JPH02272511A - カメラの撮影倍率演算装置 - Google Patents

カメラの撮影倍率演算装置

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JPH02272511A
JPH02272511A JP9437989A JP9437989A JPH02272511A JP H02272511 A JPH02272511 A JP H02272511A JP 9437989 A JP9437989 A JP 9437989A JP 9437989 A JP9437989 A JP 9437989A JP H02272511 A JPH02272511 A JP H02272511A
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JP
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magnification
lens
mode
extension
coefficient
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JP9437989A
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Yoshiaki Matsuzawa
良紀 松澤
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カメラにおいて、撮影時の被写体の倍率を求
めるカメラの撮影倍率演算装置に関する。
[従来の技術] 一般に、カメラにおいて、撮影時の被写体の倍率βを求
める方法としては、焦点調整用レンズ群の無限遠(oo
)の位置からの繰出量x′とレンズの焦点路i!tif
を用いて、β−x’/fなる演算を行なうことにより求
める方法′が知られている。
また、レンズの繰出し位置や設定されているズムの位置
の検出方法について、たとえば米国特許節3.928,
858号において示されているように、コード化して検
出する方法を利用し、レンズの繰出しに応じた距離、設
定されている焦点距離情報を入手する方法が知られてい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、焦点調整用レンズ群が前群、あるいは、
インナフォーカス、リヤフォーカスであったり、フロー
ティング機構を持つものは、レンズの繰出しによって、
レンズ間隔が変化し、焦点距離が変化する。したがって
、上記のズーム位置の検出による焦点距離情報では誤差
が生じ、倍率情報の精度が著しく低下するという欠点が
ある。
また、非直線性のカムを用いたレンズ群の駆動や、フロ
ーティング機構を持つレンズにおいては、レンズ繰出量
の検出した値や、駆動量がそのレンズ系の光学的な繰出
量に比例関係を持たない場合もあり、上記の計算式では
正確な倍率情報が得られない場合がある。こういった場
合、それぞれの検出した繰出量に対応して、ROMなど
の記憶手段に倍率情報を記憶しておき、必要に応じて読
出すことにより、正確な倍率情報を手に入れる事ができ
るが、膨大な記憶容量が必要になる。
ここに、第10図は、ある前玉繰出しのズームレンズの
テレ(T)、スタンダード(S)、ワイド(W)におけ
るレンズ群の無限遠位置からの繰出ユと焦点距離との関
係を示すグラフであり、レンズ群の位置によって焦点距
離が変化することを示している。
第11図は、上記ズームレンズの各焦点設定位置におけ
るレンズ群の無限遠位置からの繰出量と撮影倍率との関
係を示すグラフであり、実線が実際の撮影倍率で、破線
は無限遠位置の焦点距離情報のみを用いてβ−x’/f
の演算式で撮影倍率を求めた場合である。
このように、実際の撮影倍率と、ズーム位置によって定
まる焦点距離とレンズの繰出mとによって求める撮影倍
率はくい違っている。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、
その目的とするところは、レンズの繰出しによって焦点
距離が変化し、正確な撮影倍率が求められなかったレン
ズに対しても、レンズの繰出量に関する情報と必要に応
じて最適化された倍率係数との所定の演算のみで、簡単
かつ精度よく撮影倍率を求めることができるカメラの撮
影倍率演算装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のカメラの撮影倍率演算装置は、第1図に示すよ
うに、焦点調整光学系1の基帛位置からの繰出量を検出
する焦点調整光学系位置検出手段2と、この焦点調整光
学系位置検出手段2で検出される繰出量と実際の撮影倍
率との間で所定の関係に近似できるよう最適化された倍
率係数を記憶する倍率係数記憶手段3と、前記焦点調整
光学系位置検出手段2で検出された繰出量と前記倍率係
数記憶手段3に記憶された倍率係数とから撮影レンズ系
の撮影倍率を演算する演算手段4とを具備している。
[作 用] 焦点調整光学系のパ準位置(たとえば無限遠位置)から
の繰出量を検出し、この検出された繰出mとあらかじめ
記憶された倍率係数とから撮影倍率を演算する。ここに
、上記倍率係数は、検出される焦点調整光学系の繰出量
と実際の撮影倍率との間で所定の関係に近似できるよう
最適化された値である。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。なお、この実施例は、たとえばオートフォーカス(
以下、AFと略称する)機能を有し、かつレンズ交換式
のカメラで、特願昭80−275251号に開示されて
いる絶対距離情報出力手段を持つカメラに適用した場合
を示している。
第2図は、本発明が適用されるカメラの電源供給部を主
体として見た全体のブロック図である。
すなわち、電源電池11の電圧VCCは電源スィッチ1
2の開成時に直流コンバータ13により昇圧され、ライ
ンIo、flt間が電圧VDDに定電圧化されている。
ラインg。、ff+間には、メインCPU14、第2バ
イポーラ回路15、第1バイポーラ回路16、ストロボ
制御回路17、葉中レンズ固有データ回路18a、fa
==iレンズ固定データ回路18b1データパック回路
19が接続されている。そして、第2バイポーラ回路1
5の電源(供給制御は、メインCPU14のパワーコン
トロール回路からの信号により行なわれ、第1バイポー
ラ回路16、ストロボ制御回路17、葉中レンズ固有デ
ータ回路18aS藩塔レンズ固定データ回路18b1デ
ータパック回路1つの電源供給制御は、第2バイポーラ
回路15からのパワーコントロール信号により行なわれ
る。
合焦センサ20、A/Dコンバータ21、AF用CPU
22からなるAFブロックは、電源制御用トランジスタ
23を介してラインgo、Dx間に接続されており、こ
のAFブロックに対する電源供給制御は、メインCPU
14のAF用パワコントロール回路からの信号によるト
ランジスタ23のオン、オフ制御により行なわれる。
A F 用CP U 22は、AF用アルゴリズム演算
を行なうための回路で、合焦および非合焦の表示を行な
うAF表示回路24が接続されている。
メインCPU14は巻上げ、巻戻し、露出シケンスなど
、カメラ全体のシーケンスをコントロルするための回路
で、上記合焦表示以外の表示を行なう表示回路25が接
続されている。
第2バイポーラ回路15は、巻上げ、巻戻用モータ制御
、レンズ駆動およびシャッタ制御など、カメラのシーケ
ンスに必要な各種ドライバを含む回路で、AFモータ駆
動回路26およびAF補助光回路27などが接続されて
いる。
第1バイポーラ回路16は、主として測光を司る回路で
あり、1lpJ光素子28を有している。
ストロボ制御回路17は、内蔵あるいは外付けされたス
トロボ29に対する発光制御を行なうためのものである
]レンズ固有データ回路18aは、交換レンズごとに異
なるA F 、 111光、その他のカメラ制御に必要
な固有のレンズデータを記憶した回路である。この]レ
ンズ固有データ回路18aに記憶されているレンズデー
タのうちAFに必要なデータとしては、倍率係数、レン
ズ変倍係数(ズーム係数)、マクロ識別信号、絶対距離
係数a、b。
パワーフォーカスデユーティ係数、AF精度スレショル
ドETh、レンズ移動方向、開放F値などである。
会モレンズ固定データ回路18bは、交換レンズごとに
は異ならない固定した演算に必要なデータを記憶した回
路である。
なお、危#レンズ固有データ回路18a、、纂母レンズ
固定データ回路18b内の各データは、それぞれメイン
CPU14またはAF用(:PU22内のメモリなどに
記憶するようにしてもよい。
第2バイポーラ回路15は、電源電圧VDDの状態を監
視しており、電源電圧が規定電圧よりも低下したときメ
インCPU14にシステムリセット信号を送り、メイン
CPU14によって第2バイポーラ回路15、第1バイ
ポーラ回路16、ストロボ制御回路17、簗キレンズ固
有データ回路18a、酢零レンズ固定データ回路18b
1データパック回路19の電源供給、および合焦センサ
20、A/Dコンバータ21、AF用CPU22からな
るAFブロックの電源供給を遮断するようにしている。
なお、メインCPU14への電源供給は規定電圧以下で
も行なわれる。
第3図は、AFブロックを中心とした信号の授受を示す
系統図であり、AF用CPU22とメインCPU14は
シリアルコミュニケーションラインでデータの授受を行
ない、その通信方向はシリアル制御ラインにより制御さ
れる。このコミュニケーションの内容としては、番イレ
ンズ固有データ回路り8a内の固Hのレンズデータや絶
対距離情報などである。
メインCPU14からAF用CPU22に対して、カメ
ラのモード(AFシングルモード/AFシーケンスモー
ド/パワーフォーカス(以下、PFと略称する)モード
/その他のモード)の各情報がモードラインを通じて送
られる。また、メインCPU14からAF用CPU22
へのAFENA (AFイネーブル)信号は、AFおよ
びPFの各モードのスタートおよびストップを制御する
信号であり、A F JIJ CP U 22からメイ
ンCPU14へのEOFAF (エンドオフAF)信号
は、AFおよびPFモードでの動作終了時に発せられ、
露出シーケンスへの移行を許可する信号である。
第2バイポーラ回路15は、AF用CPU22からのA
Fモータ制御ラインの信号をデコードし、AFモータ駆
動回路26を駆動する。AFモータ駆動回路26の出力
により、AFモータ(レンズ駆動モータ)31が回転す
ると、レンズ鏡筒の回転部材に等間隔に設けられたスリ
ット32が回転し、同スリット32の通路を挟んで発光
部33aと受光部33bとを対向配置させてなるフォト
インクラブタ33がスリット32をカウントする。
すなわち、スリット32とフォトインタラプタ33はレ
ンズ移動量検出部34を構成しており、この移動ff1
U出部34から発せられたアドレス信号(スリット32
のカウント信号)は波形整形されてAF用CPU22に
取込まれる。
AF用CPU22から第2バイポーラ回路15に送られ
るサブランプ(以下、Sランプと略称する)信号は、A
F補助光回路27を制御する信号で、被写体がローライ
ト(低輝度)、かつローコントラストのときSランプ2
7aを点灯する。
AF用CPU22に接続されたAF表示回路24は、ご
焦時に点灯する合焦表示用LED (発光ダイオード)
24aと、合焦不能時に点灯する合焦不能表示用LED
24bを有している。なお、AF用CPU22にはクロ
ック用発振器35、およびリセット用コンデンサ36が
接続されている。
AF用CPU22とA/Dコンバータ21は、パスライ
ンによりデータの授受を行ない、その伝送方向はパスラ
イン制御信号によって制御される。
そして、AFJ11CPU22からA/Dコンバータ2
1にセンサ切換信号、システムクロック信号が送られる
ようになっている。A/Dコンバータ21は、たとえば
CCDからなる合焦センサ20に対し、CCD駆動クロ
ック信号およびCCD制御信号を送り、合焦センサ20
からCCD出力を読出し、この読出したアナログ値のC
CD出力をディジタル値に変換してAF用CPU22に
送る。
次に、第3図に示したAFラブックを中心とするCPU
のプログラム動作のフローチャートを説明する。AFラ
ブックは、第2図に示したように、メインCPU14の
AF用パワーコントロール回路を動作状態にすることに
よって、トランジスタ23がオンして電源電圧vDDが
供給され、これによって第4図に示すパワーオンリセッ
トルーチンの実行を開始する。
パワーオンリセットルーチンの実行が開始されると、ま
ず、[I10イニシャライズ]のサブルチンでAFラブ
ックの駆動回路のイニシャライズが行なわれる。具体的
には、AF表示回路24、AFモータ駆動回路26およ
びAF補助光回路27などのオフ、およびメインCPU
14とのシリアルコミュニケーションラインのイニシャ
ライズなどが行なわれる。
次に、[モードリード]のサブルーチンで、メインCP
U14からのモードラインの信号(モード信号)を読出
し、いかなるレンズ駆動モードを実行するかを判断した
のち、[タイマ]のルーチンで一定時間を経て、再度、
[モードリード]のルーチンを経てモードの切換時点を
読取っている。
そして、モードの切換えが完了するまでは、最初の[モ
ードリード]のルーチンに戻る。[モードリード]のサ
ブルーチンを[タイマ]のルーチンを挟んで2回通過す
るようにしているのは、モード切換時点での読取りの誤
動作を防止するためである。
モードの切換えが確実に行なわれて、切換前と切換後の
モードが同一になったとき、その切換後のモードを読取
って各モードのサブルーチンへ移行する。すなわち、レ
ンズ駆動の各モードとしては、[レンズリセット]、[
PF(パワーフォーカス)]   [AFSEQ (A
Fシーケンス)][AFS IN (AFレシンル)]
の各モモ−があり、これらのモードのうちの1つが選択
されると、その選択されたモードのサブルーチンを実行
したのち、[■10イニシャライズ]のルチンへ戻る。
[レンズリセット]   [PF][AFSEQ]  
 [AFS IN]のいずれのモトも選択されず、[そ
の他]のモードが選択されたときなどは、これは単なる
ノイズとみなされて、[タイマ]のルーチンで一定時間
の経過後、[■10イニシャライズ]のルーチンへ戻る
ここで、[レンズリセット]モードの動作は、レンズを
強制的に無限遠(oo)の位置まで繰り込み、これによ
って相対的距離信号、すなわち、合焦センサ20から出
力されるA?I距出力出力信号限遠の位置からのパルス
移動数に置き換えて絶対距離信号に変換しようとするた
めのイニシャライズ動作(すなわち、絶対距離カウンタ
のクリア動作)である。[レンズリセットモードが選択
された場合、上記絶対距離カウンタのクリアの後、たと
えば5秒経過してから[110イニシヤライズ]のルー
チンに戻る。
[PF]モードとは、レンズの距離環を手動ではなく、
レンズ駆動モータ31によって駆動し、レンズのフォー
カシング動作をマニュアルのピント合せ、または、フォ
ーカスエイドを用いて実施しようとするものである。さ
らに詳しく言えば、後述するPFUP (アップ)用操
作スイッチSWI  PFDN (ダウン)用操作スイ
ッチSW2のオン、オフによってレンズの繰り出し、繰
り込みが行なわれることになる。
[AFSIN]モードの動作は、ワンショットAF動作
であり、被写体に対してAF動作後にフォーカスロック
するものである。
[AFSEQ]モードは、連続AF動作であり、このモ
ードでは、レリーズ釦の1段目を動作し続ける限りAF
動作を連続的に行なうことになる。
ところで、レンズ駆動の各モードに関する操作スイッチ
として、下記衣に示すように、第1ないし第4の4つの
操作スイッチ5WI−SW4が用いられる。
上記衣に示す第1.第2の操作スイッチSWI。
SW2は、AFモードとPFモードとで共通に用いられ
、るものであり、第3の操作スイッチSW3はオフのと
きAFモード、オンのときPFモードが選択される。A
Fモードで第1.第2の操作スイッチSWI、SW2が
共にオフのときレンズリセットモードとなり、共にオン
のときAFSEQモードとなり、第1の操作スイッチS
W■がオフ、第2の操作スイッチSW2がオンのときA
FSINモードとなる。PFモードで第1、第2の操作
スイッチSWI 、SW2が共にオフ、または共にオン
のときはストップモードにあり、第1の操作スイッチS
WIがオンのときは、モータによって距離環を近距離側
に回転させてレンズを繰り出すPFUP (アップ)モ
ードとなり、第2の操作スイッチSW2がオンのときは
、距離環を遠距離等側に回転させてレンズを繰り込むP
FDN(ダウン)モードとなる。
第4の操作スイッチSW4は、AFモードのうちのいず
れのモードでオン、7Fフのいずれの状態にあっても、
また、PFモードのうちのストップモードでオン、オフ
のいずれの状態にあっても変化はないが、PFモードで
オンのときHl(高速)モードとなり、レンズ駆動モー
タ31が高速回転して距離環の粗動が行なわれ、オフの
ときLO(低速)モードとなり、レンズ駆動モータ31
が低速回転して距離環の微動が行なわれる。
次に、各レンズ駆動モードの動作について、第5図およ
び第6図に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、AFS INモードが選択された場合は、第5図
に示す[AFSIN]のルーチンが実行され、メインC
PU14からのAFENA信号が“H“ レベル(アク
ティブ)になっているか否かを検出する。レリーズ釦の
第1段目の動作でAFENA信号がアクティブになって
AF動作が開始され、[AFSIN2]のサブルーチン
が呼出される。ただし、レリーズ釦の第2段目の動作が
受付けられるのは、AF動作が終了して合焦状態が得ら
れ、露出シーケンスが開始されるときである。
[AFSIN2]のルーチンでは、後述するように、合
焦センサ20のCCD積分、測距出力の演算およびレン
ズの駆動などが行なわれる。そして、この[AFSIN
2]のルーチンのAF動作の結果である合焦、非合焦の
表示は、[AFSIN2]のルーチンの動作の後、AF
ステータスフラグを監視して行なわれる。
AFステータスフラグは、ローコンフラグ(被写体がロ
ーコントラストのとき“1“にセットされるフラグ、以
下、LCフラグと略称する)、移動フラグ(被写体が移
動しているとき“1“にセットされるフラグ、以下、M
フラグと略称する)、および最至近フラグ(レンズを最
至近距離以上に繰り出そうとしたときに“1”にセット
されるフラグ、以下Nフラグと略称する)を有しており
、これらのうち、いずれのフラグとも“0“のとき合焦
が可能であり、上記各フラグのうち何らかのフラグが立
つと合焦不能であるので、AFステータスフラグの監視
の結果、AFステータスフラグが“0″であれば合焦表
示をAP表示回路24のLED24aによって行ない、
AFステータスフラグが“0“でなければ非合焦表示(
合焦不能の表示)をAF表示回路24のLED24bに
よって行なう。
そして、合焦でなければ、AFENA信号が′L”レベ
ルになるまで待機し 11 L # レベルとなるとリ
ターンする。合焦であれば、EOFAF信号が発せられ
てAF動作が終了し、メインCP U 14’にレリー
ズ釦の2段目の動作、すなわち、露出シーケンスの開始
を待機する状態となる。
そして、この後、[CALMAG]のサブルーチンが実
行された後、再びAFENA信号のチエ・ツクが行なわ
れる。
すなわち、−度合焦が終了すると、AFENA信号がア
クティブになっていても、その後のレンズ動作が禁止さ
れ、合焦表示のLED24aが点灯したままとなり、フ
ォーカスロック状態となる。
メインCPU14からのAFENA信号が″L″レベル
(インアクティブ)になったとき、第4図に示すパワー
オンリセットのフローチャートの初期動作にリターンす
る。
上記AFSINモードの動作中、[AFSIN2]のサ
ブルーチンのプログラム動作は、第6図に示すフローチ
ャートにしたがって行なわれる。
まず、前回の測距演算値(前回の合焦センサ20の出力
パルス)と今回のfllll算演算値回の合焦センサ2
0の出力パルス)との比較のために、RETRY (リ
トライ)フラグがクリアされ、AF小ループウンタに一
連のAF動作における最大測距回数がセットされる。こ
の後、ある明るさ以上では確実にCCD積分が行なわれ
るように、ITIMEレジスタにCCD積分時間の最大
値がセットされる。そして、AFステータスフラグがク
リアされ、Sランプフラグもクリアされる。ここまでの
フローの動作でAP開始前のイニシャライズ動作が終了
する。
この後、[レンズリード]のルーチンが呼出され、!レ
ンズ固有データ回路18aに入っているレンズ内の各デ
ータが読出された後、all距のための[AF]のルー
チンが呼出される。この[AF]のサブルーチン内では
、COD積分時にSランプ27aを点灯させる必要があ
るか否かが判断され、点灯する必要がある場合にはSラ
ンプフラグがセットされ、必要ない場合にはクリアされ
る。また、ローライトフラグ(被写体がローライトのと
き“1“にセットされるフラグ、以下、LLフラグと略
称する)、およびLCフラグがセットあるいはクリアさ
れる。
今、[AF]のサブルーチンによる測距動作後、LLフ
ラグ、LCフラグのいずれもクリアされた状態にあると
きは、[パルス]のサブルーチンを呼出し、レンズ駆動
量が計算される。すなわち、[パルス]のルーチンでは
、[AF]のルーチンの動作で求められたA−1距演算
出力値を各交換レンズごとの距離移動量に変換するため
に、惨4レンズ固aデータ回路18aから変倍係数など
の情報を読取り、この読取った変倍係数と測距演算出力
値とにより合焦点までの移動量に相当するパルス(アド
レス信号)数が計算される。
この後、上記Apl距演算演算出力値RROR)と・鮪
レンズ固有データ回路18aがら読出したAF精度スレ
ッショルドEThとを比較し、測距演算出力値がAF精
度スレッショルドEThよりも大きければのべ進み、R
ETRYフラグの判別を行なう。1回目のAF動作では
、RETRYフラグが“0″であることから、RETR
Yフラグのセットが行なわれた後、上記駆動パルス数が
セブされる。
そして、2回目以降のAF動作では、 RETRYフラグがセットされているので、今回の駆動
パルス数と前回の駆動パルス数とが比較される。このと
き、前回パルス数に比較して今回パルス数の方が移動量
だけ少なめになっていれば、レンズ駆動により合焦点に
近づいたことになるので、次のレンズ駆動では、さらに
、より一層近づくであろうということになり、前回パル
ス数に代って今回パルス数がセーブされ、[MDRI 
VAFIのルーチンを呼出し、レンズ駆動を行なう。
前回パルス数と今回パルス数との比較を行なうl」的は
、AFシーケンス全体の発散動作を防ぐことにある。両
者を比較する仕方としては、(今回パルス数)=(前回
パルス数X O,5) 、あるいは(今回パルス数):
(前回パルス数X  1.5)などが考えられる。AF
シーケンスの系が発散状態にありそうなときは、被写体
の移動中にAF動作を行なわせることが考えられるので
、この場合には速やかにレンズ駆動を中止し、AF動作
の無駄を防ぐためにMフラグをセットして■へ進み、後
述する[5DISCNT]および[CALD I Sr
1のルーチンを呼出す。
[MDRIVAF]のルーチンによってレンズ駆動が行
なわれた後、AF小ループウンタのセットされたAF動
作のAl1距回数値から「1」を減じる。そして、その
結果、AF小ループウンタの値がrOJになっていない
場合は、ITIMEレジスタに積分時間をセットし、A
FENA信号がアクティブ(つまり、レリーズ釦の1段
目の動作がオン)になっているとき、次回のAF動作の
ためにOに戻る。こうして、O−0間のAF動作が繰返
し行なわれるごとに、AFループカンウタの値が1回ず
つ減じられていくことにより、次第に合焦点に近づくこ
とになるが、AF小ループウンタの値が「0」になって
も、i9J距演算出力値(ERROR)がAF精度スレ
ッショルドEThよりも小さくならないときは、合焦不
能であるとしてMフラグがセットされることになる。
上記O−■間のAF動作の結果、[ERROR<ETh
]になると、すなわち4−1距演算出力値(ERROR
)がピント誤差範囲内になると、AFステータスフラグ
をクリアして合焦状態に至ったことを示し、[5DIS
CNT]および[CALDIST]のルーチンを呼出す
ここで、[AF]のルーチンの動作後、もし、LLフラ
グあるいはLCフラグがセットされていれば、Sランプ
フラグの状態がテストされる。このとき、Sランプフラ
グが事前に“1°にセットされていれば、AFのための
積分動作中にSランプ27aが点灯していたにもかかわ
らずローライト、ローコントラストの状態になったこと
になるので、この場合は再度LCフラグをテストし、ロ
ーコントラストの場合のみ[レンズNF(合焦不能)]
のルルーノを呼出し、合焦不能の積極的表示を行なう。
すなわち、[レンズNFIのルーチンでは、まず、レン
ズを一旦、最至近位置まで繰り出したのち、無限遠(閃
)位置まで繰り込ませ、このレンズの大幅な移動によっ
て積極的に合焦不能をユーザに知らせる。なお、合焦不
能を表わすレンズ動作としては無限遠(oo)位置から
最至近位置へ繰り出す動作であってもよい。また、この
[レンズNF]のルーチンでは、無限遠(cX))位置
に当て付くことにより、レンズ距離環の無限遠(oo)
位置からの駆動パルス数(移動アドレス信号数)をセー
ブするための絶対距離カウンタのイニシャライズが行な
われる。もし、ローコントラストでなければ、ローライ
トでありながらAFの演算が行なわれたことになるので
、この場合はOに戻る。
また、Sランプフラグが事前にクリアされていたときに
は、以前にはSランプ27aが消灯していたことになる
ので、LLフラグあるいはLCフラグがセットされてい
る場合は、Sランプフラグをセットして■に進む。した
がって、2回目以降のAP動作でSランプ27aが点灯
することになる。
いずれにしろ、[AFSIN2]のルーチンの動作の終
りには[5DISDNT]のルーチンが呼出されて実行
された後、[CALDIST]のルーチンが呼出される
。[5DISCNT]のルーチンでは、絶対距離カウン
タに距離環の無限遠(閃)位置からの駆動パルス数がセ
ットされる。
そして、[CALD I ST]のルーチンにおいて、
絶対距離カウンタにセットされたパルス数と、#斗しン
ズ固有データ回路り8a内の絶対距離係数a、bとから
、被写体までの絶対距離の演算が行なわれ、この求めら
れた絶対距離と絶対距離カウンタの内容がメインCPU
14に送られる。
[CALDIST]のルーチンが実行された後は、第5
図に示す[AFSIN]のフローチャート中の[AFS
IN2]のルーチンの動作後の位置にリターンする。
また、前記AFSINモードの動作中、[CALMAG
]のサブルーチンのプログラム動作は第7図に示すフロ
ーチャートにしたがって行なわれる。まず、簗#レンズ
固有データ回路18aから倍率係数Aを読出し、この読
出した倍率係数Aと[CALDIST]のルーチン内で
設定された絶対距離カウンタのカウント値Pとからレン
ズの撮影倍率βが演算される。
このとき、絶対距離カウンタのカウント値Pと倍率βと
が比例関係にある場合、倍率βは、絶対距離カウンタの
カウント値Pと倍率係数Aとから、β−AXPによって
求められる。この場合の倍率係数Aは、倍率βと絶対距
離カウンタのカウント値Pとの関係から、最小2乗法な
どの最適化の手段を用いて定められた係数である。
こうして、撮影倍率を演算した後は、第5図に示す[A
FSIN]のフローチャート中の[CALMAG]のル
ーチンの動作後の位置にリターンする。
なお、絶対距離カウンタのカウント値Pと倍率βとが比
例関係にない場合、精度を必要とされる範囲のみで最適
化された倍率係数を用いてもよいし、あるいは、第8図
に示すように、絶対距離カウンタのカウント値Pがとり
得る範囲を必要な数に分割しておいて、それぞれの範囲
内でカウント値Pと倍率βが一次関係になるように、[
倍率係数A]および〔倍率係数B〕を設定しておき、現
在の絶対距離カウンタのカウント値Pに応じた倍率係数
A、Bを用いて、β−AXP+Bとして求めてもよい。
ここで、第8図に対する具体的な計算式を示すと下記の
ようになる。
P、 <P≦P2・・・ β− P2〈P≦P3・・・ β■ p3<p≦P4・・・ β− β2−β’ Xp+bl−A1xP+B1P2−P。
β3−β2XP+b2−A2 XP+B23−p2 β4−β3Xp+b3−A3 Xp+f334−p3 あるいは、第9図に示すように、絶対距離カウンタのカ
ウント値Pと倍率βとがある関数関係にある場合、その
関数を用いて求めてよい。ここで、第9図に対する具体
的な計算式を示すと下記のようになる。
また、ズームの設定により、倍率係数を変更する必要が
あるレンズの場合には、ズームの位置を検出する手段を
設け、その位置に応じた最適化された倍率係数を用いて
倍率を求めることができる。
なお、上記実施例では、レンズ群の位置の検出には、絶
対距離カウンタを用いたが、他の方法であっても、レン
ズの繰出量がわかれば倍率を求めることができる。
また逆に、倍率が指定された場合、この係数と関係式を
用いてその倍率になる正確なレンズ群の位置を逆算する
ことも可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、焦点調整光学系の
基学位&(たとえば無限遠位置)からの繰出量を検出し
、この検出された繰出量と、あらかじめ記憶された倍率
係数(検出される焦点調整光学系の繰出量と実際の撮影
倍率との間で所定の関係に近似できるよう最適化された
値)とから撮影倍率を演算することにより、たとえばレ
ンズの繰出によって焦点距離が変化し、正確な倍率が求
められなかったレンズに対しても、レンズの繰出量に関
する情報と、必要に応じて最適化された倍率係数との所
定の演算のみで、簡単かつ精度よく撮影倍率を求めるこ
とができるカメラの撮影倍率演算装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明するブロック図、第2図は本発明
が適用されるカメラの電源供給部を主体として見た全体
のブロック図、第3図はAFブロックを中心とした信号
の授受を示す系統図、第4図はパワーオンリセットルー
チンのフローチャート、第5図は第4図におけるAFS
INルーチンのフローチャート、第6図は第5図におけ
るAFSIN2ルーチンのフローチャート、第7図は第
5図におけるCALMAGルーチンのフローチャート、
第8図は絶対距離カウント値と撮影倍率とが比例関係に
ない場合の両者の関係を示す図、第9図は絶対距離カウ
ント値と撮影倍率とが関数関係にある場合の両者の関係
を示す図、第10図はレンズ群の無限遠位置からの繰出
量と焦点距離との関係を示す図、第11図はレンズ群の
無限遠位置からの繰出量と撮影倍率との関係を示す図で
ある。 1・・・焦点調整光学系、2・・・焦点調整光学系位置
検出手段、3・・・倍率係数記憶手段、4・・・演算手
段。 出願人代理人 弁理士 坪井  淳 第1図 第 図 第 図 第10 図 第11 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 焦点調整光学系の焦点調整動作により、撮影レンズ系の
    少なくとも一部のレンズ間隔が変化するカメラにおいて
    、 前記焦点調整光学系の基準位置からの繰出量を検出する
    焦点調整光学系位置検出手段と、 この焦点調整光学系位置検出手段で検出される繰出量と
    実際の撮影倍率との間で所定の関係に近似できるよう最
    適化された倍率係数を記憶する倍率係数記憶手段と、 前記焦点調整光学系位置検出手段で検出された繰出量と
    前記倍率係数記憶手段に記憶された倍率係数とから前記
    撮影レンズ系の撮影倍率を演算する演算手段と を具備したことを特徴とするカメラの撮影倍率演算装置
JP9437989A 1989-04-14 1989-04-14 カメラの撮影倍率演算装置 Pending JPH02272511A (ja)

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