JPS63111266A - エンジンのシリンダブロツク構造 - Google Patents

エンジンのシリンダブロツク構造

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JPS63111266A
JPS63111266A JP25885986A JP25885986A JPS63111266A JP S63111266 A JPS63111266 A JP S63111266A JP 25885986 A JP25885986 A JP 25885986A JP 25885986 A JP25885986 A JP 25885986A JP S63111266 A JPS63111266 A JP S63111266A
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
crank
cylinder block
skirt
crankshaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP25885986A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Nishimura
一明 西村
Susumu Sasaki
晋 佐々木
Shigeki Hamada
茂樹 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、爆発荷重、慣性力等に起因するクランク軸受
の変形を防止するようにしたエンジンのシリンダブロッ
ク構造に関するものであって、とくに軽合金製等の軽量
化を、図ったシリンダ軸方向。
りに適するものである。
[従来技術] エンジンを軽量化して燃費性能の向上を図るために、シ
リンダブロックを、その肉厚を薄くしたり、肉抜きをし
たり、またアルミニウムを主成分とする軽合金で形成し
たりすることはよく知られている。
ところが、このようなシリンダブロック、特に軽合金は
軽虫であるという利点を有する反面、剛性が低いという
欠点を有するため、かかる軽合金で形成されたシリンダ
ブロックは、爆発荷重、慣性力等の荷重によるバルクヘ
ッド、あるいはベアリングキャップ等の変形が大きくな
るといった問題がある。
とくに、第3図に示すように、シリンダブロック31の
クランク軸受32が下向きの爆発荷重を受けたときには
、打音を発するとともに、Pで示す原形を有するシリン
ダブロック31は、Qで示すような形状に変形し、クラ
ンク軸受32には垂直方向(シリンダ軸方向)の伸びに
伴って、左右方向の内側に向う変形Rが生じる。このよ
うなりランク軸受32の左右方向の変形か、一般的には
20〜40μmとなっているオイルクリアランスを越え
た場合には、クランク軸の焼付がルヒるといった問題が
あり、と(に、第3図に示すようなバランサ33.34
が設けられたエンジンでは、バランサ33.34による
下向きの慣性力が加わって、上記のようなりランク軸の
変形が大きくなるといった問題があった。
そこで、従来より、バルクヘッド、クランク軸受部等の
肉厚増加により剛性を高めて、シリンダブロックの上記
のような内面変形を抑制するようにしたものが提案され
ているが、例えば軽合金化したシリンダブロックでは上
記内面変形を普通の鋳鉄製並に抑制するためには、上記
肉厚を1.6倍に増さなければならず、このような肉厚
の増加はレイアウト上の無駄が多く、大型化し、軽量化
の効果を減殺するといった問題がある。
また、クランク軸受まわりを鋳鉄のままにしたものが提
案されているが、これは軽量化が徹底しない。さらに、
ベアリングキャップとスカート部′とをボルト結合して
、軸受部剛性を強化したものも提案されているが(実開
昭6O−6854)、クランク軸受の左右方向の変形が
有効に防止されるには至っていない。
[発明の目的] 本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
クランク軸受に下向きにかかる爆発荷重等によって生じ
るクランク軸受の左右方向内向きの変形を有効に防止し
、もってクランク軸の焼付を確実に防止できる、軽量か
つコンパクトなシリンダブロックを提供することを目的
とする。
[発明の構成] 本発明は、上記の目的を達するため、クランク軸方向か
らみて、クランク軸受部とスカート部とを連接するリブ
を、クランク軸受中心部からクランク軸方向と直角でか
つ左右方向に延びる線上に配設し、かつ上記リブに上記
線上方向においてスカート部から所定のルーズ部とねじ
部とを設け、締結ボルトで締付けたことを特徴とするエ
ンジンのシリンダブロック構造を提供する。
し発明の効果] 本発明によれば、軽合金製等の軽量化を図ったシリンダ
ブロックにおいて、クランク軸受部とシリンダブロック
の左右のスカート部とを夫々連接する水平リブを設ける
とともに、これらの左右の各水平リブを、夫々、左右の
スカート部の外側からボルト座面を支点として締結ボル
トでその締付軸力によって、夫々外向きに引張るように
しているので、クランク軸受には、常時左右方向外向き
の張力が働いており、これらの張力によって、爆発荷重
等によって生じるクランク軸受の垂直方向の変位が抑制
されるので、クランク軸が変位せず、これに起因する打
音が低減されるとともに、爆発荷重に起因するクランク
軸受の左右方向内向きの応力が減殺されるので、クラン
ク軸受の左右方向内向きの変形が抑制され、バルクヘッ
ド、クランク軸受部等の肉屋を従来例はど増加させずに
シリンダブロック全体を軽合金で形成し、コンパクト化
、軽量化を図りつつクランク軸の焼付を確実に。
防止することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を軽合金化によって軽量化を図っ
たシリンダブロックについて具体的に説明するが、肉厚
を薄くしたり、あるいは肉抜きをしたりして軽量化を図
ったシリンダブロックについても、本発明が有効である
ことはもちろんである。
第1図に示すように、軽合金製シリンダブロック1は、
内部にシリンダライナ(図示していない)を把持すると
ともに、その上端部に左右のシリンダヘッド取付ボルト
I O,10を介してシリンダヘッド(図示していない
)か取り付けられるようになっているシリンダ部2と、
内部にクランク軸3、コネクチングロッド(図示してい
ない)等を収納するクランク室5を画成するとともに、
下端部にオイルパン(図示していない)を取付けるため
の第1′ルバンレール20が設けられたスカート部4と
て基本的に構成されている。
上記スカート部4によってその内部に画成されるクラン
ク室5には、ベアリングキャップ6aと、シリンダブロ
ック1と一体として形成されたクランク軸受部6bとが
第1図の左右の取付ボルト7゜7の締付力によって接合
されて形成されたクランク軸受6が設けられ、該クラン
ク軸受6はクランク軸3を回転自在に軸支するようにな
っている。
上記クランク軸受部6bは、右側上端部で右側取付ボル
ト7の軸方向に伸長する垂直リブ8を介してスカート部
4の上端部及びボトムデツキ(図示していない)に結合
されているとともに、左側上端部で第1図の左上方に斜
めに伸長する斜めリブ9を介してスカート部4の上端部
及びボトムデツキ(図示していない)に結合されている
。上記斜めリブ9内には、クランク軸3とクランク軸受
6との回転摺動面を潤滑する潤滑油を供給するための潤
滑油供給通路2が設けられ、該潤滑油供給通路11は一
方の端部がオイルポンプ(図示していない)に連通ずる
とともに他方の端部はクランク軸受部6bのクランク軸
3との摺接面に開口している。
さらに、上記クランク軸受部6bは、左右の両端部で、
夫々、クランク軸方向と直角でかつ左右方向に伸長する
線上に配設された左右の水平リブ+2,12を介して、
スカート部4と結合されている。上記の左右の水平リブ
12,12には、夫々、スカート部4の外面に一体とし
て取付けられた(別部材でらよい)座面部16.16を
支点として、該座面部16.16に穿設された穴16a
、16a(第2図参照)と、座面部16.16と水平リ
ブ12.12との間に形成された中空部14.14を通
して、締付ボルト18.18がねじ込まれている。これ
ら左右の締付ボルト18.18は夫々上記座面部16.
16の穴16a、16aをルーズに貫通しており(座面
部16.16の穴16a、I6aと中空部14.14を
合わせて、夫々ルーズ部17゜17という)、後で詳し
く説明するように、締付ボルトl 8,1 Bを締付け
ろことによって、水平リブ12,12か夫々、左右方向
外向きに引っ張られるようになっている。
以下、上記締付ボルト18.18と座面部16゜16に
ついて、より詳しく説明する。なお、第1図左側部分と
右側部分のこれらの構成は互いに左右対称となっている
ことを除けば同一であるので、代表的に右側部分につい
てのみ説明する。
第2図に示すように、座面部16の外面は座面部16の
中空部14に穿設された穴16aをルーズに貫通する締
付ボルト18によって、スカート部4側に押圧されてお
り、この押圧力は締付ボルト18の軸から離れた位置に
形成された座面部16の脚部16b、16bを介してス
カート部4に伝達される。このような押圧力が伝達され
る位置まわりでは、スカート部4の変形を防止するため
、スカート部4の肉厚は大きくなっており、補強されて
いる。
一方、締付ボルト18がねじ込まれた水平リブ12には
作用・反作用の関係から、締付ボルト18の締付力によ
って生じる上記の座面部16を第2図の左方向に押圧す
る力すなわちスカート部4を左向きに押圧する力と同じ
大きさで向きが逆の引張力F、が作用する。そして、ス
カート部4は。
剛性が高い構造となっており、また、脚部+6b近傍で
補強されているので、容易に変形せず、したかって、水
平リブ12が第2図の右向きに変位さ仕られるようにな
っている。なお、上記座面部16の脚部+6b、+6b
は、スカート部4との結合部分において、水平リブI2
の引張応力が大きくなるように締付ボルト18の軸から
なるべく離すのが好ましく、さらに抜き穴26.26を
設けるのが有効である。その結果、クランク軸受6は、
曲線へで示すように真円Cよりはやや左右方向に膨出す
るとともに垂直方向に収縮した形状となる。
このような、クランク軸受6の左右方向外向きの変形が
オイルクリアランスをオーバーしないように締付ボルト
18のボルト軸力は適切に調節されており、例えば、ボ
ルト軸力をl ton程度とすれば、クランク軸受6の
左右方向外向きの変形は数μmに抑制できる。
そして、クランク軸受6に下向きの爆発荷重がかけられ
たときには、曲線Bで示すように、クランク軸受6は垂
直方向下向きに伸長し、その結果水平リブI2には左右
方向内向き(第2図では左向き)の力F、が生じ、クラ
ンク軸受6は左右方向外向きに変形しようとする。とこ
ろが、iji記のように、水平リブI2には、締付ボル
ト18の締付力によって、左右方向外向きの引張力F1
が働いているので、爆発荷重による左右方向内向きの力
F、は力F1によって減殺され、クランク軸受6の左右
方向の変形は小さくなり、オイルクリアランス(20〜
40μm)の範囲内に抑制でき、クランク軸受6の焼付
は確実に防止されるようになっている。
このようにすれば、軽合金製シリンダブロックlの肉厚
は、クランク軸受部6b、垂直リブ8、斜めリブ9、水
平リブ12゜12、スカート部4等を重点的に、普通鋳
鉄製シリンダブロックの肉厚の1.2〜1.3倍程度と
すれば、その他の部分の肉厚は、1.1〜1.2倍程度
とするだけで、普通の鋳鉄製シリンダブロックと同等の
剛性をもたせることができる。
第4図に、本発明をバランサ付エンジンに適用した第2
実施例を示す。なお、第1図に示す第1実施例と同一の
部材には同一の番号を付し、説明は省略する。
第4図に示すように、本第2実施例では、第4図左右の
両バランザ51.51を軸支するためのバランサ軸受5
2.52が、シリンダブロック50のスカート部4に設
けられている点を除けば、第1図に示す第1実施例と同
一の構成となっている。上記バランサ51.51は、エ
ンジン・トランスミッション系の曲げ振動モードを励起
ずろ不釣合慣性力を打ち消すために設けられている。
クランク軸受6に下向きの爆発荷重がかけられるととも
に、上記バランサ51.51の慣性力がバランサ軸受5
2.52に下向きに加えられたときには、クランク軸6
の垂直方向及び左右方向の変形は、第1実施例の場合よ
り一層大きくなるので、本発明をバランサ付エンジンに
適用するメリットは大きい。なお、本第2実施例におけ
る作用は第1実施例における場合と同様である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示すエンジンの軽合金
製シリンダブロックの正面断面図である。 第2図は、第1図の右側締付ボルトのまわりの拡大断面
説明図である。 第3図は、爆発荷重によるシリンダブロックの変形の状
態を示す模式図である。 第4図は、本発明の第2実施例を示すバランサ付エンジ
ンの軽合金製シリンダブロックの正面断面図である。 1・・・シリンダブロック、3・・・クランク軸、4・
・・スカート部、6・・・クランク軸受、6a・・・ベ
アリングキャップ、6b・・・クランク軸受部、12・
・・水平リブ、14・・・中空部、16・・・座面部、
17・・・ルーズ部、18・・・締付ボルト、50・・
・シリンダブロック、51・・・バランサ、52・・・
バランサ軸受。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クランク軸方向からみて、クランク軸受部とスカ
    ート部とを連接するリブを、クランク軸受中心部からク
    ランク軸方向と直角でかつ左右方向に延びる線上に配設
    し、かつ上記リブに上記線上方向においてスカート部か
    ら所定のルーズ部とねじ部とを設け、締結ボルトで締付
    けたことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造
JP25885986A 1986-10-30 1986-10-30 エンジンのシリンダブロツク構造 Pending JPS63111266A (ja)

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JPS63111266A true JPS63111266A (ja) 1988-05-16

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