JPS63110412A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JPS63110412A
JPS63110412A JP61256693A JP25669386A JPS63110412A JP S63110412 A JPS63110412 A JP S63110412A JP 61256693 A JP61256693 A JP 61256693A JP 25669386 A JP25669386 A JP 25669386A JP S63110412 A JPS63110412 A JP S63110412A
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lens
focus
flag
mode
circuit
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Minoru Matsuzaki
稔 松崎
Yoji Watanabe
洋二 渡辺
Junichi Ito
順一 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は焦点検出装置に関し、特に撮影レンズを透過し
た被写体光を受光し、フィルム面におけるピントズレ量
を検出するズレ量検出手段を有する焦点検出装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来より、フィルム面におけるピントズレ量を検出し、
このズレ量に応じて表示あるいは撮影レンズをモータ駆
動する自動合焦装置が知られている。この装置では、撮
影者の手振れ、AF検出素子のノイズ、あるいは被写体
の照明光の変化により、表示がちらついたり、モータが
ハンチング現象をおこすことがある。これを防ぐために
合焦点に幅をもたせるのが一般的であるが、この幅を広
くとると防止効果はあがるが、合焦装置としての精度が
低下してしまうという不具合があった。これを解決する
ものとして、例えば特開昭59−3406号がある。
これは、合焦領域と非合焦領域との闇値にヒステリシス
特性をもたせ、非合焦領域から合焦領域に入るときと合
焦領域から非合焦領域に出るときでは闇値が異なるよう
にしている。
また、特公昭59−28886号公報には、前記闇値を
任意にあるいは撮影時の絞り値に応じて変化させること
が示されているので、これを利用してできる限り暗い絞
り値で撮影するようにすれば、前記閾値が拡がり前記表
示のちらつきを防止することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記特開昭59−3406号公報の方法では、合焦領域
に達するまでは、精度が厳しく、合焦領域に達すると精
度が緩くなるために、常にピントのあった状態にすると
いう観点からみると好ましくない。
また、前記特開昭59−28886号公報の方法をとる
と、暗い絞り値で撮影することになり、これではパンフ
ォーカスで撮影するのと同じ思想となり、本来の自動焦
点検出装置の機能を積極的に利用するものではなく、ま
た自動露出制御で対応できる範囲も狭くなり好ましくな
い。
本発明は上記従来の不具合に鑑みてなされたものであっ
て、正確な合焦点を検出するとともに、−度合焦点を検
出した後は合焦精度を保てる範囲まで合焦領域を拡大す
ることにより、十分な合焦精度を確保しながら表示のち
らつき、モータのハンチング等の不具合を防止した焦点
検出装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段および作用〕問題点を解
決するための手段および作用を第1図を用いて説明する
カメラに設けられた撮影レンズ2を透過した被写体光は
ズレ量検出手段1により受光され、フィルム面における
ピントズレ量が検出される。
このピントズレ量はレンズ駆動手段3に出力され、この
量に基づいて前記撮影レンズ2は駆動される。また前記
レンズ駆動手段3には前記ズレ量検出手段1が一度合焦
を検出した後、ズレ量が(撮影実効絞り値情報)×(許
容錯乱円)以下になるまではレンズ駆動を禁止する駆動
禁止手段4が接続されている。
〔実施例〕
以下、本発明をオートフォーカス(以下、A′Fと略記
する)機能を有したレンズ交換式カメラに適用した実施
例について説明する。
第2図は本発明が適用されるカメラシステムの電源供給
を主体として見た全体のブロック図である。電源電池1
1の電圧VC9は電源スイッチ12−の閉成時にDC/
、DCコンバータ13により昇圧され、ラインIlo、
n、間が電圧VDDに定電圧化されている。ライン!。
、  IL、間にメインCPU14.バイポーラ■回路
15.バイポーラ1回路16.ストロボ制御回路17.
レンズデータ回路18.データバック回路19が接続さ
れており、バイポーラ■回路工5の電源供給制御はメイ
ンCPUのパワーコントロール回路からの信号により行
なわれ、パイポー51回路16〜データバック回路19
の電源供給制御はバイポーラ■回路15からのパワーコ
ントロール信号により行なわれる。
合焦センサ20.A/Dコンバータ21.AF用CPU
22からなるAFブロックは電源制御用トランジスタ2
3を介してラインβ。、11間に接続されており、この
AFブロックに対する電源供給制御はメインCP U、
14のAF用パワーコントロール回路からの信号による
上記トランジスタ23のオン、オフ制御により行なわれ
る。AF用CPU22はAF用アルゴリズム演算を行な
うための回路で、合焦・非合焦の表示を行なうAF表示
回路24が接続されている。メインCPU14は巻上、
巻戻、露出シーケンス等カメラ全体のシーケンスをコン
トロールするための回路で、上記合焦表示以外の表示を
行なう表示回路25を接続されている。バイポーラ■回
路15は巻上、巻戻用モータ制御、レンズ駆動およびシ
ャッタ制御等、カメラのシーケンスに必要な各種ドライ
バを含む回路で、AFモータ駆動回路26およびAF補
助光回路27等が接続されている。
バイポーラ1回路16は主として測光をつかさどる回路
であり、測光素子28を有している。ストロボ制御回路
17は内蔵、或いは外付けされたストロボ29に対する
発光制御を行なうためのものである。レンズデータ回路
18は、交換レンズ毎に異なる、AF、測光、その他の
カメラ制御に必要な、固有のレンズデータを記憶した回
路である。このレンズデータ回路18に入っているレン
ズデータのうちAFに必要なデータとしては、レンズ変
倍係数(ズーム係数)、マクロ識別信号、絶対距離係数
a、b、パワーフォーカスデユーティ係数、AF精度ス
レショールドETh、レンズ移動方向、開放F値等であ
る。
上記バイポーラ■回路15では電源電圧VD11の状態
を監視しており、電源電圧が規定電圧より低下したとき
メインCPU14にシステムリセット信号を送り、バイ
ポーラ■回路15〜データバック回路19の電源供給、
並びに、合焦センサ20゜A/Dコンバータ21および
AF用CPU22からなるAFブロックの電源供給を断
つようにしている。メインCPU14への電源供給は規
定電圧以下でも行なわれる。
第3図はAFブロックを中心とした信号の授受を示す系
統図であり、AF用CPU22とメインCPU14はシ
リアルコミュニケーションラインでデータの授受を行な
い、その通信方向はシリアルコントロールラインにより
制御される。
このコミュニケーションの内容としては、レンズデータ
回路18内の固有のレンズデータや、絶対距離情報実効
Flllh情報、開放FNI情設等である。また、メイ
ンCPU14からAF用CPU22にカメラのモード(
AFシングルモード/AFシーケンスモード/パワーフ
ォーカス(以下、PFと略記する)モード/その他のモ
ード)の各情報がモードラインを通じてデコードされる
さらに、メインCPU14からAF用CPU22へのA
FENA (AFイネーブル)信号はAF。
PFの各モードのスタートおよびストップをコントロー
ルする信号であり、AF用CPU22からメインCPU
14へのEOFAF (エンドオブAF)信号はAF、
PFモードでの動作終了時に発せられ露出シーケンスへ
の移行を許可する信号である。
また、バイポーラ■回路15はAF用CPU22からの
AFモータコントロールラインの信号をデコードし、A
Fモータ駆動回路26をドライブする。AFモータ駆動
回路26の出力によりAFモータ(レンズ駆動モータ)
31が回転すると、レンズ鏡筒の回転部材に等間隔に設
けられたスリット32が回転し、同スリット32の通路
を挟んで発光部33aと受光部33bとを対向配置させ
てなるフォトインタラプタ33がスリット32をカウン
トする。即ち、スリット32とフォトインタラプタ33
はアドレス発生部34を構成しており、同アドレス発生
部34から発せられたアドレス信号(スリット32のカ
ウント信号)は波形整形されてAF用CPU22に取り
込まれる。
AFCPU22からバイポーラ■回路15に送られるサ
ブランプ(以下、Sランプと略記する)信号はAF補助
光回路27をコントロールする信号で、被写体がローラ
イト(低輝度)、ローコントラストのときSランプ27
aを点灯する。
AF用CPU22に接続されたAF表示回路24は合焦
時に点灯する合焦OK表示用LED (発光ダイオード
)24aと、合焦不能時に点灯する合焦不能表示用LE
D24bを有している。なお、このA、 F用CPU2
2にはクロック用発振器35゜リセット用コンデンサ3
6が接続されている。
また、上記AF用CPU22とA/Dコンバータ21は
パスラインによりデータの授受を行ない、その伝送方向
はパスラインコントロール信号により制御される。そし
て、AF用CPU22からA/Dコンバータ21にセン
サ切換信号、システムクロック信号が送られるようにな
っている。
そして、A/Dコンバータ21は例えば、CCDからな
る合焦センサ20に対してCOD駆動クロック信号、C
OD制御信号を送り、合焦センサ20からCCD出力を
読み出し、この読み出したアナログ値のCCD出力をデ
ィジタル変換してAF用CPU22に送る。
次に、本発明の距離情報出力装置を有するカメラの上記
第3図に示したAFブロックを中心とするマイクロコン
ピュータのプログラム動作のフローチャートを説明する
。AFブロックは、第2図に示したように、メインCP
U14のAF用パワーコントロール回路を動作状態にす
ることによってトランジスタ23がオンして電源電圧V
IB1が供給され、これによって、第4図に示すパワー
オン・リセットのルーチンの実行を開始する。
このパワーオン・リセットルーチンが開始されると、ま
ず、〈■10イニシャライズ〉のサブルーチンでAFブ
ロックの駆動回路のイニシャライズが行なわれる。具体
的には、AF表示回路24.AFモータ駆動回路26お
よびAF補助光回路27等のオフ並びにメインCPU1
4とのシリアルコミュニケーションラインのイニシャラ
イズ等が行なわれる。
次に、くモード・リード〉のサブルーチンで、メインC
PU14からのモードラインの信号(モード信号)を読
み出し、いかなるレンズ駆動モードを実行するかを判断
したのち、くタイマ〉のルーチンで一定時間を経て、再
度〈モード・リード〉のルーチンを経てモードの切換時
点を読み取っている。そして、モードの切換えが完了す
るまでは最初のくモード・リード〉に戻る。
くモード・リード〉のサブルーチンを〈タイマ〉を挟ん
で2回通過するようにしているのは、モード切換時点で
の読み取りの誤動作を防止するためである。
モードの切換えが確実に行なわれて切換前と切換後のモ
ードが同一になったとき、その切換後のモードを読み取
って各モードのサブルーチンへ移行する。即ち、レンズ
駆動の各モードとしては、〈レンズリセット>、  <
PF (パワーフォーカス)>、<AFSIN (AF
レシンル)>、<AFSEQ (AFクシ−ンス)〉の
各モードがあり、これらのモードのうちの1つが選ばれ
ると、この選択されたモードのサブルーチンを実行した
のち上記<I10イニシャライズ〉 のルーチンへ戻る
。〈レンズリセット〉。
<PF>、<AFSIN>、<AFSEQ>のいずれの
モードも選択されず、〈その他〉のモードが選ばれたと
きなどは、これは単なるノイズとみなされて、〈タイマ
〉のルーチンで一定時間の経過後上記く■10イニシャ
ライズ〉へ戻る。
ここで、くレンズリセット〉モードの動作は、レンズを
強制的に無限遠(oo)の位置まで繰り込み、これによ
って、相対的距離信号、即ち、合焦センサ20から出力
される測距出力信号を無限遠(■)の位置からのパルス
移動数に置き換えて絶対距離信号に変換しようとするた
めのイニシャライズ動作、即ち、絶対距離カウンタのク
リア動作である。〈レンズリセット〉が選択された場合
、この絶対距離カウンタのクリアのあと、例えば、5m
s経ってからI10イニシャライズ動作に戻る。また、
<PF>モードとは、レンズの距離環を手動ではなく、
レンズ駆動モータ31によって駆動し、レンズのフォー
カシング動作をマニュアルのピント合せ又はフォーカス
エイトを用いて実施しようとするものである。さらに詳
しく言えば、後述するPFUP(アップ)用操作スイッ
チSW、、PFDN(ダウン)用操作スイッチSW2の
オン、オフによってレンズの繰り出し、繰り込みが行な
われることになる。また、<AFSIN>のモードの動
作は、ワンショットAF動作であり、被写体に対してA
F動作後にフォーカスロックするものである。さらに、
<AFSEQ>モードは、連VtAFであり、このモー
ドでは、レリーズ釦の1段目を動作しつづける限りAF
動作を連続的に行なうことになる。
ところで、レンズ駆動の各モードに関する操作スイッチ
としては、下記の表1に示すように、4つの操作スイッ
チSW1〜SW4が用いられる。
−14= 表1 上記表1に示す第1.第2の操作スイッチSW + 、
 S W tはAFモードとPFモードで共通に用いら
れるものであり、第3の操作スイッチSW3はオフのと
きAFモード、オンのときPFモードが選択される。A
Fモードで第1.第2の操作スイッチsw、sw、がと
もにオフのときレンズリセットモードとなり、ともにオ
ンのときAFSEQモードとなり、第1の操作スイッチ
SW、がオフ、第2の操作スイッチsw2がオンのとき
AFSINモードとなる。PFモードで第1.第2の操
作スイッチsw、、SW。
がともにオフ、又はともにオンのときはストップモード
にあり、第1の操作スイッチSW、がオンのときはモー
タによって距離環を近距離側に回転させてレンズを繰り
出すPFUP (アップ)モードとなり、第2の操作ス
イッチsw2がオンのときは距離環を遠距離側に回転さ
せてレンズを繰り込むPFDN (ダウン)モードとな
る。また第4の操作スイッチSW4は、AFモードのう
ちのいずれのモードおよびPFモードのうちのストップ
モードではオン、オフのいずれの状態にあっても変化は
ないが、PFモードでオンのときHI(高速)モードと
なり、レンズ駆動モータ31が高速回転し距離環の粗動
が行なわれ、オフのときLO(低速)モードとなり、モ
ータ31(第3図参照)が低速回転して距離環の微動が
行なわれる。
次に、各レンズ駆動モードの動作について第5図〜第9
図のフローチャートを用いて説明する。
まず、<AFSIN>のモードが選択された場合は、第
5図に示す<AFSIN>のルーチンが実行され、メイ
ンCPU14からのAFENA信号が“H#レベル(ア
クティブ)になっているか否かを検出する。レリーズ釦
の第一段目の動作でAFF、NA倍信号アクティブにな
ってAF釣動作開始され、<AFSIN2>のサブルー
チンが呼び出される。但し、レリーズ釦の第2段目の動
作が受は付けられるのは、AF釣動作終了して合焦状態
が得られ露出シーケンスが開始されるときである。<A
FSIN2>では、後述するように、合焦センサ2oの
CCD積分、測距出力の演算およびレンズの駆動等が行
なわれる。そして、この<AFSIN2>のAF釣動作
結果である合焦、非合焦の表示は、<AFslN2>の
動作の後、AFステータスフラグを監視して行なわれる
。AFステータスフラグはローコンフラグ(被写体がロ
ーコントラストのとき1#にセットされるフラグ、以下
、LCフラグと略記する)、移動フラグ(被写体が移動
しているとき“1#にセットされるフラグ、以下、Mフ
ラグと略記する)および最至近フラグ(レンズを最至近
距離以上に繰り出そうとしたときに1“にセットされる
フラグ、以下Nフラグと略記する)を有しており、これ
らのうち、いずれのフラグとも0のとき合焦が可能であ
り、上記各フラグのうち何らかのフラグが立つと合焦不
能であるので、AFステータスフラグの監視の結果、同
AFステータスフラグがOであれば合焦OKの表示が前
記AF表示回路24のLED24aによって行なわれ、
AFステータスフラグがOでなければ合焦不能の表示が
前記LED24bによって行なわれる。合焦であれば、
EOFAF信号が発せられてAF動作が終了し、メイン
CPU14にレリーズ釦の2段目の動作、即ち、露出シ
ーケンスの開始を待機する状態となる。つまり、−度合
焦が終了すると、AFENA信号がアクティブになりで
いても、その後のレンズ動作が禁止され合焦OK表示の
LED24aが点灯したままとなり、フォーカスロック
状態となる。メインCPU14からのAFENA信号が
″L#レベル(インアクティブ)になったときは第4図
に示すパワーオン・リセットのフローの初期動作にリタ
ーンする。
上記<AFSIN>のモードの動作中、くAFSIN2
>のサブルーチンのプログラム動作は第6図に示すよう
にして行なわれる。まず、前回の測距演算値(前回の合
焦センサ20の出力パルス)と今回の測距演算値(今回
の合焦センサ20の出力パルス)との比較のためにRE
TRY(リトライ)フラグがクリアされ、AFループカ
ウン°りに一連のAF動作における最大測距回数がセッ
トされる。このあと、ある明るさ以上では確実にCOD
積分が行なわれるように、ITIMEレジスタにCOD
積分時間の最大値がセットされる。そして、AFステー
タスフラグがクリアされ、Sランプフラグもクリアされ
る。ここまでのフローの動作でAF開始前のイニシャラ
イズ動作が終了する。このあと、〈レンズ・リード〉の
ルーチンが呼び出され、前記レンズデータ回路18に入
っているレンズ内の各データが読み出されたのち、測距
のための〈AF〉のルーチンが呼び出される。この<A
F>のサブルーチン内では、COD積分時にSランプ2
7aを点灯させる必要があるか否かが判断され、点灯す
る必要がある場合にはSランプフラグがセットされ、必
要ない場合にはクリアされる。また、ローライトフラグ
(被写体がローライトのとき1“にセットされるフラグ
、以下、LLフラグと略記する)、LCフラグがセント
或いはクリアされる。
今、<AF>の測距動作後、LLフラグ、LCフラグの
いずれもクリアされた状態にあるときは、〈パルス〉の
ルーチンを呼び出し、レンズ駆動量が計算される。即ち
、この〈パルス〉のルーチンでは、上記<AF>の動作
で求められフィルム面におけるピントズレ量をあられす
AF(測距)演算出力値を各交換レンズ毎の距離移動量
に変換するためにレンズデータ回路18から変倍係数等
の情報を読み取り、この読み取った変倍係数とAF演算
出力値により合焦点までの移動量に相当するパルス(ア
ドレス信号)数が計算される。
このあと、上記AF演算出力値(ERROR)と、レン
ズデータ回路18より読み出したAF精度スレソシロル
ドEThとを比較し、上記AF演算出力値(ERROR
)がAF精度スレッショルドEThよりも大きければ、
■へ進み、RETRYフラグの判別を行なう。1回目の
AF動作では、RETRYフラグが0であることからR
F、、T’ RYフラグのセットがおこなわれたあと、
上記駆動パルス数がセーブされる。そして、2回目以降
のAF動作ではRETRYフラグがセットされているの
で、今回の駆動パルス数と前回の駆動パルス数とが比較
される。このとき、前回パルス数に比較して今回パルス
数の方が移動量だけ少なめになっていれば、レンズ駆動
により合焦点に近づいたことになるので、次のレンズ駆
動では、さらに、より一層近づくであろうということに
なり、前回パルスに代って今回パルスがセーブされ、<
MDRIVAF’>のルーチンを呼び出し、レンズ駆動
を行なう。
前回パルスと今回パルスとの比較を行なう目的は、AF
クシ−ンス全体の発散動作を防ぐことにある。両者を比
較する仕方としては、(今回パルス数):(前回パルス
数X0.5 ) 、或いは(今回パルス数):(前回パ
ルス数X1.5)等が考えられる。AFクシ−ンスの系
が発散状態にありそうなときは被写体移動中にAF動作
を行なわせることが考えられるので、この場合には、速
やかにレンズ駆動を中止し、AF動作の無駄を防ぐため
にMフラグをセットして■へ進み、<5DISCNT>
、<CALD I S>のルーチンを呼び出す。
上記<MDRI VAF>によってレンズ駆動が行なわ
れたのち、AF小ループウンタのセットされたAF動作
の測距回数値から1を減じる。
そして、この結果、AF小ループウンタの値が0になっ
ていない場合は、■、TIMEレジスタに積分時間をセ
ントし、そして、AFENA信号がアクティブ(つまり
、レリーズ釦の1段目の動作がオン)になっているとき
、次回のAF動作のために、■に戻る。こうして、■−
■間のAF動作が繰り返し行なわれる毎にAF小ループ
ウンタの値が1回ずつ減じられていくことにより、次第
に合焦点に近づくことになるが、AF小ループウンタの
値がOになってもAF演算出力値(ERROR)が上記
AP精度スレッショルドEThよりも小さくならないと
きは合焦不能であるとしてMフラグがセットされること
になる。
上記AF精度スレッショルドEThは、メインCPU1
4より送信されてくる撮影レンズの開放絞り値情報FN
oによって決定される。AF用CPU22は、この開放
絞り値情報FNoにより選択される使用センサ(例えば
F2.8用/F4用センサ)と、許容錯乱円(例えばδ
−1730m)とから、AF精度スレッショルドETh
を算出する。
上記C−C間のAF動作の結果、ERROR<EThに
なると、つまり上記AF演算出力値(ERROR)がピ
ント誤差範囲内になると、AFステータスフラグをクリ
アして合焦状態に至ったことを示し、<5DISCNT
>、<CALD I s>のルーチンを呼び出す。
ここで上記<AF>の動作後、もし、LLフラグ或いは
LCフラグがセントされていれば、Sランプフラグの状
態がテストされる。このとき、Sランプフラグが事前に
“1#にセットされていれば、AFのための積分動作中
にSランプ27aが点灯していたにもかかわらずローラ
イト、ローコントラストの状態になったことになるので
、この場合は、再度LCフラグをテストし、ローコント
ラストの場合のみ〈レンズNF(合焦不能)〉のルーチ
ンを呼び出し、合焦不能の積極的表示を行なう。即ち、
この〈レンズNF>のルーチンでは、まず、レンズを一
旦、最至近位置まで繰り出したのち、無限遠(■)位置
まで繰り込ませ、このレンズの大幅な移動によって積極
的に合焦不能をユーザに知らせる。
なお、合焦不能を表わすレンズとしては無限遠(oO)
位置から最至近位置へ繰り出す動作であってもよい。ま
た、この〈レンズNF>では、無限遠(oo)位置に当
て付くことにより、レンズ距離環の無限遠(oo)位置
からの駆動パルス数(移動アドレス信号数)をセーブす
るための絶対距離カウンタのイニシャライズが行なわれ
一25= る。もし、ローコントラストでなければ、ローライトで
ありながらAFの演算が行なわれたことになるので、こ
の場合は、■に戻る。
また、Sランプフラグが事前にクリアされていたときに
は、以前にはSランプ27aが消灯していたことになる
ので、LLフラグ、或いはLCフラグがセットされてい
る場合は、Sランプフラグをセットし、■に進む。従っ
て、2回目以降のAF動作でSランプ27aが点灯する
ことになる。
いずれにしろ、<AFSIN2>の動作の終りには<S
D I 5CNT>のルーチンが呼び出されて実行され
たのち、<CALD I S>が呼び出される。<5D
ISCNT>では絶対距離カウンタに距離環の無限遠(
■)位置からの駆動パルス数がセットされる。そして、
〈CALDIS>において、上記の絶対距離カウンタに
セントされたパルス数と、レンズデータ回路1826一 内の絶対距離係数a、bとから、被写体までの絶対距離
の演算が行なわれ、この求められた絶対距離と絶対距離
カウンタの内容がメインcPU14に送られる。この<
CALI)IS>での絶対距離の計算については後に詳
述する。<CALDIS>が実行されたあとは、第5図
に示す<AFSIN>のフロー中の<AFSIN2>の
動作後の位置にリターンする。
次に、前記第4図に示すフローにおいて、〈AFSEQ
>のモードが選択された場合には、第7図に示す<AF
SEQ>のルーチンが呼び出される。この<AFSEQ
>では、レリーズ釦の第1段目の動作が行なわれると、
このあと、EOFAF信号がアクティブになるまでの第
1回目のAF動作は、前記<AFSIN>の場合と全く
同じ動作を実行する。つまり、<AFSIN>も<AF
SEQ>も<AFSIN2>の動作が行なわれ、合焦不
能時には、積極的にレンズを異常駆動させユーザに知ら
せる。
ところで、<AFSIN2>では、前述したように、ロ
ーライト、ローコントラストのときはSランプ27aを
用いてAP動作のための測距を補助するようにしている
が、<AFSEQ>のモードで、AF動作連続させると
きも、同様にSランプ27aを使用するようにすると、
Sランプ27aは<AF>におけるCCD積分動作の時
間中に連続して点灯発光することとなり、消費電流の増
大およびSランプ27aの発熱による効率低下が発生す
ることになるとともに、合焦不能時にレンズの異常駆動
が連続して行なわれ、ユーザに対して不安感を与えるも
のとなる。
そこで、<AFSEQ>では、AF動作が1口実行され
てEOFAF信号がセットされたあと、AFENA信号
を判別し、同信号がアクティブであれば、レリーズ釦の
第1段目の動作がm続されていることであり、<AFS
EQ2>のルーチンが呼び出される。AFENA信号が
ノンアクティブであれば、レリーズ釦の第1段目の動作
がオフ、若くは第2段目の動作がオンに至ったものとし
てリターンすることになる。
<AFSEQ2>では後述するように、合焦センサ20
のCCD積分、AFの演算およびレンズの駆動等が行な
われるが、レンズの異常駆動による積極的合焦不能表示
および測距のためのSランプ27aの点灯も行なわれな
い。そして、この<AFSEQ2>の動作の結果、AF
ステータスフラグの判別がなされ、同フラグが0であれ
ば合焦OKの表示が行なわれ、0でなければ合焦不能の
表示が行なわれる。合焦OKの表示のあとは、EOFA
F信号が発せられてレリーズ釦の第2段目の動作による
露出シーケンスの開始が可能となる。このEOFAF信
号が発せられたあと、或いは合焦不能の表示がなされた
あとは、再度、AFENA信号のテストに入るので、レ
リーズ釦の第1段目の動作をオンしつづける限りは、<
AFSEQ2>を中心としたAF動作が連続して行なわ
れる。そして、AFENA信号がノンアクティブになっ
たとき、第4図に示すパワーオン・リセットのフローの
初期動作にリターンする。なお、EOFAF信号のクリ
アは、次回のAF動作におけるCCD積分の後、或いは
リターン後の、I10イニシャライズ (第4図参照)
においてなされる。
上記<AFSEQ>のモードのフローチャートにおいて
、<AFSEQ2>のサブルーチンのプログラム動作は
第8図に示すようにして行なわれる。
まず、ITIMEレジスタに積分時間がセントされたの
ち、AFステータスフラグがクリアされ、Sランプフラ
グがクリアされる。このあと、〈レンズ・リード〉のサ
ブルーチンが呼び出され、ここでレンズデータ回路18
内のレンズデータが読み出される。そして、<AF>の
ルーチンで、測距がおこなわれたあと、−旦、AF表示
回路24をオフにし、合焦OK表示用LED24a、合
焦不能表示用LED24bのいずれも点灯しないように
する。つまり、レンズ駆動中はAF用表示を行なわない
ようにする。続いて、EOFAF信号をクリアしたのち
、LCフラグを判定し、ローコントラストであればリタ
ーンし、ローコントラストでなければ<CHKFNO〉
のサブルーチンを呼びだす。なお、ローライトであって
も、コントラストがある場合には、測距演算は可能であ
るので、LLフラグの判定は省略している。
<CHKFNo>は、本発明の重要な部分であり、被写
体の微動や電気的ノイズや光ノイズ等によりAF精度ス
レッショルドEThを超えた場合絞り込み動作を行なっ
て、AF精度スレソシロルドETh内に収めることによ
り、AF精度を低下させることなく合焦検出を可能にす
るものである。
第9図を用いて、サブルーチン<CHKFNO〉を説明
する。まず<READFNo >において、メインCP
U14より現測光値より決定される絞り値情報(実効F
No情報)を受けとり、その値をFNo ’として記憶
する。次に前述の<AF>内で求められピントズレ量を
示すAF演算出力値(E RROR)と(許容錯乱円δ
(例えば1/30mm) ) X (F N o ’ 
)で求められる像面深度△dとを比較する。
この比較の結果、ERROR値≦δXFNo’であれば
、焦点検出の結果、許容範囲内にあるので、5FNoに
FNo’をセットし、RETRY2フラグをクリアし、
AFステータスフラグをクリアし、5FNoをメインC
PU14に送った後、リターンする。
また、ERROR値〉δXFNo’であれば、焦点検出
の結果、許容範囲外にあるので、許容範囲内に収るよう
な絞り込み量を、ERROR×1/δにより算出し、こ
の値をFNo“とする。
次にΔFNo=FNo“−FNO”を演算し、この値が
ある決められた所定値(例えばIEV)以内であれば、
5FNoにFNo’をセットしRETRY2フラッグを
クリアする。一方、ΔFNoが所定値より大きい場合に
は、RETRY2フラグをセットし、5FNoにFNo
 ’をセットする。いずれの場合でも、AFステータス
フラグクリア後、5FNoにセットされたFNOをメイ
ンCPU14に送り、リターンする。
なお、メインCPU14側では、この送り返された絞り
値情報5FNoを基に正しい露出値を決定する。
再び第8図に戻って、<CHKFNo>のリターン後に
は、RETRY2フラグをテストし、クリアされていれ
ば、<AFSEQ2>にそのままリターンする。この場
合には、現在のままで許容範囲に入っているか、許容範
囲に入っていなくても絞り込み動作を行うことにより許
容範囲に入るので、AF精度は保障されることなる。こ
の結果レンズが駆動されることがないのでスピーディ−
な合焦制御となる。またRETRY ’2フラグのテス
トの結果クリアされていなければくパルス〉サブルーチ
ンを呼び出しくAF〉の動作で求められたAF演算出力
値を交換レンズ毎の距離移動量に変換するためにレンズ
データ回路18から変倍係数を読み取り、これとAF演
算出力値とから駆動パルス数(アドレス数)の計算が行
なわれる。
次に<MDRI VAF>が呼び出され合焦点の位置ま
でレンズ駆動が行なわれる。このあと、<SD I 5
CNT>が呼び出されて絶対距離カウンタに、レンズの
無限遠(oo)に繰り込まれた位置を基準とする駆動パ
ルス数がセットされ、続いて、<CALDIS>におい
て、上記絶対距離カウンタにセットされた駆動パルス数
とレンズデータである絶対距離係数a、bとから被写体
までの絶対距離が演算されると、このあとリターンする
。この絶対距離の演算値および上記絶対距離カウンタに
セットされた駆動パルス数とがメインCPU14に送ら
れる。そして、リターンしくAFSEQ2>を終る。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
前述した本発明の一実施例は、像面深度以上のAF演算
出力値(ERROR)の変化が、焦点検出装置より出力
された場合、このAF演算出力値(ERROR)が所定
値より小さいときには絞り装置を絞り込むことによって
AF精度を保障し、AF演算出力値(E RROR)が
所定値より大きいときにはレンズ駆動用モータの駆動す
るように構成されていたのに対し、この他の実施例は、
像面深度以上のAF演算出力値(E RROR)の変化
があった場合には、ただちにレンズ駆動用モータの駆動
を再開するようにしたものである。
本発明の一実施例のサブルーチン<CHKFNo〉以外
は他の実施例と同じであるので、この<CHKFNo>
に対応する。<CHKFNo2>について説明する。
このサブルーチン<CHKFNo2>は、第10図に示
した<AFSEQ2>のルーチンからジャンプし、この
サブルーチン<CHKFN02>では、まず< RE 
A D F N o > ニおイテ、メインCPU14
より現測光値より決定される絞り値情報(実効FNo情
報)を受けとり、その値をFNo ’として記憶する。
次に前述の<AF>内で求められたズレ量をあられすA
F演算出力(E RROR)値と像面深度(像面深度△
d−許容錯乱円δ×実効FNo′)とを比較する。比較
の結果ERROR値≦δXFNo ’であれば撮影レン
ズのピント位置は許、容範囲内にあるのでRETRY2
フラグをクリアする。また、比較の結果ERROR値〉
δX F N o ’であれば許容範囲外であるので、
レンズの再駆動用のRETRY2フラグをセットし、A
Fステータスフラグをクリアして第10図に示す<AF
SEQ2>にリターンする。
本発明の他の実施例は一実施例における絞り込み動作を
行なわせるかどうかの判定(TEV)を0にした場合と
同じである。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、−度正確な合焦点
を検出した後は(実効絞り値情報)×(許容錯乱円)に
よって決まる合焦範囲を出るまでは撮影レンズの駆動を
禁止するようにしたので、十分な合焦精度を確保しなか
らモータのハンチング等の不具合を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の焦点検出装置の基本的構成を示すブ
ロック図、 第2図は、本発明が適用されるカメラシステムの電源供
給を主体とする電気回路のブロック図、 第3図は、上記第2図中のAFブロックを中心とした信
号の授受を示すブロック系統図、第4図〜第11図は、
上記第3図に示したAF用CPUを中心としたプログラ
ム動作を表したフローチャート。 1−−−−−−−−ズレ量検出手段 2−−−−−−−
一撮影レンズ3・・・−・・・−レンズ駆動手段 4−
・−駆動禁止手段手続補正書 昭和61年12月9日 昭和61年特許願第256693号 2、発明の名称 焦点検出装置 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 〒151  東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号(自
 発) 5、補正により増加する発明の数     なし6、補
正の対象 [明細書の発明の詳細な説明め欄」 7、補正の内容 明細書第36頁第9行目に記載のrl[EVjをrlE
VJと補正します。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮影レンズを透過した被写体光を受光し、フィル
    ム面におけるピントズレ量を検出するズレ量検出手段と
    、 このズレ量検出手段の出力に基づいて前記撮影レンズを
    駆動するレンズ駆動手段と、 前記ズレ量検出手段により、合焦が検出された後は、前
    記ズレ量が(撮影実効絞り値情報)×(許容錯乱円)以
    上に変化するまでは前記レンズ駆動手段の作動を禁止す
    る駆動禁止手段と、を具備したことを特徴とする焦点検
    出装置。
  2. (2)前記ズレ量が(撮影実効絞り値情報)×(許容錯
    乱円)以下になるように絞りを絞り込み、適正露光とな
    るようにシャッタ速度を制御する露出制御装置を具備す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項目記載の焦点
    検出装置。
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