JPS629522Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS629522Y2 JPS629522Y2 JP1980152652U JP15265280U JPS629522Y2 JP S629522 Y2 JPS629522 Y2 JP S629522Y2 JP 1980152652 U JP1980152652 U JP 1980152652U JP 15265280 U JP15265280 U JP 15265280U JP S629522 Y2 JPS629522 Y2 JP S629522Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- stylus pressure
- sensitive
- needle
- stylus
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 claims description 3
- 241001422033 Thestylus Species 0.000 description 10
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 3
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000006903 response to temperature Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は温度変化に対応した針圧補正を簡便に
読取ることのできるトーンアームに関する。
読取ることのできるトーンアームに関する。
ピツクアツプは、針先が音みぞの振動波形を正
しく機械振動として検出する機械振動系とこの振
動を電気信号に変換する電気変換系とからなり、
機械振動系は一般に粘弾性ゴム等の支持体によつ
て支持されている。ピツクアツプのトツカビリテ
イは重要な性能のひとつである。それは、再生針
が針とびを起こすと、トレース歪みなどより大き
な歪みを発生するからである。
しく機械振動として検出する機械振動系とこの振
動を電気信号に変換する電気変換系とからなり、
機械振動系は一般に粘弾性ゴム等の支持体によつ
て支持されている。ピツクアツプのトツカビリテ
イは重要な性能のひとつである。それは、再生針
が針とびを起こすと、トレース歪みなどより大き
な歪みを発生するからである。
以下、針とびを起こす条件について説明する。
45−45方式のレコードにおいて、音溝に再生針
がのつている状態を考える。
がのつている状態を考える。
針圧Wは45度傾斜した2つの音溝壁に
W/√2
ずつの分力としてかかつている。いま、一方の音
溝壁のみが変調されているとすると、機械インピ
ーダンスZmの振動系を速度vで振動させるため
には、 |Zm|×|v|(dyne) ただし、|Zm|:ピツクアツプの針先からみ
た機械インピーダンスの絶対値
(dyne・sec/cm) |v|:音溝の45度方向のピーク振幅
(cm/sec) だけの力が必要である。逆にいうと、音溝にこれ
だけの反作用が加わることを示している。
溝壁のみが変調されているとすると、機械インピ
ーダンスZmの振動系を速度vで振動させるため
には、 |Zm|×|v|(dyne) ただし、|Zm|:ピツクアツプの針先からみ
た機械インピーダンスの絶対値
(dyne・sec/cm) |v|:音溝の45度方向のピーク振幅
(cm/sec) だけの力が必要である。逆にいうと、音溝にこれ
だけの反作用が加わることを示している。
ここで、
W/√2≦|Zm|×|v|
のとき、音溝に加わる力が負になることを示して
いる。
いる。
これが針とびの条件であることが良く知られて
いる。
いる。
ところで、ピツクアツプの針先からみた機械イ
ンピーダンスは、第1図のような特性を示し、中
低音域はスチフネス制御領域で、このスチフネス
は振動系の支持弾性による針先からみた等価コン
プライアンスで与えられる。
ンピーダンスは、第1図のような特性を示し、中
低音域はスチフネス制御領域で、このスチフネス
は振動系の支持弾性による針先からみた等価コン
プライアンスで与えられる。
一般に、振動系の支持弾性としては、ブチルゴ
などの粘弾性ゴムが使用されるが、このゴムは温
度特性をもつており、温度が高くなると、その弾
性および抵抗分が減少するので、上記等価コンプ
ライアンスは小さくなり、機械インピーダンスも
小さくなる。逆に、温度が低くなると、その弾性
および抵抗分が増大するので、上記等価コンプラ
イアンスは大きくなり、機械インピーダンスも大
きくなる。
などの粘弾性ゴムが使用されるが、このゴムは温
度特性をもつており、温度が高くなると、その弾
性および抵抗分が減少するので、上記等価コンプ
ライアンスは小さくなり、機械インピーダンスも
小さくなる。逆に、温度が低くなると、その弾性
および抵抗分が増大するので、上記等価コンプラ
イアンスは大きくなり、機械インピーダンスも大
きくなる。
すなわち、温度が高くなると、機械インピーダ
ンスが小さくなり、したがつて、針とびの条件で
ある針圧Wが小さくなる。逆に、温度が低くなる
と、機械インピーダンスが大きくなり、したがつ
て、針とびの条件である針圧Wが大きくなる。
ンスが小さくなり、したがつて、針とびの条件で
ある針圧Wが小さくなる。逆に、温度が低くなる
と、機械インピーダンスが大きくなり、したがつ
て、針とびの条件である針圧Wが大きくなる。
言い換えれば、針とびを起こさないためには、
温度上昇にともなつて、針圧Wを小さくし、温度
下降にともなつて、針圧Wを大きくしてやれば良
い。
温度上昇にともなつて、針圧Wを小さくし、温度
下降にともなつて、針圧Wを大きくしてやれば良
い。
振動系の支持弾性としてブチルゴムを用いた場
合で、針圧1gのときの機械インピーダンスの温
度特性(一例)を第1図に示す。
合で、針圧1gのときの機械インピーダンスの温
度特性(一例)を第1図に示す。
具体的に、温度20℃、周波数100Hzにおいて、
機械インピーダンスの絶対値|Zm|が
240dyne・sec/cmのピツクアツプは、1gの針
圧で音溝の45度方向のピーク振幅2.88cm/secま
でトレースできる。
機械インピーダンスの絶対値|Zm|が
240dyne・sec/cmのピツクアツプは、1gの針
圧で音溝の45度方向のピーク振幅2.88cm/secま
でトレースできる。
温度が10℃下がると、機械インピーダンスの絶
対値|Zm|は288dyne・sec/cmとなり、同1g
の針圧では、音溝の45度方向のピーク振幅2.40
cm/secまでしかトレースできない。
対値|Zm|は288dyne・sec/cmとなり、同1g
の針圧では、音溝の45度方向のピーク振幅2.40
cm/secまでしかトレースできない。
ここで、温度10℃において、温度20℃と同様に
音溝の45度方向のピーク振幅2.88cm/secまでト
レースするためには、針圧を |Zm(10℃)|/|Zm(20℃)| 倍しなければならない。上記の例では、針圧1g
を 288/240=1.2 倍して1.2gにしなければならない。
音溝の45度方向のピーク振幅2.88cm/secまでト
レースするためには、針圧を |Zm(10℃)|/|Zm(20℃)| 倍しなければならない。上記の例では、針圧1g
を 288/240=1.2 倍して1.2gにしなければならない。
このように、温度変化に対応して針圧Wを補正
しないかぎり、条件により針とびを起こして、ピ
ツクアツプとしての機能を充分に発揮することは
できなかつた。
しないかぎり、条件により針とびを起こして、ピ
ツクアツプとしての機能を充分に発揮することは
できなかつた。
本考案はこのような従来欠点を改良したもの
で、以下図において説明すると、本考案はトーン
アーム1の適当な箇所に各々異なる温度に感温し
て変色する可逆性感温エレメント2a,2b,2
cを配列してなる感温材2を一体に設け、この感
温材2に温度に対応した針圧補正表示3を施した
構造である。
で、以下図において説明すると、本考案はトーン
アーム1の適当な箇所に各々異なる温度に感温し
て変色する可逆性感温エレメント2a,2b,2
cを配列してなる感温材2を一体に設け、この感
温材2に温度に対応した針圧補正表示3を施した
構造である。
針圧補正表示は、第2図に示すように温度に対
応した補正針圧たとえば−0.2g、−0.1g、+0.1g
……、UP、DOWN等を表示する。
応した補正針圧たとえば−0.2g、−0.1g、+0.1g
……、UP、DOWN等を表示する。
以上の構造によれば、常温において適正針圧を
印加した後、感温材2の表示にしたがつて針圧を
補正することにより、常に最適の針圧が得られる
ので、歪みのより少ない優れた再生音を得ること
ができ、また、商品価値も著しく増大する利点を
有する。
印加した後、感温材2の表示にしたがつて針圧を
補正することにより、常に最適の針圧が得られる
ので、歪みのより少ない優れた再生音を得ること
ができ、また、商品価値も著しく増大する利点を
有する。
第1図は機械インピーダンスの温度特性(一
例)を示す図、第2図は本考案の構造を示す図で
ある。 1はトーンアーム、2a,2b,2cは感温エ
レメント、2は感温材、3は針圧補正表示であ
る。
例)を示す図、第2図は本考案の構造を示す図で
ある。 1はトーンアーム、2a,2b,2cは感温エ
レメント、2は感温材、3は針圧補正表示であ
る。
Claims (1)
- 適当な箇所に各々異なる温度に感温して変色す
る可逆性感温エレメント2a,2b,2cを配列
してなる感温材2を一体に設け、当該感温材2の
各可逆性感温エレメント2a,2b,2c部分に
温度に対応した針圧補正表示3を施したことを特
徴とするトーンアーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980152652U JPS629522Y2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980152652U JPS629522Y2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5775604U JPS5775604U (ja) | 1982-05-10 |
JPS629522Y2 true JPS629522Y2 (ja) | 1987-03-05 |
Family
ID=29511950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980152652U Expired JPS629522Y2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS629522Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50152602U (ja) * | 1974-06-03 | 1975-12-18 |
-
1980
- 1980-10-24 JP JP1980152652U patent/JPS629522Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5775604U (ja) | 1982-05-10 |
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