JPS6296943A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPS6296943A
JPS6296943A JP23208885A JP23208885A JPS6296943A JP S6296943 A JPS6296943 A JP S6296943A JP 23208885 A JP23208885 A JP 23208885A JP 23208885 A JP23208885 A JP 23208885A JP S6296943 A JPS6296943 A JP S6296943A
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JP
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silver halide
group
silver
emulsion
halide photographic
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JP23208885A
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English (en)
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Nobuaki Miyasaka
宮坂 信章
Shuzo Suga
菅 修造
Takeki Nakamura
剛希 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀写真感光材料で以下「感光材料」
と把子)に関するものであり、現像処理安定性と粒状性
の改良された写真感光材料に関するものである。
(従来の技術) 一般に、ハロゲン化銀写真感光材料において、ヨード含
有量を増大させることは高感間化などに対して望ましい
ことである。例えば、レギュラータイプの医療用Xレイ
フィルムは通常λモルチ前後のヨードを含む沃臭化銀乳
剤が分光増感しないで用いられることが多い。しかしな
がら乳剤のヨード含有量を増すことが出来れば、青色光
の吸収率が憎子ので光に対して高感化出来る筈であり、
実際そうなることが曙かめられる。更に又X線により螢
光増感紙により発つせられた青色光がそれぞれの増感紙
側の感光性乳剤層だけでなく支持体を越えたもう一方の
乳剤層を感光させるいわゆるクロスオーバー光効果も乳
剤の高ヨード化により減少せしめることが出来、これに
より高鮮鋭度が達成される。
これ以外にも感光性粒子が現像時に放出するヨードによ
り内部カブラセ微粒子を現像せしめ現像銀のカバリング
ノワーをあげる特公昭弘/ −206!、米国特許λ、
タタA 、312、米国特許3゜/78’、212、特
公昭4CQ−2701よ、特公昭≠7−1r7Jr、米
国特許l弘コぶλ77に記載の効果を十分にひき起すた
めにも高ヨード化は非常に望ましい。
ヨード含有量を増すことには、こうした数々の利点があ
るにもかかわらず、いくつかの大きな問題点もある。例
えばグルタルアルデヒド系硬膜剤を含む高温迅速現像液
で処理されると高ヨード乳剤の写真性(感度、階調、カ
ブリ)は処理温度や処理液中のハロゲン量の影響を非常
に強(受けるという大きな欠点を有している。高温現像
液などにおける写真性の処理条件(温度、ハロゲン量な
ど)依存性を小さくするため幾つかの方法が知られてい
る。例えば特公昭!コー216り1%RD−714t3
/%≠341頁記載のニトロン塩(/。
u−diphenyl−3、j−endoanilin
 −u 、j−dihydro −/ * −2+ 4
’−triazoleあるいは! 、! 、A−tri
phenyl  −z2.3 。
j 、6−tetrazabicyclo (2、/ 
# / Jhex−fen)添加による黄色カブリ防止
効果、特開昭40−47322、同AO−//72≠0
特願昭!r−λ3/θrr記載のニトロン以外のメソイ
オントリアゾリウム化合物添加による処理温度依存性改
良効果、米国特許3りjμ弘7≠、米国特許35PLr
2タグ7、特公昭jJ−JJ’、460記載のメルカプ
ト化合物、ベンゾトリア−ゾール化合物類によるカブリ
防止効果、英国特許r6//3弘、ドイツ特許/弘22
10 !i’記戦の/分子中に1個のポリオキシエチレ
ン鎖を有すルノニオン界面活性剤の添加による処理温度
依存性改良効果、米国特許λ/31031.%開昭j弘
−6/619、米国特許3?3011,0.特開昭10
−//タタ17記戦の青色光分光増感色素によるカラー
現像液でのカブリ防止効果、及び平板状粒子に限定され
ているが特開昭jター!j弘コロ1、同!ター//sI
O弘りに記載の一部の青色光分光増感色素による処理温
度依存性良化効果が知られている。しかしこれらの方法
には減感、カブリなどの問題点がある、 例えば、メンイオントリアゾリウム化合物は処理依存性
良化効果も太きいが減感効果も太き((グルタルアルデ
ヒドの無い現11Mでの減感効果も非常に大きり)、メ
ルカプト化合物類はその処理依存性良化効果に比べて減
感効果が非常に大きく更に又は上述のポリオキンエチレ
ン系化合物を含有した感光材料は、特願昭jlr−/1
130≠に記載されているように自動現1象機のローラ
ーによル圧力マークを発生し易いことやグルタルアルデ
ヒドを含有しない現1象液で粒状性が劣化し易いなどの
問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) したがって、本発明の目的fi、ジアルデヒド系硬膜剤
を含む現像液で処理された時沃化銀を含有した税源処理
依存性の少ないハロゲン化銀写真感光材料の処理方法を
提供するものである。
本発明の他の目的は、同じ現1象液で処理された時感度
の低下がなく粒状性の優れた沃化銀を含有したハロゲン
化銀写真感光材料の処理方法を提供するものである。
本発明の他の目的は、沃化銀を含有した、ローラーによ
る圧力マークが少ない、ハロゲン化銀写真感光材料の処
理方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の上記の目的は、支持体の少な(とも一方の側に
、少な(とも一層のハロゲン化銀写真乳剤層と少な(と
も一層の補助層を有するハロゲン化銀写真感光材料の処
理方法において、該・・ログン化銀写真乳剤層は沃化銀
を含有したハロゲン化銀粒子からなる感光性ハロゲン化
銀乳剤を含有し、該補助層は実質的に感光性を持たない
平均粒子サイズO1jμrnJJ下のハロゲン化銀粒子
を含有し、該−・ロゲン化銀写真感光材料が下記の一般
式(I)で表わされる化合物を含有し、かつジアルデヒ
ド系硬膜剤を含有する処理液で処理することを特徴とす
るハロゲン化銀写真感光材料の処理方法によって達成す
ることができた。
一般式(1) 式中、Xはイオウ原子または=ヘーR4を表わし、R%
R、R、Rは水素原子、置換もしくは無置換のアルキル
基、アリール基またはへテロ環な表わす。ただしR4が
水素原子の場合は、R1−R3は水素原子以外のものを
表わ丁。また、R1とR、RとR及びRとRは互に結 合して環を形成してもよい。
次に一般式(I)について詳しく説明する。
一般式(I)において、置換または無置換のアルキル基
とは、置換または無置換の直鎖状アルキル基(メチル基
、エチル基、n−オクチル基など、置換又は無置換の分
枝状アルキル基(イソプロピル基、イソブチル基、コー
エチルヘキシル基、を−ブチル基など)、置換または無
置換の7クロアルキル基(シクロプロピル基、シクロは
メチル基、7クロヘキシル基など)、置換または無置換
のアリール基とは、置換または無置換のフェニル基、ナ
フチル基などを表わす、置換または無置換のへテロ環と
は、置換または無置換の3−ピリジル基、λ−フリル基
、λ−ベンゾチアゾリル基などを表わ丁。
ここでR1、R2、R3およびR4における置換基とし
ては、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ
基、カルバモイル基、スルファモイル基、カルlキシ基
、アルコキシカルボニル基、スルホ基、アミド基、スル
ホンアミド基、ヒドロキシ基、スルホニル基、スルフィ
ニル基、スルフェニル基、メルカプト基、アミノ基、ウ
レイド基、アミノカルボニルキシ基、アルコキ7力ルメ
ニルアミノ基、アリール基、ヘテロ環、゛を挙げること
ができ、7つまたはそれ以上有してもよい。
さらにR1とR2、R2とR3およびR3とR4は互い
に結合し環(例えばよ@環、乙員環)を形成しても良い
以下に本発明で用いられるメンイオントリアゾリウム化
合物の具体例を示すが本発明に用いうる化合物は、これ
ら具体例に限定されるものではない。
■−/ ■−λ −J ■−≠ 1−t ■−7 −r ■−タ 8H17 (−/ O ■−/ / α その他、特開昭40−173ココ、同60−//721
1−0.特願昭!r−23/ 0rrVC記載された化
合物も同様に用いることができる。
一般式(I)で表わされるメンイオントリアゾリウム化
合物は、特開昭t O−4732,2、同60−/ /
 721tO,特願昭5r−23101rVC記載され
た方法によって容易に合成することができる。
また、一般式(1)で表わされる化合物は、感光性写真
乳剤を含有した乳剤層、補助層、その他親水性コロイド
層に用いることができる。好ましくは、感光性写真乳剤
と同一層に用いるのがよい。
一般式(I)で表わされる化合物の添加量は、ハロゲン
化銀乳剤層のハロゲン化銀1モル当り00oi〜10m
molが好ましく、より好ましくはO0/=jmmol
が好ましい。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明における感光性ハロゲン化銀乳剤にはたとえば表
面潜像型乳剤などのハロゲン化銀乳剤が用いられる。
ここで表面温1象型の−・ロゲン化銀乳剤とは、/〜1
7ioo秒露光後下記に示す表面現1象(A)の方法及
び内部現r象(B)の方法で現像した場合に、表面現f
象(A)で得られた感度が内部現(す(B)で得られた
感度より犬になる乳剤、好ましくは前者の感度が後者の
それの2倍以上となる乳剤である。ここで感度は次のよ
うに定義される。
Sは感度、Ehは最大濃度(Dmax)と最小濃を得る
に要する露光量を示す。
〔表面現像(A)〕
下記処方の現像液中で、温度uO’(vcおいて70分
間現fI!する。
ヘーメチルーp−アミノフェノール (へば硫酸塩)          2.19アスコル
ビン酸         io   gメタ硼酸ナトリ
ウム・四水塩   3j  g臭化カリ       
       ig水を加えて           
 /1〔内部現@(B ) ) 赤血塩311/lとフエノサフニン0.0/24I/l
を含む漂白液中で約λO0Cで10分間処理し、次いで
io分間水洗後、下記処方の現像液中で、20°Cにお
いてio分間現像する。
N−メチル−p−アミノフェノール (ヘミ硫酸塩)         2.5gアスコルビ
ン酸         IOjiメタはう酸、ナトリウ
ム四水塩   3j  y臭化カリ         
      igチオ硫酸ソーダ          
3g水を加えて            /  1表面
潜像型のハロゲン化銀としては具体的には塩沃化銀、沃
臭化銀、塩沃臭化銀を用いることができる。好ましくは
沃臭化銀が用いられる。ここで沃化銀の含量は好ましく
は1〜30モルチ、特に2〜10モル係の範囲であるこ
とが好ましい。
平均粒子サイズはO0μμm以上であることが好ましい
。粒子サイズ分布は狭くても広くてもいずれでもよい。
なお本発明におけるハロゲン化銀の粒子サイズとは球状
または球に近似の粒子の場合は粒子直径で表わし、他の
形状の粒子(例えば、立方体、平板など)の場合は同体
積の球の直径で表わ丁こととする。
乳剤中のハロゲン化銀粒子は立方体、八面体のような規
則的(regular)な結晶形を有するものでもよく
、また球状、板状、じゃがいも状などのような変則的(
irregular)な結晶形を有するものでも或いは
これらの結晶形の複合形を有するものでもよい1種々の
結晶形の粒子の混合から成ってもよい。また粒子径が粒
子厚みの3倍以上の平板状粒子は、本発明に対し好まし
く用いられる(詳しくは、RESERRCHDISCL
O3UREコ2!巻[tem 22!31A  P、2
0〜P、!f、/月号、/り23年に記載されている)
本発明において、感光性ハロゲン化銀乳剤は、他の感光
性−・ロゲン化銀乳剤と混合して用いてもよい。例えば
、上記の球状もしくはじゃがいも状の感光性乳剤と粒子
径が粒子厚みのj倍以上の平板状粒子からなる感光性ハ
ロゲン化銀乳剤と同一層もしくは異なった層に用いても
よい。異なった層に用いる時、平板状粒子からなる感光
性−・ロゲン化銀乳剤は支持体に近い側にあってもよい
し。
逆に遠い側にあってもよい。
また、感光性ハロゲン化銀乳剤には、補助層に用いる実
質的に感光性を持たない平均粒子サイズが0.jμ以下
からなるハロゲン化銀乳剤以外に、内部のかぶったハロ
ゲン化銀乳剤を同一層もしくは近接層に併用することに
よってカバリングパワーな向上させることができる(詳
しく、例えば米国特許第一、タデt、、irλなどに記
載されている。)。
本発明に用いられる写真乳剤はP、Glafkides
著Chimie et Physique Photo
graphique(Paul Monte1社刊、l
り47年)、G、F。
Duffin著Photographic Emuls
ionChemistry  (The Focal 
 Press刊、lりA4年)%V、L、Zelikm
an  et  al著Making  and Co
ating PhotographicEmulsio
n  (The Focal  Press刊、/?t
μ年)などに記載された方法を用いて調製することがで
きる。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア法等のい
ずれでもよ(、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反
応させる形式としては片側混合法、同時混合法、それら
の組合せなどのいずれを用いてもよい。
ハロゲン化銀粒子を銀イオン過剰の下において形成させ
る方法(いわゆる逆混合法)を用いることもできる。同
時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成される
液相中のpAgを一定に保つ方法、すなわちいわゆるコ
ンドロールド・ダブルジェット法を用いることもできる
この方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一
に近いハロゲン化銀粒子よりなるハロゲン化銀乳剤かえ
られる。
別々に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して
用いてもよい。
ハロゲン化銀製造時のハロゲン化銀粒子形成または物理
熟成の過程において、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タ
リウム塩、イリジウム塩またはその錯塩、ロジウム塩ま
たはその錯塩、鉄塩または鉄錯塩などを共存させてもよ
い。
感光性−・ロゲン化銀乳剤は、化学増感を行なわない、
いわゆる未後熱(primitive)乳剤を用いるこ
とができるが、通常は化学増感される。化学増感のため
には、前記GlafkidesまたはZeliknan
らの著書あるいはH,Frleser編Die  Gr
undlagen  der Photographi
schenProzesse  mit  Silbe
rhalpgeniden(Akademische 
 Verlagsgesellsiaft+lりtr)
に記載の方法を用いることができる。
−「なわち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物や
活性ゼラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を用いる
還元増感法、金その他の貴金属化合物を用いる貴金属増
感法などを単独または組合せて用いることができる。硫
黄増感剤としては、チオ硫酸塩、チオ尿素類、チアゾー
ル類、ローダニン類、その他の化合物を用いることがで
き、それらの具体例は、米国特許1.67≠、り44!
号、2、tl、10,419号、2 、u71r、り弘
7号、コ、7コ♂、66Ir号、j 、4jA 、’P
!j号、弘、032.221号、u、07,7,780
号に記載されている。還元剤としては第−丁ず塩、アミ
ン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジンスルフィン酸
、シラン化合物などを用いることができ、それらの具体
例は米国特許コ、≠17.IjO号1.2.≠/り、り
7弘号、コ、j/r、tりを号、2.913,609号
、2,913,410号、−2,6Yu、tl7号、3
,930.It、7号、弘、Oj弘、≠II号に記載さ
れている。貴金属増感のためには金錯塩のほか、白金、
イリジウム、パラジウム等の周期律表■族の金属の錯塩
を用いることができ、その具体例は米国特許λ、3タタ
013号、同2,14141.OtO号、英国特許6/
1,06/号などに記載されている。
本発明の写真感光材料中には各種の親水性コロイドを結
合剤として使用することができる。
この目的に用いられるコロイドとしては、例えばゼラチ
ン、コロイド状アルブミン、ポリサッカライド、セルロ
ーズ誘導体、合成樹脂、例えばポリビニルアルコール誘
導体を含むポリビニル化合物、アクリルアミドポリマー
等、一般に写真分野で使用せられる親水性コロイドを挙
げる事ができる。親水性コロイドと共に疎水性コロイド
例えば分散された重合ビニル化合物、特に写真材料の寸
法安定性を増大する様なもの、を含有せしめることがで
きる。この種の化合物の適当なものにはアル午ルアクリ
レート又はアル午ルメタアクリレート、アクリル酸、ス
ルホアルキルアクリレート又はスルホアル午ルメタアク
リレート等のビニル系モノマーを重合してつ(られる水
不溶性ポリマーが含まれる。
上記の写真乳剤には感光材料の製造工程、保存中或いは
処理中の感度低下やかぶりの発生を防ぐために種々の化
合物を添加することができる。それらの化合物は弘−ヒ
ドロキシ−6−メチル−7゜3.3a、7−テトラザイ
ンデン、3−メチル−ベンゾチアゾール、l−フェニル
−よ−メルカプトテトラシーンをはじめ、多くの複素環
化合物、含水銀化合物、メルカプト化合物、金属塩類な
ど極めて多くの化合物が古(から知られている。
使用できる化合物の一例は、C,E、に−Mees著”
The Theory of the Photogr
aphicProcess”(第3版、7266年)K
原文献を挙げて記されているほか、特開昭ゲタ−110
2μ、同!0−6306、同10−/り係コタ、米国特
許3.rso、t、、32号に記載されているような当
業界でよく知られたかぶり防止剤はいづれも用いること
ができる。
次に、本発明で用いられる「実質的に感光性を持たない
ハロゲン化銀粒子」は感光性を有するハロゲン化銀粒子
を含む感光性層とは別に、補助層を設けて、その中に含
有させられる。この補助層(例えば保護層、中間層、フ
ィルターripなど)は写真感光材料を構成する種々の
塗布層とどのような順番をもって塗布されてもよいが、
各感光性・10ゲン化銀乳剤層のなかで支持体から見て
最も外側に設けられる感光性乳剤層よりも更に外側に設
けることが望ましく、特に表面保護層と兼ねさせること
が望ましい。
本発明の上記補助層の塗布量には特別な限定はないが、
通常「実質的に感光性を持たない・−ロゲン化銀」の塗
布量で/x10   モル/rIL−7xio−2モル
/J、より好ましくは/、 X / 0−’〜/×10
  モル/専 の間が望ましい。また塗布された感光性
ハロゲン化銀全体の量に対して0.2’M量チ〜20重
を憾、特VC0,7重量%〜7重量%の塗布鎖端になる
ように調節することが好ましい。
本発明において使用される実質的に感光性を持たないハ
ロゲン化銀粒子としては、塩化銀を少くとも75モル係
含有することが好ましく、この様な比率で塩化銀を含む
ハロゲン化銀結晶である限りにおいては、種々の組成の
ものであっても良いが、特に塩化銀、又は少なくとも7
3モル係が塩化銀であるta、X化銀もしくは塩沃臭化
銀であることが好ましく、更に、塩化銀又は少な(とも
75モル係が塩化銀である塩臭化銀であるときより好ま
しい結果が実現される。この場合塩化銀比率がりOモル
チ以上であると更に好ましく、従ってこの様な組成の塩
臭化銀、特に塩化銀が好ましい。
一方、平均粒子サイズは0.jμ以下、好ましくは0.
0j−0,弘μ、より好ましくは0./〜0.3μであ
る。又、粒子形状には特別な限定はなく、規則的な(r
eguler)粒子でも不規則な(irreguler
)粒子でも良い。又、粒子の分散性は多分散であっても
、単分散であっても良い。
このハロゲン化銀粒子は本発明においては「実質的に感
光性を持たないハロゲン化銀粒子」であると規定されて
いるが、この「実質的に感光性を持たない」とは感光層
を構成するハロゲン化銀乳剤層との相対的な関係におい
て非感光性であることを意味する。よつ媒体的には感光
性ハロゲン化銀乳剤層を構成する感光性ハロゲン化銀を
感光させるに必要な露光を本発明の感光材料に与えた時
、 その光エネルギーによっては「実質的に感光されない」
と理解すべきものである。さらに詳細には、本発明の実
質的に感光性を持たないハロゲン化合粒子は、前記の感
光性ハロゲン化銀粒子に対して、大きくとも//100
の光感度しか持たないハロゲン化銀の粒子であることが
好ましい。
更に、この「実質的に感光性を持たないハロゲン化銀粒
子」としては、この粒子からなるハロゲン化銀乳剤の製
造工程の第1熟成(物理熟成)終了以前の任意の時期に
水溶性ロジウムを存在させて調製したものであることが
望ましい。このような粒子は現像液の攪拌条件の変動に
よる写真性能の変化を特に効果的に減少させる作用を示
す。
ロジウム塩を添加した乳剤については、例えば英国特許
77!、/り7号、米国特許!、13/。
λtり号、特開昭14−/コj73μ号、同j6/11
90JO号、同14−/4!りoJi号等に記載がある
が、いづれも本発明に記載されている様な目的で使われ
ているものではな(、又その使用される感光材料も本発
明の態様とは全(異なるものである。
本発明で用いられる水溶性ロジウム塩は代表的には、ロ
ジウムクロライド、ロジウムトリクロライド、ロジウム
アンモニウムクロライドなどが用いられるが、さらに錯
塩な用いることもできる。
本発明におけるロジウム塩の添加時間は乳剤製造時の第
一熟成終了前であればいつでもよいが、特に粒子形成中
に添加されるのが望ましく、その添加量は銀1モルあた
り/×lOモル以上であればよいが、さらに/×/Q 
 モル以上が望ましく、!×IOから/×10   モ
ルの範囲が特に好ましい。
本発明の「実質的に感光性を持たないハロゲン化銀粒子
」は粒子にかぶつ核を有していても構わないが、好まし
くほかぶつ核を有していない方が良い。
本発明においては「実質的に感光性のないハロゲン化銀
粒子」の粒子表面に増感色素を吸着させたつ、性能の安
定化をはかるために種々の化合物を吸着させて使用する
こともできる。その際有用な増感色素は例えばドイツ特
許タコy 、oro号。
米国特許2 、 tA ? J 、 74Lr号、同2
.!03゜77A号、rFf32,119,00/号、
同コ、り72.322号、同J 、 tjt 、 5’
jり号、同31t7λ、ざり7号、同j、JP≠、コ/
7号、同μ、02j、3≠7号、同弘、Q≠4.t7λ
号、英国特許/、コ弘2.zrr号特公昭弘弘−/≠0
30号、同よ2−2≠r弘μ号に記載されたものである
これらの増感色素は単独に用いてもよいが、それらの組
合せを用いてもよい。
上記の性能の安定化をはかる化合物(安定剤)としては
、一般にアゾール類たとえばベンゾチアゾリウム塩、ニ
トロインダゾール類、トリアゾール類、ベンゾトリアゾ
ール類、ベンズイミダゾール類(特にニトロ−又はハロ
ゲン置換体);ヘゲ4メルカプト化合物類たとえばメル
カプトチアゾール類、メルカプトベンゾチアゾール類、
メルカプトベンズイミダゾール類、メルカプトチアジア
ゾール類、メルカプトテトラゾール類(特にl−フェニ
ル−!−メルカプトテトラゾール)、メルカプトピリミ
ジン類;カルボキシル基ヤスルホン基などの水溶性基を
有する上記のへテロ環メルカプト化合物類;チオケト化
合物たとえばオキサゾリンチオン;アザインデン類たと
えばテトラアザインデン類(特に弘−ヒドロキシ置換(
/ 、3゜Ja、7)テトラアザインデン類);ベンゼ
ンチオスルホン酸類;ベンゼンスルフィン酸;などのよ
うな安定剤として知られた多(の化合物を用いることが
できる。これらの化合物を実質的に感光性を持たないハ
ロゲン化銀粒子の表面に吸着させることによって性能を
安定化させる等を行なうことができる。
これらの安定剤としては、ヘテロ環メルカプト化合物が
好ましく、特に下記の一般式(II)で示される化合物
が好ましい。
一般式(n) I (式中Xは一〇−1−NH−または−S−を表わ丁っR
,、R2、R3及びR4は、水素またはこれを置換可能
な基を表わし、R1、R2、R3及びR4のうち少なく
とも一つは直接または二価の連結基を介したi置換もし
くは無置換の炭素数/〜13のアルキル基またはアリー
ル基である。)次に、一般式([1)Kついて詳しく説
明する。
式中、Xは一〇−1−NH−または−S−を表わす。特
に好ましくはXは一〜H−である。
R1、R2s R3およびR4は水素またはこれを置換
可能な基を表わす。R1s R2、R3およびR4とし
て好ましいものは水素、ハロゲン原子(F s C1s
 B rなど)、置換または無置換のアルキル基(メチ
ル基、トリフルオロメチル基、エチル基、n−オクチル
基、ベンジル基など)、置換または無置換のアリール基
(フェニル基、p−りooフェニル基など)、置換また
は無置換のアルコ午シ基、アリールオギシ基(メトキシ
i%n−ヘキシルオキ7基、フェノキシ基、n−オクチ
ルTstx、ト)、スルホニル基(メタンスルホニル基
、p−トルエンスルホニル基すど)、スルホンアばド基
(n−オクタンスルホンアミド基、p−トルエンスルホ
ンアミド基など)、スルファモイル基(ジエチルスルフ
ァモイル基、≠−タロロフェニルスルファモイル基など
)、カルバモイルM(n−ブチルカルバモイル基、弘−
シアノフェニルカルバモイル基など)、アミド基(n−
ヘネサンアミド基、n−デカンアミド基、ベンズアミド
基など)、ウレイド基(3−ブチルウレイド基、モルホ
リノ力ルボニルアξ)基など)、アリールまたはアルコ
牛ジカルボニルアミノ基(エト午ジカルボニルアミノ基
、1so−ブチルカルボニルアミノ基、フェノキシカル
ボニルアミノ基など)、アリールまたはアルコ午ジカル
ボニル基(エト命ジカルボニル基、フェノキシカルボニ
ル基など)、アリールまたはアルギルアミノカルlニル
オキシ基(フェニルアミノカルボニルオキシ&、is。
−プチルアミノ力ルボニルオ午シ基など)、シアノ苓、
アルキルまたアリールチオ1(n−オクチルチオ基、コ
ーメトーrジカルボニルフェニルチオ基など)である。
ここでR1、R2、Ra 、R4のうち少な(とも7つ
は直接または二価の連結基を介した、置換もしくは無置
換の炭素数/−/Jのアルキル基またはアリール基であ
る。二価の連結基として特に好ましいものはアミド結合
、スルホンアミド結合、ウレイド結合、エーテル結合、
チオエーテル結合、スルホニル結合、カルボニル結合、
ウレタン結合である。
次に本発明に用いられる化合物の代表的な例を挙げるが
本発明は以下の化合物に限定されるものではない。
[−/ 1[−J [−J ■−μ 1−z [−4 −r ■−タ [−10 「−13 ■ [−/! H I[−/f [−/り [−20 ■−コ/ ■−23 HI+ ■−25 [1−2A ■−27 ■−λr ■−λり ■−30 ■−32 μ ■−33 本発明で用いられる一般式(n)で示される化合物は、
J、Van  A11an、B、D、Deacon。
Org、5ynth、、IV、j6り(/9t3’)、
J。
Bunner  Ber、e タ、弘4j(/f74 
)、L、B、5ebre11 、C,E、Boord、
Am、Chem。
S o c −+Lノ%、23り0(/りλ3)、特願
昭jター/ 70!Itに示した代表的な合成例に準じ
て合成することができる。
本発明の一般式CI)で表わされる化合物は、補助層の
ハロゲン化銀粒子7モル当り、/×10−3〜10モル
の範囲で用いることができ好ましくは、/X10−2〜
1モルの割合で添加するのが好い。
最も好ましくは、内部かぶり粒子の表面に対する飽和吸
着量付近の添加量がよい。添加方法としては、直接親水
性コロイド中に分散させてもよく、また、メタノール、
エチレングリコールなどの有機溶媒に廖かした後、添加
してもよい。
また、本発明のハロゲン化銀写真乳剤層および補助層は
、支持体上の片面だけでな(両面に設けられていてもよ
い。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の保護層は、親水性
コロイドからなる層であり、使用される親水性コロイド
としては前述したものが用いられる。
また、保護層は、単層であっても重層となっていてもよ
い。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の乳剤層又は保護層
中に、好ましくは、保護層中にはマット剤及び/又は平
滑剤などを添加してもよい。マット剤の例としては適当
な粒径(粒径0.3〜jμのものまたは、保護層の厚味
の2倍以上、特に弘倍以上のものが好ましい)のポリメ
チルメタアクリレートなどのごとき水分散性ビニル重合
体のごとき有機化合物又はハロゲン化銀、硫酸ストロン
チュームバリウムなどのごとき無機化合物などが好まし
く用いられる。平滑剤はマット剤と類似した接着故障防
止に役立つ他、特に映画用フィルムの撮影時もしくは映
写時のカメラ適合性に関係する摩擦特性の改良に有効で
あり、風体的な例としては流動ノ野ラフイン、高級脂肪
酸のエステル類などのごときワックス類、ポリフッ素化
炭化水素類もしくはその誘導体、ポリアル中ルポリシロ
キサン、ポリアリーヌポリシロ中サン、ポリアルキルア
リールポリ゛シロ中サン、もしくはそれらのアルキレン
オキサイド付加誘導体のごときシリコーン類などが好ま
しく用いられる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、他に、必要に
応じて、アンチ・・レーション1髄、中間層、フィルタ
一層、などを設けることができる。
本発明の感光材料において、写真ハロゲン化銀乳剤層及
び他の親水性コロイド層は任意の適当な硬膜剤で硬化せ
しめることができる。これらの硬膜剤には特開昭73−
7402j号、同j3−7402A号や同j3−7フル
lり号に記載された如きビニルスルホニル化合物:活性
ハロゲンを有する硬膜剤ニジオキサン誘導体ニオキシ殿
粉の如きオキシポリサッカライド等が含まれる。
写真ハロゲン化銀乳剤層には他の添加物、特に写真乳剤
に有用なもの、例えば潤滑剤、増感剤、光吸収染料、可
塑剤等を添加することができる。
本発明の感光材料には親水性コロイド層にフィルター染
料として、あるいはイラジェーション防止、・・レーシ
ョン防止その他種々の目的で水溶性染料を含有してよい
。このような染料にはオキソノール染料、ヘミオキソノ
ール染料、スチリル染料、メロシアニン染料、シアニン
染料及びアゾ染料が包含される。中でもオキソノール染
料:ヘミオキシノール染料及びメロ7ア二ン染料が有用
である。
本発明の感光材料において、親水性コロイド層に染料や
紫外線吸収剤などが包含される場合に、それらはカチオ
ン性ポリマーなどによって媒染されてもよい。
本発明の感光材料には、種々の目的で界面活性剤を含ん
でもよい。目的に応じ非イオン性、イオン性及び両性界
面活性剤のいずれを用いることもでき、例えばポリオキ
シアルギレン誘導体、両性アミノ酸(スルホベタイン類
も含む)等があげられる。かかる界面活性剤は米国特許
−,100゜r3i号、米国特許λ、27/、tλλ号
、米国特許−,27/ 、423号、米国特許コ、27
5。
727号、米国特許λ、717,401L号、米国特許
λ、114,220号、米国特許コ、73り。
tり7号及びベルキー特許412.rl、2号に記載さ
れている。
又本発明でフッ素化合物を少な(とも構成層の−1−に
併用することも出来る。フッ素系低分子化合物としては
、米国特許第j 、77! 、/21.号、同3.!r
り、201号、同3,7りr、265号、同3.775
’ 、7Ar号、同u、ll−07,937号明細書、
西独特許第1,2りJ、119号明細書、英国特許第1
.λj7.32r号明細書、英国特許出願第sr 、 
4c、ii号、同/、330゜3よ4号、同t、uiy
、yiz号、特開昭gr−F7124号、同4’5’−
10722号、同ψターμ6733号、同!0−/A!
21号、同!O−//32コ1号、同jO−/l/コ3
6号、同!O−タタ!2!号、同j/−7り17号、同
!/−3232λ号、同j/−10/、弘/り号、同j
/−/!//211−号、同j/−/j//コ!号、同
j/ −/!17/21.号、同j/−/j//27号
、同31−/25F229号、同!λ−/27り7弘号
、同!3−?弘7/2号、同j3−/弘66λλ号、同
jl−/u224L号、同34!−弘t120号、同j
7−’/742号、同j乙−//弘ハI号、同5r−i
t23s号、同3?−233≠弘号公報、特公昭IAI
r−43/30号、同j2−/1.073号公報、リサ
ーチ・ディスクロージャー/16/4430.同/73
弘11同/7t/1等に記載されている。
また、フッ素系高分子化合物としては、米国特許第44
./75、?42号、同’t、01r7,39弘号、同
μ、oit、iコj号、同!、676゜、23号、同3
.t7り、弘l1号、同≠、30≠。
112号明細書、特開昭jコー/コタjコO号、!弘−
1reコ2λ号、同よj−57r弘λ号、同j7−//
Jμ2号、同t7−/2733号、同j7−/7913
7号公報、「化学総説/′1627、新しいフッ素化学
」(日本化学会編、/りrO年)、里用著「機能性含フ
ツ素高分子」(日刊工業新聞社、/りr2年)等に記載
されている。
本発明の感光材料において写真乳剤は、増感色素によっ
て比較的長波長の青色光、緑色光、赤色光または赤外光
に分光増感されてもよい。増感色素として、シアニン色
素、メロシアニン色素、コンブノックスシアニン色素、
コンプレックスメロシアニン色素、ホロポーラ−シアニ
ン色素、スチリル色素、ヘミシアニン色素、オΦンノー
ル色素、ヘミオキソノール色素等を用いることができる
本発明で用いる増感色素は、通常のネガ型ハロゲン化銀
乳削に用いられると同等の濃度で用いられる。と(に、
ハロゲン化銀乳剤の固有感度を実質的に落さない程度の
色素濃度で用いるのが有利である。ハロゲン化銀1モル
当つ増感色素の約l。
OX/ 0  〜約!×70   モル、とくにハロゲ
ン化銀1モル当り増感色素の約弘×1o−5〜2×/ 
0   モルの濃度で用いることが好ましい。
用いられる増感色素については、RESEARCHDI
SCLO3URE / 7 t、巻Iten /7Ag
J、第■項、P、2J(/971r年/2月号)に記載
もしくは引用された特許等に記載されている。
本発明の写真感光材料において写真乳剤層その他の層は
写真感光材料に通常用いられている可撓性支持体の片面
または両面に塗布される。可撓性支持体として有用なも
のは、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、ポリスチ
レン、ポリエチレンテレフタレートの合成高分子から成
るフィルム、バライタ層またはα−オレフィンポリマー
(例工ばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブ
テン共重合体)等を塗布またはラミネートした紙等であ
る。
本発明の写真感光材料において、写真乳剤層その他の親
水性コロイド層は公知の種々の塗布法により支持体上ま
たは他の層の上に塗布できる。塗布には、ディップ塗布
法、ローラー塗布法、カーテン塗布法、押出し塗布法な
どを用いることができる。
本発明は、写真感光材料であればどのようなものにも用
いることができる。例えば、X線写真感光材料、黒白ネ
ガ写真感光材料、カラーネガ感光材料、などに用いられ
る。
本発明の感光材料の写真処理には、例えばリサーチ・デ
ィスクロージャー(ResearchDisclosu
re)/ 7A号第uf−30頁(RD−/74μ3)
に記載されているような、公知の方法及び公知の処理液
のいずれをも適用することができる。この写真処理は、
目的に応じて、銀画像を形成する写真処理(黒白写真処
理)、あるいは色素像を形成する写真処理(カラー写真
処理)のいずれであってもよい。処理温度は普通1Ir
0Cからzo 0cの間に選ばれるが、/r’cより低
い温度または夕00Cを越える温度としてもよい。
本発明に用いられる現像液に含有させられるジアルデヒ
ド系硬膜剤としてf−1、具体的には次のものを挙げる
ことができる。すなわち、β−メチルゲルタールアルデ
ヒド、ゲルタールアルデヒド、α−メチルゲルタールア
ルデヒド、マレイックジアルデヒド、サクシニックジア
ルデヒド、メトキシサクシニックジアルデヒド、α、α
−ジメチルゲルタールアルデヒド、メチルマレイックジ
アルデヒド、メチルサクシニックジアルデヒド、α−メ
チル−β−エトキシゲルタールアルデヒド、α−n−ブ
トキシゲルタールアルデヒド、α−エチル−β−エトキ
シグルタールアルデヒード、β−n−ブト午シグルター
ルアルデヒド、α、α−ジメトキシサクシニックジアル
デヒド、β−インプロポ牛フシサクシニックジアルデヒ
ドα、α−ジエチルサクシニ、ツクジアルデヒド、及び
ブチルマレイックジアルデヒドがある。
これらのジアルデヒド系硬膜剤は、通常、処理液ll当
りll−2O、好ましくは3〜irg用いられる。ここ
でジアルデヒド系硬膜剤を含有する処理液としては例え
ば、現f象浴やその前浴などである。
黒白写真処理する場合に用いる現f象液は、知られてい
る現像生薬を含むことができる。現像主薬としては、ジ
ヒドロキシベンゼン類(たとえば・・イドロキノン)、
3−ピラゾリドン類(たとえば/−フェニル−3−ピラ
ゾリドン)、アミノフェノール類(たとえばヘーメチル
ーp−アミノフェノール)などを、単独もしくは組合せ
て用いることができる。本発明の感光材料の写真処理に
は、特開昭77−7113!号に記載のハロゲン化銀溶
剤としてイミダゾール類を含む現像液にて処理すること
もできる。また、特開昭jr−374≠3号に記載のハ
ロゲン化銀溶剤とインダゾールもしくはトリアゾールな
どの添加剤とを含む現像液にて処理することができる。
現像液には一般にこの他公知の保恒剤、アルカリ剤、p
)l緩衝剤、カプリ防止剤などをきみ、さらに必要に応
じ醇解助剤、色調剤、現像促進剤、界面活性剤、消泡剤
、硬水軟化剤、硬膜剤、粘性付与剤などを含げでもよい
現像処理の特殊な形式として、現f寮主薬を感光材料中
、たとえば乳剤層中に含み、感光材料をア′ルカリ水溶
液中で処理して現像を行なわせる方法を用いてもよい。
現像主薬のうち疎水性のものはリサーチディスクロージ
ャ14り号(RI)−/6り21)米国特許第2,73
9,190号、英国特許第113,213号又は西独国
特許第1.j≠7.743号などに記載の種々の方法で
乳剤層中に含ませることができる。このような現像処理
は、チオシアン酸塩による銀塩安定化処理と組合せても
よい。
定着液としては一般に用いられる組成のものを用いるこ
とができる。定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸
塩のほか、定着剤としての効果が知られている有機硫黄
化合物を用いることができる。
定着液には硬膜剤として水溶性アルミニウム塩を含んで
もよい。
(実施例) 次に事施例によって本発明を風体的に説明する。
実施例 1 (1)  感光性ハロゲン化銀乳剤の調製添加前のハロ
ゲンとゼラチンが入った容器内のKBr濃度を比較的高
く保ちつつ通常のアンモニア法により硝酸銀水容液と臭
化カリウム水溶液および沃化カリウム水溶液とから平均
粒径1.0μの厚い板状の沃臭化銀乳剤(AgI=μモ
ル%)を調製し、通常の沈澱法により洗浄し、塩化金虐
およびチオ硫酸す) IJウムを用いた全硫黄増感法に
より化学増感を行ない、安定剤としてμmヒドロ牛シー
t−メチルー/、j、3a、7−テトラザインデンを塀
えて感光性沃臭化乳剤のを得た。
(2)乳剤塗布液の調製 乳tllJ■に塗布助剤ドデシルベンゼン スルフォン
酸塩および増粘剤ポリボタシウムp−ビニルベンゼンス
ルホネート、ポリアクリルアミドとデキストランとの混
合水溶液、及びメンイオントリアゾリウム化合物トイを
表/に示す量添加したものを塗布液とした。このとき、
銀/ゼラチンの重電比は1./!であった。
(3)実質的に非感性の塩臭化銀微粒子乳剤の調製反応
容器に少量のNaαと水とゼラチンを入れダブルジェッ
ト法によりAgNO3水溶液と、これとほとんど等モル
の組成のBre/αe 比(よ/りj)から成るNaα
とKBr混合物の水溶液とを定流量で添加して平均粒子
サイズが球相当径で0./μの粒子の粒子形成を行った
。この後通常の沈#法で水洗し再分牧ゼラチンを添加し
て乳剤調製を終えた(乳剤■)。
更に粒子形成の温度とNaQ!:量のみを変えた以外は
上述の方法と同じ方法で同一組成で平均粒子サイズが0
.2μの乳剤Oを調製した。
(4)表面保護層(補助層)用塗布液の調製ゼラチンと
ゼラチンの約20%を置き換えたポリアクリルアミド、
デキストラン、増粘剤(ポリスチレンスルフォン酸ンー
ダ)、マット剤(ポリメチルメタクリレート微粒子、平
均粒子サイズ3゜OμrIL)、硬膜剤(へ N/−エ
チレンビス−(ビニールスルフォニルアセトアミド))
、6布助剤(1−オクチルフェノ午シエトキシエトキシ
コタンスル7オン酸ナトリウム)、帯電防止剤(ポリオ
キシエチレン系界面活性剤と 3H7 C8F、 7so2−N−CH2COOK の構造式を
有する含フツ素アニオン化合物の併用)とを含有したr
wt% ゼラチン水溶液を調製した。この調製液に第1
表に示すようなハロゲン組成(α/Br−Pj/りで平
均粉子サイズの異なる塩臭化銀微粒子乳剤をそれぞれ添
加して各保護層用塗布液を調製し終えた。
(5)塗布試料の作成 前述の乳剤塗布液をポリエチレンテレフタレート支持体
の両側に塗布銀量が片面当りJ、39/TJL2となる
ように同じように塗布した。又各表面保護I@塗布液も
乳剤塗布液と同時に片面当りの塩臭化銀微粒子塗布量が
第1表となるように、またゼラチン塗布量がo、os1
7m  (片面当り)となるようにやはり両面に同じよ
うに塗布して試料Al−Alを作った。また、コントロ
ール試料としてAgBrct微粒子乳剤を用いず塗布液
(5)を用いて上記のようにし、試料/16/〜弘を得
た。
(7)センシトメトリーと粒状性の測定これらの試料を
λj’C,1,!%RHの温湿度に保ちながら、塗布後
7白目におのおのの試料をそれぞれ≠l≠nmに強度の
ピークを持つ360〜弘ronmのブルー光にて露光を
行なった後下記のグルタルアルデヒドを含む処理液にて
350C,21秒の現f象と定着を行ない水洗、乾燥し
た。
現像液 /−フェニル−3−ビンゾリドン /、j  9ハイド
ロキノン         30.Ogよm;トロイミ
ダゾール     Q、コ!yKBr        
           J、7   i無水亜硫酸ナト
リウム     λo、o  g硼酸      10
.Og =!チグルタルアルデヒド 水溶液           λ0ゴ 水を加えて全量を/lとする (E)Hはio、コOVC調整する) 定着液 チオ硫酸アンモニウム    2oo、o  g亜硫酸
ナトリウム(無水)    20.0  g硼酸   
   r、o g エチレンジアミン四酢酸二ナ トリウム            o、i  p硫酸ア
ルミニウム       is、o  g硫酸    
  コ、OI 氷酢酸            22.0g水を加えて
           /、0 11(pHは弘、2に
調整する) 処理された写真材料のセンシトメトリーを行ってその結
果を第1表に示した。
第1表において感度値はかぶり+0.3の透過光黒化濃
度を得るのに必要な露光量の逆数として求め、試料A/
の感度なiooとして相対値で表示した。又階調(G)
は特性曲線の濃度がかぶり+0.21と2.0との間の
勾配で表示した。更に又同じ現像液を用いてJ/’Cと
37°Cで現像感度をカブ+)+/、0の透過光黒化濃
度を得るのに必要な露光量の対数でそれぞれ表わし、そ
れらの差を感度差として表示した。
又これらの試料について粒状性測定を行ない!段階の評
価を行った。!:非常に良好、4I:良好、3:実用上
問題あり、2=劣る、l:非常に劣る。
第1表より明らかなように表面保護層にα−とBr−の
モル組成比がりj:!のAgαBr微粒子乳剤を添加し
且つ感光性乳剤層にメンイオントリアゾリウム化合物I
−tを添加した試料(4r〜t)は両者が未添加のもの
(A/ )に比べて僅かな感度低下で適白なd値(2,
Δ!〜λ、a’r)を与え、しかも感度の処理温度依存
性が小さく、粒状性も優れていることが明らかである。
又この両者を含む試料は驚くべきことにメンイオントリ
アゾリウム化合物1−rのみを添加したもの(魔コ〜弘
)に比べて粒状性と感度の現像温度依存性をほぼ同じに
した時に感度の点で本発明の試料の性能が優れているこ
とは明らかである。
実施例 2 (1)乳剤塗布液の調液 感光性−・ロゲン化銀乳剤は実施例1と同じ乳剤■を用
いて、これにメンイオントリアゾリウム化合物i−/を
表λに示T量用いた以外は実施例1と同じ添加剤を同量
用いたものを塗布液とした。
(2)  実質的に非感光性の塩臭化銀乳剤の調製実施
例1と同じ調製法で、粒子形成の温度とNaQl!量の
みを変えて平均粒子サイズがo、6μの乳剤[F]を調
製した。これに続いて実施例1で用いた乳剤0とここで
調製した乳剤Oに安定剤として前述の一般式(II)の
化合物の中から[−/λを選びこれをメタノールに溶か
して乳剤粒子表面に吸着させた。
(3)表面保護層(補助層)用塗布液の調製実質的に非
感光性乳剤として安定剤が吸着した乳剤[F]と0を用
いた以外は実施例1と全く同じ塗布液を調製したつ (4)塗布試料の作成、センシトメトリー、粒状性の測
定 実施例1と全(同様に行い、結果を第2表に示した。
第1表より明らかなようにメンイオントリアゾリウム化
合物[−/のみを添加した試料(4J)は無添加のもの
(/16/)に比べて感度の現像温度依存性が小さくな
り粒状性も良化するが著しく低感化するのに対して本発
明のメンイオントリアゾリウム化合物と安定剤を吸着し
たO0lμのAgclBr微粒子乳剤とを添加した試料
(A63、弘)は驚(べきことに/I62よりすぐれた
効果をほとんど感度損失なしに発揮することが示される
しかしながら0./μのAgαBr微粒子を0゜6μの
粒子に変えると(試料、46j−♂)感度の現像温度依
存性や粒状性の良化効果はほとんどないことも明示され
る。
(発明の効果) 前記したように、本発明の沃化銀を含有するハロゲン化
銀写真感光材料は、ディアルデヒド系硬膜剤を含む現像
液で処理された時すぐれた粒状性と良好な階調及び良好
な処理液依存性を示す。
手続補正書 昭和61年1/月>4日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体の少なくとも一方の側に、少なくとも一層
    のハロゲン化銀写真乳剤層と少なくとも一層の補助層を
    有するハロゲン化銀写真感光材料の処理方法において、
    該ハロゲン化銀写真乳剤層は沃化銀を含有したハロゲン
    化銀粒子からなる感光性ハロゲン化銀乳剤を含有し、該
    補助層は実質的に感光性を持たない平均粒子サイズ0.
    5μm以下のハロゲン化銀粒子を含有し、該ハロゲン化
    銀写真感光材料が下記の一般式( I )で表わされる化
    合物を含有し、かつジアルデヒド系硬膜剤を含有する処
    理液で処理することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
    材料の処理方法。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはイオウ原子または=N−R^4を表わし、
    R^1、R^2、R^3、R^4はたがいに同一でも異
    なつてもよく各々水素原子、置換もしくは無置換のアル
    キル基、アリール基またはヘテロ環を表わす。ただし、
    R^4が水素原子の場合は、R^1〜R^3は水素原子
    以外のものを表わす。またR^1とR^2、R^2とR
    ^3及びR^3とR^4は互に結合して環を形成しても
    よい。)
  2. (2)実質的に感光性を持たないハロゲン化銀粒子は7
    5モル%以上の塩化銀を含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方
    法。
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