JPH0140358Y2 - - Google Patents

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JPH0140358Y2
JPH0140358Y2 JP853284U JP853284U JPH0140358Y2 JP H0140358 Y2 JPH0140358 Y2 JP H0140358Y2 JP 853284 U JP853284 U JP 853284U JP 853284 U JP853284 U JP 853284U JP H0140358 Y2 JPH0140358 Y2 JP H0140358Y2
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flywheel
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engine
gate
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はエンジンの出力軸の出力トルク変動
を抑える可慣性変質量型フライホイール装置に関
する。
一般に、ガソリンエンジンやデイーゼルエンジ
ン等の内燃機関ではその出力となる行程は爆発行
程だけであり、排気、吸入、圧縮の各行程では逆
に出力を消費する行程になつているので、クラン
クシヤフトの回転は円滑になりにくい。そのた
め、シリンダ数を増加して各シリンダの各行程を
平均に組み合わせることが行なわれているが、こ
れだけでは充分ではないので、第1図に示すよう
にクランクシヤフト1の後端にフライホイール2
を取付けて、爆発行程の急激な回転力をこのフラ
イホイール2によつてたくわえ、そのほかの行程
でも回転を円滑にさせるようにしている。
ところで、従来のフライホイール2は円板状の
もので、例えばフライホイール2の円周部分の肉
厚を厚くすることにより、できるだけ慣性力を大
きくし、しかも重量を軽くしたものが多く使用さ
れている。しかしながら、上記従来構成のものに
あつてはフライホイール2の重量は一定であつた
ので、フライホイール2の重量が比較的大きい場
合にはエンジンの低回転域における出力トルクの
変動を抑制し易く、安定性を向上させることがで
きる反面、エンジン回転数の加速時にはフライホ
イール2の回転による慣性力が抵抗として作用す
るので、加速性能の向上が図りにくい問題がある
とともに、エンジン回転数の減速時にはエンジン
ブレーキによる制動効果が悪くなる問題もあつ
た。さらに、エンジンの高回転域ではエンジンの
振動および騒音が増大する問題もあつた。
このため、最近では主フライホイールと副フラ
イホイールとからなる2分割方式の可変質量型の
フライホイール装置が考えられている。このフラ
イホイール装置は、エンジンの低回転域において
主フライホイールと副フライホイールとを結合し
て回転させ、また、高回転域において、副フライ
ホイールを主フライホイールから離間し主フライ
ホイールのみ回転させるようにしたものである。
これにより、エンジンの低回転域においては、フ
ライホイールの慣性質量を大きくし、出力トルク
の変動を抑制して安定性を向上させている。ま
た、エンジン回転数の加速時や高回転域において
は、フライホイールの慣性質量を小さくし、エン
ジンの加速性能およびエンジンブレーキの制動効
果を高めると共に、エンジンの振動および騒音を
低減している。
しかしこのように単にエンジン回転数が高回転
領域または低回転領域の何れかに属するかによつ
て、主フライホイールと副フライホイールとの離
間または連結を行なつたのでは、例えば高回転領
域と低回転領域との境界付近におけるエンジン回
転数を常用する場合には、主フライホイールと副
フライホイールとの結合状態が短時間に幾度も切
り換わるようになる。このため、例えば主フライ
ホイールと副フライホイールとを結合する際に使
用される電磁ソレノイド等の操作部がハンチング
を起こす状態となり好ましくない。
この考案は上記のような問題点に鑑みなされた
もので、例えば高回転領域と低回転領域との境界
付近のエンジン回転数を常用するような場合に、
主フライホイールと副フライホイールとの結合状
態が短時間に幾度も切り換わることなく、操作部
におけるハンチングの発生を防止することができ
るようになる可変慣性質量型フライホイール装置
を提供することを目的とする。
以下図面によりこの考案の一実施例を説明す
る。
第2図はこのフライホイール装置のフライホイ
ールの縦断面を示すもので、11はエンジンのク
ランクシヤフト(出力軸)である。このクランク
シヤフト11の後端部には主フライホイール12
が連結されている。この主フライホイール12は
円板状の部材でなり、その中央部が例えば複数の
ボルト等によつてアタツチメント12aを介して
上記クランクシヤフト11の後端面に取り付けら
れている。また、この主フライホイール12の外
周部には内方に向けて折曲された折曲縁部13が
形成されるもので、この折曲縁部13の外周面に
はリングギヤ14を設ける。また、この主フライ
ホイール12の内底面には板ばね(ばね部材)1
5を設ける。この板ばね15はその内周部におい
てピンボルト16aにより主フライホイール12
に取り付けられるもので、この板ばね15の外周
部内側には、ピンボルト16bによりアーマチユ
ア17を取り付ける。このアーマチユア17は例
えば電機子鉄心と電機子巻線とからなるもので、
このアーマチユア17を有する板ばね15を取り
付けた主フライホイール12の内側にはこの主フ
ライホイール12と対向して副フライホイール1
8を設ける。
この副フライホイール18は略リング状の部材
でなり、この副フライホイール18の一端面側に
は、主フライホイール12の折曲縁部13の内側
に挿入される挿入部19、また、他端面側にはリ
ング状のガイド溝20がそれぞれ形成されてい
る。さらに、この副フライホイール18のガイド
溝20の内底部には、上記板ばね15に取り付け
られたアーマチユア17に対応して主フライホイ
ール12側に連通するリング状の磁路孔21a,
21bが形成されている。この副フライホイール
18をその内周面においてボールベアリング22
を介して円筒状の支持部材23の外周面に回転自
在に取り付ける。この支持部材23は、ボルト2
4によつて例えばクランクケース25等の固定部
に取り付けられるもので、この支持部材23の外
周端部には電磁石(操作部)26を設ける。
この電磁石26の先端部は上記副フライホイー
ル18のガイド溝20に挿入設定されるもので、
この電磁石26に通電された場合には、ガイド溝
20とアーマチユア17との間には磁路孔21
a,21bを介して磁路が形成されるようにな
り、アーマチユア17は板ばね15の付勢力に抗
して第2図中で左方向へ吸引されるようになつて
いる。また、この電磁石26は後述する第3図に
示すような、制御部によつてその通電状態がON
−OFF制御されるようになつている。
すなわち、電磁石26の通電状態にあつては、
アーマチユア17は板ばね15の付勢力に抗して
矢印aで示す方向に吸引されるようになり、副フ
ライホイール18の一端面に吸着する。これによ
り、副フライホイール18は板ばね15を介して
主フライホイール12に連結されるようになり、
主、副フライホイール12,18は、クランクシ
ヤフト11の回転に伴ない一体的に回転するよう
になる。この場合、クランクシヤフト11に発生
する慣性質量が大きくなり、特に、エンジンの低
回転域における出力トルクの変動は効果的に抑制
されるようになる。したがつて、走行安定性の向
上および燃費向上を図ることができる。
また、電磁石26の未通電状態にあつては、板
ばね15はその付勢力によつて主フライホイール
12側に押し付けられるようになり、アーマチユ
ア17と副フライホイール18とは離間対向状態
で保持されるようになる。これにより、副フライ
ホイール18は主フライホイール12に連結され
ない状態となり、クランクシヤフト11の回転に
伴ない主フライホイール12のみが回転するよう
になる。この場合、クランクシヤフト11に発生
する慣性質量を小さくすることができ、特に、エ
ンジンの高回転域における加速性能およびエンジ
ンブレーキの制動効果を向上できると共に、エン
ジンの振動および騒音を軽減することができる。
尚、上記において電磁石26を使用した操作部
は、油圧回路を組み合わせた構成のものであつて
もよい。
次に、このようにして主および副フライホイー
ル12,18から構成されるフライホイール装置
の制御部について説明する。
第3図A〜Cはそれぞれの回路構成を示すもの
で、同図Aにおいて、31はイグニツシヨンコイ
ル、32はデイストリビユータに設けられたコン
タクトポイント、33は点火プラグである。この
コンタクトポイント32が開閉されることによ
り、点火プラグ33に高電圧が印加されシリンダ
に火花が飛ばされるもので、ここでは、コンタク
トポイント32の開閉に伴なう信号によりエンジ
ンの回転数を得ている。このイグニツシヨンコイ
ル31とコンタクトポイント32とによるエンジ
ン回転信号Nをエンジン回転数検出回路34に供
給する。
このエンジン回転数検出回路34は、主に3つ
のコンパレータCMP1〜CMP3からなり、供給
されるエンジン回転信号Nを波形整形しエンジン
回転数に比例した電圧信号N1に変換するもので、
このエンジン回転電圧信号N1を回転数判別回路
35に供給すると共に、記号Dで示すように、後
述する回転差判別回路52の−入力端子に供給す
る。ここで、エンジン回転数は前記第2図におけ
る主フライホイール12の回転数に比例するもの
とする。このエンジン回転数判別回路35は3つ
の電圧比較器36a〜36cを備えるもので、こ
のそれぞれの比較部36a〜36cのコンパレー
タCMP4〜CMP6には、例えばエンジン回転数
が400回転に対応する基準電圧υ1および1200回転
に対応する基準電圧υ2、1800回転に対応する基準
電圧υ3を設定する。つまり、それぞれの電圧比較
部36a〜36cのコンパレータCMP4〜CMP
6は、供給されるエンジン回転電圧信号N1がそ
れぞれの基準電圧υ1〜υ3まで到達した場合に
“L”レベル信号を出力する。この第1の比較部
36aの出力信号を、インバータINV1を介し
て第1アンドゲートAND1の−端子に、また、
第2の比較部36bの出力信号を上記第1アンド
ゲートAND1の他端子に供給すると共にインバ
ータINV2を介して第2アンドゲートAND2の
−端子に、第3の比較部36cの出力信号を上記
第2アンドゲートAND2の他端子に供給する。
すなわち、この回転数判別回路35の第1アンド
ゲートAND1は、エンジン回転数が400回転(A)以
上、1200回転(B)未満(400N<1200)の場合に
“H”レベル信号を出力し、また、第2アンドゲ
ートAND2はエンジン回転数が1200回転(B)以上
1800回転(C)未満(1200N<1800)の場合に
“H”レベル信号を出力するもので、この第1ア
ンドゲートAND1の出力信号を第1オアゲート
OR1の−端子に供給し、また、第2アンドゲー
トAND2の出力信号を第3アンドゲートAND3
の−端子に供給する。
次に、37はブースト圧検出回路であり、この
回路37のコンパレータCMP7には、エンジン
の給気圧力を検知するブースト圧センサからのブ
ースト圧信号Pを供給する。このブースト圧検出
回路37は、ブースト圧センサから供給されるブ
ースト圧信号Pを、その信号レベルに比例した電
圧信号PVに変換するもので、このブースト圧電
圧信号PVをブースト圧判定回路38に供給する。
このブースト圧判定回路38は、2つのコンパレ
ータCMP8,CMP9からなる電圧比較回路で構
成されるもので、このそれぞれのコンパレータ
CMP8,CMP9には、ブースト圧(吸気圧力)
−200mmHg(D)に対応する基準電圧υ4およびブー
スト圧−500mmHg(E)に対応する基準電圧υ5を設
定する。つまり、このブースト圧判定回路38の
一方のコンパレータCMP8は、ブースト圧が−
200mmHg(D)以上(P−200)の場合に“H”レ
ベル信号を出力し、また、他方のコンパレータ
CMP9は、ブースト圧が−500mmHg(E)以下(P
−500)の場合にインバータINV3を介して
“H”レベル信号を出力するもので、この一方の
コンパレータCMP8およびインバータINV3の
出力信号を、それぞれ第2オアゲートOR2を介
して上記第3アンドゲートAND3の他端子に供
給する。つまり、ブースト圧判定回路38は、ブ
ースト圧が−200mmHg以上または−500mmHg以
下となつた場合に“H”レベル信号を出力するも
のである。
ここで、第3アンドゲートAND3は、まず、
エンジン回転数が1200回転以上1800回転未満
(1200N<1800)であり、且つまたブースト圧
が−200mmHg以上(P−200)または−500mm
Hg以下(P−500)である場合にのみ“H”
レベル信号を出力するもので、この第3アンドゲ
ートAND3の出力信号を上記第1オアゲートOR
1の他端子に供給する。すなわち、この第1オア
ゲートOR1は、エンジン回転数が400回転以上
1200回転未満の場合には無条件で“H”レベル信
号を出力し、また、エンジン回転数が1200回転以
上1800回転未満の場合には、ブースト圧が−200
mmHg以上または−500mmHg以下の場合にのみ
“H”レベル信号を出力するものである。
また、39はアイドリング検出回路であり、こ
の回路39には、エンジンのアイドリング時もし
くはエンジンブレーキ作動中等のスロツトルの全
閉時にオン動作するアイドルスイツチ40のアイ
ドル信号を供給する。このアイドリング検出回路
39は、2つの出力端子aおよびbを備え、アイ
ドルスイツチ40のオン動作に対応して一方の出
力端子aからインバータINV4を介して“H”
レベル信号を出力し、また、アイドルスイツチ4
0のオフ動作に対応して他方の出力端子bから
“H”レベル信号を出力する。この一方の出力端
子aからのアイドルスイツチオン信号を、結合状
態選択回路41の第4アンドゲートAND4の他
端子に、また、他方の出力端子bからのアイドル
スイツチオフ信号を、第5アンドゲートAND5
の他端子に供給する。この第4および第5アンド
ゲートAND4,AND5それぞれの−端子には、
上記第1オアゲートOR1からの出力信号Aをフ
ライホイールオン信号(FW=ON)として供給
する。
この結合状態選択回路41の第4アンドゲート
AND4は上記第1オアゲートOR1が“H”レベ
ル信号(フライホイールオン信号)を出力し、且
つまた、アイドルスイツチ40のオン動作に対応
してアイドリング検出回路39の一方の出力端子
aが“H”レベル信号(アイドルスイツチオン信
号)を出力した場合にのみ“H”レベル信号(ア
イドル結合信号)を出力する。また、第5アンド
ゲートAND5は、第1オアゲートOR1が“H”
レベル信号(フライホイールオン信号)を出力
し、且つまた、アイドリング検出回路39の他方
の出力端子bが“H”レベル信号(アイドルスイ
ツチオフ信号)を出力した場合にのみ“H”レベ
ル信号(ノーマル結合信号)を出力する。この第
4アンドゲートAND4の出力信号を結合信号保
持回路42の一方のフリツプフロツプFF1のD
端子に供給し、また、第5アンドゲートAND5
の出力信号を他方のフリツプフロツプFF2のD
端子に供給する。このそれぞれのフリツプフロツ
プFF1,FF2のT端子には、クラツチ操作検出
回路43からの出力信号を供給する。
このクラツチ操作検出回路43は、運転者によ
りクラツチペダルが踏まれ、クラツチスイツチ4
4がオン動作した際に、インバータINV5を介
して“H”レベル信号を出力する。すなわち、結
合信号保持回路42のそれぞれのフリツプフロツ
プFF1,FF2は、クラツチ操作検出回路43か
らそれぞれのT端子に“H”レベル信号が供給さ
れた時のみ、つまり、クラツチスイツチ44がオ
ン動作した時のみD端子に供給される第4および
第5アンドゲートAND4,AND5からの出力信
号をそれぞれのQ端子にラツチする。この結合信
号保持回路42の一方のフリツプフロツプFF1
のQ出力を第6アンドゲートAND6の−端子に、
また、他方のフリツプフロツプFF2のQ出力を
3入力第3オアゲートOR3のa端子に供給す
る。
また、45は後退検出回路であり、自動車の後
退時においてバツクランプ46が点灯したことを
検出し“H”レベル信号を出力するもので、この
後退検出回路45からの出力信号を上記第3オア
ゲートOR3のc端子に供給すると共に、インバ
ータINV6を介して上記第6アンドゲートAND
6の他端子に供給する。
次に、第3図Bにおける47は水温判別回路4
7であり、この回路47には、例えばエンジンブ
ロツク内部の冷却水温度を検出する水温センサ4
8からのセンサ出力を供給する。この水温判別回
路47は、エンジン冷却水の温度が低く水温セン
サ48のセンサ抵抗R35の抵抗値が低い場合
(W,T,COOL)にコンパレータCMP10の出
力を“H”レベルにしインバータINV7を介し
て“L”レベル信号を出力するもので、この水温
判別回路47からの出力信号をナンドゲート
NANDの−端子に供給する。同第3図Bにおけ
る49は停止判定回路であり、この回路49には
車速センサ50からのセンサ信号を供給する。こ
の停止判定回路49は、3のコンパレータCMP
11〜CMP13からなる電圧比較回路で構成さ
れるもので、自動車が走行状態にあるか停止状態
にあるかをコンパレータCMP13により判別し、
停止状態にある場合には“L”レベル信号を出力
する。この停止判別回路49からの出力信号を上
記ナンドゲートNANDの他端子に供給する。
すなわち、このナンドゲートNANDは、水温
判別回路47および停止判定回路49からの出力
信号がそれぞれ何れも“L”レベル信号である場
合、つまり、エンジン冷態時における冷却水の低
温時、且つ自動車の停止状態において“H”レベ
ル信号を出力するもので、このナンドゲート
NANDからの出力信号Gを上記第3図Aにおけ
る第3オアゲートOR3のb端子に供給する。
そして、51は前述した副フライホイール18
の回転数検出回路であり、この回路51には副フ
ライホイール18の回転数に比例した回転パルス
信号SNを供給する。この副フライホイール回転
数検出回路51は、上述したエンジン回転数検出
回路34と略同様にして3つのコンパレータ
CMP14〜CMP16からなり、供給される回転
パルス信号SNを波形整形し副フライホイール1
8の回転数に比例した電圧信号N2に変換するも
ので、この副フライホイール回転電圧信号N2
回転差判別回路52の他入力端子に供給する。
この回転差判別回路52は、4つのコンパレー
タCMP17〜CMP20からなる2段の電圧比較
部と出力段に介在される第4オアゲートOR4と
により構成されるもので、1段目のコンパレータ
CMP17,CMP18はそれぞれ供給されるエン
ジン回転電圧信号N1と副フライホイール18の
回転電圧信号N2とにより、主フライホイール1
2と副フライホイール18との回転差に対応する
電圧信号(N1−N2),(N2−N1)を出力する。
そして、2段目のコンパレータCMP19,CMP
20は、それぞれ供給される上記回転差電圧信号
(N1−N2),(N2−N1)が、回転差500回転に対
応する基準電圧値υよりも低い場合に“H”レベ
ル信号を出力するもので、このそれぞれのコンパ
レータCMP19,CMP20からの出力信号を第
4オアゲートOR4を介して出力する。つまり、
この回転差判別回路52は、主フライホイール1
2と副フライホイール18との回転差が500回転
以内の場合(|N1−N2|500)にのみ“H”
レベル信号を出力する。
ここで、上記第6アンドゲートAND6からの
出力信号B(IDLE“ON”)を第3図Cにおける第
7アンドゲートAND7の−端子に供給すると共
に第5オアゲートOR5に供給する。また、上記
第3オアゲートOR3からの出力信号C
(NORMAL“ON”)を第3図Cにおける第8ア
ンドゲートAND8の−端子に供給すると共に第
5オアゲートOR5に供給する。
この第5オアゲートOR5は上記第6アンドゲ
ートAND6もしくは第3オアゲートOR3の
“H”レベル信号の出力時に伴なつて“H”レベ
ル信号を出力するもので、この第5オアゲート
OR5の出力信号を回転差データ保持回路53の
第9アンドゲートAND9および第10アンドゲー
トAND10それぞれの−端子に供給すると共に、
第3フリツプフロツプFF3のT端子に供給する。
この第3フリツプフロツプFF3のD端子には上
記第3図Aにおける回転差判別回路52からの出
力信号E(|N1−N2|500)を供給し、その出
力信号Qおよびをそれぞれ上記第9アンドゲー
トAND9および第10アンドゲートAND10の他
端子に供給する。この回転差データ保持回路53
は上記第5オアゲートOR5が“H”レベル信号
を出力した際に、例えば上記第3図Aにおける回
転差判別回路52の出力信号Eが“H”レベル信
号の場合に第9アンドゲートAND9から“H”
レベル信号を出力し、また“L”レベル信号の場
合に第10アンドゲートAND10から“H”レベ
ル信号を出力する。つまり、この回転差データ保
持回路53は上記第6アンドゲートAND6もし
くは第3オアゲートOR3がそれぞれ“H”レベ
ルのIDLE“ON”信号もしくはNORMAL“ON”
信号を出力した際に、主フライホイール12と副
フライホイール18との回転差が500回転以下
(|N1−N2|500)であれば第9アンドゲート
AND9から“H”レベル信号を出力し、また、
回転差が500回転を越えていれば(|N1−N2
>500)第10アンドゲートAND10から“H”レ
ベル信号を出力するものである。この回転差デー
タ保持回路53の第9アンドゲートAND9の出
力信号を第1の結合信号発生回路54の第4フリ
ツプフロツプFF4の+Tr端子に供給し、また、
第10アンドゲートAND10の出力信号を第2の
結合信号発生回路55の第5フリツプフロツプ
FF5の+Tr端子供給する。
この第1および第2の結合信号発生回路54,
55は、それぞれ前記第2図における主フライホ
イール12と副フライホイール18との回転差|
N1−N2|に応じて第4図AおよびBで示すよう
なフライホイール結合信号を発生するもので、こ
の場合、結合信号が発生して消滅するまでの時間
Tを第4および第5のフリツプフロツプFF4,
FF5それぞれのコンデンサC16およびC17
の時定数により決定し、また、発生した結合信号
が最大結合電圧(+12V)に到達するまでの時間
T1をそれぞれのコンデンサC18およびC19
の時定数により決定する。ここで、第1の結合信
号発生回路54のコンデンサC18よりも第2の
結合信号発生回路55のコンデンサC19の時定
数を大きくし、結合信号の立ち上がり時間を長く
する。すなわち、例えば、主フライホイール12
と副フライホイール18との回転差が500回転以
内(|N1−N2|500)であり、上記第7アン
ドゲートAND7または第8アンドゲートAND8
の何れか一方の−端子に“H”レベルの結合信号
が供給された場合には、第1の結合信号発生回路
54の第4フリツプフロツプFF4の+Tr端子に
“H”レベル信号が供給される。これにより、第
4フリツプフロツプFF4のQおよび端子は、
それぞれコンデンサC16で決定される一定時間
Tだけ“H”レベルおよび“L”レベル信号を出
力するもので、Q端子からの“H”レベル信号は
第6オアゲートOR6およびインバータINV10
を介して“L”レベル信号となり上記第7および
第8アンドゲートAND7,8それぞれの他端子
に供給される。また、端子が“L”レベルとな
ることにより、トランジスタQ2は抵抗R77,
R81を介してオン状態となり、コンデンサC1
8は立ち上がり時間T1に対応して比較的早く充
電される。ここで、コンパレータCMP21はダ
イオードD7を介して上記第4図Aで示したフラ
イホイール結合信号を発生しコンパレータ回路5
6のマイナス(−)端子に供給する。このコンパ
レータ回路56のプラス(+)端子には三角波発
生回路57を接続し、第5図に示すような三角波
信号を常時供給する。
次に、上記第7および第8アンドゲートAND
7,AND8の出力信号をそれぞれ遅延回路58
aおよび58bに供給する。この遅延回路58
a,58bはそれぞれ第7および第8アンドゲー
トAND7,AND8からの出力信号を、コンデン
サC21およびC22による充放電時間に対応し
て遅延して伝達するもので、この遅延回路58
a,58bの出力信号を、それぞれ結合信号レベ
ル設定回路59のコンパレータCMP26および
CMP27のプラス(+)端子に供給する。この
結合信号レベル設定回路59は、例えば一方のコ
ンパレータCMP26がオンした場合と他方のコ
ンパレータCMP27がオンした場合とで、上記
コンパレータ回路56のマイナス(−)端子に対
する供給電圧レベルを異ならせるもので、ここ
で、例えば一方のコンパレータCMP26がオン
した場合には、3つの抵抗R94,R95,R9
6により分圧した電圧(例えば3V)を供給し、
また、他方のコンパレータCMP27がオンした
場合には、2つの抵抗R95,R96により分圧
した電圧(例えば6V)を供給する。
つまり、コンパレータ回路56のマイナス
(−)端子には、前記第4図で示すように、結合
信号発生回路54,55による時間T経過の後、
破線aで示すように上記結合信号レベル設定回路
59により分圧設定した低電圧VLが供給される
ようになる。すなわち、このコンパレータ回路5
6は、第6図に示すように、上記結合信号発生回
路54,55および結合信号レベル設定回路59
により供給される結合信号の電圧レベルが、三角
波発生回路57より供給する三角波信号の電圧レ
ベルより高い場合に“L”レベル信号を出力する
もので、このコンパレータ回路56の出力信号を
ドライブ回路60に供給する。
このドライブ回路60は主に3つのトランジス
タQ6〜Q8からなり、前記第2図における電磁
石26を通電させ駆動するもので、つまり上記コ
ンパレータ回路56から“L”レベル信号が供給
されると、トランジスタQ6およびQ7がオフ状
態になると同時にトランジスタQ8がオン状態に
なり、電磁石26にはこのトランジスタQ8を介
して駆動電圧を印加する。
すなわちこのように構成される制御部を備えた
フライホイール装置において、例えば自動車がエ
ンジン始動直後の停止状態にある場合には、第3
図Bにおける水温判別回路47はエンジン冷却水
の温度が低いことを判別し、“L”レベル信号を
出力する。これと共に、停止判定回路49は自動
車が停止状態にあることを判定し、“L”レベル
信号を出力する。これにより、ナンドゲート
NANDは“H”レベル信号を出力し、第3図A
における第3オアゲートOR3を介して同図Cに
おける第8アンドゲートAND8および第5オア
ゲートOR5には“H”レベルのノーマル結合信
号(NORMAL ON)が供給されるようになる。
次に、例えば自動車が後退状態にある場合に
は、第3図Aにおける後退検出回路45はバツク
ランプ46が点灯したことにより自動車の後退時
を検出し、“H”レベル信号を出力する。これに
より、第3オアゲートOR3を介して同図Cにお
ける第8アンドゲートAND8および第5オアゲ
ートOR5には“H”レベルのノーマル結合信号
(NORMAL ON)が供給されるようになる。
また、第7図に各吸気圧力値におけるエンジン
回転数r.p.mに対する軸出力pSで示すように自動
車のエンジン回転数が400回転(A)以上1200回転(B)
未満に属する場合またはエンジン回転数が1200回
転(B)以上1800回転(C)未満で且つエンジンの吸気圧
力値が−200mmHg(D)以上または−500mmHg(E)以
下に属する場合には、第3図Aにおけるエンジン
回転数判別回路35およびブースト圧判定回路3
8は、上記それぞれの回転範囲および吸気圧力値
を判別判定し、第1オアゲートOR1を介して
“H”レベルのフライホイールオン信号(FW=
ON)を結合状態選択回路41に供給する。
ここで、結合状態選択回路41は、アイドリン
グ検出回路39がエンジンのアイドリング状態ま
たはスロツトルの全閉時を検出したか否かによつ
てそれぞれ“H”レベルのアイドル結合信号
(ID)またはノーマル結合信号(NO)を出力し
結合信号保持回路42に供給する。
これにより、結合信号保持回路42は、クラツ
チ操作検出回路43により運転者がクラツチペダ
ルを踏んだことを検出した際に、上記アイドル結
合信号(ID)またはノーマル結合信号(NO)を
保持する。ここで、結合信号保持回路42がアイ
ドル結合信号(ID)を保持した場合には、第6
アンドゲートAND6を介して第3図Cにおける
第7アンドゲートAND7および第5オアゲート
OR5には“H”レベルのアイドル結合信号
(IDLE ON)が供給され、また、上記結合信号
保持回路42がノーマル結合信号(NO)を保持
した場合には、第3オアゲートOR3を介して第
8アンドゲートAND8および第5オアゲートOR
5に“H”レベルのノーマル結合信号
(NORMAL ON)が供給されるようになる。
すなわち上記のように自動車の各状態に応じて
第3図CにおけるB端子またはC端子に対して、
アイドル結合信号(IDLE ON)またはノーマル
結合信号(NORMAL ON)が供給されると、
回転差データ保持回路53は例えば第3図Aにお
ける回転差判別回路52により、主フライホイー
ル12と副フライホイール18との回転差が一定
値(例えば500回転)以内であることを判別した
場合、第1の結合信号発生回路54に対して
“H”レベル信号を供給する。これにより、第1
の結合信号発生回路54は、上記第7および第8
アンドゲートAND7,AND8に対して、インバ
ータINV10を介して“L”レベル信号を供給
すると共に、第4図Aに示すような、立ち上がり
時間T1が比較的短かく、最大結合レベル(例え
ば12V)に到達後一定時間Tで消滅するフライホ
イール結合信号を発生するようになる。
この場合、コンパレータ回路56は上記立ち上
がり時間の短かいフライホイール結合信号に応じ
て“L”レベル信号を出力し、電磁石26はドラ
イブ回路60により素早い立ち上がりの駆動信号
で励磁され、最大駆動信号で一定時間T保持され
るようになる。これに伴なつて、前記第2図にお
ける主フライホイール12と副フライホイール1
8とは、板ばね15を介して素早く結合され、強
力な連結状態を一定時間T保持するようになる。
また、上記回転差判別回路52により主フライ
ホイール12と副フライホイール18との回転差
が一定値(例えば500回転)を越えたことを判別
した場合には、回転差データ保持回路53は第2
の結合信号発生回路55に対して“H”レベル信
号を供給する。これにより、第2の結合信号発生
回路55は、上記第7および第8アンドゲート
AND7,AND8に対して、インバータINV10
を介して“L”レベル信号を供給すると共に、第
4図Bに示すような、立ち上がり時間T1が長く、
最大結合レベル(例えば12V)に到達後一定時間
Tで消滅するフライホイール結合信号を発生する
ようになる。
この場合、コンパレータ回路56は上記立ち上
がり時間の長いフライホイール結合信号に応じて
“L”レベル信号を出力し、電磁石26はドライ
ブ回路60により遅い立ち上がりの駆動信号で励
磁され、最大駆動信号で一定時間T保持されるよ
うになる。これに伴なつて、前記第2図における
主フライホイール12と副フライホイール18と
は、板ばね15を介してゆつくり結合され、強力
な連結状態を一定時間T保持するようになる。
そして次に、上記第8アンドゲートAND8を
介してノーマル結合信号(NORMAL ON)が
供給された場合には、このノーマル結合信号は他
方の遅延回路58bを介して遅延して伝達され、
結合信号レベル設定回路59の他方のコンパレー
タCMP27に供給されるようになる。これによ
り、結合信号レベル設定回路59は2つの分圧抵
抗R95,R96により分圧した前記第4図およ
び第6図に示すような低電圧VL(例えば6V)の
結合信号レベルを設定しコンパレータ回路56に
供給する。
また、上記第7アンドゲートAND7を介して
アイドル結合信号(IDLE ON)が供給された場
合には、このアイドル結合信号は一方の遅延回路
58aを介して遅延して伝達され、結合信号レベ
ル設定回路59の一方のコンパレータCMP26
に供給されるようになる。これにより、結合信号
レベル設定回路59は3つの分圧抵抗R94〜R
96により分圧した上記ノーマル結合信号の場合
よりも低い低電圧VL(例えば3V)の結合信号レ
ベルを設定しコンパレータ回路56に供給する。
すなわち、コンパレータ回路56は、上記第1
または第2の結合信号発生回路54または55に
より発生されるフライホイール結合信号の消滅時
に継続して、第6図に示すように、上記結合信号
レベル設定回路59により設定される低レベルの
結合信号レベルVLに応じて“L”レベル信号を
出力する。つまり、電磁石26は、上記結合信号
発生回路54または55により発生されるフライ
ホイール結合信号に応じて供給されるドライブ回
路60からの駆動信号に継続して、上記結合信号
レベル設定回路59により設定される低レベルの
結合信号に応じた駆動信号により励磁されるよう
になる。
この場合、前記第2図における主フライホイー
ル12と副フライホイール18とは、上記結合信
号発生回路54または55からの最大結合レベル
のフライホイール結合信号による強力な連結状態
に継続して、上記低レベルVLの結合信号により
少ない消費電流で連結保持されるようになる。
したがつて、上記のように構成されるフライホ
イール装置によれば、例えばエンジン始動直後の
暖気運転時において、エンジン回転数が高回転領
域に属するような場合でも、上記第3図Bにおけ
る水温判別回路47および停止判定回路49によ
り、それぞれエンジンの冷態時および自動車の停
止時を判別し、ノーマル結合信号により主フライ
ホイール12と副フライホイール18とを連結さ
せるようにしたので、暖気運転時における出力ト
ルクの変動を効果的に抑制することができる。
また、上記第3図Aにおける後退検出回路45
により自動車の後退時を検出し、ノーマル結合信
号により主フライホイール12と副フライホイー
ル18とを連結させるようにしたので、後退時に
おいてエンジン回転数が大きく変動する場合で
も、安定したエンジンの回転動作を得ることがで
きる。
次に、エンジン回転数判別回路35およびブー
スト圧判定回路38により、それぞれ所定のエン
ジン回転数および吸気圧力値を判別した際に、主
フライホイール12と副フライホイール18とを
連結させるようにしたので、つまり、前記第7図
における斜線領域Aにおいて主フライホイール1
2と副フライホイール18とを結合状態にし、ま
た、エンジンの加速領域Bにおいては離間状態に
することができ、低回転域からの加速性能を向上
することができる。
そしてまた、アイドリング検出回路39により
エンジンのアイドリング時またはスロツトルの全
閉時を検出した際に、ノーマル結合信号による主
フライホイール12と副フライホイール18との
結合時よりも、低い結合信号レベルを結合信号レ
ベル設定回路59により設定するようにしたの
で、電磁石26を駆動するための消費電流を減少
させることができる。
さらに、結合信号保持回路42およびクラツチ
操作検出回路43により、運転者によるクラツチ
操作時に応じてアイドル結合信号またはノーマル
結合信号を保持するようにしたので、例えば変速
作動中においてエンジン回転数が大きく変動する
場合でも、主フライホイール12と副フライホイ
ール18との結合状態が不要に切り換わることな
く、安定したエンジンの回転状態を得ることがで
きる。
また、回転差判別回路52により、主フライホ
イール12と副フライホイール18との回転差を
判別し、その回転差が500回転以内の状態では、
第1の結合信号発生回路54からの立ち上がり時
間の短かいフライホイール結合信号により、主フ
ライホイール12と副フライホイール18とを素
早く結合させ、上記回転差が500回転を越える状
態では、第2の結合信号発生回路55からの立ち
上がり時間の長いフライホイール結合信号によ
り、主フライホイール12と副フライホイール1
8とをゆつくり結合させることができる。これに
より、主フライホイール12と副フライホイール
18との回転差が大きい状態での結合時の衝撃を
軽減することができる。
次に上記結合信号発生回路54または55によ
り、主フライホイール12と副フライホイール1
8との結合後、一定時間だけ最大結合レベルのフ
ライホイール結合信号により電磁石26を駆動す
るようにしたので、主フライホイール12と副フ
ライホイール18との結合状態を確実にすること
ができると共に、消費電流を節約することができ
る。
さらに、第3図Cにおける遅延回路58aおよ
び58bによりそれぞれアイドル結合信号および
ノーマル結合信号を遅延して伝達するようにした
ので、例えばエンジン回転数が高回転領域と低回
転領域との間を小刻みに変動するような場合で
も、主フライホイール12と副フライホイール1
8との結合状態が短時間に繰り返し切り換わるよ
うなことはない。
以上のようにこの考案によれば、エンジンの回
転数および吸気圧力に基づいて変化する結合信号
を、遅延部により遅延して伝達するようにしたの
で、例えば高回転領域と低回転領域との境界付近
のエンジン回転数を常用するような場合でも、主
フライホイールと副フライホイールとの結合状態
が短時間に幾度も切り換わることなく、操作部に
おけるハンチングの発生を防止して安定制御を行
なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフライホイールを示す斜視図、
第2図はこの考案の一実施例に係る可変慣性質量
型フライホイール装置の要部を示す縦断面図、第
3図A乃至Cはそれぞれ上記一実施例に係る可変
慣性質量型フライホイール装置の制御部を示す回
路構成図、第4図AおよびBはそれぞれ上記制御
部の第1および第2の結合信号発生回路により発
生されるフライホイール結合信号を示す波形図、
第5図は上記制御部の三角波発生回路により発生
される三角波信号を示す波形図、第6図Aおよび
Bはそれぞれ上記制御部のコンパレータ回路56
における三角波信号とフライホイール結合信号と
の比較状態を示す波形図、第7図は上記制御部の
エンジン回転数判別回路およびブースト圧判定回
路による主フライホイールと副フライホイールと
の結合領域をエンジン回転数に対する軸出力で示
す図である。 11……クランクシヤフト(出力軸)、12…
…主フライホイール、15……板ばね(ばね部
材)、18……副フライホイール、21a,21
b……磁路孔、26……電磁石(操作部)、35
……エンジン回転数判別回路、38……ブースト
圧判定回路、39……アイドリング検出回路、4
0……アイドルスイツチ、41……結合状態選択
回路、42……結合信号保持回路、43……クラ
ツチ操作検出回路、44……クラツチスイツチ、
45……後退検出回路、47……水温判別回路、
48……水温センサ、49……停止判定回路、5
0……車速センサ、52……回転差判別回路、5
4……第1の結合信号発生回路、55……第2の
結合信号発生回路、56……コンパレータ回路、
57……三角波発生回路、58a,58b……遅
延回路、59……結合信号レベル設定回路、60
……ドライブ回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの出力軸に連結された主フライホイー
    ルと、この主フライホイールに対向して設けられ
    上記出力軸に対して回転可能に取り付けられた副
    フライホイールと、上記主フライホイールの副フ
    ライホイール側の面に取り付けられその取り付け
    面を押付ける方向に付勢するばね部材と、このば
    ね部材をその付勢力に抗して上記副フライホイー
    ル方向に吸引操作する操作部と、上記エンジンの
    回転数を判別するエンジン回転数判別部と、上記
    エンジンの吸気圧力値を判定するブースト圧判定
    部と、上記エンジンのアイドリング時もしくはス
    ロツトル閉時にオン動作するアイドルスイツチ
    と、自動車のクラツチペダルが踏まれたことを検
    出するクラツチ操作検出部と、上記エンジン回転
    数判別部により判別されるエンジン回転数および
    ブースト圧判定部により判定される吸気圧力値に
    基づいたフライホイールオン信号が供給された際
    に上記アイドルスイツチがオン動作したか否かに
    応じてそれぞれアイドル結合信号またはノーマル
    結合信号を出力する結合状態選択部と、上記クラ
    ツチ操作検出部によりクラツチペダルが踏まれた
    ことを検出した際に上記結合状態選択部からの出
    力信号を保持する結合信号保持部と、この結合信
    号保持部により保持した信号を遅延して伝達する
    遅延部と、この遅延部により遅延伝達された信号
    に応じて上記操作部により上記副フライホイール
    と主フライホイールとを上記ばね部材を介して連
    結させ回転する状態にするかまたは副フライホイ
    ールと主フライホイールとを離間させ主フライホ
    イールのみ回転する状態にする制御手段とを具備
    したことを特徴とする可変慣性質量型フライホイ
    ール装置。
JP853284U 1984-01-25 1984-01-25 可変慣性質量型フライホイ−ル装置 Granted JPS60122045U (ja)

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JPS60122045U JPS60122045U (ja) 1985-08-17
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