JPS629065Y2 - - Google Patents

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JPS629065Y2
JPS629065Y2 JP1982200432U JP20043282U JPS629065Y2 JP S629065 Y2 JPS629065 Y2 JP S629065Y2 JP 1982200432 U JP1982200432 U JP 1982200432U JP 20043282 U JP20043282 U JP 20043282U JP S629065 Y2 JPS629065 Y2 JP S629065Y2
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JP
Japan
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layer
mold
surface layer
epoxy resin
intermediate layer
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JP1982200432U
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English (en)
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JPS59107212U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、表層、中間層及びバツキング層を有
する真空成形型に関する。
従来技術 真空成形時に型の表面から該型の内部へと吸気
できるように通気性を有し且つ型の強度を保持す
る機能を持つたバツキング層を具備して成る真空
成形型は従来より周知である。従来のバツキング
層は、骨材と、バインダとしてのエポキシ樹脂と
から構成されるのが普通であるが、かかるバツキ
ング層は比較的くずれやすいため、真空成形時の
衝撃に耐え得るよう、バツキング層の下側に補強
層を設けて真空成形型を構成する必要があつた。
ところがこのようにバツキング層の下に更に補強
層を設ければ、それだけ型の製作コストが上昇
し、型の構造が複雑化する欠点を免れない。ま
た、バツキング層の骨材用バインダとしてエポキ
シ樹脂を用いていたが、かかる高価なバインダを
使用することも、コスト上昇を招く原因の1つと
なつていた。
また粒状物から成る骨材をセメントで結着し、
各粒間に隙間を形成した真空成形型を提案されて
いるが、粒状物による凹凸が型の表面に現われる
ため、これにより成形された成形体の表面にも凹
凸ができ、実用性に劣るものであつた。また粒状
物とセメントから成る成形型は、その表面が欠け
やすい欠点も免れない。
目 的 本考案の目的は上記従来の欠点を除去した真空
成形型を提供することである。
構 成 本考案は上記目的を達成するため、エポキシ樹
脂又はポーラス金属からなり、その表面側が成形
する素材シートに接する表層と、その表層の裏面
側に密接し、かつ表層とともに貫通する通気孔が
形成されていて、表層及び含水セメント材料に対
して接着性を有するエポキシ樹脂によつて作製さ
れた中間層と、その中間層の裏面側に密接して、
上記表層及び中間層を補強する骨材を部分的にセ
メントにより結合した通気性のあるバツキング層
とを具備し、上記の三層が一体的に、剛性の高い
上面が開放された箱状の枠体の上部に固定支持さ
れている真空成形型を提案する。
実施例 以下に本考案の有利な具体例を図面に従つて説
明する。
第1図は本考案に係る真空成形型1の垂直断面
図であり、本例における型1は、最下方に位置す
るバツキング層2と、その上に設けられる2つの
層、即ち表層3とその裏面側に密接する中間層4
とを有している。バツキング層2は中間層4の裏
面側に密接している。これらの層2,4,3は一
体的に形成され、剛性の大なる上面が開放された
箱状の枠体5の上部に固定支持される。バツキン
グ層2は後に詳しく説明するように通気性を有
し、表層3と中間層4には、型1の表面から表層
3及び中間層4とともに貫通する適数の通気孔6
が穿設されている。2aは、バツキング層2中に
埋設された補強鉄芯である。
真空成形時には、それ自体周知の如く表層3の
表面側に、加熱した素材シート7を載置し、図示
していないポンプにより導管8を介して型1の下
側から吸気する。これにより通気孔6及びバツキ
ング層2を通して空気が吸引され、表層3の表面
側に接したシート7が型1の表面の形態に対応し
た形状に成形される。
上述した作用は従来と変りはない。この場合、
上記成形動作時にシート7を高い圧力で吸引する
必要があるため、型1にはかなり大きな圧縮力が
作用する。かかる観点より型の強度を保持する既
述のバツキング層2が設けられている。
本考案においては、バツキング層2を骨材及び
セメントを含有する材料から構成し、これにより
バツキング層2、ひいては型全体の強度を従来よ
り大幅に高め、そのくずれを有効に防止できるよ
うに構成してある。このようにバツキング層2の
強度を高めることができるため、その下に補強層
を設ける必要がなくなり、型のコストを低減でき
る。のみならず、従来の如く骨材のバインダとし
てエポキシ樹脂を用いるのではなく低価格なセメ
ントを使用するので、この点からも型のコストを
低減することが可能となる。
骨材としては、粒径の異なる石又は他の適宜な
材料を用いることができるが、セメントによつて
バツキング層の強度を向上させることができるの
で、骨材自体として強度が比較的低くしかも軽量
な骨材、例えば発泡骨材を使用することもでき
る。かかる軽量骨材を用いればバツキング層2、
したがつて型1を軽量化できる利点も得られ有利
である。
バツキング層2の骨材が部分的にセメントによ
り結合されるように、骨材とセメントの混合割合
を定め、これらを結合してバツキング層2を構成
することにより、多数の骨材間に微小な間隙が形
成され、これにより表層3と中間層4を捕強する
バツキング層2に通気性を持たせることができ
る。
また成形時に素材シート7はバツキング層2に
直に接するのでなく、表面を円滑に形成できる表
層3に接するので、完成した成形体の表面を円滑
にすることができ、成形体の品質を高めることが
できる。
ところで第1図に示した実施例において、表層
3は成形動作時に成形すべきシートに直に接触す
る部分なので、これを耐摩耗性に優れた材料によ
り構成することが望ましい。かかる観点より第1
図の例では、表層3をそれ自体公知の如くエポキ
シ樹脂によつて構成してある。ところがこのよう
に表層3として樹脂を用いた場合、型の製造時に
表層3の材料、即ちエポキシ樹脂と、水で練られ
たセメント等から成るバツキング層の材料とを直
に接合させて、型1を構成しようとすると、これ
ら両材料は互いに接着しにくい性質を有している
ため、所望する型を製造できなくなる恐れがあ
る。このため、表層3とバツキング層2との間に
中間層4を介在させ、この中間層4として、含水
セメントに対しても、またエポキシ樹脂から成る
表層材料に対しても接着性の高い材料、例えば
UNITACK#5000(小野田建材(株)製)なる商品名
で市販されているエポキシ樹脂を使用する。この
ようにすれば中間層4を介して2つの層2,3を
確実に接合することができる。表層3を例えば金
属溶射によるポーラス金属から構成することもで
きるが、この場合も表層3及び含水セメントに対
して接着性を有するエポキシ樹脂によつて中間層
4を構成する。
加熱されたシートを型1により成形する際、型
1の表面温度が過度に上昇すると成形に不具合を
生ずる場合がある。したがつて、型の温度を低下
させ得るように、型の熱伝導率を高くすることが
望ましい。第2図に示す実施例では、この点を考
慮し、第1図に示した中間層4以外に、第2の中
間層9を設け、この第2の中間層9を、熱伝導率
の高い粒状のアルミニウムと、これを結合するエ
ポキシ樹脂とにより構成し、該アルミニウムによ
つて、型1の冷却を迅速に行い得るように構成し
てある。しかも第2図に示す実施例では型1に冷
却媒体流通管10を設け、ここを流通する冷却媒
体によつて型を特に効果的に冷却できるようにな
つている。第2図における他の構成は第1図に示
した型1と全く同じであり、同一部分には同一符
号を付して示してある。尚、第2の中間層9にお
けるエポキシ樹脂も第1の中間層4のエポキシ樹
脂と全く同様に、水を含んだセメントと表層3の
エポキシ樹脂の両者に対して接着性の高いエポキ
シ樹脂を使用するとよい。また第2の中間層9
も、アルミニウム粒子間に形成される間隙により
通気性をもたせることができ、よつて、この層9
に通気孔を穿設する必要はない。
次に第2図に示した型1のより具体的な実施例
を説明しておく。
バツキング層用の材料は次の通りとした。
(1) セメント(商品名;ジエツトセメント)(小
野田セメント製) 60重量部 (2) 1乃至5mm粒径の発泡骨材(商品名;ユニカ
ロン)(合資会社宝建材製) 100重量部 (3) 水 30重量部 (4) 減水剤(商品名;マイテイー)(小野田建材
株式会社製) 0.3重量部 上記材料を練り合せ、これを硬化させてバツキ
ング層とした。減水剤は場合により使用せずとも
よく、逆に上記材料以外に、セメントの硬化を遅
らせるセツターやフイラーあるいは発泡剤を混合
してもよく、発泡剤を使用したときは、バツキン
グ層の通気性を特に高め、型の軽量化を図ること
ができる。また硬化後のバツキング層の厚さは15
乃至60mmとし、これに埋設される補強鉄芯2aの
直径を5乃至10mmとした。
第2の中間層9は、粒径0.5乃至2.0mmの粒状ア
ルミニウムと、エポキシ樹脂(UNITACK
#5000)とを7:3の重量比で練り合せた材料に
より構成した。
第1の中間層4としてはエポキシ樹脂
(UNITACK#5000)を使用した。
表層3は耐摩耗性に優れたエポキシ樹脂とし
た。厚さは2乃至4mm。
完成した真空成形型1と、この型1のバツキン
グ層2に用いたバインダ(セメント)と等量のバ
インダ(エポキシ樹脂)を含む従来のバツキング
層を有する型とを比較したところ、バツキング層
におけるバインダとしてセメントを使用した方
が、その強度を高め得ることを確認できた。
効 果 本考案によれば、バツキング層が骨材とセメン
トから構成されているため、低コストでその強度
を高めることができる。また真空成形型の表面に
は表層が設けられているので、この型により製造
された成形体の表面品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る真空成形型の一実施例を
示す断面部分図、第2図は他の実施例を示す断面
部分図である。 1……真空成形型、2……バツキング層、3…
…表層、4……中間層、5……枠体、6……通気
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エポキシ樹脂又はポーラス金属からなり、その
    表面側が成形する素材シートに接する表層と、 その表層の裏面側に密接し、かつ表層とともに
    貫通する通気孔が形成されていて、表層及び含水
    セメント材料に対して接着性を有するエポキシ樹
    脂によつて作製された中間層と、 その中間層の裏面側に密接して、上記表層及び
    中間層を補強する骨材を部分的にセメントにより
    結合した通気性のあるバツキング層とを具備し、 上記の三層が一体的に、剛性の高い上面が開放
    された箱状の枠体の上部に固定支持されている真
    空成形型。
JP20043282U 1982-12-30 1982-12-30 真空成形型 Granted JPS59107212U (ja)

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JP20043282U JPS59107212U (ja) 1982-12-30 1982-12-30 真空成形型

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JP20043282U JPS59107212U (ja) 1982-12-30 1982-12-30 真空成形型

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JPS59107212U JPS59107212U (ja) 1984-07-19
JPS629065Y2 true JPS629065Y2 (ja) 1987-03-03

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