JPS63109410A - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

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JPS63109410A
JPS63109410A JP25534686A JP25534686A JPS63109410A JP S63109410 A JPS63109410 A JP S63109410A JP 25534686 A JP25534686 A JP 25534686A JP 25534686 A JP25534686 A JP 25534686A JP S63109410 A JPS63109410 A JP S63109410A
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lens
motor
backlash
pulses
flag
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JP25534686A
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Azuma Miyazawa
東 宮沢
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動合焦装置、詳しくは、被写体からの光
によって測距し、デフォーカス量を検出して合焦の目標
位置を演算し、モータを駆動し撮影レンズを合焦位置ま
で移動させる自動合焦装置に関するものである。
[従来の技術] 撮影レンズを透過した被写体からの光をオートフォーカ
ス(以下、APと略記する)測距し、デフォーカス量を
検出し、合焦の目標位置をエンコーダパルス数に変換し
、パルスカウントにより合焦位置までレンズを移動する
自動合焦装置においては、レンズを駆動する場合、AF
モータの出力は、直接レンズには伝達されず、駆動ギヤ
ー等を介して伝わるため、駆動ギヤーのガタ、モータと
レンズ接続部のガタ等のいろいろな要因で発生するガタ
がバックラッシュとなる。
このバックラッシュは、レンズを前回駆動した方向と同
一方向に駆動する場合には出ない。しかし、レンズが移
動終端に達し停止している場合、前回と駆動方向が変わ
った場合には、必らずバックラッシュが出る。このバッ
クラッシュが出ると、エンコーダパルスが出ても実際に
は、レンズは動いていないという状態が数〜数10パル
ス分続く。
このため、実際にレンズが移動して目標パルス分カウン
トされてレンズが停止した場合には、バックラッシュ時
のパルス分だけ目標位置に到達していないという不具合
が生じていた。
従って、従来のものでは、ここで再度測距をしなおし非
合焦の場合は再度レンズを駆動することにより、バック
ラッシュがあっても合焦するようにしていた。
〔発明が解決しようとする問題点] ところが、従来のもののようにバックラッシュがあると
きには、レンズを再駆動するとAF動作の時間が長くな
り、狙った写真のタイミングがズレるしシャッタチャン
スをのがしてしまい、イライラしてしまうという不具合
があった。
従って、本発明の目的は、上記従来の不具合を解消する
ために、既存のAFiWlには何等変史を加えることな
く、簡単な手段でレンズ駆動中にバックラッシュをA1
1J定し、目標位置に一度で合わせることができる自動
合焦装置を提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用]本発明では
上記問題点を解決するために、第1図の概念図に示すよ
うに、フィルム面と光学的に共役な位置での被写体像の
デフォーカス量を演算する手段1と、このデフォーカス
量に対応する目標パルス数を設定する手段2と、モータ
の回転動作に伴ない発生するパルスを検出する手段3と
、この検出パルスによって上記設定された目標パルス数
をカウントする手段4と、上記目標パルス数だけモータ
を駆動する手段5とを6し、上記モータによって撮影レ
ンズを合焦位置に移動させる自動合焦装置において、 上記モータの始動時にモータの回転動作に伴なうパルス
の発生間隔が長くなったことを検出する手段6と、 この検出時点から上記発生パルスのカウントを新めて行
なうようにするリセット手段7と、を設けたことを特徴
とする。
即ち、モータ駆動を開始したときに、バックラッシュが
ある場合には、モータの回転により発生するエンコーダ
パルスは比較的短い間隔で発生し、モータが加速するに
従って間隔も狭くなる。しかし、バックラッシュ分のパ
ルスの発生経過後、レンズが動き始めると、トルクが急
に増すため、エンコーダパルス間隔は急に長くなる。本
発明では、この点に若目し、エンコーダパルスは間隔が
急に長くなった所までがバックラッシュ分であるので、
このバックラッシュ分が終わった時点で、目標カウント
数を再度セットしなおし、バックラッシュを含まない正
確なレンズ駆動を行なうようにしたものである。
[実 施 例コ 以下、本発明をAF機能を有したレンズ交換式カメラに
適用した実施例について説明する。
第2図は本発明が適用されるカメラシステムの電源供給
を主体として見た全体のブロック図である。電源電池1
1の電圧vccは電源スィッチ12の開成時にDC/D
Cコンバータ13により昇圧され、ラインg。、91間
が電圧vDDに定電圧化されている。ラインno、n、
間にメインCPU14、バイポーラ■回路15.バイポ
ーラ1回路16、ストロボ制御回路17.レンズデータ
回路18、データパック回路19が接続されており、バ
イポーラ■回路15の電源供給制御はメインCPUのパ
ワーコントロール回路からの信号により行なわれ、パイ
ポー91回路16〜データパック回路19の電源供給制
御はバイポーラ■回路15からのパワーコントロール信
号により行なわれる。
合焦センサ20.A/Dコンバータ21.AF用CPU
22からなるAPブロックは電源制御用トランジスタ2
3を介してラインg。、Jl!1間に接続されており、
このAFブロックに対する電源供給制御はメインCPU
14のA F 用パワーコントロール回路からの信号に
よる上記トランジスタ23のオン、オフ制御により行な
われる。AFJ[1CPU22はAF用アルゴリズム演
算を行なうための回路で、合焦・非合焦の表示を行なう
AF表示回路24が接続されている。メインCPU14
は巻上、巻戻、露出シーケンス等カメラ全体のシ−ケン
スをコントロールするための回路で、上記合焦表示以外
の表示を行なう表示回路25を接続されている。バイポ
ーラ■回路15は巻上、巻戻用モータボ+制御、レンズ
駆動およびシャッタ制御等、カメラのシーケンスに必要
な各種ドライバを含む回路で、AFモータ駆動回路26
およびAF補助光回路27等が接続されている。バイポ
ーラ1回路16は主として測光をつかさどる回路であり
、測光素子28を有している。ストロボ制御回路17は
内蔵、或いは外付けされたストロボ29に対する発光制
御を行なうためのものである。レンズデータ回路18は
、交換レンズ毎に異なる、AF。
11−1光、その他のカメラ制御に必要な、固有のレン
ズデータを記憶した回路である。このレンズデータ回路
18に゛入っているレンズデータのうちAPに必要なデ
ータとしては、レンズ変倍係数(ズーム係数)、マクロ
識別信号、絶対圧離係IQa、  b。
パワーフォーカスデユーティ係数、AF精度スレショー
ルドETh、  レンズ移動方向、開放F値等である。
上記バイポーラ■回路15では電源電圧■DDの状態を
監視しており、電源電圧が規定電圧より低下したときメ
インCPU14にシステムリセット信号を送り、バイポ
ーラ■回路15〜データパック回路19の電源供給、並
びに、合焦センサ20゜A/Dコンバータ21およびA
P用CPU22からなるAFブロックの電源供給を断つ
ようにしている。メインCPU14への電源供給は規定
電圧以下でも行なわれる。
第3図はAPラブックを中心とした信号の授受を示す系
統図であり、AF用CPU22とメインCPU14はシ
リアルコミュニケーションラインでデータの授受を行な
い、その通信方向はシリアルコントロールラインにより
制御される。このコミュニケーションの内容としては、
レンズデータ回路18内の固有のレンズデータや、絶対
距離情報である。また、メインCPU14からAP用C
PU22にカメラのモード(AFシングルモード/AF
シーケンスモード/パワーフォーカス(以下、PFと略
記する)モード/その他のモード)の各情報がモードラ
インを通じてデコードされる。
さらに、メインCPU14からAP用CPU22へのA
FENA (APイネーブル)信号はAF。
PFの各モードのスタートおよびストップをコントロー
ルする信号であり、AF用CPU22からメインCPU
14へのEOFAF (エンドオブAF)信号はAP、
PFモードでの動作終了時に発せられ露出シーケンスへ
の移行を許可する信号である。
また、バイポーラ■回路15はAP用CPU22からの
AFモータコントロールラインの信号をデコードし、A
Fモータ駆動回路26をドライブする。AFモータ駆動
回路26の出力によりAFモータ(レンズ駆動モータ)
31が回転すると、レンズ鏡筒の回転部材に等間隔に設
けら゛れたスリット32が回転し、同スリット32の通
路を挟んで発光部33aと受光部33bとを対向配置さ
せてなるフォトインクラブタ33がスリット32をカウ
ントする。即ち、スリット32とフォトインクラブタ3
3はアドレス発生部34を構成しており、同アドレス発
生部34から発せられたアドレス信号(スリット32の
カウント信号)は波形整形されてAF用CPU22に取
り込まれる。
AFCPU22からバイポーラ■回路15に送られるサ
ブランプ(以下、Sランプと略記する)信号はAF補助
光回路27をコントロールする信号で、被写体がローラ
イト(低輝度)、ローコントラストのときSランプ27
aを点灯する。
AF用CPU22に接続されたAP表示回路24は合焦
時に点灯する合焦OK表示用LED C発光ダイオード
)24aと、合焦不能時に点灯する合焦不能表示用LE
D24 bを有している。なお、このAF用CPU22
にはクロック用発振器35゜リセット用コンデンサ36
が接続されている。
また、上記AF#lCPU22とA/Dコンバータ21
はパスラインによりデータの授受を行ない、その伝送方
向はパスラインコントロール信号により制御される。そ
して、AF用CPU22からA/Dコンバータ21にセ
ンサ切換信号、システムクロック信号が送られるように
なっている。そして、A/Dコンバータ21は例えば、
CCDからなる合焦センサ20に対しCCD駆動クロッ
ク信号、COD制御信号を送り、合焦センサ20からC
CD出力を読み出し、この読み出したアナログ値のCC
D出力をディジタル変換してAF用CPU22に送る。
次に、上記第3図に示したAFブロックを中心とするマ
イクロコンピュータのプログラム動作のフローチャート
を説明する。AFブロックは、第2図に示したように、
メインCPU14のAF用パワーコントロール回路を動
作状態にすることによってトランジスタ23がオンして
電源電圧vDDが供給され、これによって、第4図に示
すパワーオン・リセットのルーチンの実行を開始する。
このパワーオン・リセットルーチンが開始されると、ま
ず、く!10イニシャライズ〉のサブルーチンでAFブ
ロックの駆動回路のイニシャライズが行なわれる。具体
的には、AF表示回路24゜AFモータ駆動回路26お
よびAF補助光回路27等のオフ並びにメインCPU1
4とのシリアルコミュニケーションラインのイニシャラ
イズ等が行なわれる。
次に、くモード・リード〉のサブルーチンで、メインC
PU14からのモードラインの信号(モード信号)を読
み出し、いかなるレンズ駆動モードを実行するかを判断
したのち、くタイマ〉のルーチンで一定時間を経て、再
度くモード・リード〉のルーチンを経てモードの切換時
点を読み取っている。そして、モードの切換えが完了す
るまでは最初のくモード・リード〉に戻る。くモード・
リード〉のサブルーチンを〈タイマ〉を挟んで2回通過
するようにしているのは、モード切換時点での読み取り
の誤動作を防止するためである。
モードの切換えが確実に行なわれて切換前と切換後のモ
ードが同一になったとき、その切換後のモードを読み取
って各モードのサブルーチンへ移行する。即ち、レンズ
駆動の各モードとしては、〈レンズリセット>、<PF
(パワーフォーカス)>、<AFS IN (AFレシ
ンル)>、<AFSEQ(AFシーケンス)〉の各モー
ドがあり、これらのモードのうちの1つが選ばれると、
この選択されたモードのサブルーチンを実行したのち上
記くI10イニシャライズ〉のルーチンへ戻る。
くレンズリセッ1−>、<PF>、<AFSIN>。
<AFSEQ>のいずれのモードも選択されず、〈その
他〉のモードが選ばれたときなどは、これは単なるノイ
ズとみなされて、〈タイマ〉のルーチンで一定時間の経
過後上記<I10イニシャライズ〉へ戻る。
ここで、くレンズリセット〉モードの動作は、レンズを
強制的に無限遠(oo)の位置まで繰り込み、これによ
って、相対的距離信号、即ち、合焦センサ20から出力
されるallllll借出力信号遠((1))の位置か
らのパルス移動数に置き換えて絶対距離信号に変換しよ
うとするためのイニシャライズ動作、即ち、絶対距離カ
ウンタのクリア動作である。〈レンズリセット〉が選択
された場合、この絶対距離カウンタのクリアのあと、例
えば5ms経ってからI10イニシャライズ動作に戻る
。また、<PF>モードとは、レンズの距離環を手動で
はなく、レンズ駆動モータ31によって駆動し、レンズ
のフォーカシング動作をマニュアルのピント合せ又はフ
ォーカスエイドを用いて実施し・ようとするものである
。さらに詳しく言えば、後述するPFUP (アップ)
用操作スイッチSνl。
PFDN (ダウン)用操作スイッチSW2のオン。
オフによってレンズの繰り出し、繰り込みが行なわれる
ことになる。また、<AFS IN>のモードの動作は
、ワンショットAF動作であり、被写体に対してAF動
作後にフォーカスロックするものである。さらに、<A
FSEQ>モードは、連続AFであり、このモードでは
、レリーズ釦の1段目を動作しつづける限りAF動作を
連続的に行なうことになる。
ところで、レンズ駆動の各モードに関する操作スイッチ
としては、下記の表1に示すように、4つの操作スイッ
チsw  −5w4が用いられる。
以下、余白 表   1 上記表1に示す第1.第2の操作スイ・ノチSW1゜S
W はAFモードとPFモードで共通に用いられるもの
であり、第3の操作スイッチSW3はオフのときAFモ
ード、オンのときPFモードが選択される。AFモード
で第1.第2の操作スイッチsw  、sw2がともに
オフのときレンズリセットモードとなり、ともにオンの
ときAFSEQモードとなり、第1の操作スイッチSW
lがオフ。
第2の操作スイッチSW2がオンのときAFSINモー
ドとなる。PFモードで第1.第2の操作スイッチsw
  、sw2がともにオフ、又はともにオンのときはス
トップモードにあり、第1の操作スイッチSW1がオン
のときはモータによって距離環を近距離側に回転させて
レンズを繰り出すPFUP (アップ)モードとなり、
第2の操作スイッチSW2がオンのときは距離環を遠距
離側に回転させてレンズを繰り込むPFDN (ダウン
)モードとなる。また第4の操作スイッチSv4は、A
PモードのうちのいずれのモードおよびPFモードのう
ちのストップモードではオン、オフのいずれの状態にあ
っても変化はないが、PFモードでオンのときHl(高
速)モードとなり、レンズ駆動モータ31が高速回転し
距離環の粗動が行なわれ、オフのときLO(低速)モー
ドとなり、モータ31 (第3図参照)が低速回転して
距離環の微動が行なわれる。
次に、各レンズ駆動モードの動作について第5図〜第9
図のフローチャートを用いて説明する。
まず、<AFSIN>のモードが選択された場合は、第
5図に示す<AFSIN>のルーチンが実行され、メイ
ンCPU14からのAFENA信号が”H”レベル(ア
クティブ)になっているか否かを検出する。レリーズ釦
の第1段口の動作でAFENA信号がアクティブになっ
てAP動作が開始され、<AFSIN2>のサブルーチ
ンが呼び出される。但し、レリーズ釦の第2段目の動作
が受は付けられるのは、AF動作が終了して合焦状態が
得られ露出シーケンスが開始されるときである。<AF
SIN2>では、後述するように、合焦センサ20のC
CD積分、測距出力の演算およびレンズの駆動等が行な
われる。そして、この<AFSIN2>のAF動作の結
果である合焦。
非合焦の表示は、<AFSIN2>の動作の後、AFス
テデースフラグを監視して行なわれる。AFステデース
フラグはローフンフラグ(被写体がローコントラストの
ときl”にセットされるフラグ、以下、LCフラグと略
記する)、移動フラグ(被写体が移動しているとき“1
 “にセットされるフラグ、以下、Mフラグと略記する
)および最至近フラグ(レンズを最至近距離以上に繰り
出そうとしたときに“1”にセットされるフラグ、以下
Nフラグと略記する)を有しており、これらのうち、い
ずれのフラグとも0のとき合焦が可能であり、上記各フ
ラグのうち何らかのフラグが立つと合焦不能であるので
、AFステデースフラグの監視の結果、同APステータ
スフラグが0であれば合焦OKの表示が前記AP表示回
路24のLED24aによって行なわれ、AFステデー
スフラグが0でなければ合焦不能の表示が前記LED2
4bによって行なわれる。合焦であれば、EOFAF信
号が発せられてAF動作が終了し、メインCPU14に
レリーズ釦の2段目の動作、即ち、露出シーケンスの開
始を待機する状態となる。つまり、−度合焦が終了する
と、AFENA信号がアクティブになっていても、その
後のレンズ動作が禁止され合焦OK表示のLED24 
aが点灯したままとなり、フォーカスロック状態となる
。メインCPU14からのAFENA信号が“L”レベ
ル(インアクティブ)になったときは第4図に示すパワ
ーオンφリセットのフローの初期動作にリターンする。
上記<AFS IN>のモードの動作中、<AFSIN
2>のサブルーチンのプログラム動作は第6図に示すよ
うにして行なわれる。まず、前回の測距演算値(前回の
合焦センサ20の出力パルス)と今回の測距演算値(今
回の合焦センサ20の出力パルス)との比較のためにR
ETRY (リトライ)フラグがクリアされ、AF小ル
ープウンタに一連のAF動作における最大測距回数がセ
ットされる。このあと、ある明るさ以上では確実にCO
D積分が行なわれるように、ITIMEレジスタにCO
D積分時間の最大値がセットされる。そして、AFステ
デースフラグがクリアされ、Sランプフラグもクリアさ
れる。ここまでのフローの動作でAF開始前のイニシャ
ライズ動作が終了する。
このあと、くレンズ・リード〉のルーチンが呼び出され
、前記レンズデータ回路18に入っているレンズ内の各
データが読み出されたのち、Δ−1距のための<AF 
>のルーチンが呼び出される。この<AF>のサブルー
チン内では、CCD積分時にSランプ27aを点灯させ
る必要があるか否かが判断され、点灯する必要がある場
合にはSランプフラグがセットされ、必要ない場合には
クリアされる。また、ローライトフラグ(肢写体がロー
ライトのとき“1”にセットされるフラグ、以下、LL
フラグと略記する)、LCフラグがセット或いはクリア
される。
今、<AF〉ノaI+1距動作後、LLフラグ、LCフ
ラグのいずれもクリアされた状態にあるときは、くパル
ス〉のルーチンを呼び出し、レンズ駆動量が計算される
。即ち、このくパルス〉のルーチンでは、上記<AF>
の動作で求められたAF(測距)演算出力値を各交換レ
ンズ毎の距離移動量に変換するためにレンズデータ回路
18から変倍係数等の情報を読み取り、この読み取った
変倍係数とAF演算出力値により合焦点までの移動量に
相当するパルス(アドレス信号)数が計算される。
このあと、上記AF演算出力値(ERROR)と、レン
ズデータ回路18より読み出したAF精度スレッシヲル
ドEThとを比較し、上記AF演算出力値(ERROR
)がAF精度スレッショルドEThよりも大きければ、
■へ進み、RETRYフラグの判別を行なう。1回目の
AF動作では、RETRYフラグが0であることからR
ETRYフラグのセットがおこなわれたあと、上記駆動
パルス数がセーブされる。そして、2回目以降のAF動
作ではRETRYフラグがセットされているので、今回
の駆動パルス数と前回の駆動パルス数とが比較される。
このとき、前回パルス数に比較して今回パルス数の方が
移動量だけ少なめになっていれば、レンズ駆動により合
焦点に近づいたことになるので、次のレンズ駆動では、
さらに、より一層近づくであろうということになり、前
回パルスに代って今回パルスがセーブされ、<MDRI
VAF>のルーチンを呼び出し、レンズ駆動を行なう。
この<MDRIVAF>ではバックラッシュ検出も行な
い、正確な目標位置にレンズを移動させていく役目もは
たしている。これは後述する。
前回パルスと今回パルスとの比較を行なう目的は、AF
シーケンス全体の発散動作を防ぐことにある。両者を比
較する仕方としては、(今回パルス数):(前回パルス
数X O,5) 、或いは(今回パルス数):(前回パ
ルス数X 1.5)等が考えられる。APシーケンスの
系が発散状態にありそうなときは被写体移動中にAF動
作を行なわせることが考えられるので、この場合には、
速やかにレンズ駆動を中止し、AF動作の無駄を防ぐた
めにMフラグをセットして■へ進み<5DISCNT〉
、CALDIS>のルーチンを呼び出す。
上記<MDRIVAF>によってレンズ駆動が行なわれ
たのち、AF小ループウンタのセットされたAF動作の
測距回数値から1を減じる。そして、この結果、AF小
ループウンタの値がOになっていない場合は、ITIM
Eレジスタに積分時間をセットし、そして、AFENA
信号がアクティブ(つまり、レリーズ釦の1段口の動作
がオン)になっているとき、次回のAP動作のために、
0に戻る。こうして、0−0間のAF動作が繰り返し行
なわれる毎にAF小ループウンタの値が1回ずつ減じら
れていくことにより、次第に合焦点に近づくことになる
が、APループカウンタの値が0になってもAF演算出
力値(ERROR)が上記AP精度スレッショルドET
hよりも小さくならないときは合焦不能であるとしてM
フラグがセットされることになる。
上記0−0間のAF動作の結果、ERROR<EThに
なると、つまり上記AF演算出力値(ERROR)がピ
ント誤差範囲内になると、AFステデースフラグをクリ
アして合焦状態に至ったことを示し、<5DISCNT
>、<CALDIS>のルーチンを呼び出す。
ここで、上記<AF>の動作後、もし、LLフラグ或い
はLCフラグがセットされていれば、まず、前回のAF
動作の時、低コントラストで、かつ合焦であったかどう
かチェックされる。前回合焦であった場合は、前回LC
であったにもかかわらず、レンズNF動作後に、コント
ラストが一定値以上になり、パルス計算ができた場合を
再度写したと判断して、〈パルス〉のルーチンへ移項す
る。なお電源スィッチを切った場合は、前回合焦の記憶
がクリアされる。前回非合焦の場合は新しい場面と判断
してSランプフラグの状態がテストされる。このとき、
Sランプフラグが事前に“1”にセットされていれば、
AFのための積分動作中にSランプ27aが点灯してい
たにもかかわらずローライト、ローコントラストの状態
になったことになるので、この場合は、再度LCフラグ
をテストし、ローコントラストの場合のみくレンズNF
(合焦不能)〉のルーチンを呼び出し、合焦不能の積極
的表示を行なう。即ち、このくレンズNF〉のルーチン
では、まず、レンズを一旦、最至近位置まで繰り出した
のち、無限遠(■)位置まで繰り込ませ、このレンズの
大幅な移動によって積極的に合焦不能をユーザに知らせ
る。なお、移動中も積分動作が繰り返され、コントラス
トが一定値以上となった場合はレンズ移動を停止し、再
びAF動作がなされる。なお、合焦不能を表わすレンズ
としては無限遠(Cx3)位置から最至近位置へ繰り出
す動作であってもよい。また、このくレンズNF>では
、無限遠(ω)位置に当て付くことにより、レンズ距離
環の無限遠(oo)位置からの駆動パルス数(移動アド
レス信号数)をセーブするための絶対距離カウンタのイ
ニシャライズが行なわれる。もし、ローコントラストで
なければ、ローライトでありながらAFの演算が行なわ
れたことになるので、この場合は、■に戻る。
また、Sランプフラグが事前にクリアされていたときに
は、以前にはSランプ27aが消灯していたことになる
ので、LLフラグ、或いはLCフラグがセットされてい
る場合は、Sランプフラグをセットし、[F]に進む。
従って、2回目以降のAF動作でSランプ27aが点灯
することになる。
いずれにしろ、<AFSIN2>の動作の終りには<5
DISCNT>のルーチンが呼び出されて実行されたの
ち、<CALDIS>が呼び出される。<5DISCN
T>では絶対距離カウンタに距離環の無限遠(閃)位置
からの駆動パルス数がセットされる。そして、<CAL
DIS>において、上記の絶対距離カウンタにセットさ
れたパルス数と、レンズデータ回路18内の絶対距離係
数a、bとから、被写体までの絶対距離の演算が行なわ
れ、この求めらた絶対距離と絶対距離カウンタの内容が
メインCPU14に送られる。くCALDIS>が実行
されたあとは、第5図に示す<AFSIN>のフロー中
の<AFSIN2>の動作後の位置にリターンする。
次に、前記第4図に示すフローにおいて、〈AFSEQ
>のモードが選択された場合には、′:j57図に示す
<AFSEQ>のルーチンが呼び出される。この<AF
SEQ>では、レリーズ釦の第1段目の動作が行なわれ
ると、このあと、EOFAF信号がアクティブになるま
での第1回目のAF動作は、前記<AFSIN>の場合
と全く同じ動作を実行する。つまり、<AFS IN>
も<AFSEQ>も<AFSIN2>の動作が行なわれ
、合焦不能時には、積極的にレンズを異常駆動させユー
ザに知らせる。
ところで、<AFSIN2>では、前述したように、ロ
ーライト、ローコントラストのときはSランプ27aを
用いてAF動作のための測距を補助するようにしている
が、<AFSEQ>のモードで、AF動作連続させると
きも、同様にSランプ27aを使用するようにすると、
Sランプ27aは<AF >におけるCCD積分動作の
時間中に連続して点灯発光することとなり、消費電流の
増大およびSランプ27aの発熱による効率低下が発生
することになるとともに、合焦不能時にレンズの異常駆
動が連続して行なわれ、ユーザに対して不安感を与える
ものとなる。
そこで、<AFSEQ>では、AF動作が1口実行され
てEOFAF信号がセットされたあと、AFENA信号
を判別し、同信号がアクティブであれば、レリーズ釦の
第1段目の動作が継続されていることであり、<AFS
EQ2>のルーチンが呼び出される。AFENA信号が
ノンアクティブであれば、レリーズ釦の第1段目の動作
がオフ、若くは第2段目の動作がオンに至ったものとし
てリターンすることになる。<AFSEQ2>では後述
するように、合焦センサ20のCCD積分、AFの演算
およびレンズの駆動等が行なわれるが、レンズの異常駆
動による積極的合焦不能表示および測距のためのSラン
プ27aの点灯も行なわれない。そして、この<AFS
EQ2>の動作の結果、AFステデースフラグの判別が
なされ、同フラグが0であれば合焦OKの表示が行なわ
れ、0でなければ合焦不能の表示が行なわれる。合焦O
Kの表示のあとは、EOFAF信号が発せられてレリー
ズ釦の第2段目の動作による露出シーケンスの開始が可
能となる。このEOFAF信号が発せられたあと、或い
は合焦不能の表示がなされたあとは、再度、AFENA
信号のテストに入るので、レリーズ釦の第1段目の動作
をオンしつづける限りは、<AFSEQ2>を中心とし
たAF動作が連続して行なわれる。そして、AFENA
信号がノンアクティブになったとき、第4図に示すパワ
ーオン中リセットのフローの初期動作にリターンする。
なお、EOFAF信号のクリアは、次回のAF動作にお
けるCCD積分の後、或いはリターン後の、I10イニ
シャライズ(第4図参照)においてなされる。
上記<AFSEQ>のモードのフローチャートにおいて
、<AFSEQ2>のサブルーチンのプログラム動作は
第8図に示すようにして行なわれる。
まず、ITIMEレジスタに積分時間がセットされたの
ち、APステデースフラグがクリアされ、Sランプフラ
グがクリアされる。このあと、くレンズ・リード〉のサ
ブルーチンが呼び出され、ここでレンズデータ回路18
内のレンズデータが読み出される。そして、<AF>の
ルーチンで、測距がおこなわれたあと、−旦、AP表示
回路24をオフにし、合焦OK表示用LED24 a、
合焦不能表示用LED24bのいずれも点灯しないよう
にする。つまり、レンズ駆動中はAP用表示を行なわな
いようにする。続いて、EOFAF信号をクリアしたの
ち、LCフラグを判定し、ローコントラストであればリ
ターンし、ローコントラストでなければくパルス〉のサ
ブルーチンを呼び出す。なお、ローライトであっても、
コントラストがある場合には測距演算は可能であるので
、LLフラグの判定はあえて省略している。くパルス〉
では、前述したように、<AF >の動作で求められた
AP演算出力値を交換レンズ毎の距離移動量に変換する
ためにレンズデータ回路18から変倍係数を読み取り、
これとAF演算出力値とから駆動パルス数(アドレス数
)の計算が行なわれる。
そして、上記AF演算出力値(ERROR)とレンズデ
ータであるAF精度スレッショルドEThとの比較がな
され、上記ERRORが上記スレッショルドEThより
も大きければ、<MDRI VAF>が呼び出され合焦
点の位置までレンズ駆動が行なわれる。このあと、<5
DISCNT>が呼び出されて絶対距離カウンタに、レ
ンズの無限遠(oo)に繰り込まれた位置を基準とする
駆動パルス数がセットされ、続いて、<CALDIS>
において、上記絶対距離カウンタにセットされた駆動パ
ルス数とレンズデータである絶対距離係数a、  bと
から被写体までの絶対距離が演算されると、このあとリ
ターンする。この絶対距離の演算値および上記絶対距離
カウンタにセットされた駆動パルス数とがメインCPU
14に送られる。
また、上記ERRORが上記スレッショルドEThより
もピント誤差範囲内に納まる程度に小さければ、AFス
テデースフラグをクリアしてリターンする。
次に、前記第4図に示すフローにおいて、<PF〉のモ
ードが選択された場合には、第9図に示す<PF>のル
ーチンが呼び出される。このくPF〉のルーチンでは、
まず、AFENA信号の判定が行なわれて同信号がアク
ティブでなければリターンし、アクティブであれば、即
ち、レリーズ釦の第1段目がオンになっていれば、EO
FAF信号をセットしてレリーズ釦の第2段目の動作が
受は付けられるようになる。つまり、PF時はいつでも
露出シーケンスへの移行が可能となる。このあと、くレ
ンズ・リード〉が呼び出され、レンズデータ回路18内
のパワーフォーカスデユーティ係数等のレンズデータの
読み出しが行なわれたのち、状態変化フラグがクリアさ
れる。状態変化フラグとしては、スピード変化時にセッ
トされるDIFSP (スピード変化)フラグ、モード
変化時にセットされるDIFMOD(モード変化)フラ
グがある。このあと、くモード・リード〉が呼び出され
、ここで、レンズ回転方向およびレンズ駆動のスピード
の指示が読み取られて、レンズ回転方向のUP(アップ
)とDN(ダウン)のセット或いはクリア、およびSP
(スピード)フラグのセット或いはクリアが行なわれる
。すなわち、前記表1に示したレンズ駆動モードに関す
る操作スイッチSW 〜SW4のオン、オフ状態が読み
取られることになる。この<PF>モードでは操作スイ
ッチSW3がオンであり、さらに、PFUP用操作スイ
ッチSWlをオンにしたときはレンズ回転方向はUP(
レンズ繰り出し)方向となり、またPFDN用操作スイ
ッチSW2をオンにしたときはレンズ回転方向はDN(
レンズ繰り込み)方向となる。そして、SPフラグの判
別が行なわれるが、前記操作スイッチSW4をオンにし
たときはこのSPフラグがセットされることとなり、こ
の場合、レンズ駆動モータ31(第3図参照)を駆動す
るパルス電流のオン、オフのデユーティ比が高く設定さ
れ、レンズの繰り出し或いは繰り込み移動が高速で行な
われる。操作スイッチSW4がオフのときはSPフラグ
はクリアされているので、この場合はモータ駆動用パル
ス電流のデユーティ比が低く設定されレンズの移動が低
速で行なわれる。このあと、<PDRV>のサブルーチ
ンを呼び出す。この<PDRV>では、上記設定された
デユーティ比に基いてモータ31のオン、オフが制御さ
れ1パルス分のレンズ駆動が行なわれる。続いて、レン
ズが無限遠(cIo、)或いは至近のリミット位置に当
て付いて停止しているか否かの判定が行なわれたのち、
リミット位置に当って停止しているときには、モータに
100ms程度のブレーキをかけ、<SD I 5CN
T>を呼び出して絶対距離カウンタをセットする。そし
て、この状態のまま、モード信号に変更がないかどうか
、くモード・チェンジ〉のループを廻りつつウェイトし
ている。このくモード・チェンジ〉では、PFUPJI
操作スイッチSW1.PFDN用操作スイッチSW2の
状態変化(モード変化)と、スピード用操作スイッチS
W4の状態変化(スピード変化)とをチェックしており
、モード変化があった場合には、DIFMODフラグを
セットし、スピード変化があった場合には、DIFSP
フラグをセットしている。そして、このうち、DIFM
ODフラグがセットされている場合にはこれを判定して
[F]に戻る。
一方、レンズがリミット位置に至らない正常のパワーフ
ォーカス動作の場合には、<5PCTL〉のルーチンで
、レンズ駆動スピードが決められた粗動、微動の速度に
なるように、上記のモータのオン・オフのデユーティ比
を微:XJ整する。即ち、レンズ駆動モータのオン、オ
フによる速度調整は<PDRV>と<5PCTL>とに
よって行なわれることになる。このあと、AFENA信
号をチェックし、同信号がアクティブであるときは、即
ち、レリーズ釦の第1段目の動作がオンになっている状
態ではくモード・チェンジ〉を呼び出し、このとき、ス
ピード変更がなされてDIFSPフラグがセットされて
いる場合は、このまま[F]に戻り、スピード変化がな
く、DIFMODフラグがセットされてモード変化がな
された場合にはくブレーキ〉が呼び出されてモータを停
止させ、く5DISCNT>にて絶対距離カウンタをセ
ットして[F]に戻る。スピード変化もモード変化もな
い場合には<PDRV>に戻り、レリーズ釦の第1段目
の動作をオンにしつづける限り、<PDRV>と<5P
CTL>によるPF動作が継続される。
レリーズ釦の第1段目の動作をオフにすると、AFEN
A信号がインアクティブになり、即ち、PF動作の終了
がメインCPU14から指示され、くブレーキ〉が呼び
出されてモータを停止させ、<SD I 5CNT>に
おいて絶対距離カウンタをセットする。そして、このセ
ットされた絶対距離カウンタの内容即ち、無限遠(oo
)位置からの移動アドレス数とレンズデータ回路18内
の絶対距離係数a、  bとから、<CALDIS>で
演算が行なわれて絶対距離が算出され、この算出された
絶対距離情報がメインCPUI 4へ送られる。この<
CALDIS>のあとリターンし、パワーオン・リセッ
トの初期状態に戻る。
次に、前記<MDRIVAF>の中でのバックラッシュ
の検出について説明ヂる。
レンズを駆動する場合、AFモータ31(第3図参照)
の出力は直接、レンズには伝達されず、駆動力伝達系を
介して伝わる。従って、この伝達系における駆動ギヤー
のガタやモータ31とレンズの接続部のガタ等種々の要
因でガタが発生する。
このガタがバックラッシュとなり、レンズ駆動方向が変
化した場合等は直接影響が出ることになる。
即ち、AFモータ31の回転によってアドレス発生部3
4で発生するエンコーダパルスのアドレス信号をカウン
トして目標位置までレンズが動いたかどうかをチェック
するわけであるが、バックラッシュが1アドレス信号以
上ある場合は目標位置までレンズが移動していないにも
拘わらず、目標位置に到達したとしてレンズを停止して
しまう。
例えばバックラッシュが10アドレス信号分あったとす
ると、目標位置に対し、10アドレス信号分手前でレン
ズは止ってしまう。そこで合焦チェックを行なうと、レ
ンズは合焦位置に達していないため、再度レンズ駆動を
行なう必要が出てくる。
これはAFの高速性に反することであり、改善の必要が
あった。この場合、バックラッシュ量が予じめ規定でき
れば問題はないが、すべての製品を同じバックラッシュ
内に収めることは不可能に近い。
しかし、ここで着目すべきはバックラッシュ内でモータ
駆動を開始した場合には、負荷が少ないために第10図
に示す如く、アドレス信号の間隔はモータ31が加速す
るに従い短い間隔11になる。しかしバックラッシュが
終り、レンズが駆動し始めたときには、急に負荷が増す
ためアドレス信号間隔も急に長い間隔t2となることで
ある。
そこで本発明では、このアドレス間隔が急に長くなった
ときまでのカウントをバックラッシュとして、急に長く
なった時点で新たに目標位置をリセットして、そこから
再度カウントを開始するようにしたのである。これによ
り一度でレンズを目標位置に到達させることができる。
また、同一方向に連続してレンズを動かす場合はバック
ラッシュは発生しないので、予じめ機械的誤差で決めら
れるバックラッシュの最大のカウント値Nを決めておき
、アドレス信号をNカウント以内でカウント間隔が急に
長くなることがない場合は、バックラッシュ無しとして
最初の目標カウント数どうりにレンズ駆動が行なわれる
第11図は、本発明に係るバックラッシュの検出動作を
示すフローチャートである。
先ず、AF用CPUからの信号に基づきレンズを何パル
ス分動かせば合焦状態になるかという目標パルス数を駆
動パルス数としてレジスタに収納する。そして、モータ
をスタートさせ、エンコ−ダパルスが一定時間内にある
か否かを判断する。
一定時間以上なかったらレンズが移動終端に達している
としてモータをストップする。パルスがあるとモータス
タート後、Nカウント(バックラッシュの最大のカウン
ト値)数えるまで、以下のフローを行なう。
即ち、エンコーダパルスを読み取り、今回のパルス間隔
と前回のパルス間隔XC(Cは今回のバス間隔が前回に
比べ充分に短いことを判断するための係数)を比較し、
今回のパルス間隔が前回より短い場合(負荷の変動がな
い場合)は更にエンコーダパルスをカウントする。
このループ中で、もし駆動パルス数(エンコーダパルス
により減算される)が0になった場合、即ちNカウント
内に合焦点があった場合には、モータをストップしメイ
ンルーチンに戻る。ただし、この場合はバックラッシュ
があったかどうか判断されておらず、レンズが実際に目
標パルス分動いたかどうか分からないが、もしバックラ
ッシュの影響を受けていたとしても次回のレンズ駆動で
合焦点へ駆動される。このようなNカウント以内の駆動
はそう多くはなく、実際はそれ程不都合は来さない。
そして、Nカウント以内に今回のパルス間隔と前回のも
のとを比較して今回のパルスの方が充分大きくなったと
きには、それ迄はバックラッシュの影響でレンズは実際
に動いてなかったと判断し、再度目標パルス数を駆動パ
ルス数としてレジスタに入れリセットする。これ以後は
駆動パルス数の分だけエンコーダパルスが出るまでモー
タを駆動するようになっており、正確にレンズを目標位
置まで移動させることができる。
また、Nカウント計数しても今回のパルス間隔が前回の
ものより充分大きくならないときは、バックラッシュは
無かったものと判断し、上記リセット動作なしにレンズ
駆動を続ける。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、 (1)従来のAF装置の構成を何ら変更することなく、
簡単に実施することかできる。
(2)−度で目標位置にレンズを移動できるので、AF
動作が早くなる。
という顕著な効果を発揮し、従来の問題点を除去した自
動合焦装置を提供すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る自動合焦装置の基本的構成を示
すブロック図、 第2図は、本発明が適用されるカメラシステムの電源供
給を主体とする電気回路のブロック図、第3図は、上記
第2図中のAFブロックを中心とした信号の授受を示す
ブロック系統図、第4図〜第9図は、上記第3図に示し
たAF用CPUを中心としたプログラム動作を表したフ
ローチャート、 第10図は、バックラッシュ内でのアドレス信号の発生
状態を示すタイムチャート、 第11図は、バックラッシュ検出動作の流れを示すフロ
ーチャートである。 6・・・・・・・・・パルス間隔検出手段7・・・・・
・・・・リセット手段 、馬8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 フィルム面と光学的に共役な位置での被写体像のデフォ
    ーカス量を演算すると共に、モータの回転動作に伴ない
    発生するパルスをカウントし、上記デフォーカス量に対
    応する目標パルス数だけモータを駆動し、撮影レンズを
    合焦位置に移動させる自動合焦装置において、 モータ始動時に上記モータの回転動作に伴なうパルスの
    発生間隔が長くなったことを検出する手段と、 この検出時点から上記発生パルスのカウントを新めて行
    なうようにするリセット手段と、 を具備したことを特徴とする自動合焦装置。
JP25534686A 1986-10-27 1986-10-27 自動合焦装置 Pending JPS63109410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25534686A JPS63109410A (ja) 1986-10-27 1986-10-27 自動合焦装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25534686A JPS63109410A (ja) 1986-10-27 1986-10-27 自動合焦装置

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Publication Number Publication Date
JPS63109410A true JPS63109410A (ja) 1988-05-14

Family

ID=17277511

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25534686A Pending JPS63109410A (ja) 1986-10-27 1986-10-27 自動合焦装置

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JP (1) JPS63109410A (ja)

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