JPS63118317A - 重合組成物の硬化方法 - Google Patents

重合組成物の硬化方法

Info

Publication number
JPS63118317A
JPS63118317A JP62130842A JP13084287A JPS63118317A JP S63118317 A JPS63118317 A JP S63118317A JP 62130842 A JP62130842 A JP 62130842A JP 13084287 A JP13084287 A JP 13084287A JP S63118317 A JPS63118317 A JP S63118317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
caprolactone
reaction
modified
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62130842A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0411569B2 (ja
Inventor
Masaharu Watanabe
正治 渡辺
Kiyoshi Okitsu
清 興津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP62130842A priority Critical patent/JPS63118317A/ja
Publication of JPS63118317A publication Critical patent/JPS63118317A/ja
Publication of JPH0411569B2 publication Critical patent/JPH0411569B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水酸基を有する変性共重合体をポリイソシアネ
ート架橋剤で硬化させ、可撓性かつ弾性に富むすぐれた
コーティング層を形成させ得る重合組成物の硬化方法に
関する。
近年コーティング分野におけるアクリル系塗料の重要性
が高まっている。
その理由は他の塗料用樹脂、特にアルキッド樹脂、ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂等と比べ耐候性、物性、耐
化学薬品性、耐汚染性等においてすぐれた特徴をもつか
らである。
そのため、自動車、家庭電器、金属、建材等あらゆる分
野にアクリル系コーティング剤組成物が使用されるに到
っている。
また、最近省エネルギー、省資源、省力化が要求される
ようになり、アクリルコーティング剤組成物においても
、ハイソリッド型低温硬化型のものが必要となってきた
さらに最近自動車のウレタンバンパーをはじめとする有
機弾性体、プラスチックス弾性容器1モルタル壁のひび
割れ防止等への弾性コーティング剤等、従来のコーティ
ング剤では適用できないような高度の性能が要求されて
きた。
こうした要求を満たすため、種々な工夫がコーティング
用樹脂やその配合組成物においてなされてぎている。
アクリル系樹脂の中でも特に水酸基を有するビニルモノ
マーを共重合させたアクリルポリオールは水酸基と反応
しうる架橋剤例えばポリイソシアネートやメラミン樹脂
等を配合し、多くの分野に使用されてきたが、上記のよ
うな最近の高度の要求を充分満たし得るまでに到ってい
ない。
一般にはアクリルポリオールを製造する際の水酸基含有
モノマーとしては、メタクリル酸ヒドロキシエチルやア
クリル酸ヒドロキシエチルあるいはメタクリル酸ヒドロ
キシプロピル等が用いられるが、これらのモノマーを共
重合した場合架橋剤との硬化反応に関与する水酸基は剛
直なアクリル樹脂骨格の主鎖に近いところに位置するた
め、架橋剤との反応が充分に進行しない。
従ってアクリルポリオール樹脂のハイソリッド化のため
、分子aを小さくしても、水BNの反応性が不充分な場
合には塗膜物性として不満足なものしか得られない。
また弾性コーティングを得るためアクリル樹脂の成分に
ガラス転位温度(To)を低くするモノマーを多く使用
し軟かいアクリルポリオールを合成しても、軟らかい側
鎖のため塗膜がブロッキングを起したり、低温で急速に
硬くなり弾性を失なったりする8 従来そのような欠点を改良するためにアルキッド樹脂を
アクリル系樹脂の中にグラフト重合させる試みがなされ
ている。
しかしながら、アルキッド樹脂の水RMは反応性の悪い
第2級の水酸基であり、かつ生成力の耐候性、耐水性等
において性能低下が著しい。
また、水酸基を有するアクリルモノマーとして主鎖骨格
から離れたところに第1級水酸基が位置するような4−
ヒドロキシブチルアクリレートを共重合することも提案
されている。
しかし、このモノマーは価格も高く、反応性もまだ充分
であるとは言い難い。
最近アクリルポリオール樹脂の水酸基にε−カプロラク
トンを開環重合させたラクトン変性アクリルポリオール
が提案されている。
この樹脂は反応性の高い第1級水酸基を有し、しかもこ
の第1扱水Wi基が主鎖から離れたところに位置するた
め架橋剤との反応性が大きい。
この樹脂の製造には、従来アクリルポリオール樹脂にε
−カプロラクトンを添加し、触媒の存在下で開環反応さ
せる方法をとっていた(特開昭48−66194号公報
)。
またε−カプロラクトンの中でアクリルポリオールの共
重合を行ない、次いで触媒を添加しアクリルポリオール 開環付加する方法もとられている(特開昭54−133
590号公報)。
またε−カプロラクトンと水酸基を有するとニルモノマ
ー及びその他のビニルモノマー、溶剤にラジカル開始剤
,ε−カプロラクトンの開環重合触媒を同時に混合,加
熱し、ε−カプロラクトンの開環重合とごニルモノマー
のラジカル重合を平行して行なわしめる方法も提案され
ている(USP408281 6)。
しかしながらこれらの方法では反応温度がアクリルモノ
マーの重合に用いる溶媒の沸点によって制限される。
一般的に使われるトルエンや酢酸ブチルのような溶媒系
では反応温度が110〜120℃であり、この温度では
水iMMへのε−カプロラクトンの開環重合は著しく遅
い。
従って反応速度を大きくするため、開yA@合触媒を多
山に使用しなければならない。
開環重合触媒としては一般にはスズやチタンのような金
属化合物が用られるため生成した樹脂が著るしく着色す
るだけでなく、塗料に応用したときその長期安定性やコ
ーティング層の性能に悪い影響を与える。
アクリルポリオール樹脂は他の塗料用樹脂に比べて着色
がほとんどないのが特徴だけに黄褐色のアクリルポリオ
ールではとても実用的使用に耐えるものではない。
キシレンやエチレングリコールアセテートを溶媒に用い
るときは140℃以上の反応温度が採用できるが、この
場合に触媒として活性の強いチタンの触媒を用いると、
次式で示すエステル交換反応が起こり好ましくない。
↓エステル交換反応 ハ これらの方法に対して、水酸基を有するビニルモノマー
に、あらかじめ、ε−カプロラクトンを開環重合反応さ
せて得られる、末端水酸基のε−カプロラクトン変性ビ
ニルモノマーを他のビニルモノマーとラジカル開始剤の
存在下でラジカル重合を行なうことによりラクトン変性
ポリマーを得る方法がある。
しかしながら、水酸基を有するビニルモノマーとして工
業的に最もよく使用されているとドロキシエチル(メタ
)アクリレートにε−カプロラクトンを開環反応させる
場合、従来より使用されている有機スズ系触媒、例えば
オクチル酸スズ、ジブチルスズオキシド、ジブチルスズ
ラウレート等は触媒活性が弱く、数百ppm  使用し
なければ、ε−カプロラクトンとヒドロキシアルキル(
メタ)アクリル酸エステルの反応が進行しない。
スズ触媒が多量に樹脂中に含まれると架橋剤である、ポ
リイソシアネートを加えた場合の可使時間すなわちポッ
トライフが短かくなって実用価値がなくなる。
反応温度を上げれば触媒の使用量は減らせるが、アクリ
ル酸エステルが反応中に熱重合を起す危険性がある。
触媒活性の強い他の触媒としては有機チタン系の化合物
、例えばテトラブチルチタネート、テトラプロピルチタ
ネート、テトラエチルチタネート等がある。
これらは有機スズ系の触媒にくらべ約10倍の ゛触媒
活性を有し、ε−カプロラクトンとヒドロキシアルキル
(メタ)アクリル酸エステルの反応を比較的低い温度で
も進行させる。
しかしながら、これら有機チタン系化合物は次の致命的
な欠点があり使用することができない。
というのは有機チタン系化合物はε−カプロラクトンの
水酸基への開環重合触媒として活性が強いのみならず、
エステル交換反応に対しても強い活性を有する。
従って有機チタン系化合物を触媒にしてとドロキシアル
キル(メタ)アクリレート酸エステルにε−カプロラク
トンを開環反応させる時、同時に次式で示すエステル交
換反応が進行しジオールのジ(メタ)アクリル酸エステ
ルが生成する。
H3 このような2官能の(メタ)アクリレートがうクトン変
性ヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステルの中
に含まれてしまうと、この生成物を原料にしてアクリル
共重合体を合成するとき、重合反応途中において重合物
が増粘し遂にはゲル化してしまう。
2官能アクリレートのため三次元架橋が起こるからであ
る。
また、硫酸、パラトルエンスルホン酸等の酸触媒を用い
ることによっても、ε−カプロラクトンとじドロキシエ
チル(メタ)アクリレートの反応を行なうことができる
しかし、そのような強い酸触媒がビニルモノマー中に含
まれ、ざらに、それらを重合させたポリマー中に含まれ
ることは好ましくない。
何故ならば硬化剤のポリイソシアネートと架橋させると
きの反応促進剤となり、ポットライフが著しく短かくな
るからである。
また先に述べたようなエステル交換反応や、水酸基同志
のエーテル化反応が起こり2官能性モノマーが副生し、
ポリマー自体を得ることが困難な場合もある。
このように、ε−カプロラクトンで変性された水r!i
Mを有するビニル重合体のポリイソシアネートで架橋さ
れたコーティングがすぐれた性能を有することが十分予
想されながら、そのようなポリマーの製造方法、あるい
は、モノマーの製造方法として、今まで良い方法がなか
った。
また硬化方法としては、持分56−44089のような
、ジイソシアネートを架橋剤に用いる方法があるがジイ
ソシアネートは、沸点が低く、かつ人体に対して毒性が
極めて強いことは周知の如くであり、とても、ジイソシ
アネートそのものを架橋剤として用いることは実用上好
ましくない。
以上述べてきた如く、従来技術の欠点を解決し、このε
−カブOラクトン変性ポリマーのイソシアネート架橋に
よるすぐれたコーティング技術を工業的に確立せんと、
鋭意研究を行なった結果、本発明を完成するに敗った。
すなわち本発明は クトンとを5nX2  で表わされるハロゲン化第1ス
ズを触媒に用いて反応させることによって合成された式
(1)  で表わされるカプロラクトン変性R+ ビニルモノマー5〜70重債%と 但し、R1−H又はアルキル基 R2=Cm82m  m≧2の整数値 n −平均0.3〜50 X=C1,I、5r b)ラジカル重合可能なとニルモノマー95〜30重通
% とをラジカル共重合させることによって合成された、水
酸基を有するカプロラクトン変性共重合体に対して3個
以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化
合物をOH/NCO、、Q、1〜10(当は比)になる
ように加えて架橋させることを特徴とする重合組成物の
硬化方法」である。
本発明に用いる水1gを有するカプロラクトン変性共重
合体を合成するのに必要なるa)成分であるカプロラク
トン変性ビニルモノマーはを5nX2  で表わされる
ハロゲン化第1スズを触媒に用いて反応させることによ
って合成することが必須である。
はメタクリル酸とエチレンオキシド、ブロビレンオギシ
ド、ブチレンオキシド、α−オレフィンエポキシド等の
モノエポキシド類との反応で得られるヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリル酸エステルであり、ヒドロキシエチ
ルメタクリル酸エステル、しドロキシエチルアクリル酸
エステル、ヒドロキシプロピルメタクリル酸エステル、
ヒドロキシプロピルアクリル波エステル、ヒドロキシブ
チルメタクリル酸エステル、ヒドロキシブチルアクリル
酸エステル等を使用することができる。
またその混合物で使用することもできる。
即ち、 一般式   R1 (11L、 R1ハH又はOH3、R2はCmH2mで
mは2.3又は4以上の整数の化合物である。
ε−カプロラクトンは工業的にはシクロヘキサノンの過
酢酸等Allによるバイヤービリガー反応によって製造
されている。
また、ε−カプロラクトン以外のラクトン化合物をε−
カプロラクトンと併用することもできる。
先の一般式で表わされるε−カプロラクトン変性ビニル
モノマーにおけるnの平均は0.3 〜50であるが好
ましくは0.5〜5である。
nの平均が50よりも大きい場合はアクリル共重合体の
溶媒への溶解性が悪くなり好ましくない。
の反応には触媒として5nX2  で表わされるハロゲ
ン化第1スズを使う。
具体的には塩化第1スズ、臭化第1スズ、ヨウ化第1ス
ズを用いる。
これらのハロゲン化第1スズはε−カプロラクトンの開
環触媒として極めて活性が強いだけでなくエステル交換
反応をほとんど起さないことが特徴である。
触媒活性の強さでは、よく知られているテトラブチルチ
タネートの約2倍、オクチル酸スズ等の有機スズ化合物
の約10〜20倍である。
それにもかかわらずエステル交換反応を起さない。
トンの反応のニスデル交換による副反応生成物でとんと
生成しない。
従って5nX2  を触媒に用いて合成したラクトン変
性ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートには不純物
として2官能のジ(メタ)アクリレートを含まないため
、このモノマーを重合させても、重合反応中ゲル化する
ことなく、重合物を得ることができる。
着色の少ないモノマーを得るためには、特に塩化第1ス
ズと臭化第1スズが好ましい。
触媒の使用mとしては仕込み全回に対して1〜1000
1)I)Ill  好ましくは5〜1100pp  で
ある。
反応温度は80〜150℃で好ましくは100〜140
℃である。
反応系には重合禁止剤を添加することが好ましい。この
重合禁止剤としてはハイドロキノン、ハイドロキノンモ
ノメチルエーテル、フェノチアジン等通常用いられてい
るものを0.01〜5重徂%好ましくは0.05〜1.
0i41%の範囲で使用する。
反応に際しては反応系に空気等を流すことが好ましい。
酸素を含まない不活性気体を流すと、重合を起しやすい
からである。
このようにして合成されたa)成分であるρ1 とラジカル共重合させるべきラジカル重合可能なビニル
モノマーとしては(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(例えばメチル、エチル、プロピル。
ブチル、イソブチル、2−エチルヘキシル、ラウリル、
シクロヘキシル等のアルキルエステル)。
(メタ)アクリロニトリル、スチレン、置換スチレン、
塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリルアミド。
N、N’ −ジアルキルヒドロキシエチル(メタ)アク
リル酸エステルや、上記ごニルモノマーの他に水[3を
有するモノマーとして、ヒトOキシアルキル(メタ)ア
クリル酸・エステルがあり、例えばヒドロキシエチル(
メタ)アクリル酸エステル。
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリル酸エステル。
ヒドロキシブチル(メタ)アクリル酸エステル、ざらに
アリールアルコール、N−メチロール化アクリルアミド
、ヒドロキシエチルビニルエーテル。
ヒドロキシエチルブチルマレエート、あるいはカルボキ
シル基を有するビニルモノマーとして「カージュラ−E
l (商品名、シェル化学製)の如きモノグリシジルエ
ステルや「アルファ・オレフィン・エポキサイド−AO
EJ (ダイセル化学工業製)の如き長鎖α−オレフィ
ンモノエポキシドを付加させて得られる水酸基含有重合
性モノマーが挙げられる。
ざらに重合性二重結合を有するアルキッド樹脂やオイル
フリーアルキッド樹脂等も使用可能である。
さらにカルボキシル基を有するビニルモノマー例えばア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸。
フマル酸、モノブチルマレエート、クロトン酸等も使用
できる。
これら重合可能なビニルモノマーの使用mは95〜30
重口%好ましくは90〜50重ざ%の範囲である。
本発明の共重合体の製造には通常のラジカル開始剤、例
えばジベンゾイルパーオキシド、ジターシャリブチルパ
ーオキシド、ターシャリ−ブチルパーオキシベンゾエー
ト、ジクミルパーオキシドのような過酸化物あるいはア
ゾビスイソブチロニトリル等のようなアゾ化合物を使用
する。
またメルカプト類のような連鎖移動剤等を添加し、重合
度の調節を行なうことができる。
重合は通常溶液重合によって行なうが、無溶剤で行なう
こともできる。
溶剤としてはトルエン、キシレン、酢酸ブチル。
酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、エチルセルソルブアセテート、ブチルセルソルブ
アセテート等通常用いられているものを使用できる。
ラジカル共重合体の製造においては、まず溶媒を反応缶
中に仕込んでおき窒素を流しつつ一定の温度になってか
らモノマー、ラジカル開始剤を一定時間滴下して反応を
行/Iう。
溶剤、モノマー、開始剤を最初にその1部を反応缶に仕
込んでおぎ、残りを滴下することもできる。
いずれにし゛ても当業界で行なわれているラジカル重合
の方法を採用することができる。
さて、このようにして合成された水酸基を有するカプロ
ラクトン変性共重合体は、淡色であり、ラクトンで変性
していない通常のラジカル共重合体と何ら変るところが
ない。
しかも金属触媒残漬の含有口が少ないため硬化剤との反
応に対して影響を与えることが少ない。
水amを有するカプロラクトン変性共重合体は、10〜
70重但%の部組以上のイソシアネート基を有するポリ
イソシアネート化合物を加えて架橋させる。
3個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネー
ト化合物としてはジイソシアネート化合物の1個のイソ
シアネート基をトリメチロールプロパン等のような多価
アルコールの水酸基と反応させることによって製造され
る多価アルコール付加体型のポリイソシアネート化合物
、すなわち、式(2)  で表わされるものがある。
また、ジイソシアネートに水を反応させて得られるジイ
ソシアネートの3量体、式(3)  のようなものもあ
る。
OH ざらにジイソシアネート自身が31化したトリイソシア
ヌレート化合物(4)  もある。
これらのポリイソシアネートの原料となるジイソシアネ
ート化合物としてはエチレンジイソシアネート、プロピ
レンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルへキ
サメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート
、1.4−ジメチルシクロヘキサンジイソシアネート、
1−メチルシクロヘキサン−2,4−ジイソシアネート
4.4′−メチレン−ビス−(シクロヘキシルジイソシ
アネート)、3−イソシアネートメチル−3,5,5−
トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(イソホロン
ジイソシアネート)、トリレンジイソシアネート、4.
4’ −ジフェニルメタンジイソシアネート、キシレン
ジインシアネート。
ダイマー酸ジイソシアネート、テトラメチルキシレンジ
イソシアネート等がある。
これらのジイソシアネート化合物を原料にして製造され
たポリイソシアネート化合物(2)、 (3)、 (4
)は一般には溶剤で希釈されるが、あるいは無溶剤の状
態で市販されている。
本発明においては、水Mlを有するカプロラクトン変性
共重合体に架橋剤としてポリイソシアネート化合物を加
えて架橋させる。
ON/NGO−10より多い場合は架橋密度が小さくて
十分な硬化物の物性を得ることができない。
OH/NGO−0,1よりも少ない場合はイソシアネー
ト基が過剰になり空気中の水分等と反応し、炭酸ガスを
発生する等、問題が生じるため好ましくなる。
本発明方法により製造されたカプロラクトン変性共重合
体とポリイソシアネート化合物との架橋反応は、必要な
らば、その架橋速度を速めるためにエステルアミン、ト
リブチルアミンのような第3級アミンやジブチルスズジ
ラウレートのような有機スズ化合物等を添加することも
できる。
架橋反応は常温で行なってもよいし、加熱条件で行なう
こともできる。
本発明の方法で得られる重合組成物には、溶剤。
助剤、添加剤、例えば流れ副面剤、例えばシリコン油、
艶消剤、沈殿防止剤又は消泡剤、さらには顔料、例えば
ルチン型の酸化チタン、硫酸亜鉛。
硫化亜鉛、酸化アンチモン、適当なカーボンブラック、
酸化鉄、あるいは有濾顔料等を加えることができる。
このようにして¥J!4Nされた重合組成物は、2液型
のウレタン塗料として金属、プラスチックス。
紙等のコーティング剤に使用することができる。
コーティングの方法としてはスプレー、流延、ロール又
はドクターによって種々の膜厚で塗布することができる
本発明の方法によって得られたコーティング剤組成物の
硬化塗膜は、極めて弾性、強じん性に富み、しかも耐水
性等の耐化学薬品性がすぐれている。
次に実施例により本発明による方法、同方法で得られた
共重合体を架橋させた塗膜の特性について述べる。
間中、部は重畳部数をあられす。
実施例1 a) 空気導入管、温度計、冷却管、攪拌装置を備えた
4ツロフラスコに2−とドロキシエチルメタクリレート
2446部、ε−カプロラクトン2146部9重合禁止
剤としてハイドロキノンモノメチルエーテル22.4部
9反応触媒として塩化第1スズ0.225部を入れ、空
気を通じながら120℃で13時間反応させ、ラクトン
変性2−ヒドロキシエチルメタクリレートを得た。
ε−カプロラクトンの反応率は99.4%1色相は1(
ガードナ)、エステル交換反応によるn1生物エチレン
グリコールジメタクリレートの含量は0.71重塁%で
あった。
b) 温度計、還流冷却器、窒素ガス導入口、Wll線
機億えた4ツロフラスコに酢酸ブチル333部、トルエ
ン333部、ジターシフリプチルパーオキシド10部を
仕込み、120℃まで昇温し、120℃に達したところ
でスチレン400部、メチルメタクリレート100部、
ブチルアクリレート100部、メタクリルII!10部
9合成例1で合成したε−カブOラクトン変性2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート400部、アゾビスイソブ
チロニトリル10部を4時間で滴下し、更に4時間反応
を維持し、固型分が61.7%、ガードナ粘度(25℃
)が2−2.酸価が5.28<単位KOHη/g・・・
以下略す)、水酸基価が53.3(単位KoHIIrg
/g・・・以下略す)1色相が1未満(ガードナ)の透
明樹脂溶液を得た。
実施例2 a) 例1.a)と同様な装置に2−ヒドロキシエチル
メタクリレート545部、ε−カプロラクトン955部
1重合禁止剤としてハイドロキノンモノメチルエーテル
3部、触媒として塩化第1スズ0.75部を入れ空気を
通じながら120℃で8時間反応させ、ラクトン変性2
−ヒドロキシエチルメタクリレートを得た。
ε−カプロラクトンの反応率は99.0%9反応物の色
相は1(ガードナ)、副生物のエチレングリコールジメ
タクリレートの含有は0.381量%であった。
b) 例1.b)と同様な4ツロフラスコに酢酸ブチル
333部、トルエン333部、ジターシャリブチルパー
オキシド10部を仕込み、120℃まで昇温し、120
℃に達したところでスチレン400部、メチルメタクリ
レート1’OO部、ブチルアクリレート100部、メタ
クリル酸10部。
a)のラクトン変性2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト400部、アゾビスイソブチロニトリル10部を4時
間で滴下し、更に4時間反応をN続し、固型分60.1
%、ガードナ粘度が21〜z2酸1i[[i5.06.
水B曇価35.4.色相〉1(ガードナ)の透明樹脂溶
液を得た。
実施例3 a) 例1と同様の装置に2−とドロキシエチルアクリ
レート504部、ε−カプロラクトン496部、ハイド
ロキノンモノメチルエーテル5部、塩化第1スズ0.1
部を仕込み空気を通じながら110℃、13時間反応さ
せ、ラクトン変性2−ヒドロキシエチルアクリレートを
得た。
ε−カプロラクトンの反応率は99.3%9反応物の色
相は1以下(ガードナ)、01生物のエチレングリコー
ルジアクリレートの含量は0.38重量%であった。b
) 例1と同様な4ツロフラスコに酢酸ブチル333部
、トルエン333部、ジターシフリプチルパーオキシド
10部を仕込み、120℃まで昇温し、120℃に達し
たところでスチレン400部、メチルメタクリレート1
00部。
ブチルアクリレート100部、メタクリルFi10部1
合成例3で得たラクトン変性2−ヒドロキシエチルアク
リレート400m、アゾビスイソブチロニトリル20部
を4時間で摘下し、更に4時間反応を継続し、固型分6
0.1%、ガードナ粘度Y−Z、 Mlil[i5.4
8.7[1(illi56.3. 色相〉1(ガードナ
)の透明樹脂溶液を得た。
比較例1 a) 例1と同様な装置に2−ヒドロキシエチルメタク
リレート799部、ε−カブOラクトン701部、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル3部、触媒としてテトラ
ブチルチタネート0.15部を入れ空気を通じながら1
20℃、16時間反応させラクトン変性2−ヒドロキシ
エチルメタクリレートを得た。
ε−カプロラクトンの反応率は99.6部9反応物の色
相は2(ガードナ)、01生物のエチレングリコールジ
メタクリレートの含量は4.0重量%であった。
b) 例1と同様な4ツロフラスコに酢酸ブチル333
部、トルエン333部、ジターシャリブチルバーオキシ
ド10部を仕込み、120℃まで昇温し、120℃に達
したところでスチレン400部、メチルメタクリレート
100部、ブチルアクリレート100部、メタクリルM
10部、テトラブチルチタネートを触媒にして合成した
比較例1゜8)のラクトン変性2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート400部、アゾビスイソブチロニトリル1
0部を4時間で滴下しようとしたところ、滴下開始3時
間で増粘ゲル化し、アクリル共重合体を得ることはでき
なかった。
比較例2 a) 例1と同様な装置に2−ヒドロキシエチルメタク
リレート1816部、ε−カプロラクトン3184部、
ハイドロキノンモノメチルエーテル10部、テトラブチ
ルチタネート0.5部を入れ空気を通じながら120℃
で13時間反応させ、ラクトン変性2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレートを得た。ε−カプロラクトンの反応率
は99.2%。
反応物の色相は3(ガードナ)、副生物のエチレングリ
コールジメタクリレートの合計は1.1重量%であった
b) 例1と同様な4ツロフラスコに酢酸ブチル333
部、トルエン333部、ジターシャリブチルバーオキシ
ド10部を仕込み、120℃まで昇温し、120℃に達
したところでスチレン400部、メチルメタクリレート
100部、ブチルアクリレート100部、メタクリル酸
10部、テトラブチルチタネートを触媒にして合成した
合成例5のラクト〕ノ変性2−ヒドロキシエチルメタク
リレート400部、アゾビスイソブチロニトリル10部
を4時間で滴下しようとしたところ、滴下開始2時間で
ゲル化したため、アクリル共重合体を得ることはできな
かった。
塗布;厚さ0.3〜0.511IIIIのみがき軟鋼板
に乾燥塗膜の厚さを30〜50ミクロンとする。
乾燥条件;80℃、60分、さらに50℃、24時間 実施例4 実施例1〜3及び比較例2で得られたラクトン変性アク
リルポリオール樹脂とラクトンで変性していないアクリ
ルポリオール樹脂に各種ポリイソシアネート化合物を配
合し、鋼板にコーティングした後、乾燥硬化させ、塗膜
を得た。
塗膜の性状を表1に示す。
本発明の樹脂はすぐれた可撓性。
耐溶剤性、耐化学性を示した。
製膜条件は以下の通りである。
硬化剤 ポリイソシアネート 1)シェラネート24A−100(旭化成工業(株)の
へキサメチレンジイソシアネート/1−120ビユレツ
ト型アダクト) 2)タケネートD−11ON(式日薬品工業(株)のキ
シレンジイソシアネート系ポリイソシアネート) 3)IPDI−71890(西独ヒュルス社のイソホロ
ンジイソシアネートの3部体) 配合比 OH/NCO−1 比較例3 例1と同様な4ツロフラスコに酢酸ブチル500部、ト
ルエン500部、ジターシャシブチルバーオキシド10
部を加え窒素気流下、攪拌しながら、スチレン400部
、メチルメタクリレート100部、ブチルアクリレート
244部、ヒドロキシエチルメタクリレート250部、
アゾビスイソブチロニトリル10部の混合溶液を120
℃で4時間かかって滴下しラジカル重合を行なった。さ
らに4時間攪拌を続けて反応を終った。
得られた樹脂溶液は不庫発分50%、水酸基価49KO
HRg/l Ia価2.9KOHq/y、粘度(ガード
ナー)S9色相30 (API−IA>であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 a)▲数式、化学式、表等があります▼とε−カプロラ
    クトンとをSnX2で表わされるハロゲン化第1スズを
    触媒に用いて反応させることによって合成された式(1
    )で表わされるカプロラクトン変性 ▲数式、化学式、表等があります▼式・・・(1) ビニルモノマー5〜70重量%と 但し、R1=H又はアルキル基 R2=CmH2m m≧2の整数値 n=平均0.3〜50 X=Cl、I、Br b)ラジカル重合可能なビニルモノマー95〜30重量
    % とをラジカル共重合させることによって合成された、水
    酸基を有するカプロラクトン変性共重合体に対して3個
    以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化
    合物をOH/NCO=0.1〜1.0(当量比)になる
    ように加えて架橋させることを特徴とする重合組成物の
    硬化方法。
JP62130842A 1987-05-27 1987-05-27 重合組成物の硬化方法 Granted JPS63118317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62130842A JPS63118317A (ja) 1987-05-27 1987-05-27 重合組成物の硬化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62130842A JPS63118317A (ja) 1987-05-27 1987-05-27 重合組成物の硬化方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8218281A Division JPS57195714A (en) 1981-05-11 1981-05-29 Production of copolymer for paint

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63118317A true JPS63118317A (ja) 1988-05-23
JPH0411569B2 JPH0411569B2 (ja) 1992-02-28

Family

ID=15043974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62130842A Granted JPS63118317A (ja) 1987-05-27 1987-05-27 重合組成物の硬化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63118317A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0280471A (ja) * 1988-09-17 1990-03-20 Aisin Chem Co Ltd 2コート1ベーク型塗装方法
WO2012060390A1 (ja) * 2010-11-05 2012-05-10 関西ペイント株式会社 塗料組成物及び塗膜形成方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0280471A (ja) * 1988-09-17 1990-03-20 Aisin Chem Co Ltd 2コート1ベーク型塗装方法
JPH0632772B2 (ja) * 1988-09-17 1994-05-02 アイシン化工株式会社 2コート1ベーク型塗装方法
WO2012060390A1 (ja) * 2010-11-05 2012-05-10 関西ペイント株式会社 塗料組成物及び塗膜形成方法
JP5762435B2 (ja) * 2010-11-05 2015-08-12 関西ペイント株式会社 塗料組成物及び塗膜形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0411569B2 (ja) 1992-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4916254A (en) Process for producing epsilon-caprolactone-modified hydroxyalkyl acrylate or methacrylate and coating copolymer from the same
US4504635A (en) Process for the preparation of polymeric compositions
KR930008924B1 (ko) (n-치환된 카바모일옥시)알카노일옥시알킬 아크릴레이트 중합체 및 이로부터 제조된 조성물
US5115025A (en) (N-substituted carbamoyloxy)alkanoyloxyalkyl acrylate polymers and compositions made therefrom
JPS61271306A (ja) 低分子量ヒドロキシ官能性(メタ)アクリレ−ト重合体
JPS62161742A (ja) 末端カルボキシル基を有する反応性アクリル単量体ならびにその製法
JPH0125322B2 (ja)
US4532300A (en) Production of coatings
JPS6259615A (ja) 硬化性樹脂の製法
EP0167042A1 (en) Curable resin compositions
US4727126A (en) Novel diol monomers and polymers thereof
US4377679A (en) Photocurable compositions based on acrylate polyester urethanes
US4512910A (en) Photocurable compositions
EP0214161A1 (en) Acrylic crosslinked polymers
JPS6366307B2 (ja)
EP0108373B1 (en) Process for the preparation of polymeric compositions
JPS63118317A (ja) 重合組成物の硬化方法
JP2003119401A (ja) 硬化性樹脂組成物
JPS62267258A (ja) 新規なジオ−ルモノマ−及びそのポリマ−
WO1990012042A1 (en) Silane coating composition for ambient cure
JP2742816B2 (ja) 硬化性樹脂組成物
US5239032A (en) Heterofunctional macromer compound, its preparation and polymer derived therefrom
JPH04103610A (ja) 溶液型塗料
JP3124360B2 (ja) 塗料用硬化性組成物
JPH0657726B2 (ja) 新規な硬化性樹脂