JPS6293250A - β−ツヤプリシン(ヒノキチオ−ル)の製造法 - Google Patents

β−ツヤプリシン(ヒノキチオ−ル)の製造法

Info

Publication number
JPS6293250A
JPS6293250A JP23188785A JP23188785A JPS6293250A JP S6293250 A JPS6293250 A JP S6293250A JP 23188785 A JP23188785 A JP 23188785A JP 23188785 A JP23188785 A JP 23188785A JP S6293250 A JPS6293250 A JP S6293250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
cyclohexane
obtaining
methylethynyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23188785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6341896B2 (ja
Inventor
Akira Yoshikoshi
吉越 昭
Hideo Kido
城戸 英郎
Hiroyuki Ouchi
宏之 大内
Susumu Hara
波羅 進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HINOKI SHINYAKU KK
Original Assignee
HINOKI SHINYAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HINOKI SHINYAKU KK filed Critical HINOKI SHINYAKU KK
Priority to JP23188785A priority Critical patent/JPS6293250A/ja
Publication of JPS6293250A publication Critical patent/JPS6293250A/ja
Publication of JPS6341896B2 publication Critical patent/JPS6341896B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、抗菌・抗カビ作用と、細胞賦活作用を有する
ことから発毛・育毛剤、歯J!膿漏の治療薬、歯磨、基
礎化粧品に配合諮れるβ−ツヤプリジン(ヒノキチオー
ル)の製造方法に関するものである。 またこのヒノキチオールは、メラニン色素生成阻害作用
から美白化粧品の成分としても注目されている。さらに
また衣類の防虫剤、材木のシロアリ防除剤としても応用
きれている。 従  来  技  術 ヒノキチオールは、当初タイワンヒノキ等の心材精油か
ら抽出していた。しかしながら、近年その需要の増大に
伴い安価な合成法が望まれていた。 そこで、1−イソプロピルシクロペンタ−1,3−;エ
ンとブハロケテンとを付加反応させ、1−イソプロピル
シクロペンタ−1,3−ジエンジハロケテン付加体を合
成し、得られたジハロケテン付加体を低級カルボン酸(
炭素数1〜3)とそのアルカリ金属塩を用いてβ−ツヤ
プリジンを製造することを特徴とするβ−ツヤプリジン
の製造方法が発明諮れている(特公昭5l−33901
)。 発明が解決しようとする問題点 しかしながらこの方法は原料と成る、1−イソプロピル
シクロペンター1.3−ジエンをシクロペンタレニンか
ら合成する工程が必ずしも容易ではないといった不都合
があった。 そこで本発明は、原料と成る物質が容易に入手出来、且
つ合成反応が簡単なβ−ツヤプリジンの製造方法を提供
することにある。 問題を解決するための手段 すなわち本発明は、かかる従来技術の欠点に鑑み合成反
応が7Elな方法を錘意検討した結果カルボン(car
vone )を過酸化水素で酸化して得られる2、3−
エポキシ−2−メチル−5−(1−メチルエチニル)シ
クロヘキサノンを用いた合成方法で、以下に示す工程よ
りなる。 ■〉クロヘキサンのエポキシ化合物をアセタール化する
ことにより、シクロヘキサンのアセタール化合物を得る
工程。 ■シクロヘキサンのアセタール化合物を加水分解するこ
とにより、シクロヘキサンのジヒドロキン化合物を得る
工程。 ■シクロヘキサンのジヒドロキシ化合物を酸化開裂する
ことによりケトアルデヒドのジアルコキシ化合物を得る
工程。 ■ケトアルデヒドのジアルコキシ化合物をアルドール縮
合することによりシクロヘプタノンのヒドロキシ化合物
を得る工程。 ■シクロヘプタノンのヒドロキシ化合物ヲエステル化す
ることによりシクロヘプタノンのエステル化合物を得る
工程。 ■シクロヘプタノンのエステル化合物から酸を除去しシ
クロへブテノン化合物を得る工程。 ■シクロへブテノン化合物を加水分解することによりβ
−ツヤプリジン(ヒノキチオール)を得る工程。 とからなるβ−ツヤプリジンの製造方法である。 またもうひとつのものは、 ■シクロヘキサンのエポキシ化合物をアセタール化する
ことにより、シクロヘキサンのアセタール化合物を得る
工程。 ■シクロヘキサンのアセタール化合物を加水分解するこ
とにより、シクロヘキサンのジヒドロキシ化合物を得る
工程。 ■シクロヘキサンのジヒドロキシ化合物を酸化開裂する
ことによりケトアルデヒドのジアルコキシ化合物を得る
工程。 ■ケトアルデヒドのジアルコキシ化合物をアルドール縮
合することによりシクロヘプタノンのにドロキシ化合物
を得る工程。 ■/シクロヘプタノンヒドロキシ化合物を脱水すること
によりシクロへブテノン化合物を得る工程。 ■ンクロヘブ千ノン化合物を加水分解することによりβ
−ツヤプリジン(ヒノキチオール)を得る工程。 とからなるβ−ツヤプリジンの製造方法である。 具体的には、本発明ではカルボン(carvon @)
(I)を過酸化水素で酸化して得られる2、3−エポキ
シ−2−メチル−5−(1−メチルエチニル)シクロヘ
キサノン(II)のカルボニル基をアセタール化し、1
゜1−、>アルコキシ−2,3−エポキシ−2−メチル
−5−(1−メチルエチニル)シクロヘキサン(I[I
>を得る。ここで使用するアルコールは、アセタールを
生成するものであればその種類は問わないが、L2−エ
タン7オール、1.3−プロパンジオール、2.2−ジ
メチル−1,3−プロパンジオールが適当である。 次に1.1−ジアルコキシ−2,3−エポキシ−2−メ
チル−5−<1−メチルエチニル)シクロヘキサン(I
II)ヲ加水分解し、1.1−シアルフキシー2,3−
ジヒドロキシ−2−メチル−5−(1−メチルエチニル
)シクロヘキサン(IV)を得る。 次に1.1−ジアルコキシ−2,3−ジヒドロキジー2
−メチル−5−(1−メチルエチニル〉シクロヘキサン
(IV)を酸化的に開裂し、5.5−ジアルコキシ−3
−(1−メチルエチニル)−6−オキツヘブタナール(
V)を得る。 酸化剤としては、公知のものを広く使用出来、例えばメ
タ過ヨウ素酸ナトリウム、四酢酸鉛が挙げられる。 次に5.5−’、’アルコキシー3−(1〜メチルエチ
ニル)−6−オキツヘブタナール(V)のアルドール縮
合によって2.2−ジアルコキシ−6−ヒドロキシ−4
−(1−メチルエチニル)シクロヘプタノン(VI)、
7.7−ジアルコキシ−5−(1−メチルエチニル)−
2−シクロへブテノンく■)、3.3−’ジアルコキシ
−2−ヒドロキシ−2−メチル−5−(1−メチルエチ
ニル)シクロベンクンカルバルデヒド(IX)および3
.3−ジアルコキシ−2−メチルー5−(1−メチルエ
チニル〉−1−シクロペンテンカルバルデヒド(X)を
得る。 従来この種の化合物のアルドール縮合では、主生成物と
して五員環化合物が生じることが報告されているが、本
発明においては、アルドール縮合を行なう際の触媒の種
類・量及び溶媒の種類・量を種々検討し、七員環化合物
(■〉(■)および五員環化合物(IX )(X )の
生成比をコントロールすることに成功した。 2.2−ジアルフキン−6−ヒドロキジ−4−(1−メ
チルエチニル)シクロヘプタノン(Vl)及び7.7−
シアルフキシー5−(1−メチルエチニル)−2−シク
ロへブテノン(■〉はともにβ−ツヤプリジン(ヒノキ
チオール)へ導くことができる。 また3、3−シアルフキシー2−ヒドロキシ−2−メチ
ル−5−(1−メチルエチニル)シクロペンタンカルバ
ルデヒド(IX)、3.3−ジアルコキシ−2−メチル
−5−(1−メチルエチニル)−1−シクロペンテンカ
ルバルデヒド(X)は、他の天然有機化合物の合成中間
体として利用することが可能である。そのひとつの例と
してダラム陽性菌・陰性菌に抗菌活性をもつ抗生物質と
して知られるメチレノマイシンが挙げられる。メチレノ
マイシンの構造式は次にかかげる。 2.2−シアルフキシー6−ヒドロキシ−4−(1−メ
チルエチニル)シクロヘプタノン(VI)をエステル化
シ得られたエステル(■)を塩基で処理して7.7−ジ
アルコキシ−5−(L−メチルエチニル)−2−シクロ
へブテノン(■)へ導く、このエステル化は酸無水物ま
たは酸塩化物を用いる通常の方法で行なえる。 またエステル(■〉と反応させる塩基としては、広く公
知のものを使用出来るが、特にトリエデルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、1.8−ジアサヒシクロ[5
,4,0]ウンデス−7−エンなどの3級アミンが使用
される。 次に7.7−ジアルフキシー5−(1−メチルエチニル
)−2−シクロへブテノン(■)を酸で処理すると、α
−ジケトンを経てさらに1−メチルエチニル基の二重結
合が七員環内に異性化し、β−ツヤプリジン(ヒノキチ
オール)を得る。ここで用いる酸の種類は問わないが、
塩酸、硫酸、リン酸などが用いられる。 本発明では、(r)から(■)の各化合物を必ずしも順
次繰る必要はなく、より短い工程でβ−ツヤブリ/ンを
製造することも出来る。すなわち先に述べたように、5
.5−シアルフキシー3−(L−メチルエチニル)−6
−オキツヘブタナール(v)のアルドール縮合と脱水反
応とを同時に起こし、1段階で(■)に導くことが可能
である。また(VI)から〈■)を単離することなしに
1段階で(■〉を得ることも出来る。 尚本発明のアルコキシ基は、アルキル基又はアルキレン
基のものを指す。 実  施  例 以下に本発明を実施例に従って詳細に説明する。 実施例−1 「カルボン(1)からβ−ツヤプリジンの合成」(イ)
  2−カルボン(1−carvona)(1)10.
510gを87m1のメタノールに溶かし、かきまぜな
がら30%過酸化水素水12.3mlを加え氷冷した後
、6規定の水酸化ナトリウム水溶液5.8mlをゆっく
り滴下した。滴下終了後さらに3時間かきまぜた後、反
応液を水で希釈しノクロロメタンで抽出し、有機層を1
0%亜硫酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で順
次洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留
去して、粗2.3−エポキシー2−メ1ルー5−(1−
メチルエチニル)シクロヘキサノン<ff)を得た。 (ロ) 次にこの粗2,3−エポキシー2−メチル−5
〜(1−メチルエチニル)シクロヘキサノン(II)の
全量を無水ベンゼンLOOmlに溶かし、エチレングリ
フール3.9ml 、 p−トルエンスルホン酸66m
gを加え、Dean−5tark トラップを用い、生
じる水を留去しながら、窒素気流下4時間加熱還流した
。冷却後エーテルで希釈し飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水で順次洗い、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後、溶媒を減圧留去し、粗1.1−二チレンジオ
キシ−2,3−エポキシ−2−メチル−5−(1−メチ
ルエチニル)シクロヘキサン(i>を得た。 (ハ)次にこの粗1,1−エチレンジオキシ−2,3−
エポキシ−2−メチル−5−(1−メチルエチニル)シ
クロヘキサン(j)の全量を260m1のりメチルスル
ホキシドに溶かし、15%水酸化カリウム水溶液150
m1を加え、110℃に加熱し2日間かきまぜた。反応
終r後、反応液を氷水中に注ぎ、ヘキサン・ジエチルエ
ーテル混液(2:1)可溶部を除去し、水層をジクロロ
メタンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗い、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し粗1.
1−エチレンジオキシ−2,3−/ヒドロキシー2−メ
チルー5−(1−メチルエチニル)・シクロヘキサン(
iv>を得た。さらにシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、無色結晶の1.1−エチレンジオキ
シ−2,3−ジヒドロキシ−2−メチル−5−(1−メ
チルエチニル)シクロヘキサン(〜)8.85gを得た
。!−カルボン(1−carvone)(I )から3
段階で55.4%の収率である。 (ニ) 次に1.1−エチレンジオキシ−2,3−ジヒ
ドロキシ−2−メチル−5−(1−メチルエチニル)シ
クロヘキサン〈〜)232mgのテトラヒドロフラン溶
液にメタ過ヨウ素酸ナトリウム435mgの水溶液を加
え、室温で1時間かきまぜた。生じる沈殿を濾別し、濾
液を水で希釈後ジクロロメタンで抽出し、有機層を水、
飽和食塩水で順次洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
、溶媒を加温することなく減圧留去し粗5.5−エチレ
ンジオキシ−3−(1−メチルエチニル)−6−オキツ
ヘブタナール(1)を得た。 (ホ) 次にこの粗5.5−エチレンジオキシ−3−(
1−メチルエチニル)−6−オキツヘブタナール(V)
の全量を54mgのナトリウムメトキシドを含む50m
1の無水メタノールに溶かし、窒素気流下0〜4℃に保
ち2日間かきまぜた。 反応終了後水で希釈し、希塩酸を加え酸性としジクロロ
メタンで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗い
、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し、
粗2.2−エチレンジオキシ−6−ヒドロキシ−4−(
L−メチルエチニル)シクロヘプタノン(−)を得た。 さらにノリ力ゲル薄層グロマトグラフィーによって2.
2−エチレンブ才キジ−6−ヒドロキシ−4−(1−メ
チルエチニル)シクロヘプタノン(vi )126mg
 ヲ!1111iした。1.1−エチレンジオキシ−2
,3−ジヒドロキノー2−メチル−5−(1−メチルエ
チニル)シクロヘキサン(1v)より2段階で58%の
収率である。 (へ) 次に2.2−エチレンジオキシ−6−ヒドロキ
シ−4−(1−メチルエチニル〉シクロヘプタノン(■
) 823mgをピリジン4mlに溶かし、窒素気流下
かきまぜながら無水酢酸2mlを加え、室温で12時間
かきまぜた。反応終了後、反応液を0℃に冷却し、メタ
ノール2.5mlを加え室温で20分間かきまぜた後、
塩化iチレンで希釈し、氷冷しながら希塩酸。 水、飽和食塩水で順次洗い、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、溶媒を減圧留去して粗6−アセトキシー2.2−
エチレンジオキン−4−(1−メチルエチニル)シクロ
ヘプタノン〈vi)を得た。 (ト)次にこの粗6−アセトキシー2.2−エチレンジ
オキシ−4−(1−メチルエチニル)シクロヘプタノン
く■)の全量をトリエチルアミン20m1に溶かし、窒
素気流下17時間加熱還流した。 反応終了後反応液を水で希釈し希塩酸を加えて酸性とし
ジクロロメタンで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で
順次洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧
留去して粗7.7−ニチレンジオキシー5−(1−メチ
ルエチニル〉−2−シクロへブテノンを得た。シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにより7,7−ニチレンジ
オキシー5−(1−メチルエチニル)−2−シクロへブ
テノンを563mg単離精製した。 2.2−エチレンジオキシ−6−ヒドロキシ−5−(1
−メチルエチニル)シクロへブタノン(vi)より2段
階で74%の収率である。 (チ) 次に7.7−ニチレンジオキシー5−(1−メ
チルエチニル)−2−シクロへブテノン(i )436
mgをジオキナン62m1に溶かし、かきまぜながら塩
酸6.2mlを加え100〜110℃に加熱し29時間
かきまぜた。 反応液を冷却後水で希釈し、酢酸エチルで抽出し有機層
を10%水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。抽出した
水層を氷冷しながら希塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗い無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し粗β−ツヤ
プリジン(ヒノキチオール) 263mgを得た。 及1五ニュ 「7.7−ニチレンジオキシー5−(1−メチルエチニ
ル)−2−シクロへブテノン(A)の合成。 (イ)1.1−エチレンジオキシ−2,3−ジヒドロキ
シ−2−メチル−5−(1−メチルエチニル)シクロヘ
キサン(iv )500mgを10m1の無水ベンゼン
に溶かし、90%四酢酸鉛1188mgを加え室温で3
0分間かきまぜた。 反応液をアルミ士ショートカラムに通し、溶媒を加熱す
ることなく減圧留去し、粗5.5−エチレンジオキシ−
3−(1−メチルエチニル)−6−オキツヘブタナール
(V)を得た。 (ロ) 次にこの粗5.5−エチレンジオキシ−3−(
1−メチルエチニル)−6−オキツヘプタナール(V)
の全量を少量のメタノールに溶かし、約−10℃に冷却
した1%水酸化カリウム、メタノール−水(2: 1)
溶液中に滴下し、かきまぜながら約90分間で0℃f寸
近まで徐々に温度を上昇許せた後、希塩酸を加え酸性と
して、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去
して、粗2,2−エチレンジオキシ−6−ヒドロキシ−
4−(1−メチルエチニル)シクロヘプタノン(vi)
を得た。 (ハ) 次にこの粗2.2−エチレンジオキシ−6−ヒ
ドロキシ−4−(1−メチルエチニル)シクロヘプタノ
ン(■)の全量を4mlのピリジンに溶かし、かきまぜ
ながら塩化p−)ルエンスルホニル682mgヲ加、t
、室温で12時間かきまぜた。反応終了後、反応液をジ
クロロメタンで希釈し、氷冷しながら希塩酸で数回洗い
、さらに飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧下溶媒を留去し、粗rトルエンスルホン酸エ
ステル(vi’)ヲ得た。 (ニ)次にこの粗p−トルエンスルホン酸エステルの全
量を無水ジクロロメタン4mlに溶かし、トリエチルア
ミン1mlを加え室温で5時間かきまぜた。 反応終了後、減圧下溶媒を留去し、シリカゲル薄層クロ
マトグラフィーによって、7.7−ニチレンジオキシー
5−(l−メチルエチニル)−2−シクロへブテノン(
た) 152mgを単離した。 1.1−エチレンジオキシ−2,3−ジヒドロキシ−2
−メチル−5−(1−メチルエチニル)シクロヘキサン
(iv)より4段階で33%の収率である。 及1ヱニ」 r7.7−ニチレンジオキシー5−(1−メチルエチニ
ル)−2−シクロへブテノン(A)の合成」 (イ)  塩化p−t−ルエンスルホニル51mgトド
’)エチルアミン0.18m1の混合物を0℃に保ち、
これニ2゜2−エチレンジオキシ−6−ヒドロキシ−4
−(1−メチルエチニル)シクロヘプタノン(■)30
mgの無水ジク
【fロメタン溶液を加え、40℃で5時
間かきまぜた。 反応終了後反応液をジクロロメタンで希釈し、希塩酸、
水、飽和食塩水で順次洗い、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、溶媒を減圧留去し、シリカゲル薄層クロマトグラ
フィーによって、7.7−ニチレンジオキシー5−(1
−メチルエチニル)−2−シクロヘプテノン(Vj>1
8mgを得た。 2.2−エチレンジオキシ−6−ヒドロキシ−4−(1
−メチルエチニル)シクロヘプタノン(vi)より1段
階で65%の収率である。 寒】口九二」− 15,5−エチレンジオキシ−3−(1−メチルエチニ
ル)−6−オキツヘプタナール(V)のアルドール縮合
。 5.5−エチレンジオキシ−3−(1−メチルエチニル
)−6−オキツヘブタナール(v)のアルドール縮合を
触媒、溶媒の種類・量を変えて繰り返した。 反応生成物として主に2.2−エチレンジオキシ−6−
ヒドロキシ−4−(1−メチルエチニル)シクロヘプタ
ノン(vi )、 3.3−エチレンジオキシ−2−ヒ
ドロキシ−2−メチル−5−(1−メチルエチニル)−
1−シクロペンタンカルバルデヒド(板)および3.3
−エチレンジオキシ−2−メチル−5−(1−メチルエ
チニル)−1−シクロペンテンカルバルデヒド(X)が
得られた。 それらの反応条件及び(■)、 (ix >、 (X 
)の収率を表−1に示す。 またこれら(■>、 (ix )、 (x )からなる
反応生成物から各成分を単離することなく混合物のまま
アセチル化を行なったところ、6−アセトキシ−2,2
−エチレンジオキシ−4−(1−メチルエチニル)シク
ロヘプタノン(vi ) 、 (’rx )および(X
)を得た。 アセチル化の後に単11i精製した(vi)、(ix>
、(x)の収率を表−2に示す。 これらの実施例−1,2,3及び4で得られた(I[)
、(i )、(iv )、(v )、(vi )、(v
i )、(i )及びβ−ツヤプリジンの各化合物は先
に同様の方法で合成し単離精製の後に同定されている標
品と同一であることを薄層クロマトグラフィーにより確
認した。 またβ−ツヤプリジンはIR,NMRのスペクトルが標
品のものと一致する事を確認した。 各化合物の標品については、IR,NMRのスペクトル
によって図面に示した構造式をもつものであることを確
認した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の各工程で合成される化合物の一般式及
び工程を示す図であり、第2図は本発明の各実施例で合
成される化合物の工程を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の各工程、 [1]式(II)のシクロヘキサンのエポキシ化合物式(
    II):▲数式、化学式、表等があります▼ をアセタール化することにより、式(III)のシクロヘ
    キサンのアセタール化合物 式(III):▲数式、化学式、表等があります▼R_1
    :アルキル基又は アルキレン基 を得る工程。 [2]式(III)のシクロヘキサンのアセタール化合物
    を加水分解することにより、式(IV)のシクロヘキサン
    のジヒドロキシ化合物 式(IV):▲数式、化学式、表等があります▼ を得る工程。 [3]式(IV)のシクロヘキサンのジヒドロキシ化合物
    を酸化開裂することにより式(V)のケトアルデヒドの
    ジアルコキシ化合物 式(V):▲数式、化学式、表等があります▼ を得る工程。 [4]式(V)のケトアルデヒドのジアルコキシ化合物
    をアルドール縮合することにより式(VI)のシクロヘプ
    タノンのヒドロキシ化合物 式(VI):▲数式、化学式、表等があります▼ を得る工程。 [5]式(VI)のシクロヘプタノンのヒドロキシ化合物
    をエステル化することにより式(VII)のシクロヘプタ
    ノンのエステル化合物 式(VII):R_2:アシル基、スルホニ ル基及びその誘導体 を得る工程。 [6]式(VII)のシクロヘプタノンのエステル化合物
    から酸を除去し式(VIII)のシクロヘプテノン化合物 式(VIII):▲数式、化学式、表等があります▼ を得る工程。 [7]式(VIII)のシクロヘプテノン化合物を加水分解
    することによりβ−ツヤプリシン(ヒノキチオール)を
    得る工程。 とからなるβ−ツヤプリシンの製造法。
  2. (2)次の各工程、 [1]式(II)のシクロヘキサンのエポキシ化合物式(
    II):▲数式、化学式、表等があります▼ をアセタール化することにより、式(III)のシクロヘ
    キサンのアセタール化合物 式(III):▲数式、化学式、表等があります▼R_1
    :アルキル基又は アルキレン基 を得る工程。 [2]式(III)のシクロヘキサンのアセタール化合物
    を加水分解することにより、式(IV)のシクロヘキサン
    のジヒドロキシ化合物 式(IV):▲数式、化学式、表等があります▼ を得る工程。 [3]式(IV)のシクロヘキサンのジヒドロキシ化合物
    を酸化開裂することにより式(V)のケトアルデヒドの
    ジアルコキシ化合物 式(V):▲数式、化学式、表等があります▼ を得る工程。 [4]式(V)のケトアルデヒドのジアルコキシ化合物
    をアルドール縮合することにより式(VI)のシクロヘプ
    タノンのヒドロキシ化合物 式(VI):▲数式、化学式、表等があります▼ を得る工程。 [5]式(VI)のシクロヘプタノンのヒドロキシ化合物
    を脱水することにより式(VIII)のシクロヘプテノン化
    合物 式(VIII):▲数式、化学式、表等があります▼ を得る工程。 [6]式(VIII)のシクロヘプテノン化合物を加水分解
    することによりβ−ツヤプリシン(ヒノキチオールを得
    る工程。 とからなるβ−ツヤプリシンの製造法。
JP23188785A 1985-10-17 1985-10-17 β−ツヤプリシン(ヒノキチオ−ル)の製造法 Granted JPS6293250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23188785A JPS6293250A (ja) 1985-10-17 1985-10-17 β−ツヤプリシン(ヒノキチオ−ル)の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23188785A JPS6293250A (ja) 1985-10-17 1985-10-17 β−ツヤプリシン(ヒノキチオ−ル)の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6293250A true JPS6293250A (ja) 1987-04-28
JPS6341896B2 JPS6341896B2 (ja) 1988-08-19

Family

ID=16930585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23188785A Granted JPS6293250A (ja) 1985-10-17 1985-10-17 β−ツヤプリシン(ヒノキチオ−ル)の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6293250A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0249713A (ja) * 1988-08-12 1990-02-20 Shiseido Co Ltd 化粧料
WO1992005240A1 (en) * 1990-09-14 1992-04-02 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Detergent composition
FR2785541A1 (fr) * 1998-11-09 2000-05-12 Oreal Systeme a activite antimicrobienne et son utilisation, notamment dans les domaines cosmetique et dermatologique
US6310255B1 (en) 1998-03-30 2001-10-30 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Process for producing hinokitiol
US20170354177A1 (en) * 2014-09-12 2017-12-14 Maruha Nichiro Corporation Antifungal composition comprising antifungal peptide and terpene alcohol
JP2020045295A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 株式会社サンギ 脂環式含酸素化合物の製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0249713A (ja) * 1988-08-12 1990-02-20 Shiseido Co Ltd 化粧料
JP2602069B2 (ja) * 1988-08-12 1997-04-23 株式会社資生堂 化粧料
WO1992005240A1 (en) * 1990-09-14 1992-04-02 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Detergent composition
US6310255B1 (en) 1998-03-30 2001-10-30 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Process for producing hinokitiol
FR2785541A1 (fr) * 1998-11-09 2000-05-12 Oreal Systeme a activite antimicrobienne et son utilisation, notamment dans les domaines cosmetique et dermatologique
EP1000542A1 (fr) * 1998-11-09 2000-05-17 L'oreal Système à activité antimicrobienne et son utilisation, notamment dans les domaines cosmétique et dermatologique
US20170354177A1 (en) * 2014-09-12 2017-12-14 Maruha Nichiro Corporation Antifungal composition comprising antifungal peptide and terpene alcohol
JP2020045295A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 株式会社サンギ 脂環式含酸素化合物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6341896B2 (ja) 1988-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4384144A (en) Process for preparing cyclopentenone derivatives
JPS6293250A (ja) β−ツヤプリシン(ヒノキチオ−ル)の製造法
US4228093A (en) (11Z,13Z)-11,13-Hexadecadiyn-1-ol and (11Z,13Z)-11,13-hexadecadien-1-ol and trimethylsilyl ethers thereof
US3683091A (en) Certain phenanthrene compounds for treatment of acne
Jones et al. Investigation of an Abnormal Organocadmium Reaction1
US4360691A (en) Production of malonic anhydrides and derivatives thereof
US3562313A (en) Intermediates for benzoic acid lactones
JPH039100B2 (ja)
US3852307A (en) Synthesis of zearalanone and related compounds
Chittenden The chemistry of D‐gluconic acid derivatives. Part II1: The formation of (R)‐O‐isopropylideneglyceraldehyde from D‐glucono‐1, 5‐lactone
JPS5989638A (ja) アリ−ルオキシアルキル化合物の製造法
US3887547A (en) Process for preparing dl-strigol
JP2718715B2 (ja) 9,10−セコ−シクロアルタン誘導体
CH655716A5 (fr) Derives chiraux de cyclopentene et procedes de leur preparation.
JPS6064975A (ja) 8α,12−エポキシ−13,14,15,16−テトラノルラブダンの製造方法
JPH0848677A (ja) ベンゾ複素環系の化合物、その製造方法及びそれを含有する組成物
JPH05230048A (ja) (S)−γ−ラクトンの製造方法
FR2499555A1 (fr) Procede de synthese de derives du 3-ceto-cyclopentene-5-oxy
CH340816A (fr) Procédé de préparation de nouveaux thiodérivés de colchicéines
JPS596312B2 (ja) セスキテルペン誘導体及びその製造法
FR2549470A1 (fr) Procede de preparation d'esters d'alcoyle de l'acide cis-chrysanthemique et nouveaux intermediaires obtenus
JPH04346963A (ja) 新規塩素化合物ならびにその製造方法及びその塩素化合物を用いた光学活性ラクトンの製造方法
JPS60188381A (ja) d,l−アナストレフイン及びd,l−エピアナストレフインの製造法
Kurata et al. Synthesis of dihydroactiniolide [5, 6, 7, 7a-tetrahydro-4, 4, 7a-trimethylbenzofuran-2 (4 H)-one] and 6, 7, 8, 8a-tetrahydro-5, 5, 8a-trimethylnaphthalene-1, 3 (5 H)-dione from 6, 7, 8, 8a-tetrahydro-2, 5, 5, 8a-tetramethyl-5 H-chromen
FR2477139A1 (fr) Procede de preparation de tetrahydronaphtacenes, derives obtenus et intermediaires de preparation

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees