JPS6310792Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6310792Y2
JPS6310792Y2 JP1983114685U JP11468583U JPS6310792Y2 JP S6310792 Y2 JPS6310792 Y2 JP S6310792Y2 JP 1983114685 U JP1983114685 U JP 1983114685U JP 11468583 U JP11468583 U JP 11468583U JP S6310792 Y2 JPS6310792 Y2 JP S6310792Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow microspheres
fragrance
synthetic resin
mat
pine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983114685U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6020882U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11468583U priority Critical patent/JPS6020882U/ja
Publication of JPS6020882U publication Critical patent/JPS6020882U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6310792Y2 publication Critical patent/JPS6310792Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Carpets (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえばトイレマツト、玄関マツ
ト等としてフロアに敷いて使用されるマツトに関
する。
従来の技術 従来、この種のマツトとしては、マツト基材に
植毛したものが多く、人がこれを踏むことによつ
て芳香を放つというものはなかつた。また従来の
マツトは、汚れやごみが毛と毛の間に奥深く付着
すると、非常にとれにくゝ、その掃除が面倒で、
不潔になり易い問題があつた。
また従来、独立気泡の非通気性プラスチツク発
泡シートとこれの少なくとも片面に接着されたプ
ラスチツクフイルムもしくは金属箔との間に、防
虫もしくは殺虫または除臭もしくは香臭剤を密封
してなるマツトは既に知られている(例えば実開
昭49−44776号公報参照)が、この従来のマツト
は、そのプラスチツクフイルムもしくは金属箔に
ピンホール状の通孔をあけて、例えば香臭剤の作
用を発揮するようにし、これをタンスの引き出し
や衣裳箱内に敷き、これらの内に収容される衣類
に香臭を付与せんとするものであつた。従つてこ
のような従来のマツトを例えばトイレマツトある
いは玄関マツトに適用してフロアに敷いた場合、
人がこれの上にのると、体重により香臭剤(香
料)等がピンホール状の通孔より速やかに流出し
てしまい、長期にわたつて芳香を発生させること
ができないという欠点があつた。
考案の目的 この考案は、上記の問題を解決し、トイレマツ
トあるいは玄関マツト等としてフロアに敷いて人
がこれを踏むことにより芳香を生じ、人に快い感
じを与えることができるとともに、クツシヨン性
が良好で、歩き心地が良く、また水や小便がマツ
ト上にこぼれてもこれらが内部に浸透することが
なく、しかも掃除が簡単で、清潔に保ち得るマツ
トを提供しようとするにある。
考案の構成 この考案は、上記の目的を達成するために、ク
ツシヨン性を有する芯材と、これの両面に被覆せ
られた防水層とよりなるマツト基材の少なくとも
片面に、人の体重により破壊され得る多数の香料
入り合成樹脂製中空微小球を分散状に含む被覆層
が設けられているマツトを要旨としている。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
なお、図面はこの考案をトイレマツトに適用し
た実施例を示すものである。
第1図および第2図において、この考案による
トイレマツト1は略方形を有し、洋式便器13前
側の床の上に敷かれている。トイレマツト1は、
マツト基材2の両面に、人の体重によつて破壊さ
れ得る多数の香料入り合成樹脂製中空微小球4を
分散状に含む被覆層3が設けられているものであ
る。
ここで、マツト基材2は、ダンボール紙を芯材
5として、これの両面にアルミニウム箔よりなる
防水層6が被覆せられたものである。芯材5とし
ては、その他下燃材、プラスチツクあるいは紙等
のクツシヨン性を有するシートを使用することが
できる。また防水層6としては、上記アルミニウ
ム箔の代わりに他の金属箔あるいは合成樹脂フイ
ルム等の防水性を有する素材を用いてもよい。
被覆層3は、発泡合成樹脂7に多数の香料入り
合成樹脂製中空微小球4が分惨状に含まれてなる
ものである。香料入りの中空微小球4は人の体重
により破壊され得る強度を有している。したがつ
て人がマツト1を踏むことにより、体重によつて
香料入り中空微小球4が破壊されて、芳香が放た
れるものである。発泡合成樹脂7は加熱による膨
脹状態の多数の合成樹脂製中空微小球9を含んで
いる。
被覆層3は、多数の香料入り合成樹脂製中空微
小球4を含む発泡性原料液をアルミニウム箔より
なる防水層6の表面に塗布し、乾燥したのち、加
熱発泡することにより形成されるものである。
第4図に示すように、中空微小球4に含まねる
香料8は通常液状となされているが、これは加熱
により蒸発しない。したがつて香料入り合成樹脂
製中空微小球4は加熱により膨脹しない。
発泡性原料溶液は、母材となる合成樹脂または
合成ゴムのポリマーと、上記のような香料入り合
成樹脂製中空微小球4と、第5図イに示すよう
に、加熱により蒸発する液体11を封入した多数
の中空微小球10と、ポリマーの溶媒と、各種コ
ーテイング配合剤とによつて構成されている。
ここで、香料入り中空微小球4を構成する合成
樹脂としては、たとえばポリ塩化ビニリデン、塩
化ビニリデンとアクリロニトリルの共重合体、ア
クリロニトリルとアクリル酸メチルの共重合体、
メタクリロニトリルとアクリル酸メチルの共重合
体などの各種の合成樹脂を使用し得る。
また母材となる合成樹脂および合成ゴムとして
は、次のようなものがあげられる。
たとえばエチレン系不飽和化合物よりなるポリ
マーすなわちポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リブテン、ポリスチレン、ポリ(α−メチルスチ
レン)、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセテート、
ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニトリ
ルなど、またエチレン系不飽和化合物の共重合
体、たとえばエチレン−プロピレン、エチレン−
スチレン、エチレン−酢酸ビニル、エチレン−ア
クリル化合物アイオノマー、スチレン−ビニルア
セテート、スチレン−アクリル化合物、アクリル
化合物同志の共重合体など、また共役ジエンの重
合帯および共重合体、たとえばポリブタジエン、
ポリイソプレン、ポリプロピレン、スチレン−ブ
タジエン−ゴム、エチレン−プロピレン−ブタジ
エン−ゴム、アクリロニトリル−スチレン−ブタ
ジエン−ゴムなど、またアルキド、および他のポ
リエステルを含む飽和および不飽和ポリエステ
ル、ナイロンおよび他のポリアミド、ポリカーボ
ネート、ポリエーテル、ポリウレタン、各種アポ
キシ、尿素ホルムアルデヒド、フエノールホルム
アルデヒドなどがある。
加熱により膨脹し得る微小球10は、加熱前の
状態において、第5図イに示すように、合成樹脂
よりなる中空球体の内部に液体11が封入された
ものであり、これは直径約2〜10μmの大きさを
有している。そして第5図ロに示すように、加熱
により液体11が蒸発し、これに伴なつて合成樹
脂球体が膨脹して、直径の大きいかつ薄肉の中空
微小球4となり、加熱後においては、微小球は元
の粒子の直径の約2〜5倍の大きさを有してい
る。
このよう中空微小球9を構成する合成樹脂とし
ては、たとえばポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリ
デンとアクリロニトリルの共重合体、アクリロニ
トリルとアクリル酸メチルの共重合体、メタクリ
ニトリルとアクリル酸メチルの共重合体などがあ
る。発泡前の中空微小球10に封入される液体1
1としては、たとえばネオペンタンなどの揮発し
易い有機化合物を使用するのが好ましい。
液体11を封入した中空微小球10は、たとえ
ば若干粘性を有する溶液中に、塩化ビニリデン等
のモノマーとネオペンタン等の揮発性有機化合物
の液体と触媒とを加え、この混合物を水相におい
て塊状重合することによつて製造される。中空微
小球10は濾過によつて反応液より取り出され、
封入された液体11が蒸発しない程度の比較的低
温で乾燥される。
なお、ネオペンタンの液体11の代わりに液状
の香料8を用いることにより、同様の方法によつ
て香料入り合成樹脂製中空微小球4を得る。
また上記溶媒は、母材となるポリマーに対して
は溶剤として作用するが、中空微小球4および9
に対しては非溶剤として作用するかまたは非常に
限られた溶解作用を有するものである。このよう
な溶媒としては、たとえばトルエン、キシレン、
脂肪族アルコール、アルカン、水などを使用し得
る。またコーテイング配合剤はたとえば可塑剤補
強充填材、染料、顔料、酸化防止材等であり、こ
れらは一般に公知である。
発泡性原料溶液は、たとえば具体的には、エチ
レン−アクリル系アイオノマーよりなるポリマー
を母材として、これに香料入り中空微小球4と、
加熱により蒸発し得るネオペンタン等の液体11
を封入した中空微小球10とが含まれているもの
である。中空微小球4,10の素材はたとえばポ
リ塩化ビニリデンが用いられる。
この発泡性原料溶液がアルミニウム箔6の表面
に塗布され、液体封入中空微小球10が膨脹しな
い程度の温度、通常100℃以下の温度で乾燥され、
溶媒が除去される。
このような未発泡の合成樹脂被覆層を有するア
ルミニウム箔6がつぎに所定の形状および大きさ
のダンボール紙よりなる芯材5の表裏両面に被せ
られ、芯材5の周縁において巻縁12が形成され
ることにより、表裏両面のアルミニウム箔6,6
が相互に結合される。
そして最後に、中空微小球10に含まれたネオ
ペンタンよりなる液体11が蒸発して、微小球1
0が膨脹し得るおんど、すなわち約120℃に加熱
される。これにより中空微小球10は、元の大き
さより2〜5倍に膨脹して、薄肉の中空微小球9
となり、発泡合成樹脂よりなる被覆層3が形成さ
れ、トイレマツト1がつくられる。このような加
熱処理の前後において、香料入り中空微小球4の
形状および大きさは変化しない。
なお被覆層3は、その他通常の発泡剤を用いて
所定の金型内で発泡させることにより製造される
発泡合成樹脂あるいは発泡材を含まない合成樹脂
に、多数の香料入り合成樹脂製中空微小球4が含
まれたものにより構成されていても勿論よい。
第3図は、この考案によるトイレマツト14を
和式便器15の周りに配置した例を示すもので、
トイレマツト14は平面よりみてU形を有してい
る。
なお、この考案によるマツトは、上記のような
トイレマツト1,14だけでなく、その他玄関マ
ツト等のように人がその上にのるためにフロアに
敷かれる各種のマツトに適用される。
考案の効果 この考案によるマツトは、上述の次第で、クツ
シヨン性を有する芯材5と、これの両面に被覆せ
られた防水層6とよりなるマツト基材2の少なく
とも平面に、人の体重により破壊され得る多数の
香料入り合成樹脂製中空微小球4を分散状に含む
被覆層3が設けられているものであるから、人が
これを踏むと、体重によつて香料入り中空微小球
4が破壊され、芳香が生じるため、人に快い感じ
を与えることができる。またマツト1,14の芯
材5はクツシヨン性を有しているから、マツト
1,14は、クツシヨン性が良好で、歩き心地が
良い。そのうえ、芯材5の両面に防水層6が被覆
されているから、水や小便がマツト1,14上に
こぼれてもこれらが内部に浸透することがなく、
しかもマツト1,14の表面は主として合成樹脂
よりなる被覆層3で覆われているため、マツト
1,14の掃除が簡単であり、これを清潔に保ち
得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例の使用状態を示
す部分の切欠き斜視図、第2図は第1図−線
に沿う拡大断面図、第3図は第2実施例の使用状
態を示す斜視図、第4図は香料入り中空微小球の
拡大断面図、第5図イは液体を封入した中空微小
球の拡大断面図、第5図ロは加熱により膨脹した
状態の中空微小球の拡大断面図である。 1,14……トイレマツト、2……マツト基
材、3……被覆層、4……香料入り合成樹脂製中
空微小球、5……ダンボール(芯材)、6……ア
ルミニウム泊(防水層)、7……発泡合成樹脂、
8……香料、9……膨脹状態の中空微小球。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クツシヨン性を有する芯材5と、これの両面に
    被覆せられた防水層6とよりなるマツト基材2の
    少なくとも片面に、人の体重により破壊され得る
    多数の香料入り合成樹脂製中空微小球4を分散状
    に含む被覆層3が設けられているマツト。
JP11468583U 1983-07-22 1983-07-22 マツト Granted JPS6020882U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11468583U JPS6020882U (ja) 1983-07-22 1983-07-22 マツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11468583U JPS6020882U (ja) 1983-07-22 1983-07-22 マツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6020882U JPS6020882U (ja) 1985-02-13
JPS6310792Y2 true JPS6310792Y2 (ja) 1988-03-30

Family

ID=30265016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11468583U Granted JPS6020882U (ja) 1983-07-22 1983-07-22 マツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6020882U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61186128U (ja) * 1985-05-13 1986-11-20
JPS6316405U (ja) * 1986-07-18 1988-02-03
JP4690604B2 (ja) * 2001-09-05 2011-06-01 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 耐熱ボード

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944776U (ja) * 1972-07-31 1974-04-19
JPS5323638U (ja) * 1976-08-03 1978-02-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6020882U (ja) 1985-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU600358B2 (en) Membrane-gel diffusion device
WO1999047182A1 (en) Time release fragrance sachet, method of using same and method of fabricating same
ZA200207264B (en) Fragranced hydrogel air freshener kits.
JPS6310792Y2 (ja)
US5426793A (en) Refreshable fragrant cushioned toilet seat
KR101594397B1 (ko) 방향성 볼체 및 방향제
JPH03241079A (ja) 通水性シート体およびその製造方法
JPH0324561Y2 (ja)
JPH06245954A (ja) 水崩壊性衛生材料
JP2012006262A (ja) 香り付きシート
WO1991018083A1 (en) Solid soap having core
JPS626081Y2 (ja)
WO2004060418A1 (en) Deodorizing film of sanitary absorbent
JP2002004373A (ja) 浴室洗い場とその製造法
US20010032354A1 (en) Rainbow fresh/clean & fresh bathroom/toilet liners
JPS5816754Y2 (ja) トイレット用芳香防臭剤
JP2001317188A (ja)
JP3241240U (ja) クッション体
JPH09173241A (ja) 芳香トイレットペーパー・ホルダー
RU51457U1 (ru) Изделие для отпугивания насекомых
JPS5926288B2 (ja) 床マツト
JPH0545311Y2 (ja)
JP2004238760A (ja) 加熱発泡性を有する薬剤含浸用多孔性繊維基材およびその発泡方法
JPS586324Y2 (ja) クツナイアクシユウボウシヨウハツコウシ−ト
JPH0536684Y2 (ja)