JPS63109763A - 脱酸素剤包装体 - Google Patents

脱酸素剤包装体

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JPS63109763A
JPS63109763A JP25375986A JP25375986A JPS63109763A JP S63109763 A JPS63109763 A JP S63109763A JP 25375986 A JP25375986 A JP 25375986A JP 25375986 A JP25375986 A JP 25375986A JP S63109763 A JPS63109763 A JP S63109763A
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deoxidant
breathable sheet
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高水分食品、アルコール類含有食品および多量
の油を含有する食品等の保存を目的とした脱酸素剤包装
体に関する。
〔従来の技術〕
通気性包装体は乾繰剤、防虫剤、脱酸素剤または鮮度保
持剤等各種の品質保持剤に用いられているが、通気性包
装体の主な用途が食品分野である場合は、通気性包装体
の要件として通気性の他に耐水性、耐破損性、安全衛生
性等を重視する必要がある。さらに高水分食品、アルコ
ール類含有食品および多量の油を含有する食品等の保存
を目的とする場合には耐水性の他にも耐アルコール性お
よび耐油性が要求される。
従来より脱酸素剤包装体に用いられる包装材料としては
、細孔を有するプラスチック材料からなる微多孔膜、た
とえばジュラガード(米国、セラニーズ社製)、ニドフ
ロンNTF (日東電気工業■製)もしくはNFレシー
ト徳山曹達■製)等、さらには、ポリエチレン繊維、ポ
リアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維
等からなる不織布、たとえばタイベック(米国、デュポ
ン社製)、スパンボンド(旭化成(m製)等が挙げられ
る。
しかしながら、これらの包装材料は次の欠点を有してい
る。
(1)油またはアルコールを含む食品と接触した場合、
包装材料のその接触部分より油またはアルコールが含浸
する。
偉)油またはアルコールの含浸した部分では包装体内の
内容物がしみ状に透けて見え、外観を損なう欠点がある
(3)さらに、油およびアルコールが内容物にしみ込み
酸素吸収が停止して、脱酸素剤としての食品保存能力を
失することとなる。
以上の問題点に対する改良法として特開昭58−649
59では微多孔膜または不織布からなる包装材料に弗素
樹脂を含浸または塗布する方法が開示されている。しか
し、これら微多孔1罠や不織布は疎水性であるため、弗
素樹脂を含浸または塗布しても弗素樹脂は包装材料の表
面のみに止まり素材全体または繊維全体にいきわたらな
いという加工上の問題があり、耐油性、耐アルコール性
に限界があった。また、上記の微多孔膜および不織布は
部分的に開孔径の大きい個所が散在するため、弗素樹脂
を含浸または塗布しても孔径の大きい部分から油または
アルコールが染み込み、包装材料の内部右よび脱酸素剤
内容物に浸透する場合もある。
また、弗素樹脂を添加した天然パルプからなる紙を包装
材料の一部として使用した脱酸素剤包装袋を油含有多湿
食品、たとえばドーナッツ、さつま揚げ等と接触させる
と比較的短時間で水とともに油が包材に浸透し、実用的
な耐油性を付与することは離しい。
以上のように、油あるいはアルコールを含む多湿食品、
たとえば惣菜、佃煮等の脱酸素による保存効果は認めら
れており、9れらのアルコール含有多湿食品および油含
有多湿食品に適用可能な脱酸素剤包装体が必要となって
いるにもかかわらず、従来の技術ではアルコール含有食
品および油含有食品に適用し得る脱酸素剤の開発はいま
だになされていないのが実情であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者は上記の問題点に鑑み、水とともに油あるいは
アルコールを含む食品と直接接触しても染みの発生や機
能消失のない脱酸素剤包装体の開発について鋭意検討し
た。
その結果、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチ
ック繊維のみを湿式抄造し乾燥したシート材料はそのま
までは耐水性はなく水浸透性があるが、これを熱プレス
すると良好な通気性と耐水性を付与できることから、乾
燥後のシート材料に弗素樹脂を含浸させると弗素樹脂が
繊維全体に付着し、その後熱プレスすれば通気性と耐水
性の他、従来の素材では達成できなかった耐アルコール
性、耐油性をも付与できることをmHし、該シートが゛
脱酸素剤包装体として好適であることを見出し本発明を
完成するに至った。
なお、該シートは縦方向に強度が弱いという欠点を有す
るが、これと特定の補強材を積属することによって、さ
らに優れた脱酸素剤包装体用の包装材料となりうろこと
も見出した。
〔問題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、通気性シートをその一部または全
部に使用してなる包装材料に脱酸素剤を収納した脱酸素
剤包装体であって、該通気性シートがプラスチック繊維
を抄造したのち乾燥し、さらに弗素樹脂を含浸させるこ
とにより添加せしめ、しかる後に熱ロールにより加圧し
たものからなることを特徴とする脱酸素剤包装体を提供
するものである。
さらに、上記通気性シートが補強材と積層したものであ
ることを特徴とする脱酸素剤包装体を提供するものであ
る。
本発明において用いられるプラスチック繊維はポリマー
溶液を高速攪拌中の非溶媒中にフラッシュして繊維化す
る方法、ポリマー重合槽内でシェアをかけ直接繊維化す
る方法、フラッシュ紡糸による繊維製造後こう解する方
法(プラッシュ法)または押出成形したシートを縦方向
に延伸しスプリット後にこう解する方法(延伸法)等に
より製造されたものであり、特にフラッシュ法によるも
のが好ましい。
本発明においてプラスチック繊維としては、たとえばポ
リエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン、
ナイロン等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート
等のポリエステルなどから選ばれる一種または二種以上
からなるもの、好ましくはポリエチレンもしくはポリプ
ロピレンからなるもの、ポリエチレン/ポリプロピレン
、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン/ポリプロピレン/ポリエチレンテレフタレート
からなるものが用いられる。これらのプラスチック繊維
は抄造防水と良く懸濁させるために好ましくはポリビニ
ルアルコールを添加して用いられる。また、気孔径は5
0μ以下が好ましく、そのため繊維の幅はできるだけ小
さい方がよく、通常50μ以下、好ましくは30μ以下
のものが用いられる。繊維の長さは通常0.1〜200
mmが好適に用いられる。
プラスチック繊維は分散剤消泡剤等の添加剤とともに水
に懸濁させる。得られたプラスチック繊維懸濁液を抄紙
機に導入してワイヤーにて濾過し、吸引脱水後、ドライ
ヤーに通して乾燥したシート材料となる。プラスチック
繊維を水に懸濁させる際のプラスチックu1維の濃度は
特に限定されないが抄造時の作業性を考慮して0.1〜
10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の範囲に設定
される。プラスチック繊維懸濁液を抄造した後乾燥する
際の乾燥時間、乾燥温度は特に限定されず、シート材料
の水分含量が好ましくは0.1%以下に乾燥される。乾
燥して得られるシート材料の坪量はシート材料の通気性
、強度および経済性等を考慮して5〜300g/が、好
ましくは20〜150g/m2の範囲に設定される。か
くして得られたシート材料は通気性は有するものの未だ
耐水性はなく、水をよく浸透せしめる。
次いで、弗素樹脂を水溶液に分散させたエマルジョンま
たは弗素樹脂を溶剤に溶解してなる溶液に上記シート材
料を浸漬あるいは接触させて、該シート材料に弗素樹脂
を含浸添加させる。 シート材料に添加される弗素樹脂
は特に限定されないが、好ましくは四弗化エチレン樹脂
、四弗化エチレン−六弗化プロピレン共重合物、四弗化
エチレン−フルオロアルコキシエチレン共重合樹脂、三
弗化塩化エチレン樹脂およびこれらの誘導体が挙げられ
る。弗素樹脂量はプラスチック繊維100重量部に対し
て0.1〜lO重量部、好ましくは0.5〜5重量部で
ある。
かくして弗素樹脂を含浸添加したシート材料はその後熱
ロールにより加圧することによってはじめて該シート材
料に耐水、耐油、耐アルコール性が付与され、本発明に
いう通気性シートとなる。
熱ロールによる加圧は該シートの表面が溶融される温度
まで加熱抑圧し、プラスチック繊維どうしの交点を熱融
性させることが好ましい。熱ロールにより加圧する際の
温度は通常120〜140℃、好ましくは125℃〜1
35℃、圧力は通常0.5〜6kg/cm2、好ましく
は3〜5kg/cm2である。
通気性シートの厚さは通常1mm以下、好ましくは0.
2開以下である。
本発明において封入される脱酸素剤としては、酸素を吸
収する作用を有するものであれば特に限定されないが、
亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜ニチオン酸塩、第一鉄塩、
ヒドロキノン、カテコーノベレゾルシン、ピロガロール
、没食子酸、ロンガリット、アスコルビン酸および/ま
たはその塩、イソアスコルビン酸および/またはその塩
、ソルボース、クルコース、リグニン、シフチルヒドロ
キシトルエンまたはブチルヒドロキシアニソール等を含
有する脱酸素剤、または鉄粉等の金属粉を含有する脱酸
素剤が用いられ、アスコルビン酸および/またはその塩
、イソアスコルビン酸および/またはその塩、もしくは
、鉄粉を含有する脱酸素剤が好適に用いられる。これら
のうち鉄粉を含有する脱酸素剤が特に好ましく用いられ
る。さらに炭酸ガス発生型脱酸素剤または炭酸ガス吸収
型脱酸素剤等も用いることができる。
本発明では包装体の強度を高めるために、補強材を通気
性シートに積層された態様とすることも好ましい。
本発明で用いられる補強材としては、たとえばポリエチ
レンもしくはポリプロピレン等のポリオレフィン、ナイ
ロン等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等の
ポリエステルなどのプラスチックからなる糸状物または
帯状物を編んだもの、あるいは、上記糸状物の縦糸と横
糸とを、または上記帯状物の縦帯と横帯とを熱融着した
り、接着剤で固定したもの等が用いられる。これらの補
強材は具体的には、たとえ゛ば日石ワリフ(日石合樹製
品■製)、ダイヤクロス(ダイヤテックス■製)、フレ
ネット(■クラレ製)、ソックロス(新日本ソフ■製)
またはソフネット(新日本ソフQ勾製)等の商品名で市
販されている。
特に、高密度ポリエチレンフィルムの両面に融点が12
0℃以下、好ましくは115℃以下の低密度ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体もしくはエチレン−
アクリル酸エステル共重合体を張り合わせた無延伸また
は延伸フィルムを幅0.3〜3mmに細長く切断したヤ
ーンを3〜50本/インチ幅を格子状にし、ヤーンどう
しを熱溶融したものが好適に用いられる。
ヤーンの幅と本数は通気性シートの必要とする透気度に
応じて調整され、透気度はJIS P−8117に規定
されるガーレー式透気度で通常1〜5000秒/100
m1 in”の範囲、好ましくは5〜1000秒/ 1
00m1 in’の範囲である。
本発明において弗素樹脂を添加したプラスチック繊維と
該補強材との積層は熱ロールを用いた熱プレスによって
達成される。したがって、シートと補強材が積層して用
いられる場合には、プラスチック繊維を抄造後乾保しさ
らに弗素樹脂を含浸させることにより添加せしめ乾繰し
て得られるシートを、補強材と積層しつつ、熱ロールで
熱プレスする方法が効率的である。
本発明の脱酸素剤包装体は上記のごとくプラスチック繊
維を抄造したのち乾燥し、さらに弗素樹脂を含浸させる
ことにより添加せしめ熱プレスして得られる通気性シー
トを包装材料の一部または全部に使用して脱酸素剤を収
納した構成、および必要に応じて上記通気性シートと補
強材とを積層したシートを包装材料の一部または全部に
使用して脱酸素剤を収納した構成を有するものであるが
その態様を例示すると以下の通りである。
(1)通気性シート(a)とナイロン/ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレ−1・/ポリエチレン等のポリ
エチレン層を含む複合フィルム(b)とを、(ハ)のポ
リエチレン面と(a)とを合わせ、両者の間に脱酸素剤
を配し、包装材料周縁部を熱シールし、内部に脱酸素剤
を封入するごとくした脱酸素剤包装体。
(2)通気性シートと補強材との積層シート(a)とナ
イロン/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/
ポリエチレン等のポリエチレン層を含む複合フィルム(
ハ)とを、(b)のポリエチレン面と(a)の補強材面
とを合わせ、両者の間に脱酸素剤を配し、包装材料周縁
部を熱シールし、内部に脱酸素剤を封入するごとくした
脱酸素剤包装体。
(3)通気性シートと補強材とを積層した積層シートを
補強材を内側にして折込み、周縁を熱シールしつつ、内
部に脱酸素剤を封入した脱酸素剤包装体。
(4)通気性シートを有孔低軟化点樹脂フィルムと積層
し、低軟化点フィルムを内側にして折り込み、周縁を熱
シールしつつ、内部に脱酸素剤を封入した脱酸素剤包装
体。ここで有孔低軟化点樹脂フィルムトシてはポリエチ
レンフィルム、エチレン酢酸ビニル共重合体フィルムも
しくはアイオノマーフィルムに孔を開けたものが好まし
く用いられる。
包装体の形状は特に限定されないが、通常、四角形であ
る。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 (シート材料の製造) 第1表に示す各種のブ、ラスチック繊維をその濃度が1
重量%になるように水に分散させtこ。得られたプラス
チック繊維の懸濁液を抄紙機に導入して抄造した。この
抄造工程において、金網によりプラスチック繊維懸濁液
から水を除去して紙層を形成し、該紙層を一対のロール
に挟着し1kg/cm”にて圧縮することによりさらに
脱水した。その後100℃にて1分間乾繰し、水分0.
1%以下、坪量90g/m2を有するシート材料を製造
した。
シート材料を製造するために使用したプラスチック繊維
の種類、各プラスチック繊維の組成量比を第1表に示す
実施例2 (通気性シートの製造) 実施例1により得られたシート材料に撥水撥油剤アサヒ
ガードAG530 (商品名、旭硝子()9製)の希釈
水溶液(弗素樹脂濃度2重量%)をシート材料100重
量部に対して25重量部および50重量部を含浸させた
後、60℃で5分間乾繰した。
ついで、この撥水ta油剤を添加したシート材料を14
0℃に加熱し、かつ、6kg/cm2の圧力が掛かった
一対のロールに10m/minの速度で通過させ、プラ
スチック繊維が互いに@若した通気性シートを製造した
かくして得られた通気性シートについてJIS P−8
117に規定された方法によりガーレー式透気度を測定
した。また、この通気性シートを大豆油に浸漬して耐油
性の試験を、および100%エタノールに浸漬して耐ア
ルコール性の試験をそれぞれ実施した。その結果を第2
表に示す。
耐油性、耐アルコール性の試験では通気性シートの外観
を経日観察し、第2表には14日目および30日目の外
観を示した。
第2表で明らかなようにガーレー式透気度はいずれも5
0秒/空気ffilOOml in2以下であり、非常
に良好な通気性を有していた。また、両浸漬試験におい
て、通気性シートの外観は30日目においても良好であ
った。
比較例1 実施例2において弗素樹脂エマルジョン撥水撥油剤アサ
ヒガードAG530(商品名、旭硝子G勾製)を含浸さ
せない以外は実施例2と同様にして通気性シートを製造
した。
かくして得られた通気性シートについてJIS P−8
117に規定された方法によりガーレー式透気度を測定
した。また、この通気性シーI・を大豆油に浸漬して耐
油性の試験を、および100%エタノールに浸漬して耐
アルコール性の試験をそれぞれ実施した。その結果を第
2表に示す。
耐油性、耐アルコール性の試験では通気性シートの外観
を経口観察し、第2表には14日目および30日目の外
観を示した。
比較例2 実施例2において実施例1により得られたシート材料の
代わりに微多孔膜、ジュラガード(商品名、米国、セラ
ニーズ社製)を用いる以゛外は実施例2と同様にして通
気性シートを製造した。
かくして得られた通気性シートについてJIS P−8
117に規定された方法によりガーレー式透気度を測定
した。また、この通気性シートを大豆油に浸漬して耐油
性の試験を、および100%エタノールに浸漬して耐ア
ルコール性の試験をそれぞれ実施した。その結果を第2
表に示す。
耐油性、耐アルコール性の試験では通気性シートの外観
を経口観察し、′fIrJ2表には14日目および30
日目の外観を示した。
比較例3 実施例2において実施例1により得られたシート材料の
代わりに不織布、タイベック(商品名、米国、デュポン
社製)を用いる以外は実施例2と同様にして通気性シー
トを製造した。
かくして得られた通気性シートについてJIS P−8
117に規定された方法によりガーレー式透気度を測定
した。また、この通気性シートを大豆油に浸漬して耐油
性の試験を、および100%エタノールに浸漬して耐ア
ルコール性の試験をそれぞれ実施した。その結果を第2
表に示す。
耐油性、耐アルコール性の試験では通気性シートの外観
を経口観察し、第2表には14日日目よび30日口の外
観を示した。
比較例4 実施例1により得られたシート材料にta水撥油剤アサ
ヒガードAG530(商品名、旭硝子G勾製)の希釈水
溶液(弗累樹脂濃度2重量%)をシート材料100重量
部に対して25mff1部または50重量部含浸させた
後、60℃で5分間乾燥した。
かくして得られた通気性シートについてJIS P−8
117に規定された方法によりガーレー式透気度を測定
した。また、この通気性シートを大豆油に浸漬して耐油
性の試験を、および100%エタノールに浸漬して耐ア
ルコール性の試験をそれぞれ実施した。その結果を第2
表に示す。
耐油性、耐アルコール性の試験では通気性シートの外観
を経口観察し、第2表には14日日目よび30日口の外
観を示した。
第2表 第2表つづき 本3)シート 100fflΩ部に対する重量部本4)
14日および30日浸漬した場合の外観評価z 目頂不
イ科の大q1% をン(こl出」lこはエタノールが実
施例3 (脱酸素剤包装体の製造) 実施例2で得られた通気性シートを40 X 40mm
に切断したものを片面とし、厚さ12μのポリエステル
と厚さ45μのポリエチレンからなる複合フィルムを4
0 X 40mmに切断しlこものを他面として重ね合
わせその間に鉄を主剤とする脱酸素剤3g(酸素吸収能
力600m1 )を配し、脱酸素剤を内部に封入するよ
うにシートおよびフィル11の周縁部を130℃の熱圧
で3秒間ヒートシールした。
このようにして製造した脱酸素剤包装体をさつま揚げ7
0gおよび空気250m lと共に塩化ビニリデンコー
ト延伸ナイロン/ポリエチレンのラミネートフィルムか
らなる袋に密封し、25℃で保存した。
脱酸素時間(保存開始後、袋内の酸素濃度が0.1%と
なるに要する時間)を測定し、また、脱酸素剤包装体の
外観を観察し油の含浸状況を調べるとともに、さつま揚
げの保存状況を観察した。結果を第3表に示す。
比較例5 実施例3において、実施例2で得られた通気性シートを
用いる代わりに比較例1で得られた通気性シートを用い
る以外は実施例3と同様にして脱酸素剤包装体を製造し
、実施例3と同様の試験を実施した。その結果を揶3表
に実施例3と併せて示す。
比較例6 実施例3において、実施例2で得られた通気性シートを
用いる代わりに比較例2で得られた通気性シートを用い
る以外は実施例3と同様にして脱酸素剤包装体を製造し
、実施例3と同様の試験を実施した。その結果を第3表
に実施例3と併せて示す。
比較例7 実施例3において、実施例2で?M・られた通気性シー
トを用いる代わりに比較例3で得られた通気性シートを
用いる以外は実施例3と同様にして脱酸素剤包装体を製
造し、実施例3と同様の試験を実施した。その結果を第
3表に実施例3と併せて示す。
比較例8 実施例3において、実施例2で得られた通気性シートを
用いる代わりに比較例4で得られた通気性シートを用い
る以外は実施例3と同様にして脱酸素剤包装体を製造し
、実施例3と同様の試験を実施した。その結果を第3表
に実施例3と併せて示す。
′fJ3表におい°C比較例5〜8の全ての脱酸素剤は
7日目には酸素を吸収する能力を失っていた。
vJB表 第3表つづき 本3) シー) 100flllfff1部に対する重
量部組)脱酸素剤包装体の外観評価 2j況阪累?Flj芭製坏の通気1(Lンート曲の1/
3〜本5)食品の保存状況 実施例4 実施例1により得られたシート材料A(第1表参照)を
用い、実施例2の方法により通気性シートを製造した。
なお、弗崇樹脂源としてはアサヒガードAG−530(
弗素樹脂濃度2%)をシート材料100mff1部当り
50重量部(弗素樹脂添加量シート材料100mff1
部当り1重量部)用いて実施した。
こうして得られた通気性シートと、LDPE (低密度
ポリエチレン(融点105℃))/HDPE(高密度ポ
リエチレン)/LDPE (m点105℃)フィルムを
種々の太さ、本数に切断したヤーンを平織りで編んだ補
強材とを、熱ロールに温度120℃、圧力0.5kg/
cm” 、速度40m1分にて通過させ、両者を張り合
わせた。この積層シートの引き裂き強度およびガーレー
式透気度を測定した。結果を第4表に示す。比較のため
に上記の通気性シートに補強材を積層しない場合の引き
裂き強度およびガーレー式透気度を第4表に併せて示す
第4表 実施例5 、実施例4により得られた通気性シート(補強材を積層
したシート)を40 X 40mmに切断したものを片
面に、ポリエステル(厚さ12μ)/ポリエチレン(厚
さ45μ)の複合包材を40X40mm  に切断した
ものを他面にして、両者を通気性シートの補強材面と複
合包材のポリエチレン面を対向させて合わせ、その間に
鉄を主剤とし酸素吸収能力600a+1の脱酸素剤を配
し、内部に脱酸素剤を封入するように、130℃、3秒
間の熱圧により包材の周縁部をヒートシールした。
このようにして得られた脱酸素剤包装体をさつま揚げ7
0gおよび空気250m lと共にポリ塩化ビニリデン
コート延伸ナイロン/ポリエチレンラミネート袋(KO
N/PE袋)に密封して、25℃にて保存した。
脱酸素時間(保存開始後、袋内の酸@濃度が0゜1%に
なるに要する時間)を測定し、また、脱酸素剤包装体の
外観を観察し油の含浸状況を調べるとともにさつま揚げ
の保存状況を観察した。包装材料の外観とさつま揚げの
保存状況を観察は経日実施した。結果を第5表に示す。
第5表 第5表において、 ■補強材のヤーン本数=1インチ幅での本数■包装材料
外観評価 ■食品の保存状況の評価 ○ 異常なし × 腐敗 〔発明の効果〕 本発明の脱酸素剤包装体は、プラスチック繊維を用いて
抄造し、弗素樹脂を添加した後熱プレスした通気性シー
トに必要に応じて補強材を張り合わせた包装材料に脱酸
素剤を封入したことにより下記のごと〈従来の脱酸素剤
包装体にはない特徴が認められる。
従来の弗素樹脂添加包装体では10〜50%エタノール
水溶液に接触させるとエタノール水溶液が包装材料に含
浸されていくが、本発明の包装体では100%エタノー
ルでも含浸することはない。
てんぷら油に浸漬した従来の弗素樹脂添加包装材料を用
いた脱酸素剤包装体では1〜3日で油が包装材料に含浸
され、内容物が透けて見える。本発明の包装体では14
日間てんぷら油に浸漬しても包装材料の外観になんら変
化がみられない。
さらに、ドーナツのような油含有食品と接触させると、
従来の脱酸素剤包装体では、油が包装材料との接触面よ
り内部に染み込み、途中で酸素吸収が停止するため食品
密封系が完全に脱酸素されず、食品にカビが発生するが
、本発明の包装体では油が包装体内部に移行しないため
、本来の脱酸素性能を示し、好適に食品の鮮度を保持す
る。
補強材を積層しないシートの引き裂き強度は横60〜1
40g、縦30〜90gであるが、補強材と積層するこ
とにより、縦、横共に600〜1500gに改良される
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る脱酸素剤包装体の構造の一例を
示す断面図である。第2図は補強材を積層した通気性シ
ートの一態様の断面図を示す。第3図は補強材の構造の
一例を示す。 図において、 1 複合フィルム:ポリエステルフィルム/ポリエチレ
ンフィルム(シール面) 2 通気性シート二弗素樹脂添加シート/補強材(シー
ル面) 3 脱酸素剤 4 袖強材横ヤーン 5 袖強材縦ヤーン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)通気性シートをその一部または全部に使用してな
    る包装材料に脱酸素剤を収納した脱酸素剤包装体であっ
    て、該通気性シートがプラスチック繊維を抄造したのち
    乾燥し、さらに弗素樹脂を含浸させることにより添加せ
    しめ、しかる後に熱ロールにより加圧したものからなる
    ことを特徴とする脱酸素剤包装体。
  2. (2)通気性シートが補強材と積層したものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の脱酸素剤包装
    体。
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US07/112,264 US4856650A (en) 1986-10-27 1987-10-26 Oxygen absorbent package
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191407A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Fujiko Co Ltd 撥水撥油性包装用材料及びその製造方法
JP2016172577A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 Jxエネルギー株式会社 耐油性通気性包装材料

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