JPS629036A - デイスクブレ−キキヤリパ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ブレーキの回転式ディスクにまたがる位置
に取付けられるためのブラケットと、ブレーキディスク
の平面に対して垂直に移動されるようにブラケットによ
って支持された移動式ブリッジと、このブリッジの運動
方向と平行な軸線をもつ液圧シリンダを形成する移動ブ
リッジの一部と、シリンダ内に配置されたピストンと、
ブレーキディスクの２つの面に作用するように配置され
て、ピストン及びシリンダと反対側のブリッジ部分とに
それぞれ連結された２つの制動パッドとを有する形式の
ディスクブレーキキャリパに関する。

従来の技術 前記のようなディスクブレーキキャリパはすでに公知に
属し、これらのキャリパは、特に乗物用制動装置として
広範囲に亘って使用されており、そのブリッジの移動式
取付構造は、ブレーキパッドの４粍が増大したときでも
、ブレーキディスクへの対称的な制動作用を与えること
を保証する。これらのキャリパに関して必要なことは、
ブラケットに対する運動性がブレーキディスクの平面に
正しく垂直な方向にのみ保証されなければならないこと
である。公知のものでは、この点は、ブリッジの両端の
近（でブラケットとブリッジとの間に配置されて２千面
から成る案内部材または案内柱体の形態をもつ２つの案
内部材によって解決されている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのようなものの場合、ブラケットの加工
に際し、滑動式に連結された部品の加工公差ばかりでな
（、それらの部品間の完全な平行度と相互間距離の正確
な長さも観察する必要があり、同時にブリッジの加工に
際しても上記と同じ因子を観測しなければならないうえ
に、これらの案内部材とシリンダの軸線との間の正確な
平行度を観察する必要があり、これらにより製造費が比
較的高（なる。そのうえ案内部材が覆われない状態にあ
ると、それらの案内部材は汚損されて連動の円滑さを失
うことになす、一方ベローズ形のガスケットによって保
護されたものにおいては、ガスケットの製造及び取付に
対して付加費用を必要とし、さらにガスケットは露出し
た位置に配設されるので、ガスケットは機械的及び化学
的の両方の外部作用の結果として、容易に品質の劣化を
来たすという欠点がある。

この発明の目的は、簡単かつ紅済的に加工でき、困゛難
な環境においても、長期間に豆ってその特性が信頼でき
てそれを維持できるようなディスクブレーキキャリパを
提供する／〆にある。

問題点を解決するための手段 上記の目的は、この発明によるディスクブレーキキャリ
・ぞによって達成される。すなわち、この発明は、ブラ
ケットが、ブレーキディスクの平面と垂直で、かつ制動
パッドの推力中心を概ね通過するｍ１ｔ−もつ円筒形の
案内部を有する支持・案内部材を具備し、ピストンが支
持・案内部材の円筒形案内部に滑動式に連結され、制動
パッドの１つに連結された同軸の押圧部材を具備し、ブ
ラケットに対するブリッジの位置が前記２つの部材間で
作用する弾性部材によって安定化される。

ブリッジの位置を安定化するための弾性部材は、制動パ
ッドの位置を安定させるために、装着しなければならな
い弾性部材の一部によって構成することもできる。

実施例 この発明の要旨及び他の特徴及び利点は、図面に示され
たこの発明を限定するものではない幾つかの実施例につ
いての以下の説明から明らかになるであろう。第１図か
ら第３図に示す実施例について述べれば、このキャリパ
は１例えば鋳鉄製のブラケットを有し、その前方部分ｌ
には固定構造部材（乗物の懸架装置の直立部材のよ５な
もの）に固定されるための耳部分２を有し、このブラケ
ットは後方部分４を前方部分１に連ｆＢする肩部３をも
ち、その連結状態はブレーキディスクＤがブラケットの
前方部分１と。

後方部分４との間に回転可能に配置されるように定めら
れる。公知の方法のように、摩擦ガスケツ）６．９（ｚ
有する２つの制動パッド５，８の突出部分７は、制動パ
ッドを制動目的を果たすべき対象のディスクＤに対して
正しい位置に保持するために、ブラケットの谷部１〜４
の適切な座部に収容される。さらに制動作用中に、制動
パッドはブラケットの座部に直接に、従ってこのブラケ
ットが連結された乗物の部分に、キャリパの他の構成部
品にはなんらの力も作用せずに、その保有する力を作用
する。走行中の騒音を避けるために、これらのパッドの
連結間隙はブラケットに作用されるはね１０によってと
られる。

キャリパのブリッジ１２は、前方部分にはシリンダ１３
を、後方部分には制動パッド８が連結される２つの先端
部分１５を形成するように延びている。シリンダ１３に
はユニオン１４を通って圧力油が給送され、ピストン１
６がシリンダ１３内に密封式に収容される。既述のよう
に、公知のものでは、ブラケットのブリッジ１２は、ブ
ラケットに対してその側万端に接近して案内され、ピス
トン１６は制動パッド５に直接に連結される。

この発明によれば、ブラケット１は、支持・案内部材１
７を前方に担持し、該部材１７はこの実施例においては
、ｉシト１９によってブラケットに連結している。支持
−案内部材１７はその中央ライン上に、ブレーキディス
クＤの平面に垂直に向い、かつ制動パッド５，８の推力
中心を少くともほぼ通過する軸線をもつ円筒形案内部１
８を有する。案内部１８は加工された内孔をもち、その
中に押圧部材２０が組込まれ。

押圧部材２０の内端は制動パッド５に連結され、その他
端は例えばキーなどを用いてピストン１６に連結される
。

従って押圧部材２０及び該押圧部材に連結されたピスト
ン１６は、ブラケットの各部１〜４に連結された案内部
１８によって案内され、それらはブレーキディスクＤの
平面に垂直な方向に移動して、制動パッド５の推力中心
と整合状態を保つ。これらは制動パッド５とは最も正し
い方法で協働することができる。さらにブリッジの各部
１２〜１５もシリンダ１３とピストン１６との’ＡｆＡ
によって、ブレーキディスクＤの平面と垂直な方向に移
動するように案内され、従ってブリッジもその後方先端
１５を介して、正しく制動）ぞラド８と協働する。

ブリッジ１２は、円筒形案内部１８と、押圧部材２０と
、ピストン１６と、シリンダ１３との共通軸線のまわり
に不意に回転することがあるが、キャリパを装着した乗
物の反跳によって起させるそのような回転をブリッジに
与える作　　　゛置方はない。そのような不意の運動を
避けてブリッジ１２を安定させるために、ブラケットの
各部１〜４とブリッジ１２との間に作用する２個の簡単
なタブ形はね・が配設される。第１図、第２図から分か
るように、これらのタグ形ばね・は制動パッド５，８を
安定させるはね１０の２つの突出部分によって形成され
る。

この発明によるキャリパの作用は、既知のキャリパの作
用と類似しており、ユニオン１４、シリンダ１３．ピス
トン１６への圧力油の供給は、ピストン１６の推力（第
３図において左方へ）、従って押圧部材２０を介して制
動パッド５への制動圧力を発生し、これと同時にシリン
ダ１３の推力（第３図において右方へ）、従ってブリッ
ジ１２の後方部分１５を介して制動パッド８への制動圧
力を加え、摩擦ガスケット６゜９の摩耗が増大していて
も制動作用は対称状態を保つ。

諸構成部品の良好な保全及び円滑な動作を得るために、
押圧部材２０と支持・案内部材１７の案内部１８との間
、及びピストン１６とシリンダ１３との間の連結は、汚
損に対して保護されなげればならない。この保護処理は
、支持・案内部材１７に取付げられた防塵リング２１、
及び第３図に示す案内部１８とシリンダ１３との間に挿
設されたベローズ形ガスケット２２によって極めて簡単
に実施できる。公知のキャリパぞの案内部材に対するベ
ローズ形ガスケットとは異なり、これらの諸都市は保護
された位置に配設されて、外部の機緘的または化学的要
因によって容易には破損されない。

第４図に示す他の実施例において、その下方部分には防
ｍ　＋Ｊング２１及びベローズ形ガスケット２２の代り
に、支持・案内部材１７に取付けられて、内方では押圧
部材２０と、外方ではシリンダ１３と協働する複雑な形
状の単一のキャップ形ガスケット２３が配設されている
。騒音及びシリンダ本体への熱の伝達を避けるために、
第４図の上方に示された実施例によるキャップ形ガスケ
ット２４は、制動ノぞラド５と押圧部材２０との間に挿
設された金属円盤２５を設けることができる。

上述の説明から理解できるように、この発明によるキャ
リパの構造は、公知のキャリパに比べてかなり簡単にな
って合理化され、しかも公知のもののもつ利点を具える
とともにそれらの欠点上回避する。もち論図示説明され
た諸都市は、経済的及び技術的性格、障吾物に対する対
応、簡単化及び種々の特性をもつ乗物に適用するための
諸要求事項をＡ足するために柚々の変更を実施できる。

ブラケット及びブリッジはともに、幾何学形状上及び構
造上の変更が実施でき、＃に支持・案内部材は、ブラケ
ットに取付けずにこれと一体に構成することもできる。

制動パッド用の座部は上記の位置とは異なる位置に配置
することもでき、軸方向または半径方向のいずれかにパ
ッドを挿入させる手段が設けられる。高い荷重を受けな
いで使用される場合には、制動パッド用の座部は、ブラ
ケットの一方の側（前進走行中に制動力が作用される側
）と、ブリッジの他方の側（後進走行中に制動力が作用
される側）にそれぞれ設けられ、それによって前者の作
用力よりも低い後者の作用力を、シリンダ、ピストン、
押圧部材及びブラケットに連結された円筒形案内部を介
して作用され、これによりブラケットの構造の簡単化及
び姫量化が可能となる。押圧部材２０は、多くの場合、
構造上の利点からピストン１６とは別個の１つの構成部
品として示されているが、一体構造とすることもでき、
それが支持・案内部材と干渉しないように適当な形状に
されて、ピストンの末端に形成されることもできる。さ
らに（ψ圧部材またはピストンｔｌ一連結するために、
支持Φ案内部材に配設された円筒形案内部は、内方（円
筒形穴）でな（外方（円筒形スカート面）に設けられる
。

もち論、この発明の特徴は、ノ・ラドブレーキ装置を具
備するブレーキキャリパ、間隙をとる装置を含むブレー
キキャリパ、及び前記の両装置をともに具備するブレー
キキャリパにも適用できる。

発明の効果 この発明は前記のようであって、ピストンはその押圧部
材によって支持・案内部材、従ってブラケットに対して
案内され、一方浮動式ブラケットはそれ自身のシリンダ
とピストンとの連結によって案内され、弾性安定部材は
、支持−案内部材の円筒形案内部分と押圧部材と、ピス
トンと、シリンダとの共通＠腺のまわりにブリッジが不
意に回転することを防止し、振動減良装置として作用す
る。案内及び密封用として加工される面の数が減少し、
それらの面ｆ′ｉすべて円筒形で、しかも１ム」＠関係
をもつので重貴な結果をもたらすようなむづかしさかな
く、最低の費用の加工作業によって最大精度が得られる
。

そのうえ、これらの面は簡単な密封ガスケットによって
汚損から保護され、これらのガスケットの少くとも一部
はいずれにしてもピストンの保護用として必要であり、
これらのガスケットは僅かに露出した状態で配設される
ので、外部の機械的または化学的作因によって品質が劣
化されることはないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の第１実施例の正面図、第２図は、
第１図の矢印■の方向に見た一部切欠平面図、第３図は
第１図の線■−■に沿ってとられた断面図、第４図は、
この発明の第２実施例の第３図と類似の断面図である。 １・・・ブラケットの前方部分　２・・・ブラケットの
耳部分３・・・ブラケットの肩部　　　　４・・・ブラ
ケットの後方部分５．８・・・制動ノぞラド　　　６，
９・・・摩擦ガスケット７・・・突出部分　　１０・・
・は　ね・・・・タブ形ばね　　　１２・・・シリ　ツ
ジ１３・・・シ　リ　ンタ１４・・・油剤ユニオン１５
・・・先端部分　　１６・・・ピストン１７・・・支持
・案内部材　　　１８・・・案　内　部２０・・・押圧
部材　　２１・・・防ｍ　ＩＪソング２・・・ベローズ
形ガスケット　　２３・・・キャップ形ガスケット２４
・・・キャップ形ガスケット　２５・・・ガスケットの
金属円盤Ｄ・・・ブレーキディスク 特許出願人　　ウニパー　ニス、ビー、エイ、−アジエ
ンダアルテクナ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ブレーキの回転式ディスクをまたがる位置に取付け
   られるためのブラケットと、ブレーキディスクの平面に
   対して垂直に移動されるようにブラケットによつて支持
   された移動式ブリッジと、ブリッジの運動方向と平行な
   軸線をもつ液圧シリンダを形成するブリッジの一部分と
   、シリンダ内に装着されたピストンと、ブレーキディス
   クの両面に作用するように配置されて、ピストン及びシ
   リンダと反対側のブリッジ部分に連結された２つの制動
   パッドとを有するディスクブレーキキャリパにおいて、
   ブラケットが、ブレーキディスクの平面と垂直で、ほぼ
   制動パッドの推力中心を貫通する軸線をもつ円筒形案内
   部を有する支持・案内部材を具備し、ピストンが、支持
   ・案内部材の円筒形案内部に滑動式に支持されて、一方
   の制動パッドに連結された同軸の押圧部材を具備し、さ
   らにブラケットに対するブリッジの位置がそれらの間で
   作用する弾性部材によつて安定にされるようになつてい
   ることを特徴とするディスクブレーキキャリパ。 ２、前記支持・案内部材がブラケットとは別個に造られ
   てブラケットに取付けられていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のディスクブレーキキャリパ。 ３、前記支持・案内部材がブラケットと一体に構成され
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のデ
   ィスクブレーキキャリパ。 ４、前記押圧部材がピストンとは別個に造られてピスト
   ンに連結されていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のディスクブレーキキャリパ。 ５、前記押圧部材がピストンと一体に構成されているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のディスクブ
   レーキキャリパ。 ６、ブラケットとブリッジとの間で作用する弾性部材が
   タブ形ばねからなつていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載のディスクブレーキキャリパ。 ７、前記タブ形ばねが制動パッドの位置を安定させるた
   めに、ブラケットに作用されるばねからなることを特徴
   とする特許請求の範囲第６項記載のディスクブレーキキ
   ャリパ。 ８、前記支持・案内部材とシリンダとの間に取付けられ
   たベローズ形ガスケットを有することを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のディスクブレーキキャリパ。 ９、前記支持・案内部材とシリンダとの間、及び支持・
   案内部材と押圧部材との間に取付けられたカップ形ガス
   ケットを有することを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のディスクブレーキキャリパ。 １０、前記キャップ形ガスケットが、押圧部材と制動パ
   ッドとの間に挿入された金属円盤を具備することを特徴
   とする特許請求の範囲第９項記載のディスクブレーキキ
   ャリパ。