JPS63111343A - バランスシヤフト付きエンジン - Google Patents

バランスシヤフト付きエンジン

Info

Publication number
JPS63111343A
JPS63111343A JP25742686A JP25742686A JPS63111343A JP S63111343 A JPS63111343 A JP S63111343A JP 25742686 A JP25742686 A JP 25742686A JP 25742686 A JP25742686 A JP 25742686A JP S63111343 A JPS63111343 A JP S63111343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balance shaft
engine
pulley
protrusion
solenoid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25742686A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Ideto
順次 出戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP25742686A priority Critical patent/JPS63111343A/ja
Publication of JPS63111343A publication Critical patent/JPS63111343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/22Compensation of inertia forces
    • F16F15/26Compensation of inertia forces of crankshaft systems using solid masses, other than the ordinary pistons, moving with the system, i.e. masses connected through a kinematic mechanism or gear system
    • F16F15/264Rotating balancer shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、バランスシャフト付きエンジンに関するもの
である。
〔従来の技術〕
バランスシャフト付きエンジンというものがある。
バランスシャフト付きエンジンというのは、クランクシ
ャフトとともに回転するバランスシャフトを備えており
、それによってエンジン振動、特にエンジンの上下振動
を低減するようにしたものである。バランスシャフトは
、エン、ジンの回転二次の振動を釣り合わせるために、
クランクシャフトの二倍の回転数で回転するようにされ
ている。
バランスシャフト付きエンジンを開示した従来技術文献
としては1例えば特開昭50−132309、実開昭5
9−92236.特公昭54−17882、或いは19
75年6月発行の「内燃機関JVo1.14  No、
162がある。
従来のバランスシャフト付きエンジンでは、エンジン作
動中はエンジン回転数にかかわらずバランスシャフトは
必ず回転するようにされていた。
即ち、バランスシャフトはエンジンの全ての回転数領域
で作動するようにされていた。
バランスシャフト付きエンジンではエンジン振動が低減
される代わりに、バランスシャフトを回転させているの
で、その分摩擦損失が生じ燃費が低下するし、また、自
動車の加速性能も若干低下することは避けられない。
バランスシャフトを作動させてエンジン振動を低減する
必要性が高いのは、特定のエンジン回転数領域(例えば
、3500〜5000rpmのボデーとの共振領域)に
限られており、その他のエンジン回転数領域ではそれ程
必要性がないことが知られている。即ち、上記特定のエ
ンジン回転数領域以外の領域はもともと低振動の領域で
あるので、バランスシャフトを作動させても作動させな
くても振動的にはそれ程変わらない。従って、特定のエ
ンジン回転数領域以外の領域でバランスシャフトを作動
させると、バランスシャフトを作動させることによるデ
メリットだけが強調されることになる。
従来のバランスシャフト付きエンジンでは、先に述べた
ように、エンジンの全ての回転数領域でバランスシャフ
トを作動させていたために、徒に燃費の低下あるいは加
速性能の低下を招いていた。
このような不具合を解消するために1本出願人は、昭和
61年7月11日付けで「バランスシャフト付きエンジ
ン」と言う名称の実用新案登録出願を行った。
ここで提案されているバランスシャフト付きエンジンと
いうのは、エンジンの振動を低減するために、クランク
シャフトによって駆動されるバランスシャフトを備えて
いるエンジンであって、該バランスシャフトと前記クラ
ンクシャフトとの間には電磁クラッチが介在されており
、バランスシャフトとクランクシャフトとの間にはバラ
ンスシャフトの回転角度とクランクシャフトの回転角度
とについて常に特定の位相関係を保つための位相関係保
持機構と電磁クラッチとが備えられているものである。
このバランスシャフト付きエンジンでは、電磁クラッチ
が備えられているので9例えばボデーの共振領域だけバ
ランスシャフトを作動させ、それ以外の領域ではバラン
スシャフトを停止させることが出来る。然も2位相関係
保持機構が備えられているので、バランスシャフトを途
中で回転させてもバランスシャフトとクランクシャフト
との間の回転角位相は常に最適値に保持される。従って
エンジンの特定の回転数領域(ボデーの共振領域)だけ
バランスシャフトを作動させることが出来るので、徒に
燃費が低下したり加速性能が低下したりするのを防止出
来る。従って、低振動と動力性能とをバランスさせるこ
とが出来、先に述べたような不具合は解消される。
上記の電磁クラッチと位相関係保持機構とは。
具体的には、バランスシャフトに連結されているクラッ
チ板の表面から突出している突起と、クランクシャフト
によって回転されるプーリと、該プーリの表面に設けら
れている円環状の溝と、溝に設けられている堰と、クラ
ッチ板とプーリとを吸引させるソレノイドとから構成さ
れている。ソレノイドに給電されてクラッチ板がプーリ
に吸引されると、突起が溝の底に接触するが、プーリが
回転するために、突起は溝の底を滑って行ってやがて堰
に当接する。突起が堰に当接するとその位置で停止する
ために、クラッチ板はプーリとともに回転することにな
る。突起が堰に当接したときクランクシャフトとバラン
スシャフトとの位相が一致するようにされている(これ
が位相関係保持機構である)。斯くて、バランスシャフ
トが途中で回転を始めてもバランスシャフトの回転角位
相は常に最適値に保持される。従って、バランスシャフ
トはその機能を発揮し得る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のようなバランスシャフト付きエン
ジンにおいては2次のような二つの問題があった。
第1には、クラッチ板がプーリに吸引されると。
突起が溝の底に接触して、突起は溝の底を滑って行くた
めに、摩擦により騒音が発生する。という問題があった
第2には、上記の通り、突起と溝とが機械的に接触摺動
するために、耐久性に劣る。という問題があった。
本発明は、このような従来の技術の問題点を解決するも
のである。
本発明の技術的課題は、エンジンの特定の回転数領域(
ボデーとの共振領域)でだけバランスシャフトを作動さ
せることにより、低振動と動力性能とをバランスさせる
ようにしたバランスシャフト付きエンジンにおいて、騒
音の発生を防止し。
且つ耐久性を向上させることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この技術的課題を達成するために2本発明にあっては次
のような手段が講じられている。
即ち2本発明に係るバランスシャフト付きエンジンとい
うのは、エンジンの振動を低減するために、クランクシ
ャフトによって駆動されるバランスシャフトを備えてお
り、該バランスシャフトと前記クランクシャフトとの間
には電磁クラッチが介在されており、該電磁クラッチは
前記バランスシャフトに固定されているクラッチ板と、
前記クランクシャフトによって回転されるプーリと、前
記クラッチ板の表面から前記プーリに向がって突出して
いる突起と、前記プーリの表面に設けられており該突起
に整合する溝と、該溝の途中にあって該突起と当接する
堰と、前記クラッチ板と前記プーリとを吸着させて前記
突起と前記堰とを当接させるソレノイドとから構成され
ており、前記突起が前記堰に当接したとき前記クランク
シャフトと前記バランスシャフトとの位相が一致するよ
うにされており、前記ソレノイドを駆動制御するための
マイクロコンピュータと、前記ソレノイドを駆動制御す
るための情報を該マイクロコンピュータに与えるエンジ
ン回転数センサーとクランク角度センサーとが備えられ
ており、前記マイクロコンピュータはエンジン回転数セ
ンサーの出力信号とクランク角度センサーの出力信号と
を受けて。
エンジン回転数が所定の領域に入ったら前記クランク角
度センサーの出力信号が出力された瞬間からそのときの
エンジン回転数によって定まる遅れ時間が経過した後に
前記ソレノイドに給電する手段を有しており、該遅れ時
間は前記ソレノイドに給電されたときに前記突起が前記
堰の直前で前記溝の底に当接するような値として予め前
記マイクロコンピュータに記憶されていることを特徴と
する。
〔作用〕
本発明では、電磁クラッチが備えられているので2例え
ばポデーの共wc領領域けバランスシャフトを作動させ
、それ以外の領域ではバランスシャフトを停止させてお
(ことが出来る。然も2本発明では、クランク角度セン
サーの信号はソレノイドの給電のトリガになっており、
また遅れ時間が設けられているために、如何なるエンジ
ン回転数の場合にも突起は堰の直前で溝の底に当接する
そして2本発明では、突起が堰に当接したときクランク
シャフトとバランスシャフトとの位相が一致するように
されている。
従って1本発明では、バランスシャフトが途中で回転を
始めてもバランスシャフトとクランクシャフトとの間の
回転角位相は常に最適値に保持されるし、如何なるエン
ジン回転数の場合にも突起は堰の直前で溝の底に当接す
るので、従来のように、突起が溝の底を滑って行って堰
に当接するということがない。従って1本発明では、騒
音が発生しないし、エンジンの耐久性も向上する。
〔実施例〕
第1図は0本発明の一実施例に係るバランスシャフト付
きエンジンの一部分の縦断面図である。
第1図は、第3図の矢印Zの部分の拡大縦断面図である
とも言うことが出来る。第3図は、バランスシャフト付
きエンジンの縦断面図である。第3図から先に説明する
第3図において、lはシリンダへラドカバー。
2はシリンダヘッド、3はシリンダブロック、4はオイ
ルパンである。矢印Fはエンジンの前方向を表している
5はクランクシャフトであり、クランクシャフト5の先
端にはクランクプーリ11が取り付けられている。クラ
ンクシャフト5において12はジャーナル部、13はク
ランクビン、19はフライホイールである。クランクシ
ャフト5はジャーナル部12が軸受14によって回転可
能に軸支されている。矢印Aはクランクシャフト5の回
転方向を表している。
最前端の軸受14とクランクプーリ11との間において
クランクシャフト5にはタイミングベルトプーリ15が
固定されている。クランクシャフト5の上方においてシ
リンダブロック5にはバランスシャフト21が配置され
ている。バランスシャフト21はクランクシャフト5と
平行に延びている。矢印Bはバランスシャフト21の回
転方向を表している。バランスシャフト21はボールベ
アリング22によって回転可能に軸支されている。
バランスシャフト21において、符号23.24が付さ
れている部分はアンバランス部である。アンバランス部
23.24は重量が偏心しており。
バランスシャフト21が回転するときこのアンバランス
部23.24によって発生する遠心力がクランクシャフ
ト5の回転によるフレ力と釣り合い。
エンジン振動が低減される。
第1図に戻って、21はバランスシャフト、22はバラ
ンスシャフト21を回転可能に軸支しているボールベア
リングである。ボールベアリング22を保持しているボ
ールベアリング保持部材28はシリンダブロック3のベ
アリング支持部29に固定されている。矢印Bはバラン
スシャフト21の回転方向を表している。
バランスシャフト21において23はアンバランス部で
ある。バランスシャフト21の先端にはハブ31がボル
ト32によって固定されている。
33はワッシャであり、34はバランスシャフト21に
対してハブ31を回転不能に固定しているキーである。
ハブ31は本体部35と1本体部35よりも直径の大き
なプーリ部36とから構成されている。
プーリ部36には円環状のゴム部材41が加硫接着され
ている。ゴム部材41には円環状のクラッチ板42が加
硫接着されている。49はゴム部材41を補強するため
の補強部材である。
シリンダブロック3のベアリング支持部29には円筒状
の保持部材43が圧入によって固定されている。保持部
材43は、ベアリング支持部29に圧入されている圧入
部44とベアリング保持部45とから構成されている。
先に述べたハブ31の本体部35は保持部材43のベア
リング保持部45のなかに位置している。ベアリング保
持部45と本体部35との間には隙間が設けられており
ベアリング保持部45と本体部35とは接触しないよう
にされている。
保持部材43のベアリング保持部45にはボールベアリ
ング51を介してプーリ52が保持部材43に対して回
転可能に取り付けられている。
保持部材43にはまた。ソレノイド収納部材53が固定
されている。符号54が付されているものはソレノイド
収納部材53を保持部材43に固定している止め具であ
る。ソレノイド収納部材53のなかには周方向に巻回さ
れているソレノイド55が収納されている。
第1図から分かるように、プーリ52は断面形状がコの
字形状をしており、そのコの字のなかにソレノイド収納
部材53が位置している。ソレノイド収納部材53とプ
ーリ52との間には僅かの隙間が設けられており、プー
リ52が回転するときプーリ52はソレノイド収納部材
53に接触しないようにされている。プーリ52の周囲
には図示しないベルトに噛み合う歯56が設けられてい
る。このベルトは、第3図で符号61が付されているも
のである。第3図から分かるように、ベルト61はクラ
ンクシャフト5のタイミングベルトプーリ15に噛み合
っている。
第1図において、プーリ52とクラッチ板42とは僅か
の隙間をあけて相対面している。クラッチ板42の表面
にはプーリ52の方に突出する突起71が設けられてい
る。プーリ52には突起71を収納するための溝72が
設けられている。
第4図は、矢印X方向から見た第1図のクラッチ板の正
面図である。第4図において、42はクラッチ板全体を
表している。第4図からも、クラッチ板42の表面に突
起71が設けられていることが分かる。
第5図は、矢印Y方向から見た第1図のプーリの正面図
である。第5図において、52はプーリ全体を表してい
る。第5図からも、プーリ52には円環状の溝72が設
けられていることが分かる。
矢印Bはプーリ52の回転方向を表している。
第6図は、第5図のVl−Vl断面図である。第6図か
ら分かるように、溝72のなかには堰73が設けられて
いる。矢印Bはプーリ52の回転方向を表している。堰
73の矢印B方向側は急激に段差がついており下がって
いる。下がってからあと矢印B方向に行くに従って溝7
2は段々と傾斜がついて上昇しており、堰73の位置で
高さが最高になる。
第1図において、プーリ52と図示しないクランクシャ
フトとにはベルト(図示しない)が巻回されているため
に、エンジン作動中は、プーリ52は必ず回転している
が、バランスシャフト21は必ずしも回転しているとは
限らない。バランスシャフト21が回転するのはプーリ
52の回転がクラッチ板42を介してバランスシャフト
21に伝達されたときだけである。プーリ52の回転を
バランスシャフト21に伝達するか否かを決定するのは
ソレノイド55である。即ち、ソレノイド55に給電が
なされると、ソレノイド55が励磁されるために、クラ
ッチ板42はゴム部材41に抗してプーリ52に吸引さ
れ、突起71が堰73に当接する。従って、クラッチ板
42とプーリ52とは一体で回転する。このため、ブー
IJ 52の回転はクラッチ板42とゴム部材41とハ
ブ31とを介してバランスシャフト21に伝達され、バ
ランスシャフト21が回転する。
逆に、ソレノイド55に給電されていない場合には、ブ
ーIJ52とクラッチ板42とは離れているために、プ
ーリ52が回転していてもプーリ52の回転はクラッチ
板42に伝達されない。従って、バランスシャフト21
は回転しない。ソレノイド55とプーリ52とクラッチ
板42と突起71と溝72と堰73とは、電磁クラッチ
を構成している。
第7図には、エンジン回転数に対するボデー振動の大き
さがグラフにして示されている。第7図において、横軸
はエンジン回転数、縦軸は振動加速度である。第7図の
グラフは自動車が平坦な道を走行した場合のデータであ
る。
第7図において実線はバランスシャフト付きエンジンを
搭載した自動車についてのものであり。
破線はバランスシャフト無しのエンジンを搭載した自動
車のものである。
第7図から分かるように、バランスシャフト有りとバラ
ンスシャフト無しとで大きく有意差が出るのは、エンジ
ン回転数が3500〜5000rpmの領域即ちエンジ
ンとボデーとが共振する領域であって、エンジン回転数
が3500rpm未満の領域、及び5000rpmを超
える領域ではバランスシャフトがあっても無くても振動
的には殆ど変わらない。従って、斯かる領域においてバ
ランスシャフトを作動せることは、徒に燃費を低下させ
、また自動車の加速性能を低下させるだけになる。本実
施例では、斯かる領域ではバランスシャフト21を非作
動とし、エンジン回転数が3500〜5000rpmの
領域(ポデーの共振領域)にあるときのみバランスシャ
フト21を作動させる、このために本実施例では、第1
図で述べたように、ソレノイド55とプーリ52とクラ
ッチ板42と突起71と溝72と堰73とから成る電磁
クラッチが設けられている。
即ち1本実施例では、エンジン回転数が3500〜50
00rpmの場合にはソレノイド55に給電してクラッ
チ板42をプーリ52に吸引させて、突起71と堰73
とを当接させ、クラッチ板42とブー1J52とを一体
で回転させ、バランスシャフト21を回転させるし、エ
ンジン回転数が350Orpm未満の領域、及び500
0rpmを超える領域ではソレノイド55に給電せず、
プーリ52とクラッチ板42とを離しておいて、バラン
スシャフト21を回転させないようにする。
第1図のソレノイド55への給電はマイクロコンピュー
タ81によって制御される。第1図において、82はエ
ンジン回転数センサー、101はクランク角度センサー
である。エンジン回転数センサー82とクランク角度セ
ンサー101とは。
ソレノイド55を駆動制御する情報をマイクロコンピュ
ータ81に与えるものである。
クランク角度センサーlO1は、プーリ52の周上のあ
る一個所に取り付けられている磁石片(図示しない)と
、エンジン本体に固定されている磁力を感知するピック
アンプ(図示しない)とから構成されている。エンジン
回転数センサー82は、プーリ52の周上に等間隔に多
数取り付けられている磁石片(図示しない)と、エンジ
ン本体に固定されている磁力を感知するピックアップ(
図示しない)とから構成されている。いずれもその構造
は従来のものと変わるところはない。
第1図において、83と102とはA/D変換器、84
は入力ポート 85はランダムアクセスメモリ、86は
リードオンリメモリ、87は中央制御ユニット、88は
クロック、89は出力ポート 90はソレノイド55を
駆動するための駆動回路である。
第8図にはマイクロコンピュータ81の制御プログラム
がフローチャートで表されている。第8図に基づいてマ
イクロコンピュータ81の作動を説明する。
マイクロコンピュータ81のリードオンリメモリ86に
はあらかじめ二つのエンジン回転数、即ち3500rp
mと500Orpmとに相当する値が電圧の形VNat
+t 、VN、Xで記憶されている。
マイクロコンピュータ81は第8図のステップ91にお
いてその時のエンジン回転数VN、を読み込む0次に、
ステップ92において、読み込んだエンジン回転数VN
、と予め記憶されているVN ta t n とを比較
し、VN、、が■NllAl1よりも小さければ、ステ
ップ93に進んで、ソレノイド55に給電しない。ステ
ップ92においてvN、がVN Mi h以上ならば、
ステップ94に進む。そして。
ステップ94において先に読み込んだエンジン回転数V
N、と予め記憶されているVN、、xとを比較し、VN
、がVN、、Xよりも大きければ、ステップ93に進ん
で、ソレノイド55に給電しない。
ステップ94においてVN、がVN、□、以下ならば、
ステップ95に進む。そして、ステップ95でクランク
角度センサーの信号Vtを読み込む。
ところで、ソレノイド55に給電して突起71が溝72
の底に当接するまでにはある程度の時間が掛かるはずで
あるが、プーリ52は回転しているから、ソレノイド5
5に給電した瞬間から突起71が溝72の歳に当接する
までの間にプーリ52はある角度だけ回転する。
エンジン回転数が最大回転数のとき(例えば。
6000rpmの場合)にソレノイド55に給電して実
際に突起71が溝72の底に当接するまでにプーリ52
がαの角度だけ回転すると仮定すると、第2図(第2図
は、突起と堰とクランク角度センサーとの位置関係を表
すための斜視図である)から分かるように1本実施例で
は、突起71が存在する位置からαの角度だけ前方に堰
73があるときに、プーリ52に設けられている磁石片
111とピンクアップ112とが整合するような位置に
、ピックアップ112は取り付けられている。磁石片1
11とピックアップ112とはクランク角度センサー1
01を構成するものである。
第2図において、矢印Bはプーリ52の回転方向を表し
ている。
バランスシャフト21が回転していないとき。
アンバランス部(第1図の符号23参照)は重量によっ
て一番下に下がっているが1本実施例では。
アンバランス部23と突起71とは180度点対称の位
置に設けられているので、バランスシャフト21が回転
していないとき、突起71は一番上に位置している。こ
のように、バランスシャフト21が回転していないとき
突起71の位置は決まっているので、これとαとを基準
にして、先に述べたように、磁石片111とピックアッ
プ112との位置を予め決めることが可能になる。
第2図から分かるように1本実施例では、突起71が存
在する位置からαの角度だけ前方に堰73があるときに
、プーリ52に設けられている磁石片111とピンクア
ップ112とが整合するような位置に、ピックアップ1
12は取り付けられているので、エンジン回転数が最大
回転数の場合(例えば、6000rpmの場合)に、ピ
ンクアップ112が信号を出力した瞬間(即ちクランク
角度センサー101が信号を出力した瞬間)にソレノイ
ド55に給電すれば、突起71は堰73の直前で溝72
の底に当接するはずである。また。
エンジン回転数が例えば、5000rpmの場合には、
クランク角度センサー101が信号を出力した瞬間にソ
レノイド55に給電しても、突起71は堰73よりもか
なり前で溝72に当接するので、エンジン回転数が50
0Orpmの場合に。
突起71を堰73の直前で溝72の底に当接させるため
には、クランク角度センサー101が信号を出力した瞬
間よりもある時間Tだけ後にソレノイド55に給電すれ
ばよい、この時間Tはエンジン回転数の関数になってい
るはずである。
本実施例では、このような観点から、エンジン回転数に
対するこの遅れ時間Tを予め測定して求めてあり、その
値はマツプの形でマイクロコンピュータ81のROM 
(第1図の符号86参照)に記憶されている。
第8図のフローチャートにおいて、ステップ95でクラ
ンク角度センサーの信号Vtを読み込んだら、マイクロ
コンピュータ81は1次にステップ96において、その
ときのエンジン回転数VN、に対応する遅れ時間Tをマ
ツプから読み出す。
そして、ソレノイド55に通電するのをクランク角度セ
ンサーの信号Vtを読み込んだ瞬間から遅れ時間Tだけ
待っており、クランク角度センサーの信号Vtを読み込
んだ瞬間から遅れ時間Tが経過したら、ステップ97に
おいてソレノイド55に給電する。このために、如何な
るエンジン回転数の場合にも突起71は堰73の直前で
溝72の底に当接する。このように、クランク角度セン
サーの信号Vtはソレノイド55への給電のトリガにな
っている。以上の作動をマイクロコンピュータ81は例
えば3mSごとに繰り返す。
上記説明から分かるように9本実施例によれば。
エンジン回転数が3500〜5000rpmの領域にあ
る場合にのみバランスシャフト21が作動され、エンジ
ン回転数が3500rpm未満の領域、及び5000r
pmを超える領域ではバランスシャフト21は作動され
ない。
本実施例では、エンジン回転数が低い間はバランスシャ
フト21は停止しており、エンジン回転数が上昇して行
って350Orpmになると、バランスシャフト21は
回転を開始するわけであるが、このときのクランクシャ
フト5とバランスシャフト21の位相合わせが重要であ
る。即ち、第3図から分かるように、四気筒エンジンの
場合。
第1番目の気筒と第4番目の気筒とが上死点にあるとき
にバランスシャフト21のアンバランス部23.24が
一番下方に下がっていることが必要である。本実施例で
は、クランクシャフト5の回転角度とバランスシャフト
21の回転角度との位相を合わせるために、第1図から
分かるように。
クラッチ板42の表面には突起71が設けられており、
プーリ52には円環状に溝72が設けられており、且つ
溝72には堰73が設けられている。
そして1本実施例では、突起71が堰73に当接したと
きクランクシャフト5とバランスシャフト21との位相
が一致するようにされている。
クラッチ板42がプーリ52に吸引されると。
本実施例では、第8図で説明したように、遅れ時間Tが
あるために、如何なるエンジン回転数の場合にも突起7
1は堰73の直前で溝72の底に当接する。突起71と
堰73とが当接するとその位置で停止するために、クラ
ッチ板42はプーリ52とともに回転することになる。
先に述べたように2本実施例では、突起71が堰73に
当接したときクランクシャフト5とバランスシャフト2
1との位相が一致するようにされている。斯くて。
本実施例によれば、バランスシャフト21が途中で回転
を始めてもバランスシャフト21のタイミングは常に最
適値に保持される。
然も1本実施例では、遅れ時間Tがあるために。
如何なるエンジン回転数の場合にも突起71は堰73の
直前で溝72の底に当接するので、従来のように、突起
71が溝72の底を滑って行ってやがて堰73に当接す
るということがない。従って。
本実施例によれば、騒音の発生を防止し、且つエンジン
の耐久性を向上させることが可能になる。
以上2本発明の特定の実施例について説明したが1本発
明はこの実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲内において種々の実施態様が包含されるものである
0例えば1本実施例のエンジンではバランスシャフト2
1は一本だけ設けられていたが、バランスシャフト21
は二本あってもよい。
また9本実施例の場合、バランスシャフト21を作動さ
せるのはエンジン回転数が3500〜5000rpmの
領域としたが、この領域に限定する必要性は何もない。
要は、ボデーの共振領域であって振動の大きい領域であ
るならばどの領域であってもよい。この値はエンジンに
応じて決定される性質のものである。
また2本実施例では、バランスシャフト21が回転して
いないとき、突起71は一番上に位置していることを前
提にしているが、エンジン停止中突起71の位置が変化
することもあり得る。従って、突起71の位置を求める
突起位置センサーなるものを設けて、突起21の位置を
測定して、突起21の位置を表す出力信号を基にして遅
れ時間Tを補正してソレノイド55に給電するようにし
てもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、エンジンの特定の回転数領域(ボデー
との共振領域)でだけバランスシャフトを作動させるこ
とにより、徒に燃費が低下したり加速性能が低下したり
するのを防止するようにしたバランスシャフト付きエン
ジンにおいて、騒音の発生を防止し、且つ耐久性を向上
させることが可能になる。という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の一実施例に係るバランスシャフト付
きエンジンの一部分の縦断面図。 第2図は、突起と堰とクランク角度センサーとの位置関
係を表すための斜視図。 第3図は、バランスシャフト付きエンジンの縦断面図。 第4図は、矢印X方向から見た第1図のクラッチ板の正
面図。 第5図は、矢印Y方向から見た第1図のプーリの正面図
。 第6図は、第5図のV[−Vl断面図。 第7図は、エンジン回転数に対するボデー振動の大きさ
を表すグラフ。 第8図は、第1図のマイクロコンピュータの制御プログ
ラムのフローチャートである。 5−・・・−・・クランクシャフト 21−・−−−−−・バランスシャフト42−−−−−
−−・・クラッチ板 52−・−−−−−・プーリ 55−・−一−−−・ソレノイド 71・−・・・・−・突起 72−・−・溝 73−−−−−−一堰

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジンの振動を低減するために、クランクシャフトに
    よって駆動されるバランスシャフトを備えており、該バ
    ランスシャフトと前記クランクシャフトとの間には電磁
    クラッチが介在されており、該電磁クラッチは前記バラ
    ンスシャフトに固定されているクラッチ板と、前記クラ
    ンクシャフトによって回転されるプーリと、前記クラッ
    チ板の表面から前記プーリに向かって突出している突起
    と、前記プーリの表面に設けられており該突起に整合す
    る溝と、該溝の途中にあって該突起と当接する堰と、前
    記クラッチ板と前記プーリとを吸着させて前記突起と前
    記堰とを当接させるソレノイドとから構成されており、
    前記突起が前記堰に当接したとき前記クランクシャフト
    と前記バランスシャフトとの位相が一致するようにされ
    ており、前記ソレノイドを駆動制御するためのマイクロ
    コンピュータと、前記ソレノイドを駆動制御するための
    情報を該マイクロコンピュータに与えるエンジン回転数
    センサーとクランク角度センサーとが備えられており、
    前記マイクロコンピュータはエンジン回転数センサーの
    出力信号とクランク角度センサーの出力信号とを受けて
    、エンジン回転数が所定の領域に入ったら前記クランク
    角度センサーの出力信号が出力された瞬間からそのとき
    のエンジン回転数によって定まる遅れ時間が経過した後
    に前記ソレノイドに給電する手段を有しており、該遅れ
    時間は前記ソレノイドに給電されたときに前記突起が前
    記堰の直前で前記溝の底に当接するような値として予め
    前記マイクロコンピュータに記憶されていることを特徴
    とするバランスシャフト付きエンジン。
JP25742686A 1986-10-29 1986-10-29 バランスシヤフト付きエンジン Pending JPS63111343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25742686A JPS63111343A (ja) 1986-10-29 1986-10-29 バランスシヤフト付きエンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25742686A JPS63111343A (ja) 1986-10-29 1986-10-29 バランスシヤフト付きエンジン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63111343A true JPS63111343A (ja) 1988-05-16

Family

ID=17306203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25742686A Pending JPS63111343A (ja) 1986-10-29 1986-10-29 バランスシヤフト付きエンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63111343A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0642591A (ja) * 1992-07-21 1994-02-15 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関のローリングモーメント消去装置
JP2007064452A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Nissan Motor Co Ltd 連結ピン
JP2016118171A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 三菱自動車工業株式会社 内燃機関のバランサ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0642591A (ja) * 1992-07-21 1994-02-15 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関のローリングモーメント消去装置
JP2007064452A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Nissan Motor Co Ltd 連結ピン
JP2016118171A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 三菱自動車工業株式会社 内燃機関のバランサ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9592726B2 (en) Active vibration isolating support apparatus
US4699097A (en) Means for suppressing engine output torque fluctuations
US6192851B1 (en) Vibration reducing system for internal combustion engine
JP3251527B2 (ja) ハイブリッド走行車用駆動装置
WO2000034649A1 (fr) Dispositif de demarrage pour moteurs a combustion interne et dispositif de commande de demarrage
JPH11159338A (ja) 電動圧縮機の取付構造
KR20070026527A (ko) 내연기관용 벨트 구동부
US20110004373A1 (en) Method for reducing variations in drive belt tension
US6915720B2 (en) Variable mass flywheel mechanism
JPS63111343A (ja) バランスシヤフト付きエンジン
JP2000310134A (ja) 車両用始動兼発電装置
JP2017139840A (ja) 回転変動低減装置
JPS5898658A (ja) 内燃機関の始動装置
JPH024273Y2 (ja)
JPH0218369Y2 (ja)
KR100435960B1 (ko) 마그네틱 클러치가 형성된 밸런스 샤프트
JP2002250245A (ja) 往復動内燃機関およびその運転方法
JPH0131801Y2 (ja)
JPH0140358Y2 (ja)
JPH0140359Y2 (ja)
JPS61229928A (ja) エンジンの補機駆動制御装置
JPH06193683A (ja) 可変フレキシブルフライホイール
JPH026283Y2 (ja)
JPH0559253B2 (ja)
JPH026284Y2 (ja)