JPH0318365Y2 - - Google Patents

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JPH0318365Y2
JPH0318365Y2 JP1984091585U JP9158584U JPH0318365Y2 JP H0318365 Y2 JPH0318365 Y2 JP H0318365Y2 JP 1984091585 U JP1984091585 U JP 1984091585U JP 9158584 U JP9158584 U JP 9158584U JP H0318365 Y2 JPH0318365 Y2 JP H0318365Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は合成樹脂製のチユーブを胴部に用い
たチユーブ容器に関し、特に、チユーブの表層部
分に凹凸模様帯を形成したものに関する。
《従来の技術》 合成樹脂製のチユーブ容器の胴部表面に立体感
を検出するため凹凸に模様を形成することは従来
から行なわれており、この合成樹脂製チユーブへ
の凹凸模様の加工は、成形されたチユーブの所定
部分に加熱したホツトスタンプを押し当てること
によつて行なわれている。ホツトスタンプには凹
凸模様が形成されており、この模様がチユーブの
表面に熱転写(熱刻印)されるようになつている
がこのようにして付けられる模様の凹凸の深さは
0.02〜0.03mm程度であり、平面的な模様となり、
立体感はほとんどなく、また、凹凸模様に付帯し
た色彩や色調の変化もなく、単調なものである。
《考案が解決しようとする課題》 チユーブ表面の凹凸模様の段差を大きくするに
は、互いに凹凸を逆にした雄型と雌型からなるホ
ツトスタンプでチユーブを挾み、熱プレス成形す
ればよい。しかし、これによつても単に凹凸の段
差が大きくなるだけで、凹凸模様に色調の濃淡を
つけることは全く不可能であり、高級感や立体感
に欠けるものとなつている。
この考案の目的は、凹凸模様を形成した部分と
それ以外の部分との色彩変化、および凹凸模様そ
れ自体に凹凸に付帯した色彩・色調変化を現出
し、色彩感と立体感それに高級感に優れたチユー
ブ容器を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記の目的を達成するこの考案では合成樹脂製
のチユーブを胴部に用いたチユーブ容器であつ
て、該チユーブの少なくとも一部を長手方向に沿
つて帯状に基層と表層から成る2層構造とし、該
表層を透光性を有する半透明かつ該基層と異なる
色の樹脂から形成するとともに該表層の表面のみ
に帯状の凹凸模様を形成してなることを特徴とす
る。
《実施例》 第1図はこの考案によるチユーブ容器の一実施
例を示し、第2図はそれに使われている合成樹脂
製チユーブの詳細を示している。
チユーブ容器の胴部となる合成樹脂製チユーブ
11には、以下に詳述する凹凸模様帯22が形成
されている。チユーブ11の上端には首部23が
取付けられ、下端は偏平に熱シール24されて密
封される。首部23の下方には傾斜部25が一体
に連続しており、これとチユーブ11が肩部26
において一体的に溶着されている。また、首部2
3の先端には注出口27が開口形成されており、
その周囲には蓋を装着するためのネジ28が形成
されている。
チユーブ11はポリオレフイン系の合成樹脂に
て押出成形されたもので、その長手方向に連続し
た凹凸模様帯22が形成されている。そして、こ
の凹凸模様帯22の形成部分のみが色の異なる樹
脂の二層構造になつている。11aがチユーブ1
1の主体となる基層樹脂であり、11bが基層樹
脂11aに帯状をなして重なつた表層樹脂であ
る。このような二層構造のチユーブ11は、1回
の押出成形で一体に作ることができる。
基層樹脂11aと表層樹脂11bの色は異な
り、特に表層樹脂11bは適当な透光性を有し、
半透明である。基層樹脂11bは凹凸模様帯22
の凹部22aで薄肉であり、凸部22bで厚肉で
ある。この肉厚差で表層樹脂11b自体に色彩変
化が生じるだけでなく、表層樹脂11bを通して
見える基層樹脂11aにも複雑な色調変化が生じ
る。また凹凸模様帯22がその周辺の樹脂の色と
も異なる。このように単純な凹凸模様にとどまら
ず、その凹凸に付帯した色彩・色調の変化が生
じ、凹凸模様に深みのある立体感が加わり、高級
感のある美しいチユーブ容器を実現することがで
きる。
第3図はこの考案の他の実施例を示すもので、
第2図Bの部分拡大図に相当する図面である。こ
の例では、チユーブ11の全体を二層構造にした
もので、チユーブ内面側の基層樹脂11aと、外
面側の表層樹脂11b,11cとからなる。表層
樹脂11bはチユーブ11の長手方向に沿つて帯
状に存在しており、この部分に凹凸模様帯22が
形成されている。この実施例によれば、凹凸模様
帯22の色調とそれ以外の部分の色調との組み合
せを第2図の実施例のものと異ならせることがで
きる。
第4図は凹凸模様帯22の他の例を示してい
る。第2図の実施例と異なるのは、表層樹脂11
bの部分に形成した凹凸模様帯22の全面が凹凸
になつているわけではなく、凹凸は部分的に形成
されていて、その凹凸の間に適当な平坦部分が存
在する点である。
以上のいくつかの実施例でも明らかなように、
凹凸模様帯22のパターンだけでなく、チユーブ
11の二層構造をどのように設けるか、各層の樹
脂の色をどのように選ぶかによつて多様なチユー
ブ容器を得ることができる。そしてまた、前記実
施例以外にチユーブ11を基層樹脂とこの基層樹
脂の外周全体を覆う表層樹脂との二層構造とし、
この表層樹脂の一部に帯状の凹凸模様を形成する
ようにもできる。
次に上述した凹凸模様帯22を形成したチユー
ブ11の製造方法および装置について第5図と第
6図に基づいて説明する。
第5図において、図示しない押出成形機本体か
らダイス8とマンドレル9の間に溶融した基層樹
脂11aが供給されるとともに、その外側の局部
的な樹脂通路に溶融した表層樹脂11bが供給さ
れ、これら溶融樹脂11aと11bは部分的な層
状をなしてダイスリツプ10とマンドレル9の間
の環状のギヤツプから押し出され、表層樹脂11
bが2本の帯状をなして基層樹脂11a上に重な
つたチユーブ11が押出成形される。
マンドレル9の先端面には筒状のインナーコア
12がネジ部13で結合されている。このインナ
ーコア12は、図のように押出成形されるチユー
ブ11の内部に存在している。インナーコア12
の中空部14には、マンドレル9の中心孔を貫通
して配管された冷却水パイプ15が進入してお
り、押出成形機本体側から供給される冷却水がパ
イプ15および中空部14を矢印で示すように流
れる。この冷却水でインナーコア12自体が冷却
され、インナーコア12の周囲に接する押出成形
されたばかりのチユーブ11が徐々に冷却され
る。
冷却されたチユーブ11は二つの引取ローラー
16によつて押出方向に引つ張られる。引取ロー
ラー16は駆動軸17に取付けられており、矢印
方向に所定速度で回転駆動され、その周面がチユ
ーブ11の表面に接触し、その接触抵抗でチユー
ブ11を所定速度で引つ張る。
ダイスリツプ10から押し出される半溶融状態
のチユーブ11は、引取ローラー16で引つ張ら
れて引き伸ばされる状態となり、図のように径が
細く絞られてインナーコア12の外周面に密着す
る。チユーブ11はインナーコア12に接して移
送され、上述のように徐々に冷却され、その樹脂
が固化されることになる。
インナーコア12の周辺部分で、これに接する
チユーブ11の内面側の樹脂がほぼ固化し、外面
側がまだ完全に固化されていない状態となる位置
において、二つの刻印ローラー18がチユーブ1
1の表層樹脂11bの部分に押し付けられ、これ
に凹凸模様が形成される。
第6図にも示すように、インナーコア12と直
交する軸19に刻印ローラー18が回転自在に取
付けられており、この刻印ローラー18の外周面
の凹凸面20がチユーブ11の表層樹脂11bに
押し付けられる。刻印ローラー18の外周面は、
チユーブ11(インナーコア12)の円筒面に対
応した円弧状の凹溝となつており、この部分に任
意の凹凸模様を形成するための凹凸面20が設け
られている。
刻印ローラー18の軸19は第6図の矢印Y方
向に精密に位置調整され、刻印ローラー18の凹
凸面20がインナーコア12の外周面との間に一
定のギヤツプを保つ。このギヤツプ部分をチユー
ブ11が通過する。また、刻印ローラー18は上
記引取ローラー16に同期して矢印X方向に回転
される。
つまり、第6図のように刻印ローラー18には
一体的にプーリが形成されており、そのプーリと
引取ローラー16の駆動軸17に設けられたプー
リとの間にベルト21が懸け渡されており、引取
ローラー16とともに刻印ローラー18が回転駆
動される。刻印ローラー18の回転速度は、凹凸
面20の周速がチユーブ11の移送速度と一致す
るように設定されている。
その結果、チユーブ11の表面を刻印ローラー
18の凹凸面20が滑ることなく圧接し、チユー
ブ11の表層樹脂11bの完全に固化していない
部分に刻印ローラー18の凹凸面20の模様が転
写形成される。この動作が連続的に行なわれるの
で、第2図に示したように、チユーブ11の表層
樹脂11bの部分に、その長手方向に沿つて帯状
に凹凸模様帯22が形成される。
《考案の効果》 以上のように、この考案のチユーブ容器によれ
ばチユーブ容器の胴部の少なくとも一部を基層と
表層より成る2層構造とし、表層は半透透明かつ
基層との色の異る樹脂から形成し、さらに表層の
表面のみに凹凸模様を形成してあるため、複雑な
立体感と色彩感を顕出でき装飾性に優れたチユー
ブ容器とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるチユーブ容
器の斜視図、第2図は同上チユーブ容器を構成す
る合成樹脂製チユーブの詳細図、第3図はこの考
案の他の実施例を示すチユーブの部分拡大図、第
4図はこの考案の他の実施例を示すチユーブの斜
視図、第5図はこの考案によるチユーブを作るた
めの凹凸模様形成装置の構成図、第6図は第5図
におけるA−A線断面図である。 11……チユーブ、11a……基層樹脂、11
b,11c……表層樹脂、22……凹凸模様帯、
22a……凹部、22b……凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製のチユーブを胴部に用いたチユーブ
    容器であつて、該チユーブの少なくとも一部を長
    手方向に沿つて帯状に基層と表層から成る2層構
    造とし、該表層を透光性を有する半透明かつ該基
    層と異なる色の樹脂から形成するとともに該表層
    の表面のみに帯状の凹凸模様を形成してなること
    を特徴とするチユーブ容器。
JP1984091585U 1984-06-21 1984-06-21 チユ−ブ容器 Granted JPS618544U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984091585U JPS618544U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 チユ−ブ容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP1984091585U JPS618544U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 チユ−ブ容器

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Publication Number Publication Date
JPS618544U JPS618544U (ja) 1986-01-18
JPH0318365Y2 true JPH0318365Y2 (ja) 1991-04-18

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ID=30647605

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JP1984091585U Granted JPS618544U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 チユ−ブ容器

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JP2004059132A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Yoshino Kogyosho Co Ltd 積層チューブ及び積層チューブから成るチューブ成形品
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JPS542923U (ja) * 1977-06-09 1979-01-10

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