JPS6290319A - 導電性繊維とその製造法 - Google Patents

導電性繊維とその製造法

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JPS6290319A
JPS6290319A JP23067785A JP23067785A JPS6290319A JP S6290319 A JPS6290319 A JP S6290319A JP 23067785 A JP23067785 A JP 23067785A JP 23067785 A JP23067785 A JP 23067785A JP S6290319 A JPS6290319 A JP S6290319A
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JP
Japan
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polyester
conductive
polyethylene terephthalate
electrically conductive
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JP23067785A
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Inventor
Osami Shinonome
東雲 修身
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、優れた導電性と)−1,産性とを有するポリ
エステル系繊維とその製造法に関するものである。
(従来の技術) 導電性微粒子を含有する熱可塑1/I市合体と繊細形成
性熱可塑111重合体とからなる導電性複合繊維は周知
であ〃)、帯電性の繊維に少M混入ずろことにより繊維
製品に制電1ソ1をLノえる[1的で広(使用されてい
る。
しかし、ごのような導電1’liI合繊維を製造するに
際し、溶融紡糸後、延伸する方法を採用すると延伸工程
において繊維の導電性が著しく低下し7た部分が発生ず
るという問題がある。この現象はおそらく導電性粒子間
に形成され°(いる導電連鎖が61F、仲時のネック形
成に必要な応力によって部分的に破懐されるためと考え
られる。
この問題を解決する有効な方法として、特開昭51−4
9919号、同58−132121号等に開示されてい
るように、高速で溶融紡糸して延伸を省略する方法があ
り、ポリアミド繊維では4000〜5000m/min
程度の紡糸速度を採用することによりかなりの成果が得
られている。しかし、ポリエステル繊維の場合には、紡
糸速度を7000 m/min程度以上の高速にしない
と延伸糸並の強伸度や熱水収縮率の繊維が得られず、現
状レベルの製糸装置では大きな困難を伴う。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は比較的低い紡糸速度で製造することができ、延
伸糸並の強伸度特性等を有する導電性の優れたポリステ
ル系の導電性繊維とその製造法を捉供しようとするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するもので、その要旨は次の
とおりである。
(11導電性微粒子を含有する熱11丁二重)[重合体
(A)とポリエチレンテレフタレート又triこれを主
体とするポリエステルCB)とからなる複合繊維であっ
て、伸度が45%以下、熱収縮応力曲線における最大応
力が200mg/d以上であることを特徴とする導電性
繊維。
(2)導電性微粒子を含有する熱jil塑性重合体rA
)とポリエチレンテレツタレートソ41これを主体とす
るポリエステル〔B〕とを複合溶融紡糸するに際し、紡
出糸条を冷却した後、油剤を付り、シ、油剤付与点から
5cm下の位置での糸条張力を0.8g/d以ににして
、 4700 m/min以上の速度のローラで引取り
、成分[[)のポリエステルの融点より20〜100℃
低い温度で熱処理し、実質的に延伸することなく巻き取
ることを特徴とする導電M繊維の製造法。
本発明において、熱収縮応力曲線は、糸条を8cm長の
ループとし、初nii djO,(15g / ’ +
 昇温連IW300℃/3m1nの条f’lで収縮応力
を測定する方法で求めるものである。
本発明における導電性微粒子としては、導電性カーボン
ブラック、酸化第二錫系微粒子及びヨウ化第−銅系微粒
子等が挙げられる。酸化第二錫系微粒子及びヨウ化第−
銅系微粒子とは酸化第二錫及びヨウ化第−銅それぞれの
単独粒子のほか、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化カルシウ
ム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、硫
酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナ、シリカ等の無
機微粒子にこれらをコーティングした粒子を含むもので
ある。そして酸化第二錫系粒子の場合、少量のアンチモ
ン化合物等によって導電性を高めることができる。
特に好ましいものは、導電性が優れている点で導電性カ
ーボンブラック及び酸化第二錫系微粒子であり、白色な
いしそれに近い繊維を得たい場合には、後者を使用する
とよい。
これらの粒子は比抵抗103Ω・ cm以下、好ましく
は10”Ω・ cm以下のものがよく、操業性の点から
1粒子径2μ以下、好ましくは1μ以下のものが好適で
ある。
また、成分(A)の熱可塑性重合体としてC:(。
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンチレ
フタレ−ト、ポリエチレンー2.fi−ナフタレート、
ポリ−p−エチレンオキシベンゾエート等及びこれらを
主成分とするポリエステル。
ナイロン6、ナイロン11.ナイロン12.ナイロン6
6、ナイロン610等及びこれらを主成分とするポリア
ミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等及びこれらを主
成分とするポリオし・フィンが代表的重合体であり9通
常、繊維形成性の良好なものが使用されるが、導電性t
Ak粒子の分IR11’l向1;の目的で繊維形成性に
乏しい重合体を使用してもよい。
成分〔B〕のポリエチレンテレツタレート又はこれを主
体とするポリエステルとしては、繊維形成性の良好なも
のが使用され、固有粘度(フェノールと四塩化エタンと
の等屯v混合物を溶媒として、25℃で測定)が0゜5
〜1.0.好ましくは0.6〜0.9のものがj内当で
ある。
導電性微粒子は、成分(A)の熱可塑性重合体中に3例
えば溶融ブレンダ−を用いて、できるだけ均一に混合さ
れ、配合量は要求される導電性能。
製糸性等を考慮して決められるが、導電性微粒子が25
重量%以十、好ましくは3旧l■t%以上となる甲が好
ましい。
また、複合繊維を形成する成分CA)と成分CB)の割
合はff1tl比で5=95〜30 : 70とするの
が好ましい。
83M i+1の複合の形態は、特に限定されず、鞘芯
型。
rA]を島成分とする海島型、成分(A)が成分〔B〕
により?M数に分割されて繊細表面に露出した型等が採
用される。
いずれの場合も9両成分が繊維断面において回転対称に
配置されるようにすることが望ましく3非回転対称であ
ると熔融紡糸時に口金下で糸面がりが発汁して製糸性が
悪くなる。なお1両成分のff、ll tailか問題
となる形態の場合は、成分[A)の熱可塑性重合体とし
て、ポリエステルを採用するとよい。
本発明の繊維を製造するには、まず、溶融紡出糸を冷却
し7油剤を付与した後、油剤付Lt点から5cIn下の
位置での糸条張力(紡糸張力という)を0.8g/di
ソL、好ましくは1.01;/d以−1−にして、 4
700 m/min 121−の速度のVノ−ラで引取
ることが必要である。j山常の商連紡糸法では、600
0m/minの速度で引き取っζも、紡糸張力番4Fせ
いぜい0.35 g / d程度であル〔繊維学会誌 
第34巻、′r−93(1978))が1本発明では紡
糸張力を著しく高くするのである。、二の、1−うな高
張力をかけることにより引取+1−9に至るまでに糸条
は高度に配向する。紡糸張力を高める手段としては、紡
糸「1金から油剤付与力までの距離を大きくし”ζ空気
抵抗を大きくする方法、糸条に走行り一向と逆方向から
気体を吹きつける力法、糸条を摩1察体に接触さ一ロた
後、引取ローラに導く方法等があるが、第一・の方法が
簡便で+ ’I’ ;l: l/い。
引き続いて、糸条を成分〔13〕のポリエステルの融点
より20〜100℃低い温jaで熱処理する。この熱処
理により、高度に配向した糸条は急激に結晶化し8延伸
なしで十分な’Ai伸度特性等を有する繊維となる。
本発明においては、引取ローラの速度を4700 m/
 m i n以上とするごとが必要である。これより低
速では、十分に配向−ロす、紡糸張力を十分大きくする
ことが困難である。しかし、引取速度を極端に大きくす
る必要はなく、実用的に可能な速度で十分である。
また、操業性よく、十分に結晶化させるために゛は、成
分〔Y3〕のポリエステルの融点より20〜100℃低
い温度で熱処理することが必要である。熱処理温度がこ
れより低ければ、十分に結晶化させることができず、高
ずぎれば、糸条間に密着が起こり、糸切れの原因となる
。熱処理の手段としては。
加熱ローラ、加熱筒、加熱プレート等を使用するごとが
でき、温度、速度、東糸繊度等により異なるが、0.0
05〜0.10秒間熱処理するのが、実用−に好まし7
い。
このような方法でITられる本発明の繊維は、延伸する
ごとなしで、伸度が45%以下、最大熱収縮応力か20
0mg/d以下であるという延伸糸並の特性を有してい
る。
伸度が45%を超えるものは、製II Hli l’l
が悪く。
強度特性も劣るものである。iEだ、最大熱収縮応力が
200mg /dを超えるものは、均一で良好な導電性
を有しない。
なお1本発明の繊維の特性を世なわない範囲で。
例えば1パノ)1−ジの巻姿を、l <する目的で、3
%程度の緊張又は弛緩熱処理を施しても差し支えない。
(作 用) 本発明の繊維は、延伸されていないため、導電粒子間に
形成される導電連鎖が)員なわれるごとなく1均一に分
布し、良好な導電性を示すものと考えられる。
また1本発明の方法によれば、紡糸張力を高めることに
より、比較的低い紡糸速度で糸条の配向が十分進み、引
き続いて行われる熱処理により。
急激な結晶化が起こり、延伸なしで延伸系!1(jの強
伸度特性等を有する導電111の優れた繊維が得られる
(実施例) 以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
実施例中の糸条の電気抵抗値は長さ1000 mの試料
からランダムに10 cva長の糸条を30回サンプリ
ングし、各々についてI KVの直流電圧を印加した時
に測定される抵抗値のうちで最も高い値を示したもので
ある。
実施例及び比較例 粒子径0.2μで、比抵抗10Ω・cIllの酸化第二
錫をコーティングした二酸化チタン微粒子35重量%を
均一に分散したナイロン6成分と固有粘度0.8の通常
のポリエチレンテレフタレート成分とを重量比15:8
5の割合で複合した同心円型芯鞘複合フィラメント4本
を溶融紡出した。冷却固゛化後、油剤を付与し、第1表
の引取速度で、第1表の紡糸張力で引き取り3次いで第
1表の温度の加熱ローラで0.05秒間熱処理して30
d/4fの糸条を巻き取った。(紡糸張力は、紡糸口金
と油剤付与装置との距離を変更することにより調整した
。)得られた糸条の特性値を第1表に丞ず。
なお、第1表において、11ktloは参考例で、溶融
紡出糸を冷却同化後、油剤を付’8 L、、 1400
m/minの速度で巻き取り、90℃で2.5倍に延伸
し、15Tl”cの加熱プレー1−で熱処理しζ得た3
0(1/4fの糸条の例を示す。
第1表 (発明の効果) 本発明によれば、導電性が良好で、延伸糸並の強伸度特
性等を有するポリエステル系複合繊維を一工程で得るこ
とができ、著しく生産性を高めることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性微粒子を含有する熱可塑性重合体〔A〕と
    ポリエチレンテレフタレート又はこれを主体とするポリ
    エステル〔B〕とからなる複合繊維であって、伸度が4
    5%以下、熱収縮応力曲線における最大応力が200m
    g/d以下であることを特徴とする導電性繊維。
  2. (2)導電性微粒子が導電性カーボンブラック粒子又は
    酸化第二錫系粒子である特許請求の範囲第1項記載の繊
    維。
  3. (3)導電性微粒子を含有する熱可塑性重合体〔A〕と
    ポリエチレンテレフタレート又はこれを主体とするポリ
    エステル〔B〕とを複合溶融紡糸するに際し、紡出糸条
    を冷却した後、油剤を付与し、油剤付与点から5cm下
    の位置での糸条張力を0.8g/d以上にして、470
    0m/min以上の速度のローラで引取り、成分〔B〕
    のポリエステルの融点より20〜100℃低い温度で熱
    処理し、実質的に延伸することなく巻き取ることを特徴
    とする導電性繊維の製造法。
JP23067785A 1985-10-16 1985-10-16 導電性繊維とその製造法 Pending JPS6290319A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0253915A (ja) * 1988-05-27 1990-02-22 Kuraray Co Ltd 導電性複合繊維及びその製造方法
JP2008007156A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Japan Crown Cork Co Ltd 容器蓋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0253915A (ja) * 1988-05-27 1990-02-22 Kuraray Co Ltd 導電性複合繊維及びその製造方法
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