号として中
継伝送するものである。又補助装置３６には、第２図に
示す実施例と同様に、受信部３２の復調回路３９で復調
された信号が加えられ、同期回路４３によりフレーム同
期がとられて、補助信号の分離、多重化が行われる。

補助装置３６の出力信号は、送信部３３の変調回路４２
に加えられて変調され、その変調信号はスイッチ回路３
５を介して送信部３３の周波数変換器４０に加えられる
。

検出制御回路４６により補助装置３６の電源断等の異常
検出時、特定の制御信号が加えられた時、或いは補助信
号が伝送されていないことを検出した時に、スイッチ回
路３５を制御し、遅延回路３４からの信号を送信部３３
の周波数変換器４０に加えるように切替える。それによ
って、受信部３２の周波数変換器３７により変換された
中間周波信号が遅延回路３４を介して送信部３３の周波
数変換器４０に加えられ、送信周波数に変換されて送信
される。

従って、補助装置１ｔ３６の障害によっても、端局間の
補助信号を伝送することが可能となり、又受信部３２と
送信部３３との高周波回路部と、補助信号の分離、挿入
を行う論理回路部とを分離して構成することができる。

第４図は現用予備切替構成の説明図であり、複数回線の
現用回線に対して１回線の予備回線を有する場合を示し
、受信部ＲＸＩ〜ＲＸｎと送信部ＴＸＩ〜ＴＸｎとによ
り現用回線の中継を行い、そのうちの１回線に補助信号
を多重化して伝送する為の補助装置ＡＸａが、第２図又
は第３図に示す構成に従って接続されている。又受信部
ＲＸｅと送信部ＴＸｅとにより予備回線の中継を行い、
この予備回線に補助信号を多重化して伝送する為の補助
装置ＡＸｂが接続されている。

受信部ＲＸ１〜ＲＸｎ、ＲＸｅと送信部ＴＸＩ〜ＴＸｎ
、ＴＸｅは、第２図に示すように、ベースバンド信号を
中継伝送するか、又は第３図に示すように、ＩＦＣ中間
周波）信号を中継伝送する構成を有するものであり、補
助袋ＷＡＸａ、ＡＸｂは、同期回路９分離回路、多重化
回路を備えている。予備回線の補助装置ＡＸｂは、補助
信号を多重化して伝送する現用回線に障害が発生した予
備回線に切替えられた時に、補助信号を伝送できるよう
に動作するものであり、少ない補助装置ＡＸａ、ＡＸｂ
によって、現用予備切替えによる補助信号の伝送を行う
ことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、中間中継局１の受信部
２と送信部３との間に、遅延回路４とスイッチ回路５と
を接続し、受信部２で受信した多重化信号を補助装置６
に加えて、補助信号の抽出分離、又は挿入送出を行い、
その多重化信号をスインチ回路５を介して送信部−３に
加えて送信し、補助袋Ｗ６の電源断等の異常時或いは特
定の制御信号によりスイッチ回路５を制御して、受信部
２で受信した多重化信号を遅延回路４を介して送信部３
に加えるように切替えるものであるから、補助装置６の
異常時でも、補助信号を含む多重化信号を中継伝送する
ことが可能となり、端局に於ける監視信号の収集や、任
意の中間中継局との間の打ち合わせ電話等の補助信号の
伝送回線の断を防止することができる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理ブロック図、第２図は本発明の一
実施例の要部ブロック図、第３図は本発明の他の実施例
の要部ブロック図、第４図は現用予備切替構成の説明図
、第５図は中継伝送システムの説明図、第６図及び第７
図は従来例のブロック図である。 １．１１は中間中継局、２，１２．３２は受信部、３，
１３．３３は送信部、４，１４．３４は遅延回路、５．
１５．３５はスイッチ回路、６゜１６．３６は補助装置
、１７．３９は復調回路、１８．４２は変調回路、１９
．４３は同期回路、２０．４４は分離回路、２１．４５
は多重化回路、２２．４６は検出制御回路である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ディジタル主信号にディジタル補助信号を時分割多重化
   した多重化信号を伝送し、中間中継局に於いて該多重化
   信号に対して前記ディジタル補助信号の抽出、挿入を可
   能とした補助信号中継伝送方式に於いて、 前記中間中継局（１）は、受信部（２）と送信部（３）
   との間に接続した遅延回路（４）とスイッチ回路（５）
   と、前記ディジタル補助信号の抽出及び挿入を行う補助
   装置（６）とを備え、前記受信部（２）で受信した前記
   多重化信号から前記補助装置（６）に於いてディジタル
   補助信号を抽出し、或いは前記多重化信号にディジタル
   補助信号を挿入して、前記スイッチ回路（５）を介して
   前記送信部（３）に加え、 前記補助装置（６）の異常時又は特定制御信号により、
   前記スイッチ回路（５）を前記遅延回路（４）側に切替
   えて、前記受信部（２）で受信した多重化信号を前記遅
   延回路（４）を介して前記送信部（３）に加える ことを特徴とする補助信号中継伝送方式。