JPS6294484A - 自動二輪車のフエンダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、エアクリーナケースを一体的に設けた自動二
輪車のフェンダに関するものである。

［従来の技術］ 従来、自動二輪車においては、例えば、エアクリーナケ
ースにボルトおよびナツト等の取り付は部材を用いて締
め付は固定したものがあった。しかし、このような取り
付は構造にあっては、ボルトおよびナツトによって固定
させているので、取り付は作業が大変面倒であった。

そこでこのような欠点を解消するものとして、実開昭５
８−１０３９８０号公報に示すように、自動二輪車の後
輪上方を覆うリヤフェンダの何れか一方の側縁を延長し
、その延長部に上方に開口するエアクリーナケースを一
体的に設けることにより、エアクリーナケースの車体へ
の取り付けを簡略化したものが知られている。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、上述のようなエアクリーナケースをリヤフェ
ンダに一体的に設ける構造にあっては、エアクリーナケ
ース全体を、延長部を介してリヤフェンダに一体的に設
けているため、設置スペースが広くなるとともに、その
形態が複雑となり、例えば、射出成形によりこれを成形
するには、その金型の構造も複雑なものとなるので、製
造上コストが高くつき、また、製造工程が比較的複雑と
なってしまうなどの欠点があった。

本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、エ
アクリーナケースの取り付は構造が簡略化されるととも
に、設置スペースを狭くでき、さらに、製造上のコスト
ダウンが計れるような自動二輪車のフェンダを提供する
ことを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ この発明は、車輪の周面を覆うフェンダ本体にエアクリ
ーナケースを一体成形した自動二輪車のフェンダにおい
て、前記フェンダ本体の一方の側縁を開放し、他方の側
縁を前記車輪の側面を覆うように延長し、その延長した
側面部を前記エアクリーナケースの内側壁面とするとと
もに、他の壁面を該内側壁面より側方に突出して開口さ
せ、該開口を覆う別体のエアクリーナケースカバーを前
期フェンダ本体の側面部に近接配設してなるものである
。

［作用］ フェンダの側面部がエアクリーナケースを構成する内側
壁面となり、かつ、内側壁面からは略垂直にエアクリー
ナケースの壁面が突出形成され、別体のエアクリーナケ
ースをフェンダ側壁に近接配設できるのでエアクリーナ
の取り付はスペースが小さくてずみ、金型成形も容易と
なる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図を参照し
て説明する。

第１図ないし第２図は本発明を適用したスクータ型自動
二輪車の後部を示す概略側面図である。

図中符号１は車体フレームであり、この車体フレーム１
の上部には、燃料タンク２、オイルタンク３、シート４
、リヤキャリア５が設けられ、前記車体フレーム１はボ
ディカバー６で覆われている。

また、この自動二輪車は、エンジン７と動力伝達装置８
とからなるパワーユニット９が搭載され、このパワーユ
ニット９は車体フレーム１にリンク機構１０を介して上
下方向に揺動可能に連結されているとともに、車体フレ
ーム１の上部に懸架装置１１を介して支持されている。

そして、前記動力伝達装置８はエンジン７と一体の伝達
ケース１２内にドライブベルト等を収容し、後部に後輪
１３を枢支している。

そして、前記パワーユニット１０には、本発明に係るエ
アクリーナケース１４が配設された後輪用のりャフェン
ダ１５が取り付けられており、以下このリヤフェンダ１
５について第３図ないし第４図を参照して詳述する。

このリヤフェンダ１５は、後輪の周面を覆うリヤフェン
ダ本体１５ａの一方の側縁（実施例においては自動二輪
車の右側の側縁）が外側に直線状で拡開状に開放して形
成され、他方の側縁は、後輪１３を覆うように側面部Ｌ
５ｂがフェンダ本体１５ａ−に対して垂直方向に延設さ
れている。側面部１５ｂの外側には、エアクリーナケー
ス１４の一部を構成する内側壁面１６として形成し、底
板部１６ａ１天板部１６ｂおよび前壁部１６ｃが内側壁
面１６に対してほぼ垂直に突設され、これらの内側には
ネジ接合凸部１６＝４＝ ｄが内側壁面１６に対してほぼ垂直に突設されている。

底板部１６ａには、リヤフェンダ１５の側面部１５ｂと
の間に空気通路１７を設けて仕切壁１６ｅが上方に突設
されている。また、底板部１６ａの下方には、ブラケッ
ト１６ｆが突設され、このブラケット１６ｆはボルト１
８によって伝達ケース１２に固定されている。前壁部１
６ｃには、パワーユニット１０に配備されるキャブレタ
１９に接続するコネクティングチューブ２０を挿入する
ための挿入口２１が設けられている。

符号２２はエアクリーナケースカバーであり、このエア
クリーナケースカバー２２は、前記底板部１６ａ１天板
部１６ｂおよび前壁部１６ｃにより形成された内部空間
およびコネクティングチューブ２０の一部を覆う形態を
有している。このエアクリーナケースカバー２２の内面
には、前記底板部１６ａ、天板部１６ｂおよび前壁部１
６ｃの先端が嵌入する係合部２３が突設されている。ま
た内面中央には、前記ねじ接合凸部１６ｄに接続してネ
ジ接合するためのネジ孔２４ａが設けられた凸部２４が
形成されている。

また、エアクリーナケースカバー２２の後部には、吸気
口２５が切欠いて形成されている。（第１図参照）そし
て、このエアクリーナケースカバー２２の内面の係合部
２３を前記底板部１６ａ、天板部１６ｂおよび前壁部１
６ｃの先端に係合させ、ネジ２６を軸受１６ｄにはめ込
むことにより、エアクリーナケース１４が形成される。

このエアクリーナケース１４内部は、仕切壁１６ｅによ
って二分されていることにより、前方のチャンバ２７ａ
および後方のチャンバ２７ｂが形成され、前方のチャン
バ２７ａにはクリーナエレメント２８が配設されている
。また、前壁部１６ｃに設けられた挿入口２１には、コ
ネクティングチューブ２０が挿入され、このコネクティ
ングチューブ２０はキャブレタ１９に接続されている。

このような構成からなるエアクリーナによれば、吸気口
２５韮り空気がチャンバ２７ａに取り入れられた後、こ
の空気は空気通路１７を通過してチャンバ２７ｂに送り
込まれ、クリーナエレメント２８を通過してコネクティ
ングチューブ２０よりキャブレタ１９に送り込まれるこ
とによりその機能が果たされる。

上記のような本実施例のりャフェンダ１５によれば、リ
ヤフェンダ１５の側面部１５ｂとエアクリーナケースカ
バー２２とにより、エアクリーナケース１４が構成され
るので省スペースがなされ、その構造形態は、側面部Ｌ
５ｂに対して、フェンダ本体１５ａと、底板部１６ａ、
天板部１６ｂおよび前壁部１６ｃがそれぞれ垂直に延設
されているので、合成樹脂を用いて射出成形により製造
する場合、製造に要する金型の単純化およびがその個数
を減らすことができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、車輪の周面を覆
うフェンダ本体にエアクリーナケースを一体成形した自
動二輪車のフェンダにおいて、前記フェンダ本体の一方
の側縁を開放し、他方の側縁を前記車輪の側面を覆うよ
うに延長し、その延長した側面部を前記エアクリーナケ
ースの、内側壁面とするとともに、他の壁面を該内側壁
面より側方に突出して開口させ、該開口を覆う別体のエ
アクリーナケースカバーを前期フェンダ本体の側面部に
近接配設ししたので、エアクリーナケースの取り付は構
造が簡略化されるとともに、設置スペースを狭くでき、
さらに、合成樹脂を用いて射出成形により製造する場合
に、製造金型を単純化することができ、製造上のコスト
ダウンが計れるなど種々の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】 第１図ないし第４図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第１図は自動二輪車の後部側面図第２図は第１図に
おいてエアクリーナケースカバーを外した状態を示す図
、第３図は第１図のＡ−Ａ線に沿う矢視図、第４図は第
１図の１３−Ｂ線に沿う矢視図である。 １３・・・・・・車輪（後輪）、１４・・・・・・エア
クリーナケース、１５・・・・・・リヤフェンダ、１５
ａ・・・・・・フェンダ本体、１５ｂ・・・・・側面部
、Ｌ６ａ・・・・底板部、１６ｂ・・・・・・天板部、
１６ｃ・・・・・・前壁部、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車輪の周面を覆うフェンダ本体にエアクリーナケースを
   一体成形した自動二輪車のフェンダにおいて、前記フェ
   ンダ本体の一方の側縁を開放し、他方の側縁を前記車輪
   の側面を覆うように延長し、その延長した側面部を前記
   エアクリーナケースの内側壁面とするとともに、他の壁
   面を該内側壁面より側方に突出して開口させ、該開口を
   覆う別体のエアクリーナケースカバーを前期フェンダ本
   体の側面部に近接配設したことを特徴とする自動二輪車
   のフェンダ。