JPS6297668A - 超音波塗装法 - Google Patents
超音波塗装法Info
- Publication number
- JPS6297668A JPS6297668A JP23688685A JP23688685A JPS6297668A JP S6297668 A JPS6297668 A JP S6297668A JP 23688685 A JP23688685 A JP 23688685A JP 23688685 A JP23688685 A JP 23688685A JP S6297668 A JPS6297668 A JP S6297668A
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- JP
- Japan
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- paint
- coated
- article
- ultrasonic
- tank
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- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
浸し塗り塗装において、微細なくぼみやボイドのある被
塗物に塗料をむらなく、強い付着力で塗装するための超
音波塗装法に関するものである。 [従来の技術1 塗装方法には、浸し塗り、スプレー塗り、電着塗装、ロ
ーラー塗り等種々の方法がある。それらの中で浸し塗り
は塗料中に被塗物を浸すだけで、厚い塗膜が得られ、更
に設備的にも安価である。 又、複雑な形状や網状の被塗物にも塗料のロスが少ない
ため多く利用されている。 浸し塗りは塗料槽中に被塗物を浸し、被塗物を塗料槽よ
り取り出し、余分に付いた塗料を自然落下によって流し
とり、被塗物上の塗料を常温或いは、加熱によって硬化
させている。 超音波は塗装分野において塗装の前処理としての物体の
洗浄等に利用されている。又、スプレー塗りにおいて、
塗料噴出口を超音波をもって操作して塗料を微粒化する
ことにも用いられている。
塗物に塗料をむらなく、強い付着力で塗装するための超
音波塗装法に関するものである。 [従来の技術1 塗装方法には、浸し塗り、スプレー塗り、電着塗装、ロ
ーラー塗り等種々の方法がある。それらの中で浸し塗り
は塗料中に被塗物を浸すだけで、厚い塗膜が得られ、更
に設備的にも安価である。 又、複雑な形状や網状の被塗物にも塗料のロスが少ない
ため多く利用されている。 浸し塗りは塗料槽中に被塗物を浸し、被塗物を塗料槽よ
り取り出し、余分に付いた塗料を自然落下によって流し
とり、被塗物上の塗料を常温或いは、加熱によって硬化
させている。 超音波は塗装分野において塗装の前処理としての物体の
洗浄等に利用されている。又、スプレー塗りにおいて、
塗料噴出口を超音波をもって操作して塗料を微粒化する
ことにも用いられている。
被塗物のくぼみ部に塗料を入れるためには、塗装後、被
塗物のくぼみやボイド部に出来た気泡を除く必要がある
。被塗物上の気泡を除くには気泡を外力で被塗物から離
すか、気泡を破壊する方法が考えられる。そこで本発明
者は塗料中にある被塗物に外力を与える方法、及び気泡
を破壊する方法として超音波を利用することに着目した
。 超音波は3 にHz以上の周波数を持つ音波で、更に1
0にHz以上になるとキャビテーション(空洞現染:振
動により生ずる負の圧力によって液体中に空洞が発生す
る現象)が発生する。キャビテーションによって、圧力
差が生じ、その増圧側の力によって大きな衝撃力が起こ
る。この衝撃力を被塗物に与え、気泡を被塗物から離し
たり、気泡を破壊する。被塗物上の気泡をなくすことに
より塗料が被塗物に接触し、付着力が良くなることを見
出し、本発明を完成するに至ったものである。 即ち、本発明は浸し塗り塗装において、塗料に浸した被
塗物に10にHz以上50にH2以下の超音波を作用さ
せることを特徴とする超音波塗装法に関するものである
。 作用させる超音波が10 KHz未満ではキャビテーシ
ョンが発生しないため効果がなく、50旧1zを眉える
と作業者が難聴を起し作業環境上問題が生じるため使用
できない。 本発明の亀音波塗装法を実施するには浸し塗り用塗料を
入れた槽内に超音波発振子を入れるか、浸し塗り用塗料
を入れた槽の外壁に超音波発振子を接触させ、塗料中に
被塗物を浸し、浸している最中に10に82以上50に
Hz以下の周波数の超音波を約10分程作用せしめた後
、被塗物を取り出し、余分の塗料を流し取り、常温或い
は加熱により硬化させる。
塗物のくぼみやボイド部に出来た気泡を除く必要がある
。被塗物上の気泡を除くには気泡を外力で被塗物から離
すか、気泡を破壊する方法が考えられる。そこで本発明
者は塗料中にある被塗物に外力を与える方法、及び気泡
を破壊する方法として超音波を利用することに着目した
。 超音波は3 にHz以上の周波数を持つ音波で、更に1
0にHz以上になるとキャビテーション(空洞現染:振
動により生ずる負の圧力によって液体中に空洞が発生す
る現象)が発生する。キャビテーションによって、圧力
差が生じ、その増圧側の力によって大きな衝撃力が起こ
る。この衝撃力を被塗物に与え、気泡を被塗物から離し
たり、気泡を破壊する。被塗物上の気泡をなくすことに
より塗料が被塗物に接触し、付着力が良くなることを見
出し、本発明を完成するに至ったものである。 即ち、本発明は浸し塗り塗装において、塗料に浸した被
塗物に10にHz以上50にH2以下の超音波を作用さ
せることを特徴とする超音波塗装法に関するものである
。 作用させる超音波が10 KHz未満ではキャビテーシ
ョンが発生しないため効果がなく、50旧1zを眉える
と作業者が難聴を起し作業環境上問題が生じるため使用
できない。 本発明の亀音波塗装法を実施するには浸し塗り用塗料を
入れた槽内に超音波発振子を入れるか、浸し塗り用塗料
を入れた槽の外壁に超音波発振子を接触させ、塗料中に
被塗物を浸し、浸している最中に10に82以上50に
Hz以下の周波数の超音波を約10分程作用せしめた後
、被塗物を取り出し、余分の塗料を流し取り、常温或い
は加熱により硬化させる。
次に、実施例、比較例によって本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1乃至4、及び比較例1乃至3 底に超音波発振子を外壁に密着させた100mX20c
jI×15cmのステンレス製の!<サインソニック神
明台工業■製)の中に塗料を深さ1ocmまで入れた後
、実施例1乃至4、比較例1乃至3の各被塗物を浸し、
直ちに超音波を作用せしめた。 次いで被塗物を取り出し、余分の塗料を自然落下にて除
去した後、該塗料の硬化条件に従って塗料を硬化させ、
実施例1乃至4、及び比較例1乃至3の各試験片を得た
。 実施例1乃至4、及び比較例1乃至3に共通の試験条件
は下記の通りであり、超音波周波数と塗料硬化条件は第
1表に記載の通りである。 試験条件 超音波照射時間:10分 被塗物: 37JX 3m!nX 10cmのL字鋼乾
燥膜厚:30μm 使用塗料:エポキシ系合成樹脂塗料2図形分25%(商
品名工ピコNo、1000クリヤー 日本油脂@製) 以下余白 第 1 表 得られた塗膜の付着性評価を下記のような試験方法を用
いて行い、その結果を第2表に示した。 付着性評価試験方法 2液型のエポキシ系合成樹脂接着剤(商品名セメダイン
スーパー セメダイン■製)を用いて、付着性評価用金
具〈接着布の大きさ20X20mm、長さ50問、鉄製
)を試験片の塗膜上に接着する。引っ張り試験装置(テ
ンシロンUTH−3@東洋ボールドウィン製)の上部ヂ
ャックに付着性評価金具を、下部チャックに試験片をは
さみ50m!n/1ain、の速さで引っ張る。接着面
において試験片上の塗膜が剥離せず、試験片自体の表面
が露出しない部分の割合を面積百分率(%)で示す。 第 2 表 【発明の効果l 第2表から明らかなように、比較例では塗装部面積の3
0〜40%に相当する塗膜が剥離し、塗料の付着力が弱
いくぼみやボイド部があることを示している。一方実施
例では、試験片上の塗膜の剥離が認められず、くぼみや
ボイド部にも塗料が入り塗装の付着力が向上したことを
示している。 即ち、本発明は従来の浸し塗り塗装において、10 K
Hz乃至50 KHzの超音波を作用せしめ、塗料に浸
された被塗物に超音波振動とキャビテーションを与え、
被塗物表面の微細なくぼみやボイド部に気泡状となって
残存する空気を引離したり破壊し、該空気と塗料とを置
換することによって塗料の付着力を向上し、塗料を強固
に然もむらなく付着した被塗物を得ることができたもの
である。
する。 実施例1乃至4、及び比較例1乃至3 底に超音波発振子を外壁に密着させた100mX20c
jI×15cmのステンレス製の!<サインソニック神
明台工業■製)の中に塗料を深さ1ocmまで入れた後
、実施例1乃至4、比較例1乃至3の各被塗物を浸し、
直ちに超音波を作用せしめた。 次いで被塗物を取り出し、余分の塗料を自然落下にて除
去した後、該塗料の硬化条件に従って塗料を硬化させ、
実施例1乃至4、及び比較例1乃至3の各試験片を得た
。 実施例1乃至4、及び比較例1乃至3に共通の試験条件
は下記の通りであり、超音波周波数と塗料硬化条件は第
1表に記載の通りである。 試験条件 超音波照射時間:10分 被塗物: 37JX 3m!nX 10cmのL字鋼乾
燥膜厚:30μm 使用塗料:エポキシ系合成樹脂塗料2図形分25%(商
品名工ピコNo、1000クリヤー 日本油脂@製) 以下余白 第 1 表 得られた塗膜の付着性評価を下記のような試験方法を用
いて行い、その結果を第2表に示した。 付着性評価試験方法 2液型のエポキシ系合成樹脂接着剤(商品名セメダイン
スーパー セメダイン■製)を用いて、付着性評価用金
具〈接着布の大きさ20X20mm、長さ50問、鉄製
)を試験片の塗膜上に接着する。引っ張り試験装置(テ
ンシロンUTH−3@東洋ボールドウィン製)の上部ヂ
ャックに付着性評価金具を、下部チャックに試験片をは
さみ50m!n/1ain、の速さで引っ張る。接着面
において試験片上の塗膜が剥離せず、試験片自体の表面
が露出しない部分の割合を面積百分率(%)で示す。 第 2 表 【発明の効果l 第2表から明らかなように、比較例では塗装部面積の3
0〜40%に相当する塗膜が剥離し、塗料の付着力が弱
いくぼみやボイド部があることを示している。一方実施
例では、試験片上の塗膜の剥離が認められず、くぼみや
ボイド部にも塗料が入り塗装の付着力が向上したことを
示している。 即ち、本発明は従来の浸し塗り塗装において、10 K
Hz乃至50 KHzの超音波を作用せしめ、塗料に浸
された被塗物に超音波振動とキャビテーションを与え、
被塗物表面の微細なくぼみやボイド部に気泡状となって
残存する空気を引離したり破壊し、該空気と塗料とを置
換することによって塗料の付着力を向上し、塗料を強固
に然もむらなく付着した被塗物を得ることができたもの
である。
Claims (1)
- 浸し塗り塗装法において、塗料に浸した被塗物に10K
Hz以上50KHz以下の超音波を作用させることを特
徴とする超音波塗装法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23688685A JPS6297668A (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 超音波塗装法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23688685A JPS6297668A (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 超音波塗装法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6297668A true JPS6297668A (ja) | 1987-05-07 |
Family
ID=17007233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23688685A Pending JPS6297668A (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 超音波塗装法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6297668A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05273760A (ja) * | 1992-03-26 | 1993-10-22 | Matsushita Electric Works Ltd | レジスト膜形成方法 |
-
1985
- 1985-10-23 JP JP23688685A patent/JPS6297668A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05273760A (ja) * | 1992-03-26 | 1993-10-22 | Matsushita Electric Works Ltd | レジスト膜形成方法 |
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