JPS63107699A - セグメントエレクタ - Google Patents

セグメントエレクタ

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JPS63107699A
JPS63107699A JP61252058A JP25205886A JPS63107699A JP S63107699 A JPS63107699 A JP S63107699A JP 61252058 A JP61252058 A JP 61252058A JP 25205886 A JP25205886 A JP 25205886A JP S63107699 A JPS63107699 A JP S63107699A
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Japan
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segment
arm
tunnel
boom
axis
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JP61252058A
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Inventor
長尾 直
白石 暢明
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Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、山岳トンネルのセグメントによる覆工、特に
、二次覆工のために用いられるセグメントエレクタに関
する。
(従来技術) 山岳トンネルの施工に際し、トンネルの壁面から地山に
ロックボルトを打ち込み、コンクリートを吹き付けて一
次覆工とするいわゆるNATMか知られている。この工
法によれば、地山自体の有する支保機能を積極的に活用
することにより、−次項工のみをもって地山の崩壊をほ
とんど防止することができる。しかし、−次項工の補強
、落石のような不測の事態に備え、あるいは・トンネル
壁面を整えて美感を与える等の目的で二次覆工が施され
る。
前記二次覆工は複数のセグメントを前記−次項工に沿っ
て環状に組み立てることにより施され、セグメントの組
み立てのためにセグメントエレクタが用いられている。
従来のセグメントエレクタはトンネル内を走行可能の台
車を備え、該台車には、トンネルの切羽に面する前端部
に、セグメントを吊持するためのアームが取り付けられ
でいる。前記アームは、その先端部に保持したセグメン
トを前記トンネルの壁面に沿って回転させることができ
るように、そのほぼ中央部において前記トンネルの軸線
の回りに回転可能に支持され、また、前記セグメントを
前記トンネルの壁面に向けて該トンネルの半径方向に移
動させることができるようにその先端部が他の部分に対
して移動可能に形成されている。
前記セグメントエレクタによれば、前記アーム下に置か
れたセグメントを該アームの先端部に取り付けた後、該
アームを前記トンネル軸線の回りに角度的に回転させ、
さらに前記アームの先端部をトンネルの半径方向に移動
させることにより、セグメントか所定の組み立て位置に
配置される。
ところで、前記二次覆工の施工は、通常、地山の掘削と
並行して行なわれ、切羽および坑口間に敷設された軌道
上をずり出し、資材搬送のためのトロッコのような運搬
車両が運転される。切羽の後方で作動される前記セグメ
ントエレクタの台車は、前記運搬車両の走行を妨げない
ように、また、前記アームをトンネルの軸線の回りに回
転可能に支持するために門型に形成されており、前記運
搬車両は前記アームを水平状態に維持する間に前記門型
の台車が規定する空間を通過することができる。しかし
、前記二次覆工の施工においては、前記アームが水平状
態にある場合を除き、前記アームのいずれか一方の端部
側が台車の前記空間の前方を横切り、前記運搬車両の通
行を阻害する。より詳細には、前記アームへのセグメン
トの取り付は時、セグメントの取り付は後に前記アーム
を所定の角度だけ回転させる間、および、所定の角度を
回転されたアームの先端部をトンネルの壁面に向けて該
トンネルの半径方向へ移動させる間、前記運搬車両の運
転を中断しなければならず、このことが、山岳トンネル
の施工期間を長引かせる原因の一つになフていた。
(発明の目的) したがって、本発明の目的は、山岳トンネルのセグメン
トによる覆工において、すり出しや資材の搬送のための
運搬車両の通行を阻害することの少ないセグメントエレ
クタを提供することにある。
(発明の構成) 本発明は山岳トンネルのセグメントによる覆工のために
用いられるセグメントエレクタであって、前記トンネル
内を走行可能の台車と、該台車に据えられ、鉛直方向軸
線の回りに回転可能の基台と、該基台に取り付けられ、
水平方向軸線の回りに回転可能の支持体と、該支持体に
前記水平方向軸線と直角な軸線の回りに枢動可能に支持
された、前記セグメントを吊持するためのアームであっ
て複数のブームを存し、各ブームが前記水平方向軸線に
直角な軸線と平行な各軸線の回り、に枢動可能に互いに
連結されているアームとを備えることを特徴とする。
(発明の作用および効果) 本発明に係るセグメントエレクタによれば、セグメント
を吊持するためのアームを構成する複数のブームを互い
に枢動させて該ブームの交差角度を適当に設定すること
により、−面内における前記アームの両端部間の距離を
変化させることができる。したがフて、セグメントエレ
クタを前記アームの前記支持体の回転軸線がトンネルの
軸線に対して偏心した軸線上にあるように配置し、かつ
、前記アームの一端部端から前記セグメントが配置され
る位置までの個々に異なる距離を前記アームによって前
記セグメントを個々にその配置位置まで移動させること
ができる。これにより、例えば断面が円形のトンネルで
はトロッコのような運搬車両が走行可能の軌道が敷設さ
れるところ、これが複線の場合、セグメントエレクタを
その台車が一方の軌道上を走行するように配置すること
ができる。
また、前記複数のブームを互いに枢動させてこれらを折
り畳み状態とすることにより、前記アームの前記基台の
回転軸線の回りの回転半径を最小限に抑えることができ
る。したがって、セグメントエレクタをアームの前記支
持体の回転軸線が前記偏心軸線上にあるように設置する
とき、前記アームをトンネルの壁面または一次覆工に衝
突させることなしに、前記基台を回転させて前記アーム
をトンネル前方の切羽側およびトンネル後方の坑口側の
いずれか一方から他の一方へ移動させることができる。
このことから、前記円形断面のトンネルの例でいえば、
坑口から切羽側に搬入されるセグメントを運ぶ運搬車両
のための走行軌道をセグメントエレクタの走行用軌道と
することができる。セグメントエレクタの後方でこれに
近接する前記車両からのセグメントの取り出しは、坑口
側に向けられたアームを作動させてその最先端のブーム
を前記セグメントの直上に位置させ、次いで前記セグメ
ントを前記ブームに取り付けることにより行なうことが
できる。
したがフて、トンネル内に複線の軌道が敷設されている
場合には、一方の軌道をセグメントエレクタおよびセグ
メント運搬車両の走行軌道として利用し、他の一方の軌
道をすり出し、資材の運搬等に用いられる車両の走行軌
道として利用することができる。また、軌道が単線の場
合には、該軌道を前記ずり出し、資材の運搬等の車両の
走行のために使用し、該軌道に沿って伸びるトンネル底
部面をセグメントエレクタのための走行路とすることが
できる。
いずれの場合においても、セグメントエレクタの稼動に
よって前記ずり出し、資材の運搬等の車゛両の走行が阻
害されるおそれがあるのは、該車両の走行軌道側におけ
るトンネルの側部にセグメントを配置するためにアーム
を該側部に向けて伸長させるときに限られ、これ以外に
は前記車両の通行に支障を与えることはない。このため
、前記従来のセグメントエレクタに比べ、トンネルの二
次覆工およびトンネルの掘削の双方を能率的に行なうこ
とができる。
(実施例) 本発明が特徴とするところは、図示の実施例についての
以下の説明により、さらに明らかとなろう。
第1図および第2図を参照すると、山岳トンネル内に本
発明に係るセグメントエレクタ10が配置されている。
前記トンネルには、NATMによる一次覆工12と、セ
グメントエレクタ10を使用して一次覆工12に沿って
複数のセグメント14を環状に組み立てて成る複数のリ
ングから成る二次覆工16とがそれぞれ施されている。
各セグメント14は、鋼製またはコンクリート製のある
いはw4喝よびコンクリートの複合材料で形成された湾
曲板状体から成る。
図示のトンネルは円形断面を有し、その底部にトンネル
の軸線方向に間隔をおいて複数の渡し梁18か水平に配
置され、該渡し梁上に前記トンネルの+1ith線に沿
って複線の線路20が敷設されている。一方の線路(第
2図において右方側の線路)20は、前記トンネルの前
方における切羽からその後方の坑口へのすりの搬出、ト
ンネルの施工に必要な資材の運搬のためのトロッコのよ
うな運搬車両(図示せず)の走行路として用いられ、ま
た、他の一方の線路(同左方側の線路)20は該線路を
走行可能なセグメントエレクタ10およびその後方のセ
グメントの運搬車両22の走行路として用いられている
セグメントエレクタ10は、前記トンネル内を走行可能
の台車24と、該台車に据えられ、鉛直方向軸線LIの
回りに回転可能の基台26と、該基台に支持され、水平
方向軸線L2の回りに回転可能の支持体28と、該支持
体に支持され、前記゛水平方向軸線2□に直角な軸線I
1.3の回りに枢動可能のアーム30であって組み立て
に供されるセグメント14を吊持するためのアーム30
とを備える。
レール20上を転勤可能の車輪32を有する全体に矩形
状の平面形状を有する板状の台車24には、その後部お
よびその一方の側部(図上左方の側部)に、セグメント
14を吊持するときにセグメントエレクタ10が転倒し
ないようにそのバランスを保持するためのウェイト34
か設けられている(第3図参照)。さらに、前後両車幅
32間に、台車24を線路20に固定するための一対の
クランプ36が装置されている。
台車24の前部に据えられた基台26は、その詳細を第
5図および第6図に示すように、旋回板38と、該旋回
板に固定され、上方に伸びるポスト40とを備える。
旋回板38は台車24と同じ幅寸法を有し、ポスト40
を取り巻く前部および後部の各縁部が円弧状を呈する。
旋回板38を前記鉛直軸1!ii fl lの回りに回
転可能に支持するためにベヤリング42が、旋回板38
と、台車24に固定された環状の台座44との間に配置
されている。旋回板38は、カバー45で取り囲まれた
ベヤリング42の内レース42a上に載置されかつこれ
に固定され、また、ベヤリング42の外レース42bが
台座44に固定されている。これにより、旋回板38は
内レース42aとともに外レース42bに対して回転す
ることができる。外レース42bには、その外周面に、
後記小歯車50と噛合可能の複数の歯48が設けられて
、いる。
旋回板38にはその旋回駆動源である油圧モ・−タ46
が固定されている。油圧モータ46は、旋回板38に設
けられた孔38aを経て下方に伸びる回転軸を有し、該
回転軸には外レースの歯48と噛合する小歯車48が取
り付けられている。油圧モータ46を作動させて小歯車
48を回転させることにより、固定側の大歯車を形成す
る外レース42bに対して旋回板38が回転移動する。
旋回板38には、その後部上に、前記油圧モータ46お
よび後記油圧モータ60を作動させるための油圧動カニ
ニット52(第1図および第3図)が載置されている。
ポスト40は柱状部40aと、該柱状部の上部に連なる
環状部40bとから成り、該環状部を貫通する孔54に
ドラム56が嵌合されている。ドラム56は、孔54の
両端部にその孔壁に沿って配置されたし形の断面形状を
有する一対の回転ベヤリング58を介して、前記孔54
内にその軸線すなわち水平方向軸線I12の回りに回転
可能に支持されている。ドラム56は、その一方の端部
外フランジ56aと、他の一方の端部(前端部)に連な
りかつ孔54内において半径方向内方に張り出す内フラ
ンジ56bとを有する。
支持体28を前記水平方向軸線IL2の回りに回転駆動
するために油圧モータ60が使用されている。油圧モー
タ60は、その回転筒部60aがドラム56内に受は入
れられ、また、回転筒部60aに固定されかつこれを取
り巻くフランジ部60bがドラム56の外フランジ56
aに固定されている。回転筒部60aに回転動力を与え
る駆動部60cに圧油を供給して油圧モータ60を作動
させるときの回転筒部6oaに対する回転反力を確保す
べく、駆動部60cに共回り防止用のプレート62が取
り付けられている。プレート62の自由端は、ポストの
柱状部40aから後方へ伸びる棒状の一対のストッパ6
4間にあって、油圧モータ60の作動時、回転筒部60
aの回転方向に応じてプレート62の自由端がいずわか
一方のストッパ64に当接する。
アーム30を支持する支持体28は、連結板66を介し
てドラム56に固定されている。連結板66は、ドラム
の内7ランジ56bの孔に嵌合する円盤状の厚肉部66
aと、周側の部分が他方のベヤリング58に接する薄肉
部66bとから成り、前記支持体28およびドラムの内
フランジ56bの双方が前記薄肉部66bにボルト止め
されている。油圧モータ60を作動させると、該油圧モ
ータの回転筒部60aとともに回転するドラム56が支
持体28を前記水平方向軸!t!;A J12の回りに
回転させる。
第7図および第8図に示すように、支持体28は、−面
部28aが開放する箱状体で構成されている。
支持体28の内部の上下部に一対の案内ロッド68が配
置され、その両端部が支持体の一面部28aおよび該−
面部と相対する他面部28bに支承されている。各案内
ロッド68の軸線は、支持体28の回転軸線である前記
水平方向軸11A l 2を含む鉛直面内にあって前記
水平方向軸線22と平行である。一対の案内ロッド68
は、支持体28内に配置される液圧シリンダ70を支持
しかつこれを案内ロッド68の軸線方向に案内する作用
をなす。
液圧シリンダ70は、シリンダチューブ72と、該シリ
ンダチューブ内のピストンからシリンダチューブ72の
各端部を経てその外部に伸びる一対のピストンロッド7
4とを有する。各ピストンロッド74はその先端に筒状
部74aを存し、各案内ロッド68がピストンロッドの
筒状部74aを貫通している。両案内ロッド68に支持
された液圧シリンダ70は、シリンダチューブ72内へ
のボート72a、72bを介しての圧油の供給により、
シリンダチューブ72が上下動するように作動する。
第1図〜第3図を参照すると、セグメント14を支持す
るためのアーム30は、複数のブーム(図示の例では三
つのブーム76.78.80)を有する。ブーム76〜
80はそれぞれが前記水平方向軸線It2に直角な軸線
IL3と平行な各軸線の回りに枢動可能に互いに連結さ
れている。
第1のブーム76は、第7図および第8図から明らかな
ように、支持体28の前記−面部28aの近傍において
支持体の両側面部28c、28dに支承された、軸線f
L3を存する枢IpHI82の回りに枢動可能である。
枢軸82が貫通する第1のブーム76の一端部84は、
分岐して伸びる一対の先端部分84aを有し、画先端部
分84aは、これらの間を経て伸びるシリンダチューブ
72に設けられた、軸線IL3と平行な軸線を有する一
対の軸部72aにそれぞれ枢動可能に連結されている。
先端部分84aの枢着位置はシリンダチューブ72の長
手方向における中央部が好ましい。
液圧シリンダ70を作動させると、シリンダチューブ7
2はピストンロッド74に沿って移動するとともに、第
1のブーム76による拘束のために両ロッド68に沿っ
て案内、移動される。すなわち、シリンダチューブ72
は、これに設けられた軸部72aが枢軸82の軸線11
.3を中心とする円弧の軌跡を描くように運動する。シ
リンダチューブ72の前記運動の間、第1のブーム76
はその先端部分84aに回転力を受け、枢軸82の回り
に枢動する。
第1のブーム76の他端部に枢着された一端部を有する
第2のブーム78は液圧シリンダ86を介して第1のブ
ーム76に関して枢動させることができ、また、第2の
ブーム78の他端部に枢着された第3のブーム80は液
圧シリンダ88を介して第2のブーム78に関して枢動
させることができる。ここで、各ブームの一端部右よび
他端部とは、支持体28の側の端部およびこれと反対の
側の端部をそれぞれ指し、第3のブーム80はその他端
部が第2のブーム7日の他端部に枢着されている。
第2のブーム78を作動させるための液圧シリンダ86
は、そのシリンダ端およびロッド端が、第1のブーム7
6の一端部84の近傍に取り付けられたブラケット90
および第2のブーム78の前記一端部の近傍に取り付け
られたブラケット92にそれぞれ枢着されている。液圧
シリンダ86の伸長動作および縮小動作により、第2の
ブーム78の第1のブーム76に対する交差角度をそれ
ぞれ大きくおよび小さくすることができる。
また、第3のブーム80のための液圧シリンダ88は、
そのシリンダ端およびロッド端が、第2のブーム78の
前記一端部に取り付けられたブラケット94および第3
のブーム80の前記一端部に取り付けられたブラケット
96にそれぞれ枢着されている。第3のブーム80の第
2のブーム78に対する交差角度は液圧シリンダ88の
伸長動作および縮小動作によりそれぞれ大きくおよび小
さくすることができる。
各液圧シリンダ?0,86.88を作動させて各ブーム
76.78.80の交差角度を変化させることにより、
アーム30の両端部間の距離、図示の例では第1のブー
ム76の一端部と第3のブーム80に取り付けられた後
記液圧シリンダ98のシリンダ端との距離を任意に変え
ることができる。例えば、第1図に実線で示されたアー
ム30は、セグメント14をこれが組み立てられるべき
所定の配置位置まで移動させたときの状態であり、また
、想像線で示されたアーム30は、セグメント14を最
大限の高さ位置に持ち上げたと仮定したときの状態であ
る。また、第4図を参照すると、実線で示されたアーム
30はこれを折り畳み状態としてその端部間の距離が最
も小さいときの状態にあり、また、想像線で示すアーム
30は、該アームにセグメント14を取り付けるときの
状態にある。
第9図に示すように、第3のブーム80はその他端部が
開放する筒状体から成り、該筒状体内に液圧シリンダ9
8が収容されている。この液圧シリンダ98はそのシリ
ンダチューブ98aの端部が前記筒状体から突出してお
り、該端部が実質的に第3のブーム80の他端部をなす
。液圧シリンダ98のピストンロッド98bはその先端
が前記筒状体の閉塞した一端部近傍に連結されており、
シリンダチューブ98a内に圧液を供給することにより
シリンダチューブ98aが前記筒状体の案内作用を受け
て該筒状体を出入する。
セグメント14の吊持のために、シリンダチューブ98
aの端部にクレビス100が取り付けられ、他方、セグ
メント14にはその内周面のほぼ中央部で開口するねし
孔102が設けられ、また、該ねじ孔に吊金具104が
螺合されている。
クレビス100は互いに相対する一対の耳部100aを
有し、吊金具104はクレビス100の耳部100a間
に挿入可能の耳部104aを有し、両耳部100a、1
04aはこれらを貫通する取り外し可能のピン106を
介して連結されている。セグメント14は、したがって
、ピン106の回りに所定の角度だけ枢動可能である。
なお、クレビス100は、第10図に示すように、シリ
ンダチューブ98aの端部に固定され該端部からシリン
ダチューブの長手方向に伸びかつシリンダチューブ98
aとクレビス100との間に配置されたベヤリング10
8およびクレビスの基部100bを貫通する雄ねじ部材
110と、該雄ねじ部材に螺合されたナツト112とを
介して前記シリンダチューブ98aに緩く締結すること
により、雄ねじ部材110の回りに回転可能とすること
ができる。ナツト112は割りピンのようなナツトの回
り止め(図示せず)により雄ねじ部材110に対するナ
ツト112の螺合位置を維持されている。また、シリン
ダチューブ98aおよびクレビス100の側部に板片1
14,116がそれぞれ固定されており、両板片を貫通
するボルト118および該ボルトに螺合されたナツト1
20がクレビス100を回転しないようにする。
セグメント14の組み立て位置、例えばトンネルの天端
近傍位置への配置は、第1図および第2図に示すように
、台車24を適当な位置に止めかつクランプ36により
台車24をレール2oにロックしかつ軸線” I 、R
2r jZ3が三重線をなすように基台26および支持
体28を所定の回転角度位置に止めた状態で、各液圧シ
リンダ72゜86.88.98を作動させることにより
、アーム30の両端部間の長さを調整して行なうことが
できる。アーム30を支持する支持体28の回転軸線J
22がトンネルの軸線に対して偏心しているために該軸
線22から個々のセグメント14の組み立て位置までの
距離が異なる。しかし、アーム30の両端部間の距離を
変えることにより、個々のセグメント14の組み立て位
置への配置を行なうことができる。したがって、例えば
セグメント14をトンネルの側部に配置するときは、ア
ーム30が水平になるまで支持体28を回転させ、アー
ム30が前記側部に届くまでこれを伸長動作させて行な
う。トンネルの前記側部へのセグメント14の配置の際
、該側部がすり搬出、資材運搬車等の運搬車両のための
レール20側にあるそわであるとき、アーム30は該レ
ール20上を横切ることとなるために、このときに限り
、前記運搬車両の通行を妨害することとなる。しかし、
その他の場合、このような懸念なしにセグメント14の
配置を行なうことができる。
セグメントエレクタ10の後方に位置するセグメントの
運搬車両22に積み重ねられた複数のセグメント14は
、最上方のセグメント14から順次に、次のようにして
アーム3.0に取り付けることができる。
まず、所定の位置へのセグメント14の配置を終え、−
面部28aが前記切羽の側に向けられた支持体28を、
前記−面部28aがトンネルの坑口の側に面するように
、基台26を約180度旋回させる。この旋回は、第4
図に示すように、アーム30を折り畳み状態にして行な
う。これにより、アーム30の旋回半径を最小にして旋
回中のアーム30が既設の二次覆工16に当たらないよ
うにすることができる。その後、支持体28を適当な角
度(図示の例では180度)回転させることによりアー
ム30の上下を逆転させかつ枢軸82が水平方向に伸び
る状態(第4図)とする。
次に、第4図に想像線で示すように、アーム30の各液
圧シリンダを作動させることにより、第3のブームの液
圧シリンダ98に取り付けられたクレビス100を、セ
グメント14に予・め取り付けられた吊金具104に向
けて下降させ、両者をビン106(第9図)で連結する
。その後、アーム30を折り畳み状態としてこれを前記
坑口側から前記切羽側に移動させるべく基台24を旋回
動作させる。
一つのリングの組み立て後、セグメントエレクタ10が
前方に移動され、前記該リングの前方にさらに他のリン
グが組み立てられる。セグメントエレクタ10によるリ
ング形成のためのセグメントの組み立て作業中、前記ず
り出しや資材運搬のための車両は前記組み立て作業に伴
なう通行妨害をほとんど受けず、このために二次覆工1
6の形成およびトンネルの掘削の各作業を迅速に行なう
ことができる。
なあ、図示のセグメントエレクタはその台車がレール走
行用の車輪を備えているが、例えば、ずり出し等のため
の前記運搬車両のために単線の線路が敷設されることが
多い馬蹄形の断面形状を有するトンネルの覆工では、前
記線路に沿った路盤上を走行可能のタイヤを有する車輪
を備えるものをイ吏用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は、それぞれ、円形断面を
有するトンネル内に配置された本発明のセグメントエレ
クタの正面図、左側面図および平面図、第4図はアーム
を折り畳んだ状態における↓ セグメントエレクタ第1図と同様の正面図、第5図およ
び第6図は基台および支持体の正面図および右側面図、
第7図は支持体の縦断面図、第8図は′iJ7図の線8
−8に沿って得た縦断面図、第9図はアームの先端部の
縦断面図、第10図はセグメントを吊持するためのクレ
ビスの拡大断面図である。 10:セグメントエレクタ、12ニ一次覆工、14:セ
グメント、   16:二次覆工、24:台車、   
   26:基台、28:支持体、     30:ア
ーム、76.78,80:ブーム、 X、、X2.X3 :鉛直方向軸線、水平方向軸線、水
平方向軸線−に直角な軸線。 代理人 弁理士 松 永 宣 行 第5図 B 第6図 第7図 74a     。 8」 第8図 第9図 第1o図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 山岳トンネルのセグメントによる覆工のために用いられ
    るセグメントエレクタであって、前記トンネル内を走行
    可能の台車と、該台車に据えられ、鉛直方向軸線の回り
    に回転可能の基台と、該基台に取り付けられ、水平方向
    軸線の回りに回転可能の支持体と、該支持体に前記水平
    方向軸線と直角な軸線の回りに枢動可能に支持された、
    前記セグメントを吊持するためのアームであって複数の
    ブームを有し、各ブームが前記水平方向軸線に直角な軸
    線と平行な各軸線の回りに枢動可能に互いに連結されて
    いるアームとを含む、セグメントエレクタ。
JP61252058A 1986-10-24 1986-10-24 セグメントエレクタ Pending JPS63107699A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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