JPS63103004A

JPS63103004A - 斜歯歯車の成形装置

Info

Publication number: JPS63103004A
Application number: JP24917886A
Authority: JP
Inventors: Toshihiko Tsukimura; 利彦月村
Original assignee: Yoshizuka Seiki Co Ltd
Current assignee: Yoshizuka Seiki Co Ltd
Priority date: 1986-10-20
Filing date: 1986-10-20
Publication date: 1988-05-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分舒）本発明は、焼結金属製斜歯歯車の成形装置の改良に関す
る。

（従来の技術）焼結金属製の斜歯歯車は、ダイス、上パンチ、下パンチ
及びコアにて構成される成形装置にて成形されるが、該
成形装置においてはダイス内に供給される原料粉が上、
下パンチ間で圧縮されて所望の形状の斜歯歯車が成形さ
れる。

ところで、真円以外の貫通孔を有する斜歯歯車の成形は
従来一般に用いられていた成形装置によっては不可能で
あるため、例えば、上パンチ内にそれと相対的に回転で
きる上コアを設けて、圧縮成形時に該上コアによって下
コアを押し下げるように構成したものが提案されている
（特公昭５５−４１２８１号公報）。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記成形装置では、上パンチの構造が複
雑で、コストが高く、型寿命が短かい等の問題の他に、
上パンチとダイスとの間にガイド部材や位置決め機構等
を必要とする問題もあった。

本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
その目的とするところは、構造単純化、コストダウン、
型寿命の延長等を図ることができる斜歯歯車の成形装置
を提供することである。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成すべく本発明は、成形装置を構成するダ
イス、上パンチ、下パンチ及びコアのうち上パンチ及び
下パンチを固定し、またダイス、コアの少なくとも一方
を回転自在に支持するとともに、回転自在に支持された
側に斜面溝を形成し、さらに上パンチの外径をダイスの
内径より大きく設定し、コア及びダイスを下パンチに対
し軸方向に移動可能に構成したものである。

（作　用）上記構成を有する本発明では、上パンチが下降すると、
これによりコア及びダイスが押されて下降させられるが
、下パンチは移動しないため、上パンチと下パンチ間で
ダイス内の原料粉が圧縮され、同時にダイスまたはコア
が下パンチの斜面溝に噛合誘導されて回転し、成形が行
なわれる。

（実施例）以下に本発明の実施例を添附図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に係る成形装置の縦断面図、第２図ｆａ
１．（ｂｌは同成形装置によって成形される成形体４の
半裁側断面図、平面図である。

第１図において、左半分は原料粉の充填状態を示し、右
半分は圧縮状態を示しており、同図中１はダイス、２は
コア、３は上パンチ、４は下パンチである。

ダイス１は任意の異形断面を有してなるもので、グイセ
ット５に固定されている。

また、コア２は内科歯部分を成形する内コア６と異形断
面部分を成形する外コア７とから構成されている。内コ
ア６はグイセット５の下方に配置された別のグイセット
８上に転り軸受９を介して回転可能に立設されており、
その上端部分（ダイス１の中央部に配置される部分）の
外周面には斜出を成形するための斜面溝６ａが形成され
ている。

また、外コア７は同じくグイセット８上に固定した状態
で立設されている。

また、上パンチ３は円柱状に形成されていて、グイセン
ト５の上方で上下動自在に装備された別のグイセット１
０の下面に固定部材１１を介して固定されている。この
上バンチ３には従来設けられていた上コアはなく、そし
てその外径はダイスｌの内径よりも大きく設定されてお
り、原料粉Ｍの圧縮成形時において、ダイスｌ内に嵌合
することなく、ダイス１の上端面を押圧するだけである
。

また、下バンチ４は、コア１、内コア６、外コア７とに
それぞれ摺動自在に嵌合する断面形状に形成されており
、グイセット５と８との間に配置された別のグイセント
１２上に固定部材１３を介して固定されている。下パン
チ４の内コア６が嵌合する中央孔４ａの内周面には該内
コア６の斜面溝６ａと噛み合う斜面溝４ｂが形成されて
いる。

なお、上パンチ３は前記の如く原料粉Ｍの圧縮成形時に
おいてダイスｌ内に嵌合せず、ダイス１の上端面を押圧
するだけであるから、上、下パンチ３．４間で原料粉を
圧縮できるようにするため、ダイス１及びコア２は下バ
ンチ３に対して上下方向に移動可能になっている。すな
わち、グイセント５及び８がグイセット１２に対して上
下方向に移動可能に構成されている。

次に上記成形装置の作用を説明する。

まず、第１図の左半分に示す如くダイス１内に充填した
原料粉Ｍを充填し、次いで上バンチ３を下動させると、
同図の右半分に示す如く上パンチ３がダイス１の上端面
を押圧して、該ダイス１及びコア２を下バンチ３に対し
て下方に移動させる。

これにより、上、下パンチ３．４間で原料粉Ｍが圧縮さ
れ、同時に内コア６が下パンチ４の斜面溝４ｂに噛合誘
導されて回転し、第２図（ａ）、　（ｂ）に示すように
内周面に斜出１４ａを有し、外周面にキー溝１４ｂを有
し、内周と外周との間に貫通孔１４ｃを存した成形体Ｍ
′が成形される。このとき、上バンチ３はダイス１の上
端面を押圧するだけであるから、両者の間に位置決め機
を設ける必要はない。

この後、ダイス１から成形体Ｍ′を取り出し、ダイス１
、コア２、上バンチ３を再び第１図左半分に示す原料粉
充填位置まで復帰させて一工程を柊了する。

上記実施例では、内コア６の外周面に斜面溝を設けた場
合を示したが、ダイス１の内周部に斜面溝を設けて、ダ
イス１をグイセット５に回転可能に装備すれば、外周部
に斜面を有した外斜歯歯車を成形することができる。ま
た、内コア６の外周面とダイス１の内周面の両方に斜面
溝を設けて、これら内コア６及びダイス１を回転可能に
装備すれば、内外周に斜面を有した斜出歯車を成形する
ことができる。

（発明の効果）以上の説明で明らかな如く本発明によれば、成形装置を
構成するダイス、上パンチ、下パンチ及びコアのうち、
上パンチ及び下パンチを固定し、ダイス、コアの少なく
とも一方を回転自在に支持するとともに、回転自在に支
持された側に斜面溝を形成し、かつ上パンチの外径をダ
イスの内径より大きく設定し、またダイス及びコアを下
パンチに対し上下方向に移動可能に構成したため、原料
粉の圧縮成形時に上パンチはダイスの上端面を押圧する
だけであり、上パンチとダイスとの間に位置決め機構を
設ける必要がないとともに、上パンチ自体の構造も簡単
にでき、成形装置の構造単純化、コストダウン、型寿命
の延長等を図ることができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る成形装置の縦断面図、第２図（ａ
ｌは同成形装置によって成形される成形体の半裁側断面
図、同図伽）は同平面図である。符号の説明１・・・ダイス　　　　　　２・・・コア３・・・上バ
ンチ　　　　　４・・・下バンチ６・・・内パンチ　　
　　　７・・・外パンチ９・・・転り軸受　　　　　１
１．１３・・・固定部材６ａ・・・斜歯溝

Claims

【特許請求の範囲】

ダイス、上パンチ、下パンチ及びコアにて構成され、ダ
イス内に供給される原料粉を上、下パンチ間で圧縮する
ことによって所望の形状の斜歯歯車を成形する装置であ
って、前記上パンチ及び下パンチを固定し、前記ダイス
、コアのうち少なくとも一方を回転自在に支持するとと
もに、回転自在に支持された側の周面に斜歯溝を形成し
、かつ前記上パンチの外径をダイスの内径より大きく設
定し、前記コア及びダイスを前記下パンチに対し上下方
向に移動可能に構成してなることを特徴とする斜歯歯車
の成形装置。