JPS6293211A

JPS6293211A - エアゾ−ル組成物

Info

Publication number: JPS6293211A
Application number: JP23174585A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Shimizu; 和彦清水; Tsuneo Takayabu; 高薮　恒雄; Toru Sakai; 坂井　透
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1985-10-17
Filing date: 1985-10-17
Publication date: 1987-04-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、日焼けした肌のほてりをしずめ、皮膚呼吸を
活発にし、血色の良い肌を保ち、清涼感があって、皮膚
刺激のないエアゾール組成物に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、日焼は後の手入れに使う化粧料等としては、水と
アルコール、メントール等の清涼剤の組み合わせにより
肌のほてりを静める等の配慮がなされて来たが、アルコ
ール、メントール等の清涼剤は一時的な清涼感を持つだ
けであり、かつ刺激が強く、過敏症の人等には使用でき
なかった。又これらの化粧料等は使用感だけで、血色の
良い肌を保つ配慮がなされていなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述の通り、従来の日焼は後の手入れに使う化粧料等は
一時的な清涼感等の使用感だけで、血色の良い肌を保つ
配慮がなされていなかった。

凡そ、我々が生命を維持するのに、空気中の酸素の摂取
が必要である。体の中の組織代謝や疲労でできた炭素ガ
スを十分吐き出し、新鮮な酸素を十分に吸いこむことが
血色のよい肌を保つ必要条件である。

ヒトは酸素を主として肺から取り入れているが、皮膚呼
吸も行って皮膚からも取り入れている。しかしながら、
日焼けにより、皮膚の血管が収縮し皮膚呼吸が十分に行
われなくなる。即ち、日焼けは一種のやけどで、冷やす
のが第一条件であり、皮膚の熱を取り除きほてりを静め
る必要があるが、これは一時的なもので、根本的には日
焼けにより皮膚の血管が収縮して皮膚からの呼吸による
酸素の供給が不十分である部位に酸素を補ってやる必要
がある。

本発明者らは、日焼けにより、皮膚の血管が収縮して皮
膚からの呼吸による酸素の供給が不十分な部位に酸素を
供給し、皮膚呼吸を活発にして正常な血流を促せば、血
色の良い肌を保つことができるのではないかと着目した
。

本発明者らは、このような事情に鑑み、日焼は後の肌の
手入れ用化粧料等として、肌のほてりを静め、さらに皮
膚呼吸を回復させ、血色に良い肌を保ち、かつ安全性、
安定性、使用性のすべてを満足するものを得る目的で鋭
意検討した結果、さっばりした使用感を持ち、皮膚に対
し刺激がなく、経時での原料の劣化がなく、酸素との相
溶性が良い液状原料として、パーフルオロカーボン、パ
ーフルオロトリアリキルアミンがあることに注目し、さ
らに十分量の酸素を人工的に補給する方法はないかと研
究した結果、特定のパーフルオロカーボン及び／又は特
定のパーフルオロトリアリキルアミンと、酸素とを配合
してなるエアゾール組成物が日焼けした肌のほてりをし
ずめ皮膚に十分量の酸素を与えて皮膚呼吸を活発にし、
血色の良い肌を保つことを見い出し、ここに本発明を完
成するに至った。

すなわち、本発明は、一般式（［）で表されるパーフル
オロカーボン及び一般式（ＩＩ）で表されるパーフルオ
ロトリアリキルアミンの一種又は二種以上と、酸素とを
配合することを特徴とするエアゾール組成物である。

一般式（Ｉ）％式％）一般式（ＩＩ）（ＣｎＦ２ｎ＋１）３Ｎ　　　（ｎは２〜６）以下、本
発明の構成について詳細に説明する。

本発明において用いられるパーフルオロカーボンは、炭
素数３〜１６の鎖長のものが使用性面で好ましい。例え
ば、化学名で、パーフルオロオクタン、パーフルオロブ
タン、パーフルオロペンタン、パーフルオロヘキサン、
パーフルオロペンタン、パーフルオロオクタン、パーフ
ルオロノナン、パーフルオロデカンが挙げられる。商品
名としては大日本インキ化学工業■製のフルチック、ダ
イキン工業Ｈ製のグイフロン等が挙げられる。

本発明において用いられるパーフルオロトリアリキルア
ミンは、炭素数が１〜８の鎖長のものが使用性面で好ま
しい。例えば、化学名で、パーフルオロトリエチルアミ
ン、パーフルオロトリプロピルアミン、パーフルオロト
リブチルアミン、パーフルオロペンチルアミン、パーフ
ルオロトリヘキシルアミンが挙げられる。商品名として
はダイキン工業■製のダイフロン等が挙げられる。

これらのパーフルオロカーボン及びパーフルオロトリア
リキルアミンの一種又は二種以上が用いられる。

配合量は５０重量％以上１００重量％未満が好ましい。

５０重量％未満では内圧が高くなり、製品として好まし
くない場合がある。

更に、使用性に応じて、パーフルオロシクロブタン、パ
ーフルオロシクロヘキサン等を適量組み合わせ配合して
も構わない。

本発明において用いられる酸素の配合量は０．０１〜３
重量％が好ましい。０．００１重量％未満では本発明の
効果を発揮できない場合があり、３重量％を超えると充
填が難しくなる場合がある。

充填方法は耐圧容器内にパーフルオロカーボン及びパー
フルオロトリアリキルアミンの一種又は二種以上を充填
しておき、これに市販の酸素ボンベから酸素の圧縮ガス
を加圧充填し、充愼液をノズルから噴射し得るようにす
る。もし、噴射性能が使用途中で劣って来る場合は、必
要に応じてジクロロジフルオロメタン、トリクロロモノ
フルオロメタン、ジクロロジフルオロエタン等のフロン
ガス、ＬＰＧ、炭酸ガス、窒素ガス、メチルクロライド
、塩化ビニール、ジメチルエーテル、亜酸化窒素、ヘリ
ウムガス等が併用できる。

〔発明の効果〕

本発明のエアゾール組成物は、日焼けした肌のほてりを
しずめ、皮膚呼吸を活発にし、血色の良い肌を保ち、清
涼感があって、皮膚刺激のない、安全性、安定性、使用
性のすべてを満足するものである。

〔実施例〕

次に、実施例及び比較例を挙げる。

本発明は、これによって限定されるものではない。配合
量は重量％である。

（実施例１、比較例１．２）表−１に示す組成を有するエアゾール組成物を調整し試
験した。

（試験方法）色白の人で日焼けによる炎症及び色素斑で悩む被験者６
０名をパネルとし、　１／３の２０名には実施例１のエ
アゾール組成物を、又１／３の２０名には実施例１から
酸素を除いた処方のエアゾール組成物（比較例１）を、
更に残り　１／３の２０名には酸素のみのスプレー（比
較例２）を顔全体に噴射し、１日３回、３力月間毎日使
用し、使用後の消炎効果および色素斑の減少、血色の良
い肌を保つ効果を下記の判定基準に基づいて判定した。

結果を表−１に示す。

（判定基準）著効；炎症がほぼなくなり、色素斑がかなり目立たなく
なり、肌の血色も良くなった。

有効；炎症がややおさまり、色素斑もやや目立たなくな
り、肌の血色もやや良くなった。

無効；炎症が残り、色素斑に変化がなく、肌の血色も悪
い。

（判定） ◎；被験者のうち著効および有効の示す割合が８０％以
上の場合Ｏ；被験者のうち著効および有効の示す割合が５０〜８
０％の場合 ×；被験者のうち著効および有効の示す割合が５０％以
下の場合（以下余白）（実施例２〜４、比較例３．４）表−２に示す組成を有するエアゾール組成物を調整し、
試験した。

（試験方法）日焼けした美容技術者２０名をパネルとし、顔に塗布し
た時の使用性を試験した。

結果を表−２に示す。

（判定）１、清涼感 ◎；美容技術者の８０％以上が清涼感を感じた。

○；美容技術者の５０％以上が清涼感を感じた。

×；美容技術者の５０％以下しか清涼感を感じなかった
。

２、肌のほてりの鎮静効果 ◎；美容技術者の８０％以上が肌のほてりがしずまり満
足した。

○；美容技術者の５０％以上が肌のほてりがしずまりや
や満足した。

×；美容技術者の５０％以下しか肌のほてりがしずまら
ず満足のいくものでなかった。

３、皮膚刺激 ◎；美容技術者の全員がなんらの刺激も感じなかった。

○；美容技術者５％以下がなんらかの刺激を感じた。

Ｘ；美容技術者の５０％以上が刺激を感じた。

（以下余白）（実施例５〜１１）表−３に示す組成を有するエアゾール組成物を調整し、
試験した。

実施例２〜４と同様にして実施例５〜１１についても効
果試験を行った結果、実施例２〜４と同じく消炎、色素
斑の減少、血色の良い肌を保つ効果及び使用性上の効果
があることが確認された。

（以下余白）（表−１）（以下余白）磯−２）（以下余白）（表−３）

Claims

【特許請求の範囲】一般式（ I ）で表されるパーフルオロカーボン及び一
般式（II）で表されるパーフルオロトリアリキルアミン
の一種又は二種以上と、酸素とを配合することを特徴と
するエアゾール組成物。一般式（ I ）ＣｎＦ＿２＿ｎ＿＋＿２（ｎは３〜１０）一般式（II）（ＣｎＦ＿２＿ｎ＿＋＿１）＿３Ｎ（ｎは２〜６）