JPS6289782A - ホツトメルト接着剤 - Google Patents

ホツトメルト接着剤

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JPS6289782A
JPS6289782A JP12727186A JP12727186A JPS6289782A JP S6289782 A JPS6289782 A JP S6289782A JP 12727186 A JP12727186 A JP 12727186A JP 12727186 A JP12727186 A JP 12727186A JP S6289782 A JPS6289782 A JP S6289782A
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hot melt
melt adhesive
diol
polyurethane
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Kaoru Oguro
薫 小黒
Nobuaki Kunii
国井 宣明
Hiroshi Washida
鷲田 弘
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は、接着部が優れた風合を有し、かつ耐水性、*
溶剤性(耐ドライクリーニング性)の改Rされた特にl
llAm川のポリウレタン系のホットメルト接着剤に関
するものである。
[従来の技術] ホットメルト接着剤は無溶剤で、加熱により瞬間的に接
着が完了して強力な接着力が得られる。そのため、近年
、mIn業界においても、接着工程の合理化、省力化、
高速化等の理由で、すでに多くの繊維用ホットメルト接
着剤が開発、商品化されている。
しかし、接着縫製、接着芯地、不織布バインダー、ある
いはワッペン、ネーム、マークツ接着用などの繊維用接
着剤としては、現在市販されているホットメルト接着剤
では、接着部の風合と耐水性、耐溶剤性を必ずしも満足
し得ることはできない、市販のホットメルト接着剤とし
ては、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエチレン−酢
酸ビニル(EVA)、ポリエステル。
ポリウレタンなどが知られているが、例えば、比較的接
着強度も大きく、耐溶剤性にも優れたポリアミド系接着
剤は、特にフィルム状で接着した場合に接着部に粗硬感
が残り、表地の特性を損わない風合のよい接着部とする
ことができない上、温水で選択したときの耐水性も満足
しうるものではない、また、特にポリエステル糸織布と
親和性の大きいポリエステル系接着剤は接着力自体は大
きいという利点があるが、耐溶剤性が不良である。一方
、ポリウレタン系接着剤は、接着部の風合、耐水性、石
油系溶剤に対する耐溶剤性のいずれも個々には比較的良
好な性質を示すが、−ミ渚を同時に満足するものは見出
されていない。すなわち、フィルム状のポリウレタン系
接着剤が用いられた場合に、接着部の風合の良好なもの
は耐水性または/および耐溶剤性が1・分でなく、反対
に耐水性および耐溶剤性とも良好なものは、接着部の風
合が満足されるものではない、また、ドライクリーニン
グ溶剤の内、塩素系溶剤(パークロルエチレンやトリク
ロルエタンなど)には膨潤を起すおそれが大きく、その
取り扱いに繁雑な注意を要求されていた・ [発明の解決しようとする聞届点] 本発明はかかる従来の欠点を克服したポリウレタン系ホ
ットメルト接着剤を製造しようと鋭、a検討し、ここに
本発明に到達した。すなわち、本発明は接着部の風合が
優れ、かつ耐水洗濯性や耐ドライクリーニング性に優れ
たポリウレタン系のホットメルト接着剤を提供すること
を目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、f記の発明を要旨とするものである。
すなわち、分子量が500以上の高分子績ジオール(a
) 、 2価イソシアネート化合物(b)、鎖延長剤(
C)および分子量調節剤(d)を主成分とし、分子量調
節剤(d)の少なくとも一部にヒンダード窒素原子含有
ピペリジン環を有するモノオールを用い、さらにb+c
+d/a+b+c+ dの重−」比を約0.2〜0.5
として反応させて得られるポリウレタン系のホットメル
ト接着剤を提供するものである。
本発明の特徴の一つは、分子量調節剤として、ヒンダー
窒素原子含有ピペリジン環を有するモノオールを用いて
、生成するポリウレタンの分子量を調節する点にある。
ホットメルト接着剤は、H&雑用に使用される場合、表
布地の耐熱温度以下で樹脂が流れ出し、織布に適度に侵
透して接着力を発現するため、適当な溶融粘度を有する
ことが必要である。そのためにホットメルト接着剤に用
いられるポリウレタンの分子11℃をある範囲内に調節
しなければならず、一般的に熱可塑性エラストマーなど
に比べ、かなり低分子j11.におさえられている。ポ
リウレタンの分子、Il)を調節する方法として、通常
はポリウレタン成分中の全インシアネート基/全水酸基
の数の比(以)°、インシアネートインデックスという
)を調節するか、またはポリウレタンの構成成分の中に
、分子h」調節剤を加える方法が知られている6例えば
、後者の分子ら1調節法として、特公昭48−1038
8号公報にはエタノールなどの1価の第1級アルコール
を使用する方法が記載されており、また特開昭49−4
8792号公報には1価の第2級アルコールを使用する
方法が記載されている。しかし、これらの公報に記載さ
れた分子量調節剤をホットメルト接着剤に適用した場合
、熱時流動性の向上、溶融粘度の低下には有効であるが
、その接着層の耐水性、耐溶剤性および機械的物性を大
きく低下させてしまう。一方、インシアネートインデッ
クスにより分子かを調節する方法は、インデックスが1
−1的とする(+riかられずかに外されると得られる
ポリマーの分子針が大きく変動し、一定の範囲名の分子
績に調節することは比較的難しい。そこで分子量調節剤
を使用する利点を生かしつつ、しかも得られるポリウレ
タン系ホットメルト接着剤の性能の低下の少ない分子量
調節剤を見出すべく検討を行なった結果、ヒンダード窒
素原子含有ピペリジン環を有するモノオールが本[1的
に1合うことを見い出した0、このヒンダード窒素原子
含有ピペリジン環を有するモノオール(以下ピペリジン
環モノオールという)をポリウレタンM1成物に用いる
方法は、すでに特開昭55−18409公報や特開昭5
9−102950公報にあるが、機械的物性や、耐水性
、耐溶剤性の低下を最小限にした分子量調節法としての
記述はない6本発明の特徴の一つはホットメルト接着剤
に耐水性、耐溶剤性および機械的物性の低下の少ない分
子州低誠の方法としてピペリジン環モノオールを分/−
!、X調節剤として用いたことにある。ピペリジン環モ
ノオールとはピペリジン環の窒素原子の2個のオルト位
(2位および6位)にそれぞれ2個の低級アルキルノ、
(を右し、他の位置に水酸基あるいはアルコール性水酸
基含有有機残基をもつモノオールで、ヒンダード窒素原
子に結合した水素原子は、低級アルキル基等で置換され
ていてもよく、また置換されなくてもよい。校名の場合
、窒J″:原子に結合した水素原子はインシアネート基
に対し、実質的に不活性か、非常に反応性が低い、ピペ
リジン環モノオールを分子量調節剤として用いたホント
メルト接着剤の性能が他の分子量調節剤を用いた時より
も比較的高いのは、このピペリジン環の窒素原子あるい
はそれに結合した水素原子にあると予想され、例えば、
この水素原子とポリウレタン鎖の官能性基との水素結合
などが考えられる0本発明において、さらに有利な点は
、上記ピペリジン環モノオールは光安定化作用を有して
いることにある。ポリウレタン系ポリマーが紫外線によ
りシル変劣化し易いことはよく知られており、ホントメ
ルト接着剤においても、繊維用の接着縫製、接着芯地、
不織布バインダーなとに用いられたとき、そのシ4ばみ
が問題になることかある。これに対し、本発明により得
られるポリウレタン系ホットメルト接着剤は光安定性が
高く、しかもピペリジン環がポリウレタン須に結合して
いることにより、安定剤のブリー1・などの問題も起し
難いという特徴を有する。
本発明におけるピペリジン環モノオールはF記載[II
で表されるヒンダード窒素原子含有ピペリジン環骨格の
少なくとも1個と1個のアルコール性水酪ノ、(を有す
る化合物である。
ただし、4個のR1は同一であっても異なっていてもよ
く、かつ少な くとも2個はメチル基であ り、他は炭素数4以下のアル キル基である。
1一記式[IIで表されるピペリジン環骨格の1位、3
位、4位、5位のいずれか少なくとも1つは置換基を有
し、その内の1つ(ただし1位を除く)は水酸基である
かまたはアルコール性水酸基を有する有機基である。特
に4位に水酸基あるいは水酩ノ、(含右有v1基を有し
、3位および5位は置換基を右しないかあるいはその内
の少なくとも1つに低級アルキルノ、(を有する化合物
が好ましい、4位は2個の置換基を有していてもよく、
それらは環を形成していてもよい。
このようなピペリジン環モノオールとしては。
たとえば特開昭53−12114号公報、特開昭53−
39395−)公報、特開昭53−40780号公報、
特開昭55−18408号公報などに記載されているピ
ペリジン環モノオールを使用しうる。好ましいピペリジ
ン環モノオールは、下記式[II ]で表される化合物
である・ R1:式[I]のR1に同じ R1:水素原子あるいは水酸ノ^を有しない1価の基 R3:水素原子あるいは炭素数4以ドのアルキル基 A :アルキレン基またはモノあるいはポリオキシアル
キレン基 k :0または1 式[11]で表される化合物の内、さらに好ましいもの
はR3がすべて水素原子であり、Aが炭素数6以下のフ
ルキレン基であるか、またはオキシアルキレン基である
化合物である。特に好ましい化合物は4−ヒドロキシ−
2,2,6,8−テトラメチルピペリジン(以ドヒンダ
ードビペリジノールという)とそのN−アルキル置換体
(以下これら2種の化合物を化合物Aという)並びに4
−(2−ヒドロキシエチル)2,2,8.e−テトラメ
チルピペリジンとそのN−アルキル置換体(以下これら
を化合物Bという)である。
1−記、ピペリジン環モノオールを使用するときそれが
化合物Aのように第2級アルコールの場合、化合物Aは
高分子H,′Lジオール等とジイソシアネート化合物を
反応させるとき反応の最初から存在させておくことがで
き、また、インシアネート基末端プレポリマーと2価の
鎖伸長剤とを反応させるときに存在させてもよい。さら
には、その後ポリウレタン形成反応が進行している時点
でその粘度が目的の粘度となった時点で加えることもで
きる。化合物Bは第1級アルコールであるので、プレポ
リマーに鎖伸長剤とともに使用するか、最終的なポリウ
レタン形成反応の途中で使用することが好ましい。
本発明では、上記ピペリジン環モノオールを分子量調節
剤として用い、生成するポリウレタンの数平均分子量を
約3万〜8万に調節することが好ましい、ポリウレタン
の数モ均分イ量が約3万より小さくなるとホットメルト
接着剤として用いたときに耐水性、耐溶剤性、機械的物
性などが悪くなる。また、メルトしたときの溶融粘度も
低くなりすぎる。一方、約8万を超えると接着剤の熱時
流動性が悪くなり、ナイロンなどの布地の場合にrlj
地のfl、8温度以1−に温度を上げないと接着しにく
い、また、接着縫製などに用いた場合には、熱収縮によ
り、表布地のツレの問題を生じることになり、好ましく
ない。
本発明のもう一つの特徴は1分子Flが500以」二の
高分子量ジオール(a) 、  2価イソシアネート化
合物(b)、鎖伸長剤(c)および分子量調節剤(d)
を主成分とし、b◆(Had八十へ+り÷dの重量比を
約0.2〜0.5として反応させることにある。
より好ましくは、b+c+d/a+b+c+dのm G
E比を約0.25〜0.45として反応させる。繊維用
のホットメルト接着剤の要求性俺にその接着剤の柔軟性
があり、特にフィルム状でホットメルト接着剤を用いた
ときには接着部の風合が非常に重要である。 b+c+
d/a+b+c+dのffj H比が約0.5を超える
と、接着剤は固くなり、接着部には粗硬感が残り表地の
風合を損うことになる。したがって、b+c+d/a+
b+c+dのm ’+i:比は小さい方がホットメルト
接着剤の柔軟性は向りする。しかしl)+C”d/a+
tl+c”d (7) + 州北が約0.2未満になる
と耐水性、耐溶剤性、機械的物性が低下して問題となる
ので約0.2〜0.5が好ましい、より好ましくは約0
.25〜0.45がよい、また、接着部の風合には高分
子・ジオール(a)の構造も大きく影響し1本「1的に
は1分子−埴が500以上のポリエステルジオールまた
ーはポリオキシテトラメチレンジオールがよい。より好
ましくは、分子量eo。
〜3000のポリエステルジオールまたは分子量600
〜2000のポリオキシテトラメチレンジオールがよい
、ポリエステルジオールとしてはポリエチレンアジペー
ト、ポリブチレンアジペート、ポリヘキシレンアジペー
ト、ポリネオペンチルアジペート、ポリエチレン−ブチ
レンアジペート、ポリネオペンチル−ヘキシジルアジペ
ートなどのアジピン酸と1種あるいは2種以−ヒの2価
アルコールのエステルの他、ポリ力プロラクトンジオー
ルやフタル酸エステルジオールなどがある。繊維用ホッ
トメルト接着剤用には特に接着剤の柔軟性が特に高いポ
リエチレン−ブチレンアジペートを用いることが好まし
い。
さらに、高い耐水性を要求させる場合はポリエチレン−
ブチレンアジペートと疎水性の比較的高いポリエステル
ジオールと混合して用いるのが好ましい。疎水性の比較
的高いポリエステルジオールとしてはポリブチレンアジ
ペート、ポリヘキシレンアジペート、ポリネオペンチル
アジペート、ポリネオペンチル−ヘキシルアジペートが
よい、ポリエチレン−ブチレンアジペートの1171合
は全ジオールに対し約20〜100iRGk%がよく、
より好ましくは約25〜75 !1f破%がよい、疎水
性の高いポリエステルゲルコールが約80重州%を超え
ると、ホットメルト接着剤フィルムの柔軟性が劣るばか
りでなく、耐溶剤性(#ドライクリーニング性)が悪く
なり易い。
またポリオキシテトランメチレンジオールをポリウレタ
ン系のホットメルト接着剤に用いた場合、ポリエステル
ジオールに比べ耐水性は高いが、耐溶剤性が少し劣る。
その傾向はポリオキシテトラメチレンジオールの分子量
の高いほど顕著である。そのためポリオキシテトラメチ
レンジオールノ分子 :tSSe2O3〜2000カ好
マシく、さらに好ましくは600〜1200がよい。
2価イソシアネート化合物(b)としては、芳香族、脂
肪族、脂環族、その他のジイソシアネート化合物やその
変性物を使用しうる。たとえば、トリレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレン
ジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、
キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、ヘキサヒドロトリレンジイソシアネート、インホ
ロンジイソシアネートなどがある。これらは異性体混合
物であってもよく、またその一部ないしは全部が変性物
であってもよい、最も好ましい2価イソシアネートはジ
フェニルメタンジイソシアネートである。
鎖延長剤(C)としては、第1級水酸ノ、(またはアミ
7基を2個有する分子ム1約300以下の化合物であり
、その内でも特に分子ム)約200以ドの脂肪族2価ア
ルコールが好ましい、2価の鎖延長剤としては、たとえ
ばエチレングリコール。
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、1.4−ブタンジオール、1.8
−ヘキサンジオール、ネオペンチルゲルコール、N−メ
チルジェタノールアミン、エチレンジアミン、イソホロ
ジアミン、ジアミノジシクロヘキシルメタン、ジアミノ
ジフェニルメタンなどがあり、特に1.4−ブタンジオ
ールと1.8−ヘキサンジオールが好ましい、なお、こ
れらの2価の鎖伸長剤は2種以りを併用してもよい。
上記したポリウレタン系ホットメルト接着剤の主属ネ1
の使用割合は、前述のようにb+c+d八すb+c+d
の屯雀比で限定されるが、インシアネートインデックス
においても約0.8〜1.05になるように、使用割合
は調節することが好ましい。
さらに好ましくはインシアネートインデックスは 0.
93〜1.03になるのがよい、インシアネートインデ
ックスが1,05を超えると、ウレタン形成反応のとき
に過剰のイソシアネートにより、架橋反応が起り易く、
ホットメルト接着剤の熟時流動特性を悪くする。また、
インシアネートインデックスが0.8未満になると耐水
性、耐溶剤性、機械的物性などが低下し易い。
ポリウレタン系のホットメルト接着剤は、上記の主原料
から得られるが、他に副原料としてたとえば触媒、安定
剤1着色剤などが使用される場合がある。触媒としては
、有機金属化合物、特に有機スズ化合物や第3級アミン
が適ちである。安定剤としては、紫外線吸収剤、光安定
剤、醜化防+h剤などが使用され得る。
L記原料を使用し、プレポリマー法、擬プレポリマー法
などの方法によってポリウレタン系のホットメルト接着
剤が製造される。未発IIJ11においては、プレポリ
マーの粘度が非常に高いので、高分子−ジオールの一部
を鎖延長剤と一緒にプレポリマーにあとから加える擬゛
プレポυ、の採用が好ましい。
本発明のホットメルト接着剤は、テープなどのフィルム
状として用いたときに特に有効で、フィルムの成形方法
としては、溶融製脱法が好ましく、通常の押出機を用い
て軟化・溶融温度よりlθ〜100°C程度高い成形温
度でフィルム状に押出し、フィルムとする。このフィル
ムの厚さは特に限定されないが約50g−1mmが適当
である。フィルムはエンボスを付けても良いが積極的に
は延伸しない方が好ましい。こうして得たポリウレタン
系のフィルム状ホットメルト接着剤をたとえば同一もし
くは別種のに% !uまたは不a4jの間に挟み、ホッ
トローラー、ホットプレス、アイロンがけなどの手段で
加熱軟化させて接着を行なう。
本発明のホットメルト接着剤はテープなどのフィルム状
に成形して用いられるように特に設計されたものである
が、ブロックをそのまま溶解してロールコータ−、ノズ
ル等の一般的なホットメルトアプリケーターの使用によ
り’A Itjすることも可能である。また、粉末化し
て、接着に供することもlI■能である。また、本発明
のホットメルト接着剤は前記のように特に繊維用接ri
剤に適したものであるが、比較的機械的物性の高い接着
剤であるので、繊維以外の基材、たとえばプラスチック
、金属、セラミック、木質材など、の同一あるいは異な
る基材相互の接着、あるいはこれらと繊維基材との接着
に用いることもできる。たとえば、アルミニウムなどの
金属のシートや箔、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂
、ポリウレタン樹脂などのプラスチックのシート、フィ
ルム、成形物、ポリウレタン系塗料やアクリル系塗料の
コーティング表面、ガラス、陶磁器、木材などの表面に
対して高い接着性を有し、これらの同種基材間あるいは
異種基材間の接着や、これら基材とm雄具材間の接11
′に用いることができる。繊維基材としては、ナイロン
、ポリエステル、アクリル、綿、その他の材質の繊維の
織41や不織iIjなどが適ちである。特にこれら材質
の繊維の?i独や混紡、あるいは他の材質の繊維との混
紡からなる衣料用の布帛とプラスチックフィルム等の接
着に適している。
[実施例] 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、実施
例中「部」は断らない限り、I H,+、部を表す。ま
た、「分子量」とはゲルバーミンションクロマトグラフ
より測定した数モ均分子量を表す。
実施例1 分子量約2000のポリエチレン−ブチレンアジペート
ジオール(以下PEBAという)65部を加熱真空脱気
して脱水した後、ヒンダーピペリジノール(即ち2,2
,8.8−テトラメチル−4−ヒトロキシヒヘリジン)
1.5部を混入してPEBAに攪拌溶解し、これにジフ
ェニルメタンジイソシアネート(以下に旧という) 2
7.2部加え、窒素気流下80℃で2時間攪拌した。こ
の反応混合物にY′め混合シタ分(、:、:約2000
f71 PEBA35部及び1.4−ブタンジオール(
以ド1,4−B[lという)4.6部の混合液を加えて
、速やかに攪拌混合した。反応の開始とともに発熱がみ
られ、約5分後、これをフッ素樹脂被覆した乾燥容器に
注ぎ込み、+30°Cで5時間保持して分子jii4 
、8ガのポリウレタンからなるポリウレタンホットメル
トブロックを得た。このブロックを粉砕し、丸ペレット
化した後、40mmφr1i軸押出機で約1軸押−15
0℃(7) 押出温度で厚さ150 gのフィルムを押
出製11!2化した。イlIられたフィルムの引張強度
は約180kg/c+a2であった。このフィルムを1
cm幅のテープにスリットし、2枚の〒/Cブロード(
ポリエチレンテレフタレート布帛/綿IHi )の間に
挟み、120℃、140℃、160℃に加熱したホット
プレス機を用いて1kg/C112の圧力で1osec
間加熱圧7+せしめたところ、接77部分の剥離強度は
各々3.5,4,1,4.5 kg/c+aであった。
接着部の風合は全く損われず、織布からの侵み出しもな
かった。また、接着したT/Cブロードを洗剤濃度0.
3z、浴比1:50、時間10分×5回、温度80°C
(7)条件で試験した耐洗濯性テスト、およびパークロ
ルエチレン中、25℃、10分×5回で試験した耐ドラ
イクリーニング性テストをそれぞれ実施した結果、接着
力は各々96%、及び92%に保持されていた。
比較例1 分子”JL :A f’J剤として、ヒンダードピペリ
ジツールのかわりに、l−ブタノール0.71部(実施
例1のヒンダードピペリシノールと同モル数)を用いて
、他は実施例1と全く同様の方法で分子−量4.6刀の
ポリウレタンを得た0次いで、実施例と同様に150終
厚のフィルムを作り、T/Cブロードへの接着性を調べ
たところ、 +20 ’0140℃、+eo℃での剥離
強度は!、5 、 L、S 、 1.9kg/c騰であ
り、#洗濯性テストでは全て剥離した。尚。
このフィルムの引張強度は60kg/Cm2とかなり低
かった。
比較例2 分子−i+i:約2000ノPEBA65% ヲ加熱真
空説気シテ脱水した後、ビンターピペリンノール1.5
部を混入してPEBAに攪拌溶解し、これにMDI 8
0.2部加え、窒7も気流ド80℃で2時間撹拌した。
この反応混合物に分子−H,H約2000(7) PE
BA35部、!: 1.4−B[123,3部の混合液
を加えて、速やかに攪拌混合させた。以ド実施例1と同
様の方法でポリウレタンヲ畳(分(=、ニー7.5万)
 、  コレヨリ150 p厚c7)フィルムを作った
(引Iム強度は530kg/c+e2 )ところ、フィ
ルムは硬< T/Cブロードへの接11部は粗硬感が残
り、120℃、140℃、160°Cでの剥離強1隻は
各々1.8,2.Ei、4.0kg/cmであった。
比較例3 分子+、H約2000のPEBA85部を加8真空説気
して脱水した後、ヒンダーピペリジノール1.5iMH
ヲ混入してPEBAに攪拌溶解し、これにM[lI 1
8.8部加え、窒素気流下80℃で2時間攪拌した。こ
の反応混合物に分子;iシ約2000のPEBA35部
と1.4−BDl、7部の混合液を加えて、速やかに攪
拌混合させた。以下実施例1と同様の方法でポリウレタ
ンを得(分子1,1.3 、 Q万)、これより100
 角厚のフィルムを作った(引’に強度は40kg/C
mパ)ところ、120℃、140℃、160°Cでの1
1部強度は各// 1.2,1.1,0.9kg/cm
であり、#洗濯性テスト及び耐トライクリーニング性テ
ストでは全て剥離した。
実施例2 分子−¥約2000のPEBA85部を加熱真空脱気し
て脱水した後、ヒンターピペリジノー/l/ l −O
KB 全混入してPEBAに攪拌溶解し、これにMDI
 45.4部加え、窒素気流ド80°Cで2時間撹拌し
た。この反応混合物ニ分子、 :、:約1000ノPE
BA35部、!: 1,4−BDl、5部の混合液を加
えて、速やかに攪拌混合させた。以ド実施例1と同様の
方法でポリウレタンを7す(分子−YB2ガ)、これよ
り厚さ150にのフィルムを作り(引・脹強度は380
 kg/c+a2)、ナイロン/Ijへの接着性を調べ
たところ、120℃、140°C5160’cでの剥離
強度は各々3.1゜4.0,4.3kg/cmであり、
また耐洗濯性テスト及び耐ドライクリーニノグ性テスト
後の接着力は各々97z、及び92%であり、いずれも
良好な結果であった。
実施例3 分−f j、: 約2000ノPEBA32.51 、
!:分子 ;、ニー約2eOOC7)ポリヘキシレンア
ジペートシオール(以下PHAという) 32.5部を
混合し、を加熱真空脱気して脱水した後、ヒンターピペ
リジノール1.0 ?Bを混入してPEBAに攪拌溶解
し、これにMDI 25.9部加え、窒素気流ド80℃
で2時間攪拌した。この反応混合物ニ分子−早約200
0(7) PEBA17.5部1分子1、j約2600
のPRA I7.5部及び1.6−ヘキサンジオール(
以ド1,8−)10という)6.4部の混合液を加えて
、速やかに攪拌混合させた。以ド実施例■と同様の方法
でポリウレタンを得(分子!+¥6万)、これより厚さ
100 JLのフィルムを作った(引張強度は280 
kg/cm’) 、このフィルムを幅1C11のテープ
状にスリットし、T/Cブロードへの接着性を調へたと
ころ、140℃での7す敲強度は各々4.3kg/cm
であり、接着剤の風合は良Dfであった。また耐洗l「
性テスト及び耐ドライクリーニング性テストの後も良好
な接着力を保持していた。
1−記のフィルムを、PETフィルム/ナイロン布帛、
ウレタンフィルム/ナイロン布帛の間に挟んで接着力を
調べた。120〜1[i0℃でいずれも剥離強度2.0
〜B、5kg/cmという高い接着性を示し、接着部は
柔軟性があった。
実施例4 実施例3において、分子量調節剤であるヒンダードピペ
リジツールの添加址を0.3部、0.5部、1.0部、
 1.5 fll、 2.0部と変えて、他は全て実施
例3と同様の方法で5種のフィルムをつくり、子ト1〔
れのフィルムの分子量−及び弓1張強度をJX ’dし
、さらに、テープ状にスリットしてT/Cブロードに対
する接11性及び接着したT/Cブロードの耐洗濯性を
調べた。(表1)表1 10・・・・・・接r1力80%以り保持(lすれなし
)Δ・・・・・・接7.力保持率80% (711れな
し)未満×・・・・・・剥れる 実施例5 分子111約1000のポリオキシテトラメチレンジオ
ール(以ドPTMGという)65部を加熱真空脱気して
脱水した後、ビンダーピペリジノール1.5部を混入し
てPTMGに攪拌溶解し、これにMDI44.1部加え
、窒素気流)80℃で2時間攪拌した。この反応混合物
に分子量約1000のPTMG35部と1.8−HD 
8.2部の混合液を加えて、速やかに攪拌混合させた。
以下実施例1と同様の方法でポリウレタンを得(分子量
6万)、これより厚さ、150pLのフィルムを作り(
引張強度は300 kg/crn’) 、 T/Cブロ
ードへの接着性を調べたところ、120℃、140℃、
160℃での剥離強度は各// 3.3.3.8.3.
9kg/cmであり、接着部の風合は良好であった。ま
た、耐洗濯性テスト及び耐ドライクリーニン性グチスト
の後も良好な接着力を保持していた。
[発明の効果] 本発明のホットメルト接着剤は、接着性が優れた風合を
有し、かつ耐水性(耐洗濯性)、耐溶剤性(耐ドライク
リーニング性)にも優れており、ナイロン、ポリエステ
ル、アクリル、綿、またその混紡の衣料711帛の接着
剤として最適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分子量が500以上の高分子量ジオール(a)、2
    価イソシアネート化合物(b)、鎖延長剤(c)および
    分子量調節剤(d)を主成分とし、分子量調節剤(d)
    の少なくとも一部にヒンダード窒素原子含有ピペリジン
    環を有するモノオールを用い、さらにb+c+d/a+
    b+c+dの重量比を約0.2〜0.5として反応させ
    て得られるポリウレタン系のホットメルト接着剤。 2、ポリウレタンの数平均分子量が約3万〜8万である
    、特許請求の範囲第1項のホットメルト接着剤。 3、高分子量ジオール(a)がポリエステルジオールで
    ある、特許請求の範囲第1項のホットメルト接着剤。 4、高分子量ジオール(a)がポリオキシテトラメチレ
    ンジオールである、特許請求の範囲第1項のホットメル
    ト接着剤。 5、ホットメルト接着剤がフィルム状ホットメルト接着
    剤である、特許請求の範囲第1項のホットメルト接着剤
    。 6、ホットメルト接着剤が繊維用のホットメルト接着剤
    である、特許請求の範囲第1項のホットメルト接着剤。
JP12727186A 1985-06-07 1986-06-03 ホツトメルト接着剤 Granted JPS6289782A (ja)

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