JPH0454881Y2 - - Google Patents
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- JPH0454881Y2 JPH0454881Y2 JP6259187U JP6259187U JPH0454881Y2 JP H0454881 Y2 JPH0454881 Y2 JP H0454881Y2 JP 6259187 U JP6259187 U JP 6259187U JP 6259187 U JP6259187 U JP 6259187U JP H0454881 Y2 JPH0454881 Y2 JP H0454881Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating drum
- resin film
- seal roller
- drum
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Package Closures (AREA)
- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、錠剤包装機の構成部品たる加熱ドラ
ムとシールローラーの外表面を耐食アモルフアス
コーテイングしたものに関する。
ムとシールローラーの外表面を耐食アモルフアス
コーテイングしたものに関する。
(従来の技術)
従来、錠剤は錠剤包装機によつて自動包装され
るが、この錠剤包装機による包装は、塩化ビニル
(PVC)等の樹脂製フイルムを加熱ドラムにて加
熱後、該樹脂製フイルムに成形ドラムにて複数の
凹部を形成し、該凹部に錠剤を投入した後、シー
ルローラーにて樹脂製フイルム表面にアルミニウ
ムフイルム等の金属フイルムを貼着するようにし
ていた。尚、加熱ドラム表面には多数の細孔が穿
設されており、加熱ドラム内は真空状態に保たれ
ていて該加熱ドラムに巻回される樹脂製フイルム
は細孔より引かれる負圧によつて加熱ドラム表面
に密着される。又、シールローラー表面には、多
数の縞状のシール目が刻設されており、該表面は
一種のローレツトを構成している。
るが、この錠剤包装機による包装は、塩化ビニル
(PVC)等の樹脂製フイルムを加熱ドラムにて加
熱後、該樹脂製フイルムに成形ドラムにて複数の
凹部を形成し、該凹部に錠剤を投入した後、シー
ルローラーにて樹脂製フイルム表面にアルミニウ
ムフイルム等の金属フイルムを貼着するようにし
ていた。尚、加熱ドラム表面には多数の細孔が穿
設されており、加熱ドラム内は真空状態に保たれ
ていて該加熱ドラムに巻回される樹脂製フイルム
は細孔より引かれる負圧によつて加熱ドラム表面
に密着される。又、シールローラー表面には、多
数の縞状のシール目が刻設されており、該表面は
一種のローレツトを構成している。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで、前記加熱ドラムはアルミ鋳造又はア
ルミ材の削り出しによつて成形され、その表面に
は耐熱性に優れたテフロン加工が施されるが、当
該加熱ドラムは160℃〜180℃に加熱されるため、
フイルム表面に施された表面処理剤が熱によつて
劣化してドラム表面に付着し、当該付着物によつ
て該加熱ドラム表面に穿設した細孔に目詰まりを
生じて真空引きが不可能となり、当該加熱ドラム
に密着すべき樹脂製フイルムに位置ズレが生じて
ポケツト部の成形位置がズレてしまうという問題
を生じる。また長期の使用によりテフロン加工部
に剥離を生じてシート内面に付着するという他の
問題点も生じていた。
ルミ材の削り出しによつて成形され、その表面に
は耐熱性に優れたテフロン加工が施されるが、当
該加熱ドラムは160℃〜180℃に加熱されるため、
フイルム表面に施された表面処理剤が熱によつて
劣化してドラム表面に付着し、当該付着物によつ
て該加熱ドラム表面に穿設した細孔に目詰まりを
生じて真空引きが不可能となり、当該加熱ドラム
に密着すべき樹脂製フイルムに位置ズレが生じて
ポケツト部の成形位置がズレてしまうという問題
を生じる。また長期の使用によりテフロン加工部
に剥離を生じてシート内面に付着するという他の
問題点も生じていた。
一方、前記シールローラーは炭素鋼等によつて
成形され、200℃〜250℃の温度条件下で使用され
るが、高温のために樹脂製フイルムに施した表面
処理剤がドラム表面に付着して錆が発生するばか
りか、その表面の清掃が必要である等の問題があ
る。
成形され、200℃〜250℃の温度条件下で使用され
るが、高温のために樹脂製フイルムに施した表面
処理剤がドラム表面に付着して錆が発生するばか
りか、その表面の清掃が必要である等の問題があ
る。
本考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、
その目的とする処は、その構成部品である加熱ド
ラムの耐久性向上、目詰まりの防止等及びシール
ローラーの錆の発生防止等を図ることができる錠
剤包装機を提供するにある。
その目的とする処は、その構成部品である加熱ド
ラムの耐久性向上、目詰まりの防止等及びシール
ローラーの錆の発生防止等を図ることができる錠
剤包装機を提供するにある。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成すべく本考案は、錠剤包装機の
構成部品たる加熱ドラム及びシールローラーの外
表面を耐食アモルフアスコーテイングで被覆した
ことを特徴とする。
構成部品たる加熱ドラム及びシールローラーの外
表面を耐食アモルフアスコーテイングで被覆した
ことを特徴とする。
(作用)
而して、耐食アモルフアスコーテイングは、剥
離性、耐食性及び接合強度等の点で優れた特性を
有していることから、加熱ドラムに施された当該
耐食アモルフアスコーテイングの剥離性によつて
樹脂フイルムの表面処理剤がドラムに付着するこ
とはなく、この結果該加熱ドラム表面に穿設した
細孔の目詰まりが防がれて、この目詰まりに伴う
ポケツト形成位置のズレ等の不具合が解消され
る。同様に耐食アモルフアスコーテイングをその
表面に施されたシールローラーの錆の発生を防止
できる。
離性、耐食性及び接合強度等の点で優れた特性を
有していることから、加熱ドラムに施された当該
耐食アモルフアスコーテイングの剥離性によつて
樹脂フイルムの表面処理剤がドラムに付着するこ
とはなく、この結果該加熱ドラム表面に穿設した
細孔の目詰まりが防がれて、この目詰まりに伴う
ポケツト形成位置のズレ等の不具合が解消され
る。同様に耐食アモルフアスコーテイングをその
表面に施されたシールローラーの錆の発生を防止
できる。
(実施例)
以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
第1図は本考案に係る錠剤包装機の全体構成
図、第2図は加熱ドラムの一部を破断した斜視
図、第3図はシールローラーの一部を破断した斜
視図である。
図、第2図は加熱ドラムの一部を破断した斜視
図、第3図はシールローラーの一部を破断した斜
視図である。
当該錠剤包装機にあつては、ロール状に巻かれ
た塩化ビニル(PVC)、塩化ビニリデン
(PVDC)等を素材とした樹脂製フイルム1がガ
イドローラー2,3,4に案内されて加熱ドラム
5の外周に巻き掛けられている。なお、このフイ
ルム1の表面は商品品質向上のため適宜表面処理
されている。この加熱ドラム5は、第2図に示す
如くその外表面に多数の細孔5a……が穿設さ
れ、その内部は不図示の真空ポンプ等によつて真
空状態に保たれている。従つて、この加熱ドラム
5に巻き掛けられた前記樹脂製フイルム1は細孔
5a……を介して加熱ドラム5内の負圧に引かれ
て該加熱ドラム5表面に密着し、ここで、160℃
〜180℃の温度に加熱される。
た塩化ビニル(PVC)、塩化ビニリデン
(PVDC)等を素材とした樹脂製フイルム1がガ
イドローラー2,3,4に案内されて加熱ドラム
5の外周に巻き掛けられている。なお、このフイ
ルム1の表面は商品品質向上のため適宜表面処理
されている。この加熱ドラム5は、第2図に示す
如くその外表面に多数の細孔5a……が穿設さ
れ、その内部は不図示の真空ポンプ等によつて真
空状態に保たれている。従つて、この加熱ドラム
5に巻き掛けられた前記樹脂製フイルム1は細孔
5a……を介して加熱ドラム5内の負圧に引かれ
て該加熱ドラム5表面に密着し、ここで、160℃
〜180℃の温度に加熱される。
上記加熱ドラム5は図示矢印方向に一定速度で
回転駆動されており、この外表面に密着して加熱
された樹脂製フイルム1は同じく図示矢印方向に
回転駆動される成形ドラム6に沿つて移動し、移
動する間に該成形ドラム6によつて錠剤が収容さ
れるべきポケツト部1a……が形成される。そし
て、樹脂製フイルム1は錠剤供給装置7を通過す
る際にそのポケツト部1a……内に錠剤(図示せ
ず)を投入され、次のシールローラー8とシール
下型9間を通過するときに上方から供給されるア
ルミフイルム10をその表面に貼着される。上記
シールローラー8は、第3図に示す如くその表面
に多数のシール目8a……が刻設されており、該
シールローラー8は200℃〜250℃の温度に加熱さ
れて、ここを通過するアルミフイルム10と樹脂
製フイルム1を接合一体化するとともに、これら
にシール目8a……に相当する模様を施す。
回転駆動されており、この外表面に密着して加熱
された樹脂製フイルム1は同じく図示矢印方向に
回転駆動される成形ドラム6に沿つて移動し、移
動する間に該成形ドラム6によつて錠剤が収容さ
れるべきポケツト部1a……が形成される。そし
て、樹脂製フイルム1は錠剤供給装置7を通過す
る際にそのポケツト部1a……内に錠剤(図示せ
ず)を投入され、次のシールローラー8とシール
下型9間を通過するときに上方から供給されるア
ルミフイルム10をその表面に貼着される。上記
シールローラー8は、第3図に示す如くその表面
に多数のシール目8a……が刻設されており、該
シールローラー8は200℃〜250℃の温度に加熱さ
れて、ここを通過するアルミフイルム10と樹脂
製フイルム1を接合一体化するとともに、これら
にシール目8a……に相当する模様を施す。
斯くて、錠剤が自動的に包装されるが、この樹
脂製フイルム1とアルミフイルム10とは両フイ
ルムをシート状に接合一体化することにより錠剤
を包装した後、最終的にシート打抜機11によつ
て所定の寸法、形状に打ち抜かれる。
脂製フイルム1とアルミフイルム10とは両フイ
ルムをシート状に接合一体化することにより錠剤
を包装した後、最終的にシート打抜機11によつ
て所定の寸法、形状に打ち抜かれる。
ところで、前記加熱ドラム5とシールローラー
8の外表面には、それぞれ第2図、第3図に示す
如く耐食アモルフアスコーテイングが施されてコ
ーテイング層12,13が形成されている。尚、
耐食アモルフアスコーテイングとは、化学的に理
想に近い均一性を有するアモルフアス金属をスパ
ツタリング法によつて素材表面に10〜50μm厚で
コーテイングする技術であつて、これは特に剥離
性、耐食性、接合強度、硬度、耐摩耗性の点で優
れる。
8の外表面には、それぞれ第2図、第3図に示す
如く耐食アモルフアスコーテイングが施されてコ
ーテイング層12,13が形成されている。尚、
耐食アモルフアスコーテイングとは、化学的に理
想に近い均一性を有するアモルフアス金属をスパ
ツタリング法によつて素材表面に10〜50μm厚で
コーテイングする技術であつて、これは特に剥離
性、耐食性、接合強度、硬度、耐摩耗性の点で優
れる。
従つて、該耐食アモルフアスコーテイングをそ
の表面に施された加熱ドラム5の熱による劣化が
防がれてその耐久性向上が図られるとともに、樹
脂フイルムの表面処理剤が加熱ドラム5の表面に
付着することがないので、該加熱ドラム5の表面
に穿設した細孔5a……の目詰まりが防がれてこ
の目詰まりに伴う種々の不具合、例えば加熱ドラ
ム5の真空引きができないことによる樹脂製フイ
ルム1の位置ズレ、この位置ズレに伴うポケツト
部1a……のズレ等の不具合が解消される。又、
同様に耐食アモルフアスコーテイングをその表面
に施されたシールローラー8の錆の発生の問題も
解消され、表面の清掃等の手間を省くことができ
る。
の表面に施された加熱ドラム5の熱による劣化が
防がれてその耐久性向上が図られるとともに、樹
脂フイルムの表面処理剤が加熱ドラム5の表面に
付着することがないので、該加熱ドラム5の表面
に穿設した細孔5a……の目詰まりが防がれてこ
の目詰まりに伴う種々の不具合、例えば加熱ドラ
ム5の真空引きができないことによる樹脂製フイ
ルム1の位置ズレ、この位置ズレに伴うポケツト
部1a……のズレ等の不具合が解消される。又、
同様に耐食アモルフアスコーテイングをその表面
に施されたシールローラー8の錆の発生の問題も
解消され、表面の清掃等の手間を省くことができ
る。
(考案の効果)
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、錠
剤包装機の構成部品たる加熱ドラム及びシールロ
ーラーの外表面を耐食アモルフアスコーテイング
したため、加熱ドラムの耐久性向上、目詰まりの
防止等及びシールローラーの錆の発生防止等を図
ることができるという効果が得られる。
剤包装機の構成部品たる加熱ドラム及びシールロ
ーラーの外表面を耐食アモルフアスコーテイング
したため、加熱ドラムの耐久性向上、目詰まりの
防止等及びシールローラーの錆の発生防止等を図
ることができるという効果が得られる。
第1図は本考案に係る錠剤包装機の全体構成
図、第2図は加熱ドラムの一部を破断した斜視
図、第3図はシールローラーの一部を破断した斜
視図である。 符号の説明、1……樹脂製フイルム、5……加
熱ドラム、8……シールローラー、10……アル
ミフイルム、12,13……コーテイング層。
図、第2図は加熱ドラムの一部を破断した斜視
図、第3図はシールローラーの一部を破断した斜
視図である。 符号の説明、1……樹脂製フイルム、5……加
熱ドラム、8……シールローラー、10……アル
ミフイルム、12,13……コーテイング層。
Claims (1)
- 樹脂製フイルムを加熱ドラムにて加熱後、成形
ドラムにて該樹脂製フイルムに複数のポケツト部
を形成し、該ポケツト部に錠剤を投入した後、シ
ールローラーにて樹脂製フイルム表面に金属フイ
ルムを貼着するようにした錠剤包装機において、
前記加熱ドラム及びシールローラーの外表面を耐
食アモルフアスコーテイングで被覆したことを特
徴とする錠剤包装機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6259187U JPH0454881Y2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6259187U JPH0454881Y2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63169403U JPS63169403U (ja) | 1988-11-04 |
JPH0454881Y2 true JPH0454881Y2 (ja) | 1992-12-24 |
Family
ID=30897010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6259187U Expired JPH0454881Y2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0454881Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005225507A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | カップ・トレイ用シールヘッド |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5997201B2 (ja) * | 2014-04-30 | 2016-09-28 | Ckd株式会社 | シール装置及びptp包装機 |
-
1987
- 1987-04-27 JP JP6259187U patent/JPH0454881Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005225507A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | カップ・トレイ用シールヘッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63169403U (ja) | 1988-11-04 |
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