JPS6297892A - 平版印刷版用支持体 - Google Patents

平版印刷版用支持体

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JPS6297892A
JPS6297892A JP23862685A JP23862685A JPS6297892A JP S6297892 A JPS6297892 A JP S6297892A JP 23862685 A JP23862685 A JP 23862685A JP 23862685 A JP23862685 A JP 23862685A JP S6297892 A JPS6297892 A JP S6297892A
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phosphoric acid
coating
acid
starch
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JP23862685A
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Shuichi Takamiya
周一 高宮
Hirokazu Sakaki
榊 博和
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N1/00Printing plates or foils; Materials therefor
    • B41N1/04Printing plates or foils; Materials therefor metallic
    • B41N1/08Printing plates or foils; Materials therefor metallic for lithographic printing

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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は平版印刷版用支持体に関するものであり、特に
改良された親水層を有する陽極酸化されたアルミニウム
板よりなる平版印刷版用支持体に関するものである。
〔従来技術〕
感光性平版印刷版(PS版)は、アルミニウム板上に感
光性組成物を薄層状に塗設したものである。このアルミ
ニウム板は通常ブラシダレイン法やポールグレイン法の
ごとき機械的な方法や電解ダレイン法のごとき電気化学
的方法あるいは両者を組合せた方法などの粗面化処理に
付され、その表面が梨地状にされたのち、酸またはアル
カリ等の水溶液によりエツチングされ、さらに陽極酸化
処理を経たのち所望により親水化処理が施されて平版印
刷版用支持体とされ、この支持体上に感光層が設けられ
てPS版とされる。このPS版は、通常、像露光、現像
、修正、ガム引き工程を施して平版印刷版とされ、これ
を印刷機に取り付けて印刷する。
しかしながら上記の平版印刷版において、像露光、現像
して得られた平版印刷版の非画像部には感光層中に含ま
れる物質が不可逆的に吸着し、非画像部を汚染するため
、修正工程で画像部と非画像部の識別が困難であったり
、修正跡が明瞭に残り不均一な版面となり、その程度が
ひどくなると汚れとなるため印刷版として使用できなく
なるという問題があった。
このような非画像部の汚染を防止して印刷物に“汚れ”
が生じないようにするために、従来は、陽極酸化処理し
たアルミニウム支持体表面を、米国特許第3.181.
461号明細書に記載されているようなアルカリ金属珪
酸塩中に浸漬して処理する方法、あるいは支持体表面に
米国特許第3.860.426号明細書に記載されてい
るような、水溶性金属塩を含む親水性セルロースを下塗
りする方法、又は英国特許第2.098.627号公報
に記載されているようなアリールスルホン酸ナトリウム
を下塗りする方法等の処理が施されている。しかしこの
ような処理を施すと、印刷物の耐剛性が、上記処理を施
さない場合の50〜80%に減少するという新たな問題
を伴なう欠点があった。
また、陽極酸化処理したアルミニウム支持体表面を、特
公昭44−6410号公報に記載されているようなトリ
ヒドロキシペンゾールカルボン酸の薄層を設ける方法、
又は特公昭41−14337 号公報に記載されている
ようなメリット酸の薄層を設ける方法、又は特公昭38
−8907号公報に記載されているようなホスホン酸お
よびその誘導体よりなる薄層を設ける方法等の処理を施
すことによって画像部の密着性を良くすることも試みら
れたが、その反面非画像部の汚れが、上記処理を施さな
い場合に比べて著しく悪化するという新たな問題が生じ
た。特にPS版を製造後、経時するにつれてこのような
問題は顕著になる傾向があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、画像部が支持体に強固に密着し、しか
も非画像部に汚染を生じにくい平版印刷版を得ることが
できる平版印刷版用支持体を提供することである。また
、非画像部に付着したインキをすばやく除去することを
可能とする平版印刷版用支持体を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意検討した結果
、本発明をなすに至ったものである。本発明は陽極酸化
皮膜を有するアルミニウム板の該皮膜上に、皮膜形成性
を有する、リン酸またはその誘導体により変性させた澱
粉を含む親水層を設けたことを特徴とする平版印刷版用
支持体である。
以下、本発明について順を追って詳しく説明する。
本発明において用いられるアルミニウム板は、純アルミ
ニウムからなる板状体あるいは微量の異原子を含むアル
ミニウム合金等の板状体である。
この異原子には、珪素、鉄、マンガン、銅、マグネシウ
ム、クロム、亜鉛、ビスマス、ニッケル、チタンなどが
ある。このような異原子の含有率は高々10重景%以下
である。本発明に好適なアルミニウム板は純アルミニウ
ムからなるものであるが完全に純粋なアルミニウムは、
製練技術上製造が困難であるので、できるだけ異原子を
含まないものがよい。又、上述した程度の含有率のアル
ミニウム合金であれば、本発明に適用しつる素材という
ことができる。このように本発明に適用されるアルミニ
ウム板は、その組成が特定されるものではな〈従来公知
、公用の素材のものを適宜利用することができる。本発
明に用いられるアルミニウム板の厚さは、およそ0.1
 mm〜0.5 +n+n程度が適当である。
アルミニウム板を陽極酸化するに先立ち、表面の圧延油
を除去するため、例えば界面活性剤又はアルカリ性水溶
液による脱脂処理、および砂目立処理が所望により行な
われる。
砂目立て処理方法には、機械的に表面を粗面化する方法
、電気化学的に表面を溶解する方法及び化学的に表面を
選択溶解させる方法がある。機械的に表面を粗面化する
方法としては、ボール研暦法、ブラシ研暦法、ブラスト
研磨法、バフ研暦法等と称せられる公知の方法を用いる
ことができる。
また電気化学的な粗面化法としては塩酸又は硝酸電解液
中で交流又は直流により行なう方法がある。
また、特開昭54−63902号公報に開示されている
ように両者を組合せた方法も利用することができる。
このように粗面化されたアルミニウム板は、必要に応じ
てアルカリエツチング処理及び中和処理される。
アルミニウム板の陽極酸化処理に用いられる電解質とし
ては硫酸、燐酸、蓚酸、クロム酸あるいはこれらの混酸
が用いられる。陽極酸化の処理条件は用いる電解質によ
り種々変わるので一概に特定し得ないが、一般的には電
解質の濃度は1〜80重量%、液温は5〜70℃、電流
密度5〜60Δ/dm2、電圧1〜100■、電解時間
10秒〜50分の範囲にあれば適当である。
陽極酸化皮膜の量は0.1〜10g/m″が好適である
が、より好ましくは1〜6 g / m’の範囲である
。上述の如き処理を施したアルミニウム板の陽極酸化皮
膜上に水又はメタノールなどの有機溶剤に下記の変性澱
粉を溶解させた溶液を塗布、屹煙して親水層を設けるこ
とにより、本発明の平版印刷版用支持体が得られる。
本発明に使用される、リン酸またはその誘導体により変
性させた澱粉(以下、「変性澱粉」という)は、澱粉を
オキシ塩化リン、トリメタリン酸塩(たとえばナトリウ
ム塩)、オルトリン酸塩、ポリリン酸塩、リン酸や有機
ホスホン酸などと反応させてリン酸エステル化させたも
のである。エステル化剤により、モノエステル型と、架
橋したジエステル型とがありどらちも本発明に用いられ
るが、澱粉特有の老化が少ない点でモノエステル型の方
が好ましい。原料の澱粉としては、馬鈴薯、せ薯、小麦
、タピオカ、とうもろこし、もちとうもろこし、米、も
ち米等から得られるものが用いられる。
リン酸化変性澱粉の置換度(エステル化率)は理論上澱
粉のグルコース残基の3つの水酸基が全てエステル化さ
れた置換度3まで可能であるが、好ましい範囲は置換度
0.03〜1.0であり、さらに好ましくは0.1〜0
.6である。
上述のとおり、本発明に使用される変性澱粉(よ、澱粉
を構成するグルコースの水酸基にリン酸またはリン酸誘
導体がエステル結合したものであり、下記の一般式で示
される単位を含む高分子化合物である。
上記一般式においてR1−R5は互いに同じでも異なっ
ていてもよく各々水素原子、リン酸またはリン酸誘導体
残基を示す。
上記の変性澱粉の合成方法は「水溶性高分子、水分散型
樹脂 総合技術資料集」 (経営開発センター出版部 
昭和56年1月23日発行第68〜69頁)に記載され
ている。上記一般式のR1〜R3を種々選択することに
よって所望の性質を有する変性澱粉を得ることができる
上記変性澱粉は適当な溶剤、例えば水、メタノールなど
のアルコールに0.001〜30重量%の濃度で溶解さ
れて塗布液とされる。このとき、塗布液のp++は1〜
13の範囲にあれば適当である。
また塗布液の温度は10〜50℃のW、囲が適当である
塗布方法としては浸漬塗布、回転塗布、スプレー塗布、
カーテン塗布等のいずれの方法を用いてもよい。塗布量
は、乾燥後の被覆滑で1〜100mg / m’が好適
であるが、より好ましくは5〜50mg / m’の範
囲である。上記の被覆里がl mg / m’より少な
くなると非画像部の汚れ防止効果が低減し、また非画像
部に付着したインキを除去することが難しくなる。他方
100mg/m’より多くなると感光層と支持体との密
着性が劣化し、耐刷力の高い平版印刷版が得られなくな
る。このような親水層を設ける前又は後に、陽極酸化さ
れたアルミニウム板を米国特許第3.181.461号
に記載されているようにアルカリ金属シリケート(例え
ば珪酸ソーダ)の水溶液で処理することができる。
このようにして得られた平版印刷版用支持体の上にはP
S版の感光層として従来より知られている感光層を設け
て、感光性平版印刷版を得ることができ、これを製版処
理して得た平版印刷版は、優れた性能を有している。
上記の感光層の組成物としては、露光の前後で現像液に
対する溶解性又は膨潤性が変化するものならばいずれも
使用できる。以下、その代表的なものについて説明する
■ポジ作用型感光性ジアゾ化合物。
たとえば、特公昭43−28403号公報に記載されて
いるベンゾキノン−1,2−ジアジドスルホン酸クロリ
ドとポリヒドロキシフェニルとのエステル又はナフトキ
ノン−1,2−ジアジドスルホン酸クロリドとピロガロ
ール−アセトン樹脂とのエステルが最も好ましいもので
ある。その他の比較的好適な0−キノンジアジド化合物
としては、米国特許第3.046.120号及び同第3
.188.210号の各明細書中に記載されているベン
ゾキノン−1゜2−ジアジドスルホン酸クロリド又はナ
フトキノン−1,2−ジアジドスルホン酸クロリドとフ
ェノールホルムアルデヒド樹脂とのエステルがある。
0−キノンジアジド化合物は単独で感光層を構成するが
、アルカリ水に可溶な樹脂を結合剤(バインダー)とし
てこの種の樹脂と共に使用される。
このアルカリ水に可溶性の樹脂としては、この性質を有
するノボラック樹脂があり、たとえばフェノールホルム
アルデヒド樹脂、クレゾールホルムアルデヒド樹脂、p
−t−ブチルフェノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェ
ノール変性キシレン樹脂、フェノール変性キシレン・メ
シチレン樹脂などがある。その他の有用なアルカリ水可
溶性樹脂としてポリヒドロキシスチレン、ポリハロゲン
化ヒドロキシスチレン化(メタ)アクリル酸と他のビニ
ル化合物とのコポリマーを挙げることができる。
0−キノンジアジド化合物からなる感光層およびその現
像液の更なる詳細は米国特許第4.259.434号に
記されている。
■ジアゾ樹脂とバインダーとからなる感光性組成物。
ネガ作用型感光性ジアゾ化合物としては米国特許第2.
063.631号および同第2.667、415号の各
明細書に開示されているジアゾニウム塩とアルドールや
アセタールのような反応性カルボニル基を含有する有機
縮合剤との反応生成物であるジフェニルアミン−p−ジ
アゾニウム塩とホルムアルデヒドとの縮合生成物(所謂
感光性ジアゾ樹脂)が好適に用いられる。この他の有用
な縮合ジアゾ化合物は米国特許第3.679.419号
、英国特許第1.312.925号、同第1.312.
926号の各明細書等に開示されている。これらの型の
感光性ジアゾ化合物は、通常水溶性無機塩の型で得られ
、従って水溶液から塗布することができる。又、これら
の水溶性ジアゾ化合物を英国特許第1.280.885
号明細書に開示された方法により1個又はそれ以上のフ
ェノール性水酸基、スルホン酸基又はその両者を有する
芳香族又は脂肪族化合物と反応させ、その反応生成物で
ある実質的に水不溶性の感光性のジアゾ樹脂を使用する
こともできる。
また、特開昭56−121031号に記載されているよ
うにヘキサフルオロ燐酸塩または、テトラフルオロ硼酸
塩との反応生成物として使用することもできる。
そのほか、米国特許第1.312.925号明細書に記
載されているジアゾ樹脂も好ましい。
このようなジアゾ樹脂は、バインダーと共に用いられる
。好ましいバインダーは酸価10〜200を有する有機
高分子重合体であり、具体例としては、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸またはマレイン酸を必須の重合
成分として含む共重合体、例えば米国特許第4.123
.276号に記されている様な2−ヒドロキシエチルア
クリレートまたは2−ヒドロキシエチルメタクリレート
、アクリロニトリルまたはメタクリレートリル、アクリ
ル酸またはメタクリル酸および必要に応じて更に他の共
重合しうるモノマーとの3元または4元共重合体、特開
昭53−120903号に記載されている様な末端がヒ
ドロキシ基であり、かつジカルボン酸エステル残基を含
む基でエステル化されたアクリル酸またはメタクリル酸
、アクリル酸またはメタクリル酸、および必要に応じて
更に他の共重合しろるモノマーとの共重合体、特開昭5
4=98614号に記載されている様な芳香族性水酸基
を末端に有する単量体(例えばN−(4−ヒドロキシフ
ェニル)メタクリルアミドなど)、アクリル酸またはメ
タクリル酸、及び更に必要に応じて他の共重合可能なモ
ノマーの少なくとも1つとの共重合体、特開昭56−4
144号に記載されている様なアルキルアクリレートま
たはメタクリレート、アクリロニトリルまたはメタクリ
レートリル、および不飽和カルボン酸よりなる共重合体
が含まれる。また酸性ポリビニルアルコール誘導体、酸
性セルロース誘導体も有用である。
■活性光線の照射により三量化を起す化合物を含む組成
物。
例えばポリ桂皮酸ビニル、ポリビニルシンナモイルエチ
ルエーテル、ポリエチレンシンナメートアクリレート、
及びその共重合体、ポリエチルシンナメートメタクリレ
ート及びその共重合体、ポリパラビニルフェニルシンナ
メート及びその共重合体、ポリビニルベンザールアセト
フェノン及びその誘導体、ポリビニルシンナミリデンア
セテート及びその誘導体、アクリル酸アリルプレポリマ
ー及びその誘導体、パラフェニレンジアクリル酸とポリ
ハイドリックアルコールから成るポリエステル樹脂の誘
導体で、例えば米国特許第3.030.208号明細書
に記載されているような化合物などがある。
■活性光線の照射により重合反応を起す、いわゆる光重
合性組成物。
例えば米国特許第2.760.863号および同第3.
060゜023号明細書に記載の2個又はそれ以上の末
端エチレン基を有する付加重合性不飽和化合物と光重合
開始剤よりなる組成物がある。
上記活性光線の照射により三量化する化合物および重合
反応する化合物には、更にバインダーとしての樹脂、増
感剤、熱重合防止剤、色素、可塑剤などを含有させるこ
とができる。
上記の如き感光性組成物は、通常、水、有機溶剤、又は
これらの混合物の溶液として、本発明による支持体上に
塗布し、乾燥されて感光性平版印刷版が作成される。
感光性組成物の塗布量は、一般的には約0.1〜約5.
0 g / m’が適当であり、約0.5〜約3.0 
g /扉がより好ましい。
かくして得られる感光性平版印刷版はカーボンアーク灯
、キセノン灯、水銀灯、タングステン灯、メタルハライ
ドランプなどの如き活性光線を含む光源により画像露光
し、現像して平版印刷版が得られる。
〔発明の効果〕
本発明により得られるアルミニウム支持体を用いた平版
印刷版は、従来のものに比べて高い耐刷力を与えると同
時に非画像部が汚れにくいという顕著な効果が得られ、
しかも非画像部に付着したインキをすばやく除去するこ
とができる。従来より、高耐刷力を有する平版印刷版は
非画像部が汚れ易く、逆に非画像部の汚れ難い平版印刷
版は耐刷力が低いという性質をもっており、これら両者
の性能を同時に改善させることは極めて困難であるとさ
れていた。
しかし乍ら、本発明によるアルミニウム支持体を用いた
平版印刷版は高い耐刷力を有すると同時に非画像部が汚
れ難いという従来得られなかった優れた性質を有してい
る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例を用いて、より具体的に一説明す
る。なお、実施例中の「%」は、特に指定のない限り「
重量%」を示すものとする。
実施例1〜2 JIS1050アルミニウムシートをパミスー水懸濁液
を研暦剤として、回転ナイロンブラシで表面を砂目立て
した。このときの表面粗さく中心線平均粗さ)は0.5
μであった。水洗後、10%苛性ソーダ水溶液を70℃
に温めた溶液中に浸漬して、アルミニウムの溶解里が6
 g / m’になるようにエツチングした。水洗後、
30%硝酸水溶液に1分間浸漬して中和し、十分水洗し
た。その後に、0.7%硝酸水溶液中で、陽極特電圧1
3ボルト、陰極特電圧6ポルトの矩形波交番波形(特開
昭52−77702号公報実施例に記載されている電源
波形)を用いて20秒間電電解面化を行ない、20%硫
酸の50℃溶液中に浸、潰して表面を洗浄した後、水洗
した。
さらに20%硫酸水溶液中で陽極酸化皮膜重機が3.0
 g / m’となるように直流を用いて陽極酸化処理
を施して水洗、乾煙し、基板(1)を得た。
このように処理された基板(I)の表面に下記組成の溶
液(I)を塗布し80℃、30秒間乾燥した。
乾燥後の被覆量は10mg/m’であった。
このようにして基板(I[)を作成した。
また、変性澱粉(置換度0.2)の代わりに変性澱粉(
置換基0.25 )を用いて、基板(I)に下記組成の
溶液を塗布し、80℃30秒間乾燥した。
被覆量は乾燥後10mg/m’であった。
このようにして、基板(I)を作成した。
さらに比較のため、カルボキシメチルセルロー2 (分
子1t25.000 )又はポリビニルアルコール(分
子量10. O’00 )をそれぞれ水に溶解し、乾燥
後の被覆量が10mg/m’となるように基板(I)上
に設けて、それぞれ基板(■)、基板(V)を作成した
このようにして作成した基板(I)〜(V)に下記組成
物を乾燥後の塗布重量が2.5 g / m’となるよ
うに塗布して感光層を設けた。
クレゾールノボラック樹脂       2.00gエ
チレンジクロライド          I E+g2
−メトキシエチルアセテート      12gこのよ
うにして作られた感光性平版印刷版を、真空焼枠中で、
透明ポジティブフィルムを通して1mの距離から3KW
のメタルハライドランプにより、50秒間露光を行なっ
たのち、5iOz / NazOのモル比が1.74の
珪酸す) IJウムの5.26%水溶液(ptl= 1
2.7 )で現像した。
このように現像した後、十分水洗し、ガム引きしたのち
、常法の手順で印刷した。このときの非画像部の汚染と
耐刷力を調べた結果を第1表に示した。
第1表の結果から、本発明による支持体は比較例のもの
に比べて耐刷力および非画像部の汚れ及びインキの払い
(除去されやすさ)のいずれにおいても満足すべきもの
であることが判る。
実施例3〜4 JIS1050アルミニウムシートをパルス−水懸濁液
を研磨剤として、回転ナイロンブラシで表面を砂目立て
した。このときの表面粗さく中心線平均粗さ)は0.5
μであった。水洗後、10%苛性ソーダ水溶液を70℃
に温めた溶液中に浸漬して、アルミニウムの溶解量が6
 g / m’になるようにエツチングした。水洗後、
30%硝酸水溶液に1分間浸漬して中和し、十分水洗し
た。
その後に0.7%硝酸水溶液中で、陽極特電圧13ボル
ト、陰極特電圧6ボルトの矩形波交番波形を用いて(特
開昭52−77702号公報実施例に記載されている電
源波形)20秒間電電解面化を行ない、20%硫酸の5
0℃溶液中に浸漬して表面を洗浄した後、水洗した。
さらに20%硫酸水溶液中で陽極酸化皮膜重量が1.5
g/m’となるように直流を用いて陽極酸化処理したの
ち、水洗し、2%珪酸ナトリウム水溶液に70℃で1分
間浸漬し、水洗、乾燥して支持体(VI)を得た。
このように処理された基板(Vl)の表面に、実施例1
に示した組成の溶液(1)を塗布し80℃、30秒間乾
燥した。乾燥後の被覆量は、10a+g/m′であった
。このようにして、基板(■)を作成した。また基板(
VI)の表面に実施例1に示した組成の溶液(II)を
塗布し80℃、30秒間乾燥した。被覆量は乾燥後10
mg/m’であった。
このようにして基板(■)を作成した。
さらに比較のため、カルボキシメチルセルロース(分−
F[25,000)又はポリビニルアルコール(分子f
f1lo、ooo)をそれぞれ水に溶解し乾燥後の被覆
型が10mg/m″となるように基板(Vl)上に設け
て、それぞれ基板(■)、基板(X)を作成した。
このようにして作成した基板(VT)〜(X)に下記組
成物を乾燥後の塗布重量が2.5 g / m’となる
ように塗布して感光層を設けた。
感光液 (平均分子量60000)       ・・・・・・
5.0μ亜  燐  酸              
  ・・・・・・ 0.05gビクトリアピュアーブル
ー〇DH (採土ケ谷化学■社製)    ・・・・・・0.1g
2−メトキシエタノール    ・・・・・・100g
このようにして作られた感光性平版印刷版を、真空焼枠
中で透明ネガティブフィルムを通して、1mの距離から
、3KWのメタルハライドランプにより50秒間露光を
行なったのち、下記組成の現像液で現像し、アラビアガ
ム水溶液でガム引きして平版印刷版とした。
現像液 亜硫酸ナトリウム         ・・・・・・ 5
8ベンジルアルコール        ・・・・・・3
0g炭酸ナトリウム          ・・・・・・
 5gイソプロピルナフタレン スルホン酸ナトリウム       ・・・・・・12
g純  水                    
 ・・・・・・ 1000gこのようにして製版された
印刷版を、通常の手順で印刷した。
このときの非画像部の汚れにくさ、インキの払いと耐刷
力を調べた結果を第2表に示した。
第2表の結果から本発明による支持体は比較例のものに
比べて耐刷力及び非画像部の汚れ、インキの払いのいず
れにおいても満足すべきものであることが判る。
手続補正書 1.事件の表示    昭和60年特許願第23862
6号2、発明の名称    平版印刷版用支持体3、補
正をする者 事件との関係   出願人 名 称   (520)富士写真フィルム株式会社4、
代理人 5、補正命令の日付   自  発 1、明細書、第211.第18行の“インキの払い(除
去されやすさ)”を「インキの除去されやすさ」と訂正
する。
2、同書、第22頁、第8行の“インキの払い”を「イ
ンキの除去されやすさ」と訂正する。
3、同書、第26頁、第7行の“インキの払い“を「イ
ンキの除去されやすさ」と訂正する。
4、同書、第27頁、第8行の“インキの払い”を「イ
ンキの除去されやすさ」と訂正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)陽極酸化皮膜を有するアルミニウム板の該皮膜上
    に、皮膜形成性を有する、リン酸またはその誘導体によ
    り変性させた澱粉を含む親水層を設けたことを特徴とす
    る平版印刷版用支持体。
  2. (2)該親水層の被覆量が1〜100mg/m^3であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の平
    版印刷版用支持体。
JP23862685A 1985-10-25 1985-10-25 平版印刷版用支持体 Pending JPS6297892A (ja)

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