JPS6310400Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6310400Y2 JPS6310400Y2 JP2350483U JP2350483U JPS6310400Y2 JP S6310400 Y2 JPS6310400 Y2 JP S6310400Y2 JP 2350483 U JP2350483 U JP 2350483U JP 2350483 U JP2350483 U JP 2350483U JP S6310400 Y2 JPS6310400 Y2 JP S6310400Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- air vent
- hull
- air
- top plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000013022 venting Methods 0.000 claims description 3
- 239000011796 hollow space material Substances 0.000 claims 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、半潜水式の作業船等の下部船体内
に形成したタンクに対し水を導入する際の空気抜
きを行うタンク内空気抜き装置に関する。
に形成したタンクに対し水を導入する際の空気抜
きを行うタンク内空気抜き装置に関する。
船体内に形成した複数のタンクを有し、選択的
にタンクに水を導入して吃水を任意に変更し得る
水上浮体で、例えば第1図に示すような半潜水式
の作業船は、タンク1を形成した下部船体2と、
該下部船体2上方の上部船体3間を複数のコラム
4を以つて連結してなり、運航時には下部船体2
を浮上させて水平かもしくは若干船尾トリムをつ
けた状態で運航し、作業現場において下部船体2
を沈降させる際に適宜タンク1内に水を導入する
ものである。
にタンクに水を導入して吃水を任意に変更し得る
水上浮体で、例えば第1図に示すような半潜水式
の作業船は、タンク1を形成した下部船体2と、
該下部船体2上方の上部船体3間を複数のコラム
4を以つて連結してなり、運航時には下部船体2
を浮上させて水平かもしくは若干船尾トリムをつ
けた状態で運航し、作業現場において下部船体2
を沈降させる際に適宜タンク1内に水を導入する
ものである。
ところで従来の、この種の作業船でコラム直下
に位置し、かつ、タンク前壁7がコラム近傍にあ
るタンク1aにあつては、タンク頂板5に直接に
空気抜き管6を立設するが、他のタンク1bで
は、コラム4から空気抜き管6をタンク内に導設
し、できるだけタンク前壁寄りで頂板との間に若
干の隙間を離して上向きに管端を開口させてい
る。
に位置し、かつ、タンク前壁7がコラム近傍にあ
るタンク1aにあつては、タンク頂板5に直接に
空気抜き管6を立設するが、他のタンク1bで
は、コラム4から空気抜き管6をタンク内に導設
し、できるだけタンク前壁寄りで頂板との間に若
干の隙間を離して上向きに管端を開口させてい
る。
このように、タンク1を形成するタンク前壁7
に近づけて空気抜き管6を開口させる理由は下部
船体を沈める際、若干船尾トリムをつけた姿勢か
ら、タンク内に水を導入する際、タンク内に残る
空気をできるだけ減少させることにある。しかし
タンク頂板5に直接空気抜き管6を立設したタン
ク1aを除く他のタンク1bでは、第2図及び第
3図に示すように空気抜き管6の管口と頂板との
間の隙間aは、配管抵抗および工作上からして現
実には50〜100mm程度をとらざるを得ず、この隙
間aの存在でタンク上面にどうしても空気が残留
する。
に近づけて空気抜き管6を開口させる理由は下部
船体を沈める際、若干船尾トリムをつけた姿勢か
ら、タンク内に水を導入する際、タンク内に残る
空気をできるだけ減少させることにある。しかし
タンク頂板5に直接空気抜き管6を立設したタン
ク1aを除く他のタンク1bでは、第2図及び第
3図に示すように空気抜き管6の管口と頂板との
間の隙間aは、配管抵抗および工作上からして現
実には50〜100mm程度をとらざるを得ず、この隙
間aの存在でタンク上面にどうしても空気が残留
する。
タンク内に残留空気を有することは、タンク1
の有効体積を減少させるとともに、タンク内に自
由水面を形成し、これがため船体の傾きによつて
タンク内の水面も傾き、タンク重心が船体の傾き
を増長する方向に移動して船体の安定性能を悪化
させる。このことは通常船に比べ安定性能が悪い
とされる上記の如き、構成よりなる半潜水式作業
船等では重大な問題である。
の有効体積を減少させるとともに、タンク内に自
由水面を形成し、これがため船体の傾きによつて
タンク内の水面も傾き、タンク重心が船体の傾き
を増長する方向に移動して船体の安定性能を悪化
させる。このことは通常船に比べ安定性能が悪い
とされる上記の如き、構成よりなる半潜水式作業
船等では重大な問題である。
この考案は、上記の点に鑑みなされたものであ
つて、下部船体の体内に形成されるタンクに対し
残留空気を排除し、タンク内に導入する水を満杯
にしてタンクの有効利用体積の増加と浮体の安定
性能の向上を計つたタンク内空気抜き装置を提供
しようとするものである。
つて、下部船体の体内に形成されるタンクに対し
残留空気を排除し、タンク内に導入する水を満杯
にしてタンクの有効利用体積の増加と浮体の安定
性能の向上を計つたタンク内空気抜き装置を提供
しようとするものである。
以下、この考案の実施例を第4図乃至第6図に
基いて説明する。
基いて説明する。
第4図は、この考案の基本的要部構成を示す船
長方向の断面図であり、第5図は同船幅方向断面
図である。
長方向の断面図であり、第5図は同船幅方向断面
図である。
この考案では、タンク1bにおいてタンク頂板
上部にタンク1bに通じる空所8を設け、コラム
4からタンク内に導設した空気抜き管6の管端を
空所8内に挿入して開口させる。
上部にタンク1bに通じる空所8を設け、コラム
4からタンク内に導設した空気抜き管6の管端を
空所8内に挿入して開口させる。
然して空所内における管口高さは、特に制限は
ない。また、第5図及び第6図に示す如く、通常
タンク頂板下面には縦通骨材9を有するを以つて
空所8はこれら縦通骨材9を、総て横切る方向に
細長く形成し、各骨材間で空所8に通じる孔10
を設けて空気抜き管6の管口に連通させる。
ない。また、第5図及び第6図に示す如く、通常
タンク頂板下面には縦通骨材9を有するを以つて
空所8はこれら縦通骨材9を、総て横切る方向に
細長く形成し、各骨材間で空所8に通じる孔10
を設けて空気抜き管6の管口に連通させる。
また、空所8は板材をもつて俯せ樋状に形成す
るに限らず、チヤンネル材をはじめ、各種部材を
用いて適宜形成することができる。
るに限らず、チヤンネル材をはじめ、各種部材を
用いて適宜形成することができる。
また、空所8において空気抜き管6の管口位置
を高くする必要があれば管口に対応して上方に膨
出部を形成してもよく、管内からの水抜きの目的
で空気抜き管6に適宜フロート弁等を設けてもよ
い。また、空所8の管口部分を局部的に大きく、
管内への水の流入阻止の目的で空気抜き管を管口
が下方に向くように曲げこの空所内において管口
にフロート弁を設けてもよい。
を高くする必要があれば管口に対応して上方に膨
出部を形成してもよく、管内からの水抜きの目的
で空気抜き管6に適宜フロート弁等を設けてもよ
い。また、空所8の管口部分を局部的に大きく、
管内への水の流入阻止の目的で空気抜き管を管口
が下方に向くように曲げこの空所内において管口
にフロート弁を設けてもよい。
尚、図中11は縦通骨材上に設けた空気抜き
孔、12はスロツト、13は肋骨を示す。
孔、12はスロツト、13は肋骨を示す。
この考案は、上記の如く構成したから、タンク
に対する水の導入時にはタンク頂板上部の空所を
介しての空気抜きが行われ、タンク内の残留空気
をほとんど無視できる程に最小限におさえてタン
ク内を水で満杯にすることができて、タンク内有
効利用体積を増大し、またタンク内に自由水面を
生ぜず、船体傾斜に基づくタンク重心位置の移動
がなく安定性を向上させ、コスト的にも安価に構
成し得て半潜水式の作業船等に実施してその実用
的効果は多大である。
に対する水の導入時にはタンク頂板上部の空所を
介しての空気抜きが行われ、タンク内の残留空気
をほとんど無視できる程に最小限におさえてタン
ク内を水で満杯にすることができて、タンク内有
効利用体積を増大し、またタンク内に自由水面を
生ぜず、船体傾斜に基づくタンク重心位置の移動
がなく安定性を向上させ、コスト的にも安価に構
成し得て半潜水式の作業船等に実施してその実用
的効果は多大である。
第1図は、従来の半潜水式水上作業船の概略構
成図、第2図は、同要部の船長方向断面図、第3
図は同要部の船幅方向断面図、第4図はこの考案
の要部の船長方向断面図、第5図は同要部の船幅
方向断面図、第6図は、頂板の一部を欠除したタ
ンク部の概略平面図である。 1……タンク、2……下部船体、3……上部船
体、4……コラム、5……下部船体頂板、6……
空気抜き管、7……タンク前壁、8……空所、9
……縦通骨材、10……孔、11……縦通骨材上
空気抜き孔、12……スロツト、13……肋骨。
成図、第2図は、同要部の船長方向断面図、第3
図は同要部の船幅方向断面図、第4図はこの考案
の要部の船長方向断面図、第5図は同要部の船幅
方向断面図、第6図は、頂板の一部を欠除したタ
ンク部の概略平面図である。 1……タンク、2……下部船体、3……上部船
体、4……コラム、5……下部船体頂板、6……
空気抜き管、7……タンク前壁、8……空所、9
……縦通骨材、10……孔、11……縦通骨材上
空気抜き孔、12……スロツト、13……肋骨。
Claims (1)
- 船体内に形成されたタンクのうち、タンク頂板
に直接空気抜き管を立設不適当なタンク、または
立設不能なタンクにおいて、タンク頂板上部にタ
ンクに通じる空所を設け、タンク内に導設した空
気抜き管を、前記空所に開口させたことを特徴と
するタンク内空気抜き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2350483U JPS59129796U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | タンク内空気抜き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2350483U JPS59129796U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | タンク内空気抜き装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59129796U JPS59129796U (ja) | 1984-08-31 |
JPS6310400Y2 true JPS6310400Y2 (ja) | 1988-03-28 |
Family
ID=30154584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2350483U Granted JPS59129796U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | タンク内空気抜き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59129796U (ja) |
-
1983
- 1983-02-18 JP JP2350483U patent/JPS59129796U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59129796U (ja) | 1984-08-31 |
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