JPS6311652Y2 - - Google Patents

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JPS6311652Y2
JPS6311652Y2 JP1981145435U JP14543581U JPS6311652Y2 JP S6311652 Y2 JPS6311652 Y2 JP S6311652Y2 JP 1981145435 U JP1981145435 U JP 1981145435U JP 14543581 U JP14543581 U JP 14543581U JP S6311652 Y2 JPS6311652 Y2 JP S6311652Y2
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JP1981145435U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、棒鋼などの被検材に含まれる傷を、
例えばその傷口における漏洩磁束に感応する検出
素子を利用することによつて、検出するととも
に、併せてその傷の大きさを判定することができ
る探傷装置に関する。
先行技術の探傷装置は、例えば第1図に示すよ
うに、2個の、漏洩磁束に感応する検出素子1お
よび2を樹脂3の内部に埋設して成る検出子4
と、その2個の検出素子1および2のそれぞれか
らの検出信号のレベル差に応答動作する差動回路
5とを含んで構成される。検出子3は、棒鋼など
の被検材6の表面から、少し離間したところに配
置される。被検材6は、矢符A方向に移動させら
れており、その内部には、図示しない装置を介し
て、磁束が通過している。この被検材6には、傷
7があり、この傷7のところで、上記磁束は、破
線8に示すごとく漏洩する。したがつて、被検材
6が矢符A方向に移動させられてゆき、被検材6
の傷7が検出子4に相対向させられたとき、その
傷7における漏洩磁束8が検出子4によつて検出
され、これによつて、被検材6の傷が探し出され
る。ところで、漏洩磁束8をx方向成分(水平成
分)とy方向成分(垂直成分)とに分けてみた場
合、上昇側(被検体から外部へ向かう方向側)の
最大垂直成分点aと下降側(外部から被検体に向
かう方向側)の最大垂直成分点bとの間隔dが、
上記2個の検出素子1,2の相互離間距離Dに
ほゞ等しいとき、検出素子1,2のそれぞれから
は、第2図の曲線l,mに示すごとき変化する検
出信号S1,S2が出力される。そして、これらの検
出信号S1,S2が差動回路5に入力されると、その
差動回路5からは、第2図の曲線nで示すごとき
変化をする差動信号S3が出力される。
その結果、被検材6の傷7が検出子4に相対向
させられたときには、検出信号S1,S2の最大レベ
ルEの2倍のレベルを有する差動信号S3を得るこ
とができ、したがつて差動回路5に接続された後
段の信号処理回路においては、差動信号S3のレベ
ルが非常に大きいので、S/N比の優れた、した
がつて傷の検出のための信号としては非常に処理
しやすい信号を得ることができる。ところが、前
記間隔dが検出素子の相互離間距離Dの2倍以上
にも達するような傷、例えば、大きく口を開いた
傷や、傷の方向が検出素子の配列方向(x方向)
に対して傾斜している傷、などの場合には、検出
信号S1,S2に基づく差動回路5からの差動信号S3
のレベルが大きく低下してしまい、このため信号
処理回路において被検体の傷を正確に検出するこ
とができない場合が生じるおそれがあつた。
したがつて、本考案の目的は、上述の技術的課
題を解決し、被検体の傷が大きい場合でも小さい
場合でも正確にその傷を検出することのできると
ともに、併せて傷の大きさを判定できる探傷装置
を提供することである。
第3図は、本考案の一実施例の構成を示すもの
である。棒鋼などの被検材10は矢符Bの方向
に、図示しないローラなどの運搬装置によつて移
動させられる。被検材10の内部には、図示しな
い磁束発生装置からの磁束が通過しており、この
被検材10にはまた、漏洩磁束の上昇側最大垂直
成分点と下降側最大垂直成分点とのx方向におけ
る間隔が、それぞれ、d1,d2およびd3である異な
る大きさの傷11,12および13がある。これ
らの傷11,12および13のところには、図示
するように、それぞれ漏洩磁束15,16および
17が発生している。これらの傷11,12およ
び13において、傷11は、材料を圧延したとき
に生じやすい密着割れ傷であり、傷12は、開口
傷であり、傷13は、あばた傷である。
したがつて、被検材10の表面には、大きさが
相異なる3つの傷がある。ところで、これらの傷
を検出するための検出子18は、樹脂19の内部
に少なくとも3個以上、本件実施例では4個の検
出素子20,21,22,および23が被検材1
0に対する相対的な移動走査方向(図の左右方
向)に沿つて間隔をあけてこの順序で埋設されて
構成される。検出素子23と22は相互離間距離
がD1であり、これらの検出素子23と22は、
被検材10の傷11を検出するための第1の組合
わせを構成し、その相互離間距離D1は、被検材
10の傷11における漏洩磁束15に関する前記
間隔d1にほゞ相等しくなるように設定されてい
る。次に、検出素子23と21は、相互離間距離
がD2であり、これらの検出素子23と21は、
被検材10の傷12を検出するための第2の組合
わせを構成し、その相互離間距離D2は、被検材
10の傷12における漏洩磁束16に関する前記
間隔d2にほゞ等しくなるように設定されている。
最後に、検出素子23と20は、相互離間距離
D3であり、これらの検出素子23と20は、被
検材10の傷13を検出するための第3の組合わ
せを構成し、その相互離間距離D3は、被検材1
0の傷13における漏洩磁束17に関する前記間
隔d3にほゞ等しくなるように設定されている。
前記移動走査方向の先頭位置(もしくは最後尾
位置)に配列された基準素子としての検出素子2
3は、リード線24を介して各差動回路26,2
7および28の一方の入力部に接続される。残余
の各検出素子22,21および20は、それぞ
れ、リード線28,29および30を介して、各
差動回路25,26,および27の他方の入力部
に接続される。各差動回路25,26,および2
7は、それぞれ、フイルタ/増幅回路31,3
2,および33を介して、判定回路34,35,
および36に接続される。
フイルタ/増幅回路31,32,および33
は、被検材10の各傷11,12,および13に
対応する信号成分のみを、差動回路25,26,
および27のそれぞれの差動信号から取出して増
幅するための回路であり、この回路31,32,
33によりノイズ成分を除去してS/Nを改善し
た後に、各判定回路34,35,36でそれぞれ
判定を行う。各判定回路34,35,および36
は、フイルタ/増幅回路31,32,および33
からの各出力信号のレベル変化に基づいて被検材
10の傷の有無を判定するための回路である。フ
イルタ/増幅回路31,32,および33、なら
びに判定回路34,35,および36をまとめて
信号処理回路と考えてもよい。
動作を説明する。
被検材10が、検出子18に対して矢符B方向
に相対的に移動させられてゆき、被検材10の密
着割れ傷11が、第1の組合わせである検出素子
23と22に相対向する位置になつたとき、検出
素子23と22のそれぞれからの検出信号が、リ
ード線24,28を介して、差動回路25に送出
される。
ところが、検出素子23と22の相互離間距離
D1が、その傷11に関する前記間隔d1にほゞ等
しいので、第2図において説明したように、差動
回路25からは、レベルの非常に大きい差動信号
が、フイルタ/増幅回路31を介して、判定回路
34に送出される。
したがつて、判定回路34は、差動信号に基づ
いて、被検材10に密着割れ傷11があることを
正確に判定することができる。次に、被検材10
が更に矢符Bの方向に移動させられてゆき、被検
材10の開口傷12が、第2の組合わせである検
出素子23と21に相対向するようになつたと
き、今度は、検出素子23と21のそれぞれから
の検出信号が、リード線24,29を介して、差
動回路26に送出される。したがつて、この場合
も、検出素子23と21との相互離間距離D2が、
開口傷12に対応しているので、差動回路26か
らは、フイルタ/増幅回路32を介して、判定回
路35にレベルの大きい差動信号が印加されるこ
とになり、これによつて判定回路35は、被検材
10に開口傷12があることを判定することがで
きる。このようにして、被検材10のあばた傷1
3も、判定回路36で判定されて検出される。こ
のようにして、移動走査方向の先頭位置の検出素
子23と、残余の各検出素子22,21,20と
の間隔D1,D2,D3にそれぞれ対応する異なる大
きさの傷11,12,13を、各差動回路25,
26,27の出力レベルの変化として各判定回路
34,35,36で検出できるとともに、傷の大
きさに応じていずれかの判定回路34,35,3
6から判定信号が出力されるので、どの判定回路
から判定信号が出ているかを見ることで、傷1
1,12,13の大きさが分かる。さらに、フイ
ルタ/増幅回路31,32,33によつてS/N
を改善して判定を行つているので、より正確な判
定が可能となる。
ところで、被検材10が平面状でなく、断面が
円状をなす材料の場合には、第3図に示すよう
に、被検材10の傷37に対しては符号が21と
22の検出素子によつて、またこの傷37より更
に大きい傷に対しては符号が20と23の検出素
子によつて、それぞれ、傷の検出を行うように組
合わせを変更してもよく、これによつて、被検材
の表面から検出子の下面までの距離が、各検出素
子の位置に応じて異なつていても、被検材の傷を
検出するための検出信号、などのレベルに対する
影響は軽減される。このように、検出素子の組合
わせは、被検材の状態に応じて適宜設定される。
以上のように本考案によれば、検出素子を、被
検材に対する相対的な移動走査方向に沿つて間隔
をあけて配列し、これら検出素子の内、先頭もし
くは最後尾に位置する検出素子を基準素子として
その出力を残余の検出素子のいずれかの出力とと
もに各差動回路に供給し、各差動回路には、その
差動出力からノイズ成分を除去して増幅するフイ
ルタ/増幅回路をそれぞれ接続し、各フイルタ/
増幅回路には、その出力レベルに基づいて傷の有
無を判定する判定回路をそれぞれ接続しているの
で、前記検出素子の配列間隔に応じて種々の大き
さの傷を検出できるとともに、傷の大きさを判定
することが可能となり、これによつて、鋼材等の
傷検査における検査精度、能率向上に大きく貢献
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、先行技術の構成を示す図、第2図
は、その構成において最大感度が得られる場合の
傷に関する信号波形図、第3図は、本考案の一実
施例の構成を示す図、第4図はタイプの異なる被
検材に対する検出素子の組合わせを説明するため
の図である。 10……被検材、11,12,13……傷、1
5,16,17……漏洩磁束、18……検出子、
20,21,22,23……検出素子、25,2
6,27……差動回路、31,32,33……フ
イルタ/増幅回路、34,35,36……判定回
路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 少なくとも3個の検出素子からなる検出子と、
    前記検出素子の任意の1つと他の検出素子との差
    動信号を出力する複数の差動回路とを備えた探傷
    装置において、 前記検出素子を、被検材に対する相対的な移動
    走査方向に沿つて間隔をあけて配列し、これら検
    出素子の内、先頭もしくは最後尾に位置する検出
    素子を基準素子としてその出力を残余の検出素子
    のいずれかの出力とともに各差動回路に供給し、
    各差動回路には、その差動出力からノイズ成分を
    除去して増幅するフイルタ/増幅回路をそれぞれ
    接続し、各フイルタ/増幅回路には、その出力レ
    ベルに基づいて傷の有無を判定する判定回路をそ
    れぞれ接続したことを特徴とする探傷装置。
JP14543581U 1981-09-30 1981-09-30 探傷装置 Granted JPS5849250U (ja)

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JP14543581U JPS5849250U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 探傷装置

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JP2014202483A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 大阪瓦斯株式会社 検査装置及び検査方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56122938A (en) * 1980-02-29 1981-09-26 Shimadzu Corp Flaw detecting method and defectoscope

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