JPS63111089A - 階調性熱転写記録方法 - Google Patents

階調性熱転写記録方法

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JPS63111089A
JPS63111089A JP61259508A JP25950886A JPS63111089A JP S63111089 A JPS63111089 A JP S63111089A JP 61259508 A JP61259508 A JP 61259508A JP 25950886 A JP25950886 A JP 25950886A JP S63111089 A JPS63111089 A JP S63111089A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は熱ヘッドを用いた溶融転写型熱転写方式におけ
る階調性の出る熱転写記録システムに関する。
(B)従来技術 従来から熱転写システムには、支持体上に熱昇華性染料
を含むインク層を形成し、加熱により該染料を受像紙側
に昇華し記録を行う熱昇華転写方式と、支持体上に有色
の染顔料を含有した熱溶融性インク層を形成(以下ドナ
ーシートと称する)し加熱により受像紙側へ溶融転写し
記録を行う熱溶融転写方式とが知られている。熱昇華転
写方式は染料がガス体となって転写記録が行なわれる為
に画像の階調性がよくフルカラー記録方式として有望視
され、このシステムの受像紙として染料の染着性改良の
発明がなされている(特開昭57−91296、特開昭
57−107885、特開昭57−13719L特開昭
59−59495、特開昭59−64393>。
また最近では、記録スピードが早く、画像保存性のよい
熱溶融転写方式で階調性を出す方式が種々研究されてい
る。
例えば、特開昭57−56295では、支持体上に熱溶
融性インキ@(A)を設け、該インキ層(A>上に網点
の形態で、互いに間隔をもって配列された、(A>より
も融点の低い多数のスポット状熱溶融性インキ層(B)
を設けたもので、加熱によりインキの転写量をかえて中
間調を出すものである。
又、特開昭59−64391は、支持体上に、順次、加
熱によって画像を与え得る画像形成物質を含有する層、
および該画像形成物質を受容して加熱によって被転写媒
体に転写し得る画像受容層を塗工してなるもので画像形
成物質の受像紙側への熱転写ωをコントロールしたもの
である。
(C)発明が解決しようとする問題点 上記のように熱転写記録システムに関しては各種の研究
開発がなされているが、その中で熱昇華転写方式は、染
料の昇華温度が高い為に、加熱時間を多く要し記録のス
ピードが遅くなる欠点が有る。又、昇華温度の低い染料
を使用することも可能であるが、染料の再昇華による画
像の保存性が悪く、更には、染料なるが故に画像の耐光
性も良くない。
また特開昭57−56295、特開昭59−64391
はいずれも、支持体に塗工するインキの 。
層構造の工夫で階調を出そうとするものである。
即ち、ドナーシートを2回の塗工で完成させねばならず
、製造コストも高くなる欠点がある。
又、従来の単層ドナーシートは、有色染顔料、バインダ
ー、ワックス類、その他添加剤を熱溶融したホットメル
トインク剤をグラビア法又はフレキソ法により、支持体
に塗工されており、使用されるワックス類は、熱溶融さ
れて塗工される為に塗工層の密度が大で熱ヘッドより与
えられる熱の伝導性が良く、熱ヘッドの形状に対応した
インク層がほぼ完全に溶解する故か感熱式ファクシミリ
や感熱式プリンターにて、普通紙やコート紙上に熱転写
印字をした場合、たとえ印字機が、16階調位の階調付
きのものであっても、濃度階調は得られず、画像は非常
に硬調な0N−OFF2値記録となる。それ故:当業界
では、転写濃度の異なるドナーシートを使用して多数回
、重ね印字をして濃度階調を出すと共に、印字するマト
リックス内の網点の数を制御する面積階調法も併用して
複雑な方法で高階調の画像を得ようとしている。これは
、ドナーシートの製造コストも高くなり、又印字スピー
ドも遅くなる欠点がある。
従って、本発明が解決しようとする点は、実用的な階調
性が得られ、かつ安価なドナーシートの作成法を提供す
る事にある。
(D>問題点を解決するための手段 本発明は、支持体に熱溶融性インク層を塗布した熱転写
紙の塗層面と受像紙とを重ねて熱ヘッドにて加熱溶融転
写する熱転写記録方式において、該熱溶融性インク層が
有色染顔料、ワックス類及び粘接着性重合体と固体可塑
剤からなる感熱性粘着組成物を主成分とするドナーシー
トを用いる事を特徴とする階調性熱転写記録システムで
好ましくは固体可塑剤が融点が異なる2種以上の固体可
塑剤の混合物により構成され、該有色染顔料が少なくと
もイエロー、マゼンダ、シアンの各色からなり、これ等
をそれぞれ含有する熱溶融性インクが同一支持体上に部
分塗工されているドナーシートを用いる事を特徴とする
階調性熱転写記録システムである。
本発明によるドナーシートが濃度階調の出る理由は、従
来のドナーシートを構成している有色染顔料、ワックス
類、固体可塑剤の他に常温では非粘着性であるが加熱に
より活性化して強力な粘着性を示す感熱性粘着組成物を
含有している為である。この粘着力が一定の温度範囲に
おいては加えられた熱量に比例して増加するために、感
熱ヘッドに印加したエネルギーの大小により受像紙に転
写する熱溶融性インク層の量を加減することができ、受
像紙上に濃淡の画像を転写する事が可能となる。また転
写したインク層が粘着性を有するために濃淡画像の接着
性が非常に良い。
本発明において感熱性粘着組成物として、使用される各
種化学素材の種類や量比についての典型的な実例は、例
えば高分子刊行会発行になる「接着便覧」第12版(昭
和55年刊)に記載されており、基本的にはポリ酢酸ビ
ニル、ポリメタクリル酸ブチル、塩化ビニル−塩化ビニ
リデンコポリマー、合成ゴム、酢酸ビニル−アクリル酸
2−エチルへキシルコポリマー、酢酸ビニル−エチレン
コポリマー、ビニルピロリドン−スチレンコポリマー、
スチレン−ブタジェンコポリマー、ビニルピロリドン−
アクリル酸エチルコポリマー、などの重合体(ポリマー
)と7タル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ジフェニル、
フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジヒドOアごエチル、イ
ンフタル酸ジメチル、安息香酸スクロース、二安息香酸
エチレングリコール、三安息香酸トリメチロールエタン
、三安息香酸グリセリド、四安息香酸ペンタエリトリッ
ト、へ酢酸スクロース、クエン酸トリシクロヘキシル、
N−シクロへキシル−p−トルエンスルホンアミド、デ
ヒドロアビエチルアミン炭酸塩、ステアリン酸メトキシ
エチル−尿素鏡体、などの固体可塑剤とから成り好まし
くは更にインデン樹脂、エチルセルロース、石油樹脂(
炭化水素樹脂)、テルペン樹脂、ロジン誘導体(重合ロ
ジン、水添ロジン、ロジンのペンタエリトリットエステ
ル、樹脂酸ダイマー、など)、などの粘着附与剤を含有
させている。
これらの記載の他にざらに実用的な固体可塑剤として2
−スルホニルオキシ−安息香酸もしくはその誘導体のエ
ステル化合物(特願昭61−95977>、各種カテコ
ールのジカルボン酸エステル化合物(特願昭61−46
822>、2−アシルオキシ−安息香酸もしくはその誘
導体のエステル化合物(特願昭61−83873>水酸
基置換芳香族カルボン酸エステル化合物(特願昭61−
56157>及び水酸置換芳香族カルボン酸エステルの
オルト、イソもしくはテレフタル酸類とのジエステル化
合物(特願昭61−72046>などが使用できる。
ドナーシートに用いられるワックス類には以下に代表的
なものを例示するがこれらに限定されるものではない。
ワックス類として例えば、 植物系ワックスとしては、 ライスワックス、木ろう、キャンデリラワックス、カル
ナウバワックスなど、 動物系ワックスとしては、 ラノリン、密ろう、セラックワックス、鉱物系ワックス
としては、 モンタンワックスなど、 合成ワックスとしては、 パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
酸化パラフィンワックス、塩素化パラフィンワックス、
リシノール酸アマイド、ラウリン酸アマイド、エルカ酸
アマイド、パルミチン酸アマイド、オレイン酸アマイド
、12−ヒドロキシステアリン酸、ジステアリルケトン
、エチレンビスステアリン酸アマイドなど、金属石鹸と
しては、 ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ラ
ウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム、ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミ
ニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸鉛、
二塩基性ステアリン酸バリウムなど、 高級脂肪酸としては、 パルミチン酸、ステアリン酸など、 高級アルコールとしては、 パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、セリル
アルコールなど、 合成ポリアルコールとしては、 ポリエチレングライコール、ポリプロピレングライコー
ルなど、を挙げることができる。
これ等の内、1種又は2種以上を併用して最終での融点
が50℃〜200℃の範囲に調整して使用される。
次に染顔料としては、水溶性染料、油溶性染顔料、分散
染料、溶媒不溶性の有色顔料のいずれのものでも使用で
き、階調性の良悪には直接には関係しない。水溶性染料
は水溶液で使用され、油溶性染顔料及び溶媒不溶性顔料
は、水系の乳化物状態で使用される。その乳化物の粒子
径は11IIt前後又はそれ以下まで微粒子状にする方
が転写画像の粒子の粗さがなく良好である。染料には、
昇華型染料もあるが、本発明では昇華性の機能を充分に
発揮出来ない。しかし、色材として使用する限り、本発
明を阻害するものではなく、使用しても差支えない。染
顔料の使用但は、熱溶融性インク層中0.5〜25重量
%、好ましくは1〜15重量%である。0.5重母%よ
り少ない場合には、転写画像濃度が低く、画像は軟調に
過ぎる。一方、25重ω%より多い場合には、転写画像
濃度が必要以上に濃く、経済的にも無駄があるし又、画
像の地肌とのコントラストが強すぎて硬調になり好まし
くない。
本発明に使用される染顔料の代表例を以下に例示するが
、これ等に限定されるものではなく、又、2種以上を併
用してもよい。
水溶性染料としては、 ニトロソ染料、アゾ染料(モノ、ビス、トリス、テトラ
キスアゾ染料)、スチルベンアゾ染料、ケトイミン(ジ
フェニルメタン)染料、トリフェニルメタン染料、キサ
ンチン染料、アクリジン染料、キノリン染料、メチン染
料、ポリメチ。
ン染料、チアゾール染料、インダミン染料、アジン染料
、チアジン染料、オキシケトン染料、アントラキノン染
料、フタロシアニン染料などを挙げることができる。
ざらに具体的に例示すれば、ニトロソ染料としてはモー
ダントゲリーン4 (C,1,10005、以下カッコ
内はC,1,Nαを示す)、アゾ染料としてはダイレク
トレッド23 (22120>、スチルベンアゾ染料と
してはダイレクトオレンジ71 (40205>、ケト
イミン染料としてはベーシックエロー2(41000)
、トリフェニルメタン染料としてはベーシックブルー1
 (42025)、キサンチン染料としてはアシッドレ
ッド52 (45100) 、アクリジン染料としては
ベーシックオレンジ23 (46075)、キノリン染
料としては、アシッドエロー2 (47010)、メチ
ン染料としてはダイレクトイエロー59(49000)
 、アジン染料としてはアシッドブルー59 (503
15)、オキサジン染料としては、モーダンドブルー1
0 (51030)、チアジン染料としてはベーシック
ブルー9 (52015)、アントラキノン染料として
はアシッドブルー45(63010)、フタロシアニン
染料としてはダイレクトブルー86 (74180)な
どがある。
油溶性染料としては、 アゾ染料、アゾ金属錯塩染料、アントラキノン染料、お
よびフタロシアニン染料を挙げることができる。ざらに
具体的に例示すると、アゾ染料としてはソルベントエロ
ー2 (C,1,11020゜以下カッコ内はC,1,
Nαを示す)、ソルベントオレンジ1 (11920)
、ソルベントレッド24(26105>、ソルベントブ
ラウン3(11360)などが、アゾ金属錯塩染料とし
ては、ソルベントエロー19 (13900A> 、ソ
ルベントオレンジ5 (18745A> 、ソルベント
レッド8(12715)、ソルベントブラウン37、ソ
ルベントブラック123(12195)などが、アント
ラキノン染料としては、ソルベントバイオレット13 
(60725)、ソルベントブルー11 (61525
>、ソルベントグリーン3(61565)などが、フタ
ロシアニン染料としては、ソルベントブルー25 (7
4350)などがある。
分散染料としては、 アミノアゾまたはアミノアントラキノン染料、ニドロア
リールアミン染料等を挙げることができる。ざらに具体
的に例示するとアミノアゾ染料としてはディスパースエ
ロー3 (C,1,11855以下カツコ内はC,1,
Nαを示す)、ディスバーズオレンジ3(11005)
、ディスバーズレッド1(11110)、ディスバーズ
バイオレット24 (11200> 、ディスパーズブ
ルー44などがある。アミノアントラキノン染料として
はディスバーズオレンジ11 (60700)、ディス
バーズレッド4(60755)、ディスバーズバイオレ
ット1 (61100)、ディスパーズブルー3 (6
1505)などがある。ニトロアリールアミン染料とし
てはディスバーズエロー1(10345)および42 
(10338)などがある。
有色顔料としては、 アゾ顔料(モノアゾ、ビスアゾ、縮合アゾ顔料)、染色
レーキ顔料(酸性染料レーキ、塩基性染料レーキ、媒染
染料レーキ顔料)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、フタロ
シアニン顔料、高@顔お1(建築染料系顔料、金属錯塩
顔料、ペリレン顔料、イソインドリノン顔料、キナクリ
ン顔料)などを挙げることができる。
ざらに具体的に例示すると、アゾ顔料としてはハンザエ
ロー〇(C,1,11680、以下カッコ内はC,1,
Nαを示す)、ハンザエローR(12710>、ピラゾ
ロンレッドB(21120>、パーマネントレッドR(
12085>、レーキレッドC(15585)、ブリリ
アントカーミン6B(15850)、パーマネントエー
ミンFB(12490>(以上モノアゾ顔料)、ベンジ
ジンエローG(21090>、ベンジジンエローGR(
21100>、パーマネントエローNCR(20040
>(以上ビスアゾ顔料)、クロモフタルイエロー、クロ
モフタルレッド(以上縮合アゾ顔料)などがある。染料
レーキ顔料としては、キノリンエローレーキ(4700
5)、エオシンレーキ(45380) 、アルカリブル
ーレーキ(42750A、42770A>(以上酸性染
料レーキ顔料)、ローダミンレーキB(45170)、
メチルバイオレットレーキ(42535)、ビクトリア
ブルーレーキ(44045)、マラカイトグリーンレー
キ(42000)(以上塩基性染料レーキ顔料)、アリ
ザリンレーキ(58000)(媒染染料レーキ顔料)な
どがある。ニトロ顔料としてナフトールエロー5(10
316)、ニトロソ顔料としてピグメントグリーンB(
10006)、ナフトールグリーンB(10020>、
フタロシアニン顔料としては、無金属フタロシアニンブ
ルー(74100) 、フタロシアニンブルー(741
60)、フタロシアニングリーン(74260)などが
ある。
高級顔料としては、アンスラごリミジンエロー(684
20)、インダンスレンブリリアントオレンジGK (
59305)、インダン支しンブルーR5(69800
) 、チオインクレツドB(73300)(以上建染染
料系顔料)、ニッケルアゾエロー(12775>(金属
錯塩顔料)、ペリレンレッド(71140)、ペリレン
スカーレット(71137)(以上ペリレン顔料)、イ
ソインドリノンエロー(イソインドリノン顔料)、キナ
クリドンレッドY(46500)、キナクリドンマゼン
ダ(73915)などがある。
また、黒色顔料として、カーボンブラック(C。
1.77265)がある。
本発明では、以上のとおり有色染顔料、固体可塑剤、ワ
ックス類及び感熱性粘着組成物が主成分であるが、支持
体に塗工又は印刷するに当り、その他の添加剤、例えば
、界面活性剤、分散剤を添加しても良い。
支持体としては、コンデンサ紙、タイプライタ−用紙、
トレーシングペーパー等の薄紙、合成紙、セロハン紙、
更にはポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム、ポ
リエチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリ
スチレンフィルム、等の合成樹脂フィルムをそのまま又
は熱ヘッドに粘着しない様に耐熱処理加工をして使用さ
れる。
塗工機は、エアーナイフコーター、ロールコータ−、ブ
レードコーター、バーコーター、等の公知のコーターで
塗工されるし、又、フレキソ法、グラビア法等での公知
の印刷機も使用され得る。
フルカラー画像を得る為には、少なくともイエロー、マ
ゼンダ、シアンの各色のインクを同一支持体上に線順次
、面順次、点順次の方式で部分印刷をして実施される。
印刷機にて部分印刷をする場合、塗工インクの乾燥が不
充分の場合にはメタノール、エタノール等の乾燥が早く
て水に溶解する溶剤を併用することも本発明の実施が水
系である限り行なわれる。
(E)作用 本発明によるドナーシートを用いて普通紙やコート紙上
に熱転写法で画像を形成する場合、付加熱エネルギー量
を制御出来る熱転写装置を用いれば良好な濃度階調を有
するインク層を受像紙上に転写する作用がある。また受
贈媒体の表面平滑性が悪い場合やプラスチックのごとき
受像媒体を用いた場合においても本発明の熱転写インク
層の有する粘着性の為に良好な画像を形成する作用があ
る。(F)実施例 本実施例において「部」は「重量部」を表わす。
実施例1 ドナーシートの作成に当って、熱溶融性インクとして、
水溶性染料が2重量%のクリスタルバイオレット(CU
) 、ワックスが50重量%のマイクロクリスタリンワ
ックス、感熱性粘着組成物固形分48重量%の材料を用
いた。感熱性粘着組成物の作成にあたってはカテコール
ジ(シクロヘキサンカルボン酸)エステル(融点59℃
)を可塑剤として、 可塑剤           50部 ポリビニルアルコール     3部 ノニオン活性剤        3部 へ水を加えて可塑剤濃度25%となし、ボールミルを用
いて湿式粉砕し、可塑剤を微粒子として水性サスペンシ
ョンを得た。
次いで スチレン−アクリル酸エステル共重合体5.0部(固形
分) 酢酸ビニル−エチレン共重合体    5.0部(固形
分) ロジンエステル           2.5部(固形
分) 上記可塑剤微粒子サスペンション  16部(固形分) へ水を加えて全固形分濃度20%の水性塗液とし、これ
を感熱性粘着組成物とした。
上記のように調合した熱溶融性インク材料を用いて、1
0厚のコンデンサ紙に乾燥塗目方43/dをメイヤーバ
ーにて水性塗工してドナーシートを得た。
実施例2 感熱性粘着組成物の作成にあたって可塑剤をフタル酸ジ
(バラヒドロキシ安息香vn−ブチル)エステル(融点
53°C)15部、カテコールジ(シクロヘキサンカル
ボン酸)エステル(融点59℃)15部、カテコールジ
酢酸エステル(融点65°C)10部、カテコール′ジ
(フェニル酢酸)エステル(融点76℃)10部で合計
量を50部とし、他の調合は実施例1と同様に行なって
ドナーシートを得た。
また、比較例のために感熱性粘着組成物を含まないドナ
ーシートを作成した。
該ドナーシートのインク面を受像紙としての印刷用コー
ト紙の上に重ね合わせ、ドナーシートの裏面より、松下
電子部品製、ファクシミリ試験機により、16.OVに
てパルス巾を1.0ミリ秒〜3゜0ミリ秒と0.2ミリ
秒おきに変化させて加熱印字をし、転写された画像濃度
を光学濃度計(マクベスRD514型)にて測定をした
測定結果を表1に“示す。
(以下余白) 表1から明らかなように本発明によるドナーシートを用
いて階調印字を行なった場合、低パルス側よりパルス巾
の増大にしたがって、すなわち加えた熱エネルギー量の
増大にしたがって画像の光学濃度が増大しており特に実
施例2においては極めて良好な階調性を得ることができ
た。
一方、感熱性粘着組成物を含有していない比較例のドナ
ーシートを用いた場合にはパルス巾の増大につれて低い
パルス側より曲線的に画像の光学濃度が増大し階調性が
あるとは言えなかった。
(F)発明の効果 本発明の階調性熱転写記録システムは、従来の複雑な塗
工方法による階調性熱転写記録材に比較して優れた階調
性画像を得ることができ、ドナーシートが水系塗液を用
いた単層塗工で安価であることから工業的意義は極めて
高いものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体に熱溶融性インク層を塗設した熱転写紙の
    塗層面と受像紙とを重ねて熱ヘッドにて加熱溶融転写す
    る熱転写記録方式において、該熱溶融性インク層が有色
    染顔料、ワックス類および熱接着性重合体と固体可塑剤
    からなる感熱性粘着組成物を主成分とするドナーシート
    を用いる事を特徴とする階調性熱転写記録システム。
  2. (2)該熱溶融性インク層に用いられる固体可塑剤が融
    点が異なる2種以上の固体可塑剤の混合物である特許請
    求の範囲第1項記載の階調性熱転写記録システム。
  3. (3)該有色染顔料が少なくともイエロー、マゼンタ、
    シアンの各色よりなり、これ等を含有する然、溶融性イ
    ンクが同一支持体上に部分塗工されている特許請求の範
    囲第1項および第2項記載の階調性熱転写記録システム
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JP2617179B2 (ja) 1997-06-04

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