JPS6310328Y2 - - Google Patents
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- JPS6310328Y2 JPS6310328Y2 JP1982000041U JP4182U JPS6310328Y2 JP S6310328 Y2 JPS6310328 Y2 JP S6310328Y2 JP 1982000041 U JP1982000041 U JP 1982000041U JP 4182 U JP4182 U JP 4182U JP S6310328 Y2 JPS6310328 Y2 JP S6310328Y2
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- Japan
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- air
- door
- heater core
- temperature
- semi
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Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 39
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 206010037660 Pyrexia Diseases 0.000 description 1
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 201000009240 nasopharyngitis Diseases 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
本考案は、バイレベルモードにセツトした場合
に、如何なる場合でも常に頭寒足熱の配風が可能
となるようにした半自動式自動車用空気調和装置
に関する。
に、如何なる場合でも常に頭寒足熱の配風が可能
となるようにした半自動式自動車用空気調和装置
に関する。
(従来の技術)
自動車用空気調和装置(以下エアコンと称す
る)には、全自動式のフルオートエアコン、手動
式のエアコンの他にセミオートエアコンがある。
る)には、全自動式のフルオートエアコン、手動
式のエアコンの他にセミオートエアコンがある。
このセミオートエアコンは、モードの切替えは
手動で、温度コントロールは自動で行なう、いわ
ば半自動式自動車用空気調和装置であり、前記フ
ルオートの利便性と手動式の簡易性及び安価な点
を兼ね備えていることから最近多用されている。
手動で、温度コントロールは自動で行なう、いわ
ば半自動式自動車用空気調和装置であり、前記フ
ルオートの利便性と手動式の簡易性及び安価な点
を兼ね備えていることから最近多用されている。
第1図において、このセミオートエアコンは、
通常のエアコンと同様に、エバポレータ11の下
流にヒータコア12と、ベントダクト13、フロ
アダクト14(デフダクトは図中、省略してあ
る)が設けられたミツクスチヤンバMCとを備え
たヒータユニツトHが連設されている。そして、
前記ミツクスチヤンバMCの各ダクトから吹き出
される空気の温度は、ヒータコア12への流入空
気を調節するミツクスドア20により制御するよ
うになつている。
通常のエアコンと同様に、エバポレータ11の下
流にヒータコア12と、ベントダクト13、フロ
アダクト14(デフダクトは図中、省略してあ
る)が設けられたミツクスチヤンバMCとを備え
たヒータユニツトHが連設されている。そして、
前記ミツクスチヤンバMCの各ダクトから吹き出
される空気の温度は、ヒータコア12への流入空
気を調節するミツクスドア20により制御するよ
うになつている。
ヒータユニツトH内には、空気を加熱するヒー
タコア12と、このヒータコア12の前面に設け
られ、前記空気をヒータコア側とこのヒータコア
12をバイパスする通路15側に分流させるミツ
クスドア20とを設け、このミツクスドア20の
開度は、車室内温度を基準として所定の状態に自
動的に制御される。つまり、このミツクスドア2
0は、軸21を介してアクチユエータ30によつ
て制御され、このアクチユエータ30は、トラン
スデユーサ40によつて車両に発生した負圧力に
より制御されるようになつている。
タコア12と、このヒータコア12の前面に設け
られ、前記空気をヒータコア側とこのヒータコア
12をバイパスする通路15側に分流させるミツ
クスドア20とを設け、このミツクスドア20の
開度は、車室内温度を基準として所定の状態に自
動的に制御される。つまり、このミツクスドア2
0は、軸21を介してアクチユエータ30によつ
て制御され、このアクチユエータ30は、トラン
スデユーサ40によつて車両に発生した負圧力に
より制御されるようになつている。
このセミオートエアコンは、モードレバーを手
動で操作して前記ミツクスチヤンバMCに連通し
た各種ダクト13,14等を開閉するドア(図示
せず)を作動し、種々の配風制御を行なう一方、
前記ダクト13,14等よりそれぞれ吹き出され
る空気の温度制御は、各種センサー等を使用して
自動で行なうようにしている。
動で操作して前記ミツクスチヤンバMCに連通し
た各種ダクト13,14等を開閉するドア(図示
せず)を作動し、種々の配風制御を行なう一方、
前記ダクト13,14等よりそれぞれ吹き出され
る空気の温度制御は、各種センサー等を使用して
自動で行なうようにしている。
この自動温度制御は、車室内の温度及び車室内
設定温度の差温を検出し、この差温に応じて出力
する差温検出回路50と、設定温度よりも車室内
温度が低い時にオンするトランジスタ52と、設
定温度よりも車室内温度が高い時にオンするトラ
ンジスタ53とを使用して行なう。
設定温度の差温を検出し、この差温に応じて出力
する差温検出回路50と、設定温度よりも車室内
温度が低い時にオンするトランジスタ52と、設
定温度よりも車室内温度が高い時にオンするトラ
ンジスタ53とを使用して行なう。
このトランジスタ52,53はそれぞれトラン
スデユーサ40のコイル42,43と接続されて
いる。コイル42,43はバツテリー60と接続
され、また、アクチユエータ30の軸21の移動
量が電気信号に変換されて、差温検出回路50に
フイードバツクされるようになつている。
スデユーサ40のコイル42,43と接続されて
いる。コイル42,43はバツテリー60と接続
され、また、アクチユエータ30の軸21の移動
量が電気信号に変換されて、差温検出回路50に
フイードバツクされるようになつている。
このセミオートエアコンにおいて、車室内温度
と設定温度とが一致している場合には、トランジ
スタ52,53が共にオフであり、コイル42,
43は通電されないために、トランスデユーサー
40の大気側ポート44、負圧側ポート45は共
に閉じており、アクチユエータ30が停止し、ミ
ツクスドア20もその状態で固定される。
と設定温度とが一致している場合には、トランジ
スタ52,53が共にオフであり、コイル42,
43は通電されないために、トランスデユーサー
40の大気側ポート44、負圧側ポート45は共
に閉じており、アクチユエータ30が停止し、ミ
ツクスドア20もその状態で固定される。
また、設定温度よりも車室内温度が低い時に
は、差温検出回路50が、トランジスタ52をオ
ンするように出力する。これに応じてコイル42
が励磁され、トランスデユーサ40の大気側ポー
ト44が開かれる。これによつてアクチユエータ
30は、軸21を図中、押し上げるように働き、
エアミツクスドア20は矢印Aで示す開方向に向
かつて移動する。この動作に応じて、軸21の移
動量が、差温検出回路50にフイードバツクさ
れ、その時の室温と設定温度との差温に応じた位
置にミツクスドア20が開いたときに、差温検出
回路50が出力しなくなるために、トランジスタ
52がオフし、コイル42が励磁されなくなり、
大気側ポート44が閉じられ、これによつてアク
チユエータ30が停止し、この状態でミツクスド
ア20は固定される。
は、差温検出回路50が、トランジスタ52をオ
ンするように出力する。これに応じてコイル42
が励磁され、トランスデユーサ40の大気側ポー
ト44が開かれる。これによつてアクチユエータ
30は、軸21を図中、押し上げるように働き、
エアミツクスドア20は矢印Aで示す開方向に向
かつて移動する。この動作に応じて、軸21の移
動量が、差温検出回路50にフイードバツクさ
れ、その時の室温と設定温度との差温に応じた位
置にミツクスドア20が開いたときに、差温検出
回路50が出力しなくなるために、トランジスタ
52がオフし、コイル42が励磁されなくなり、
大気側ポート44が閉じられ、これによつてアク
チユエータ30が停止し、この状態でミツクスド
ア20は固定される。
ここで、もし車室内温度が設定温度よりもはる
かに低い場合には、コイル42の通電時間が長く
なり、ミツクスドア20はその全開位置まで移動
する。このように前記差温が大きくなるに従つ
て、ミツクスドア20の開度が大きくなる。
かに低い場合には、コイル42の通電時間が長く
なり、ミツクスドア20はその全開位置まで移動
する。このように前記差温が大きくなるに従つ
て、ミツクスドア20の開度が大きくなる。
また、逆に、設定温度よりも車室内温度が高い
時には、トランジスタ53がオンするように差温
検出回路50が出力し、コイル43が励磁され、
負圧側ポート45が開き、アクチユエータ30に
負圧源41からの負圧が加わるために、軸21が
図中、押し下げられ、ミツクスドア20が矢印B
で示す全閉方向に向かつて移動する。
時には、トランジスタ53がオンするように差温
検出回路50が出力し、コイル43が励磁され、
負圧側ポート45が開き、アクチユエータ30に
負圧源41からの負圧が加わるために、軸21が
図中、押し下げられ、ミツクスドア20が矢印B
で示す全閉方向に向かつて移動する。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、モード設定と温度制御が相互に独立
の関係にあるセミオートエアコンにおいて、モー
ドレバーをバイレベルモード(頭塞足熱のモー
ド)にセツトした場合には、設定温度よりも車室
内温度がはるかに低い場合には、前記バイレベル
モードであつても、ミツクスドア20が全開位置
で停止することができる。
の関係にあるセミオートエアコンにおいて、モー
ドレバーをバイレベルモード(頭塞足熱のモー
ド)にセツトした場合には、設定温度よりも車室
内温度がはるかに低い場合には、前記バイレベル
モードであつても、ミツクスドア20が全開位置
で停止することができる。
また、設定温度よりも車室内温度がはるかに高
い時には、ミツクスドア20は全閉状態で固定さ
れることになる。
い時には、ミツクスドア20は全閉状態で固定さ
れることになる。
なお、バイレベルモードとは、通常は頭寒足熱
をめざして、ベントダクト13からの比較的温度
の低い空気を乗員の上半身に、フロアダクト14
からの比較的温度高い空気を乗員の足元に、それ
ぞれの吹出口から吹き出させるものである。
をめざして、ベントダクト13からの比較的温度
の低い空気を乗員の上半身に、フロアダクト14
からの比較的温度高い空気を乗員の足元に、それ
ぞれの吹出口から吹き出させるものである。
つまり、このセミオートエアコンは、冷房、暖
房、バイレベル、デフ等の各種モードを手動で一
旦設定すると、温度コントロールは前記ヒータユ
ニツトHに設けられたミツクスドア20の開度に
委ねられ、自動的にコントロールされるようにな
つているので、このミツクスドア20は、オペレ
ータの意思の拘らず自動的に作動することにな
る。
房、バイレベル、デフ等の各種モードを手動で一
旦設定すると、温度コントロールは前記ヒータユ
ニツトHに設けられたミツクスドア20の開度に
委ねられ、自動的にコントロールされるようにな
つているので、このミツクスドア20は、オペレ
ータの意思の拘らず自動的に作動することにな
る。
このため、前記モードがバイレベルのようにミ
ツクスドア20が全閉と全開の中間位置にセツト
されていなければ所定の機能を発揮しないもので
あるにも拘らず、車室内温度がはるかに低温の場
合には、ミツクスドア20が全開するいわゆるフ
ルホツト状態になり、また、車室内温度がはるか
に高温の場合には、ミツクスドア20が全閉する
いわゆるフルクール状態となつて、2つの吹出口
に空気を配風しても、これら吹出口からは全く同
温度の空気が吹き出されることになる。すなわ
ち、フルホツト状態においては、乗員の頭部にも
温風が吹きつけられ、フルクール状態において
は、乗員の足元からも冷風が吹出されることにな
りフイーリング上好ましくはない結果を招来する
のみでなく、目的とする頭寒足熱の機能を殆んど
発揮しない。
ツクスドア20が全閉と全開の中間位置にセツト
されていなければ所定の機能を発揮しないもので
あるにも拘らず、車室内温度がはるかに低温の場
合には、ミツクスドア20が全開するいわゆるフ
ルホツト状態になり、また、車室内温度がはるか
に高温の場合には、ミツクスドア20が全閉する
いわゆるフルクール状態となつて、2つの吹出口
に空気を配風しても、これら吹出口からは全く同
温度の空気が吹き出されることになる。すなわ
ち、フルホツト状態においては、乗員の頭部にも
温風が吹きつけられ、フルクール状態において
は、乗員の足元からも冷風が吹出されることにな
りフイーリング上好ましくはない結果を招来する
のみでなく、目的とする頭寒足熱の機能を殆んど
発揮しない。
なお、このような従来のセミオートエアコンの
ミツクスドア20の開度と各吹出口温度との関係
を第2図に示してある。
ミツクスドア20の開度と各吹出口温度との関係
を第2図に示してある。
本考案は、上述した従来技術に伴う欠点、問題
点を解決するためになされたもので、バイレベル
モード時に、足元から冷風が吹出ないように、ま
た上方から温風が吹出ないようにしたセミオート
エアコンを提供することを目的とする。
点を解決するためになされたもので、バイレベル
モード時に、足元から冷風が吹出ないように、ま
た上方から温風が吹出ないようにしたセミオート
エアコンを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
かかる目的を達成するために、本考案は、車室
内の上方及び下方へ空気を吹出す各種ダクトが連
設されたミツクスチヤンバの前記各種ダクトから
の空気の吹出しを手動操作するモードレバーによ
り制御し、前記ミツクスチヤンバの上流側に、空
気を加熱するヒータコアと、このヒータコアの前
面に設けられ、前記空気をヒータコア側とこのヒ
ータコアをバイパスする通路側に分流させるミツ
クスドアとを設け、このミツクスドアの開度を車
室内温度を基準として所定の状態に自動的に制御
するようにした半自動式自動車用空気調和装置に
おいて、前記モードレバーをバイレベルモードに
セツトすると、前記ミツクスドアが全開及び全閉
しないように、該ミツクスドア開度をそれぞれ規
制する規制手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
内の上方及び下方へ空気を吹出す各種ダクトが連
設されたミツクスチヤンバの前記各種ダクトから
の空気の吹出しを手動操作するモードレバーによ
り制御し、前記ミツクスチヤンバの上流側に、空
気を加熱するヒータコアと、このヒータコアの前
面に設けられ、前記空気をヒータコア側とこのヒ
ータコアをバイパスする通路側に分流させるミツ
クスドアとを設け、このミツクスドアの開度を車
室内温度を基準として所定の状態に自動的に制御
するようにした半自動式自動車用空気調和装置に
おいて、前記モードレバーをバイレベルモードに
セツトすると、前記ミツクスドアが全開及び全閉
しないように、該ミツクスドア開度をそれぞれ規
制する規制手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
(作 用)
このように構成すれば、セミオートエアコンを
使用する場合にバイレベルモードとした場合で
も、車室内温度が如何なる状態にあつても、規制
手段によつてミツクスドアが全開および全閉せ
ず、車室内温度如何に拘らず常に頭寒足熱の状態
を作ることができる。
使用する場合にバイレベルモードとした場合で
も、車室内温度が如何なる状態にあつても、規制
手段によつてミツクスドアが全開および全閉せ
ず、車室内温度如何に拘らず常に頭寒足熱の状態
を作ることができる。
(実施例)
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本考案
を詳述する。
を詳述する。
第3図は本考案の一実施例を示す説明図であ
り、第1図に示す部材と同一部材には同一符号を
付してある。
り、第1図に示す部材と同一部材には同一符号を
付してある。
ヒータユニツトHの上面には、ソレノイドアク
チユエータ71が設けられ、このアクチユエータ
71は、それが通電された時に突出する突起72
を有している。
チユエータ71が設けられ、このアクチユエータ
71は、それが通電された時に突出する突起72
を有している。
一方、ヒータユニツトHの下部にもソレノイド
アクチユエータ73が設けられ、このアクチユエ
ータ73にも、それが通電された時に突出する突
起74が設けられている。そしてソレノイドアク
チユエータ71および73とバツテリー60との
間には、スイツチ70が設けられ、このスイツチ
70はバイレベルモード時にオンするスイツチで
ある。
アクチユエータ73が設けられ、このアクチユエ
ータ73にも、それが通電された時に突出する突
起74が設けられている。そしてソレノイドアク
チユエータ71および73とバツテリー60との
間には、スイツチ70が設けられ、このスイツチ
70はバイレベルモード時にオンするスイツチで
ある。
次に作用を説明する。
まずバイレベルモード以外のモードの場合に
は、スイツチ70がオフであるために、アクチユ
エータ71,73のそれぞれの突起72,74は
各アクチユエータ71,73の内部に後退し、ミ
ツクスドア20は従来の自動車用空気調和装置と
同様に動作をする。すなわちスイツチ70がオフ
の場合には、その時の車室内温度と設定温度との
差温に応じてミツクスドア20の開度が適宜変化
し、場合によつては、ミツクスドア20が全開位
置または全閉位置を占めることもある。
は、スイツチ70がオフであるために、アクチユ
エータ71,73のそれぞれの突起72,74は
各アクチユエータ71,73の内部に後退し、ミ
ツクスドア20は従来の自動車用空気調和装置と
同様に動作をする。すなわちスイツチ70がオフ
の場合には、その時の車室内温度と設定温度との
差温に応じてミツクスドア20の開度が適宜変化
し、場合によつては、ミツクスドア20が全開位
置または全閉位置を占めることもある。
ところが、モードレバーをバイレベルモードに
セツトすると、スイツチ70がオンされるため
に、ソレノイドアクチユエータ71,73は励磁
され、突起72,73が突出し、第3図に示す状
態になる。
セツトすると、スイツチ70がオンされるため
に、ソレノイドアクチユエータ71,73は励磁
され、突起72,73が突出し、第3図に示す状
態になる。
これにより、例えば第3図に示すように車室内
温度が高くなり、従来の装置ならばミツクスドア
20が全閉状態になろうとする状態であつても、
本実施例では、突起74が突出するために、ミツ
クスドア20は全閉状態にならず、エバポレータ
11を通つた風の一部がヒータコア12を通るこ
とになり、フロアダクト14からは少し暖められ
た風が吹き出されることになる。これによつて足
元が寒過ぎるという弊害はなくなる。
温度が高くなり、従来の装置ならばミツクスドア
20が全閉状態になろうとする状態であつても、
本実施例では、突起74が突出するために、ミツ
クスドア20は全閉状態にならず、エバポレータ
11を通つた風の一部がヒータコア12を通るこ
とになり、フロアダクト14からは少し暖められ
た風が吹き出されることになる。これによつて足
元が寒過ぎるという弊害はなくなる。
一方、バイレベルモードであつて、車室内の温
度が低い場合においても、ソレノイドアクチユエ
ータ71の突起72が突出するために、ミツクス
ドア20が全開状態にはならず、エバポレータ1
1から送られた風の一部ががヒータコア12をバ
イパスすることになり、ベントダクト13からは
少し冷された風が吹き出されることになる。これ
によつて、頭部に熱風が吹きつけられるという弊
害がなくなる。
度が低い場合においても、ソレノイドアクチユエ
ータ71の突起72が突出するために、ミツクス
ドア20が全開状態にはならず、エバポレータ1
1から送られた風の一部ががヒータコア12をバ
イパスすることになり、ベントダクト13からは
少し冷された風が吹き出されることになる。これ
によつて、頭部に熱風が吹きつけられるという弊
害がなくなる。
第4図は第2図に対応するグラフで、第3図に
示す実施例においてミツクスドアの開度と吹出口
温度との関係を示してある。この図に示すように
ミツクスドア20の稼動範囲を規制しているため
に、フロアダクトから冷風が吹出すことがなく、
またベントダクトから温風が吹出すことがなくな
る。
示す実施例においてミツクスドアの開度と吹出口
温度との関係を示してある。この図に示すように
ミツクスドア20の稼動範囲を規制しているため
に、フロアダクトから冷風が吹出すことがなく、
またベントダクトから温風が吹出すことがなくな
る。
第5図は本考案の他の実施例を示す説明図であ
る。トランジスタ52とコイル42との間に常閉
リレー81が設けられ、トランジスタ53とコイ
ル43との間に常閉リレー83が設けられてい
る。またリレー81の励磁コイルと直列にリミツ
トスイツチ82が設けられ、このスイツチ82
は、ミツクスドア20がその中間位置から全開位
置に移る少し前にその位置を検出しオンするスイ
ツチである。またリレー83の励磁コイルと直列
にリミツトスイツチ84が設けられ、このリミツ
トスイツチ84は、ミツクスドア20がその中間
位置から全閉位置に移る少し前にその位置を検出
しオンするものである。これらのリミツトスイツ
チ82,84は、それらにミツクスドア20が当
接したときにオンするようになつているものであ
る。
る。トランジスタ52とコイル42との間に常閉
リレー81が設けられ、トランジスタ53とコイ
ル43との間に常閉リレー83が設けられてい
る。またリレー81の励磁コイルと直列にリミツ
トスイツチ82が設けられ、このスイツチ82
は、ミツクスドア20がその中間位置から全開位
置に移る少し前にその位置を検出しオンするスイ
ツチである。またリレー83の励磁コイルと直列
にリミツトスイツチ84が設けられ、このリミツ
トスイツチ84は、ミツクスドア20がその中間
位置から全閉位置に移る少し前にその位置を検出
しオンするものである。これらのリミツトスイツ
チ82,84は、それらにミツクスドア20が当
接したときにオンするようになつているものであ
る。
なお、スイツチ82,84の実際の取付け場所
はエバポレータ11とミツクスドア20との間に
設けられているものである。また、リンク機構を
介してミツクスドア20の動きを空気調和装置の
外部に伝え、その外部にスイツチ82,84を設
けてもよい。
はエバポレータ11とミツクスドア20との間に
設けられているものである。また、リンク機構を
介してミツクスドア20の動きを空気調和装置の
外部に伝え、その外部にスイツチ82,84を設
けてもよい。
次に上記実施例の動作について説明する。
まずミツクスドア20が中間位置にあつたとす
る。この状態から、車室内温度が設定温度よりも
低くなつたとする。この場合、トランジスタ52
がオンするために、コイル42が励磁され、大気
側ポート44が開かれ、アクチユエータ30はそ
の軸21が押し上げられるために、ミツクスドア
20は全開方向に向かつて移動し始める。そして
全開位置に達する直前に、ミツクスドア20がリ
ミツトスイツチ82をオンするために、リレー8
1がオフし、コイル42は励磁されなくなるため
に、大気ポート44が閉じられ、アクチユエータ
30が停止し、軸21およびミツクスドア20は
その位置で停止する。これによつてミツクスドア
20は、それ以上全開方向に移動しようとはしな
くなる。その後に、車室内温度が設定温度よりも
高くなつた時には、トランジスタ53がオンし、
コイル43に電流が流れるために、負圧側ポート
45が開きアクチユエータ30に負圧がかかるた
めに、軸21が図中、押し下げられ、ミツクスド
ア20が全閉方向に向かつて移動し始める。そし
て前記差温とミツクスドア20の開度とがバラン
スしたときにミツクスドア20が停止する。その
後に、車室内温度が更に低下したときには、ミツ
クスドア20が全閉位置に移動し始め、リミツト
スイツチ84がオンするために、常閉リレー83
がオフし、コイル43が励磁されなくなるので、
負圧側ポート45が閉じ、その結果ミツクスドア
20は第5図に示す位置で停止する。
る。この状態から、車室内温度が設定温度よりも
低くなつたとする。この場合、トランジスタ52
がオンするために、コイル42が励磁され、大気
側ポート44が開かれ、アクチユエータ30はそ
の軸21が押し上げられるために、ミツクスドア
20は全開方向に向かつて移動し始める。そして
全開位置に達する直前に、ミツクスドア20がリ
ミツトスイツチ82をオンするために、リレー8
1がオフし、コイル42は励磁されなくなるため
に、大気ポート44が閉じられ、アクチユエータ
30が停止し、軸21およびミツクスドア20は
その位置で停止する。これによつてミツクスドア
20は、それ以上全開方向に移動しようとはしな
くなる。その後に、車室内温度が設定温度よりも
高くなつた時には、トランジスタ53がオンし、
コイル43に電流が流れるために、負圧側ポート
45が開きアクチユエータ30に負圧がかかるた
めに、軸21が図中、押し下げられ、ミツクスド
ア20が全閉方向に向かつて移動し始める。そし
て前記差温とミツクスドア20の開度とがバラン
スしたときにミツクスドア20が停止する。その
後に、車室内温度が更に低下したときには、ミツ
クスドア20が全閉位置に移動し始め、リミツト
スイツチ84がオンするために、常閉リレー83
がオフし、コイル43が励磁されなくなるので、
負圧側ポート45が閉じ、その結果ミツクスドア
20は第5図に示す位置で停止する。
上記のように本考案は、モードの選択と温度の
コントロールとを相互独立の関係としたセミオー
トエアコンにおけるバイレベルモード時に、ミツ
クスドアの全閉及び全開を規制するようにしたた
めに、車室内が如何なる温度状態であろうと常に
足元から冷風が出ることはなく、また上方から温
風が出るという不都合が防止される。
コントロールとを相互独立の関係としたセミオー
トエアコンにおけるバイレベルモード時に、ミツ
クスドアの全閉及び全開を規制するようにしたた
めに、車室内が如何なる温度状態であろうと常に
足元から冷風が出ることはなく、また上方から温
風が出るという不都合が防止される。
第1図は従来の自動車用空気調和装置を示す説
明図、第2図は従来の自動車用空気調和装置にお
けるミツクスドアの開度と吹出口温度とを示す特
性図、第3図は本考案の一実施例を示す説明図、
第4図は上記実施例におけるミツクスドアの開度
と吹出口温度との関係を示す特性図、第5図は本
考案の他の実施例を示す説明図である。 11……エバポレータ、12……ヒータコア、
13……ベントダクト、14……フロアダクト、
20……ミツクスドア、30……アクチユエー
タ、40……トランスデユーサ、70……バイレ
ベルモード時にオンするスイツチ、71,73…
…ソレノイドアクチユエータ、81,83……常
閉リレー、82,84……リミツトスイツチ。
MC……ミツクスチヤンバ。
明図、第2図は従来の自動車用空気調和装置にお
けるミツクスドアの開度と吹出口温度とを示す特
性図、第3図は本考案の一実施例を示す説明図、
第4図は上記実施例におけるミツクスドアの開度
と吹出口温度との関係を示す特性図、第5図は本
考案の他の実施例を示す説明図である。 11……エバポレータ、12……ヒータコア、
13……ベントダクト、14……フロアダクト、
20……ミツクスドア、30……アクチユエー
タ、40……トランスデユーサ、70……バイレ
ベルモード時にオンするスイツチ、71,73…
…ソレノイドアクチユエータ、81,83……常
閉リレー、82,84……リミツトスイツチ。
MC……ミツクスチヤンバ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車室内の上方及び下方へ空気を吹出す各種ダ
クト13,14が連設されたミツクスチヤンバ
MCの前記各種ダクト13,14からの空気の
吹出しを手動操作するモードレバーにより制御
し、前記ミツクスチヤンバMCの上流側に、空
気を加熱するヒータコア12と、このヒータコ
ア12の前面に設けられ、前記空気をヒータコ
ア側とこのヒータコア12をバイパスする通路
15側に分流させるミツクスドア20とを設
け、このミツクスドア20の開度を車室内温度
を基準として所定の状態に自動的に制御するよ
うにした半自動式自動車用空気調和装置におい
て、前記モードレバーをバイレベルモードにセ
ツトすると、前記ミツクスドアが全開及び全閉
しないように、該ミツクスドア開度をそれぞれ
規制する規制手段71,73を設けたことを特
徴とする半自動式自動車用空気調和装置。 (2) 前記規制手段71,73は、電気信号により
作動し、エアミツクスドアをメカニカルロツク
させるものであることを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第1項の半自動式自動車用空気調
和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4182U JPS58102309U (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | 半自動式自動車用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4182U JPS58102309U (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | 半自動式自動車用空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58102309U JPS58102309U (ja) | 1983-07-12 |
JPS6310328Y2 true JPS6310328Y2 (ja) | 1988-03-28 |
Family
ID=30013127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4182U Granted JPS58102309U (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | 半自動式自動車用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58102309U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5587610A (en) * | 1978-12-25 | 1980-07-02 | Nissan Shatai Co Ltd | Air conditioning system for automobile |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5746171Y2 (ja) * | 1978-01-20 | 1982-10-12 |
-
1981
- 1981-12-29 JP JP4182U patent/JPS58102309U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5587610A (en) * | 1978-12-25 | 1980-07-02 | Nissan Shatai Co Ltd | Air conditioning system for automobile |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58102309U (ja) | 1983-07-12 |
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