JPS629043Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS629043Y2
JPS629043Y2 JP1983053903U JP5390383U JPS629043Y2 JP S629043 Y2 JPS629043 Y2 JP S629043Y2 JP 1983053903 U JP1983053903 U JP 1983053903U JP 5390383 U JP5390383 U JP 5390383U JP S629043 Y2 JPS629043 Y2 JP S629043Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
square timber
cutter
chamfering
square
bearing plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983053903U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59160204U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5390383U priority Critical patent/JPS59160204U/ja
Publication of JPS59160204U publication Critical patent/JPS59160204U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS629043Y2 publication Critical patent/JPS629043Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は挽き割つた角材の仕上装置に関するも
のであつて、特に角材の角稜部(コーナー)の面
取装置に係るものである。
丸太状の原木から挽き割られた角材はその流通
途中において挽割時に生じた鋸目を取る仕上作業
とともに角稜部の面取りを行うのを常とする。こ
の時実際に市場に供給される角材は例えば「三寸
角」のものといつてもその大きさ(辺の長さ)に
ついては20ミリメートルから30ミリメートルの範
囲でバラツキが生じている。従つて鋸目取作業に
関しては、ブラシ等が角材のバラツキを許容しつ
つ作用し得るから問題ないが、一方角稜部の面取
作業に関しては従来、実公昭41−15499号「面取
り機」、特公昭39−7196号「木材、合成物質など
より成る特に板状の工作物の縁部を面取りする装
置」などがあり、これらは案内ローラ、カツタが
別個の回転軸をもち、案内ローラを工作物の起伏
に応じて変動するようにし、これによつて均一な
面取りを行おうとしたものである。しかし起伏の
激しい角材においては未だ完全には均一な面取り
ができないのが現状である。
本考案はこのような現状を改善し、材の寸法の
バラツキがあつた場合でもこれを許容しつつ、自
動的に角材の角稜部の面取りを行うことのできる
装置を提案せんとするものである。その要旨は処
理される角材に対しその対角線方向に揺動し、且
つ常時角材側へ偏寄するカツタを具え、このカツ
タに対しては検索作用高さを規制するとともに角
材の一部に当接して従動する案内ローラを付設
し、更に前記角材とカツタとを相対的に移動する
ように構成したことを特徴とするものである。
以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的に
説明する。第1図乃至第3図に示す装置は本考案
たる角材の面取装置を組み込んでなる木材の仕上
装置であつて、このものは例えば丸太状の原木か
ら挽き取られた角材の表面の鋸目を除去し、また
背割りと称される割り込みを刻設し、更に角材の
角稜部の面取りをも一挙に行えるような作用を有
するものである。このように本考案はこれらの複
合的な機能をもつた装置に組み込むことにより一
挙に木材の仕上げができる点で好ましいが、単独
で用いることももとより差し支えない。以下これ
ら各部材について説明する。まず符号Fは機枠で
あつて適宜アングル材を組み合わせるものであ
る。そしてこの機枠の前方より後方に向かつてそ
のほぼ中央に角材Aの移送軌道を設定するもので
あり、この移送軌道に沿つてその入口側に背挽用
の丸鋸刃2を設けるとともに、それに続いてその
後方に上下左右四面を摺擦して仕上げる研摩ブラ
シ3を取り付けるものである。そして角材Aの仕
上装置1の後方(角材の取り出される側)には本
考案たる面取装置5を設けるものである。この面
取装置5は角材の四つの角稜部にそれぞれ対応し
て四つの面取ヘツド10を角材の移送軌道を囲む
ように配設されるものであり、底面側の二つの角
稜部に対応して二つの面取ヘツド10が左右に対
設され、一方角材Aの上面の二つの角稜部に対応
して左右一対の面取ヘツド10がサブフレーム
F′に吊持されるように取り付けられるものであ
る。即ち下側の二つの面取ヘツド10は機枠Fに
固定されて横架された一対のスライドロツド11
とスパイラルロツド12の間に左右方向に拡開自
在に搭載され一方、上方の二つの面取ヘツド10
はサブフレームF′に固定されたスライドロツド
11とスパイラルロツド12とに搭載されるもの
である。尚、このサブフレームF′は機枠Fに対
しその四つの隅角部において螺旋を刻設されて上
下に高さを調整し得るようにした吊持杆13によ
り支持されるものである。そしてこれら各面取ヘ
ツド10のスライドロツド11とスパイラルロツ
ド12に対する取付手法並びにその具体的な構成
はすべて共通するので、一つの面取ヘツド10に
ついて以下第4〜9図に従つてその構成を詳細に
説明する。まず面取ヘツド10は前記スライドロ
ツド11とスパイラルロツド12に対しマウント
ブロツク14,15により搭載されるものであつ
て、マウントブロツク14はスパイラルロツド1
2に外嵌めされているものであり、内部に適宜ス
ラストベアリング等を内蔵してスライドロツド1
1に沿つた動きを可能とするものである。一方マ
ウントブロツク15は、スパイラルロツド12に
対して螺合するメネジブロツク16に対し、その
外側において摺動するスライドブロツク17を有
し、且つスライドブロツク17は前記メネジブロ
ツク16の一端に構成されたフランジ部18との
間に縮設されたセツトスプリング19により、常
時角材の移送軌道中心側に偏寄した状態に設定さ
れるものである。尚、符号20は前記スライドブ
ロツク17とフランジ部18との間を連結し、且
つセツトスプリングの縮設状態を設定するための
調節杆である。しかしてこのような搭載手法をと
ることにより前記スパイラルロツド12を適宜の
ハンドル操作により回転させると面取ヘツド10
全体が進退し、その切削作用位置を調整できるよ
うに構成するのである。もとより左右対向して設
けられる面取ヘツド10は常に角材Aの移送軌道
に対して対称的に接近離反しなければならないか
ら前記スパイラルロツド12に刻設したオネジ1
2′はそれぞれネジの向きを互いに逆方向に刻設
されているのである。このような二つのマウント
ブロツク14,15に対し基板21が支承される
ものであつて、この基板21は一例として前記マ
ウントブロツク14,15に設けられた軸受状の
取付ブラケツト22に対し基板に固定したピン2
3を介して取り付けられるものであり、取付角度
を前記取付ブラケツト22とピン23との相互間
でナツトにより調節されるものである。もとより
基板21の角度設定が必ずしも自在であることは
必要でなく、角材専用に仕上げる場合には後述す
る面取ヘツド10におけるカツタが45度の方向に
揺動し得るように構成されればよいのである。こ
のような基板21に対してその加工作用側にピボ
ツト軸24を介して軸受板25を揺動自在に取り
付けるものである。即ちこの軸受板25は前記ピ
ボツト軸24において、基板21に対して揺動自
在に取り付けられるとともに、その揺動する先端
にセツトスプリングSを縮設することにより常時
軸受板25が基板に対して離反するような傾向を
与えるものである。尚、符号25′は前記軸受板
25と基板21との間を結んだ調節杆であり、基
板21側においてその調節杆25′の固定位置を
変えることにより軸受板25の設定角度を調整す
るとともに調節杆25′途中のナツトnの締め込
みにより、セツトスプリングSの縮設状態を変え
て偏寄状態の強さを設定するものである。一方前
記軸受板25上に固定された軸受26によりカツ
タ装置27の主軸28を軸支するものである。そ
して前記基板21の他の面にはこの主軸28に動
力を与える駆動モータMを搭載するのである。以
下このカツタ装置27について詳細に述べるとこ
のカツタ装置27は第8図に示すように前記主軸
の先端においてテーパ状の左右一対の案内ローラ
29の間にカツタ30を挾み込むような構成を有
してなり、前記カツタ30と主軸28とは互いに
固定されて一体に回転するように構成されるもの
である。そしてこのカツタ30並びに主軸28と
独立した状態で遊転するように案内ローラ29が
設定されるものである。そして左右一対の案内ロ
ーラ29のテーパ面において角材Aの隣り合う二
面を案内するものであり、この二つの案内ローラ
29により構成されるV字状の挾角部に前記カツ
タ30が臨むのである。そして左右一対の案内ロ
ーラ29の接近寸法を設定することによりカツタ
30の切削作用高さが適宜設定されるものであ
る。即ち二つの案内ローラ29を互いに離すよう
にすればカツタ30の切削作用高さは大きくなる
のである。勿論この調整は案内ローラ29とカツ
タ30との間に適宜シム等を介在させて設定する
ものである。尚、このカツタはその切削作用面を
ほぼ平歯状に形成するものであるが、若干面取部
にR(アール)をとるときは円弧状に形成しても
かまわない。そして前記主軸28の他端にはプー
リ31を設けて、このプーリ31と前記駆動モー
タMの出力プーリ32との間に駆動ベルト33を
懸張して、カツタ装置27へ駆動モータMの回転
を伝達するのである。更に本装置には前述した面
取ヘツド10の固定位置を調節するためのハンド
ル装置その他を具えるものであるが、これらはい
わゆるスパイラルロツドとメネジとの関係により
設定される公知の手段をとるものであり、これら
についての詳細な説明は省略する。
本考案は以上述べたような構成をとるものであ
り、次のように作用して角材Aの面取りを行うも
のである。まず面取作業に先立つて適宜のハンド
ル操作により、面取ヘツド10の位置決めを行う
ものである。即ちこの操作によりスパイラルロツ
ド12が回転し、そこに螺合しているマウントブ
ロツク15におけるメネジブロツク16がスライ
ドロツド11及びスパイラルロツド12の軸方向
に摺動して四基の面取ヘツド10を所定の位置に
設定するものである。特に上方の面取ヘツド10
はスライドロツド11とスパイラルロツド12に
添つた向きに移動するとともにそれがサブフレー
ムF′ごと全体に昇降して所定の位置を得るので
ある。このような設定は例えば本実施例のような
角材仕上装置の場合には他の研摩ブラシ3及び背
挽用の丸鋸刃2についてもなされることはいうま
でもない。しかる後、適宜のスイツチング操作に
より、各駆動源のモータを起動すると角材Aの移
送用駆動ローラ並びに背挽用の丸鋸刃2及び研摩
ブラシ3及びカツタ装置27におけるカツタ30
が回転を開始するのである。このような運転状態
において角材Aを角材の仕上装置1における移送
軌道に送り込むと、まず背挽用の丸鋸刃2によつ
て角材Aの下面からそのほぼ中ほどの高さまで割
り込みが刻設され、次いで研摩ブラシ3による上
下の鋸目の除去がなされるのである。そして面取
ヘツド10に至つて角材Aの角稜部の面取りがな
されるのである。即ち本実施例ではまず前段にお
いて角材Aの下面側の二つの角稜部の面が取ら
れ、次いで後段において角材Aの上方の二つの面
が取られるのである。この面取作用は四つの角稜
部すべて同様になされるものであり、即ち、案内
ローラ29とその合わせ面からわずかにのぞいた
カツタ30の刃先が同時に角材Aの角稜部を倣つ
た状態で角材Aと接触し、角材Aの角稜部が削り
取られて面取されるのである。尚この際、直接面
取作用を担うカツタ30は、その主軸28と共に
回転する部材のみが、軸受板25上に搭載されて
いるから、軸受板25上の部材は比較的軽量であ
り、凹凸に倣つた敏感な動きが確保できるもので
ある。例えば同じ寸法仕様の材が送られた場合に
おいてその仕上寸法にばらつきがあつて多少太く
なつても、案内ローラ29とカツタ30とは角材
Aの太さのばらつきに対応して幾分か退去するよ
うに作動して一定の深さで面取りを行うのであ
る。即ちこの場合には前記軸受板25がピボツト
軸24を中心として基板21側にセツトスプリン
グSに抗して退去するように作動するのである。
この際カツタ装置27の退去する方向は柱状の角
材を対象としたときには45度の方向であるが、矩
形状断面の材料の場合には必ずしも45度に退去さ
せる場合のみならず対角線方向に偏寄させるよう
にしてももとより差し支えないのである。そして
退去すべき寸法が過大になつたときにはセツトス
プリング19が収縮して面取ヘツド10ごと退去
するものである。
本考案は以上述べたような作用を有するもので
あり、次のような効果を奏する。即ち、カツタが
面取作用を行うその位置で被加工物たる角材を倣
う案内ローラが作用していることに加え、揺動す
る軸受板上にはカツタのほか、その主軸まわりの
回転部材のみしか搭載されていないため、極めて
軽量であり、角材の凹凸に敏感に反応し、正確な
面取ができる。また案内ローラとカツタ等を同一
部材に一体として組み込んだ構造であるために、
別に案内ローラ用の支持部材を設けたものに比
べ、架台における面取装置の占有面積は小さくて
済み、四面同時に面取りすべく、四基の面取ヘツ
ド10を同一架台に据え付ける場合は特に有利な
ものとなる。更にカツタの歯先が平歯状を成し、
且つその両脇に同軸に案内ローラがあるため、面
取高さの調整をも併せ行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した角材の仕上装置を示
す斜視図、第2図は同上正面図、第3図は同上側
面図、第4図は本考案の面取ヘツドの部分を示す
正面図、第5図は第4図−線矢視図、第6図
は第4図−線矢視図、第7図は面取ヘツドの
平面図、第8図はカツタ装置の分解斜視図、第9
図は本装置の作動状態を骨格的に示す正面図であ
る。 1……角材の仕上装置、5……面取装置、10
……面取ヘツド、21……基板、24……ピボツ
ト軸、25……軸受板、S……セツトスプリン
グ、27……カツタ装置、28……主軸、M……
駆動モータ、29……案内ローラ、30……カツ
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 適宜の支持部材に対し揺動自在に取り付けら
    れ、その揺動方向を処理される角材に対し、その
    対角線方向にほぼ合致させるとともに、常時角材
    側に弾性的に偏寄する軸受板を設け、この軸受板
    には前記角材の角稜部に当接するカツタと、この
    カツタの主軸を主体とする回転部材のみを回転自
    在に支持し、更に前記カツタは切削作用端をほぼ
    平歯状とし、このカツタに対してはその両側に、
    これと同軸にその切削作用高さを規制するととも
    に、角材の角稜部近くに当接して従動する案内ロ
    ーラを付設し、更に前記角材とカツタとは角材の
    長手方向に沿つて相対的に移動するように構成さ
    れていることを特徴とする角材の面取装置。
JP5390383U 1983-04-11 1983-04-11 角材の面取装置 Granted JPS59160204U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5390383U JPS59160204U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 角材の面取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5390383U JPS59160204U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 角材の面取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59160204U JPS59160204U (ja) 1984-10-26
JPS629043Y2 true JPS629043Y2 (ja) 1987-03-03

Family

ID=30184254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5390383U Granted JPS59160204U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 角材の面取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59160204U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100839994B1 (ko) * 2007-05-04 2008-06-20 백한기 테이퍼 기울기를 갖는 가로등 지주의 제조장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5656804A (en) * 1979-10-17 1981-05-19 Hiroshi Yoshida Feeder for wood in wood cutter

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5656804A (en) * 1979-10-17 1981-05-19 Hiroshi Yoshida Feeder for wood in wood cutter

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59160204U (ja) 1984-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4335767A (en) Method and apparatus for the chipping dissection of tree logs into all-round machined lumber products
JPS629043Y2 (ja)
US4058151A (en) Automatic lumber feeding device in combination with a wood working machine
JPH01275001A (ja) 四角断面の木材片の4面の面合わせ方法とそのような方法を実施する機械
US5161589A (en) Coping and mitering apparatus
SU435606A1 (ru) Устройство для снятия свесов, например, фанеры с облицованных заготовок
CN214447106U (zh) 一种榫头切割装置进料机构
JPS5923962B2 (ja) フインガジヨインタ機
CN214722228U (zh) 一种刀座旋转装置
CN212217212U (zh) 一种螺丝工件铣一字槽设备
JPS586602B2 (ja) 複合木工機
KR200274626Y1 (ko) 목공용 선반의 공작물 곡면가공용 가이드장치
JP2612229B2 (ja) 角柱木材の製材方法
JPS588482Y2 (ja) 帯鋸盤のテ−ブル作業における挽角度可変自在定規
JP2987697B2 (ja) 四面仕上げ製材装置
JPS6222326Y2 (ja)
JPS5920968Y2 (ja) 柄穴加工装置
KR20190069694A (ko) 목재 절단 장치
JPH0430004Y2 (ja)
JPS5919628A (ja) 荒切り加工機
JPS6222327Y2 (ja)
JPS584645Y2 (ja) ほぞ切欠機におけるホゾの切欠量規制装置
JPS6270001A (ja) 留形蟻接形成装置
SU1318406A1 (ru) Устройство дл заострени цилиндрических дерев нных заготовок
JPH05147004A (ja) 追掛継手加工装置