JPS6291506A - カルボン酸系重合体の製造方法 - Google Patents
カルボン酸系重合体の製造方法Info
- Publication number
- JPS6291506A JPS6291506A JP23192485A JP23192485A JPS6291506A JP S6291506 A JPS6291506 A JP S6291506A JP 23192485 A JP23192485 A JP 23192485A JP 23192485 A JP23192485 A JP 23192485A JP S6291506 A JPS6291506 A JP S6291506A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- carboxylic acid
- circulation system
- circulation
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、カルボン酸系重合体の製造方法、詳しくはα
、β不飽和カルボン酸若しくはその塩の張合体又は共重
合体の製造方法、更に詳しくは、分散剤やスケール防止
剤として有用な、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸及び
それらのアルカリ金屈塩、並びにそれらの共重合体等を
、分子量分布がシャープ(分布範囲が狭い)で且つ比較
的低分子量のものとして、安定に且つ連続的に製造する
方法に関するものである。
、β不飽和カルボン酸若しくはその塩の張合体又は共重
合体の製造方法、更に詳しくは、分散剤やスケール防止
剤として有用な、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸及び
それらのアルカリ金屈塩、並びにそれらの共重合体等を
、分子量分布がシャープ(分布範囲が狭い)で且つ比較
的低分子量のものとして、安定に且つ連続的に製造する
方法に関するものである。
ポリアクリル酸を連続的に製造する方法とじては、特開
昭60−28409号公報に開示された方法がある。そ
して同公報には、開始剤として過硫酸塩題及び過酸化水
素も挙げられている。
昭60−28409号公報に開示された方法がある。そ
して同公報には、開始剤として過硫酸塩題及び過酸化水
素も挙げられている。
アクリル酸若しくはその塩等の、α、β不飽和カルボン
酸のモノマーを重合又は共重合させて、ポリアクリル酸
若しくはその塩等の、α、β不飽和カルボン酸の重合物
又は共重合物をバッチ式で製造する場合、必要成分とし
て過硫酸塩類及び過酸化水素を併用するのが好ましい。
酸のモノマーを重合又は共重合させて、ポリアクリル酸
若しくはその塩等の、α、β不飽和カルボン酸の重合物
又は共重合物をバッチ式で製造する場合、必要成分とし
て過硫酸塩類及び過酸化水素を併用するのが好ましい。
しかし乍ら、上記公報に記載の方法においてポリアクリ
ル酸等を製造する場合、過硫酸塩類と過酸化水素とを併
用した系では、過酸化水素の分解によるガス(多くは酸
素と考えられる)の発生及び副反応生成物である炭酸ガ
スの発生のため、循環する水性反応混合物中に多量の気
泡が混入し、水性反応混合物の再循環は運転開始後短時
間で不可能になる問題(第1の問題点)がある。
ル酸等を製造する場合、過硫酸塩類と過酸化水素とを併
用した系では、過酸化水素の分解によるガス(多くは酸
素と考えられる)の発生及び副反応生成物である炭酸ガ
スの発生のため、循環する水性反応混合物中に多量の気
泡が混入し、水性反応混合物の再循環は運転開始後短時
間で不可能になる問題(第1の問題点)がある。
また、分散剤やスケール防止剤として用いられるポリア
クリル酸等は、分子量分布がシャープで且つ比較的低分
子量のものが、吸着性能及び電荷付与性等の観点から好
ましいが、上記公報に記載の方法によりポリー?クリル
酸等を製造すると、分子量分布がワイド(分布範囲が広
い)で、且つ高分子量のものが得られる問題がある(第
2の問題点)。
クリル酸等は、分子量分布がシャープで且つ比較的低分
子量のものが、吸着性能及び電荷付与性等の観点から好
ましいが、上記公報に記載の方法によりポリー?クリル
酸等を製造すると、分子量分布がワイド(分布範囲が広
い)で、且つ高分子量のものが得られる問題がある(第
2の問題点)。
・本発明者らは、上記の問題点を解決することを目的と
して種々検討した結果、α、β不飽和カルボン酸若しく
はその塩の1種又は2種以上を必須成分とするモノマー
を、循環系を形成した反応装置を用いて重合又は共重合
させる際に、循環系に気液分離器を配し、該気液分離器
で水性反応混合物中に発生混入する気泡を分離して取り
除き乍ら水性反応混合物を再循環させることにより上記
の第1の問題点を解決できることを先ず知見した。
して種々検討した結果、α、β不飽和カルボン酸若しく
はその塩の1種又は2種以上を必須成分とするモノマー
を、循環系を形成した反応装置を用いて重合又は共重合
させる際に、循環系に気液分離器を配し、該気液分離器
で水性反応混合物中に発生混入する気泡を分離して取り
除き乍ら水性反応混合物を再循環させることにより上記
の第1の問題点を解決できることを先ず知見した。
そして、斯る知見に基づき、α、β不飽和カルボン酸若
しくはその塩のIM又は2種以上を必須成分とするモノ
マーを重合又は共重合させる際に、混合部、熱交換器、
気層分離器及び循環用ポンプを具備した循1i系を形成
し、原料モノマー及び反応に必要な成分を上記循環系に
供給し」二記気液分離器でガスをt友きながら反応溶媒
と共に循環させ、反応生成物の一部を上記循環系の経路
に設けた生成物を友き出し部から抜き出し、反応生成物
の残部を再循環させるようにしたことを特徴とするカル
ボン酸系重合体の製造方法を先に提案した。
しくはその塩のIM又は2種以上を必須成分とするモノ
マーを重合又は共重合させる際に、混合部、熱交換器、
気層分離器及び循環用ポンプを具備した循1i系を形成
し、原料モノマー及び反応に必要な成分を上記循環系に
供給し」二記気液分離器でガスをt友きながら反応溶媒
と共に循環させ、反応生成物の一部を上記循環系の経路
に設けた生成物を友き出し部から抜き出し、反応生成物
の残部を再循環させるようにしたことを特徴とするカル
ボン酸系重合体の製造方法を先に提案した。
しかし、上記の方法は前記の第2の問題点を解決し難か
ったため、本発明者らは、前記の第1の問題点を解決す
ると共に前記の第2の問題点も併せて解決することを目
的として更に検討を重ねた結果、意外にも、2段式によ
り、部ち、先に提案した方法により得られるカルボン酸
系重合体を含む反応混合物を、反応系から一度抜き出し
、更にそれに新に原料モノマー及び反応に必要な成分を
供給し乍ら、同様な第2段目の反応系を再循環させるこ
とにより、前記の第2の問題点も解決できることを知見
した。一般に、このような2段式の反応によれば、一段
式の反応による場合に比して分子量が更に拡がると考え
られるが、本発明の上記知見は斯る予測に反するもので
ある。
ったため、本発明者らは、前記の第1の問題点を解決す
ると共に前記の第2の問題点も併せて解決することを目
的として更に検討を重ねた結果、意外にも、2段式によ
り、部ち、先に提案した方法により得られるカルボン酸
系重合体を含む反応混合物を、反応系から一度抜き出し
、更にそれに新に原料モノマー及び反応に必要な成分を
供給し乍ら、同様な第2段目の反応系を再循環させるこ
とにより、前記の第2の問題点も解決できることを知見
した。一般に、このような2段式の反応によれば、一段
式の反応による場合に比して分子量が更に拡がると考え
られるが、本発明の上記知見は斯る予測に反するもので
ある。
本発明は、上記の2つの知見に基づきなされたもので、
α、β不飽和カルボン酸若しくはその塩のt ft又は
2種以上を必須成分とするモノマーを重合又は共重合さ
せる際に、混合部、熱交換器、気液分離器及び循環用ポ
ンプを具備した第1の循環系を形成し、原料モノマー及
び反応に必要な成分を上記循環系に供給し上記気液分離
器でガスを抜きながら反応溶媒と共に循環させ、反応混
合物の一部を上記循環系の経路に設けた混合物抜き出し
部から抜き出し、反応混合物の残部を再循環させる一方
、上記第1の循環系から抜き出した上記反応混合物を、
混合部、熱交換器、気液分離器及び循環用ポンプを具備
した第2の循環系に供給して1后環させると共に、該第
2の循環系に更に原料モノマー及び反応に必要な成分を
供給して循環させ、反応生成物の一部を上記第2の循環
系の経路に設けた生成物抜き出し部から抜き出し、反応
生成物の残部を第2の循環系中に再循環させるようにし
たことを特徴とするカルボン酸系重合体の製造方法を提
供するものである。
α、β不飽和カルボン酸若しくはその塩のt ft又は
2種以上を必須成分とするモノマーを重合又は共重合さ
せる際に、混合部、熱交換器、気液分離器及び循環用ポ
ンプを具備した第1の循環系を形成し、原料モノマー及
び反応に必要な成分を上記循環系に供給し上記気液分離
器でガスを抜きながら反応溶媒と共に循環させ、反応混
合物の一部を上記循環系の経路に設けた混合物抜き出し
部から抜き出し、反応混合物の残部を再循環させる一方
、上記第1の循環系から抜き出した上記反応混合物を、
混合部、熱交換器、気液分離器及び循環用ポンプを具備
した第2の循環系に供給して1后環させると共に、該第
2の循環系に更に原料モノマー及び反応に必要な成分を
供給して循環させ、反応生成物の一部を上記第2の循環
系の経路に設けた生成物抜き出し部から抜き出し、反応
生成物の残部を第2の循環系中に再循環させるようにし
たことを特徴とするカルボン酸系重合体の製造方法を提
供するものである。
以下、本発明のカルボン酸系重合体の製造方法をその実
施態様に基づき図面を参照し乍ら詳述する。
施態様に基づき図面を参照し乍ら詳述する。
本発明で用いられる原料モノマーは、α、β不飽和カル
ボン酸若しくはその塩又はそれらの混合物であれば良い
が、本発明は、特に、アクリル酸、マレイン酸若しくは
それらの塩又はそれらのIM7または2種以上を必須成
分とするモノマーの重合又は共重合に通している。原料
モノマーであるアクリル酸としては、無水、例えば氷ア
クリル酸(無水アクリル酸)又は少なくとも60%アク
リル酸含有のアクリル酸が用いられ、又、一部或いは殆
ど全部を中和したアクリル酸アルカリ金属塩水溶液(例
えばナトリウム塩、カリウム塩)等であっても良い、又
、マレイン酸としては、無水マレイン酸又は少なくとも
60%マレイン酸含有のマレイン酸が用いられ、又、一
部或いは殆ど全部を中和したマレイン酸アルカリ金属塩
水/8液(例えばナトリウム塩、カリウム塩)等であっ
ても良い。
ボン酸若しくはその塩又はそれらの混合物であれば良い
が、本発明は、特に、アクリル酸、マレイン酸若しくは
それらの塩又はそれらのIM7または2種以上を必須成
分とするモノマーの重合又は共重合に通している。原料
モノマーであるアクリル酸としては、無水、例えば氷ア
クリル酸(無水アクリル酸)又は少なくとも60%アク
リル酸含有のアクリル酸が用いられ、又、一部或いは殆
ど全部を中和したアクリル酸アルカリ金属塩水溶液(例
えばナトリウム塩、カリウム塩)等であっても良い、又
、マレイン酸としては、無水マレイン酸又は少なくとも
60%マレイン酸含有のマレイン酸が用いられ、又、一
部或いは殆ど全部を中和したマレイン酸アルカリ金属塩
水/8液(例えばナトリウム塩、カリウム塩)等であっ
ても良い。
また、上記原料モノマーには、α、β不飽和カルボン酸
を少なくとも60%以上含有するように、α、β不飽和
カルボン酸と共重合し得る他のモノマー1例えば、ビニ
ル系モノマーを加えて共重合させても良い。
を少なくとも60%以上含有するように、α、β不飽和
カルボン酸と共重合し得る他のモノマー1例えば、ビニ
ル系モノマーを加えて共重合させても良い。
また、本発明の重合又は共重合反応に必要な成分として
は、過硫酸塩(ベルオキシジサルフェートとも呼ばれる
)例えば過硫酸アンモニウム及び過硫酸アルカリ金属塩
(例えばナトリウムli)及び過酸化水素が挙げられ、
これらを併用するのが特に好ましいが、この他、前記の
特開昭60−284099号公報に記載のフリーラジカ
ル開始剤及びフリーラジカル連鎖停止剤を通常選択し、
好ましくは水溶液として添加使用できる。
は、過硫酸塩(ベルオキシジサルフェートとも呼ばれる
)例えば過硫酸アンモニウム及び過硫酸アルカリ金属塩
(例えばナトリウムli)及び過酸化水素が挙げられ、
これらを併用するのが特に好ましいが、この他、前記の
特開昭60−284099号公報に記載のフリーラジカ
ル開始剤及びフリーラジカル連鎖停止剤を通常選択し、
好ましくは水溶液として添加使用できる。
また、本発明の実施に用いられる装置は、混合部、熱交
換器、気液分離器及び循環用ポンプをそれぞれ具備した
第1及び第2のig!環系を形成し、それらを連結した
2段式のもので、第1の循環系の好ましい具体例として
は、第1図に示す如く、l見合部1、熱交換器2、気液
分離器3及び循環用ポンプ4を、1JITi環用ポンプ
4、熱交換器2.混合部1、気液分離器3、循環用ポン
プ4の順序に配して形成した循環系lOの他、〆昆合部
、熱交換器、気液分離器及び循環用ポンプを、循環用ポ
ンプ、混合部、熱交換器、気液分離器、循環用ポンプの
順序に配して形成した循環系が挙げられ、前者の循環系
においては、第1図に示す如く、混合物抜き出し部5を
、循環用ポンプ4と熱交換器2との間に設けるのが好ま
しく、また1友考の循環系においては、混合物抜き出し
部を、i盾環用ポンプとl昆合部との間に設けるのが好
ましい。また、第2の循環系は、第1図に示す如く、第
1の循環系と実質的に同様に形成することができる。即
ち、第2の循環系は、第1の循環系に、骨は乙混合物り
友き出し部5に対応する部位に生成物抜き出し部5゛を
設けてあり、を昆合物1友き出し部5から抜き出した反
応混合物を、第2の循環系に供給するための供給部5a
を、第2の循環系における気液分離器と循環用ポンプと
の間に設けである以外は、第1の循環系と同様に形成し
てあり、第2の循環系の経路も第1の循環系における場
合と同様に適宜変更可能である。そして、上記供給部5
aと上記混合物抜き出し部5とは連通路5bにより連通
させである。
換器、気液分離器及び循環用ポンプをそれぞれ具備した
第1及び第2のig!環系を形成し、それらを連結した
2段式のもので、第1の循環系の好ましい具体例として
は、第1図に示す如く、l見合部1、熱交換器2、気液
分離器3及び循環用ポンプ4を、1JITi環用ポンプ
4、熱交換器2.混合部1、気液分離器3、循環用ポン
プ4の順序に配して形成した循環系lOの他、〆昆合部
、熱交換器、気液分離器及び循環用ポンプを、循環用ポ
ンプ、混合部、熱交換器、気液分離器、循環用ポンプの
順序に配して形成した循環系が挙げられ、前者の循環系
においては、第1図に示す如く、混合物抜き出し部5を
、循環用ポンプ4と熱交換器2との間に設けるのが好ま
しく、また1友考の循環系においては、混合物抜き出し
部を、i盾環用ポンプとl昆合部との間に設けるのが好
ましい。また、第2の循環系は、第1図に示す如く、第
1の循環系と実質的に同様に形成することができる。即
ち、第2の循環系は、第1の循環系に、骨は乙混合物り
友き出し部5に対応する部位に生成物抜き出し部5゛を
設けてあり、を昆合物1友き出し部5から抜き出した反
応混合物を、第2の循環系に供給するための供給部5a
を、第2の循環系における気液分離器と循環用ポンプと
の間に設けである以外は、第1の循環系と同様に形成し
てあり、第2の循環系の経路も第1の循環系における場
合と同様に適宜変更可能である。そして、上記供給部5
aと上記混合物抜き出し部5とは連通路5bにより連通
させである。
図中6.7.8は、原料モノマー及び反応に必要な成分
の供給口、9は気液分離器3のガス排出部で、原料モノ
マー及び反応に必要な成分は供給口6.7.8から同時
に又は別々に供給し得る他、必要に応して、それらの一
部又は全部を、第1の循環系の混合物抜き出し部の下流
側で気液分離器の上流側の適宜な箇所、及び第2の循環
系の生成物抜き出し部の下流側で気液分離器の上流側の
適宜な箇所、即ち、第1図における部位P、Q、Rから
供給することもできる。また、上記供給部5aの位置は
変更可能であり、第2の循環系における生成物抜き出し
部5“の直ぐ下流側に設けることもできる。また第1及
び第2の循環系には、それぞれ、気液分離器3.3の下
流側に液面稠整用ボット12.12を設けである。
の供給口、9は気液分離器3のガス排出部で、原料モノ
マー及び反応に必要な成分は供給口6.7.8から同時
に又は別々に供給し得る他、必要に応して、それらの一
部又は全部を、第1の循環系の混合物抜き出し部の下流
側で気液分離器の上流側の適宜な箇所、及び第2の循環
系の生成物抜き出し部の下流側で気液分離器の上流側の
適宜な箇所、即ち、第1図における部位P、Q、Rから
供給することもできる。また、上記供給部5aの位置は
変更可能であり、第2の循環系における生成物抜き出し
部5“の直ぐ下流側に設けることもできる。また第1及
び第2の循環系には、それぞれ、気液分離器3.3の下
流側に液面稠整用ボット12.12を設けである。
上記気液分離器としては、サイクロン、流下膜式気液分
離塔等が挙げられるが、特にサイクロン ゛が好まし
い。尚、気液分離器のガス排出部には、第1図に示す如
く、同伴ガス中の水茎気を凝縮するための熱交換器2′
を設置することもできる。
離塔等が挙げられるが、特にサイクロン ゛が好まし
い。尚、気液分離器のガス排出部には、第1図に示す如
く、同伴ガス中の水茎気を凝縮するための熱交換器2′
を設置することもできる。
また、上記混合部には、必要に応じ混合機能を有する混
合器を配設することもできる。この混合器としては、例
えば、遠心カミキサ−1管内混合ミキサー(ステラツク
・イン・ライン・ミキサー)、ピンディスクミキサー、
オリフィスプレートミキサー等が挙げられる。
合器を配設することもできる。この混合器としては、例
えば、遠心カミキサ−1管内混合ミキサー(ステラツク
・イン・ライン・ミキサー)、ピンディスクミキサー、
オリフィスプレートミキサー等が挙げられる。
また、°上記循環用ポンプとしては、例えば、遠心力ポ
ンプ、ギアポンプまたはロープポンプが挙げられ、また
、ミキサー機能を存するポンプ、例えばポンプ入口に濃
縮調整用の水または反応に必要な成分を供給できる遠心
力ポンプが好ましく用いられる。
ンプ、ギアポンプまたはロープポンプが挙げられ、また
、ミキサー機能を存するポンプ、例えばポンプ入口に濃
縮調整用の水または反応に必要な成分を供給できる遠心
力ポンプが好ましく用いられる。
また、上記熱交換器としては、例えば、単純な表面熱交
換器又は複式表面熱交換器、コイル熱交換器、好ましく
は板状熱交換器におけるような薄膜型熱交換器が挙げら
れる。尚、図中14は、弁である。
換器又は複式表面熱交換器、コイル熱交換器、好ましく
は板状熱交換器におけるような薄膜型熱交換器が挙げら
れる。尚、図中14は、弁である。
而して、本発明は、上述の原料モノマー及び上述の反応
に必要な成分を上述の第1及び第2の循環系を形成し、
た2段式の装置に供給して実施されるもので、この実施
態様を第1図に示す装置を使用する場合に基づいて次に
説明する 先ず、第1及び第2の循環系10,10、それぞれに溶
媒として水、好ましくはイオン交検水を満たし、該イオ
ン交換水をそれぞれ循環用ポンプ4.4により循環させ
乍ら熱交換器2.2で加熱する。次いで循環系10.1
0内のイオン交換水の水温が90〜100℃に達した後
、上述の原料モノマー及び上述の反応に必要な成分を第
1の循環系10に供給する。
に必要な成分を上述の第1及び第2の循環系を形成し、
た2段式の装置に供給して実施されるもので、この実施
態様を第1図に示す装置を使用する場合に基づいて次に
説明する 先ず、第1及び第2の循環系10,10、それぞれに溶
媒として水、好ましくはイオン交検水を満たし、該イオ
ン交換水をそれぞれ循環用ポンプ4.4により循環させ
乍ら熱交換器2.2で加熱する。次いで循環系10.1
0内のイオン交換水の水温が90〜100℃に達した後
、上述の原料モノマー及び上述の反応に必要な成分を第
1の循環系10に供給する。
原料モノマーは、通常、30〜98%水溶液として供給
するのが好ましく、反応に必要な成分も水溶液の形で供
給するのが好ましく、反応(重合反応又は共重合反応)
は通常0.5〜8.0のptt、例えば3〜6の98で
行われる。
するのが好ましく、反応に必要な成分も水溶液の形で供
給するのが好ましく、反応(重合反応又は共重合反応)
は通常0.5〜8.0のptt、例えば3〜6の98で
行われる。
原料モノマー及び反応に必要な成分の第1の循環系lO
への供給方法及び供給位置は、前述した如く特に制限さ
れないが、第1図に示す装置による場合、混合部lに、
それぞれ別個の供給口6.7.8から若しくは同じ供給
口から同時に又任9の順序で供給するのが好ましい。
への供給方法及び供給位置は、前述した如く特に制限さ
れないが、第1図に示す装置による場合、混合部lに、
それぞれ別個の供給口6.7.8から若しくは同じ供給
口から同時に又任9の順序で供給するのが好ましい。
原料モノマー及び反応に必要な成分の供給により直ちに
反応が開始され、反応混合物は反応溶媒と共に第1図矢
標方向に循環される。循環系における本発明の反応は極
めて発熱性で、生成した熱は熱交換器で反応混合物が冷
却されることによって除かれる。
反応が開始され、反応混合物は反応溶媒と共に第1図矢
標方向に循環される。循環系における本発明の反応は極
めて発熱性で、生成した熱は熱交換器で反応混合物が冷
却されることによって除かれる。
そして、反応に必要な成分として、過硫酸塩類と過酸化
水素を併用した場合には、循環系中での反応により酸素
及び炭酸ガスが発生しそれらは反応混合物中に混入する
が、それらは、反応混合物が気液分1iiItSを通過
する際に反応混合物から分離されガス排出部9から系外
に排出されるため、反応中にガスが発生しても同等循環
系における反応に支障を来さない。
水素を併用した場合には、循環系中での反応により酸素
及び炭酸ガスが発生しそれらは反応混合物中に混入する
が、それらは、反応混合物が気液分1iiItSを通過
する際に反応混合物から分離されガス排出部9から系外
に排出されるため、反応中にガスが発生しても同等循環
系における反応に支障を来さない。
次いで、気液分離器でガスを除去され、循環用ポンプ4
を通過した反応混合物の一部を、混合物抜き出し部5か
ら連続的に抜き出し、連通路5aから供給部5bに送り
該供給部5bから第2の循環系10に供給する。一部を
抜き出された反応混合物の残部は、新らたな原料モノマ
ー及び反応に必要な成分と混合のために第1の循環系1
0に再循環される。この際の再循環される反応混合物の
残部:抜き出される反応混合物の比は、50;1〜50
00:1、好ましくは150:1〜4000:lである
。
を通過した反応混合物の一部を、混合物抜き出し部5か
ら連続的に抜き出し、連通路5aから供給部5bに送り
該供給部5bから第2の循環系10に供給する。一部を
抜き出された反応混合物の残部は、新らたな原料モノマ
ー及び反応に必要な成分と混合のために第1の循環系1
0に再循環される。この際の再循環される反応混合物の
残部:抜き出される反応混合物の比は、50;1〜50
00:1、好ましくは150:1〜4000:lである
。
尚、第1の循環系からの混合物抜き出し部は、第1図に
示す如く、循環ポンプの吐出圧を利用できる個所で、原
料モノマー及び反応に必要な成分の供給部の上流側に設
けるのが良い。又、気液分離器は、ループ最高部に設置
するのが良い。
示す如く、循環ポンプの吐出圧を利用できる個所で、原
料モノマー及び反応に必要な成分の供給部の上流側に設
けるのが良い。又、気液分離器は、ループ最高部に設置
するのが良い。
而して、第2の循環系10に供給された反応混合物は、
第2の循環系10において第1の循環系10における場
合と同様に再循環される。そして、第2ili!ITr
J系においても、第1の循環系における場合と同様に新
たに原料モノマー及び反応に必要な成分を第2の循環系
に供給し第1の循環系から供給された反応混合物と共に
循環される。第2の循環系に新たに供給される原料モノ
マー及び反応に必要な成分の供給方法及び供給位置等は
、第1の循環系における場合と全く同様に行うことがで
きるが、第1及び第2の循環系にそれぞれ供給する原料
モノマーの比(前者/後者)は100/1〜100/2
00とするのが好ましい。
第2の循環系10において第1の循環系10における場
合と同様に再循環される。そして、第2ili!ITr
J系においても、第1の循環系における場合と同様に新
たに原料モノマー及び反応に必要な成分を第2の循環系
に供給し第1の循環系から供給された反応混合物と共に
循環される。第2の循環系に新たに供給される原料モノ
マー及び反応に必要な成分の供給方法及び供給位置等は
、第1の循環系における場合と全く同様に行うことがで
きるが、第1及び第2の循環系にそれぞれ供給する原料
モノマーの比(前者/後者)は100/1〜100/2
00とするのが好ましい。
第2の循環系における生成物抜き出し部5“からの反応
生成物の抜き出しは、第1の循環系における反応混合物
の床き出しと同様な態様で行われ、その陵き出し量の割
合も同様にするのが好ましい。
生成物の抜き出しは、第1の循環系における反応混合物
の床き出しと同様な態様で行われ、その陵き出し量の割
合も同様にするのが好ましい。
また、本発明の実施において、定常伏態となった後の第
1及び第2の循環系中における反応混合物の平均滞留時
間及び循環速度、原料モノマー及び反応に必要な成分の
供給量は、少なくとも90%例えば95%〜98%の重
合が平均滞留時間内に起こるように、従来法におけると
同様に選定すれば良く、通常、平均滞留時間は1分〜2
40分、例えば30分〜180分であり、滞留時間が長
くなると通常転化率が高くなる。また、平均反応温度は
40℃〜140℃、通常50℃〜100℃または75°
C110℃例えば90℃〜105℃である。また、原料
モノマーの供給量は、再循環水性反応混合物との混合物
が反応温度で溶液であり、且つこうして生成した水性反
応混合物も反応温度で溶液となる量である。また、混合
物抜き出し部5及び生成物抜き出し部5′からの抜き出
し量は、それぞれ、第1及び第2の循環系における原料
モノマーを含む全供給量と等しい量である。
1及び第2の循環系中における反応混合物の平均滞留時
間及び循環速度、原料モノマー及び反応に必要な成分の
供給量は、少なくとも90%例えば95%〜98%の重
合が平均滞留時間内に起こるように、従来法におけると
同様に選定すれば良く、通常、平均滞留時間は1分〜2
40分、例えば30分〜180分であり、滞留時間が長
くなると通常転化率が高くなる。また、平均反応温度は
40℃〜140℃、通常50℃〜100℃または75°
C110℃例えば90℃〜105℃である。また、原料
モノマーの供給量は、再循環水性反応混合物との混合物
が反応温度で溶液であり、且つこうして生成した水性反
応混合物も反応温度で溶液となる量である。また、混合
物抜き出し部5及び生成物抜き出し部5′からの抜き出
し量は、それぞれ、第1及び第2の循環系における原料
モノマーを含む全供給量と等しい量である。
第2の循環系の生成物抜き出し部から抜き出された反応
生成物は、重合体(若しくは共重合体)と通常未反応@
量体との水性反応混合液からなり、再循環される反応混
合物の分析値(組成)と同じ分析値(組成)をもつ。し
かし、反応生成物を抜き出す時には、反応は通常完全に
完了していないから、この場合には有利には更に反応に
必要な成分を添加することなく50〜110℃例えば7
5〜110℃で0.01〜5時間、例えば0.5〜2時
間または2〜60分間、熟成が行われる。
生成物は、重合体(若しくは共重合体)と通常未反応@
量体との水性反応混合液からなり、再循環される反応混
合物の分析値(組成)と同じ分析値(組成)をもつ。し
かし、反応生成物を抜き出す時には、反応は通常完全に
完了していないから、この場合には有利には更に反応に
必要な成分を添加することなく50〜110℃例えば7
5〜110℃で0.01〜5時間、例えば0.5〜2時
間または2〜60分間、熟成が行われる。
上述の本発明のカルボン酸系重合体の製造方法により得
られる重合体(若しくは共重合体)は、数平均分子量が
2.000〜30,000、重量平均分子帝が3..0
00〜60.000のものである。
られる重合体(若しくは共重合体)は、数平均分子量が
2.000〜30,000、重量平均分子帝が3..0
00〜60.000のものである。
実施例1
第1図に示す如く構成した、全容積30I2の第1の1
li11環系と全容積30iの第2の循環系に、それぞ
れ・イオン交換水を満水にし、それぞれ循環ポンプ4,
4により循環させながら、熱交換器2゜2で95℃に達
するまで加熱した。次にアクリル酸モノマーの80%水
/8液、苛性ソーダ(中和剤)の49%水溶液、過硫酸
すI・リウムの4.5%水溶液、過酸化水素の35%水
溶液をそれぞれ定量ポンプにより、重量基(憔、34:
2211 : 13の比率で合計量16.7Kg/I(
rを連続的に供給口6.7.8より混合部lにフィード
した。又、第1の循環系10の反応温度が95℃〜10
0℃となるように熱交換器2で冷却した。循環ポンプ4
の能力は循環流量/フィード量=200/lにした。
li11環系と全容積30iの第2の循環系に、それぞ
れ・イオン交換水を満水にし、それぞれ循環ポンプ4,
4により循環させながら、熱交換器2゜2で95℃に達
するまで加熱した。次にアクリル酸モノマーの80%水
/8液、苛性ソーダ(中和剤)の49%水溶液、過硫酸
すI・リウムの4.5%水溶液、過酸化水素の35%水
溶液をそれぞれ定量ポンプにより、重量基(憔、34:
2211 : 13の比率で合計量16.7Kg/I(
rを連続的に供給口6.7.8より混合部lにフィード
した。又、第1の循環系10の反応温度が95℃〜10
0℃となるように熱交換器2で冷却した。循環ポンプ4
の能力は循環流量/フィード量=200/lにした。
次に、第1の循環系10における反応混合物の一部(第
1のif+環系におけるフィード量)を、気液分離器3
の下部に設置したポット12の液面レヘルを制御しなが
ら、混合物抜き出し部5から連続的に排出し、連通路5
bを経て供給部5aから第2の循環系IOに入れ、第2
の循環系10において、新たにアクリル酸モノマーの8
0%水溶液、苛性ソーダ(中和剤)の49%水溶液、過
硫酸ナトリウムの4.5%水溶液、過酸化水素の35%
水/8液をそれぞれ定量ポンプにより、[1基$50:
33:4:13の比率で合計量11.4 Kg/ Il
rを連続的に供給口6より混合部1にフィードした。
1のif+環系におけるフィード量)を、気液分離器3
の下部に設置したポット12の液面レヘルを制御しなが
ら、混合物抜き出し部5から連続的に排出し、連通路5
bを経て供給部5aから第2の循環系IOに入れ、第2
の循環系10において、新たにアクリル酸モノマーの8
0%水溶液、苛性ソーダ(中和剤)の49%水溶液、過
硫酸ナトリウムの4.5%水溶液、過酸化水素の35%
水/8液をそれぞれ定量ポンプにより、[1基$50:
33:4:13の比率で合計量11.4 Kg/ Il
rを連続的に供給口6より混合部1にフィードした。
又、反応温度が95℃〜100℃となるように熱交換器
2で冷却した。循環ポンプ4の能力は、循環流量/フィ
ード量=200/1にした。定常状態に達した後、反応
生成物の一部(第2の循環系におけるフィード量)を気
液分離器3の下部に設置したポット12の液面レヘルを
制御しながら、生成物抜き出し部5゛から連続的に排出
した。
2で冷却した。循環ポンプ4の能力は、循環流量/フィ
ード量=200/1にした。定常状態に達した後、反応
生成物の一部(第2の循環系におけるフィード量)を気
液分離器3の下部に設置したポット12の液面レヘルを
制御しながら、生成物抜き出し部5゛から連続的に排出
した。
定常状態に達していると思われる重合体の重合率は98
%、数平均分子量は18000であり、重量分子量は2
9000であった。
%、数平均分子量は18000であり、重量分子量は2
9000であった。
実施例2
実施例1で用いたりアクタ−において、混合部と熱交換
器の位置を入れ換え且つ第1の循環系から抜き出した反
応混合物の第2の循環系への供給部を生成物抜き出・し
部の直ぐ下流側に設けたりアクタ−を用い、原料モノマ
ー及び反応に必要な成分の供給を、P又はQの位置から
行った以外は実施例1と同様に実施した結果、実施例1
と同様な結果を得た。
器の位置を入れ換え且つ第1の循環系から抜き出した反
応混合物の第2の循環系への供給部を生成物抜き出・し
部の直ぐ下流側に設けたりアクタ−を用い、原料モノマ
ー及び反応に必要な成分の供給を、P又はQの位置から
行った以外は実施例1と同様に実施した結果、実施例1
と同様な結果を得た。
比較例1
第2図に示す如く、遠心式循環用ポンプ4、混合部1、
スパイラル熱交換器2、及びサイクロン3をステンレス
製配管11で環伏に連結し且つサイクロン3を最高部に
位置させて循環系10を形成し、更に、原料モノマー及
び反応に必要な成分の供給口6.7.8を上記混合部1
に連結し、図示の位置に生成物抜き出し部5を設けてな
る、総容積30pのループ型リアクターに、イオン交換
水を満たし、これを循環用ポンプ4により循環させなが
ら熱交換器3で加熱し、その水温が95〜98℃に達し
た後、供給口6から連続的に80%アクリル酸水溶液3
.61 Kg/Hr、6.7%過硫酸ナトリウム水溶液
1.71 Kg/Hr、 35%過酸化水素水溶液1.
17 Kg/Hr、49%苛性ソーダ水溶液2゜36K
g/Hrを同時にそれぞれ定量ポンプで混合部1に供給
し、循環系中の反応混合物の温度を約95〜98℃に維
持して運転を続行した。スタート時の循環用ポンプの流
量は30001/Hrであり、反応熱の除去は、上記熱
交換器で行った。運転状態は16時間経過後も正常であ
り、14時間経過後循環系からサンプルを採取し、臭素
付加法により残存するモノマーを定量して重合率を求め
た結果、重合率は90〜92%であった。又、分子1分
布をゲル/j!−透クロマトグラフィー(G P C)
で測定した結果、数平均分子量は20,000であり、
重量平均分子量は40.000であった。
スパイラル熱交換器2、及びサイクロン3をステンレス
製配管11で環伏に連結し且つサイクロン3を最高部に
位置させて循環系10を形成し、更に、原料モノマー及
び反応に必要な成分の供給口6.7.8を上記混合部1
に連結し、図示の位置に生成物抜き出し部5を設けてな
る、総容積30pのループ型リアクターに、イオン交換
水を満たし、これを循環用ポンプ4により循環させなが
ら熱交換器3で加熱し、その水温が95〜98℃に達し
た後、供給口6から連続的に80%アクリル酸水溶液3
.61 Kg/Hr、6.7%過硫酸ナトリウム水溶液
1.71 Kg/Hr、 35%過酸化水素水溶液1.
17 Kg/Hr、49%苛性ソーダ水溶液2゜36K
g/Hrを同時にそれぞれ定量ポンプで混合部1に供給
し、循環系中の反応混合物の温度を約95〜98℃に維
持して運転を続行した。スタート時の循環用ポンプの流
量は30001/Hrであり、反応熱の除去は、上記熱
交換器で行った。運転状態は16時間経過後も正常であ
り、14時間経過後循環系からサンプルを採取し、臭素
付加法により残存するモノマーを定量して重合率を求め
た結果、重合率は90〜92%であった。又、分子1分
布をゲル/j!−透クロマトグラフィー(G P C)
で測定した結果、数平均分子量は20,000であり、
重量平均分子量は40.000であった。
比較例2
比較例1で用いたりアクタ−において、混合部と熱交換
器の位置を入れ換えたりアクタ−を用い、原料モノマー
及び反応に必要な成分の供給をP又はRの位置から行っ
た以外は比較例1と同様に実施した結果、比較例1と同
様な結果が得られた。
器の位置を入れ換えたりアクタ−を用い、原料モノマー
及び反応に必要な成分の供給をP又はRの位置から行っ
た以外は比較例1と同様に実施した結果、比較例1と同
様な結果が得られた。
比較例3
実施例1で用いたりアクタ−の代わりに、第3図に示す
如く、ステンレス製配管11、遠心式循環用ポンプ4、
スタティックミキサー1、スパイラル熱交換器2及び生
成物抜き出し部5を配設してなる総容積3(lのループ
型リアクターを用い、原料上ツマー等の供給量を、第3
図に示す位置に設けた供給口6から供給した以外は比較
例1と同一条件で操作(運転)したところ、供給開始後
、薬30分で循環流量が殆どゼロとなり運転続行が不能
になった。尚、スタート時の循環用ポンプの流量は30
00 R/Hrであり、反応熱の除去は、上記熱交換器
で行った。
如く、ステンレス製配管11、遠心式循環用ポンプ4、
スタティックミキサー1、スパイラル熱交換器2及び生
成物抜き出し部5を配設してなる総容積3(lのループ
型リアクターを用い、原料上ツマー等の供給量を、第3
図に示す位置に設けた供給口6から供給した以外は比較
例1と同一条件で操作(運転)したところ、供給開始後
、薬30分で循環流量が殆どゼロとなり運転続行が不能
になった。尚、スタート時の循環用ポンプの流量は30
00 R/Hrであり、反応熱の除去は、上記熱交換器
で行った。
比較例4
比較例3における供給口6からの供給に代えて、第3図
に示す位置に設けた供給ロアから供給した以外は比較例
3と同一条件で操作したが;この例においても、供給開
始後、約30分で循環流量が殆どゼロとなり運転続行が
不能になった。
に示す位置に設けた供給ロアから供給した以外は比較例
3と同一条件で操作したが;この例においても、供給開
始後、約30分で循環流量が殆どゼロとなり運転続行が
不能になった。
本発明のカルボン酸系重合体の製造方法によれば、反応
に必要な成分として、過硫酸塩類と過酸化水素とを併用
することにより、過酸化水素の分解によるガス(多くは
酸素と考えられる)及び副反応生成物である炭酸ガスが
発生し、循環する水性反応混合物中に多量の気泡が混入
しても、それらのガスを気液分離器で分離できるため、
水性反応混合物の再循環に支障を来すことがなく、また
、反応を2段式で行うことにより、分子量分布がシャー
プで且つ比較的低分子量の目的とするカルボン酸系m合
体を製造でき、しかも、生成物中の残モノマー量を低減
させることができる。
に必要な成分として、過硫酸塩類と過酸化水素とを併用
することにより、過酸化水素の分解によるガス(多くは
酸素と考えられる)及び副反応生成物である炭酸ガスが
発生し、循環する水性反応混合物中に多量の気泡が混入
しても、それらのガスを気液分離器で分離できるため、
水性反応混合物の再循環に支障を来すことがなく、また
、反応を2段式で行うことにより、分子量分布がシャー
プで且つ比較的低分子量の目的とするカルボン酸系m合
体を製造でき、しかも、生成物中の残モノマー量を低減
させることができる。
第1図は、本発明の実施に用いられる反応装置の1例を
示すフローシート、第2図は、本発明の実施に用いられ
る反応装置を一段式に代えた例を示すフローシート、第
3図は、従来法に用いられる反応装置を示すフローシー
トである。 l・・・混合部 2・・・熱交換器3・・・気液
分離器 4・・・循環ポンプ5・・・混合物抜き出し
部 5° ・・生成物抜き出し部 6.7.8・・・・供給口 9・・・ガス排出部 10・・・第1及び第2の循環系 12・・・液面調整用ポット 特許出願人 花 王 株式会社第2図 第3図
示すフローシート、第2図は、本発明の実施に用いられ
る反応装置を一段式に代えた例を示すフローシート、第
3図は、従来法に用いられる反応装置を示すフローシー
トである。 l・・・混合部 2・・・熱交換器3・・・気液
分離器 4・・・循環ポンプ5・・・混合物抜き出し
部 5° ・・生成物抜き出し部 6.7.8・・・・供給口 9・・・ガス排出部 10・・・第1及び第2の循環系 12・・・液面調整用ポット 特許出願人 花 王 株式会社第2図 第3図
Claims (15)
- (1)α,β不飽和カルボン酸若しくはその塩の1種又
は2種以上を必須成分とするモノマーを重合又は共重合
させる際に、混合部、熱交換器、気液分離器及び循環用
ポンプを具備した第1の循環系を形成し、原料モノマー
及び反応に必要な成分を上記循環系に供給し上記気液分
離器でガスを抜きながら反応溶媒と共に循環させ、反応
混合物の一部を上記循環系の経路に設けた混合物抜き出
し部から抜き出し、反応混合物の残部を再循環させる一
方、上記第1の循環系から抜き出した上記反応混合物を
、混合部、熱交換器、気液分離器及び循環用ポンプを具
備した第2の循環系に供給して循環させると共に、該第
2の循環系に更に原料モノマー及び反応に必要な成分を
供給して循環させ、反応生成物の一部を上記第2の循環
系の経路に設けた生成物抜き出し部から抜き出し、反応
生成物の残部を第2の循環系中に再循環させるようにし
たことを特徴とするカルボン酸系重合体の製造方法。 - (2)第1及び第2の循環系を形成する、混合部、熱交
換器、気液分離器及び循環用ポンプを、それぞれ循環用
ポンプ、熱交換器、混合部、気液分離器、循環用ポンプ
の順序に配してある、特許請求の範囲第(1)項記載の
カルボン酸系重合体の製造方法。 - (3)第1及び第2の循環系を形成する、混合部、熱交
換器、気液分離器及び循環用ポンプを、それぞれ循環用
ポンプ、混合部、熱交換器、気液分離器、循環用ポンプ
の順序に配してある、特許請求の範囲第(1)項記載の
カルボン酸系重合体の製造方法。 - (4)原料モノマー及び反応に必要な成分を、第1及び
第2の循環系の混合部にそれぞれ供給する、特許請求の
範囲第(1)項、第(2)項又は第(3)項記載のカル
ボン酸系重合体の製造方法。 - (5)混合物抜き出し部が、循環用ポンプと熱交換器と
の間に設けてあり、該混合物抜き出し部から抜き出した
反応混合物を第2の循環系に供給するための供給部が、
第2の循環系における気液分離器と循環用ポンプとの間
に設けてある、特許請求の範囲第(2)項記載のカルボ
ン酸系重合体の製造方法。 - (6)混合物抜き出し部が、循環用ポンプと混合部との
間に設けてあり、該混合物抜き出し部から抜き出した反
応混合物を第2の循環系に供給するための供給部が、第
2の循環系における気液分離器と循環用ポンプとの間に
設けてある、特許請求の範囲第(3)項記載のカルボン
酸系重合体の製造方法。 - (7)原料モノマー及び反応に必要な成分の一部又は全
部を、第1の循環系の混合物抜き出し部の下流側で気液
分離器の上流側の適宜な箇所に供給する、特許請求の範
囲第(5)項又は第(6)項記載のカルボン酸系重合体
の製造方法。 - (8)生成物抜き出し部が、第2の循環系における循環
用ポンプと熱交換器との間に設けてある、特許請求の範
囲第(2)項記載のカルボン酸系重合体の製造方法。 - (9)生成物抜き出し部が、第2の循環系における循環
用ポンプと混合物との間に設けてある、特許請求の範囲
第(3)項記載のカルボン酸系重合体の製造方法。 - (10)原料モノマー及び反応に必要な成分の一部又は
全部を、第2の循環系の生成物抜き出し部の下流側で気
液分離器の上流側の適宜な箇所に供給する、特許請求の
範囲(8)又は(9)に記載のカルボン酸系重合体の製
造方法。 - (11)第2の循環系が、第1の循環系における混合物
抜き出し部を生成物抜き出し部とした以外は第1の循環
系と同じ構成からなる、特許請求の範囲第(1)項記載
のカルボン酸系重合体の製造方法。 - (12)気液分離器が、サイクロンである、特許請求の
範囲第(1)項記載のカルボン酸系重合体の製造方法。 - (13)α,β不飽和カルボン酸がアクリル酸又はマレ
イン酸である、特許請求の範囲第(1)項記載のカルボ
ン酸系重合体の製造方法。 - (14)反応に必要な成分が、過硫酸塩及び過酸化水素
を含んでいる、特許請求の範囲第(1)項記載のカルボ
ン酸系重合体の製造方法。 - (15)第1及び第2の循環系にそれぞれ供給する原料
モノマーの比(前者/後者)が100/1〜100/2
00である、特許請求の範囲第(1)項記載のカルボン
酸系重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23192485A JPS6291506A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | カルボン酸系重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23192485A JPS6291506A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | カルボン酸系重合体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6291506A true JPS6291506A (ja) | 1987-04-27 |
Family
ID=16931195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23192485A Pending JPS6291506A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | カルボン酸系重合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6291506A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63286406A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-24 | Kao Corp | スチレン系重合体の製造方法 |
WO2003057737A1 (fr) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Kao Corporation | Procede de production de polymeres d'acide carboxylique |
JP2007217654A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-08-30 | Nippon Shokubai Co Ltd | 水溶性重合体の連続的製造方法、及び、水溶性重合体 |
JP2008214374A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Nippon Shokubai Co Ltd | 水溶性重合体の連続的製造方法 |
JP2008214373A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Nippon Shokubai Co Ltd | 水溶性重合体製造装置および水溶性重合体の連続的製造方法 |
JP2008214371A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Nippon Shokubai Co Ltd | 水溶性重合体製造装置および水溶性重合体の連続的製造方法 |
WO2016103771A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2016-06-30 | 東亞合成株式会社 | アクリル酸系重合体水溶液の製造方法 |
-
1985
- 1985-10-17 JP JP23192485A patent/JPS6291506A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63286406A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-24 | Kao Corp | スチレン系重合体の製造方法 |
WO2003057737A1 (fr) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Kao Corporation | Procede de production de polymeres d'acide carboxylique |
JP2007217654A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-08-30 | Nippon Shokubai Co Ltd | 水溶性重合体の連続的製造方法、及び、水溶性重合体 |
JP2008214374A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Nippon Shokubai Co Ltd | 水溶性重合体の連続的製造方法 |
JP2008214373A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Nippon Shokubai Co Ltd | 水溶性重合体製造装置および水溶性重合体の連続的製造方法 |
JP2008214371A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Nippon Shokubai Co Ltd | 水溶性重合体製造装置および水溶性重合体の連続的製造方法 |
WO2016103771A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2016-06-30 | 東亞合成株式会社 | アクリル酸系重合体水溶液の製造方法 |
CN107074993A (zh) * | 2014-12-25 | 2017-08-18 | 东亚合成株式会社 | 丙烯酸系聚合物水溶液的制造方法 |
JPWO2016103771A1 (ja) * | 2014-12-25 | 2017-09-07 | 東亞合成株式会社 | アクリル酸系重合体水溶液の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6252016B1 (en) | Continuous polymerization in a non-cylindrical channel with temperature control | |
JPS6160708A (ja) | エチレンのラジカルターポリマーの製造方法 | |
CA2660742A1 (en) | Process for preparing polyolefin products | |
JPS6160709A (ja) | エチレンのラジカルターポリマーおよびエチレンのラジカルコポリマーの製造方法 | |
EP0926161B1 (en) | A continuous process for preparing polymers | |
JPS6291506A (ja) | カルボン酸系重合体の製造方法 | |
EP4268950A1 (en) | Continuous preparation system and method for vinylidene chloride | |
US6380324B1 (en) | Reduction of polymer fouling on reactor surface in a continuous process for preparing polymers | |
EP0224133B1 (en) | Process for producing alpha,beta-unsaturated carboxylic acid polymer | |
JP3730615B2 (ja) | カルボン酸系重合体の製造法 | |
JP2003002909A (ja) | ポリアクリル酸塩水溶液の連続的製造方法 | |
US20050215742A1 (en) | Continuous process for preparing polymers | |
JPS6281406A (ja) | カルボン酸系重合体の製造方法 | |
JPH0841135A (ja) | スチレン−アクリロニトリルコポリマーを製造するための方法 | |
JP3843774B2 (ja) | 水溶性アクリル系重合体の連続的製造方法 | |
US20040087741A1 (en) | Method for preparing halogenated polymers, and resulting halogenated polymers | |
JPH01156309A (ja) | エチレン系共重合体の製造方法 | |
JP4866709B2 (ja) | カルボン酸系重合体の製造方法 | |
CN116023564B (zh) | 一种聚甲基丙烯酸甲酯连续本体聚合方法 | |
JP5698961B2 (ja) | カルボン酸系重合体の製造方法 | |
KR102311013B1 (ko) | 고분자 중합 장치 및 고분자 중합 공정 | |
JPS63286406A (ja) | スチレン系重合体の製造方法 | |
EP1466927B1 (en) | Process for production of carboxylic acid polymers | |
SU522194A1 (ru) | Способ получени сополимеров этилена | |
JP2001261710A (ja) | ポリマーの連続的製造方法 |