JPS629932A - シ−ラント用プラスチック製カートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の目的 「産業−１−の利用分野−１ 土木、建築等において、目地などをシーｌしするだめに
用いるシーラントを充填したカートリッジの内部に、プ
ランジャを挿入し、このプランジャによってシーラン１
−が押し出されるようになされたプラスチック製カート
リッジに係るものである。

「従来の技術」 従来のこの種のカートリッジは、上下が同径になされた
凹入部のある金型内に、パリソンを押し出し、ブロー成
形法によって前記凹入部に合致する筒状のものを得るよ
うにしたのである。

いうまでもなく、この種の筒状体製作に当たってブロー
成形法を採用することは、製作の簡単といった見地から
して好ましいのである。

［本発明が解決しようとする問題点］ パリソンがダイから押し出されるとき、パリソンは自重
によって縦方向に引き伸ばされる。この際、いわゆるド
ローダウンの現象を生じ、下方にいくにしだがって肉厚
の筒状パリソンが形成される。このような筒状のパリソ
ンにブロー成形法を施し、上下同径の凹入部を有する金
型の凹入部一杯に膨出させたとき、生ずる筒状体は当然
下方にいくにしたがって肉厚となる。このことを換言す
れば、筒状体の内径が下方にいくにしだがって小さくな
ることを意味する。この筒状体がそのままカートリッジ
になるのであるから、このカートリッジの内径は下方に
いくにしたがって小さくなるわけである。

そうすると、シーラント押し出しのだめのプランジャと
カートリッジ内面との間は一部分において合致しても、
他の大部分のところではｕ１隙ができる。そして、との
間隙から内部のシーラントが漏出したり、あるいは内部
に外気が侵入してシーラントを硬化ないし変質させる。

それ故、プランジャの外周に特別なバッキング装置を施
して前記の障害を防１１−するといったきわめて面倒な
手段が必要であった。

（ロ）　発明の構成 １問題点を解決するための手段−１ 本発明にあっては、下方にいくにつれ肉厚と々っている
筒状パリソン内に空気を吹き込んで、１−下均一に膨出
させる。この際筒状パリソンの上下の厚みに既記のよう
な差異があるのである。すなわち、上部は薄く、上部に
いたるにつれ厚みを増す。この厚みの変化に対応させて
、金型凹入部の上端部における内ｆＭ（Ｄｌ）から下端
部内径（Ｄ２）にいたるまでを順次広開させた凹入部を
合する金型によってカートリッジをブロー成形させるの
である。

「作　用」 このようにして成型されたカートす、シは、外径が厚み
の変化によって４二下相違するけれども、その内径は上
下ともは＼゛同径ものとなる。しだがって、挿入プラン
ジャに、格別の手段を施さないでもプランジャは円滑に
作動できるのである。

「実施例」 本発明を図示のものについて説明すると合わせ金型（Ａ
）（＋３）の凹入部（Ａ）〆）の合わさった凹入部にお
ける上端の内径（Ｄ、）を、パリソン（Ｊ）がブロー成
形されたときの筒状体のＬ部外用の径に合致するものと
し、下端の内径（Ｄ２）をパリソン（１）がブロー成形
されたときの筒状体の下部外周の径に合致するものとし
、この金型凹入部にグイ（２）から押し出されタハリソ
ンがあるようにし、このパリソンにブロー成形をほどこ
して凹入部一杯にパリソンを膨出させる。グイ（２）か
ら押し出されたパリソンはさきに記載したように、いわ
ゆるドロータウンの現象を生じ、下方へ伸長するに比例
し、グイ近辺のパリソンは肉薄に形成さぜられてくる。

これに−に記のようにブロー成形を施すと、筒状体のに
端部の外径が（Ｄｌ）で、下端部の外径が（Ｄ２）とな
り、Ｄｌ〈Ｄ２である。パリソンの厚みは−に端部にお
いて（ｔ′ｌ）で、下端部において（ｔ’２）であり１
．、／、＜、′２である。

この際、凹入部下端部の外方への広がりは、上端におけ
るよりも（１，′２−１．’、）　Ｘ　２である。金型
凹入部が」二記のように構成されているので、出来−１
−っだカートリッジの内径は上下ともはゾ同径のものと
なる。カートリッジ上端部の内径を（ｄｌ）　、下端部
の内径を（ｄ２）としだとき、ｄ、　ｊ−ｑｄ２となる
。

本発明のシーランＩ−用プラスチック製カー１−リッジ
はこのようにしてできたものである。

第１図においては金型（Ａ）（Ｂ）が左右に開かれて、
各金型には合わせてカートリッジの外形をなす凹入部ハ
面が１けられ、との而にグイ（２）からチーープ状のパ
リソン（１）が押し出され垂下している。このパリ゛ソ
ンを金型（Ａ）（Ｒ）で挟み、第２図における空気吹込
ノス諏しく３）からパリソン内に空気が吹き込捷れ、い
わゆるブロー成型法によりパリソン外面が金型凹入部内
一杯に膨出させられ、これが後にカートリッジ（４）と
なるのでちる。第３図はこのようにしてパリソンから形
造られたカー１−リッジ（４）の断面図と、カートリ、
部内に収められたシーラントの押出口（５）（平素は先
端部（６）が閉塞されているが、使用時にはこの閉塞部
を取除く）と、とこに取付けるべきシーラント放出用ノ
ズル（７）を断面で併せ示しだものである。

なお、同図においてＬ端解放部からカー　Ｉ−ＩＪ　、
。

部内にシーラン１−の押出用プランジャ７（８）が挿入
しである。

第４図に示すものは他の実施例であって、肉薄の閉塞壁
部に押出口（５）が設けられ、ここにブロー成形用の空
気吹込ノズルが打込まれ、とこからの空気吹き込みによ
って金型凹入部内一杯に膨出させられたカートリッジが
形成せられる。金型から取り出したこのカートリッジを
ｘ−を線のところで切断し、この開放部から内部にシー
ラントを充填するとともに、ここからプランジャを挿入
するのである。

（ハ）　本発明の効果 これまでのプラスチック製カートリッジはダイからパリ
ソンが押し出されたとき、その上下部において・必然的
に生ずる既記したような厚さの相違、すなわち、上部が
薄く、下部が厚いということから、もし、凹入部が上下
同径になされた金型によってカートリッジが形成せられ
るとすると、結果的にはカートリッジの一端部の内径が
他端部の内径より小さくなるのである。それ故に、この
ようなカートリッジの内部にプランジャを挿入したとき
、プランジャの径を小径部を基準にしたとき、大径部に
おいてはプランジャの外周とカートリッジ内面との間に
間隙ができ、内部のシーラントがこの間隙から漏出する
か、あるいは外気がこの間隙からシーラント内に侵入し
、シーラントを硬化させたり、変質させたりという不都
合を生じたのである。

本発明にあっては、金型内の凹入部をしてパリソンの肉
厚となる部分に相当する箇所を薄肉となる部分に相当す
る箇所よりも、肉厚の変化に対応して外方へ広げるとい
うきわめて単純な構成を施すことだけで、カートリッジ
の内径を上下はソ均一に々るようにしたのである。すな
わち、ｄ、　：ｄ２とすることができたのである。した
がってプランジャの外周面にこれまでのような弾性の大
きい、あるいはきわめて厳重な特別の密封装置を施さな
くても、シーラントの漏出、シーラントへの外気の侵入
といったおそれがなくなり、きわめて経済的なプラスチ
ック製カートリッジを得ることができたのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明カートリッジ製造工程の第一段階におけ
る縦断正面図、第２図は同じく第二段階における一部の
縦断正面図、第３図は金型から取り出したカートリッジ
の内部にプランジャを挿入し、シーラント取出口がまだ
閉塞されているものの縦断正面図で、側方にシーラント
放出ノズルを添えて示したもの、第４図は他の実施例で
、金型内にブロー成形法によって形成されたカートリッ
ジが納まっている状態を示すものである。 図中、同一もしくは均等な部分には同一符号をつけて示
した。 Ｄｌ・・・金型凹入部上端部の内径、Ｄ２・・・金型凹
入部下端部における内径、（Ａ）（Ｂ）・・・合わせ金
型、ｔＭ−・・合わせ金型の凹入部、（１）・・・パリ
ソン、（２）・・・ダイ、（３）・・・空気吹込ノズル
、（４）・・・カートリッジ、（５）・・・シーラント
押出口、（ｄｌ）（ｄ２）・・・カートリッジの内径、
（１・υ・・・カートリッジ薄肉部の厚さ、（”２）・
・・カートリッジの厚肉部の厚さ、（８）・・・プラン
ジャ、（ｔ’ｌ）・・・垂下パリソン下部の肉厚、（ｔ
′２）・・・垂下パリソン下部の肉厚第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金型内に押し出される筒状パリソンの上下部における厚
   さの変化に順応させて金型内の凹入部の内径を、下方へ
   いくにしたがって順次増大するようになし、押し出され
   たパリソンをブロー成形法により、この金型の上記凹入
   部内一杯に膨出形成させ、このことにより形成させられ
   たものの内径を上下ほぼ同径にならしめたシーラント用
   プラスチック製カートリッジ。