JPS63105198A - シ−ト材表面加工用ロ−ル及びその製造方法 - Google Patents
シ−ト材表面加工用ロ−ル及びその製造方法Info
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- JPS63105198A JPS63105198A JP24695186A JP24695186A JPS63105198A JP S63105198 A JPS63105198 A JP S63105198A JP 24695186 A JP24695186 A JP 24695186A JP 24695186 A JP24695186 A JP 24695186A JP S63105198 A JPS63105198 A JP S63105198A
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Landscapes
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[発 明 の 目 的]
(産業上の利用分野)
この発明はシート材表面加工用ロール及びその製造方法
に係り、互いに平行に配された金属ロールと弾性ロール
との間にシート材を送り込み、この二つのロールによる
圧接によってシート材の表面のつや出し加工或いはエン
ボス加工等の表面加工を行なう際に、表面加工後のシー
ト材の仕上り状態を良好にする弾性ロールを、安価で容
易に製造できるシート材表面加工用ロール及びその製造
方法に関する。
に係り、互いに平行に配された金属ロールと弾性ロール
との間にシート材を送り込み、この二つのロールによる
圧接によってシート材の表面のつや出し加工或いはエン
ボス加工等の表面加工を行なう際に、表面加工後のシー
ト材の仕上り状態を良好にする弾性ロールを、安価で容
易に製造できるシート材表面加工用ロール及びその製造
方法に関する。
(従来の技術)
従来、前記つや出し加工或いはエンボス加工等の表面加
工は、互いに平行に配された金属ロールと弾性ロールと
の間にシート材を送り込み、この二つのロールによる圧
接によって行なう。
工は、互いに平行に配された金属ロールと弾性ロールと
の間にシート材を送り込み、この二つのロールによる圧
接によって行なう。
この場合に、一方のロールである金属ロールの表面に金
属光沢めっき等を施して平滑面とし、他方のロールを弾
性ロールとすることで、その弾性によりシート材を圧延
せず且つ適当な圧力によって表面加工を行ない、表面加
工後のシート材の仕上り状態を良好なものとすべく形成
している。
属光沢めっき等を施して平滑面とし、他方のロールを弾
性ロールとすることで、その弾性によりシート材を圧延
せず且つ適当な圧力によって表面加工を行ない、表面加
工後のシート材の仕上り状態を良好なものとすべく形成
している。
(発明が解決しようとする問題点)
〈従来の技術の問題点〉
ところが、金属ロールの方は平滑面となっているから良
いが、弾性ロールの方は、その材質が、例えば、ゴムや
合成樹脂等であるから、その表面を平滑面となるように
成形することが難しく粗面になり易い。そのため、表面
加工を行なったシート材の表面にスジが入ったり粗面と
なってしまったりして仕上り状態が良好とは言えない不
良品の発生がV4繁にあった。
いが、弾性ロールの方は、その材質が、例えば、ゴムや
合成樹脂等であるから、その表面を平滑面となるように
成形することが難しく粗面になり易い。そのため、表面
加工を行なったシート材の表面にスジが入ったり粗面と
なってしまったりして仕上り状態が良好とは言えない不
良品の発生がV4繁にあった。
そのため、弾性ロールの表面に金属層を設けて表面を平
滑面となるように形成するものが考えられた。
滑面となるように形成するものが考えられた。
ところが、その金属層は、弾性ロールの表面に真空蒸着
法により薄肉に形成するのが一般的であるが、この真空
蒸着を行なう設備が非常に高価であり、又、加工費も嵩
むので安価にて成形できない問題点があった。
法により薄肉に形成するのが一般的であるが、この真空
蒸着を行なう設備が非常に高価であり、又、加工費も嵩
むので安価にて成形できない問題点があった。
〈技術的課題〉
そこで、この発明は、シート材の表面のつや出し加工或
いはエンボス加工等の表面加工を行なう際に使用する弾
性ロールを、良好な表面加工後のシート材の仕上り状態
を確保しながら安価で容易に製造できるようにすること
を課題として創出されたものである。
いはエンボス加工等の表面加工を行なう際に使用する弾
性ロールを、良好な表面加工後のシート材の仕上り状態
を確保しながら安価で容易に製造できるようにすること
を課題として創出されたものである。
[発 明 の 構 成]
(問題点を解決するための手段)
この発明は、互いに平行に配された金属ロールと弾性ロ
ールとの間にシート材を送り込み、この二つのロールに
よる圧接によってシート材の表面のつや出し加工或いは
エンボス加工の如き表面加工を行なう際に使用する前記
弾性ロールにてなるシート材表面加工用ロールおいて、
このロールを、硬質材にてなる中空ロールと、この中空
ロールの外周面に′$i覆する弾性材とにて形成し、こ
の中空ロールと弾性材とには、周表面の適位置に、中空
部分へ貫通する適数個の貫通孔を開穿してこの中空部分
へ気体を送込み可能に形成し、更に、弾性材には、極薄
金属筒を外嵌被着させて配したシート材表面加工用ロー
ルにより上述した問題点を解決し、又、互いに平行に配
された金属ロールと弾性ロールとの間にシート材を送り
込み、この二つのロールによる圧接によってシート材の
表面のつや出し加工或いはエンボス加工の如き表面加工
を行なう際に使用する前記弾性ロールにおいて、この弾
性ロールの周表面の複数箇所にて気体を噴出させ、この
状態で、弾性ロールに外嵌して密着すべき内径を有する
極薄の金属筒を前記弾性ロールに外嵌被着するシート材
表面加工用ロールの製造方法により上)i!シた問題点
を解決するものである。
ールとの間にシート材を送り込み、この二つのロールに
よる圧接によってシート材の表面のつや出し加工或いは
エンボス加工の如き表面加工を行なう際に使用する前記
弾性ロールにてなるシート材表面加工用ロールおいて、
このロールを、硬質材にてなる中空ロールと、この中空
ロールの外周面に′$i覆する弾性材とにて形成し、こ
の中空ロールと弾性材とには、周表面の適位置に、中空
部分へ貫通する適数個の貫通孔を開穿してこの中空部分
へ気体を送込み可能に形成し、更に、弾性材には、極薄
金属筒を外嵌被着させて配したシート材表面加工用ロー
ルにより上述した問題点を解決し、又、互いに平行に配
された金属ロールと弾性ロールとの間にシート材を送り
込み、この二つのロールによる圧接によってシート材の
表面のつや出し加工或いはエンボス加工の如き表面加工
を行なう際に使用する前記弾性ロールにおいて、この弾
性ロールの周表面の複数箇所にて気体を噴出させ、この
状態で、弾性ロールに外嵌して密着すべき内径を有する
極薄の金属筒を前記弾性ロールに外嵌被着するシート材
表面加工用ロールの製造方法により上)i!シた問題点
を解決するものである。
(作用)
中空ロールの中空部分に気体を送込み、送込ま 〜れた
気体を貫通孔から噴出させて外周面に気体の被膜を形成
しておき、その状態で極薄金属筒を外嵌被着させること
で極薄であっても容易に?!!!着できるようにする。
気体を貫通孔から噴出させて外周面に気体の被膜を形成
しておき、その状態で極薄金属筒を外嵌被着させること
で極薄であっても容易に?!!!着できるようにする。
このように形成したロールは、極薄金属筒の表面を平滑
面にしておけば、弾性材の弾力性を生かしながら表面を
平滑面にすることができ、極薄金属筒の表面を適宜成形
面にしておけばそのまま弾力性成形面とすることができ
る。
面にしておけば、弾性材の弾力性を生かしながら表面を
平滑面にすることができ、極薄金属筒の表面を適宜成形
面にしておけばそのまま弾力性成形面とすることができ
る。
(実施例)
以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明すると次の
通りである。
通りである。
すなわち、第1図に示す符号1はシート材表面加工用の
弾性ロールであり、中空ロール2の外周面に弾性材7を
被覆した構造となっている。
弾性ロールであり、中空ロール2の外周面に弾性材7を
被覆した構造となっている。
そして、中空ロール2は、−qに7ランジ4を形成した
円筒軸3を、そのフランジ4部分を金属筒5に圧入する
ことで中空部分6を有すべく形成し、又、金属筒5に圧
入されたフランジ4は溶接で固定され、円筒軸3の他端
側開口端にはねじ込み式の密閉蓋11がそれぞれ配され
、中空ロール2内を密閉するように形成されている。
円筒軸3を、そのフランジ4部分を金属筒5に圧入する
ことで中空部分6を有すべく形成し、又、金属筒5に圧
入されたフランジ4は溶接で固定され、円筒軸3の他端
側開口端にはねじ込み式の密閉蓋11がそれぞれ配され
、中空ロール2内を密閉するように形成されている。
一方、このように形成した中空ロール2の外周表面の適
位置、実際には、中空ロール2の両端近傍に周方向で略
均等配分の位置に小径貫通孔である気体噴出孔8が複数
個穿設配されていて、この気体噴出孔8は、中空部分6
から弾性材7を1通して外周面まで開穿するように形成
されている。
位置、実際には、中空ロール2の両端近傍に周方向で略
均等配分の位置に小径貫通孔である気体噴出孔8が複数
個穿設配されていて、この気体噴出孔8は、中空部分6
から弾性材7を1通して外周面まで開穿するように形成
されている。
又、前記フランジ4に、それぞれ気体送込み孔9が開穿
されており、この気体送込み孔9にはそれぞれ接続ニッ
プル10が取付けられていて中空部分6内に気体を送込
めるように形成されている。
されており、この気体送込み孔9にはそれぞれ接続ニッ
プル10が取付けられていて中空部分6内に気体を送込
めるように形成されている。
このように形成された弾性ロール1には、気体送込み孔
9から中空部分6内に気体を、実際には圧縮空気を送込
み、しかも、密閉蓋11を開いて中空部分6には冷却剤
をも投入する。そして、その状態で第2図に示すように
、弾性ロール1に極薄金属筒12を外嵌被着する。この
場合に極薄金属筒12の内径は、弾性ロール1に外嵌し
て密着すべき内径を有する極薄のもの、つまり、常温時
の弾性ロール1の外径と同寸法か或いは若干小さい寸法
とし、外嵌被着した際に極薄金属筒12が抜は落ちない
ように密着させる寸法で、例えば、肉厚をO15順程度
にする。尚、前記冷却剤は、どのようなものでも良いが
、実際に使用にあっては、例えば、ドライアイスや液体
窒素等を使用すると良好な冷却状態が得られる。
9から中空部分6内に気体を、実際には圧縮空気を送込
み、しかも、密閉蓋11を開いて中空部分6には冷却剤
をも投入する。そして、その状態で第2図に示すように
、弾性ロール1に極薄金属筒12を外嵌被着する。この
場合に極薄金属筒12の内径は、弾性ロール1に外嵌し
て密着すべき内径を有する極薄のもの、つまり、常温時
の弾性ロール1の外径と同寸法か或いは若干小さい寸法
とし、外嵌被着した際に極薄金属筒12が抜は落ちない
ように密着させる寸法で、例えば、肉厚をO15順程度
にする。尚、前記冷却剤は、どのようなものでも良いが
、実際に使用にあっては、例えば、ドライアイスや液体
窒素等を使用すると良好な冷却状態が得られる。
そうすると、気体噴出孔8がら空気が噴出しているので
外周面に空気の被膜が形成され、弾性材7外周面と極薄
金属筒12とのFJ擦低抵抗非常に小さなものとなる。
外周面に空気の被膜が形成され、弾性材7外周面と極薄
金属筒12とのFJ擦低抵抗非常に小さなものとなる。
しかも、冷却剤で冷却すれば、弾性ロール1を構成する
中空ロール2及び弾性材7、とりわけ弾性材7は収縮し
て常温時の寸法よりも小径となる。従って、極薄金属筒
12であっても容易に弾性ロール1に外嵌することがで
きる。
中空ロール2及び弾性材7、とりわけ弾性材7は収縮し
て常温時の寸法よりも小径となる。従って、極薄金属筒
12であっても容易に弾性ロール1に外嵌することがで
きる。
すなわち、通常極薄金属筒12を単に筒体に外嵌する場
合、極薄であるがために撓むことが多いので外嵌させず
らく、特に、その肉厚が0.5m++以下になるとその
撓みは著しく弾性ロール1の外径が、例えば2008程
度になると極薄金属筒12の撓みは大きく弾性ロール1
への外嵌は、弾性ロール1と穫薄金fi筒12との摩擦
力によってほとんど不可能であった。ところが、前述し
たように外周に空気の被膜を形成することで、弾性ロー
ル1の径を小さくしながら摩擦抵抗を非常に小さくして
弾性ロール1への極薄金属筒12の外嵌を容易にするも
のであり、更に弾性ロール1を冷却して収縮させること
で外嵌をより簡単なものとすることができる。
合、極薄であるがために撓むことが多いので外嵌させず
らく、特に、その肉厚が0.5m++以下になるとその
撓みは著しく弾性ロール1の外径が、例えば2008程
度になると極薄金属筒12の撓みは大きく弾性ロール1
への外嵌は、弾性ロール1と穫薄金fi筒12との摩擦
力によってほとんど不可能であった。ところが、前述し
たように外周に空気の被膜を形成することで、弾性ロー
ル1の径を小さくしながら摩擦抵抗を非常に小さくして
弾性ロール1への極薄金属筒12の外嵌を容易にするも
のであり、更に弾性ロール1を冷却して収縮させること
で外嵌をより簡単なものとすることができる。
一方、前記極薄金属筒12の外周面に、硬質光沢金属め
っきを施せば、極薄金属筒12の表面は硬質になり、し
かも、極薄の金属筒であるから全体では撓み易いので、
極薄金属筒12の表面を平滑面にしておけば、弾性材の
弾力性を生かしながら表面を硬質平滑面にすることがで
き、極薄金属筒の表面を適宜成形面にしておけばそのま
ま硬質弾力性成形面とすることができる。
っきを施せば、極薄金属筒12の表面は硬質になり、し
かも、極薄の金属筒であるから全体では撓み易いので、
極薄金属筒12の表面を平滑面にしておけば、弾性材の
弾力性を生かしながら表面を硬質平滑面にすることがで
き、極薄金属筒の表面を適宜成形面にしておけばそのま
ま硬質弾力性成形面とすることができる。
尚、弾性ロール1の形状、気体噴出孔8及び気体送込み
孔9等の位置等は前述した実施例に限定されるものでは
ないことは言うまでもない。
孔9等の位置等は前述した実施例に限定されるものでは
ないことは言うまでもない。
次に、これが使用を示す。
すなわち、このように形成したロールは、第3図に示す
ように、成形用の成形金属ロール21と弾性ロール1と
を互いに平行に配し、これらのロール21,1間にシー
ト材送出しロール23から送り出されたシート材22を
送り込み、成形金属ロール21と弾性ロール1との圧接
によってシート材22の表面のつや出し加工或いはエン
ボス加工の如き表面加工を行ない、完成品巻取りロール
24に巻取るようにする。
ように、成形用の成形金属ロール21と弾性ロール1と
を互いに平行に配し、これらのロール21,1間にシー
ト材送出しロール23から送り出されたシート材22を
送り込み、成形金属ロール21と弾性ロール1との圧接
によってシート材22の表面のつや出し加工或いはエン
ボス加工の如き表面加工を行ない、完成品巻取りロール
24に巻取るようにする。
実際の使用にあっては、第4図に示すように、複数個の
成形金属ロール21と弾性ロール1とを一つおき、つま
り交互に連続して接触させるべく配し、これらの間を、
シート材22を蛇行するように送り込むことでこのシー
ト材22の表面加工を行なう。この場合に、成形金属ロ
ール21と弾性ロール1とは横に一列に配されているが
、実際には縦に配されているのが一般的である。
成形金属ロール21と弾性ロール1とを一つおき、つま
り交互に連続して接触させるべく配し、これらの間を、
シート材22を蛇行するように送り込むことでこのシー
ト材22の表面加工を行なう。この場合に、成形金属ロ
ール21と弾性ロール1とは横に一列に配されているが
、実際には縦に配されているのが一般的である。
尚、弾性ロール1の冷却は、中空部分6への冷却剤の投
入以外に、例えば、冷凍室等で冷却してもよく、又、弾
性ロール1を冷却しなくとも気体の被膜を形成するだけ
でも極薄金属筒12を容易に外嵌できるものである。
入以外に、例えば、冷凍室等で冷却してもよく、又、弾
性ロール1を冷却しなくとも気体の被膜を形成するだけ
でも極薄金属筒12を容易に外嵌できるものである。
[発 明 の 効 果]
上述の如く構成したこの発明は、互いに平行に配された
金属ロール21と弾性ロール1との間にシート材22を
送り込み、この二つのロール21゜1による圧接によっ
てシート材22の表面のつや出し加工或いはエンボス加
工の如き表面加工を行なう際に使用する前記弾性ロール
1にてなるシート材表面加工用ロールおいて、このロー
ルを、硬質材にてなる中空ロール2と、この中空ロール
2の外周面に被覆する弾性材7とにて形成し、この中空
ロール2と弾性材7とには、周表面の適位置に、中空部
分6へ貫通する適数個の貫通孔を開穿してこの中空部分
6へ気体を送込み可能に形成しであるから、中空部分6
内に気体を送り込むことで貫通孔から気体を噴出させる
ことができる。そうすると、弾性ロール1の外周面上に
は気体の被膜が形成される。その結果、弾性材7に極薄
台、属筒12を外嵌被着させる際に、この極薄金属筒1
2が撓み易くとも、弾性材7外周面と極薄金属筒12と
の摩擦抵抗を非常に小さなものとなるから、極薄金属筒
12であっても容易に弾性ロール1に外嵌することがで
きる。
金属ロール21と弾性ロール1との間にシート材22を
送り込み、この二つのロール21゜1による圧接によっ
てシート材22の表面のつや出し加工或いはエンボス加
工の如き表面加工を行なう際に使用する前記弾性ロール
1にてなるシート材表面加工用ロールおいて、このロー
ルを、硬質材にてなる中空ロール2と、この中空ロール
2の外周面に被覆する弾性材7とにて形成し、この中空
ロール2と弾性材7とには、周表面の適位置に、中空部
分6へ貫通する適数個の貫通孔を開穿してこの中空部分
6へ気体を送込み可能に形成しであるから、中空部分6
内に気体を送り込むことで貫通孔から気体を噴出させる
ことができる。そうすると、弾性ロール1の外周面上に
は気体の被膜が形成される。その結果、弾性材7に極薄
台、属筒12を外嵌被着させる際に、この極薄金属筒1
2が撓み易くとも、弾性材7外周面と極薄金属筒12と
の摩擦抵抗を非常に小さなものとなるから、極薄金属筒
12であっても容易に弾性ロール1に外嵌することがで
きる。
従って、従来の場合、極薄であるがために撓むことが多
いので外嵌させずらく、特に、その肉厚が0.5#以下
になるとその撓みは著しく弾性ロール1の外径が、例え
ば200M程度になると極薄金属筒12の撓みは大きく
弾性ロール1への外嵌は、弾性ロール1と極薄金属筒1
2との摩擦力によってほとんど不可能であったが、前述
したように、この発明にあっては、外周表面の複数箇所
にて気体を噴出させ、この状態で、弾性ロール1に外嵌
して密着すべき内径を有する極薄の金属筒12を前記弾
性ロール1に外嵌被着することでその作業を容易に行な
うことができるものである。
いので外嵌させずらく、特に、その肉厚が0.5#以下
になるとその撓みは著しく弾性ロール1の外径が、例え
ば200M程度になると極薄金属筒12の撓みは大きく
弾性ロール1への外嵌は、弾性ロール1と極薄金属筒1
2との摩擦力によってほとんど不可能であったが、前述
したように、この発明にあっては、外周表面の複数箇所
にて気体を噴出させ、この状態で、弾性ロール1に外嵌
して密着すべき内径を有する極薄の金属筒12を前記弾
性ロール1に外嵌被着することでその作業を容易に行な
うことができるものである。
そして、このようにして形成した弾性ロール1は、弾性
材7の外周面に極薄金属筒12が外嵌されているから、
極薄金属筒12の表面を平滑面にしておけば、弾性材7
の弾力性を生かしながら表面を平滑面にすることができ
、極薄金属筒12の表面を適宜成形面にしておけばその
まま弾力性成形面とすることができる。
材7の外周面に極薄金属筒12が外嵌されているから、
極薄金属筒12の表面を平滑面にしておけば、弾性材7
の弾力性を生かしながら表面を平滑面にすることができ
、極薄金属筒12の表面を適宜成形面にしておけばその
まま弾力性成形面とすることができる。
その結果、金属ロールと組合せて圧接して使用すること
で、弾性材7の弾力によりシート材22を圧延してしま
うことはなくその表面加工を行なうことができ、しかも
、従来の真空蒸着法を利用するものに比べて格段に安価
にて成形することができ、ロールの構造自体もとりわけ
複雑なものとしていないので従来のものと何等価格的に
変動がなく、又、極薄金属筒12を成形する段階で予め
適宜肉厚や形状を設定しておけば各種製品に対応した表
面加工用ロールが得られる等の種々の優れた効果を奏す
る。
で、弾性材7の弾力によりシート材22を圧延してしま
うことはなくその表面加工を行なうことができ、しかも
、従来の真空蒸着法を利用するものに比べて格段に安価
にて成形することができ、ロールの構造自体もとりわけ
複雑なものとしていないので従来のものと何等価格的に
変動がなく、又、極薄金属筒12を成形する段階で予め
適宜肉厚や形状を設定しておけば各種製品に対応した表
面加工用ロールが得られる等の種々の優れた効果を奏す
る。
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は弾性ロ
ールの正断面図、第2図は成形状態を示す斜視図、第3
図及び第4図は使用状態を示す概略要部正面図である。 1・・・弾性ロール、2・・・中空ロール、3・・・円
筒軸、4・・・フランジ、5・・・金属筒、6・・・中
空部分、7・・・弾性材、8・・・気体噴出孔、9・・
・気体送込み孔、10・・・接続ニップル、11・・・
密閉蓋、12・・・極薄金属筒、 21・・・成形金属ロール、22・・・シート材、23
・・・シート材送出しロール、24・・・完成品巻取り
ロール。 特 許 出 願 人 株式会社 フッカクローム第1図 第4図 第31
ールの正断面図、第2図は成形状態を示す斜視図、第3
図及び第4図は使用状態を示す概略要部正面図である。 1・・・弾性ロール、2・・・中空ロール、3・・・円
筒軸、4・・・フランジ、5・・・金属筒、6・・・中
空部分、7・・・弾性材、8・・・気体噴出孔、9・・
・気体送込み孔、10・・・接続ニップル、11・・・
密閉蓋、12・・・極薄金属筒、 21・・・成形金属ロール、22・・・シート材、23
・・・シート材送出しロール、24・・・完成品巻取り
ロール。 特 許 出 願 人 株式会社 フッカクローム第1図 第4図 第31
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、互いに平行に配された金属ロールと弾性ロールとの
間にシート材を送り込み、この二つのロールによる圧接
によってシート材の表面のつや出し加工或いはエンボス
加工の如き表面加工を行なう際に使用する前記弾性ロー
ルにてなるシート材表面加工用ロールおいて、このロー
ルを、硬質材にてなる中空ロールと、この中空ロールの
外周面に被覆する弾性材とにて形成し、この中空ロール
と弾性材とには、周表面の適位置に、中空部分へ貫通す
る適数個の貫通孔を開穿してこの中空部分へは気体を送
込み可能に形成し、更に、弾性材には、極薄金属筒を外
嵌被着させて配したことを特徴とするシート材表面加工
用ロール。 2、貫通孔は、中空ロール及び弾性材の両端近傍に周方
向で略均等配分の位置に配した特許請求の範囲第1項記
載のシート材表面加工用ロール。 3、金属筒の外表面には硬質光沢金属めつきを施した特
許請求の範囲第1項又は第2項記載のシート材表面加工
用ロール。 4、互いに平行に配された金属ロールと弾性ロールとの
間にシート材を送り込み、この二つのロールによる圧接
によつてシート材の表面のつや出し加工或いはエンボス
加工の如き表面加工を行なう際に使用する前記弾性ロー
ルにおいて、この弾性ロールの周表面の複数箇所にて気
体を噴出させ、この状態で、弾性ロールに外嵌して密着
すべき内径を有する極薄の金属筒を前記弾性ロールに外
嵌被着することを特徴としたシート材表面加工用ロール
の製造方法。 5、気体の噴出は、弾性ロールの両端近傍周方向で略均
等配分の位置にて行なう特許請求の範囲第4項記載のシ
ート材表面加工用ロールの製造方法。 6、金属筒の外表面には硬質光沢金属めっきを施した特
許請求の範囲第4項又は第5項記載のシート材表面加工
用ロールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24695186A JPS63105198A (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | シ−ト材表面加工用ロ−ル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24695186A JPS63105198A (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | シ−ト材表面加工用ロ−ル及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63105198A true JPS63105198A (ja) | 1988-05-10 |
JPH0129920B2 JPH0129920B2 (ja) | 1989-06-14 |
Family
ID=17156160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24695186A Granted JPS63105198A (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | シ−ト材表面加工用ロ−ル及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63105198A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1181177A (ja) * | 1997-07-16 | 1999-03-26 | Nisshinbo Ind Inc | 模様紙の製造方法 |
JPH11207817A (ja) * | 1998-01-23 | 1999-08-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 成形用ロール |
WO1999059512A1 (en) * | 1998-05-21 | 1999-11-25 | The Procter & Gamble Company | Compliant embosser assembly |
JP2008296390A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Asahi Kasei Corp | 転写装置および転写方法 |
JP2010260236A (ja) * | 2009-05-01 | 2010-11-18 | Dainippon Printing Co Ltd | エンボス装置、バックアップロール、加工品の製造方法、および、バックアップロールの製造方法 |
US8083515B2 (en) | 2007-05-31 | 2011-12-27 | Hitachi Industrial Equipment Systems, Co., Ltd. | Fine pattern mold |
JP2019043012A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | 富士フイルム株式会社 | 型ロール及び型ロールの製造方法 |
-
1986
- 1986-10-17 JP JP24695186A patent/JPS63105198A/ja active Granted
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US8083515B2 (en) | 2007-05-31 | 2011-12-27 | Hitachi Industrial Equipment Systems, Co., Ltd. | Fine pattern mold |
US8387255B2 (en) | 2007-05-31 | 2013-03-05 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. | Fine pattern mold |
JP2010260236A (ja) * | 2009-05-01 | 2010-11-18 | Dainippon Printing Co Ltd | エンボス装置、バックアップロール、加工品の製造方法、および、バックアップロールの製造方法 |
JP2019043012A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | 富士フイルム株式会社 | 型ロール及び型ロールの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0129920B2 (ja) | 1989-06-14 |
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