JPS63100614A - 磁気デイスク用基板めつき治具 - Google Patents

磁気デイスク用基板めつき治具

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JPS63100614A
JPS63100614A JP24653986A JP24653986A JPS63100614A JP S63100614 A JPS63100614 A JP S63100614A JP 24653986 A JP24653986 A JP 24653986A JP 24653986 A JP24653986 A JP 24653986A JP S63100614 A JPS63100614 A JP S63100614A
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JP
Japan
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jig
plating
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shaft
grooves
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JP24653986A
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JPH0554175B2 (ja
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Fusaji Shimada
嶋田 房次
Norihisa Watanabe
渡辺 典久
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、高密度記録再生用磁気ディスク装置に用いら
れる磁気ディスクの製造において、基板に下地層として
無電解めっき法でニッケル(N+ )−りん(P)合金
層を形成するときに用いるめっき治具に関する。
〔従来技術とその問題点〕
近年、高密度記録再生の磁気記録装置には薄膜磁気ディ
スクが用いられるようになってきている。
薄膜磁気ディスクは、例えば、ディスク状アルミニウム
合金Xfiの表面に下地層として無電解めっきでN1−
P合金層を形成した後、その上にスパッタ法で非磁性金
属下地層、薄膜磁性層を均一に形成し、さらに、その上
に保護潤滑膜を形成して作製される。
このような薄膜磁気ディスクの製造において、アルミニ
ウム合金基板の表面に下地層として無電解めっき法でN
1−P合金層を成膜する場合、欠陥の少ない均質な膜を
均一な膜厚で、かつ、量産性良く成膜することが要求さ
れる。そのための方法として、一般に第1図に示すよう
なめっき治具に基板を複数枚セットし、めっき前処理を
施した後、めっき槽内の取付台に装着し、取付台を介し
てめっき治具を自転あるいは自公転させながら、従って
基板が自転あるいは自公転しながらめっきを行う。
従来、このようなめっき治具の構成材料には、ポリプロ
ピレン(PP)などの樹脂、ステンレス鋼などの金属が
用いられていた。
ところが、PPなどの樹脂で作製されためっき治具は、
使用によって治具が収縮してしまうという欠点と、前処
理によって材料である樹脂そのものの性質が変質してし
まうという欠点があり、治具の寿命が短いという問題が
あった。
また、ステンレス鋼1例えば5US304などの金属で
作製されためっき治具は、前処理において治具自体が反
応し、続いて行うめっきにおいて治具自体にもN1−P
合金が付着するため、めっきを−回行う毎に治具に付着
したN1−P合金を剥離しなければならないという問題
があった。
〔発明の目的〕
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、磁
気ディスク用基板に下地層としてN1−P合金無電解め
っきを施すときに用いるめっき治具として、めっきおよ
びその前処理に用いる処理液に対する耐性が強く、変形
も少な(て、使用寿命が長く、かつ、めっき治具自体へ
のN1−P合金の析出付着がなく、その剥離作業を必要
としないめっき治具を提供することを目的とする。
〔発明の要点〕
本発明の目的は、めっきおよびその前処理に基板を保持
するために用いるめっき治具をポリフェニレンサルファ
イド(PPS)を用いて作製することによって達成され
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図に本発明によるめっき治具の一実施例の概念的側
面図を示す。めっき治具1は形状は従来のめっき治具と
同じであり、材質が従来のPPや5IIS304と異な
りPPSからなる。めっき治具1は支持軸2と取付部4
からなり、支持軸2には溝3が複数個(20〜30個程
度)設けられている。支持軸の長さAは483.6m+
eである。支持軸の先端Bよリディスク基板5の穴6を
とおして谷溝に基板をゆるくはめる。その状態を第2図
に示す。第2図は溝3の部分を拡大した側面図であって
、基板5(断面を示す)がディスクの穴6により支持軸
2にとおされ、溝3にゆるやかにはめられている。
基板の自重で基板の穴と溝の軸の一部とは接触しており
、支持軸2が軸まわりに自転すると、それにつれて基板
5も回転するようになっている。
このように、めっき治具lの支持軸2の谷溝3に基板5
がセットされ、めっきの前処理が施され、次にめっき槽
に設萱された取付台に、めっき治具1が複数本、取付部
4によりリング状に水平に取り付けられ、リングの中心
を軸として公転しながら各々自転し、このようにして自
公転せしめられている基板5の表面にN1−P合金の無
電解めっきが施される。
めっき治具に用いた材料であるPPSの特性を第1表に
示す。比較のために従来用いられていたPPの特性も同
時に示す。
第   1   表 また、無電解N+−P合金めっきのプロセス、浴。
処理条件を第2表に示す。
m2表 第2表に見られるとおり、無電解N+−P合金めっきの
プロセスにおいては、浴温か純水の約20℃からめっき
液の約90℃とかなり大幅に変わり、しかも高温、低温
がほぼ交互になっているので、これらのプロセス中基板
を支持しているめっき治具はかなり大きな熱サイクルを
受けることになる。
いま、従来のようにPPで作製しためっき治具を用いて
上述のめっきを行った場合、PPは第1表に示したよう
に熱膨張率が大きいので、めっきプロセスにおける熱サ
イクルにより膨張・収縮を繰り返しているうちに、めっ
き治具の長さが短くなり、支持軸の長さAが最初483
.60mc+であったものが、24回使用後には483
.3躯と0.3ma+短くなり、48回使用後には4g
2.85 wsと0.75 msも収縮し短くなってし
まった。溝幅Cについても、使用前1.37mmあった
ものが120回使用後には1.35+eと0.02+u
+狭くなり、そのため、めっき中支持軸が自転しても基
板が自転しなくなり、基板の内径部にめっきが被着しな
い部分が発生するようになった。
また、第1表に見られるとおり、PPは熱変形温度が低
く曲げ強さが弱いために、水平にして使用しているめっ
き治具の支持軸が、熱および基板の重量のために下方に
曲がり、120回使用後では支持軸の先端で1.48a
+i下方に曲がってしまった。
このために、前処理およびめっき中に隣同士の基板が接
触しめっき不良が発生した。従来、この問題を防ぐため
に支持軸にステンレス鋼の心棒をいれることが行われて
きた。
さらに、PPは強アルカリに対して耐性が小さいために
、前処理の強アルカリの浴によりめっき治具は使用につ
れて白色から黄色に変色し劣化し、もろくなってくる。
これに対して、PPSを材料とする実施例のめっき治具
の場合には、第1表に示したように熱膨張率がPPより
もPPSが非常に小さいので、第2表に示したような前
処理およびめっきを行っても、治具の膨張収縮はほとん
どなく、約50回使用後にも支持軸の収縮劣化はまった
く現れなかった。
同じく溝幅についても、使用前1.37mmの幅が12
0回使用後もまったく変わらず収縮劣化はみられなかっ
た。
また、第1表に示すように、PPSはPPに比し曲げ強
さで約5倍強く、熱変形温度で約4倍も高い。そのため
、PPSで作製しためっき治具の支持軸は、熱による変
形、基板の重量による曲がりは発生しない。従って、従
来のPPを材料とするめっき治具の場合のようにステン
レス鋼の心棒をいれる必要はない。
さらに、耐薬品性については第1表に見られるとおり、
強酸についてはPPと同じレベルであるが、強アルカリ
については優れており、劣化はみられない。
めっき治具の材料として、ステンレス鋼9例えば5ll
S304を使用した場合には、熱や薬品に対して安定で
、めっき治具の収縮、変形、劣化はみられないが、前処
理によりめっき治具自体が反応して活性化し、続いての
めっき処理で治具にN+−P合金が被着してしまう。そ
のため、めっき終了後、治具に被着したL−P合金を取
り除かなければならず、治具を硝酸に8〜10時間浸漬
してN i−P合金層を剥離することが必要となり、め
っき治具の使用効率が低く量産には不向きである。PP
Sを材料とする実施例のめっき治具では、このような治
具へのN1−P合金の被着は生じないので硝酸剥離作業
は必要でなく、量産に適した治具である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、めっきおよびその前処理に基板を保持
するために用いるめっき治具をPPSにより作製する。
耐熱性、耐薬品性に優れたPPSを用いることにより、
めっきおよびその前処理に用いる処理液に対して耐性が
強く変質劣化をせず、変形も少なくて使用寿命が長く、
かつ、めっき治具自体へのN1−P合金の被着がなく、
その剥離作業を必要としない量産に適しためっき治具を
得ることができる。
また、熱変形温度が高く、曲げ強さが大きいPPSを用
いているので、めっき治具の変形、特に支持軸の曲がり
が発生せず、従って、めっき治具への基板の装着、取り
はずしが自動化できることになり実用的効果は極めて大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例および従来例の一例のめっき治
具の概念的側面図、第2図はめっき治具の支持軸の溝部
および溝に基板を装着した状態を示す概念的側面図であ
る。 1 めっき治具、2 支持軸、3 溝、4 取!f図 男2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)磁気ディスク用基板表面に下地層として無電解めっ
    き法でニッケル(Ni)−りん(P)合金層を形成する
    際に、めっき処理およびその前処理を行うために用いる
    前記基板を保持するめっき治具がポリフェニレンサルフ
    ァイド(PPS)よりなることを特徴とする磁気ディス
    ク用基板めっき治具。
JP24653986A 1986-10-17 1986-10-17 磁気デイスク用基板めつき治具 Granted JPS63100614A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24653986A JPS63100614A (ja) 1986-10-17 1986-10-17 磁気デイスク用基板めつき治具

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JP24653986A JPS63100614A (ja) 1986-10-17 1986-10-17 磁気デイスク用基板めつき治具

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Publication Number Publication Date
JPS63100614A true JPS63100614A (ja) 1988-05-02
JPH0554175B2 JPH0554175B2 (ja) 1993-08-11

Family

ID=17149912

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019203212A1 (ja) * 2018-04-18 2019-10-24 東洋鋼鈑株式会社 ハードディスク用基板のめっき治具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019203212A1 (ja) * 2018-04-18 2019-10-24 東洋鋼鈑株式会社 ハードディスク用基板のめっき治具
JP2019189886A (ja) * 2018-04-18 2019-10-31 東洋鋼鈑株式会社 ハードディスク用基板のめっき治具

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