JPS6299212A - 全方向移動車のステアリング機構 - Google Patents

全方向移動車のステアリング機構

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JPS6299212A
JPS6299212A JP23770885A JP23770885A JPS6299212A JP S6299212 A JPS6299212 A JP S6299212A JP 23770885 A JP23770885 A JP 23770885A JP 23770885 A JP23770885 A JP 23770885A JP S6299212 A JPS6299212 A JP S6299212A
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omnidirectional
steering
vehicle
rotation
vehicle body
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Masaharu Shiotani
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発IJIの技術分野] この発明は任意の方向に走打町ス指な全方向移動車のス
テアリング機構に関する。
[発明の背景とその問題点] 一般に、車輪によって床面を走行する移動車には、前輪
を操舵して車体の向きを変えながら移動する車両型の移
動車と、全ての車輪の方向を転換させて重体の向きを変
えずに前後左右および斜めの全ての方向に移動する全方
向移動車とがあるが、L配車両型の移動+lfは、走行
方向を転換する際の旋回半径が大きいため、例えばオフ
ィスロボットのような机の間の狭いスペース等でも方向
を変えながら移動する移動車や、指定された複雑な移動
パターンに従って移動する移動jli、あるいは急角度
の方向転換等を要求される移動車としては不向きである
。そこで、全ての車輪の方向を転換させて+lj体の向
きを変えずに全方向に移動する全方向移動車が利用され
ている。
このような全方向移動車のステアリング機構としては、
従来、第8図(A)(B)に示すように構成されたもの
がある。即ち、この種のステアリング機構は、車体1に
4本のステアリング軸2・・・を回転1丁能に垂直に設
け、このステアリング軸2・・・の下端の各車軸受3・
・・にそれぞれ、ゴムタイヤ等からなる車輪4吻・嗜を
回転可能に設けると共に、各ステアリング軸2・・・の
上部にそれぞれプーリ5・・・を設け、このプーリ5・
0番に1本のベルト6を巻回し、いずれか1つのステア
リング軸2を図示しない駆動装置で回転させることによ
り2すべてのステアリング軸2・・・を所定角度回動さ
せて各車輪4の向きを変え、走行方向を転換するように
なっている。この場合、各車輪4・・・は図示しない駆
動モータで駆動され、全方向移動車を走行させるように
なっている。
しかしながら、このようなステアリング機構においては
、1つのステアリング軸2の回動をベルト6で各ステア
リング軸2・・拳に伝達し、全ての車輪4・・・を同じ
方向に向きを変えるだけであるから、第9図(−A)に
示すような全方向モード(前後左右および斜めの各方向
に直線走行する機能)は可能であるが、同図(B)に示
すようなカーモード(自動型が旋回移動するような機能
)、あるいは同図(C)に示すようなローテションモー
ド(車体が移動することなく、その場所で回転するよう
な機能)等を行なうことができないという問題があった
[発明の目的] この発明は上記のような事情を考慮してなされたもので
、その目的とするところは、比較的簡単な構造で、全方
向モード、ローテションモード、およびこれらの合成モ
ード等の多くの方向転換機能を持つことができ、短時間
で簡単に方向転換を行ない、良好に走行させることがで
きる機能性に優れた全方向移動車のステアリング機構を
提供することにある。
[発明の要点] この発明は上記のような目的を達成するために、複数の
ステアリング軸を常に回期して同じ角度だけ回転させる
連動手段と、これらステアリング軸を支持する円板を車
体に対して相対的に回転させる回転手段とを備え、これ
らを独立して駆動制御する駆動手段で駆動することによ
り、全方向モート、ローテションモード、およびこれら
の合成モード等を回走にし、多くの方向転換機能を行な
うようにしたものである。
[実施例の構I&] 以下、第1図から第6図を参照して、この発明の一実施
例を説明する。
第1図(A)(B)は全方向移動車を示す、この全方向
移動車の車体10の中央には円板llが回転回走に取付
けられている。この円板11は後述する回転系駆動装置
 A + により回転し、車体10を相対的に回転させ
るものであり、その中心には円筒状の回転系主軸B1が
一体に設けられていると共に、そのノ勾囲には4つのス
テアリング軸12a−12dが点対称に設けられている
。このステアリング軸12a−12dは円板11を支持
することにより車体10を支持するものであり、それぞ
れ円筒状をなし、その上部が円板11にヘアリング13
・会・を介して回転自在に設けられており、中間には従
動tMz  14a−14dが、ド端には車軸受15・
φ・が設けられている。従動1i東14a−14dはそ
れぞれステアリング軸12a−12dと一体に回転する
ものであり、円板11の下側へ突出した全方向ステアリ
ング系主軸B2の駆動歯車16にそれぞれ中間歯車17
−・φを介して噛み合っている。この場合、全方向ステ
アリング系主軸B2は円板11の中心に位置して後述す
る全方向ステアリング系駆動装置A2によって回転する
ものであり、回転系主軸Bl内にベアリ°ング18を介
して回転可能に設けられており、その下端は円板11の
下側に突出し、この突出した下端に駆動歯車16が設け
られている。なお、中間歯車17・・―はそれぞれ円板
11の下面に設けられた軸17a・・・に回転可能に取
付けられている。
一方、ステアリング軸12a−12dの下端に設けられ
た各車軸受15・・・は、ステアリング軸12a〜12
dと一体に回転するものであり、それぞれ車軸19−・
・を介して車輪20a〜20dが設けられている。即ち
、車輌19−・Oはそれぞれ両端がベアリング19a・
・・により車軸受15・e寺に回転可能に設けられてお
り、その一端側に車輪20a〜20dが、他端側に傘i
東21・・−が設けられている。車輪20a〜20dは
それぞれ車軸19によって回転し、床面上を転勤するも
のであり、ステアリング軸′12a−12dの中心から
偏った位置に設けられている。この場合、傘歯車21・
・・にはそれぞれ駆動軸22・・・の傘歯車23・・・
が噛み合っている。この駆動軸22・・・はそれぞれス
テアリング軸12a〜12d内にベアリング24・・・
を介して回転可能に設けられており、その下端は車軸受
15内に突出し、この突出した部分に傘歯車23・―・
が設けられており、上端はIF体lOの4二方に突出し
、この突出した上端に従動歯車25a〜25dが設けら
れている。この従動歯車25a〜25dはそれぞれ、走
行系主軸B3の駆動歯車26に噛み合って回転し、駆動
軸22・拳・および各傘歯車2311・−121・・・
を介して車輪20a〜20dを回転するようになってい
る。なお、走行系主軸B3は回転系主軸Bl の外周に
ベアリング27を介して回転可1Fに取付けられており
、後述する走行系駆動装置A3により駆動される。
ところで、各駆動装置A+ 、A2 、Anは第2図に
示すように、それぞれ各主軸B1、B2 、B3 を駆
動するようになっている。この場合、各駆動袋gtIA
+ 、A2 、A3は図示しないが、総て車体10上に
設けらている。
即ち、回転系駆動袋a A lはサーボモータ等の原動
機からなり、その出力軸28の一端に傘歯車29が設け
ら枳ており、この傘歯車29が回転系主軸Blの上端に
設けられた傘歯車30に噛み合っていると共に、出力軸
28の他端は後述する差動装置35に連結されている。
しかして、回転系駆動装置Atが出力軸28を介して傘
歯車29を回転すると、この傘歯車29に噛み合った傘
歯車30が回転し、回転系主軸Blを回転する。このよ
うに回転系主軸Blが回転すると、円板11が車体lO
に対して回転するのであるが、実際は円板11が動くの
ではなく、車体10が回転する。したがって、車体lO
はその場所から移動することなく、回転のみを行なう、
この場合、各車輪20a〜20dは出力軸28の他端に
より後述するように差動装置35を介して回転するが、
ステアリング軸12a〜12dを中心に旋回するだけで
、ステアリング軸12a−12dおよび円板11を移動
することはない。
全方向ステアリング系駆動袋m A 2は上述と同様な
原動機からなり、その出力軸31に傘歯車32が設けら
れており、この傘歯車32が全方向ステアリング系主軸
B2の上端に設けられた傘歯車33に噛み合っている。
しかして、全方向ステアリング系駆動装置A2が出力軸
31を介して傘歯車32を回転すると、この傘tkl車
32に1−み合う傘歯車33が回転し、全方向ステアリ
ング系王軸B2を回転する。このように全方向ステアリ
ング系主軸B2が回転すると、第1図(B)に示すよう
に、全方向ステアリング系主軸B2の下端の駆動歯車1
6が回転し、この回転が中間歯・I(17・―・を介し
てステアリング軸12a〜12dの各従動歯車14a−
14dに伝達され、各ステアリング軸12a〜12dを
回転する。これにより、ステアリング軸12a〜12d
の各車輪20a〜20dはそれぞれステアリング軸L2
a〜12dを中心に旋回し、その走行方向を全方向に転
換する。
走行系駆動装置A3も上述と同じ原動機からなっている
が、その出力軸34は差動装置35に連結されており、
この差動装置35の出力軸36に傘歯車37が設けられ
、この傘歯車37が走行系IE Jila B 3の上
端に設けられた傘歯車38に噛み合っている。この場合
、差動装置35は走行系駆動装置A3の出力軸34と回
転系駆動装置A1の他端側の出力軸28とが連結されて
おり、各駆動装置A2 、Alの回転数AN2 、AN
3の和(A N7 + A N:l )を出力軸36に
伝達するものであり、走行系駆動装置A3の出力軸34
と回転系駆動装21 A I の他端側の出力軸28と
が同一軸線−Lに位tし、各出力軸34.28の先端に
は傘0i1135 a、35bが対向して設けられてい
ると共に、この傘歯車35a、35bには複数の遊星全
歯−■ξ35c・・・が噛み合い、この複数の遊星傘#
!P35C・・・の各軸35d−−−が環状のm lj
 35 eの内壁に設けられており、この環状(7) 
m ’Jj 35 eに出力軸36の′+:fk車35
fが噛み合っている。この場合、環状の歯車35eと+
爾−中35fの変速比は2:lになっている。したがっ
て、差動装置32は回転系駆動装置AIが停止した状j
島で、走行系駆動装置A3が出力軸34を介して傘歯車
35aを回転すると、各遊星傘歯車35c・・・が回転
しながら回転系駆動装置Al側の停止した傘歯車35b
に噛み合ってその周囲を転回し、環状の歯車35eを回
転させ、その回転をf−尚・lj 35 fに伝達して
出力軸36を回転させる。この場合、走行系駆動装置A
]の回転数AN3と出力軸36め回転数とは回じである
。このように出力軸36が回転すると、その先端の傘歯
車37およびこれに噛み合う傘歯車38を介して走行系
上軸B3を回転させ、この回転を走行系主軸BJの駆動
歯車26で各従動歯車25a〜25dに伝達する。これ
により、第1図(B)に示すように、各従動歯車25a
〜25dはそれぞれ回転し、駆動軸22会・拳および各
傘歯車23・・・、21・・・を介して車輪20a〜2
0dを回転し、車体lOを走行させる。また、走行系駆
動装置A3と回転系駆動装置AI とが同時に駆動され
、各出力軸34.28の傘m1ti35a、35bが同
じ方向へ回転すると、環状の歯車35eおよび平歯車3
5fを介して出力軸36はその回転数の和(A N2 
+ A N3 )だけ回転する。したがって、このよう
な場合には、車体lOが円板11を中心に回転しながら
各車輪20a〜20dが床面北を転動して走行する。
なお、外側の走行系主軸B3のF部および回転、y、 
JE袖Bl 、全力向ステアリング系主軸B2の各り部
は、それぞれベアリング39・−赤により車体10に図
示しない保持部材で回転il!Tfitに保持されてい
る。
「実施例の作用コ 次に、上記のように構成された全方向移動車のステアリ
ング機構の動作について、第3図からq’s8図を参照
して説明する。
まず、全方向モードの場合について説明する。
この場合には、全方向ステアリング系駆動装置A2のみ
を駆動して全方向ステアリング系主軸B2を回転させる
。すると1第3図(A)に示すように、駆動歯車16が
回転し、この回転が各中間歯車17−−・を介してステ
アリング軸12a−12dの各従動歯車14a−14d
を同じ方向へ回転させるので、総てのステアリング軸1
2a−12dは同じ方向へ所定角度回転する。
このようにステアリング軸12a〜12dが回転すると
、その下の各111輪20a〜20dはステアリング軸
12a−12dを中心に同じ方向へ旋回する。これによ
り、車輪20a〜20dの方向が変わり、−1(体lO
の走行方向を変えることができる。この場合、総ての1
1輪20a〜20dはステアリング軸12a〜12dに
伴って380度旋回i1■能であり、11t体lOの走
行方向を前後左右および斜めの全ての方向に切り変える
ことができる。
このような全方向モードにおいて、全方向移動車を走行
させる場合には、走行系駆動装置A3のみを駆動し、第
1図(A)(B)に示すように走行系主軸B3を回転さ
せ、この回転を駆動@東26で各従動歯車25a〜25
dに伝達し、この各従動tIi1東25a〜25dの回
転により駆動軸22番φ・および各全面jlj 23・
・・、21・・修を介して11t、輪20a〜20dを
回転する。これにより、第3図(B)に示すように全方
向移動71Lは矢印方向へ真直に走行する。例えば、第
4図(A)に示すように、全方向移動!11を右側へ走
行させた後、真下へ走行させ、さらに斜め下側へ走行さ
せる場合には、まず、全方向ステアリング系駆動装置A
2で各ステアリング軸12a〜12dを回転させ、総て
の車輪20a〜20dを走行方向に対して平行(真横)
にセットする。この後、走行系駆動装置A3を駆動して
各車輪20a〜20dを回転させると、全方向移動車は
右側へ真直に走行する。そして、所定位置Plに達する
と、走行系駆動装置A3を止めて全方向移動車を停止さ
せ、再び、全方向ステアリング系駆動装置A2を駆動し
て各ステアリング軸12a〜12dを所定角度(90度
)回転させ、車輪20a〜20dをそれぞれステアリン
グ軸12a〜12dに対して90度旋回させる。すると
、各車輪20a〜20dは次の走行方向に対して平行(
縦方向)にセットされる。この状態で、車輪20a〜2
0dが走行系駆動波21A3で駆動されると、全方向移
動車は下側へ真直に走行する。このとき、車体lOを全
く向きを変えることなく走行する。この後、所定位Fa
 P 2に到達すると、上述と同様に全方向移動jjj
を停止させ、再び全方向ステアリング系駆動装置lA 
2を駆動して車輪20a〜20dをそれぞれ所定角度(
45度)旋回させて次に走行する方向(滑め方向)に向
ける。この状態で、車輪20a〜20dが走行系駆動波
71A3で駆動されると、全方向移動車は右斜め下側へ
真直に走行する。このときにも、車体10は向きを変え
ることなく、初期状態のままで移動する。
また、例えば、全力向ステアリング系駆動装置A2と走
行系駆動波21A3とを同時に制御すると、第4図(B
)に示すような任意の曲線上を車体10が向きを変える
ことなく移動する。即ち。
走行系駆動装置A3の出力回転数奄一定にして走行速度
を一定に保った状態で、全方向ステアリング系駆動装置
A2でステアリング軸12a〜12dの回転速度を遅く
すると、車体lOはそのままの向きで、緩やかなカーブ
を描いて移動し、また、この状態で全方向ステアリング
系駆動装置A2が逆回転して、ステアリング軸12a〜
12dを同じ速度で反対方向に回転すると、逆方向の緩
やかなカーブを描いて移動する。さらに、この状態で全
方向ステアリング系駆動装m A 2 を1与び逆回転
させて、ステアリング軸12a〜12dをVい速度で回
転すると、車体10は曲率半径の小さな急なカーブを描
いて移動する。
次に、ローテションモードの場合について説明する。こ
の場合には、回転系駆動装置A1のみを駆動する。する
と、回転系主軸Blが回転すると共に、走行系主軸B3
も差動装置35を介して同じ回転数で回転する。これに
より、円板11が車体10に対して回転するのであるが
、走行系主軸B3の回転により車輪20a〜20dは回
転しながらステアリング軸12a−12dを中心に旋回
するだけであるから、車体10は移動することがなく、
円板11に対してその場所で回転し、全方向移動車の向
きを変える0例えば、第4図(C)に示すように上側を
向いている全方向移動車を右側に向ける場合には、回転
系駆動装置A1で回転系主軸Bl および円板11を8
0度回転させるように駆動すると、+lj体10が円板
11を中心に901λ回転し、全方向移動車は移動する
ことなく、上側から右側へ30度白画を変える。
次に、カーモードの場合について説明する。このカーモ
ードはヒ述した全方向モードとローテションモードの合
成モードであり、回転系駆動装置AI 、全方向ステア
リング系駆動装置A2および走行系駆動装置A3を同時
に制御することにより、第5図(A)に示すような旋回
走行を行なう、即ち、走行系駆動装置A3の出力回転数
を一定にして全方向移動車の走行速度を一定に保った状
態で、例えば、全方向ステアリング系駆動装置A2でス
テアリング軸12a−12dの回転速度を早くすると共
に、これに回転系駆動装置Alを同期させて車体lOを
円板11に対して回転させると、車体10は旋回中心0
1で半径R1の最小円1上をその向きを変えながらステ
アリング軸12a〜12dの回転方向(左方向)に旋回
する。そして、ステアリング軸12a−12dの回転速
度を次第に遅くすると共に、円板11に対する車体10
の回転速度を同期させると、車体10の旋回中心がO?
から03 、04  ・−・と次第に遠くなると共に、
その半径がR2からR3、R4・・・と次第に犬さくな
る円弧を描いて走行すると共に、車体10はその向きを
変えながら移動する。この場合、ステアリング軸12a
〜12dの回転速度、およびこれに同期する車体10の
円板11に対する回転速度が次第に遅くなって停止する
と、全方向移動7Nは旋回することなく直進する。また
、上述した状態で、全方向ステアリング系駆動装置A2
が逆方向に回転すると共に、これに同期して回転系駆動
装置AIが逆方向に回転すると、全方向移動車は反対方
向(右方向)に旋回する。
このようなカーモードで全方向移動車を、例えば第5図
(B)に示すように、右側ヘカーブさせた後、その先端
側で旋回させたい場合には、まず、車体10を上方へ直
進させて、車体lOの中心をPa点に達させ、このとき
に、全方向ステアリング系駆動装22 A 2および回
転系駆動装置A1 を上述したように駆動して右側ヘカ
ーブする円弧を描くように走行させ、・ILLiO2P
b点に移動させる。この場合、:1体10が描く円弧は
Pa点とPb点とを通る法線Ll 、L2の交点Oxを
中心とし、゛吟径R×の曲線であり、このような円弧を
描くように全方向ステアリング系駆動装置A2がステア
リング軸12 a −12dを駆動し、これに同期して
回転系駆動装置AIが車体10の向きを変える。このよ
うにして、車体10の中心がPb点に達すると、全方向
ステアリング系駆動装21 A 2および回転系駆動装
置A1が停止するが、走行系駆動装置A3はそのまま車
輪20a〜20dを駆動し、全方向移動ijiを右側へ
直進させる。そして、車体10がPc点に達すると、0
2を中心に半径R/の円弧を描くように、全方向ステア
リング系駆動装22A2がステアリング軸12a〜12
dを車体lOの走行に応じて回転させると共に、これに
同期して回転系駆動装置A1が車体lOの走行に従って
その向きを変える。これにより、全方向移動車は旋回移
動する。
また、回転系駆動装置A+、全方向ステアリング系駆動
装置A2および走行系駆動装置A3を同時に制御する場
合には、上述したカーモード以外に、第6図に示すよう
なスピン回転移動も可俺である。これは、任意の角速度
で車体10を回転させながら、任意の方向に回転中心を
持ち、任意の回転半径で、任意の速度で移動するもので
あり、例えば、通路移動ロボットeがセンサーを左右に
振りながら走行するようなものである。
このように、回転系主軸Bl 、全方向ステアリング系
主軸B2 、走行系主軸B3の3軸をそれぞれ回転系駆
動装置!A+、全方向ステアリング系駆動装置A2 、
走行系駆動装置A3で独立して制御することにより、様
々な動作を行なわせることができる。
なお、この発明は上述したような差動装置35を用いる
ことなく、例えば、第7図に示すように構成しても良い
、即ち、全方向ステアリング系駆動装置A2の出力軸4
0を全方向ステアリング系主軸B2に接続し、走行系駆
動装21A3の出力軸41を走行系r軸B3に接続する
と共に、この出力軸41の回転がtilllj 42.
43および電磁クラッチ44を介して伝達される出力軸
45を回転系を軸B1に接続し、歯車42.43の変速
比により全方向モードとローテションモードの合成モー
ド、あるいは全方向モードとカーモードの合成モードと
を行なうようになっている。この場合、例えば、歯車4
2.43の変速比が「1」のときで、電磁クラッチ44
が切れているときは全方向モードとなり、電磁クラッチ
44が接続されているときはローテションモードとなる
。また。
歯車42.43の変速比が「1」以外のときで、電磁ク
ラッチ44が切れているときは全方向モードとなり、電
磁クラッチ44が接続されているときは、ある特定の半
径のみで旋回運動をするカーモードとなる。このように
すれば、駆動装趙を少なくすることができると共に、制
御の筒素化が図れる。
また、−に連した実施例では差動装置35を用いて、全
方向移動車が様々な動作をするようにしたが、この発明
はこれに限られることなく、例えば、CPU(中央処理
装ri)からの指令により3つのモータを独立して制御
し、常に上述したような条件を満たすようにすれば、各
モータをそれぞれ、直接、各主軸Bl 、B2 、B3
に連結することができ、!R構の簡素化を図ることがで
きる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明に係る全方向移動車のス
テアリング機構によれば、複数のステアリング軸を常に
同期して同じ角度だけ回転させる連動手段と、これらス
テアリング軸を支持する円板を車体に対して回転させる
回転手段とを備え、これらを独立して駆動制御する駆動
手段で駆動することにより、全方向モード、ローテショ
ンモード、カーモード等の多くの方向転!!!!機能を
持たせることができ、構造も比較的簡単で、短時間で良
好に方向転換を行なうことができ、m能性に優れたもの
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図はこの発明の一実施例を示し、第1図
(A)はその全方向移動車の平面図。 第1図(B)はそのA−A断面図、第2図は駆動装置を
示す図、第3図(A)は全方向モードの状ff、を示す
図、第3図(B)は走行時の状態を示す図、第3図(C
)はローテションモードの状5島を示す図、第4図(A
)は全方向モード時の走行例を示す図、第4図(B)は
全方向モード時の他の走行例を示す図、第4図(C)は
ローテションモード時の車体の向きを示す図、第5図(
A)はカーモード時の車体の移動軌跡を示す図、第5図
(B)はカーモード時の車体の走行例を示す図。 第6図はスピン回転移動時の車体の移動軌跡を示す図、
第7図は差動装置の変形例を示す図、第8図および第9
図は従来例を示し、第8図(A)は従来の全方向移動車
の平面図、第8図(B)はそのB−B断面図、第9図(
A)は全力向モードを示す図、第9図(B)はカーモー
ドを示す図、第9図(C)はローテションモードを示す
図である。 lO参・・車体、  11・・・円板、12a〜12d
・・・ステアリング軸、20a〜20d・・・車輪、 
A1 ・・・回転系駆動装置、 A2 ・・・全方向ス
テアリング系駆動装置、 A3 ・・・走行系駆動装M
、  B+  ・・・回転系主軸、 B2 ・・・全方
向ステアリング系を軸、 B3 ・m拳走行系主軸。 特許出願人  カシオ計算機株式会社 代理人 弁理士  町 1)俊 正  ゛・8v襲Wl
スτ面 ハ 一口9 き憶 第 4 図CB) 44方fmt−ド田計04どり疋忙酉夕1又T1図第 
4 図(C) ロープ〉ヨ〉モード阪つ単り1γ可ざr取″′5図第7
図 施動□剤例XX下面 B−E1区年甫閏

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 少なくとも3輪以上の車輪を備え、この各車輪の方向を
    転換させて走行する全方向移動車のステアリング機構で
    あり、 車体に回転自在に設けられた円板を回転させて相対的に
    車体を回転させる回転手段と、 前記円板に回転可能に設けられると共にその下端に車輪
    を備えた少なくとも2本以上のステアリング軸を常に同
    期して同じ角度だけ回転させる連動手段と、 前記車体に装備されて前記回転手段と前記連動手段とを
    それぞれ独立して駆動制御する駆動手段と、 を備えてなる全方向移動車のステアリング機構。
JP60237708A 1985-10-25 1985-10-25 全方向移動車のステアリング機構 Expired - Lifetime JPH0764204B2 (ja)

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