JPS63103885A - 炭化ケイ素焼結体の金属化組成物 - Google Patents

炭化ケイ素焼結体の金属化組成物

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JPS63103885A
JPS63103885A JP24522486A JP24522486A JPS63103885A JP S63103885 A JPS63103885 A JP S63103885A JP 24522486 A JP24522486 A JP 24522486A JP 24522486 A JP24522486 A JP 24522486A JP S63103885 A JPS63103885 A JP S63103885A
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JP
Japan
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sintered body
silicon carbide
metal
polymer compound
metallization
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JP24522486A
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曽和 孝義
尚哉 諌田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本゛発明は、炭化ケイ素(SiC)焼結体の金属化(メ
タライジング)組成物に係り、特にはんだ付け、接合ろ
う付けおよび配線導体の形成などを施すのに好適なSi
C焼結体表面の金属化組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来のSIC焼結体上のメタライジングには、特開昭5
8−99183号公報に記載されているように、非酸化
物系セラミックス焼結体上にガラスと反応する第1の薄
膜を設け、その上にガラスと導電材との混合物からなる
薄膜を焼付ける技術がとられている。
他方、有機ケイ素化合物を応用して非酸化物系セラミッ
クス上に金属を接着させる技術は、特開昭57−770
77号公報に開示されている如く、セラミックス材料と
金属材料の対向面の間隙に有機ケイ素化合物を介在させ
た状態で焼結して接合させる技術、或は、特開昭57−
77083号に示されている如く、浸漬法或は表面被覆
によりセラミックス材料の全面にメタライジングを形成
する技術が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術のうち、特開昭58−99183号に示さ
れている技術においては、ガラスと反応する第1の薄膜
は、SiC焼結体を熱酸化することによりて形成され、
主としてSin、からなる薄膜である。しかし、SiC
焼結体を熱酸化することによって、その表面に均一な5
iO1薄膜を得ることは極めて困難であって、形成され
る8i01薄膜の膜厚が不均一となり、そのため接着強
度のばらつきが大きく、またSin!薄膜による熱伝導
率の低下という問題があった。
また、特開昭57−77077号、或は特開昭57−7
7083号に示されている技術は、非酸化物系セラミッ
クスの全面に、それぞれ、金属を接合する、或は、メタ
ライズする技術であり、いずれの技術においても、配線
導体や接合用ろう付はパターンなどを施すための部分的
なメタライジングには不適当であった。
本発明の目的は、上述した従来技術の問題点を解消し、
StC焼結体上に、膜厚が均一で接着強度のばらつきが
極めて小さく、配線導体や、ろう付はパターンの形成な
どに適した部分的金属化処理(メタライゼーション)を
施すのに好適なメタライジング組成物を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、溶媒に可溶でかつ非酸化性雰囲気下での焼
成により炭化ケイ素質物質を生じる有機ケイ素高分子化
合物と、Fe、 Co、 Ni  などの金属又はそれ
らの合金若しくは合金粉末とを含むことを特徴とする炭
化ケイ素焼結体の金属化組成物により達成される。
ここで有機ケイ素高分子化合物の有機溶媒(例エバ、ア
セトン、ベンゼン、トルエン等)への溶解度は、置換基
としてフェニル基(CsHs)を重量%で30〜65チ
含有させることにより著しく向上する。
〔作用〕
一般に、ポリシラン、ポリカルボシラン、ポリチタノカ
ルボシラン等の有機ケイ素高分子化合物は、非酸化性の
雰囲気中で1200℃以上の温度で焼成すると炭化ケイ
素質物質を生じ、この物質は、電気伝導性ならびに熱伝
導性が高< 、S iC焼結体の熱膨張係数と一致し、
接着強度も大きいことが知られている。本発明者らは、
この特性を利用して配線導体や接合用ろう付はパターン
などの形成に鋭意研究を重ねた結果本発明を完成するに
至った。
すなわち、有機ケイ素高分子化合物は、非酸化性雰囲気
下に2いて、300〜400℃の温度で激しく熱分解を
起こし、非晶質の炭化ケイ素質物質を生成するが、si
c焼結体との接着強度はほとんど得られない。しかし、
400℃から1200C程度抜で昇温する過程に右いて
、熱分解生成物を徐々に放出しながら接着強度が増大す
ることが判明した。そして、1200℃以上の温度では
、熱分解反応は完了し分解生成物の放出はなく、120
0℃以上1500℃以下の温度にかけて接着強度は徐々
に増加し、それ以上の温度においては接着強度の変化は
見られないことを知った。つまり、1200Cまでの焼
成温度では、有機ケイ素高分子化合物から生じた炭化ケ
イ素質物質は非晶質であり、8iC焼結体表面の凹凸に
付着するのみで接着力が生じる結合機構を持たないから
である。しかし、1200℃以上の焼成温度においては
、非晶質8iCの結晶化が進行し、SiC’焼結体表面
の結晶粒に対しても化学結合が形成されるため、接着強
度が増大するものと考えられる。
他方、メタライゼーションの基材であるre 、 Co
 。
Niなどの金属もしくはそれらの合金粉末と有機ケイ素
高分子化合物から生成した非晶質8iCとの接着強度は
次の様にして得られるものと考えられるすなわち、該有
機ケイ素高分子化合物は有機溶媒に可溶であり、その溶
液は、Fe、 Co、 Ni  などの金属もしくは合
金粉体底面をよく濡らし、また金属粉体間にもよく浸透
する。100℃前後の加熱により溶媒が蒸発した後、該
有機ケイ素高分子化合物は、その重合度にもよるが30
0℃の温度までに軟化溶融する。その後400−120
0℃の温度においては、上記高分子化合物は熱分解し、
その分解生成ガスが金属粉体間から放出される。さらに
1200℃以上の温度においては、金属粉体相互の焼結
が著しく進行するために、有機ケ゛イ素高分子化合物の
分解によって生じた8iCが金属焼結体中に取り込まれ
、強固な機械的接着機構が形成される。これによってS
iC焼結体上に、有機ケイ素高分子化合物から生成した
SICが接着し、その上に焼結した金属物体が接着され
るため、膜厚が均一で接着強度のばらつきの少ない強固
なメタライゼーションが形成されることになる。
本発明の8iC焼結体上に形成するメタライゼーション
において、有機ケイ素高分子化合物から生成したSiC
は、上述した如く導電性が高いために電気メッキおよび
無電解メッキによって金属被膜を容易に形成することが
できるので、平滑な表面を持つ、緻密なメタライゼーシ
ョンとすることができる。
本発明における有機ケイ素高分子化合物は、置換基とし
て、フェニル基(06H5)を重量%で、30〜65 
%含有しており、このことにより有機溶媒への溶解度が
著しく向上し、フェニル基含有に伴なう該高分子化合物
中の81含有量の低下分を補ってなお、ペースト中にお
けるSt含有量を増大させることができる。フェニル基
は、該高分子化合物の熱分解に伴ない、ベンゼン或はト
ルエンとして蒸発し、焼成後に得られる炭化ケイ素質物
質中には残存しないため、結果として、密度の高い炭化
ケイ素質物質が得られる。該高分子化合物中におけるフ
ェニル基の含有量は、30%未満では満足な溶解度が得
られず、また65チより多く含むと該高分子化合物にお
けるSiの含有量が低下し、焼成後に得られる炭化ケイ
素質物質の密度を高めることができない。
金属化組成物として、有機溶媒への溶解度の低い有機ケ
イ素高分子化合物の粉末をそのまま金属粉末と混合した
ものを用い、炭化ケイ素焼結体上に付着させ焼成するこ
とも可能ではあるが、これら2種の粉末を均一に分散さ
せることは困難であり、また作業上の取り扱いも難しい
。さらに、上記粉末の混合物を、適当な溶媒中に均一に
分散させた印刷用ペーストを用いることは可能ではある
が、この場合には、金属粉末と炭化ケイ素質物質との接
着強度は本発明に係る組成物より劣る。これは、この場
合には、金属粒子の表面を有機ケイ素高分子化合物で完
全に濡らすことは困難であり、先に述べた接着機構が十
分に働かないためと考えられる。
本発明に係る金属化組成物は、Fe、 Co、 Ni 
 などの金属またはそれらの合金粉末に、有機高分子化
合物であるポリシラン、ポリカルボシラン、ポリチタノ
カルボシランなどを1〜50wt%加えたものであって
、金属または合金粉末は、その粒径が1〜100μmの
範囲が焼結性が良いので好しく、1μm未満では緻密な
焼結体が得られない。またその粒径が100μmを超え
ると焼結温度が高くなるので好ましくない。そして、有
機ケイ素高分子化合物の含有量は、1 wt 4未満で
はSiC焼結体との接着性が不十分であり、50wt%
を超えると金属粉末の焼結性が阻害されるので、1〜5
Qwt%の範囲が好しく、より好しい範囲は5〜20w
t%である。
そして、本発明のメタライゼーションの基材であるFe
、 Co、 Ni  などの金属または合金粉末以外に
、Mo 、 Wなどの高融点金属または合金粉末を、上
記Fe、 Co、 Ni  などの金属または合金粉末
に混合して用いることは可能であるが、Mo、Wなどの
粉末の混合可能な量は、メタライジングのための焼成温
度があまり高くならない温度、例えば%1300℃以下
であるならば、添加することができる。これは、Mo、
Wなどのみの粉末であると、1350 〜1700℃の
高温で焼成しなければSiC焼結体上にメタライジング
することができないので、その結果、基板となる絶縁性
SiC焼結体の粒界がエツチングされ、電気絶縁性発現
機構を破壊する焼成温度でもあり、電気絶縁性を必要と
する配線基板、冷却用筐体などには用いることができな
いからである。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を挙げ、図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図(al 、 (b) 、 (c)および(d)は
SiC焼結体上にメタライゼーションが形成される過程
を示す説明図である。まず、第1図(、)に示す如く、
高熱伝導性であり、かつ高電気絶縁性のSiC焼結体1
上に、SiC前駆物質である有機ケイ素高分子化合物、
ポリシラスチレン2をlQwt%と、粒径1〜3μm(
7)Fe粉末9Qwt%を含有するメタライジング組成
物に、トルエンなどの溶媒を適量加え混合し、ポリシラ
スチレンを溶解させペーストとした後、印刷法によりパ
ターンを形成した。次にこれをH,−Hlの非酸化性重
囲気中で、約300−400 Cの温度で焼成した。こ
の焼成子に有機溶媒は蒸発し、有機ケイ素高分子化合物
は熱分解されて、第1図(b)に示す如く、非晶質Si
04が生成される。十分に上記の有機ケイ素高分子化合
物の熱分解が進行した後、さらに焼成温度を徐々に約1
200℃程度にまで上げて第1図(c)に示す如く、金
属粉末3を焼結させ焼結金属5を形成させた。その結果
、焼結金属5と、その中に閉じ込められた微結晶化しつ
つある非晶質SiC6が生じ、SiC焼結体上と強固に
接着されることになる。さらに、1200h1300℃
の温度に加熱すると、非晶質SiC6から微結晶SiC
が形成さ゛れ、SiC焼結体1の表面のStC結晶粒子
上へも化学結合を持った接合が形成される(図示せず)
焼結終了後、徐冷したメタライゼーション表面に、Ni
メッキ膜あるいはN1−P膜などによる緻密濁7を形成
し、さらにその上にメタライゼーションに耐酸化性を付
与するためにAuメッキ膜などの耐酸化性膜8を形成さ
せた。〔第1図(d)〕。この様にして得られたメタラ
イゼーションのSiC焼結体への接着強度は、2±0.
5 K4f/XI”であった。
この様にすることによって、接着強度に勝れ、かつ強度
のばらつきの小さい良質のメタライゼーションを、Si
C焼結体上に形成させることができる。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、基板などのSiC焼
結体上に、表面償化などの特別な表面処理を施す必要が
なく、膜厚が均一で接着強度のばらつきの極めて小さい
強固なメタライゼーションを得ることができるので、配
線導体や接合用ろう付はパターンなどの形成が容易とな
り、厚膜回路を有する高性能な高熱伝導性基板などを作
製することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 、 (b) * (c)および(d)は
本発明に係る金属化組成物がSiC焼結体上に形成され
る過程の一例を示す説明図である。 1・・・8iC焼結体 2・・・有機ケイ素高分子化合物 3・・・金属粉末     4・・・非晶質5iC5・
・・焼結金属粉体 I 濤 1 ロ ブ仄hI高昨禾

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非酸化性の雰囲気中で加熱によって炭化ケイ素質の
    物質を生じる有機ケイ素高分子化合物と、Fe、Co、
    Niの金属、又はそれらの合金のうちから選ばれる少な
    くとも1種の金属若しくは合金粉末とを含むことを特徴
    とする炭化ケイ素焼結体の金属化組成物。 2、該有機ケイ素高分子化合物は、その中にフェニル基
    を重量%で30〜65%含有するポリシラン、ポリカル
    ボシラン、ポリチタノカルボシラン、若しくはそれらの
    混合物であり、該有機ケイ素高分子化合物を重量%で1
    〜50%含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の炭化ケイ素焼結体の金属化組成物。 3、該Fe、Co、Niの金属、又はそれらの合金のう
    ちから選ばれる少なくとも1種の金属若しくは合金粉末
    は、その粒径が1〜100μmであり、重量%で、50
    〜99%含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項に記載の炭化ケイ素焼結体の金属化組成物。
JP24522486A 1986-10-17 1986-10-17 炭化ケイ素焼結体の金属化組成物 Pending JPS63103885A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103409851A (zh) * 2013-08-23 2013-11-27 厦门大学 一种含钴碳化硅纤维的制备方法
JP2014051402A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体

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JP2014051402A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体
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