JP3408298B2 - 高熱伝導性窒化けい素メタライズ基板,その製造方法および窒化けい素モジュール - Google Patents

高熱伝導性窒化けい素メタライズ基板,その製造方法および窒化けい素モジュール

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JP3408298B2 JP29673793A JP29673793A JP3408298B2 JP 3408298 B2 JP3408298 B2 JP 3408298B2 JP 29673793 A JP29673793 A JP 29673793A JP 29673793 A JP29673793 A JP 29673793A JP 3408298 B2 JP3408298 B2 JP 3408298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高熱伝導性窒化けい素メ
タライズ基板,その製造方法および窒化けい素モジュー
ルに係り、特に窒化けい素本来の高強度特性に加えて、
熱伝導率が高く放熱性に優れており、半導体用基板や各
種放熱板として好適な高熱伝導性窒化けい素メタライズ
基板,その製造方法および窒化けい素モジュールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体用セラミックス基板として
は、アルミナ(Al2 3 )やフェライト(FeO)等
の酸化物系セラミックス基板が広く使用されている。し
かしながら、半導体装置の高集積化,高出力化に対応し
て、より熱伝導性が高く、放熱性に優れた基板材料が要
求されている。これらの要求に対応する基板として、窒
化アルミニウム(AlN)基板や炭化けい素(SiC)
基板が脚光を浴びている。ところが、AlN基板表面に
金属リードを接合して各種モジュール等を形成した場
合、AlN基板自体の強度が比較的低い状態であったた
め、接合境界部にクラックが入り易く、信頼性が低い欠
点があった。一方、SiC基板は、耐電圧特性が低く電
気絶縁上難点があるため、半導体基板としての特性は充
分に発揮し得ないという問題点があった。
【0003】一方窒化けい素を主成分とするセラミック
ス焼結体は、他のセラミックス焼結体と比較して高強度
であり、1000℃以上の高温度環境下でも優れた耐熱
性を有し、かつ低熱膨脹係数のため耐熱衝撃性も優れて
いる等の諸特性を持つことから、従来の耐熱性超合金に
代わる高温構造材料としてガスタービン用部品、ディー
ゼルエンジン用部品、製鋼用機械部品等の各種高強度耐
熱部品への応用が試みられている。また、金属に対する
耐食性が優れていることから溶融金属の耐溶材料として
の応用も試みられ、さらに耐摩耗性も優れていることか
ら、軸受等の摺動部材、切削工具への実用化も図られて
いる。
【0004】従来の窒化けい素焼結体は、窒化けい素粉
末にY2 3 のような焼結助剤を添加物として加えて成
形し、得られた成形体を1600〜1850℃の高温度
の焼成炉で所定時間焼成した後に炉冷する製法で量産さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来方法によって製造された窒化けい素焼結体では、靭性
値などの機能的強度は優れているものの、熱伝導率が、
他の窒化アルミニウム(AlN)焼結体、酸化ベリリウ
ム(BeO)焼結体や炭化けい素(SiC)焼結体など
と比較して著しく小さいため、放熱性が低く、高温環境
下で使用されるメタライズ基板やモジュールに使用され
る半導体用基板や放熱板などの材料としては実用化され
ておらず、用途範囲が狭い難点があった。また半導体用
基板として活用を可能とする有効なメタライズ方法が確
立されておらず、各種モジュールを構成する基板材料と
しては使用されていなかった。
【0006】一方上記窒化アルミニウム焼結体は他のセ
ラミックス焼結体と比較して高い熱伝導率と低熱膨脹係
数の特長を有するため、高速化、高出力化、多機能化、
大型化を展開する半導体チップを搭載した回路基板材料
や半導体パッケージ用基板材料,パワートランジスタ・
モジュール用基板やスイッチング電源モジュール用基板
等の回路基板として普及しているが、機械的強度は低
い。すなわち窒化アルミニウム(AlN)基板は、その
構造強度が低いために、金属と接合してモジュール等を
形成する場合には構造的な制約が大きくなる欠点があた
った。例えば、アルミナ(Al2 3 )やAlN基板に
金属板を接合してモジュールを作成する場合には、基板
の表裏における熱膨脹差に起因する基板の反り、変形や
クラックの発生を防止するために、基板の両面に同じ厚
さを有する銅板やモリブデン板などの金属板を直接接合
法やメタライズ法,活性金属法により接合した後に、一
方の金属板にパワートランジスタ(半導体素子)を搭載
し、他方の金属板に、厚いCu製のヒートシンク(放熱
器)等を接合する構造を採用していた。上記構造のた
め、モジュール構成が複雑であり、高密度実装を可能と
するためのモジュールの小型化・軽量化には限界があっ
た。そこで高強度を有するとともに高い熱伝導率も併せ
持った小型軽量のセラミックスメタライズ基板の開発が
要請されている。
【0007】本発明は上記のような課題要請に対処する
ためになされたものであり、窒化けい素焼結体が本来備
える高強度特性に加えて、熱伝導率が高く放熱性に優れ
た窒化けい素焼結体を開発し、これをメタライズ基板お
よびモジュール構成材に適用することにより、放熱性に
優れた窒化けい素メタライズ基板,その製造方法および
小型軽量な窒化けい素モジュールを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用】本発明者は上記目
的を達成するため、従来の窒化けい素焼結体を製造する
際に、一般的に使用されていた窒化けい素粉末の種類、
焼結助剤や添加物の種類および添加量、焼結体中に不純
物として含有し熱伝導率を低下させる元素およびその含
有量,焼結条件等を種々変えて、それらの要素が最終製
品としての基板モジュールの特性に及ぼす影響を実験に
より確認した。
【0009】その結果、微細で高純度を有する窒化けい
素粉末に希土類元素、アルミニウム元素を所定量ずつ添
加した原料混合体を成形脱脂し、得られた成形体を所定
温度で一定時間加熱保持して緻密化焼結を実施した後、
所定の冷却速度で徐冷したときに高強度特性を損うこと
なく熱伝導率が大きく向上し、かつ高強度を保持した窒
化けい素焼結体が得られることが判明した。また、この
窒化けい素焼結体の表面に、MoおよびWの少なくとも
一方と、IIIa族元素,IVb 族元素および希土類元素から
選択される少なくとも1種の元素を含有するメタライズ
層を一体に形成することにより、焼結体との接合強度が
高いメタライズ基板が形成できる。そして、このメタラ
イズ層を介して他の部材を接合することにより、接合強
度が高く、信頼性に優れたモジュールを量産できること
が判明した。
【0010】また従来、焼結操作終了後に焼成炉の加熱
用電源をOFFとして焼結体を炉冷していた場合には、
冷却速度が毎時400〜800℃と急速であり、粒界相
大部分が非晶質の焼結体組織であったが、本発明者の
実験によれば、特に冷却速度を毎時100℃以下に緩速
に制御することにより、窒化けい素焼結体組織の粒界相
が非結晶質状態から結晶相を含む相に変化し、高強度特
性と高伝熱特性とが同時に達成されることが判明した。
【0011】本発明は上記知見に基づいて完成されたも
のである。すなわち本発明に係る高熱伝導性窒化けい素
メタライズ基板は、希土類元素を酸化物に換算して2.
0〜7.5重量%、アルミニウムをアルミナに換算して
0.5〜2.0重量%、その他Fe,Ca,Mgなどの
不純物陽イオン元素の含有量が合計で0.3重量%以下
であり、窒化けい素結晶および粒界相から成り、熱伝導
率が60W/m・Kより大きく、好ましくは80W/m
・K以上であり、三点曲げ強度が室温で80kg/mm2
上である高熱伝導性窒化けい素焼結体の表面に、Wおよ
びMoの少なくとも一方の元素と、IIIb族元素,IVa 族
元素および希土類元素から選択される少なくとも1種の
元素とを含むメタライズ層を形成したことを特徴とす
る。また上記メタライズ層表面にめっき層を介して金属
板を一体に接合して本発明に係る高熱伝導性窒化けい素
モジュールが構成される。さらに上記高熱伝導性窒化け
い素焼結体の両面にそれぞれ金属板を接合し、一方の金
属板の表面に半導体素子を接合し、半導体素子を接合し
た側の金属板の厚さを他方の金属板の厚さより小さく設
定してモジュールを構成してもよい。また金属板は、窒
化けい素焼結体の表面に形成した酸化膜(SiO2 )膜
を介して焼結体表面に直接接合したり、Ti,Zr,H
f等の活性金属を含有する活性金属層を介して一体に接
合してもよい。なお、上記酸化膜の厚さは0.5〜5.
0μmの範囲に設定するとよい。また接合強度を高める
ために上記酸化膜の厚さは1〜3μmの範囲に設定する
ことがより好ましい。
【0012】さらに本発明に係る高熱伝導性窒化けい素
メタライズ基板の製造方法は、酸素を1.7重量%以
下、Fe,Ca,Mgなどの不純物陽イオン元素を0.
3重量%以下、α相型窒化けい素を90重量%以上含有
し、平均粒径0.8μm以下の窒化けい素粉末に、希土
類元素を酸化物に換算して2.0〜7.5重量%と、ア
ルミニウムをアルミナ換算で0.5〜2.0重量%添加
した原料混合体を成形して成形体を調製し、得られた成
形体を脱脂後、温度1800〜2000℃で雰囲気加圧
焼結し、上記焼結温度から、上記希土類元素により焼結
時に形成された液相が凝固する温度までに至る焼結体の
冷却速度を毎時100℃以下に設定して高熱伝導性窒化
けい素焼結体を形成し、この窒化けい素焼結体表面に、
平均粒径2μm以下のWおよびMoの少なくとも一方
と、IIIb族元素,IVa 族元素,窒化けい素(けい素化合
物を含む)および希土類元素から選択される少なくとも
1種の元素とを含むビヒクルを印刷し乾燥した後に、還
元雰囲気中で温度1200℃以上に加熱することによ
り、メタライズ層を一体に形成することを特徴とする。
【0013】上記製造方法によれば、窒化けい素結晶組
織中に希土類元素等を含む粒界相が形成され、気孔率が
1.5%以下、熱伝導率が60W/m・Kより大きく、
好ましくは80W/m・K以上であり、三点曲げ強度が
室温で80kg/mm2 以上の機械的特性および熱伝導特性
が共に優れた窒化けい素焼結体が得られる。さらにメタ
ライズ層の構成成分として、IIIb族元素,IVa 族元素お
よび希土類元素やその化合物から成る元素を含有してい
ため、メタライズ層と窒化けい素焼結体との金属濡れ性
が向上するため、メタライズ層と焼結体との接合強度
(密着度)が極めて高くなる。したがって、このメタラ
イズ基板を用いてモジュールを製造した場合には、接合
部におけるクラックの発生が少なく、信頼性および耐久
性に優れたモジュールを提供することができる。
【0014】本発明方法において使用され、焼結体の主
成分となる窒化けい素粉末としては、焼結性、強度およ
び熱伝導率を考慮して、酸素含有量が1.7重量%以
下、好ましくは0.5〜1.5重量%、Fe,Ca,M
などの不純物陽イオン元素含有量が合計で0.3重量
%以下、好ましくは0.2重量%以下に抑制され、焼結
性が優れたα相型窒化けい素を90重量%以上、好まし
くは93重量%以上含有し、平均粒径が0.8μm以
下、好ましくは0.4〜0.6μm程度の微細な窒化け
い素粉末を使用する。
【0015】平均粒径が0.8μm以下の微細な原料粉
末を使用することにより、少量の焼結助剤であっても気
孔率が1.5%以下の緻密な焼結体を形成することが可
能であり、また焼結助剤が熱伝導特性を阻害するおそれ
も減少する。また不純物陽イオンとしてのFe,Ca,
Mgなども熱伝導性を阻害する物質となるため、60W
/m・Kより大きな熱伝導率を確保するためには、最終
的に窒化けい素焼結体中に存在する上記不純物陽イオン
元素の含有量を合計で0.3重量%以下に抑制するよう
に調整する。特にβ相型と比較して焼結性に優れたα相
型窒化けい素を90重量%以上含有する窒化けい素原料
粉末を使用することにより、高密度の焼結体を製造する
ことができる。
【0016】また窒化けい素原料粉末に焼結助剤として
添加する希土類元素としてはY,La,Sc,Pr,C
e,Nd,Dy,Gdなどの酸化物もしくは焼結操作に
より、これらの酸化物となる物質が単独で、または2種
以上の酸化物を組み合せたものを含んでもよいが、特に
酸化イットリウム(Y2 3 )が好ましい。これらの焼
結助剤は、窒化けい素原料粉末と反応して液相を生成
し、焼結促進剤として機能する。
【0017】上記焼結助剤の添加量は、酸化物換算で原
料粉末に対して2〜7.5重量%の範囲に設定される。
この添加量が2重量%未満と過少の場合は、焼結体が緻
密化されず低強度で低熱伝導率の焼結体が形成される。
一方、添加量が7.5重量%を超える過量となると、過
量の粒界相が生成し、熱伝導率の低下や強度が低下し始
めるので上記範囲に設定される。特に好ましくは3〜6
重量%に設定することが望ましい。
【0018】さらに本発明において、他の添加成分とし
てのアルミナ(Al2 3 )は、上記希土類元素の焼結
促進剤の機能を助長する役目を果すものであり、特に加
圧焼結を行なう場合に著しい効果を発揮するものであ
る。アルミニウム源としてのAl2 3 の添加量が0.
5重量%未満の場合においては緻密化が不充分である一
方、2重量%を超える過量となる場合には過量の粒界相
を生成したり、または窒化けい素に固溶し始め、熱伝導
の低下が起こるため、添加量は0.5〜2重量%の範囲
とする。特に強度、熱伝導率共に良好な性能を確保する
ためには添加量を0.7〜1.5重量%の範囲とするこ
とが望ましい。
【0019】また焼結体の気孔率は熱伝導率および強度
に大きく影響するため1.5%以下に設定される。気孔
率が1.5%を超えると熱伝導の妨げとなり、焼結体の
熱伝導率が低下するとともに、焼結体の強度低下が起こ
る。
【0020】また、窒化けい素結晶組織に形成される粒
界相は焼結体の熱伝導率に大きく影響するため、本発明
に係る焼結体においては粒界相の20%以上、より好ま
しくは50%以上が結晶相で占めるように設定される。
結晶相が20%未満では熱伝導率が60W/m・Kを超
えるような放熱特性に優れ、かつ高温強度に優れた焼結
体が得られないからである。
【0021】さらに上記のように窒化けい素焼結体の気
孔率を1.5%以下にし、また窒化けい素結晶組織に形
成される粒界相の20%以上が結晶相で占めるようにす
るためには、窒化けい素成形体を温度1800〜200
0℃で0.5〜10時間程度、加圧焼結し、かつ焼結操
作完了直後における焼結体の冷却速度を毎時100℃以
下に調整制御することが必要である。
【0022】焼結温度を1800℃未満に設定した場合
には、焼結体の緻密化が不充分で気孔率が1.5vol%以
上になり機械的強度および熱伝導性が共に低下してしま
う。一方焼結温度が2000℃を超えると窒化けい素成
分自体が蒸発分解し易くなる。特に加圧焼結ではなく、
常圧焼結を実施した場合には、1800℃付近より窒化
けい素の分解蒸発が始まる。
【0023】上記焼結操作完了直後における焼結体の冷
却速度は粒界相を結晶化させるために重要な制御因子で
あり、冷却速度が毎時100℃を超えるような急速冷却
を実施した場合には、焼結体組織の粒界相が非結晶質
(ガラス相)となり、焼結体に生成した液相が結晶相と
して粒界相に占める面積割合が20%未満となり、強度
および熱伝導性は低い。
【0024】上記冷却速度を厳密に調整すべき温度範囲
は、所定の焼結温度(1800〜2000℃)から、前
記の焼結助剤の反応によって生成する液相が凝固するま
での温度範囲で充分である。ちなみに前記のような焼結
助剤を使用した場合の液相凝固点は概略1600〜15
00℃である。そして少なくとも焼結温度から上記液相
凝固温度に至るまでの焼結体の冷却速度を毎時100℃
以下、好ましくは50℃以下に制御することにより、粒
界相の大部分が結晶相になり、機械的強度を損うことな
く熱伝導率が優れた焼結体が得られる。
【0025】本発明に係る窒化けい素メタライズ基板
は、例えば以下のようなプロセスを経て製造される。す
なわち前記所定の粒径、および不純物含有量の微細な窒
化けい素粉末に対して所定量の焼結助剤、有機バインダ
等の添加剤等を加えて原料混合体を調整し、次に得られ
た原料混合体を成形して所定形状の成形体を得る。原料
混合体の成形法としては、汎用の金型プレス法、ドクタ
ーブレード法のようなシート成形法などが適用できる。
上記成形操作に引き続いて、成形体を非酸化性雰囲気中
で温度600〜800℃で1〜2時間加熱して、予め添
加していた有機バインダを充分に除去し、脱脂する。次
に脱脂処理された成形体を窒素ガス、水素ガスやアルゴ
ンガスなどの不活性ガス雰囲気中で1800〜2000
℃の温度で所定時間雰囲気加圧焼結を行なう。
【0026】上記製法によって製造された窒化けい素焼
結体は気孔率1.5%以下、60W/m・K(25℃)
より大きい値の熱伝導率を有し、また三点曲げ強度が常
温で80kg/mm2 以上と機械的特性にも優れている。
【0027】この窒化けい素焼結体表面に、W,Mo等
の高融点金属と、焼結体との金属濡れ性を向上させるた
めのIIIb族元素,IVa 族元素,希土類元素の単体または
その化合物とを含有したペースト(ビヒクル)をスクリ
ーン印刷等により印刷した後に、温度1200℃以上で
加熱することにより、密着性が優れたメタライズ層を有
する窒化けい素メタライズ基板が得られる。
【0028】また上記の高熱伝導性と、高強度とを併有
したSi3 4 焼結体表面に、直接接合法(ダイレクト
ボンド法),活性金属法により、回路板等の金属板を接
合し、さらにこの金属板上に半田によって半導体素子を
接合する一方、焼結体裏面にヒートシンク材等の厚い金
属板を接合することにより、窒化けい素モジュールが形
成される。
【0029】ここで上記直接接合法とは、回路用金属板
をセラミックス基板上に接触配置して加熱し、接合界面
に金属板の成分と酸素との共晶液相を生成せしめ、この
液相によりセラミックス基板の濡れ性を高め、次いで冷
却固化させて、セラミックス基板上に金属板を直接的に
接合する方法である。なお、Al2 3 等の酸化物系セ
ラミックス基板に対しては直接接合法は有利であるが、
Si3 4 等のような窒化物系セラミックス基板の場合
には、接合が不十分となる場合が多い。そこで本発明で
はSi3 4 焼結体を予め空気中等の酸化雰囲気中で加
熱し、その表面に0.5〜5.0μm程度の厚さの酸化
膜(SiO2 膜)を形成し、しかる後に直接接合法によ
って金属板を接合する方法をも採用している。
【0030】また活性金属法は、Ti,Zr,Hf,N
b等の活性金属を含有するろう材で活性金属層を接合面
に形成し、これらの活性金属がセラミックス基板に対す
る濡れ性を向上させる作用を利用して、ろう材による接
合強度を高め、金属板とセラミックス基板とを一体に接
合する方法である。なお上記活性金属層を形成するろう
材の具体例としては、重量%でCuを15〜35%,T
i,Zr,HfおよびNbから選択される少なくとも1
種の活性金属を1〜10%,残部が実質的にAgから成
る組成物を有機溶媒中に分散して調製したCu−Ag系
ろう材が好適である。
【0031】上記のように高熱伝導性のSi3 4 焼結
体の表面に、上記直接接合法,高融点金属法,活性金属
法を使用してパワートランジスタを搭載する側の薄い金
属板を接合する一方、裏面にヒートシンク用の厚い金属
板を接合してSi3 4 モジュールが形成される。この
場合、Si3 4 焼結体の表裏に接合する金属板の厚さ
が大きく異なっており、熱膨脹差に起因する応力が大き
くなるが、Si3 4焼結体自体の強度がAl2 3
結体やAlN焼結体と比較して2倍程度大きいため、厚
いヒートシンクを接合した場合においても、接合部にク
ラックが発生するおそれは少ない。さらに上記のように
接合したヒートシンクはSi3 4 焼結体上面に金属製
またはプラスチック製の封着ケースを接合することによ
り、従来より小型で軽量なSi3 4 モジュールを製造
することができる。
【0032】
【実施例】次に本発明を以下に示す実施例を参照して具
体的に説明する。
【0033】実施例1 酸素1.0重量%、陽イオン不純物元素としてのFe,
Ca,Mg等を合計で0.2重量%含有し、α相型窒化
けい素95%以上を含む平均粒径0.6μmの窒化けい
素原料粉末に対して、焼結助剤として平均粒径0.7μ
mのY2 3(酸化イットリウム)粉末3重量%、平均
粒径0.5μmのAl2 3 (アルミナ)粉末1.0重
量%を添加し、エチルアルコール中で24時間湿式混合
した後に乾燥して原料粉末混合体を調整した。次に得ら
れた原料粉末混合体に有機バインダを所定量添加して均
一に混合した後に、1000kg/cm2 の成形圧力でプレ
ス成形し、成形体を多数製作した。次に得られた成形体
を700℃の雰囲気ガス中において2時間脱脂した後
に、この脱脂体を窒素ガス雰囲気中7.5気圧にて19
00℃で6時間保持し、緻密化焼結を実施した後に、焼
結炉に付設した加熱装置への通電量を制御して焼結炉内
温度が1500℃まで降下するまでの間における焼結体
の冷却速度が60℃/hrとなるように調整して焼結体を
冷却し、□50mm×厚さ1mmの実施例1に係る窒化けい
素セラミックス焼結体を調製した。
【0034】上記窒化けい素焼結体の熱伝導率をレーザ
フラッシュ法で測定したところ、78W/m・Kであ
り、またJIS 1601に基づく三点曲げ強度試験結
果は92kgf/mm2 であり、強度特性を損うことなく高い
熱伝導率の窒化けい素焼結体が得られた。
【0035】次に平均粒径0.9μmのMo粉末に25
重量%のTiN粉末を添加し、この混合体にエチルセル
ロースとテレピネオールとを添加してペースト状のビヒ
クルを調製した。そしてこのビヒクルを上記窒化けい素
焼結体表面にスクリーン印刷法によって所定形状に印刷
した後に、窒素ガス雰囲気中で温度1700℃で加熱し
て印刷パターンを固化せしめ、図1に示すようにSi3
4 焼結体1の表面のメタライズ層2を一体に形成した
メタライズ基板3を調製した。
【0036】上記印刷パターンの加熱処理により、ビヒ
クル中に添加されたTiN成分4は、図2に示すよう
に、Si3 4 焼結体1方向に拡散すると同時に、Si
3 4焼結体1表面部において発生した液相成分5がメ
タライズ層2側に拡散し、Si3 4 焼結体1とメタラ
イズ層2との密着度が高まり、強固な接合構造が得られ
る。
【0037】次にSi3 4 メタライズ基板3を、金属
との結合を可能にするために、図3に示すように、無電
界めっき法により表面に厚さ2μmのNiめっき層6を
形成し、このNiめっき層6表面に、Niめっきを施し
たコバールピン7を半田層8を介して接合し、コバール
ピン7に引張力Fを作用せしめ、メタライズ層2がSi
3 4 焼結体1から剥離する際の引張強度を測定したと
ころ、3.1kgf/mm2と高い接合強度が得られた。
【0038】実施例2 平均粒径1.0μmのW粉末に5重量%のY2 3 粉末
と、7重量%のAl2 3 粉末と、10重量%のTiO
2 とを加え、同様にビヒクルを調製し、実施例1におい
て調製したSi3 4 焼結体表面に上記ビヒクルをスク
リーン印刷した後に、窒素ガス雰囲気中で1600℃で
1時間加熱してメタライズ層を一体に形成した実施例2
に係るSi3 4 メタライズ層基板を製造した。以下実
施例1と同様にしてメタライズ層の引張強度を測定した
ところ2.9kgf/mm2 であった。
【0039】比較例1 一方、緻密化焼結完了直後に、加熱装置電源をOFFに
し、従来の炉冷による冷却速度(約500℃/hr)で焼
結体を冷却した点以外は実施例1と同一条件で焼結し、
焼結体にメタライズ形成処理して比較例1に係る窒化け
い素メタライズ基板を調製した。
【0040】しかしながら、比較例1に係るSi3 4
メタライズ層基板においては、Si3 4 焼結体の冷却
速度を大きく設定し、急激に冷却しているため、粒界相
が全て非結晶質で形成され、熱伝導率が40W/m・K
程度と低く、放熱特性が不充分であった。
【0041】比較例2 平均粒径0.8μmのMo粉末に8重量%のMn粉末を
添加し、さらに溶剤に分散してアルミナ基板用ペースト
を調製し、このペーストを実施例1において調製したS
3 4 焼結体表面にスクリーン印刷した後に、窒素ガ
ス雰囲気中で1600℃で1時間加熱してメタライズ層
を形成した。
【0042】しかしながら、メタライズ層は母材である
Si3 4 焼結体と接合しなかった。
【0043】比較例3 Mo粉末またはW粉末を溶剤に分散せしめてそれぞれM
oペーストおよびWペーストを調製し、各ペーストを、
実施例1において調製したSi3 4 焼結体表面にスク
リーン印刷した後に、窒素ガス雰囲気中でそれぞれ13
00℃,1500℃,1700℃で1時間加熱してメタ
ライズ層を形成し、各Si3 4 メタライズ基板を製造
することを試行した。
【0044】しかしながら、いずれのペースト組成およ
び温度条件においても、メタライズ層は母材であるSi
3 4 焼結体と接合しなかった。
【0045】上記実施例1〜2および比較例1〜3の結
果から明らかなように、酸素および不純物陽イオンの含
有量が少なく、平均粒径の小さいSi3 4 原料粉末に
希土類元素酸化物とアルミナとを添加した原料混合体を
成形後、温度1800〜2000℃で焼結後、100℃
/hr以下の冷却速度で冷却することにより、高強度特性
を損うことなく、焼結体の熱伝導率を高めることがで
き、放熱性が優れたSi3 4 メタライズ基板が得られ
る。
【0046】またSi3 4 焼結体表面に形成したメタ
ライズ層に、IIIb族元素,IVa 族元素,希土類元素を含
有させているため、MoやWから成るメタライズ層とS
3 4 焼結体との濡れ性を改善することができる。し
たがって、メタライズ層とSi3 4 焼結体との密着
性,接合強度が高まり、剥離や割れの発生が少なく、高
い信頼性を有するSi3 4 メタライズ基板が得られ
る。
【0047】実施例3 酸素1.0重量%、陽イオン不純物0.2重量%含有
し、α相型窒化けい素95%以上を含む平均粒径0.6
μmの窒化けい素原料粉末に対して、焼結助剤として平
均粒径0.7μmのY2 3 (酸化イットリウム)粉末
3重量%、平均粒径0.5μmのAl2 3 (アルミ
ナ)粉末1.0重量%を添加し、エチルアルコール中で
24時間湿式混合した後に乾燥して原料粉末混合体を調
整した。次に得られた原料粉末混合体に有機バインダを
所定量添加して均一に混合した後に、1000kg/cm2
の成形圧力でプレス成形し、成形体を多数製作した。次
に得られた成形体を700℃の雰囲気ガス中において2
時間脱脂した後に、この脱脂体を窒素ガス雰囲気中7.
5気圧にて1900℃で6時間保持し、緻密化焼結を実
施した後に、焼結炉に付設した加熱装置への通電量を制
御して焼結炉内温度が1500℃まで降下するまでの間
における焼結体の冷却速度が60℃/hrとなるように調
整して焼結体を冷却し、図4に示す60×30×0.8
mmの実施例3に係る窒化けい素セラミックス焼結体1a
を調製した。
【0048】上記窒化けい素焼結体1aの熱伝導率をレ
ーザフラッシュ法で測定したところ、78W/m・Kで
あり、またJIS 1601に基づく三点曲げ強度試験
結果は92kgf/cm2 であり、強度特性を損うことなく高
い熱伝導率の窒化けい素焼結体が得られた。
【0049】次に平均粒径0.9μmのMo粉末に25
重量%のTiN粉末を添加し、この混合体にエチルセル
ロースとテレピネオールとを添加してペースト状のビヒ
クルを調製した。そしてこのビヒクルを上記窒化けい素
焼結体表面にスクリーン印刷法によって所定形状に印刷
・乾燥した後に、窒素ガス雰囲気中で温度1700℃で
加熱して印刷パターンを固化せしめ、図4に示すように
Si3 4 焼結体1aの表面のメタライズ層2aを一体
に形成したSi3 4 メタライズ基板3aを調製した。
【0050】次にSi3 4 メタライズ基板3aを、金
属との結合を可能にするために、図4に示すように、無
電界めっき法により表面に厚さ3μmのNiめっき層6
aを形成し、このNiめっき層6a表面に、高温半田か
ら成る半田層8aを介して厚さ0.3mmの金属板(Cu
回路板)9を一体に接合する一方、裏面側に同じく半田
層8aを介して厚さ2.0mmの金属板(Cu製ヒートシ
ンク)10を一体に接合した。さらに金属板9上面に半
田層8aを介してパワートランジスタ(半導体素子)1
1を搭載し、金属板9の端子部とボンディングワイヤ1
2で接続してSi3 4 モジュール13を製造した。
【0051】そしてSi3 4 モジュール13のパワー
トランジスタ11に通電し、過渡熱抵抗を測定したとこ
ろ、従来の窒化アルミニウム焼結体を用いた場合と同等
な優れた放熱性を示した。またSi3 4 焼結体1a部
分に割れ等の発生はなく、優れた耐久性と信頼性とを有
することが確認された。
【0052】実施例4 図5に示すように、実施例3において調製したSi3
4 製焼結体1aを空気中において、温度1100℃に加
熱することにより、焼結体表面に、予め酸化けい素(S
iO2 :クリストバライト)から成る厚さ1μmの酸化
膜14を形成した。しかる後に、実施例3において使用
し厚さ3.0mmの金属板(Cu回路板)9および厚さ
2.0mmの金属板(Cu製ヒートシンク)10を焼結体
表裏面にそれぞれ接触配置した状態で、窒素雰囲気中に
おいて1050℃に加熱する、いわゆる銅直接接合法
(DBC法)によって金属板9,10を接合し、さらに
金属板9の表面上に半田層8aを介してパワートランジ
スタ11を接合することにより、実施例4に係るSi3
4 モジュール13aを製造した。
【0053】上記Si3 4 モジュール13aについて
も実施例3と同様に過渡熱抵抗を測定したところ、実施
例3より低い良好な熱抵抗値を得た。
【0054】なお、図6に示すようにプラスチック製ま
たは金属製の封着ケース15aを金属板(Cu製ヒート
シンク)10上に接合して、Si3 4 モジュール13
bを接合することにより、酸化によるモジュールの劣化
を効果的に防止できるとともに、従来より小型で軽量な
モジュールを作成することができる。特に図7に示すよ
うに封着ケース15bをSi3 4 焼結体1a上に接合
したSi3 4 モジュール13cによれば、図6の場合
と比較して、さらにモジュール全体を小型・軽量化する
ことができる。
【0055】比較例4 図8に示すように、セラミックス基板として、大きさが
60×30×0.8mmであり、熱伝導率が86W/m・
Kの窒化アルミニウム(AlN)焼結体(東芝製,TA
N−70)16を用い、このAlN焼結体16の両面に
実施例3と同一仕様のメタライズ層2a,2aおよびめ
っき層6a,6bを形成し、AlNメタライズ基板17
を製造した。さらにこのAlNメタライズ基板17の両
面に半田層8aを介して厚さ0.3mmの金属板(Cu回
路板または裏銅板)9,9をそれぞれ接合し、さらに金
属板(Cu回路板)9の上面側に半田層8aを介してパ
ワートランジスタ11を搭載接合する一方、裏面側の金
属板(裏銅板)9には半田層8aを介して厚さ2.0mm
の金属板(Cu製ヒートシンク)10を接合してAlN
モジュール18を調製した。
【0056】このAlNモジュール18について実施例
3と同様にして過渡熱抵抗を測定したところ、実施例3
とほぼ同様な抵抗値が得られた。しかしながら、図8に
示すAlNモジュール18は図4に示すSi3 4 モジ
ュール13と比較して、AlN焼結体16に対する熱影
響を防止するための金属板(裏銅板)の配設が必要とな
り、必要な半田層数も増え、製造工程が増大する上にモ
ジュールの小型化・軽量化が困難であり、モジュールと
しての信頼性も低下し易いことが判明した。
【0057】比較例5 比較例4において使用したAlN焼結体16の両面に銅
直接接合法を使用して厚さ0.3mmの金属板(Cu回路
板および裏銅板)9,9をそれぞれ一体に接合し、さら
にCu回路板となる上面側の金属板9表面に半田層8a
を介してパワートランジスタ11を搭載接合する一方、
裏銅板となる金属板9の下側表面に半田層8aを介して
厚さ2.0mmの金属板(Cu製ヒートシンク)10を一
体に接合して図9に示すAlNモジュール18aを製造
した。
【0058】得られたAlNモジュール18aの耐久性
および信頼性を評価するために、各試料モジュールを対
象にして下記のヒートサイクル試験(TCT試験)を実
施した。すなわち各モジュールについて−40℃で30
分間保持した後に加熱して室温(RT)で10分間保持
し、さら加熱して125℃で30分間保持した後に冷却
して室温で10分間保持する操作を1サイクルとして、
へき開破壊やクラック等の欠陥が発生するまでに繰り返
したサイクル数を計測した。
【0059】その結果、100サイクル後において全試
料数に対して30%の割合でクラックが発生し、モジュ
ールの耐久性が低いことが確認された。
【0060】比較例6 比較例4において使用したAlN焼結体16を空気中で
温度1100℃に加熱することにより、焼結体表面にA
2 3 から成る酸化膜19を形成し、しかる後にこの
AlN焼結体16の表面側に厚さ0.3mmの金属板(C
u回路板)9を接触配置する一方、下面側に厚さ2.0
mmの金属板(Cu製ヒートシンク)10を接触配置した
状態で窒素ガス雰囲気中で温度1050℃に加熱し、生
成したCu−O共晶相によってAlN焼結体16と金属
板9,9とを一体に接合して図10に示すようなAlN
モジュール18bを製造しようとした。
【0061】しかしながら、図10に示すように、接合
操作時の加熱によって、厚いヒートシンク用の金属板1
0から過大な応力がAlN焼結体16に作用したため、
両者の接合境界部にクラック20が発生し、AlNモジ
ュール18bの耐久性は低いことが判明した。
【0062】実施例3〜4および比較例4〜6から明ら
かなように、高熱伝導性および高強度を有するSi3
4 焼結体に、直接接合法,高融点金属法(メタライズ
法),や活性金属法により厚さが異なる金属板を接合し
てSi3 4 モジュールを製造した場合においても、焼
結体に割れ等の欠陥が発生することが少ない。したがっ
て、従来のような反りや熱応力を防止するための金属板
が不要となる。したがって、従来より小型で軽量なモジ
ュールを量産することができる。
【0063】実施例5および比較例7〜8 実施例5として、図11に示すような、Si3 4 モジ
ュール(回路基板)13dを調製した。このSi3 4
モジュール13dは、3点曲げ強度値が60〜100kg
f/mm2 のSi3 4 焼結体1aの厚さを0.15〜3.
0mmの範囲で変化させ、各Si3 4 焼結体1aの両面
に厚さ1〜3μmの酸化膜(SiO2膜)14をそれぞ
れ形成した後に、さらにその上面に厚さ0.3mmの金属
板(銅回路板)9を、銅直接接合法を利用して一体に接
合して形成されたものである。
【0064】また比較例7として、図12に示すような
Al2 3 モジュール21を調製した。このAl2 3
モジュール21は、アルミナを96%以上含有し、3点
曲げ強度値が35kgf/mm2 であるAl2 3 焼結体22
の厚さを0.25〜3.0mmの範囲で変化させ、各Al
2 3 焼結体22の両面に厚さ0.3mmの金属板(銅回
路板)9を、銅直接接合法によって一体に接合して形成
されたものである。
【0065】さらに比較例8として、図13に示すよう
なAlNモジュール18cを調製した。このAlNモジ
ュール18cは、3点曲げ強度値が32kgf/mm2 である
窒化アルミニウム焼結体16の厚さを0.3〜3.0mm
の範囲で変化され、各AlN焼結体16を空気中で加熱
することにより、表面に厚さ1〜3μmの酸化膜(Al
2 3 膜)19を形成した後に、その上面にそれぞれ厚
さが0.3mmの金属板(銅回路板)9を接合して形成さ
れたものである。
【0066】こうして得られた実施例5および比較例7
〜8に係る各モジュールの耐久性および信頼性を評価す
るために、各試料モジュールを対象にして下記のヒート
サイクル試験(TCT試験)を実施した。すなわち各モ
ジュールについて−40℃で30分間保持した後に加熱
して室温(RT)で10分間保持し、さら加熱して12
5℃で30分間保持した後に冷却して室温で10分間保
持する操作を1サイクルとして、へき開破壊やクラック
等の欠陥が発生するまでに繰り返したサイクル数を計測
した。
【0067】その結果を図14に示す。図14から明ら
かなように、実施例5に係るSi3 4 モジュールによ
れば、モジュールの温度サイクルによって発生する、銅
板とセラミックス基板との熱膨脹差に起因して基板に作
用する応力に対して極めて高い耐性を示している。すな
わちTCT試験において、実施例5のSi3 4 モジュ
ールのクラックやへき開破壊を発生するサイクル数が、
通常のAlN焼結体基板やAl2 3 焼結体基板を使用
した従来のモジュールと比較して2〜5倍程度大きくな
り、長寿命化が図られ、モジュールの信頼性が飛躍的に
向上することが確認された。
【0068】また本実施例で使用する窒化けい素焼結体
は、AlNやAl2 3 焼結体と比較してその強度が約
2倍程度大きく、特に高い熱伝導性も併有しているた
め、構造強度を従来のものと同一に設定した場合には、
焼結体の厚さを薄くすることが可能であり、モジュール
の小型化・軽量化に大きな効果を発揮する。特に熱伝導
率が60W/m・K以上のSi3 4 焼結体であるた
め、アルミナ焼結体より熱抵抗が小さく、強度を損わな
い限度で厚さを薄くすることにより、窒化アルミニウム
焼結体と同等の熱抵抗値まで下げることができる。した
がって、特に高出力用で発熱量が大きなパワートランジ
スタモジュールの構成材として際めて有効である。
【0069】
【発明の効果】以上説明の通り、本発明に係る高熱伝導
性窒化けい素焼結体およびその製造方法によれば、所定
の純度および粒径を有する微細な窒化けい素粉末に希土
類元素およびアルミナを所定量添加し、焼結処理完了直
後における焼結体の冷却速度を毎時100℃以下と小さ
く設定しているため、従来の炉冷のような急速冷却を実
施した場合と異なり、粒界相が非晶質から結晶相を含む
ものに変化し、緻密で高強度かつ高い熱伝導率が得られ
る。したがって、この窒化けい素焼結体を用いてメタラ
イズ基板や各種モジュールを形成することにより、小型
軽量で放熱性に優れた基板材料およびモジュールを製造
することができる。
【0070】特に上記窒化けい素焼結体の表面に、Mo
およびWの少なくとも一方と、IIIb族元素、IVa 族元素
および希土類元素から選択される少なくとも1種の元素
を含有するメタライズ層を一体に形成することにより、
焼結体との接合強度が高いメタライズ基板が形成でき
る。そして、このメタライズ層を介して他の部材を接合
することにより、接合強度が高く、信頼性に優れたモジ
ュールを量産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る窒化けい素メタライズ基板の一実
施例を示す斜視図。
【図2】Si3 4 焼結体とメタライズ層との接合形態
を示す断面図。
【図3】メタライズ層の接合強度を評価する試験法を示
す断面図。
【図4】実施例3に係るSi3 4 モジュールの構成を
示す断面図。
【図5】実施例4に係るSi3 4 モジュールの構成を
示す断面図。
【図6】基板上に封着ケースを接合したSi3 4 モジ
ュールの構造を示す断面図。
【図7】Si3 4 焼結体上に封着ケースを接合したS
3 4 モジュールの構造を示す断面図。
【図8】比較例4に係るAlNモジュールの構成を示す
断面図。
【図9】比較例5に係るAlNモジュールの構成を示す
断面図。
【図10】比較例6に係るAlNモジュールの構成を示
す断面図。
【図11】実施例5に係るSi3 4 モジュールの構成
を示す断面図。
【図12】比較例7に係るAl2 3 モジュールの構成
を示す断面図。
【図13】比較例8に係るAlNモジュールの構成を示
す断面図。
【図14】セラミックス焼結体の厚さとTCTサイクル
数との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1,1a 窒化けい素焼結体 2,2a メタライズ層 3,3a 窒化けい素メタライズ基板 4 TiN成分 5 液相成分 6,6a Niめっき層 7 コバールピン 8,8a 半田層 9 金属板(Cu回路板) 10 金属板(Cu製ヒートシンク) 11 パワートランジスタ(半導体素子) 12 ボンディングワイヤ 13,13a,13b,13c,13d 窒化けい素モ
ジュール 14 酸化膜(SiO2 膜) 15a,15b 封着ケース 16 AlN焼結体 17 AlNメタライズ基板 18,18a,18b,18c AlNモジュール 19 酸化膜(Al2 3 膜) 20 クラック 21 Al2 3 モジュール 22 Al2 3 焼結体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 1/03 610 H05K 1/09 B 1/05 C04B 35/58 102X 1/09 102D H01L 23/12 D (72)発明者 小森田 裕 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株 式会社東芝 京浜事業所内 (72)発明者 白井 隆雄 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株 式会社東芝 京浜事業所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 41/80 - 41/91 C04B 35/58 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類元素を酸化物に換算して2.0〜
    7.5重量%、アルミニウムをアルミナに換算して0.
    5〜2.0重量%、その他Fe,Ca,Mgなどの不純
    物陽イオン元素の含有量が0.3重量%以下であり、窒
    化けい素結晶および粒界相から成り、熱伝導率が60W
    /m・Kより大きく、三点曲げ強度が室温で80kg/mm
    以上である高熱伝導性窒化けい素焼結体の表面に、W
    およびMoの少なくとも一方の元素と、IIIb族元素,IV
    a族元素および希土類元素から選択される少なくとも1
    種の元素とを含むメタライズ層を形成したことを特徴と
    する高熱伝導性窒化けい素メタライズ基板。
  2. 【請求項2】 希土類元素を酸化物に換算して2.0〜
    7.5重量%、アルミニウムをアルミナに換算して0.
    5〜2.0重量%、その他Fe,Ca,Mgなどの不純
    物陽イオン元素の含有量が0.3重量%以下であり、窒
    化けい素結晶および粒界相から成り、熱伝導率が60W
    /m・Kより大きく、三点曲げ強度が室温で80kg/mm
    以上である高熱伝導性窒化けい素焼結体の表面に、W
    およびMoの少なくとも一方の元素と、IIIb族元素,IV
    a族元素および希土類元素から選択される少なくとも1
    種の元素とを含むメタライズ層を形成し、このメタライ
    ズ層表面にめっき層を介して金属板を一体に接合したこ
    とを特徴とする高熱伝導性窒化けい素モジュール。
  3. 【請求項3】 酸素を1.7重量%以下、Fe,Ca,
    Mgなどの不純物陽イオン元素を0.3重量%以下、α
    相型窒化けい素を90重量%以上含有し、平均粒径0.
    8μm以下の窒化けい素粉末に、希土類元素を酸化物に
    換算して2.0〜7.5重量%と、アルミニウムをアル
    ミナ換算で0.5〜2.0重量%添加した原料混合体を
    成形して成形体を調製し、得られた成形体を脱脂後、温
    度1800〜2000℃で雰囲気加圧焼結し、上記焼結
    温度から、上記希土類元素により焼結時に形成された液
    相が凝固する温度までに至る焼結体の冷却速度を毎時1
    00℃以下に設定して高熱伝導性窒化けい素焼結体を形
    成し、この窒化けい素焼結体表面に、平均粒径2μm以
    下のWおよびMoの少なくとも一方と、IIIb族元素,IV
    a族元素,窒化けい素(けい素化合物を含む)および希
    土類元素から選択される少なくとも1種の元素とを含む
    ビヒクルを印刷し乾燥した後に、還元雰囲気中で温度1
    200℃以上に加熱することにより、メタライズ層を一
    体に形成することを特徴とする高熱伝導性窒化けい素メ
    タライズ基板の製造方法。
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