JPS61275415A - 導電性複合混繊糸の製造法 - Google Patents

導電性複合混繊糸の製造法

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JPS61275415A
JPS61275415A JP11232785A JP11232785A JPS61275415A JP S61275415 A JPS61275415 A JP S61275415A JP 11232785 A JP11232785 A JP 11232785A JP 11232785 A JP11232785 A JP 11232785A JP S61275415 A JPS61275415 A JP S61275415A
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JP
Japan
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yarn
conductive
filament
electrically
filaments
Prior art date
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Pending
Application number
JP11232785A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemitsu Murase
村瀬 繁満
Koichi Nagaoka
長岡 孝一
Koji Kakumoto
幸治 角本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は色調の良好な導電性複合混繊糸を生産性よく製
造する方法に関するものである。
(従来の技術) 導電性微粒子を含有する熱可塑性重合体と繊維形成性熱
可塑性重合体とからなる導電性複合糸は周知であり、帯
電性の繊維に少量混入することにより繊維製品に制電性
を与える目的で広く使用されている。
しかし、このような導電性複合糸は導電性微粒子として
カーボンブラックのような黒色粒子を用いる場合はもち
ろん、白色粒子を用いても導電性複合糸と帯電性の繊維
との染色性の差により繊維製品の色調を悪化させるとい
う問題があった。
この問題を解決する手段として、導電性複合糸と非導電
性糸とを合糸して交絡を与え、導電性複合糸を非導電性
糸で包み込んだ形の糸条とする方法が提案されている(
特開昭51−1)9854号)。しかし、この方法は、
加工工程で処理するものであって、コスト高になるとい
う問題があった。
また、導電性複合糸と非導電性糸とを同時に紡糸し、交
絡を付与して巻き取る紡糸時混繊法も提案されている(
特開昭58−31)1)号、特開昭58−41910号
等)。しかし、これらの方法に従って、単に交絡を付与
しても、導電性複合糸を非導電性糸で十分包み込んだ形
の糸条を得ることはできない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は紡糸時混繊法によって、導電性複合糸を非導電
性糸で十分包み込んだ形の色調の良好な導電性複合混繊
糸を生産性よく製造する方法を提供しようとするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決する方法を提供するものであ
って、その要旨は次のとおりである。
導電性微粒子を一部に含有する導電性複合フィラメント
Y、と非導電性フィラメントY2とからなる導性複合混
繊糸を紡糸時混繊法によって製造するに際し、紡出糸を
3500m/min以上の速度で引取り9次いでYl、
Yzをそれぞれ下記式を満足する表面速度V、、VZの
ローラに通し、金糸後、5〜50個/mの交絡を与えて
巻き取ることを特徴とする導電性複合混繊糸の製造法。
1.001 ≦V、 /Vl≦1.030本発明におい
て、導電性微粒子としては、アセチレンブラック、チャ
ンネルブランク、ファーネスブラック、サーマルブラッ
ク、ランプブラック等の導電性カーボンブラック、ヨウ
化第−銅系粒子及び酸化第二錫系粒子が好ましく用いら
れる。
ヨウ化第−銅系粒子及び酸化第二錫系粒子とはヨウ化第
−銅及び酸化第二錫の単独粒子のほか。
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、硫酸カルシウム、硫
酸バリウム、アルミナなどの無機物質にこれらをコーテ
ィングした粒子を含むものである。そして酸化第二錫系
粒子の場合、少量のアンチモン化合物などによって導電
性を高め得る。
これらの粒子は比抵抗103Ω・ cn+以下、好まし
くは102Ω・ Cl1)以下のものがよく、操業性の
点から9粒子径5μ以下、好ましくは3μ以下のものが
好適である。
また、繊維を形成する重合体としては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1
,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2,6−ナフタレートポリ−p−エチレン
オキシベンゾエートなど及びこれらを主成分とするポリ
エステル、ナイロン6、ナイロン1).ナイロン12.
ナイロン66゜ナイロン610など及びこれらを主成分
とするポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
及びこれらを主成分とするポリオレフィンが代表的重合
体であり、導電性微粒子を分散させる成分としては導電
性微粒子の分散性向上の目的で繊維形成性に乏しい重合
体を使用してもよい。
本発明において、導電性複合フィラメントY1は導電性
微粒子を含有する重合体成分(A)と繊維形成性良好な
熱可塑性重合体成分〔B〕′とで構成される。導電性微
粒子は、成分(A)の重合体中に9例えば溶融ブレンダ
ーを用いて、できるだけ均一に混合され、配合量は要求
れる導電性能。
製糸性などを考慮して決められるが、成分(A)の20
〜80重量%が好ましい。また複合糸を形成する成分(
A)と成分CB)の割合は重量比で5:95〜50:5
0とするのが好ましい。
また、導電性複合フィラメントYlと非導電性フィラメ
ントY2との割合はフィラメント数で1:2〜109重
量比で20〜50780〜50とすることが好ましい。
Y2のフィラメント数の割合があまり小さいとYlを十
分包み込むことができず、この割合が大きすぎると曳糸
性が低下する。また、Ylの重量割合があまり小さいと
導電性が低下し、この割合が大きすぎるとコスト高にな
るとともにY。
を十分包み込むことができない。
本発明においては、紡糸引取速度を3500m/min
以上とし、−挙に高配向糸とすることが必要である。こ
れにより、生産性が上がるとともに、低配向糸を得て、
後で延伸する場合に起こる導電性の低下を防ぎ、導電性
の優れた糸条を得ることができる。
3500m/min以上の速度で引取られた糸条Y、と
Ylはそれぞれ前記式を満足する表面速度V r 、V
 zのローラを通り2合糸され、5〜50個/mの交絡
を与えられて巻き取られる。
V2/Vlの比が1.001未満の場合は、YIとYl
との張力差が小さすぎるため、交絡を付与しても、Yl
をYlで十分包み込むことができず、この比が1.03
0を超える場合は、Ylの張力が極端に低くなるため、
交絡数を高くしてもYlとY、との糸長差を十分吸収で
きず、安定なパッケージの形成が不可能となる。最も好
ましいV t / V lの比は1.005〜1.02
0である。
また、交絡数が5個/m未満の場合は、YlをYlで十
分包み込むことができず、 50個/mを超す、場合は
、糸条の強度低下を惹起するとともに。
交絡付与のコストが高くなり、不適当である。最も好ま
しい交絡数は20〜40個/mである。
次に9本発明の方法を図面により説明する。
第1図は2本発明の方法を実施するための紡糸巻き取り
装置の一例を示す説明図、第2図は、同じく他の一例を
示す説明図、第3図は、紡糸口金における紡糸孔の配置
と紡出されるフィラメントY、とYlの断面形状の一例
を示す説明図である。
第1図において、導電性複合フィラメントY。
と非導電性フィラメントY2とが紡糸口金1から紡出さ
れ、冷却装置2からの冷風により冷却固化され、紡糸ダ
クト3を経た後、スリット型給油装置4で油剤が付与さ
れ、第10−ラ5で3500m/min以上の速度で引
き取られ1段つきの第20−ラ6に送られl Ylは小
径部、Ylは大径部を通過した後、流体による交絡装置
7により所定数の交絡が付与され、パッケージ8として
巻き取られる。
第2図の場合は、第10−ラ5までは第1図と同様であ
るが、第1図の段つきローラ6の代わりに速度の異なる
ローラ6a及び6bを設け、Ylを低速のローラ6aに
通し、Ylを高速のローラ6bに通すようにしたもので
ある。
第3図は1代表的な紡糸口金における紡糸孔の配置とy
l+ Yzの形状を示したが+ Yt+ Yzの形状を
異形断面あるいは円形断面と異形断面の混合としたり、
YIの複合形態を変えるなど種々の変更が可能である。
(第3図において、Y、の芯部が導電性微粒子を含有す
る成分である。)(実施例) 以下実施例によって本発明をさらに具体的に説明する。
実施例中の糸条の電気抵抗値は長さ1000 mの試料
からランダムに10 cm長の糸条を30回サンプリン
グし、各々についてI KVの直流電圧を印加した時に
測定される抵抗値のうちで最も高い値を示したものであ
る。
色調はナイロン6糸からなるタフタ織物を製織する際に
、緯糸に導電性混繊糸を1本/2.54cmの割合で打
ち込み、得られたタフタを酸性染料で1時間煮沸束色し
、すしが観測されないものをO9僅かに観測されるもの
をΔ、はっきり観測されるものを×として判定した。
実施例及び比較例 比抵抗1Ω・ co+のカーボンブラック35重量%を
均一に分散したナイロン6成分と酸化チタンを1.5重
量%含有した通常のナイロン6成分とを重量比15:8
5の割合で複合した芯さや型複合フィラメントY、と通
常のナイロン6成分からなるフィラメントYtとを重量
比が30ニア0となるように第1図に示した装置で製糸
して総繊度50d (Y、の単糸繊度は7.5dで一定
とし、Ylのフィラメント数及び単糸繊度を変更した。
)の導電性複合混繊糸を製造した。
この際、紡糸温度は270℃、第10−ラ速度は503
5m/min、巻き取り速度は5000m/minとし
、その他の条件は第1表のとおりとした。
製糸時の曳糸性及び得られた混繊糸の性能等を第1表に
示す。
なお、参考例は、実施例におけるフィラメントY、のみ
からなる15d/2fの導電性複合糸の例を示す。
第1表 (発明の効果) 本発明によれば、高速紡糸法により、−挙に導電性複合
糸を非導電性糸で十分包み込んだ形の導電性複合混繊糸
を得ることができるので、生産性がよいとともに得られ
る混繊糸は導電性が良好でかつ色調も良好なものとなる
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の方法を実施するための紡糸巻き取り
装置の一例を示す説明図、第2図は、同じく他の一例を
示す説明図、第3図は、紡糸口金における紡糸孔の配置
と紡出されるフィラメントY1とY!の断面形状の一例
を示す説明図である。 1・−紡糸口金、5−第10−ラ。 6 、6a、6b −第20−ラ、7−・・・交絡装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性微粒子を一部に含有する導電性複合フィラ
    メントY_1と非導電性フィラメントY_2とからなる
    導性複合混繊糸を紡糸時混繊法によって製造するに際し
    、紡出糸を3500m/min以上の速度で引取り、次
    いでY_1、Y_2をそれぞれ下記式を満足する表面速
    度V_1、V_2のローラに通し、合糸後、5〜50個
    /mの交絡を与えて巻き取ることを特徴とする導電性複
    合混繊糸の製造法。 1.001≦V_2/V_1≦1.030
  2. (2)導電性微粒子が導電性カーボンブラック粒子、ヨ
    ウ化第一銅系粒子又は酸化第二錫系粒子である特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)Y_1とY_2とのフィラメント数の比が1:2
    〜10であり、重量比が20〜50:80〜50である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 (3)繊維を形成する重合体がポリエステル、ポリアミ
    ド又はポリオレフィンである特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
JP11232785A 1985-05-24 1985-05-24 導電性複合混繊糸の製造法 Pending JPS61275415A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0596849A1 (en) * 1992-10-05 1994-05-11 Monsanto Company Process for forming a yarn having at least one electrically conductive filament by simultaneously cospinning conductive and non-conductive filaments
JP2009024277A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Kb Seiren Ltd 制電生地およびその製法

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