JPS63110927A - 電動機のステ−タコア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は主コイルと補助コイルとを有するコンデンサ
誘導電動機のステータコアに関するものである。

〔従　来　例〕

一般に、コンデンサ誘導電動機のステータコアには主コ
イルと回転磁界を形成する補助コイルとが装着されるが
、従来においては各スロットの平均半径がほぼ同一であ
るため直にコイルを巻回することが困難であることによ
り、各コイルをインサータと呼ばれるコイル挿入機械に
てステータコアのスロット内に装着するようにしている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながらインサータによる場合には、予め主コイル
と補助コイルとを巻成し、まず主コイルをインサータに
て所定のスロット内に挿入し、次の補助コイル挿入に備
えて主コイルの中間整形を行う。次に補助コイルを同じ
くインサータにて所定のスロット内に挿入し、それを仮
整形したのち、絶縁処理、糸かけおよび仕上げ整形を順
次行うようにしている。このように多くの作業工数を要
することからして生産性を高めるにも自ずと限界がある
。

この発明は上記し九従来の問題点に鑑みなされたもので
、その目的は、主コイルと補助コイルとを巻線機にて直
接に巻回し得るようにした電動機のステータコアを提供
することにある。

〔問題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、この発明においては、主コイ
ル用のスロットと補助コイル用のスロットをその溝長が
異なるように形成している。

〔作用〕

上記の如く、各スロットの溝長が異なるため、例えば主
コイルを先に巻回したのちに補助コイルをそれに邪魔さ
れることなく巻回することができる。

〔実　施　例〕

以下、この発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図にはこの発明にしたがって形成された８スロツト
４極の角形ステータコアが示されている。

すなわち、このステータコア１０は外形が正四角形状を
呈し、そのほぼ中央部にはロータ挿入用の円形開口１２
が穿設されているとともに、この円形開口１１の縁には
４つの主コイル用第１スロツト１２と、同じく４つの補
助コイル用第２スロツト１３とが交互に連設されている
。この場合、主コイル用第１スロツト１２は正四角形の
頂点部分に対応するように配置され、すなわちその対角
線に沿って配置され１円形間口１１の縁から頂点近傍に
まで延びる溝長を有している。他方、補助コイル用第２
スロツト１３は上記第１スロツト１２の間、すなわち正
四角形の辺の部分に対応するように配置され、その溝長
は第１スロツト１２よりも浅く形成されている。

なお、各スロット１２．１３ともにコイル巻同時の作業
性を考慮して溝底部に行くビしたがってその溝幅が蟻溝
状に拡がるように形成されている。

このように第１スロツト１２と、第２スロツト１３の溝
長（溝深さ）が異なっているため、隣り合う第１スロッ
ト１２．１２問および第２スロット１３．１３間に主コ
イル１４と補助コイル１５とを図示しない例えばフライ
ヤー式巻線機にて干渉することなく巻回することができ
る。

第２図は他の実施例として４スロツト２極の角形ステー
タコアが示されている。すなわち、このステータコア２
０はその外形がほぼ長方形状を呈するコアであって、そ
の長軸方向に溝長の深い第１スロット１２．１２が配置
され、他方、溝長の浅い第２スロット１３．１３は短軸
方向に配置されている。

第３図を参照すると、さらに別の実施例が示されている
。このステータコア３０は１２スロツト６極用の六角形
状を呈しているが、先に説明した第１図の実施例と同様
、各頂点部分に溝長の深い第１スロツト１２が配置され
、溝長の浅い第２スロツト１３はそれらの間に配置され
ている。

したがって、この第２図および第３図に示されている実
施例において上記第１図の実施例と同様主コイル１４と
補助コイル１５とを干渉することなく直接に巻回するこ
とができる。

なお、場合によっては第１スロツト１２を補助コイル用
とし、第２スロツト１３を主コイル用としてもよい。

〔効果〕

上記した各実施例の説明から明らかなように。

この発明によれば、角形コアの形状をうまく利用して主
コイル用第１スロツトと補助コイル用第２スロツトとを
その溝長が異なるように形成したことにより、主コイル
と補助コイルとを互いに干渉することなく巻線機にて直
接に巻回することができる。したがって、インサータに
よる巻線挿入方法に比べて大幅な作業工程の削減が図れ
、生産性の向上に寄与するところ大である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にしたがって形成されたステータコア
の一実施例を示す平面図、第２図および第３図は同ステ
ータコアの他の実施例を示す平面図である。 図中、１０．２０．３０はステータコア、１１はロータ
挿入用円形開口、１２は主コイル第１スロツト、１３は
補助コイル用第２スロツト、１４は主コイル、１５は補
助コイルである。 特許出願人　株式会社富士通ゼネラル 代理人弁理士　大　原　　拓　也 第１図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）外形が多角状を呈し、そのほぼ中央部にローター
   挿入用の円形開口が穿設されかつ該円形開口の縁に主コ
   イル用のスロットと補助コイル用のスロットとを所定の
   順序にしたがって連設してなる電動機のステータコアに
   おいて、 上記一方のスロットの溝長と他方のスロットの溝長とを
   異なるように形成したことを特徴とする電動機のステー
   タコア。
2. （２）特許請求の範囲（１）において、上記一方のスロ
   ットを多角形の各頂点部分に対応配置してその溝長を深
   くするとともに、上記他方のスロットを各辺に対応配置
   してその溝長を浅く形成したことを特徴とする電動機の
   ステータコア。
3. （３）特許請求の範囲（１）において、ステータコアの
   外形が長方形状を呈し、上記一方のスロットはその長軸
   方向に配置された溝長の深いスロットであり、上記他方
   のスロットはその短軸方向に配置された溝長の浅いスロ
   ットであることを特徴とする電動機のステータコア。
4. （４）特許請求の範囲（１）ないし（３）のいずれか１
   項において、上記各スロットにはそれぞれに対応するコ
   イルが巻線機にて直に巻回されることを特徴とする電動
   機のステータコア。